JPH0738866B2 - 吸収体表面シートおよび吸収体製品 - Google Patents

吸収体表面シートおよび吸収体製品

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JPH0738866B2
JPH0738866B2 JP2067688A JP6768890A JPH0738866B2 JP H0738866 B2 JPH0738866 B2 JP H0738866B2 JP 2067688 A JP2067688 A JP 2067688A JP 6768890 A JP6768890 A JP 6768890A JP H0738866 B2 JPH0738866 B2 JP H0738866B2
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Description

【発明の詳細な説明】 ○産業上の利用分野 本発明は、使い捨ておむつ,ナフキン,紙おしぼり,紙
雑巾,紙ウエス,パフ,香水マット,紙マスク,トレー
(食品容器)挿入用の吸水マット、水分・薬品等の補給
用の吸水マット等の吸収体製品に関するものである。
○従来技術 実公昭62−20194号公報「生理用表面材」には、熱融着
繊維を含む綿体の両面を不織布で覆って三層構造とし、
凹部ローラと凸部ローラ(熱ローラ)による加熱押圧加
工により多数の貫通孔を形成した吸収体を開示してい
る。
○発明が解決すべき課題 上記の公知技術においては、多数の凹部を形成すること
で吸収体表面のドライ性(乾燥性)を良くして肌ざわり
を良くするのみではあるが、貫通孔を形成するものであ
るため体液等の吸収が貫通孔近傍に集中して体液等が吸
収体に全体的に拡散しない問題点がある。
また、貫通孔の存在により吸収体は露出しているため、
体液等が逆流して吸収体表面に洩れて湿潤感を使用者に
与える問題点がある。
よって、本発明は、吸収体表面シートの表面に多数の凹
所を形成して多孔面とした吸収体表面シートにおいて、
吸収体表面シートの裏面側の吸収体への体液等の拡散性
を高め均一的に吸収体へ体液等を誘導するとともに、吸
収体より吸収体表面シートへの体液等の逆流を阻止する
ことを課題とする。
○課題を解決するための手段 本願第1発明は、熱融着繊維を含む解繊パルプの両面に
熱接着性の不織布を配置して熱融着性の解繊パルプを不
織布で覆った三層構造とし、不織布の上方よりのヒート
エンボス加工により表面に多数の凹所を形成し、前記凹
所についてその底面を解繊パルプ層に位置させて、凹所
の底面と下方の不織布との間に解繊パルプを存在させ
る。
本願第2発明は、第1発明における凹所について、凹所
の底面において上方の不織布と下方の不織布とを接着さ
せることで、上方の不織布と下方の不織布との間に解繊
パルプを不存在とする。
本願第3発明は、第1発明の吸収体表面シートと、吸収
体パッドと、防水性の背面シートとの積層により吸収体
製品を構成する。
本願第4発明は、第2発明の吸収体表面シートと、吸収
体パッドと、防水性の背面シートとの積層により吸収体
製品を構成する。
○実施例 以下、図面に示す実施例にもとづいて説明する。
第1図および第2図は、本願第1発明を実施した吸収体
表面シートA1を示し、解繊された熱融着性のパルプ2
を、上方より熱融着性の不織布1で、下方より熱融着性
の不織布3で包み込んで構成し、表面側をに多数の凹所
4を形成して多孔面Cを形成する。
不織布1、3は、熱融着型,接着型,接着型(ホットメ
ルト接着剤含有),スパンボンド法、直接紡紙法等のヒ
ートシール(加熱接着)を可能とするものとし、パルプ
2は熱融着繊維を含有する構造とする(実施例では、熱
融着繊維を15%ないし50%とした)。
凹所4は、上述の熱融着性のパルプ2と熱接着性の不織
布1に対し、不織布側よりヒートエンボス装置(加熱手
段を内装し周面に多数の凸状模様を形成したエンボスロ
ーラを含む、加熱押圧刻印装置)で、加熱しつつ押型で
押圧されることで形成され、第2図に示すごとく、パル
プ2内の融着性繊維の融着により形成された融着パルプ
2aと不織布1の熱接着性により不織布1とパルプ2とは
固定され一体化している。また、裏面側の不織布3も融
着パルプ2aと不織布3の熱接着性により融着して一体化
している。
第3図は、本願第2発明の実施例を示し、凹所4の深さ
を大として表面側の不織布1と裏面側の不織布3とを接
近させ溶融パルプ2aを介して両不織布1、3を接着し、
吸収体表面シートA1の強度を高めている。
なお、表面側の不織布1と裏面側の不織布3とは、同一
素材としてもよいが、異なる素材としてもよい。特に、
裏面側の不織布3は、表面側の不織布1のごとく肌ざわ
りの問題を生じないので、厚手のものを使用して吸収力
を高めたり、パルプ、チップ等の素材を含んで破裂強さ
の高いものとする等の、任意の素材特性の選択ができ
る。
第4図および第5図は、本願第3発明をナプキンに実施
した場合を示し、本願第1発明の吸収体表面シートA1
と、防水性の裏面シート6との間に吸収体パッド7を包
み込んで構成するもので、公知のナプキンにおいて表面
シートを本願第1発明の吸収体表面シートとしたことを
特徴とするものである。
第4図において、8はエンドヒートシール部分を示し、
本発明においては、パルプ2を介在した状態でも融着パ
ルプ2aにより上側の吸収体表面シートと下側の防水性の
背面シート(P・Eシート)とを加熱接着することがで
きる。
本発明の吸収体表面シートは、第6図に示すごとく、凹
所の存在により体液等は矢印方向に導かれて、拡散性は
高められ、裏面側の不織布3より吸収体パットへ迅速に
吸収され吸収体表面シートの表面の乾燥性が高められナ
プキン、使い捨ておむつ等の使用感が良好となる。ま
た、凹所は底面が貫通していないので体液等が吸収体表
面シートの表面側へ逆流することがない。
○発明の効果 本願第1発明の吸収体表面シートは、多数の凹所による
多孔面の形成と、表面側の不織布とバルプと裏面側の不
織布との三層構造とにより、吸収性,拡散性を高めて吸
収体表面シートの表面の乾燥性を高めることができると
ともに、パルプ層の介装により吸収力があるので表面シ
ートのみでも吸収体製品として各種の薬品、液体の吸収
用に用いることができるものであるが、凹所の底面は裏
面側の不織布を貫通していないので凹所より裏面側に直
接流出することがなく、熱融着繊維のおよび熱接着性の
不織布の加熱押圧加工により形成された凹部の周面は多
孔性で透過性がよく解繊パルプ内へ均一的に浸透するこ
とで、体液等が凹部の近傍に集中することがなくて、体
液等の吸収性および拡散性が、底面を貫通した凹部によ
る多孔面を有する公知の三層構造の吸収体表面シートに
比して体液の吸収性がよく体液等の逆流のおそれがな
い。
本願第2発明の吸収体表面シートは、第1発明における
凹所について、凹所の底面において上方の不織布と下方
の不織布とを接着させたので、凹所の底面に貫通孔が存
在しないので第1発明と同様の効果を有するとともに、
凹所の周面面積が大であるので、凹部の周面より解繊パ
ルプ内への浸透性がよく、三層構造の吸収体表面シート
への体液等の吸収性、拡散性が良好である。
本願第3発明および第4発明は、それぞれ本願第1発明
および第2発明の吸収体表面シートと、吸収体パッド
と、防水性の背面シートとの積層により吸収体製品を構
成することで、吸収体表面シートより吸収体パッドへの
体液等がより均一的に流出して吸収体表面の乾燥性を高
めるにことにより、ナプキン、使い捨ておむつ等に適用
するときは肌ざわりを良好にすることができる。
さらに、凹所の底面に貫通孔が存在しないことで、吸収
体表面シートに凹所が存在するが、吸収体パッドが露出
することがなく、吸収体より吸収体表面シートヘの体液
等の逆流を阻止される。従って、体液等が逆流して吸収
体製品の表面に洩れて使用者に湿潤感を与える公知技術
における問題点を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願第1発明の実施例を示す吸収体表面シート
の斜視図、第2図は同じく断面図、第3図は第2発明の
実施例を示す断面図である。 第4図および第5図は、本願第3発明の実施例を示すナ
プキンを示し、第4図は斜視図、第5図は断面図であ
る。 第6図は、本願発明の作用説明図である。 1,3……不織布 2……パルプ 2a……溶融パルプ A1……吸収体表面シート C……多孔面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61F 13/54 D04H 1/54 Q 7199−3B D06C 23/04 B A41B 13/02 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱融着繊維を含む解繊パルプの両面に熱接
    着性の不織布を配置して熱融着性の解繊パルプを不織布
    で覆った三層構造とし不織布の上方よりのヒートエンボ
    ス加工により表面にその底面が解繊パルプ層に位置する
    多数の凹所を形成して表面側を多孔面とし、凹所の底面
    と下方の不織布との間に解繊パルプが存在することを特
    徴とする吸収体表面シート。
  2. 【請求項2】熱融着繊維を含む解繊パルプの両面に熱接
    着性の不織布を配置して熱融着性の解繊パルプを不織布
    で覆った三層構造とし不織布の上方よりのヒートエンボ
    ス加工により表面に多数の凹所を形成して表面側を多孔
    面とし、前記凹所についてその底面を下方の不織布に達
    する位置として前記凹所の底面において互いに上方の不
    織布と下方織布とを接着したことを特徴とする吸収体表
    面シート。
  3. 【請求項3】熱融着繊維を含む解繊パルプの両面に熱接
    着性の不織布を配置して熱融着性の解繊パルプを不織布
    で覆った三層構造とし不織布の上方よりのヒートエンボ
    ス加工により表面にその底面が解繊パルプ層に位置する
    多数の凹所を形成して表面側を多孔面とし凹所の底面と
    下方の不織布との間に解繊パルプが存在する吸収体表面
    シートと、防水性の背面シートとの間に、吸収体パッド
    を積層することにより構成されていることを特徴とする
    吸収体製品。
  4. 【請求項4】熱融着繊維を含む解繊パルプの両面に熱接
    着性の不織布を配置して熱融着性の解繊パルプを不織布
    で覆った三層構造とし不織布の上方よりのヒートエンボ
    ス加工により表面に多数の凹所を形成して表面側を多孔
    面とし前記凹所についてその底面を下方の不織布に達す
    る位置として前記凹所の底面において互いに上方の不織
    布と下方織布とを接着した吸収体表面シートと、防水性
    の背面シートとの間に、吸収体パッドを積層することに
    より構成されていることを特徴とする吸収体製品。
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