JPH073912U - 自動送り機構付き可搬穿孔装置 - Google Patents

自動送り機構付き可搬穿孔装置

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JPH073912U
JPH073912U JP3824793U JP3824793U JPH073912U JP H073912 U JPH073912 U JP H073912U JP 3824793 U JP3824793 U JP 3824793U JP 3824793 U JP3824793 U JP 3824793U JP H073912 U JPH073912 U JP H073912U
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勝治 渋谷
正宏 新川
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株式会社渋谷製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量コンパクトで、ストローク位置に拘らず
ほぼ一定の圧力でコアビットを被穿孔物に対して押圧す
る事が出来、圧力調節も容易な自動送り機構付き可搬選
考装置を提供する事。 【構成】 定荷重ばねと油圧ダンパとを備える自動送り
機構の付いた可搬穿孔装置、また同装置であって、定荷
重ばねが、収縮付勢方向が穿孔方向と同一もしくは反対
方向となるように配置された複数箇の単位定荷重ばねの
組合せである圧力調節の容易なもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動送り機構付き可搬穿孔装置に関し、より詳しくは軽量コンパクト で比較的ストロークが長くとれ、送り圧力の調節が可能な自動送り機構付き可搬 穿孔装置に関する。
【0002】
【従来技術と課題】
従来、ドリルまたはコアビット等の可搬穿孔装置に用いられる自動送り機構は 例えば図10に示されるような電動自動送り機構であり、減速機付き電気モータ 201より電磁クラッチを介してピニオンを駆動するものであったから、必然的 に構造の複雑化と重量増を免れず、コンクリート建造物、ヒユーム管、U字溝等 の天井部や側壁部を穿孔するために使用する可搬式穿孔装置には使用し難いとい う問題点があった。加えてこれらの電動式自動送り装置には、送り方向切換、電 動機電流制御等を行うための制御器202を備える必要があり、この制御器は穿 孔ヘッドのスライドブロック等に付設する場合もあり、また別体として例えば床 上に備える場合もあったが、全体として構造の複雑化、重量増を避ける事は出来 なかった。穿孔モータ(大きいもので3KW程度)の作動により電灯電源では電 圧降下が生じ、これが誤動作の原因になる事があった。
【0003】 またより単純化するために単なるコイルスプリング、もしくはコイルスプリン グ内装シリンダ等が用いられる事があったが、長さの割りにリニアな伸長もしく は圧縮ストロークが小さく、振動発生時のダンピング(収束)が良くないという 問題点があった。
【0004】 そして、ガスの圧縮・膨張復元を利用したガス入りシリンダである所謂ガスス プリングも試みられたが、これはコイルスプリングよりも振動に対する収束が良 いという利点はあるものの、不慮貫通等で急に負荷がなくなった時とか、穿孔ヘ ッドを無負荷で移動させる時等にガススプリングの復元圧力によってレバー8を 急速に回転させると共に回転刃物が急速に軸方向移動する結果、刃物が被穿孔物 表面その他に激突したり、作業者の身体に当たって受傷する等という危険性があ った。
【0005】 そこで本考案者等はガススプリングに、油圧ダンパ等の液圧ダンパを組み合わ せて自動送り機構とする事によりこれらの課題を解決し得る事を見出し、既に実 用新案登録出願済みである。
【0006】 しかし、なおガススプリングの復元挙動は、バネ常数はコイル等に比して小さ いものの、基本的にはHookの法則に従うので、ストローク位置によってコア ドリル先端部と被穿孔物との間に働く圧力が変化する事が避けられないという問 題点があった。
【0007】 なお液圧ダンパの機能には、あく迄も不慮貫通等で急に無負荷となる場合のよ うな過渡現象における急激な刃先移動を抑制するとか、振動の収束を図る点にあ るので、準静的な刃先移動時には格別の機能は発揮し得ない。
【0008】 そこで本考案者等はガススプリングに代えて定荷重ばねを使用する事により、 いずれのストローク位置にも拘らず一定した刃先圧力が得られる事を見出し、本 考案に到達した。
【0009】
【考案の目的】
本考案は、軽量コンパクトで、ストローク位置に拘らずほぼ一定の圧力で、コ アビットを被穿孔物に対して押圧する事が可能な自動送り機構付き可搬穿孔装置 を提供するにある。
【0010】 本考案の他の目的は送り圧力調節を容易化する事である。
【0011】
【考案の構成】 本考案により、 ガイドと、ガイドに沿って摺動可能な穿孔ヘッドと、穿孔ヘッドを軸方向に駆 動する自動送り機構とを備える自動送り機構付き可搬穿孔装置において、自動送 り機構が定荷重ばねと油圧ダンパとを備える自動送り機構である事を特徴とする 自動送り機構付き可搬穿孔装置(請求項1)、 定荷重ばねが、収縮付勢方向が穿孔方向と同一もしくは反対方向になるように 配置された複数箇の単位定荷重ばねの組合せでなる組合せ定荷重ばねである請求 項1に記載の自動送り機構付き可搬穿孔装置(請求項2)、 定荷重ばねが、穿孔方向に2箇の単位定荷重ばねと反対方向に1箇の単位定荷 重ばねの組合せ定荷重ばねである請求項2に記載の自動送り機構付き可搬穿孔装 置(請求項3) および 定荷重ばねが、複数の、鉤付き定荷重ばねである請求項1に記載の自動送り機 構付き可搬穿孔装置(請求項4) が提供される。
【0012】 以下に実施例を用いて本考案を詳細に説明する。
【0013】
【実施例】
図1は本考案実施例1の側面図(穿孔ヘッド上昇時)、図2は同側面図(穿孔 ヘッド下降時)、図3は図2のA−A矢視図(背面図)、図4は片側の定荷重ば ねを用いた実施例2の正面図、図5は両側の定荷重ばねを用いた実施例3の正面 図、図6は更に裏側の定荷重ばねを用いた実施例4の側面図、図7は他の実施例 5の側面図、図8は回転式定荷重ばねの斜視図、図9は定荷重ばねの応力一歪み 特性図、図10は従来の電動式自動送り機構付き可搬穿孔装置である。
【0014】 図1,2,3,4,5,6,7,8において、 1は自動送り機構付き可搬穿孔装置、2はガイド柱、3は取付台、4はラック、 5はダンパ、6はスライドブロック、7はピニオン軸、7Aはピニオン、8はレ バー、9は穿孔ヘッド、10はモータ、11は減速機、12はコアビット、15 は鉤固定金具、20は定荷重ばね、21は定荷重ばね伸長部、25は鉤、30は 回転式定荷重ばね、30Aはホルダ、31は回転式定荷重ばねの伸長部、35は 回転式定荷重ばねの鉤、36は回転式定荷重ばねの回転軸、100は被穿孔物で ある。
【0015】 先ず基本的な実施例1から順に実施例5までを説明する。
【0016】 (実施例1) 図1,2,3において、取付台3は取付ボルト3Aによって被穿孔物100に 取付けられている。取付台3から垂直に(もしくは水平、その他の角度であって もよい。)ガイド柱2が伸びている。ガイド柱の正面側(図1では左面)にはラ ック4が固着されていて、スライドブロック6に枢着されたピニオン軸に固着さ れたピニオン7Aと噛合している。
【0017】 スライドブロック6はガイド柱2の外側を取り囲むようにして上下摺動自在に 遊嵌されている。スライドブロック6にはガイド柱2との間に例えば複数箇のニ ードルローラベアリング付きローラ乃至ボールベアリング等が付設されており、 荷重の前後左右のアンバランスによって摺動困難になる事を防いでいる。
【0018】 レバー8はピニオン軸7に固着されており、スライドブロック6他の重力もし くは後述する定荷重ばねの付勢力に抗してスライドブロック6を移動させる他、 コアビット12を被穿孔物100に初期噛込させる時、加圧力を増す目的等で使 用する。
【0019】 またスライドブロック6にはモータ10と減速機11及びコアビット12等よ りなる穿孔ヘッド9が固着されており、スライドブロック6と共にガイド柱2に 沿って移動可能である。
【0020】 またスライドブロック6の穿孔ヘッド側最下部には定荷重ばね20がリール2 0Aに巻き込まれた状態で枢着されている。定荷重ばね伸長部21の先端部には 金属板で作られた断面J字状の鉤25がリベット等で固着されており、この鉤2 5が、別途ガイド柱下部に配設固着された棒状の鉤固定具15に係止されている 。
【0021】 またスライドブロック6下部とガイド柱2の間にはオイルダンパ5が介設され ており、不慮貫通等の過渡現象を安定化すると共に振動を制振収束する。
【0022】 定荷重ばねは例えば大阪熱処理(株)製のコプリング(商標)の如く、一定ス トローク以上でほぼ一定の復元付勢力を持つ一種のぜんまいばねである。その特 性は図9に示されるようなもので、 伸びが増大しても荷重は変わらず、一定荷重を保つ。 初荷重が大きい。 伸びが大きく、原形の30〜50倍まで使用出来る。 同一スペースに収納した際弾性エネルギの蓄積量が大きい。 円滑に作動し、摩擦が少ない。
【0023】 等の特徴を持っている。
【0024】 従って本考案用途に対し極めて適した弾性復元力を発揮する。定荷重ばね20 の単位復元付勢力をRとすればこの場合の押圧力は1Rである。 (実施例2) 図4に示すように定加重ばね20を片側のみ用いた場合である。図5のように 両側の定荷重ばね20,20を用いれば押圧力は2Rとなるが、このように片側 のみとすれば簡単に押圧力を1/2の1Rとする事が出来る。 (実施例3) 図5に示すように押圧力は2Rとなる。但し、この場合裏側に定荷重ばねはセ ットされない。 (実施例4) 図6において、前側に2箇の平行配置された定荷重ばね20,20と、後側に 1箇の回転式定荷重ばね30を備えるものである。
【0025】 回転式定荷重ばね30は図8に示されるようなもので、回転軸36と図示しな い公知のクリックストップ機構によって180゜回動停止し得る構造になってい る。すなわち定荷重ばね30のホルダ30Aはスライドブロック6に対し、回転 軸36によって枢着されている。したがって定荷重ばね30の伸長部31及び鉤 35は上、下方向に選択的に伸長、係止出来る。
【0026】 図6の実施例4では下方向に係止しているので、穿孔ヘッドの押圧力は2R+ R=3Rとなる。 (実施例5) 図7において、摺動ブロックの押圧力は、前側に2箇の定荷重ばねにより2R 、後側に1箇の上向きの回転式定荷重ばねにより−R、従って2R−R=Rとな る。
【0027】 更に各定荷重ばねの復元付勢力をRまたは2R,3Rと整数倍とするか、乃至 は1/2,1/3と整数分の1とする事により、容易に全押圧力を調節する事が 出来る。
【0028】
【考案の効果】
本考案を実施する事により、前記目的のすべてが達成される。
【0029】 すなわち、軽量コンパクトで、ストローク位置に拘らずほぼ一定の圧力でコア ビットを被穿孔物に対して押圧する事が出来る、圧力調節の容易な自動送り機構 付き可搬穿孔装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の側面図(穿孔ヘッド上昇時)。
【図2】実施例1の側面図(穿孔ヘッド下降時)。
【図3】図2のA−A矢視図。
【図4】片側の定荷重ばねを用いた実施例2の正面図。
【図5】両側の定荷重ばねを用いた実施例3の正面図。
【図6】裏側の定荷重ばねを用いた実施例4の側面図。
【図7】他の実施例5の側面図。
【図8】回転式定荷重ばねの斜視図。
【図9】定荷重ばねの応力−歪み特性図。
【10】従来例の側面図。
【符号の説明】
1 自動送り機構付き可搬穿孔装置 2 ガイド柱 3 取付台 4 ラック 5 ダンパ 6 スライドブロック 7 ピニオン軸 9 穿孔ヘッド 12 コアビット 15 鉤固定金具 20 定荷重ばね 21 定荷重ばねの伸長部 25 鉤 30 固定式定荷重ばね 100 被穿孔物

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドと、ガイドに沿って摺動可能な穿孔
    ヘッドと、穿孔ヘッドを軸方向に駆動する自動送り機構
    とを備える自動送り機構付き可搬穿孔装置において、自
    動送り機構が定荷重ばねと油圧ダンパとを備える自動送
    り機構である事を特徴とする自動送り機構付き可搬穿孔
    装置。
  2. 【請求項2】定荷重ばねが、収縮付勢方向が穿孔方向と
    同一もしくは反対方向になるように配置された複数箇の
    単位定荷重ばねの組合せでなる組合せ定荷重ばねである
    請求項1に記載の自動送り機構付き可搬穿孔装置。
  3. 【請求項3】定荷重ばねが、穿孔方向に2箇の単位定荷
    重ばねと反対方向に1箇の単位定荷重ばねの組合せ定荷
    重ばねである請求項2に記載の自動送り機構付き可搬穿
    孔装置。
  4. 【請求項4】定荷重ばねが、複数の、鉤付き定荷重ばね
    である請求項1に記載の自動送り機構付き可搬穿孔装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10128735A (ja) * 1996-11-01 1998-05-19 Consec:Kk コアドリル
KR101635929B1 (ko) * 2016-03-14 2016-07-04 권득윤 항공등화용 철재홀 천공장치
JP2019168272A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 定荷重付与装置とこれを備えた含水・含気材料からなる被測定物の含水率測定装置

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