JPH0739251A - 塩生植物の栽培方法 - Google Patents
塩生植物の栽培方法Info
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- JPH0739251A JPH0739251A JP5210865A JP21086593A JPH0739251A JP H0739251 A JPH0739251 A JP H0739251A JP 5210865 A JP5210865 A JP 5210865A JP 21086593 A JP21086593 A JP 21086593A JP H0739251 A JPH0739251 A JP H0739251A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 海水中の有機或は無機成分を肥料として有効
に利用でき、且つ、海水中の塩分による病害虫の駆除効
果を高め、しかも、塩害による植物の枯死を防止できる
塩生植物の栽培方法を提供する。 【構成】 海1から送水ポンプ91及び送水管7により
海水を汲み上げ、その海水を各耕作地5で前記散水装置
51により散布するに当たり、各耕作地5付近の温湿度
及び日照時間を前記温度センサ53、湿度センサ55、
及び日照時間検出センサ57で検出し、また、前記送水
管7中の海水の流量を流量計95で計測し、それら検出
及び計測結果に基づいて前記送水ポンプ91の動作を制
御装置93で制御し、各耕作地5付近の気温や湿度、及
び日射量等で変化する水分の蒸発散量に応じ、それ以上
の量で海水を各耕作地5に散布するようにした。
に利用でき、且つ、海水中の塩分による病害虫の駆除効
果を高め、しかも、塩害による植物の枯死を防止できる
塩生植物の栽培方法を提供する。 【構成】 海1から送水ポンプ91及び送水管7により
海水を汲み上げ、その海水を各耕作地5で前記散水装置
51により散布するに当たり、各耕作地5付近の温湿度
及び日照時間を前記温度センサ53、湿度センサ55、
及び日照時間検出センサ57で検出し、また、前記送水
管7中の海水の流量を流量計95で計測し、それら検出
及び計測結果に基づいて前記送水ポンプ91の動作を制
御装置93で制御し、各耕作地5付近の気温や湿度、及
び日射量等で変化する水分の蒸発散量に応じ、それ以上
の量で海水を各耕作地5に散布するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩分を含んだ水で生育
可能な塩生植物を栽培する方法に関し、特に、塩害によ
る枯死の発生を防ぐことができる栽培方法に関するもの
である。
可能な塩生植物を栽培する方法に関し、特に、塩害によ
る枯死の発生を防ぐことができる栽培方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば砂漠地帯等、一年間を通じて高温
で降雨量が少ない地域では、農業の振興や緑化推進のた
めに、従来より、砂地を土壌改良したり、淡水化プラン
トを用いて砂地の潅漑を行っている。ところが、土壌改
良や海水の淡水化には巨額の費用が必要となる。また、
この様な、高温少雨の地域では、潅漑水量を上回る蒸発
散により、潅漑地の表層に塩類が集積し、一般作物の栽
培が不可能となる恐れがある。そこで、近年では、塩分
を含んだ水でも生育可能な塩生植物、例えば、食用油を
採取することができるサルコニア(和名:アツケシソ
ウ)等を栽培して、農業の振興や緑化推進を図る試みが
なされている。
で降雨量が少ない地域では、農業の振興や緑化推進のた
めに、従来より、砂地を土壌改良したり、淡水化プラン
トを用いて砂地の潅漑を行っている。ところが、土壌改
良や海水の淡水化には巨額の費用が必要となる。また、
この様な、高温少雨の地域では、潅漑水量を上回る蒸発
散により、潅漑地の表層に塩類が集積し、一般作物の栽
培が不可能となる恐れがある。そこで、近年では、塩分
を含んだ水でも生育可能な塩生植物、例えば、食用油を
採取することができるサルコニア(和名:アツケシソ
ウ)等を栽培して、農業の振興や緑化推進を図る試みが
なされている。
【0003】このような塩生植物を費用をかけずに栽培
するには、海水を利用するのが最も安上がりで好まし
く、そのようにすれば、海水中に含まれる有機或は無機
成分を肥料の一部として利用できる他、海水中の塩分で
病害虫の駆除を行えるという一石二鳥のメリットがあ
る。反面、上述したように、砂漠地帯等は高温で降雨量
が少ないため、海水をそのまま散布すると、水分が蒸発
散し塩分だけが土壌中に堆積して、耕作地の地中塩分濃
度が海水の塩分濃度を上回り、塩生植物の浸透圧に変化
が生じ給水機能が損なわれて、塩害により塩生植物が枯
死してしまう。そこで、従来は、海水を希釈して散布す
る方法が一般的に用いられていた。
するには、海水を利用するのが最も安上がりで好まし
く、そのようにすれば、海水中に含まれる有機或は無機
成分を肥料の一部として利用できる他、海水中の塩分で
病害虫の駆除を行えるという一石二鳥のメリットがあ
る。反面、上述したように、砂漠地帯等は高温で降雨量
が少ないため、海水をそのまま散布すると、水分が蒸発
散し塩分だけが土壌中に堆積して、耕作地の地中塩分濃
度が海水の塩分濃度を上回り、塩生植物の浸透圧に変化
が生じ給水機能が損なわれて、塩害により塩生植物が枯
死してしまう。そこで、従来は、海水を希釈して散布す
る方法が一般的に用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、海水を
希釈して散布する従来の方法では、海水を希釈するため
に淡水や希釈装置等が別途必要となる不具合があり、ま
た、海水中の有機或は無機成分を有効に利用できないと
共に、海水中の塩分による病害虫の駆除効果が低下して
しまう不具合があった。本発明は前記事情に鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的は、海水中の有機或は無機成
分を肥料として有効に利用でき、且つ、海水中の塩分に
よる病害虫の駆除効果を高め、しかも、塩害による植物
の枯死を防止できる塩生植物の栽培方法を提供すること
にある。
希釈して散布する従来の方法では、海水を希釈するため
に淡水や希釈装置等が別途必要となる不具合があり、ま
た、海水中の有機或は無機成分を有効に利用できないと
共に、海水中の塩分による病害虫の駆除効果が低下して
しまう不具合があった。本発明は前記事情に鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的は、海水中の有機或は無機成
分を肥料として有効に利用でき、且つ、海水中の塩分に
よる病害虫の駆除効果を高め、しかも、塩害による植物
の枯死を防止できる塩生植物の栽培方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、塩分を含んだ水で生育可能な塩生植物を栽
培する方法であって、前記塩生植物を耕作地に植え付
け、前記耕作地に海水を散布し、前記耕作地の地中塩分
濃度を割り出し、前記地中塩分濃度が前記海水の塩分濃
度を上回らないように該海水の散布量を制御するように
したことを特徴とする。また、本発明は、前記地中塩分
濃度を、前記耕作地付近の温湿度及び日照時間とに基づ
いて計算により割り出すようにした。
に本発明は、塩分を含んだ水で生育可能な塩生植物を栽
培する方法であって、前記塩生植物を耕作地に植え付
け、前記耕作地に海水を散布し、前記耕作地の地中塩分
濃度を割り出し、前記地中塩分濃度が前記海水の塩分濃
度を上回らないように該海水の散布量を制御するように
したことを特徴とする。また、本発明は、前記地中塩分
濃度を、前記耕作地付近の温湿度及び日照時間とに基づ
いて計算により割り出すようにした。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例による海水潅漑システム
の概略構成図であり、図中1は海、3は海岸線、5は内
陸側に2箇所形成された耕作地、7は海1から各耕作地
5に海水を引き込む送水管、9は耕作地5の近傍の送水
管7箇所に介設されたポンプステーションである。
する。図1は本発明の一実施例による海水潅漑システム
の概略構成図であり、図中1は海、3は海岸線、5は内
陸側に2箇所形成された耕作地、7は海1から各耕作地
5に海水を引き込む送水管、9は耕作地5の近傍の送水
管7箇所に介設されたポンプステーションである。
【0007】前記海岸線3の海1側には、流木や海洋投
棄ごみ等、海中の浮遊物を遮断するネットフェンス31
が張設されており、該ネットフェンス31の内側の海1
中に前記送水管7の一端が配設されている。前記各耕作
地5は円形に形成され、該各耕作地5には、例えばサル
コニアのような塩生植物(図示せず)が植えられている
と共に、海水散布用のピボット式の散水装置51と、各
耕作地5付近の温湿度及び日照時間を検出する温度セン
サ53、湿度センサ55、及び日照時間検出センサ57
とがそれぞれ配設されている。
棄ごみ等、海中の浮遊物を遮断するネットフェンス31
が張設されており、該ネットフェンス31の内側の海1
中に前記送水管7の一端が配設されている。前記各耕作
地5は円形に形成され、該各耕作地5には、例えばサル
コニアのような塩生植物(図示せず)が植えられている
と共に、海水散布用のピボット式の散水装置51と、各
耕作地5付近の温湿度及び日照時間を検出する温度セン
サ53、湿度センサ55、及び日照時間検出センサ57
とがそれぞれ配設されている。
【0008】前記散水装置51は図2に示すように、前
記耕作地5の中心箇所に立設された回転可能な支柱51
01と、該支柱5101の上端に連結され該支柱510
1から前記耕作地5の径方向に延出する、耕作地5の半
径と略々等しい長さで筒状の回転アーム5103と、該
回転アーム5103の中間及び先端に連結された支持ア
ーム5105と、各支持アーム5105の下端に設けら
れた車輪5107と、前記支柱5101を回転させるモ
ータ5109とを備え、前記送水管7の他端側は前記回
転アーム5103の中空部分に連通している。前記両支
持アーム5105間や支持アーム5105と前記支柱5
101間の回転アーム5103部分には、該回転アーム
5103の延在方向に一定の間隔を置き、且つ回転アー
ム5103の中空部分に連通する複数の散水ホース51
11が吊り下げ支持されており、各散水ホース5111
の下端にはそれぞれ散水ノズル5113が取着されてい
る。
記耕作地5の中心箇所に立設された回転可能な支柱51
01と、該支柱5101の上端に連結され該支柱510
1から前記耕作地5の径方向に延出する、耕作地5の半
径と略々等しい長さで筒状の回転アーム5103と、該
回転アーム5103の中間及び先端に連結された支持ア
ーム5105と、各支持アーム5105の下端に設けら
れた車輪5107と、前記支柱5101を回転させるモ
ータ5109とを備え、前記送水管7の他端側は前記回
転アーム5103の中空部分に連通している。前記両支
持アーム5105間や支持アーム5105と前記支柱5
101間の回転アーム5103部分には、該回転アーム
5103の延在方向に一定の間隔を置き、且つ回転アー
ム5103の中空部分に連通する複数の散水ホース51
11が吊り下げ支持されており、各散水ホース5111
の下端にはそれぞれ散水ノズル5113が取着されてい
る。
【0009】前記ポンプステーション9は、送水ポンプ
91と、該送水ポンプ91等の動作を制御する制御装置
93と、前記送水管7中の海水の流量を計測する流量計
95とで構成され、前記制御装置93は図3に示すよう
に、塩分濃度算出部9301、散布量算出部9303、
及び制御部9305で構成されている。
91と、該送水ポンプ91等の動作を制御する制御装置
93と、前記送水管7中の海水の流量を計測する流量計
95とで構成され、前記制御装置93は図3に示すよう
に、塩分濃度算出部9301、散布量算出部9303、
及び制御部9305で構成されている。
【0010】前記塩分濃度算出部9301には、前記各
耕作地5の温度センサ53、湿度センサ55、及び日照
時間検出センサ57と、前記流量計95とが接続され、
それらの検出及び計測結果に基づいて各耕作地5の地中
塩分濃度をそれぞれ算出し、高い方の地中塩分濃度値を
出力する。前記散布量算出部9303は、前記塩分濃度
算出部9301から出力された地中塩分濃度が前記海水
の塩分濃度(NaClで通常約3%程度)を上回らない
ようにするための、前記各耕作地5に対して単位面積及
び単位時間当たりに散布する海水の量を算出し、さら
に、その散布量に見合った前記送水管7中の海水の流量
を算出する。
耕作地5の温度センサ53、湿度センサ55、及び日照
時間検出センサ57と、前記流量計95とが接続され、
それらの検出及び計測結果に基づいて各耕作地5の地中
塩分濃度をそれぞれ算出し、高い方の地中塩分濃度値を
出力する。前記散布量算出部9303は、前記塩分濃度
算出部9301から出力された地中塩分濃度が前記海水
の塩分濃度(NaClで通常約3%程度)を上回らない
ようにするための、前記各耕作地5に対して単位面積及
び単位時間当たりに散布する海水の量を算出し、さら
に、その散布量に見合った前記送水管7中の海水の流量
を算出する。
【0011】前記制御部9305は、前記送水管7中の
海水の流量が前記散布量算出部9303で算出された流
量となるように、前記流量計95の計測結果を参照しつ
つ前記送水ポンプ91の動作を制御すると共に、該送水
ポンプ91及び前記送水管7により前記各耕作地5に海
水が送水されている間、前記散水装置51の支柱510
1が回転されるように前記モータ5109の動作を制御
する。
海水の流量が前記散布量算出部9303で算出された流
量となるように、前記流量計95の計測結果を参照しつ
つ前記送水ポンプ91の動作を制御すると共に、該送水
ポンプ91及び前記送水管7により前記各耕作地5に海
水が送水されている間、前記散水装置51の支柱510
1が回転されるように前記モータ5109の動作を制御
する。
【0012】次に、動作及び作用について説明する。ま
ず、前記制御部9305の制御により、前記送水ポンプ
91を作動させて前記海1から前記送水管7に海水を吸
い上げると共に、前記散水装置51のモータ5109を
作動させて前記支柱5101及び回転アーム5103を
回転させ、送水管7に吸い上げられた海水を前記散水ホ
ース5111に送り込み、前記散水ノズル5113から
その下方の耕作地5部分に海水を散布させる。
ず、前記制御部9305の制御により、前記送水ポンプ
91を作動させて前記海1から前記送水管7に海水を吸
い上げると共に、前記散水装置51のモータ5109を
作動させて前記支柱5101及び回転アーム5103を
回転させ、送水管7に吸い上げられた海水を前記散水ホ
ース5111に送り込み、前記散水ノズル5113から
その下方の耕作地5部分に海水を散布させる。
【0013】ところで、各耕作地5に散布された海水の
水分の一部は、散布後しばらく経過すると蒸発散し、塩
分だけが耕作地5の地中に残る。そして、水分の蒸発散
量は、各耕作地5付近の気温や湿度、及び日射量等に応
じて変化する。このため、水分の蒸発散量以上の海水を
耕作地5に散布し続ければ、該耕作地5の地中塩分濃度
が海水の塩分濃度を上回ることがなくなり、塩害により
前記塩生植物が枯死するのを防止できる。
水分の一部は、散布後しばらく経過すると蒸発散し、塩
分だけが耕作地5の地中に残る。そして、水分の蒸発散
量は、各耕作地5付近の気温や湿度、及び日射量等に応
じて変化する。このため、水分の蒸発散量以上の海水を
耕作地5に散布し続ければ、該耕作地5の地中塩分濃度
が海水の塩分濃度を上回ることがなくなり、塩害により
前記塩生植物が枯死するのを防止できる。
【0014】そこで、本実施例では、各耕作地5に海水
が散布される間、該各耕作地5付近の温湿度及び日照時
間を前記温度センサ53、湿度センサ55、及び日照時
間検出センサ57で検出し、また、前記送水管7中の海
水の流量を流量計95で計測し、それら検出及び計測結
果を前記塩分濃度算出部9301に取り込んで、各耕作
地5の地中塩分濃度を算出している。そして、算出され
た各耕作地5の地中塩分濃度のうち高い方の値に基づい
て、前記散布量算出部9303で、各耕作地5の地中塩
分濃度が前記海水の塩分濃度を上回らないようにするた
めの海水の散布量に見合った、前記送水管7中の海水の
流量を算出し、その算出した流量となるように前記制御
部9305の制御で前記送水ポンプ91の動作を制御す
る。
が散布される間、該各耕作地5付近の温湿度及び日照時
間を前記温度センサ53、湿度センサ55、及び日照時
間検出センサ57で検出し、また、前記送水管7中の海
水の流量を流量計95で計測し、それら検出及び計測結
果を前記塩分濃度算出部9301に取り込んで、各耕作
地5の地中塩分濃度を算出している。そして、算出され
た各耕作地5の地中塩分濃度のうち高い方の値に基づい
て、前記散布量算出部9303で、各耕作地5の地中塩
分濃度が前記海水の塩分濃度を上回らないようにするた
めの海水の散布量に見合った、前記送水管7中の海水の
流量を算出し、その算出した流量となるように前記制御
部9305の制御で前記送水ポンプ91の動作を制御す
る。
【0015】この海水の散布量の調整により前記各耕作
地5には、付近の気温や湿度、及び日射量等で変化する
水分の蒸発散量に応じ、それ以上の量で海水が前記散水
装置51により散布され、各耕作地5の地中塩分濃度が
海水の塩分濃度を上回ることが防止される。尚、場合に
よっては、前記制御部9305の制御により前記送水ポ
ンプ91や前記モータ5109が間欠的に停止されて、
前記各耕作地5への海水の散布が間欠的に停止され、海
水の散布量が調整される。
地5には、付近の気温や湿度、及び日射量等で変化する
水分の蒸発散量に応じ、それ以上の量で海水が前記散水
装置51により散布され、各耕作地5の地中塩分濃度が
海水の塩分濃度を上回ることが防止される。尚、場合に
よっては、前記制御部9305の制御により前記送水ポ
ンプ91や前記モータ5109が間欠的に停止されて、
前記各耕作地5への海水の散布が間欠的に停止され、海
水の散布量が調整される。
【0016】このように本実施例によれば、海1から送
水ポンプ91及び送水管7により海水を汲み上げ、その
海水を各耕作地5で前記散水装置51により散布し、各
耕作地5に植えた塩生植物を栽培するに当たり、各耕作
地5付近の温湿度及び日照時間を前記温度センサ53、
湿度センサ55、及び日照時間検出センサ57で検出
し、また、前記送水管7中の海水の流量を流量計95で
計測し、それら検出及び計測結果に基づいて前記送水ポ
ンプ91の動作を前記制御部9305で制御し、各耕作
地5付近の気温や湿度、及び日射量等で変化する水分の
蒸発散量に応じ、それ以上の量で海水を各耕作地5に散
布するようにした。
水ポンプ91及び送水管7により海水を汲み上げ、その
海水を各耕作地5で前記散水装置51により散布し、各
耕作地5に植えた塩生植物を栽培するに当たり、各耕作
地5付近の温湿度及び日照時間を前記温度センサ53、
湿度センサ55、及び日照時間検出センサ57で検出
し、また、前記送水管7中の海水の流量を流量計95で
計測し、それら検出及び計測結果に基づいて前記送水ポ
ンプ91の動作を前記制御部9305で制御し、各耕作
地5付近の気温や湿度、及び日射量等で変化する水分の
蒸発散量に応じ、それ以上の量で海水を各耕作地5に散
布するようにした。
【0017】このため、各耕作地5の地中塩分濃度が前
記海水の塩分濃度を上回らないようにすることができ、
塩害による前記塩生植物の枯死を防止できる。そして、
海水を従来のように希釈せずそのまま用いるため、海水
中の有機或は無機成分を肥料として有効に利用でき、且
つ、海水中の塩分による病害虫の駆除効果を高く維持す
ることができる。
記海水の塩分濃度を上回らないようにすることができ、
塩害による前記塩生植物の枯死を防止できる。そして、
海水を従来のように希釈せずそのまま用いるため、海水
中の有機或は無機成分を肥料として有効に利用でき、且
つ、海水中の塩分による病害虫の駆除効果を高く維持す
ることができる。
【0018】尚、本実施例では、各耕作地5付近の温湿
度及び日照時間を前記温度センサ53、湿度センサ5
5、及び日照時間検出センサ57で検出し、その検出結
果に基づいて、前記塩分濃度算出部9301で各耕作地
5の地中塩分濃度を算出するものとしたが、例えば、各
耕作地5の地中にNaClセンサやNaセンサ、Clセ
ンサ等を配設し、地中塩分濃度を直接割り出すようにし
てもよい。また、本実施例では、海1から海水を汲み上
げて各耕作地5に送水する送水ポンプ91の動作を、該
各耕作地5の地中塩分濃度に応じて制御するものとした
が、海水の散布経路中に流量調整弁を介設し、この流量
調整弁の弁開度を前記地中塩分濃度に応じて制御しても
よい。
度及び日照時間を前記温度センサ53、湿度センサ5
5、及び日照時間検出センサ57で検出し、その検出結
果に基づいて、前記塩分濃度算出部9301で各耕作地
5の地中塩分濃度を算出するものとしたが、例えば、各
耕作地5の地中にNaClセンサやNaセンサ、Clセ
ンサ等を配設し、地中塩分濃度を直接割り出すようにし
てもよい。また、本実施例では、海1から海水を汲み上
げて各耕作地5に送水する送水ポンプ91の動作を、該
各耕作地5の地中塩分濃度に応じて制御するものとした
が、海水の散布経路中に流量調整弁を介設し、この流量
調整弁の弁開度を前記地中塩分濃度に応じて制御しても
よい。
【0019】さらに、本実施例では、耕作地5に海水を
散布する散布装置51としてピボット式のものを用いた
が、スプリンクラー式やその他の方式のものを用いても
よく、本発明方法を実施するための構成は、本実施例で
示したものに限定されないことは言うまでもない。
散布する散布装置51としてピボット式のものを用いた
が、スプリンクラー式やその他の方式のものを用いても
よく、本発明方法を実施するための構成は、本実施例で
示したものに限定されないことは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、塩
分を含んだ水で生育可能な塩生植物を栽培する方法であ
って、前記塩生植物を耕作地に植え付け、前記耕作地に
海水を散布し、前記耕作地の地中塩分濃度を割り出し、
前記地中塩分濃度が前記海水の塩分濃度を上回らないよ
うに該海水の散布量を制御するようにしたので、海水中
の有機或は無機成分を肥料として有効に利用でき、且
つ、海水中の塩分による病害虫の駆除効果を高め、しか
も、塩害による植物の枯死を防止できる。
分を含んだ水で生育可能な塩生植物を栽培する方法であ
って、前記塩生植物を耕作地に植え付け、前記耕作地に
海水を散布し、前記耕作地の地中塩分濃度を割り出し、
前記地中塩分濃度が前記海水の塩分濃度を上回らないよ
うに該海水の散布量を制御するようにしたので、海水中
の有機或は無機成分を肥料として有効に利用でき、且
つ、海水中の塩分による病害虫の駆除効果を高め、しか
も、塩害による植物の枯死を防止できる。
【図1】本発明の一実施例による海水潅漑システムの概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】図1の散水装置の概略構成図である。
【図3】図1の制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
1 海 5 耕作地 51 散水装置 53 温度センサ 55 湿度センサ 57 日照時間検出センサ 91 送水ポンプ 9301 塩分濃度算出部 9303 散布量算出部 9305 制御部 95 流量計
Claims (2)
- 【請求項1】 塩分を含んだ水で生育可能な塩生植物を
栽培する方法であって、 前記塩生植物を耕作地に植え付け、 前記耕作地に海水を散布し、 前記耕作地の地中塩分濃度を割り出し、 前記地中塩分濃度が前記海水の塩分濃度を上回らないよ
うに該海水の散布量を制御するようにした、 ことを特徴とする塩生植物の栽培方法。 - 【請求項2】 前記地中塩分濃度を、前記耕作地付近の
温湿度及び日照時間とに基づいて計算により割り出すよ
うにした請求項1記載の塩生植物の栽培方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5210865A JPH0739251A (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 塩生植物の栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5210865A JPH0739251A (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 塩生植物の栽培方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739251A true JPH0739251A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16596388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5210865A Pending JPH0739251A (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 塩生植物の栽培方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739251A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107232052A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-10-10 | 东营市恒盛农业科技有限公司 | 基于滨海盐土的黄河口大闸蟹养殖池塘台面栽培水草的方法 |
| JP2020114188A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-30 | 国立大学法人 鹿児島大学 | シーアスパラガスの栽培方法 |
| KR102459815B1 (ko) | 2021-11-23 | 2022-10-26 | 충남대학교산학협력단 | 해수 조건에서 마이크로 버블을 이용한 염생식물 수경재배방법 |
-
1993
- 1993-08-03 JP JP5210865A patent/JPH0739251A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107232052A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-10-10 | 东营市恒盛农业科技有限公司 | 基于滨海盐土的黄河口大闸蟹养殖池塘台面栽培水草的方法 |
| JP2020114188A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-30 | 国立大学法人 鹿児島大学 | シーアスパラガスの栽培方法 |
| KR102459815B1 (ko) | 2021-11-23 | 2022-10-26 | 충남대학교산학협력단 | 해수 조건에서 마이크로 버블을 이용한 염생식물 수경재배방법 |
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