JPH0739303A - 油中水型乳化油脂組成物の製造法 - Google Patents
油中水型乳化油脂組成物の製造法Info
- Publication number
- JPH0739303A JPH0739303A JP5188006A JP18800693A JPH0739303A JP H0739303 A JPH0739303 A JP H0739303A JP 5188006 A JP5188006 A JP 5188006A JP 18800693 A JP18800693 A JP 18800693A JP H0739303 A JPH0739303 A JP H0739303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- water
- fat
- fat composition
- emulsified
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Edible Oils And Fats (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物の製造
法であって、乳化剤の選択や配合によって、乳化相の転
相や水分の分離を生じることがなく、かつ好ましい風味
を発現させる製品を得ることができる製造法を提供する
ことである。 【構成】 低脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物の製造
法であって、乳化剤としてヨウ素価が30〜120のモ
ノグリセリドとレシチン、ヨウ素価が30以上のジアセ
チル酒石酸モノグリセリドを併用して添加する油相部と
水相部とを別々に調整した後、該油相部に水相部を添加
混合して乳化させ、得られた乳化物を加熱した後、冷却
しながら混捏することからなる油中水型乳化油脂組成物
の製造法である。
法であって、乳化剤の選択や配合によって、乳化相の転
相や水分の分離を生じることがなく、かつ好ましい風味
を発現させる製品を得ることができる製造法を提供する
ことである。 【構成】 低脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物の製造
法であって、乳化剤としてヨウ素価が30〜120のモ
ノグリセリドとレシチン、ヨウ素価が30以上のジアセ
チル酒石酸モノグリセリドを併用して添加する油相部と
水相部とを別々に調整した後、該油相部に水相部を添加
混合して乳化させ、得られた乳化物を加熱した後、冷却
しながら混捏することからなる油中水型乳化油脂組成物
の製造法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油中水型乳化油脂組
成物の製造法に関するものであり、特に、低脂肪含有の
油中水型乳化油脂組成物の製造方法における乳化剤の組
み合せに関するものである。
成物の製造法に関するものであり、特に、低脂肪含有の
油中水型乳化油脂組成物の製造方法における乳化剤の組
み合せに関するものである。
【0002】
【従来の技術】油中水型乳化油脂組成物であるファット
スプレッドは、油脂を35〜75重量%程度含有する組
成物であるが、一般的には65〜75重量%の油脂を含
有するものである。しかしながら、近年低カロリーの食
品が望まれる食生活の傾向から、脂肪の摂取過剰を抑制
する目的で、油脂の含有量を65重量%以下に抑えた低
脂肪ファットスプレッドの開発が進められている。
スプレッドは、油脂を35〜75重量%程度含有する組
成物であるが、一般的には65〜75重量%の油脂を含
有するものである。しかしながら、近年低カロリーの食
品が望まれる食生活の傾向から、脂肪の摂取過剰を抑制
する目的で、油脂の含有量を65重量%以下に抑えた低
脂肪ファットスプレッドの開発が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】低脂肪のファットスプ
レッド、即ち、油脂の含有量が65重量%以下で、特
に、油脂を35〜50重量%程度含有する油中水型乳化
油脂組成物を製造しようとすると、種々の問題を生じ
る。通常、油脂の含有量が65重量%を越えるファット
スプレッドやマーガリンを製造する際は、その乳化剤の
配合として、例えば牛脂極度硬化油由来のモノグリセリ
ドとレシチンを併用して添加する。しかし、この配合の
乳化剤を使用して、油脂の含有量が35〜50重量%程
度のファットスプレッドを製造しようとすると、乳化相
の転相や水分の分離が生じるため良好なファットスプレ
ッドを製造することができないという問題がある。
レッド、即ち、油脂の含有量が65重量%以下で、特
に、油脂を35〜50重量%程度含有する油中水型乳化
油脂組成物を製造しようとすると、種々の問題を生じ
る。通常、油脂の含有量が65重量%を越えるファット
スプレッドやマーガリンを製造する際は、その乳化剤の
配合として、例えば牛脂極度硬化油由来のモノグリセリ
ドとレシチンを併用して添加する。しかし、この配合の
乳化剤を使用して、油脂の含有量が35〜50重量%程
度のファットスプレッドを製造しようとすると、乳化相
の転相や水分の分離が生じるため良好なファットスプレ
ッドを製造することができないという問題がある。
【0004】そこで、低脂肪の油中水型乳化油脂組成物
の製造に係る上記のような問題を可決するために、種々
の乳化剤の配合が提案されている。例えば、HLB1〜
4のショ糖脂肪酸エステルやポリグリセリン縮合リシノ
レイン酸エステルを乳化剤として用いることが知られて
いる。これらの乳化剤は、乳化安定性に優れた乳化組成
物を得ることができるものの、風味において、特に水相
の風味が発現しにくく、またその乳化剤自体の風味も好
ましくないことから、ファットスプレッド製造用の乳化
剤としては、あまり使用されていないのが現状である。
の製造に係る上記のような問題を可決するために、種々
の乳化剤の配合が提案されている。例えば、HLB1〜
4のショ糖脂肪酸エステルやポリグリセリン縮合リシノ
レイン酸エステルを乳化剤として用いることが知られて
いる。これらの乳化剤は、乳化安定性に優れた乳化組成
物を得ることができるものの、風味において、特に水相
の風味が発現しにくく、またその乳化剤自体の風味も好
ましくないことから、ファットスプレッド製造用の乳化
剤としては、あまり使用されていないのが現状である。
【0005】従って、油脂が35〜50重量%程度の、
低脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物を製造しようとす
る場合には、その乳化剤の選択や配合等によって乳化相
の転相や水分の分離が生じないようにすることと、好ま
しい風味を発現させるという点において解決しなければ
ならない課題を有しているのである。
低脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物を製造しようとす
る場合には、その乳化剤の選択や配合等によって乳化相
の転相や水分の分離が生じないようにすることと、好ま
しい風味を発現させるという点において解決しなければ
ならない課題を有しているのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題に
鑑みてなされたものであり、その具体的手段として、低
脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物の製造法であって、
乳化剤としてヨウ素価が30〜120のモノグリセリド
とレシチン、ヨウ素価が30以上のジアセチル酒石酸モ
ノグリセリドを併用して添加する油相部と水相部とを別
々に調製した後、該油相部に水相部を添加混合して乳化
させ、得られた乳化物を加熱した後、冷却しながら混捏
する油中水型乳化油脂組成物の製造法としたものであ
る。
鑑みてなされたものであり、その具体的手段として、低
脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物の製造法であって、
乳化剤としてヨウ素価が30〜120のモノグリセリド
とレシチン、ヨウ素価が30以上のジアセチル酒石酸モ
ノグリセリドを併用して添加する油相部と水相部とを別
々に調製した後、該油相部に水相部を添加混合して乳化
させ、得られた乳化物を加熱した後、冷却しながら混捏
する油中水型乳化油脂組成物の製造法としたものであ
る。
【0007】本発明は、油脂を35〜50重量%程度含
有する低脂肪の油中水型乳化油脂組成物の製造法である
が、その製造法は、まず油脂成分、乳化剤等からなる油
相部と水、食塩、ゼラチン等からなる水相部とを別々に
調製する。そして、この油相部に水相部を添加混合して
予備乳化を行ない、得られた乳化物を加熱して殺菌し、
さらにこれを急激に冷却しながら混捏する方法を採るこ
とが好ましい。
有する低脂肪の油中水型乳化油脂組成物の製造法である
が、その製造法は、まず油脂成分、乳化剤等からなる油
相部と水、食塩、ゼラチン等からなる水相部とを別々に
調製する。そして、この油相部に水相部を添加混合して
予備乳化を行ない、得られた乳化物を加熱して殺菌し、
さらにこれを急激に冷却しながら混捏する方法を採るこ
とが好ましい。
【0008】そして、使用する油脂は大豆油、サフラワ
ー油等の食用植物油脂、牛脂、ラード、魚油等の食用動
物油脂並びにこれらの油脂の不飽和脂肪酸の一部または
全部を水素添加した硬化油やエステル交換油等の食用加
工油脂を、単独または二種以上混合して用いることがで
きる。
ー油等の食用植物油脂、牛脂、ラード、魚油等の食用動
物油脂並びにこれらの油脂の不飽和脂肪酸の一部または
全部を水素添加した硬化油やエステル交換油等の食用加
工油脂を、単独または二種以上混合して用いることがで
きる。
【0009】次に、本発明において乳化剤として使用す
るモノグリセリドは、構成脂肪酸としてオレイン酸、リ
ノール酸等の不飽和脂肪酸を含み、モノグリセリドのヨ
ウ素価として30〜120のものが好ましい。ヨウ素価
が30未満のモノグリセリドでは、乳化作用が不安定に
なり、逆にヨウ素価が120を越えるものはグリセリド
自体の酸化安定性に問題がある。そして、モノグリセリ
ドと併用するレシチンは、大豆由来のペースト状レシチ
ンが好ましいが、卵黄や菜種等を原料とするレシチンを
使用することもできる。また、純度を高めた高純度レシ
チンや特定の成分を濃縮した分別レシチン、酵素反応に
よって改質した酵素分解レシチン等を使用してもよい。
るモノグリセリドは、構成脂肪酸としてオレイン酸、リ
ノール酸等の不飽和脂肪酸を含み、モノグリセリドのヨ
ウ素価として30〜120のものが好ましい。ヨウ素価
が30未満のモノグリセリドでは、乳化作用が不安定に
なり、逆にヨウ素価が120を越えるものはグリセリド
自体の酸化安定性に問題がある。そして、モノグリセリ
ドと併用するレシチンは、大豆由来のペースト状レシチ
ンが好ましいが、卵黄や菜種等を原料とするレシチンを
使用することもできる。また、純度を高めた高純度レシ
チンや特定の成分を濃縮した分別レシチン、酵素反応に
よって改質した酵素分解レシチン等を使用してもよい。
【0010】そして、本発明において使用するジアセチ
ル酒石酸モノグリセリドは、構成脂肪酸として不飽和脂
肪酸を含有し、ヨウ素価が30以上のものが好ましい。
ヨウ素価が30未満のジアセチル酒石酸モノグリセリド
では乳化作用が不安定になるからである。
ル酒石酸モノグリセリドは、構成脂肪酸として不飽和脂
肪酸を含有し、ヨウ素価が30以上のものが好ましい。
ヨウ素価が30未満のジアセチル酒石酸モノグリセリド
では乳化作用が不安定になるからである。
【0011】前記の乳化剤の配合割合としては、レシチ
ンがモノグリセリドに対して5〜50重量%で、かつジ
アセチル酒石酸モノグリセリドが他のモノグリセリドに
対して10〜100重量%であることが好ましい。この
範囲外の配合割合では、乳化作用が不安定になるからで
ある。また乳化剤の添加割合は、油中水型乳化油脂組成
物全量に対して0.2〜2.0重量%になるような割合に
することが好ましい。乳化剤が0.2重量%未満では、
乳化作用が不安定となり、逆に2.0重量%を越える
と、乳化剤の風味が強くなり好ましくないからである。
ンがモノグリセリドに対して5〜50重量%で、かつジ
アセチル酒石酸モノグリセリドが他のモノグリセリドに
対して10〜100重量%であることが好ましい。この
範囲外の配合割合では、乳化作用が不安定になるからで
ある。また乳化剤の添加割合は、油中水型乳化油脂組成
物全量に対して0.2〜2.0重量%になるような割合に
することが好ましい。乳化剤が0.2重量%未満では、
乳化作用が不安定となり、逆に2.0重量%を越える
と、乳化剤の風味が強くなり好ましくないからである。
【0012】さらに本発明においては、油中水型乳化油
脂組成物の風味を向上させるために、乳製品や着香料、
調味料等を加えることも可能である。そして、その他の
着色料、保存料等であって、マーガリンやファットスプ
レッドに一般的に使用される添加物を必要に応じて使用
することができる。
脂組成物の風味を向上させるために、乳製品や着香料、
調味料等を加えることも可能である。そして、その他の
着色料、保存料等であって、マーガリンやファットスプ
レッドに一般的に使用される添加物を必要に応じて使用
することができる。
【0013】
【作用】本発明によれば、低脂肪含有の油中水型乳化油
脂組成物の製造に際して、限定された乳化剤を選択して
併用し、これらの乳化剤の配合割合や添加割合を調整し
たことにより、乳化相の転相を生じたり、水分の分離を
生じたりしないで、組織が均一で滑らかな製品を得るこ
とができる。そして、好ましい風味を発現させることが
できて、乳化剤自体の好ましくない風味を抑制すること
ができる。
脂組成物の製造に際して、限定された乳化剤を選択して
併用し、これらの乳化剤の配合割合や添加割合を調整し
たことにより、乳化相の転相を生じたり、水分の分離を
生じたりしないで、組織が均一で滑らかな製品を得るこ
とができる。そして、好ましい風味を発現させることが
できて、乳化剤自体の好ましくない風味を抑制すること
ができる。
【0014】
実施例1 水555部に脱脂粉乳30部、食塩10部を
添加した水溶液(水相部)を調製し、これを60℃まで
加温した。一方、コーンサラダ油200部とコーン硬化
油200部からなる混合油脂400部を、60℃まで加
温し、これにサフラワー油由来のヨウ素価112のモノ
グリセリド3部、大豆レシチン1部、ヨウ素価44のジ
アセチル酒石酸モノグリセリド1部、さらに抽出トコフ
ェロール0.2部、βカロチン0.02部、バターフレー
バー0.5部を添加して油脂組成物(油相部)を調製し
た。次に、油脂組成物をホモミキサーで攪拌しながら上
記の水溶液を徐々に添加し、全量添加した後、さらに高
速で攪拌して乳化させた。そして、この乳化組成物を9
0℃で10秒間加熱して殺菌した後、回転型熱交換器で
急激に冷却しながら混捏し、油中水型乳化油脂組成物を
製造した。この製造過程においては、乳化相の転相を生
じたり、水分が分離したりすることはなかった。そし
て、得られた製品は、組織が均一で滑らかであり、風味
もコクも良好な物であった。
添加した水溶液(水相部)を調製し、これを60℃まで
加温した。一方、コーンサラダ油200部とコーン硬化
油200部からなる混合油脂400部を、60℃まで加
温し、これにサフラワー油由来のヨウ素価112のモノ
グリセリド3部、大豆レシチン1部、ヨウ素価44のジ
アセチル酒石酸モノグリセリド1部、さらに抽出トコフ
ェロール0.2部、βカロチン0.02部、バターフレー
バー0.5部を添加して油脂組成物(油相部)を調製し
た。次に、油脂組成物をホモミキサーで攪拌しながら上
記の水溶液を徐々に添加し、全量添加した後、さらに高
速で攪拌して乳化させた。そして、この乳化組成物を9
0℃で10秒間加熱して殺菌した後、回転型熱交換器で
急激に冷却しながら混捏し、油中水型乳化油脂組成物を
製造した。この製造過程においては、乳化相の転相を生
じたり、水分が分離したりすることはなかった。そし
て、得られた製品は、組織が均一で滑らかであり、風味
もコクも良好な物であった。
【0015】比較例1 乳化剤の構成を、牛脂極度硬化
油由来のヨウ素価0のモノグリセリド3部、大豆レシチ
ン1部、ヨウ素価44のジアセチル酒石酸モノグリセリ
ド1部にする以外は、実施例1と同様にして調製したと
ころ、攪拌して乳化させる工程において、油中水型から
水中油型に転相し、良好な油中水型乳化油脂組成物を得
られなかった。
油由来のヨウ素価0のモノグリセリド3部、大豆レシチ
ン1部、ヨウ素価44のジアセチル酒石酸モノグリセリ
ド1部にする以外は、実施例1と同様にして調製したと
ころ、攪拌して乳化させる工程において、油中水型から
水中油型に転相し、良好な油中水型乳化油脂組成物を得
られなかった。
【0016】比較例2 乳化剤の構成を、サフラワー油
由来のヨウ素価112のモノグリセリド3部、大豆レシ
チン1部、ヨウ素価0のジアセチル酒石酸モノグリセリ
ド1部にする以外は、実施例1と同様にして調製したと
ころ、攪拌して乳化させる工程において、油中水型から
水中油型に転相し、良好な油中水型乳化油脂組成物を得
られなかった。
由来のヨウ素価112のモノグリセリド3部、大豆レシ
チン1部、ヨウ素価0のジアセチル酒石酸モノグリセリ
ド1部にする以外は、実施例1と同様にして調製したと
ころ、攪拌して乳化させる工程において、油中水型から
水中油型に転相し、良好な油中水型乳化油脂組成物を得
られなかった。
【0017】実施例2 水505部に脱脂粉乳10部、
ゼラチン20部、食塩10部を添加した水溶液を調製
し、これを60℃まで加温した。一方、大豆白絞油25
0部、大豆硬化油200部からなる混合油脂450部
を、60℃まで加温し、これにラード由来のヨウ素価5
0のモノグリセリド3部、大豆レシチン1部、ヨウ素価
44のジアセチル酒石酸モノグリセリド2部、さらに抽
出トコフェロール0.2部、βカロチン0.02部、バタ
ーフレーバー0.5部を添加して油脂組成物を調製し
た。次に、油脂組成物をホモミキサーで攪拌しながら上
記の水溶液を徐々に添加し、全量添加した後、さらに高
速で攪拌して乳化させた。そして、この乳化組成物を9
0℃で10秒間加熱して殺菌した後、回転型熱交換器で
急激に冷却しながら混捏し、油中水型乳化油脂組成物を
製造した。この製造過程においては、乳化相の転相を生
じたり、水分が分離したりすることはなかった。そし
て、得られた製品は、組織が均一で滑らかであり、風味
もコクも良好な物であった。
ゼラチン20部、食塩10部を添加した水溶液を調製
し、これを60℃まで加温した。一方、大豆白絞油25
0部、大豆硬化油200部からなる混合油脂450部
を、60℃まで加温し、これにラード由来のヨウ素価5
0のモノグリセリド3部、大豆レシチン1部、ヨウ素価
44のジアセチル酒石酸モノグリセリド2部、さらに抽
出トコフェロール0.2部、βカロチン0.02部、バタ
ーフレーバー0.5部を添加して油脂組成物を調製し
た。次に、油脂組成物をホモミキサーで攪拌しながら上
記の水溶液を徐々に添加し、全量添加した後、さらに高
速で攪拌して乳化させた。そして、この乳化組成物を9
0℃で10秒間加熱して殺菌した後、回転型熱交換器で
急激に冷却しながら混捏し、油中水型乳化油脂組成物を
製造した。この製造過程においては、乳化相の転相を生
じたり、水分が分離したりすることはなかった。そし
て、得られた製品は、組織が均一で滑らかであり、風味
もコクも良好な物であった。
【0018】比較例3 乳化剤をポリグリセリン縮合リ
シノレイン酸エステル5部とする以外は、実施例2と同
様にして調製したところ、組織が均一で滑らかな油中水
型乳化油脂組成物が得られたが、風味が好ましくなく、
コクがなく、かつポリグリセリン縮合リシノレイン酸エ
ステルの味がして良好な製品ではなかった。
シノレイン酸エステル5部とする以外は、実施例2と同
様にして調製したところ、組織が均一で滑らかな油中水
型乳化油脂組成物が得られたが、風味が好ましくなく、
コクがなく、かつポリグリセリン縮合リシノレイン酸エ
ステルの味がして良好な製品ではなかった。
【0019】
【発明の効果】本発明は、油脂を35〜50重量%程度
含有する低脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物の製造に
際して、限定された乳化剤を選択して併用し、これらの
乳化剤の配合割合や添加割合を調整したことから、乳化
させる工程において、油中水型から水中油型に転相した
り、水分の分離を生じたりすることがない。そして、組
織が均一で滑らかな製品を得ることができる。またその
製品は、コクがあり、好ましい風味を発現させるもので
あり、乳化剤自体の好ましくない風味は抑制することが
できる。
含有する低脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物の製造に
際して、限定された乳化剤を選択して併用し、これらの
乳化剤の配合割合や添加割合を調整したことから、乳化
させる工程において、油中水型から水中油型に転相した
り、水分の分離を生じたりすることがない。そして、組
織が均一で滑らかな製品を得ることができる。またその
製品は、コクがあり、好ましい風味を発現させるもので
あり、乳化剤自体の好ましくない風味は抑制することが
できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 低脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物の
製造法であって、乳化剤としてヨウ素価が30〜120
のモノグリセリドとレシチン、ヨウ素価が30以上のジ
アセチル酒石酸モノグリセリドを併用して添加する油相
部と水相部とを別々に調製した後、該油相部に水相部を
添加混合して乳化させ、得られた乳化物を加熱した後、
冷却しながら混捏することを特徴とする油中水型乳化油
脂組成物の製造法。 - 【請求項2】 低脂肪含有の油中水型乳化油脂組成物
が、油脂を35〜50重量%含有する油中水型乳化油脂
組成物である請求項1に記載の油中水型乳化油脂組成物
の製造法。 - 【請求項3】 乳化剤の配合割合として、レシチンがモ
ノグリセリドに対して5〜50重量%で、かつジアセチ
ル酒石酸モノグリセリドがモノグリセリドに対して10
〜100重量%である請求項1、2に記載の油中水型乳
化油脂組成物の製造法。 - 【請求項4】 乳化剤の添加割合が、油中水型乳化油脂
組成物全量に対して0.2〜2.0重量%である請求項
1、2、3に記載の油中水型乳化油脂組成物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5188006A JPH0739303A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 油中水型乳化油脂組成物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5188006A JPH0739303A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 油中水型乳化油脂組成物の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739303A true JPH0739303A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16216001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5188006A Withdrawn JPH0739303A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 油中水型乳化油脂組成物の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739303A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007051115A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Riken Vitamin Co Ltd | 脂溶性薬剤組成物 |
| JP2014195427A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 雪印メグミルク株式会社 | 油中水型乳化組成物 |
| JP2021107070A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | 株式会社Cfcプランニング | 乳化剤、及び、乳化維持方法、並びに、乳化剤を含有する乳化液 |
| JP2022151026A (ja) * | 2021-03-26 | 2022-10-07 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 乳化調味料 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP5188006A patent/JPH0739303A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007051115A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Riken Vitamin Co Ltd | 脂溶性薬剤組成物 |
| JP2014195427A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 雪印メグミルク株式会社 | 油中水型乳化組成物 |
| JP2021107070A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | 株式会社Cfcプランニング | 乳化剤、及び、乳化維持方法、並びに、乳化剤を含有する乳化液 |
| JP2022151026A (ja) * | 2021-03-26 | 2022-10-07 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 乳化調味料 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0327120B1 (en) | Process for producing rolled-in type emulsified fat and oil composition | |
| RU2277789C2 (ru) | Пищевая паста и способ ее приготовления | |
| US5160759A (en) | Edible oil-in-water emulsion | |
| JP2501817B2 (ja) | 乳化油脂組成物の製造法 | |
| Flack | Butter, margarine, spreads, and baking fats | |
| JPH0348781B2 (ja) | ||
| US6086937A (en) | Sauce base composition | |
| EP0576474B1 (en) | Spread | |
| JPH07184577A (ja) | 低油分クリーム | |
| JP2017225466A (ja) | 可塑性油脂組成物 | |
| JP2848849B2 (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
| JP3438745B2 (ja) | Dha含有多相エマルジョン型油脂組成物 | |
| IE68684B1 (en) | An edible fat blend and an edible spread | |
| JPH01112969A (ja) | 低脂肪ソーセージおよびその製造法 | |
| GB2292949A (en) | Stick-type margarines and spreads containing no trans fatty acid | |
| JPH0739303A (ja) | 油中水型乳化油脂組成物の製造法 | |
| US4091121A (en) | Method for making imitation margarine | |
| JPH0523133A (ja) | 水中油中水型エマルジヨンおよびそれを用いたマヨネーズ様食品 | |
| JPH11276069A (ja) | 油中水型乳化油脂組成物 | |
| JPS63279750A (ja) | 低脂肪スプレツドの製造方法 | |
| JP2001029050A (ja) | 含水固形ルー用油脂組成物 | |
| JP7365113B2 (ja) | ホワイトルウ用油脂組成物 | |
| JP4657970B2 (ja) | チーズ様呈味食品 | |
| JP2785953B2 (ja) | スプレッド食品及びその製造法 | |
| JPH069464B2 (ja) | 乳化油脂組成物の製造法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |