JPH073930B2 - Fm復調器 - Google Patents

Fm復調器

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JPH073930B2
JPH073930B2 JP8610287A JP8610287A JPH073930B2 JP H073930 B2 JPH073930 B2 JP H073930B2 JP 8610287 A JP8610287 A JP 8610287A JP 8610287 A JP8610287 A JP 8610287A JP H073930 B2 JPH073930 B2 JP H073930B2
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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、デジタル信号に変換されたアナログFM信号
を復調するFM復調器に関するものである。
[従来の技術] デジタル信号処理技術を用いてFM復調器を構成する際、
FM信号をX,この信号の位相を90゜移相した信号をYとし
たとき、信号Xを復調した信号F で与えられることが従来から知られている。これをハー
ドウエアにより実現した従来の回路構成を第2図に示
す。
図において、(1)は入力アナログFM信号をデジタル信
号に変換するA/Dコンバータであり、デジタル化されたF
M信号は、90゜移相器(3)により90゜移相された信号
Yとなる。他方、A/Dコンバータ(1)の出力は遅延補
正器(2)に入力される。遅延補正器(2)は、90゜移
相器(3)により生じる信号Yの遅延時間と同じだけデ
ジタルFM信号を遅延させるためのもので、遅延補正器
(2)の出力信号Xと、90゜移相器(3)の出力Yとは
同一時間に量子化された信号とみなすことができる。
(4)は入力された信号X,Yについてtan-1(X/Y)の演
算を行う演算器、(5)は演算器(4)の出力を微分す
る微分器である。
このように、演算器(4)の出力を微分器(5)で微分
すれば、 の演算をハードウエアで実現したことになり、微分器
(5)の出力をD/Aコンバータ(6)によりアナログ信
号に変換すれば、FM信号を復調した出力が得られる。こ
の実施例の演算器(4)の構成としては、たとえば除算
器に信号XとYを入力してX/Yを得、その出力をアーク
タンジエントのテーブルを持つているROMに入力し、そ
の出力tan-1(X/Y)を得ることにより構成することがで
きる。
また、90゜移相器(3)は、ヒルベルト変換により構成
される。理想的なヒルベルト交換では、振幅特性は入力
信号の周波数にかかわらず常に1であるが、これをハー
ドウエアにより実現すると、有限のタツプ数で構成され
るために、振幅特性は、たとえば第3図のようになる。
[発明が解決しようとする問題点] このような特性を持つ90゜移相器(3)において、たと
えば第3図の周波数w0の信号を第2図のFM復調器に入力
すると、90゜移相器(3)の出力はaY(0<a<1)と
なり、演算器(4)ではtan-1(X/aY)を演算すること
になり、誤つた結果を出力することになる。
すなわち、理想的な振幅特性が得られない周波数を持つ
FM信号が入力されると、誤つた結果を出力するという問
題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、90゜移相器の振幅特性を補正でき、正確な復
調信号が得られるFM復調器を提供することを目的として
いる。
[問題点を解決するための手段] この発明にかかるFM復調器は、入力アナログFM信号をデ
ジタル信号に変換するA/Dコンバータと、この変換され
たデジタル信号の位相を90゜移相する90゜移相器と、こ
の90゜移相器と同じ振幅特性を持ち90゜移相器の出力を
−90゜移相する−90゜移相器と、この−90゜移相器の出
力と上記デジタル信号とを乗算する乗算器と、この乗算
器の出力の平方根を演算して出力するルート演算器と、
上記デジタル信号の符号を検出する符号検出器と、この
符号検出器の検出結果に応じて上記ルート演算器の出力
結果に−1を乗じるか否かを選択する切替器と、この切
替器の出力をX,上記90゜移相器の出力をYとしたときこ
れらX,Yを入力した際にtan-1(X/Y)の演算を行う演算
器と、この演算器の出力を微分する微分器と、この微分
器より出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換す
るD/Aコンバータとを備えたことを特徴とする。
[作用] この発明のFM復調器においては、90゜移相器の出力が本
来の信号Yと違つた振幅の信号aY(a>0)であつて
も、この信号は90゜移相器と同じ振幅特性を持つ−90゜
移相器に入力されるので、その出力はデジタルFM信号X
と同位相となり、a2Xとなる。そして、出力Xと出力a2X
とが乗算されてルート演算器で平方根が演算される結
果、ルート演算器の出力はaXとなる。この演算結果は、
デジタル信号Xの符号の検出結果に応じて切替えられる
切替器を介して符号が適正化される。
このようにして得られた切替器の出力aXと90゜移相器の
出力aYとは演算器に入力され、演算器からは、 の出力が得られ、90゜移相器の振幅特性が補正される。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図にしたがつて説明す
る。第1図において、第2図と同一または相当部分には
同一符号を付してある。(1)は入力アナログFM信号を
デジタル信号に変換するA/Dコンバータ、(3)はA/Dコ
ンバータ(1)でデジタル化されたFM信号を90゜移相す
る90゜移相器、(7)は90゜移相器(3)により生じる
信号の遅延時間と同じだけデジタルFM信号を遅延させる
遅延補正器、(8)は90゜移相器(3)の出力を遅延補
正するための遅延補正器、(9)は90゜移相器(3)と
同じ振幅特性を持ち90゜移相器(3)の出力を−90゜移
相する−90゜移相器、(10)は遅延補正器(7)で遅延
されたデジタル信号の符号を検出する符号検出器、(1
1)は−90゜移相器(9)の出力と遅延補正器(7)か
らのデジタル信号とを乗算する乗算器、(12)は乗算器
(11)の出力の平方根を演算して出力するルート演算
器、(13),(15)は符号検出器(10)で検出されたデ
ジタル信号の符号に応じて、ルート演算器(12)の出力
結果に−1を乗じるか否かを選択する切替器、(14)は
−1乗算器、(4)は切替器(13)の出力をX,90゜移相
器(3)の出力をYとしたときこれらX,Yを入力した際
にtan-1(X/Y)の演算を行う演算器、(5)はこの演算
器(4)の出力を微分する微分器、(6)はこの微分器
(5)より出力されるデジタル信号をアナログ信号に変
換するD/Aコンバータである。
つぎに、第1図の回路の動作を説明する。
A/Dコンバータ(1)でデジタル化されたFM信号(Xと
する)は、90゜移相器(3)に入力されて90゜移相され
る。この90゜移相器(3)の振幅特性が理想的である場
合の出力信号をYとしておくと、たとえば実際の振幅特
性が第3図のようなものであったとして、入力したFM信
号の周波数がw0であつたときには、90゜移相器(3)の
出力はaY(ただし、0<a<1)となり、本来の信号Y
よりも振幅の小さい信号となる。そして、この信号は90
゜移相器(3)と同じ振幅特性を持つ−90゜移相器
(9)に入力されるので、その出力はXと同位相とな
り、a2Xとなる。
ところが、A/Dコンバータ(1)でデジタル化された信
号Xは、遅延補正器(7)にも入力される。これは、90
゜移相器(3),−90゜移相器(9)により生じる信号
の遅延と同じだけ信号Xを遅延させておくためである。
そして、遅延補正器(7)により遅延補正された信号X
と、−90゜移相器(9)からの出力a2Xとが乗算器(1
1)で乗算され、その出力はルート演算器(12)平方根
が演算され、ルート演算器(12)の出力は となる。ところが、このままではXが負の値であつたと
き、Xが負であることがルート演算器(12)の出力に反
映されないので、遅延補正器(7)の出力Xの符号を符
号検出器(10)で検出し、その検出結果に応じて2つの
切替器(13),(15)を同期して切替える。
すなわち、Xの符号が負であると検出されれば、切替器
(13),(15)を下側に切替える。そうすると、ルート
演算器(12)の出力は−1倍する乗算器(14)を通るの
で、Xの符号が負であることに応じて、切替器(15)の
出力aXも負の値となる。また、逆にXが正の値であるな
ら、切替器(13),(15)を上側に切替えると、ルート
演算器(12)の出力は乗算器(14)を通らないので、切
替器(15)の出力aXは正の値となる。
なお、90゜移相器(3)の出力aYは、切替器(15)の出
力aXの遅延時間と合わせるために、遅延補正器(8)に
入力され遅延補正される。
このようにして得られた切替器(15)の出力aXと遅延補
正器(8)の出力aYとは演算器(4)に入力される。演
算器(4)からは、 の出力を得ることになり、第2図における理想的な90゜
移相器を用いた場合と同じ出力を得ることができ、90゜
移相器(3)の振幅特性が補正されたことになる。
その後は、第2図で説明したのと同様に、演算器(4)
の出力は微分器(5)を通り、D/Aコンバータ(6)に
よつてアナログ信号に変換されて正確な復調信号が得ら
れる。
また、乗算器(14)は−1乗算器について説明したけれ
ども、この乗算器(14)に代えて、入力信号の絶対値が
そのままで、負の値として出力するものであれば他の回
路構成のものを使用してもよいことはいうまでもない。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、90゜移相器と同じ振
幅特性を持つ−90゜移相器を設け、90゜移相器の振幅特
性を理想的な状態に補正できるようにしたので、正確な
FM復調信号が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のFM復調器の一実施例を示すブロツク
回路図、第2図は従来のFM復調器のブロツク回路図、第
3図は90゜移相器および−90゜移相器の振幅特性を示す
図である。 (1)……A/Dコンバータ、(3)……90゜移相器、
(4)……演算器、(5)……微分器、(6)……D/A
コンバータ、(9)……−90゜移相器、(10)……符号
検出器、(11)……乗算器、(12)……ルート演算器、
(13),(15)……切替器、(14)……乗算器。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力アナログFM信号をデジタル信号に変換
    するA/Dコンバータと、この変換されたデジタル信号の
    位相を90゜移相する90゜移相器と、この90゜移相器と同
    じ振幅特性を持ち90゜移相器の出力を−90゜移相する−
    90゜移相器と、この−90゜移相器の出力と上記デジタル
    信号とを乗算する乗算器と、この乗算器の出力の平方根
    を演算して出力するルート演算器と、上記デジタル信号
    の符号を検出する符号検出器と、この符号検出器の検出
    結果に応じて上記ルート演算器の出力結果に−1を乗じ
    るか否かを選択する切替器と、この切替器の出力をX,上
    記90゜移相器の出力をYとしたときこれらX,Yを入力し
    た際に、tan-1(X/Y)の演算を行う演算器と、この演算
    器の出力を微分する微分器と、この微分器より出力され
    るデジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバー
    タとを備えたことを特徴とするFM復調器。
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