JPH073937A - ナット埋設alcパネル及び埋設ナット用栓 - Google Patents

ナット埋設alcパネル及び埋設ナット用栓

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JPH073937A
JPH073937A JP16640993A JP16640993A JPH073937A JP H073937 A JPH073937 A JP H073937A JP 16640993 A JP16640993 A JP 16640993A JP 16640993 A JP16640993 A JP 16640993A JP H073937 A JPH073937 A JP H073937A
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JP16640993A
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Toshihiro Watanabe
俊弘 渡邊
Eiichiro Tsuruta
永一郎 鶴田
Hiroyuki Watanabe
宏幸 渡辺
Noboru Morita
登 森田
Masaru Nogi
勝 野木
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 溶融残渣がナットの孔に付着しない埋設ネッ
ト用栓を提供する。また、埋設されているナット位置が
分かるALCパネルと、その製造の際使用する埋設ナッ
ト用栓を提供する。 【構成】 ALCパネルの版面にナット3に連通する小
孔を開口させる。または、ALCパネルの版面にナット
に連通する線材の先端部を露出させる。パネル取付け用
ナットの開口部に先端部を挿入する栓4は、ナットの開
口部に挿入される先端部と、開口の外部に配置されナッ
トの外径にほぼ等しい外径を有する柱部と、柱部から少
なくともピアノ線による切断線まで突出するマーカー5
部とで構成し、マーカー部は前養生後の半可塑性状態で
ピアノ線で切断可能な材質で作るか、またはピアノ線で
屈折可能な材質で作る。なお、マーカー部を省略しても
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の外壁などに使
用されるALC(軽量発泡コンクリート)パネルとその
パネルを製造する際に使用される埋設ナット用栓に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の外壁などに使用される幅
600mmのALCパネルを製造するには、型枠に複数
の補強用鉄筋籠を並列して深さ650mmの長方形の型
枠にセットし、原料スラリを注入して発泡させる。そし
て、所定時間経過後に半可塑性状態に固化したら、型枠
を外して高さ600mmになるように上面を切削してか
ら垂直方向に所定厚さにピアノ線で切断して複数のAL
Cパネルの半製品を生成する。その後各パネルをオート
クレーブ装置に挿入し、高温高圧で水蒸気養生して製品
として完成させている。このパネルを建築物の躯体に取
付けるには、パネルを貫通する座ぐり孔を穿孔してボル
トや取付け金具を挿入して固着する方法や、パネルの小
口面に孔を穿孔してナットや取付け金具を挿入し、表面
からこのナットに連通する穴を穿孔してボルト等で取付
ける方法等が採用されている。
【0003】しかし、これらの方法は、いずれも現場で
の穿孔作業や取付け後の補修が必要であり、手数と工期
が掛かる問題があった。この問題を解消するために、パ
ネルを製造する際に、補強用鉄筋籠に取付け用ナットを
固着し、その開口部に発泡樹脂等オートクレーブ養生で
溶融する栓をしてから従来と同様な工程で取付け用ナッ
ト埋設パネルが製造されている。
【0004】
【発明が解決しよとする課題】しかし、溶融する栓を用
いた場合、オートクレーブ養生後に溶融残渣がナットの
孔に付着しているので、その除去作業に手数がかかる問
題がある。
【0005】また、この栓はピアノ線で切断することが
できないので、その先端部はパネル面より10mm前後
内部で止められている。その結果、建築現場では埋設さ
れているナットの位置が分からないため、パネル表面を
叩いて音の変化で穴の位置を推定して大きめの穴を穿孔
していた。このことは煩雑な作業であり、またこのナッ
トに連通する穴を正確に穿孔することが困難であった。
【0006】したがって、本発明の1つの目的は、溶融
残渣がナットの孔に付着しない埋設ネット用栓を提供す
るものである。
【0007】本発明の他の目的は、埋設されているナッ
ト位置が分かるALCパネルと、その製造の際使用する
埋設ナット用栓を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ALCパネルは、ナット
の埋設位置を表示するために、その版面に向かって取付
け用ナットが埋設されている版面に、前記ナットに連通
する小径の孔を開口させるか、線材の先端を露出させた
ものである。ALCパネルを前述のように構成するため
には、ナットに取付けられる栓は、型枠内に補強用鉄筋
籠をセットする際に、パネル取付け用ナットの孔(ネジ
部)に挿入される先端部(頂部)と、該先端部と一体に
形成されかつナットの孔の外部に配置される柱部と、ナ
ットとは反対側に突出するように柱部に取付けられかつ
オートクレーブ養生後にマーカー(位置表示)として機
能する小径のマーカー部とから成る。先端部の材質は、
オートクレーブ養生で粉化する合成樹脂であり、柱部の
材質は、オートクレーブ養生で粉化または溶融する合成
樹脂であり、マーカー部の材質は、オートクレーブ養生
前の半可塑性状態でピアノ線で切断可能であるが、オー
トクレーブ養生時に溶融するような例えば、ワックス、
蝋、澱粉、蛋白等の材質であるか、またはオートクレー
ブ養生前の半可塑性状態でピアノ線で切断されないが、
ピアノ線により屈曲可能でありかつオートクレーブ養生
時に変質しないステンレスや炭素繊維等の線材である。
【0009】なお、本発明の前述の1つの目的だけを達
成するためには、前述したマーカー部分を栓に設ける必
要はない。また以下の実施例に関する説明は、特に、本
発明の前述の他の目的を達成する、埋設されているナッ
ト位置が分かるALCパネルと、その製造の際使用する
マーカー部分を有する埋設ナット用栓に関連して行い、
マーカー部分を含まない埋設用栓の説明は省略する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1は、本発明のALCパネルを半可塑
性状態にするための前養生を行う前の第1実施例の栓を
取付けた状態を説明するための型枠内の縦断面図であ
り、図2は、一部を切り欠いて示す本発明の第1実施例
のALCパネルの側面図であり、図3は、本発明のAL
Cパネルを半可塑性状態にするための前養生を行う前の
第2実施例の栓を取付けた状態を説明するための型枠内
の縦断面図であり、図4は、一部を切り欠いて示す本発
明の第2実施例のALCパネルの側面図である。
【0011】(第1実施例)図1において、型枠1の内
部には複数の補強用鉄筋籠2が並列にセットされてい
る。この鉄筋籠2の長手方向(図面に垂直な方向)の主
筋2aに長ナット3の基部3aが固着されている。そし
てこのナット3の孔の開口部には栓4が嵌められてい
る。この栓4は、頂部4a、柱部4b、マーカー部5か
ら成る。この頂部4aは、例えばポリエチレンテレフタ
レートのようなオートクレーブ養生(高温高圧での水蒸
気養生)によって粉化する材質から成る中空の円錐台部
分であり、柱部4bは、例えばポリエチレンのようなオ
ートクレーブ養生によって溶融する材質(頂部と同様に
粉化する材質でもよい)から成るナットの外径とほぼ等
しい外径の円柱部分である。マーカー部5は柱部4bに
形成された穴に挿入されて固定され、ナットとは反対側
に突出するような棒状のもであり、その長さは型枠1に
当接するか、またはピアノ線による切断線6より僅かに
突出するようなものであり、その材質は、前養生で軟化
してオートクレーブによって溶融する例えばマカロニや
乾麺などの澱粉質である(前養生で軟化してオートクレ
ーブ養生によって粉化する材質でもよい)。なお、本明
細書で、マーカー部の材質に関して用いる「溶融」とい
う用語は、通常使用されている本来の意味の溶融ばかり
でなく、オートクレーブ養生により、例えば、蒸発によ
り消失したり、熱分解したり、一部が母材と反応した
り、形状が縮小する等によってその材質が配置されてい
た位置に穴を形成させる任意の現象を含むような広義の
意味で解釈すべきものである。
【0012】このように栓が取付けられたナットが固着
された鉄筋籠をセットした型枠1に通常の製造法と同様
に原料のスラリを注入して前養生により発泡させる。そ
して所定時間経過後にスラリが半可塑性状態に固化した
ら、型枠を外して高さ600mmになるように上面を切
削してから半可塑性体を所定の厚さにピアノ線で垂直方
向に切断して複数のALCパネルの半製品を生成する。
このとき、マーカー部5は、前養生で約50°Cでスラ
リ中で膨潤して軟化しているので容易に切断できる。そ
の後、オートクレーブ装置に半製品を挿入して、オート
クレーブ養生を行うと、栓の頂部は粉化し、柱部とマー
カー部は溶融するので、図2に示すように、製品7の表
面にはマーカー跡の小孔5aが形成され、その奥はナッ
トまで連通する孔4cが形成される。したがって、この
マーカー跡の小孔5aを拡張すれば容易に正確にボルト
挿入のための開口部を形成することができる。マーカー
としては前養生で軟化してピアノ線で切断できるものな
らなんでもよく、また染料や顔料で着色しておけば一層
位置が分かり易い。なお、マーカーが長いと隣接するパ
ネルの表面にもマーカー跡が残るが直径や深さが小さけ
れば製品の品質に支障はない。
【0013】(第2実施例)図3、図4に示す第2実施
例においては、栓4のマーカー5の代わりに直径が0.
2mmのステンレス線8が使用される。ステンレス線8
は、柱部4bから頂部4aに貫通させ、その一方の先端
部を折り曲げて栓4に固定される。他方の先端部は切断
線6より僅かに突出する長さになっている。このように
セットされた型枠1に通常の製造法と同様に原料のスラ
リを注入して前養生により発泡させる。そして所定時間
経過後にスラリが半可塑性状態に固化したら、型枠を外
して高さ600mmになるように上面を切削してから半
可塑性体を所定の厚さにピアノ線で垂直方向に切断して
複数のALCパネルの半製品を生成する。このとき、マ
ーカー部であるステンレス線8は、屈曲して切断され
ず、半可塑性体の切断には支障がない。その後、オート
クレーブ装置に半製品を挿入して、オートクレーブ養生
を行うと(高温高圧で水蒸気養生すると)、栓の頂部は
粉化し、柱部は溶融し、ステンレス線8は、図4に示す
ように、製品7の表面に露出した状態で残る。また、そ
の奥はナットまで連通する孔4cが形成される。したが
って、このマーカー跡、即ちステンレス線の位置の部分
を拡張すれば容易に正確にボルト挿入のための開口部を
形成することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の栓を使用
してALCパネルを製造すれば、パネルの版面に、埋設
されているナットのねじに溶融残差が付着することがな
く、さらにナットにに連通する小径の孔を開口させた
り、線材を露出させることができる。したがって、工場
や建築現場でナットに連通する孔を容易に正確に穿孔す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のALCパネルを半可塑性状態
にするための前養生を行う前の第1実施例の栓を取付け
た状態を説明するための型枠内の縦断面図である。
【図2】図2は、一部を切り欠いて示す本発明の第1実
施例のALCパネルの側面図である。
【図3】図3は、本発明のALCパネルを半可塑性状態
にするための前養生を行う前の第2実施例の栓を取付け
た状態を説明するための型枠内の縦断面図である。
【図4】図4は、一部を切り欠いて示す本発明の第2実
施例のALCパネルの側面図である。
【符号の説明】
1 型枠 2 鉄筋籠 3 ナット 4 栓 5 マーカー 7 ALCパネル 8 ステンレス線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版面に向かって取付け用ナットが埋設さ
    れているALCパネルであって、版面に前記ナットに連
    通する小孔が開口していることを特徴とするナット埋設
    ALCパネル。
  2. 【請求項2】 版面に向かって取付け用ナットが埋設さ
    れているALCパネルであって、版面に前記ナットに連
    通する線材の先端部が露出していることを特徴とするナ
    ット埋設ALCパネル。
  3. 【請求項3】 パネル取付け用ナットの開口部に先端部
    を挿入する栓であって、前記栓は、ナットの開口部に挿
    入される先端部と、開口の外部に配置されナットの外径
    にほぼ等しい外径を有する柱部と、柱部から少なくとも
    ピアノ線による切断線まで突出するマーカー部とから成
    り、前記マーカー部がオートクレーブ養生後にナット位
    置を表示するマーカーとして機能することを特徴とする
    埋設ナット用栓。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の埋設ナット用栓におい
    て、前記マーカー部は前養生後の半可塑性状態でピアノ
    線で切断可能な材質で作られていることを特徴とする埋
    設ナット用栓。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の埋設ナット用栓におい
    て、前記マーカー部の材質はオートクレーブ養生により
    粉化または溶融する材質であることを特徴とする埋設ナ
    ット用栓。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の埋設ナット用栓におい
    て、前記マーカー部は前養生後の半可塑性状態でピアノ
    線で屈折可能な材質で作られていることを特徴とする埋
    設ナット用栓。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし6のいずれか1つに記載
    の埋設ナット用栓において、前記先端部はオートクレー
    ブ養生により粉化する材質で作られており、前記柱部は
    オートクレーブ養生により粉化または溶融する材質で作
    られていることを特徴とする埋設ナット用栓。
  8. 【請求項8】 パネル取付け用ナットの開口部に先端部
    を挿入する栓であって、前記栓は、ナットの開口部に挿
    入される先端部と、開口の外部に配置されナットの外径
    にほぼ等しい外径を有する柱部とから成り、前記先端部
    はオートクレーブ養生により粉化する材質で作られてお
    り、前記柱部はオートクレーブ養生により粉化または溶
    融する材質で作られていることを特徴とする埋設ナット
    用栓。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0183816U (ja) * 1987-11-26 1989-06-05
JPH0579180A (ja) * 1991-09-19 1993-03-30 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 取り付け用ナツト埋設型alcパネル及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0183816U (ja) * 1987-11-26 1989-06-05
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