JPH0739389A - アスタキサンチンの製造方法 - Google Patents
アスタキサンチンの製造方法Info
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- JPH0739389A JPH0739389A JP19045893A JP19045893A JPH0739389A JP H0739389 A JPH0739389 A JP H0739389A JP 19045893 A JP19045893 A JP 19045893A JP 19045893 A JP19045893 A JP 19045893A JP H0739389 A JPH0739389 A JP H0739389A
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- Japan
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- astaxanthin
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- haematococcus pluvialis
- producing
- production
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 緑藻ヘマトコッカス・プルビアリスの培養方
法を改善することによってアスタキサンチン含有量を短
期間で増加させ、効率よくアスタキサンチンを製造する
方法、特に、ヘマトコッカス・プルビアリスに温度スト
レスを加えて培養することを含む、アスタキサンチンの
製造方法を提供する。 【構成】 ヘマトコッカス・プルビアリスを温度ストレ
ス下で培養することにより、アスタキサンチン生産を伴
うシスト化を誘発させ、さらに、温度ストレスを加え、
同時、その前、および/またはその後に、活性酸素生成
物質と炭素源を培養基に添加することによりヘマトコッ
カス・プルビアリスのアスタキサンチン生産を促進さ
せ、該培養物からアスタキサンチンを採取する。
法を改善することによってアスタキサンチン含有量を短
期間で増加させ、効率よくアスタキサンチンを製造する
方法、特に、ヘマトコッカス・プルビアリスに温度スト
レスを加えて培養することを含む、アスタキサンチンの
製造方法を提供する。 【構成】 ヘマトコッカス・プルビアリスを温度ストレ
ス下で培養することにより、アスタキサンチン生産を伴
うシスト化を誘発させ、さらに、温度ストレスを加え、
同時、その前、および/またはその後に、活性酸素生成
物質と炭素源を培養基に添加することによりヘマトコッ
カス・プルビアリスのアスタキサンチン生産を促進さ
せ、該培養物からアスタキサンチンを採取する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緑藻ヘマトコッカス・
プルビアリスから大量に効率よくアスタキサンチンを得
る、アスタキサンチンの製造方法に関する。
プルビアリスから大量に効率よくアスタキサンチンを得
る、アスタキサンチンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アスタキサンチンは、甲殻類、魚類など
の水産生物に含まれる赤色カロチノイド色素で、これら
の生物の肉色や体色の発現に深く関与している。ファフ
ィア・ロドチーマのようなアスタキサンチンを含む赤色
酵母の菌体を、マダイ、ニジマス、サケなどの養殖魚の
発色飼料として、南極オキアミなどに代替される用途が
検討されている(特公昭63−61907号公報)。ま
た、アスタキサンチンにα−トコフェロールよりもはる
かに強力な抗酸化作用があることがわかり、医薬活性成
分としての用途も検討されている(Miki, Pure Appl. C
hem., 63, 141 (1991))。
の水産生物に含まれる赤色カロチノイド色素で、これら
の生物の肉色や体色の発現に深く関与している。ファフ
ィア・ロドチーマのようなアスタキサンチンを含む赤色
酵母の菌体を、マダイ、ニジマス、サケなどの養殖魚の
発色飼料として、南極オキアミなどに代替される用途が
検討されている(特公昭63−61907号公報)。ま
た、アスタキサンチンにα−トコフェロールよりもはる
かに強力な抗酸化作用があることがわかり、医薬活性成
分としての用途も検討されている(Miki, Pure Appl. C
hem., 63, 141 (1991))。
【0003】緑藻ヘマトコッカス・プルビアリスもアス
タキサンチンを含有するが、効率よくアスタキサンチン
含有量を増加させるための詳細な培養条件については、
よく知られていない。このため生産性や品質が不十分で
あり、優れた飼料価値や医薬品素材としての潜在価値を
有しながら、有効利用されるに至っていない。
タキサンチンを含有するが、効率よくアスタキサンチン
含有量を増加させるための詳細な培養条件については、
よく知られていない。このため生産性や品質が不十分で
あり、優れた飼料価値や医薬品素材としての潜在価値を
有しながら、有効利用されるに至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、緑藻ヘマト
コッカス・プルビアリスの培養方法を改善することによ
ってアスタキサンチン含有量を早期に増加させ、効率よ
くアスタキサンチンを製造する方法、特にヘマトコッカ
ス・プルビアリスに温度ストレスを加えて培養すること
を含むアスタキサンチンの製造方法を提供することを目
的としている。
コッカス・プルビアリスの培養方法を改善することによ
ってアスタキサンチン含有量を早期に増加させ、効率よ
くアスタキサンチンを製造する方法、特にヘマトコッカ
ス・プルビアリスに温度ストレスを加えて培養すること
を含むアスタキサンチンの製造方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、緑藻ヘマ
トコッカス・プルビアリスによるアスタキサンチンの生
産方法について検討を重ねた結果、ヘマトコッカス・プ
ルビアリスに温度ストレスを加えることによってシスト
化が誘発され、アスタキサンチン生産が促進されること
を見いだした。さらに、温度ストレスを加え、同時、そ
の前、および/またはその後に、培養基に活性酸素生成
物質と炭素源を添加することによりアスタキサンチン生
産が著しく促進されることも見いだした。これらの知見
に基づいて本発明を成すに至った。
トコッカス・プルビアリスによるアスタキサンチンの生
産方法について検討を重ねた結果、ヘマトコッカス・プ
ルビアリスに温度ストレスを加えることによってシスト
化が誘発され、アスタキサンチン生産が促進されること
を見いだした。さらに、温度ストレスを加え、同時、そ
の前、および/またはその後に、培養基に活性酸素生成
物質と炭素源を添加することによりアスタキサンチン生
産が著しく促進されることも見いだした。これらの知見
に基づいて本発明を成すに至った。
【0006】本発明のアスタキサンチンの製造方法は、
ヘマトコッカス・プルビアリスに、温度ストレスを加え
ることにより、シスト化を誘発してアスタキサンチン生
産を促進させ、該培養物からアスタキサンチンを採取す
る工程を包含する。
ヘマトコッカス・プルビアリスに、温度ストレスを加え
ることにより、シスト化を誘発してアスタキサンチン生
産を促進させ、該培養物からアスタキサンチンを採取す
る工程を包含する。
【0007】本発明のアスタキサンチンの製造方法は、
ヘマトコッカス・プルビアリスに、温度ストレスを加
え、同時、その前、および/またはその後に、活性酸素
生成物質および炭素源を培養基に添加して、アスタキサ
ンチン生産を促進させ、該培養物からアスタキサンチン
を採取する工程を包含する。
ヘマトコッカス・プルビアリスに、温度ストレスを加
え、同時、その前、および/またはその後に、活性酸素
生成物質および炭素源を培養基に添加して、アスタキサ
ンチン生産を促進させ、該培養物からアスタキサンチン
を採取する工程を包含する。
【0008】好適な実施態様においては、上記温度スト
レスは、ヘマトコッカス・プルビアリスを生育温度T1
にて培養し、得られた栄養細胞を次いで色素生産温度T
2にて培養する方法であって、該生育温度T1が15〜2
8℃であり、該色素生産温度T2が25〜38℃であ
り、該色素生産温度T2が該生育温度T1より10〜15
℃の範囲で高温である。
レスは、ヘマトコッカス・プルビアリスを生育温度T1
にて培養し、得られた栄養細胞を次いで色素生産温度T
2にて培養する方法であって、該生育温度T1が15〜2
8℃であり、該色素生産温度T2が25〜38℃であ
り、該色素生産温度T2が該生育温度T1より10〜15
℃の範囲で高温である。
【0009】本発明に用いる緑藻ヘマトコッカス・プル
ビアリスは、単細胞で細胞の大きさは20〜25μmで
あり、淡水に生息するプランクトンであって、容易に採
取することができる。例えば、Haematococcus pluviali
s ASIB BS2, CALU 9, CALU 333, CAUP G1002, CCAO, IB
ASU 38, IPPAS H-23, MUR 01,02,62,63,64,65,66,67,6
8,69,71,72,75,76,77, NIES 144, NIVA CHL 9, SMBA が
ある。Haematococcus lacustris の中にはヘマトコッカ
ス・プルビアリスと同一のものもあり、このような同一
のものとして ATCC 30402, SAG 34-1a,1b,1c,1d,1e,1f,
1h 1k,1l,1m 1n, UTEX 16 がある。本発明に好適に用い
られるヘマトコッカス・プルビアリスは国立環境研(N
IES)に寄託番号NIES144として寄託されてい
る。
ビアリスは、単細胞で細胞の大きさは20〜25μmで
あり、淡水に生息するプランクトンであって、容易に採
取することができる。例えば、Haematococcus pluviali
s ASIB BS2, CALU 9, CALU 333, CAUP G1002, CCAO, IB
ASU 38, IPPAS H-23, MUR 01,02,62,63,64,65,66,67,6
8,69,71,72,75,76,77, NIES 144, NIVA CHL 9, SMBA が
ある。Haematococcus lacustris の中にはヘマトコッカ
ス・プルビアリスと同一のものもあり、このような同一
のものとして ATCC 30402, SAG 34-1a,1b,1c,1d,1e,1f,
1h 1k,1l,1m 1n, UTEX 16 がある。本発明に好適に用い
られるヘマトコッカス・プルビアリスは国立環境研(N
IES)に寄託番号NIES144として寄託されてい
る。
【0010】緑藻ヘマトコッカス・プルビアリスの栄養
細胞は、窒素源が欠乏した培養基に移すことにより、ア
スタキサンチンを大量に含有するシストを形成する。こ
のアスタキサンチン生産を伴うシスト化は、高い炭素/
窒素比によって誘導されるため、人為的に培養基中の成
分組成を適当に調節することにより、栄養細胞からシス
トへの形態変化を誘導することができる(Kakizonoら,
J. Ferment. Bioeng.,74, 403 (1992))。
細胞は、窒素源が欠乏した培養基に移すことにより、ア
スタキサンチンを大量に含有するシストを形成する。こ
のアスタキサンチン生産を伴うシスト化は、高い炭素/
窒素比によって誘導されるため、人為的に培養基中の成
分組成を適当に調節することにより、栄養細胞からシス
トへの形態変化を誘導することができる(Kakizonoら,
J. Ferment. Bioeng.,74, 403 (1992))。
【0011】ヘマトコッカス・プルビアリスのシスト細
胞ではアスタキサンチン生産は活性酸素生成物質により
促進されるが、強力な抗酸化作用を有するアスタキサン
チンは、様々な酸化的ストレスに対する防御機構の一つ
として機能していると考えられる(Kobayashiら, Appl.
Environ. Microbiol., 59, 867 (1993))。
胞ではアスタキサンチン生産は活性酸素生成物質により
促進されるが、強力な抗酸化作用を有するアスタキサン
チンは、様々な酸化的ストレスに対する防御機構の一つ
として機能していると考えられる(Kobayashiら, Appl.
Environ. Microbiol., 59, 867 (1993))。
【0012】ヘマトコッカス・プルビアリスの栄養細胞
は、暗所で酢酸などの有機物を炭素源として従属栄養的
に培養するだけでなく、明所で炭酸ガスを炭素源として
独立栄養的に、あるいは明所で酢酸などの有機物と炭酸
ガスの両方を炭素源として混合栄養的に増殖させること
ができる(Kobayashiら, J. Ferment. Bioeng., 74,17
(1992))。
は、暗所で酢酸などの有機物を炭素源として従属栄養的
に培養するだけでなく、明所で炭酸ガスを炭素源として
独立栄養的に、あるいは明所で酢酸などの有機物と炭酸
ガスの両方を炭素源として混合栄養的に増殖させること
ができる(Kobayashiら, J. Ferment. Bioeng., 74,17
(1992))。
【0013】本発明で使用される栄養培地は、通常のも
のでよく、炭素源としては、例えば、従来から知られて
いる酢酸のほか、ピルビン酸、エタノール、およびTC
A関連有機酸などがある。上記の各々の炭素源と、アス
パラギン、グリシン、グルタミンなどのアミノ酸のよう
な窒素源とを含む群の中から選ばれる1種または2種以
上に、さらに酵母エキスを組み合わせた培地が用いられ
る。好ましい培地は、例えば酵母エキス2.0g/l,
酢酸ナトリウム1.2g/l,L−アスパラギン0.4
g/l,MgCl2・6H2O 985μM,FeSO4・
7H2O 36μM,CaCl2・2H2O 136μM,
pH6.8である。培養条件としては、光照射強度は、
1000〜10000ルクスの範囲とする。生育温度は
菌株により異なるが、通常、15〜28℃である。
のでよく、炭素源としては、例えば、従来から知られて
いる酢酸のほか、ピルビン酸、エタノール、およびTC
A関連有機酸などがある。上記の各々の炭素源と、アス
パラギン、グリシン、グルタミンなどのアミノ酸のよう
な窒素源とを含む群の中から選ばれる1種または2種以
上に、さらに酵母エキスを組み合わせた培地が用いられ
る。好ましい培地は、例えば酵母エキス2.0g/l,
酢酸ナトリウム1.2g/l,L−アスパラギン0.4
g/l,MgCl2・6H2O 985μM,FeSO4・
7H2O 36μM,CaCl2・2H2O 136μM,
pH6.8である。培養条件としては、光照射強度は、
1000〜10000ルクスの範囲とする。生育温度は
菌株により異なるが、通常、15〜28℃である。
【0014】このようにして培養したヘマトコッカス・
プルビアリスは、人為的に培養基中の成分組成を適当に
調節することにより、栄養細胞からシストへの形態変化
を誘導して、蓄積するアスタキサンチンを採取すること
も可能である。しかしながら、ヘマトコッカス・プルビ
アリスの培養温度を高温条件に移すことにより、栄養細
胞からシストへの形態変化を誘導して、アスタキサンチ
ン生産機能を最大限に引き出すことはより効果が高い。
したがって、ヘマトコッカス・プルビアリスの至適生育
温度T1 より10〜15℃高い培養温度(色素生産温度
T2) に栄養細胞を移し、光照射下で、栄養細胞からシ
ストへの形態変化を誘導して、アスタキサンチン生産を
促進させる。あるいは、至適生育温度T1 より10〜1
5℃高い培養温度(色素生産温度T2)に栄養細胞を移
し、同時、その前、および/またはその後に、活性酸素
生成物質と炭素源を培養基に添加することにより、アス
タキサンチン生産を著しく増強させることができる。用
いられる活性酸素生成物質には、例えば、鉄イオン、メ
チレンブルー、メチルビオロゲン、過酸化水素などがあ
る(特開平5−68585号公報)。使用される炭素源
としては、上記のものがいずれも用いられ、好ましくは
酢酸を使用する。
プルビアリスは、人為的に培養基中の成分組成を適当に
調節することにより、栄養細胞からシストへの形態変化
を誘導して、蓄積するアスタキサンチンを採取すること
も可能である。しかしながら、ヘマトコッカス・プルビ
アリスの培養温度を高温条件に移すことにより、栄養細
胞からシストへの形態変化を誘導して、アスタキサンチ
ン生産機能を最大限に引き出すことはより効果が高い。
したがって、ヘマトコッカス・プルビアリスの至適生育
温度T1 より10〜15℃高い培養温度(色素生産温度
T2) に栄養細胞を移し、光照射下で、栄養細胞からシ
ストへの形態変化を誘導して、アスタキサンチン生産を
促進させる。あるいは、至適生育温度T1 より10〜1
5℃高い培養温度(色素生産温度T2)に栄養細胞を移
し、同時、その前、および/またはその後に、活性酸素
生成物質と炭素源を培養基に添加することにより、アス
タキサンチン生産を著しく増強させることができる。用
いられる活性酸素生成物質には、例えば、鉄イオン、メ
チレンブルー、メチルビオロゲン、過酸化水素などがあ
る(特開平5−68585号公報)。使用される炭素源
としては、上記のものがいずれも用いられ、好ましくは
酢酸を使用する。
【0015】温度ストレスとして与えられる色素生産温
度T2 は、至適生育温度T1 に対し、10〜15℃の範
囲にわたって高いことが必要である。したがって、生育
温度T1 で培養し得られた栄養細胞をシスト化し、アス
タキサンチン生産を促進するための色素生産温度T2
は、25〜38℃に設定され、好ましくは30℃に設定
する。
度T2 は、至適生育温度T1 に対し、10〜15℃の範
囲にわたって高いことが必要である。したがって、生育
温度T1 で培養し得られた栄養細胞をシスト化し、アス
タキサンチン生産を促進するための色素生産温度T2
は、25〜38℃に設定され、好ましくは30℃に設定
する。
【0016】上記の温度ストレス条件下での培養方法
は、培養因子の中で最もコントロールしやすい培養温度
によって、ヘマトコッカス・プルビアリスのアスタキサ
ンチン生産を容易に促進することができる。
は、培養因子の中で最もコントロールしやすい培養温度
によって、ヘマトコッカス・プルビアリスのアスタキサ
ンチン生産を容易に促進することができる。
【0017】ヘマトコッカス・プルビアリス細胞の破砕
には、プロテアーゼを用いる酵素的方法(特開平5−6
8585号公報)だけでなく、ガラスビーズを加えグラ
インディングにより破砕する方法、あるいはフレンチプ
レスを用いる方法、さらには超音波破砕法などの既知の
物理的方法を適用し、メタノールあるいはアセトンなど
の極性の大きい溶媒で抽出することにより回収すること
ができる。また、細胞をバルクのままで養殖魚の色揚げ
などに使用することもできる。
には、プロテアーゼを用いる酵素的方法(特開平5−6
8585号公報)だけでなく、ガラスビーズを加えグラ
インディングにより破砕する方法、あるいはフレンチプ
レスを用いる方法、さらには超音波破砕法などの既知の
物理的方法を適用し、メタノールあるいはアセトンなど
の極性の大きい溶媒で抽出することにより回収すること
ができる。また、細胞をバルクのままで養殖魚の色揚げ
などに使用することもできる。
【0018】アスタキサンチンの精製は、既知の分離精
製手段を適宜利用することによって、所望の純度のアス
タキサンチンを得ることができる。
製手段を適宜利用することによって、所望の純度のアス
タキサンチンを得ることができる。
【0019】
【実施例】次に、酢酸を炭素源とした実施例によって、
本発明を更に詳細に説明する。
本発明を更に詳細に説明する。
【0020】実施例1 表1に示す培養基100mlを200ml容のフラスコ
に入れ、121℃で、15分間滅菌した。維持用の培養
基に別に培養したヘマトコッカス・プルビアリス(Haem
atococcus pluvialis NIES 144)のシードを接種し、1
500ルクスの光照度下、生育温度20℃で4日間培養
を行った。
に入れ、121℃で、15分間滅菌した。維持用の培養
基に別に培養したヘマトコッカス・プルビアリス(Haem
atococcus pluvialis NIES 144)のシードを接種し、1
500ルクスの光照度下、生育温度20℃で4日間培養
を行った。
【0021】上記培養で得られたヘマトコッカス・プル
ビアリスの栄養細胞を、色素生産温度30℃で6日間本
培養した。
ビアリスの栄養細胞を、色素生産温度30℃で6日間本
培養した。
【0022】本培養における、ヘマトコッカス・プルビ
アリスのカロチノイド含量の変化を図1に示す。カロチ
ノイド量は480nmでの吸光度から測定した後、抽出
し、その90%がアスタキサンチンであることを確認し
た。
アリスのカロチノイド含量の変化を図1に示す。カロチ
ノイド量は480nmでの吸光度から測定した後、抽出
し、その90%がアスタキサンチンであることを確認し
た。
【0023】ヘマトコッカス・プルビアリスの栄養細胞
を20℃で培養すれば、そのまま栄養増殖を行うが、培
養温度を生育温度である20℃から、色素生産温度であ
る30℃に急激に変化させると、シスト細胞への形態変
化が起こり、アスタキサンチン生産が促進された。アス
タキサンチン含量は栄養細胞の約20倍であった。
を20℃で培養すれば、そのまま栄養増殖を行うが、培
養温度を生育温度である20℃から、色素生産温度であ
る30℃に急激に変化させると、シスト細胞への形態変
化が起こり、アスタキサンチン生産が促進された。アス
タキサンチン含量は栄養細胞の約20倍であった。
【0024】
【表1】
【0025】実施例2 実施例1と同様にして得られた栄養細胞に、炭素源とし
て酢酸濃度が45mM、鉄イオン濃度(FeSO4・7
H2O)が450μMとなるように添加し、色素生産温
度30℃でさらに6日間培養した。アスタキサンチン量
は、実施例1と同様にして測定した。ヘマトコッカス・
プルビアリスの栄養細胞は、培養温度を高温の色素生産
温度(30℃)に変化させることにより、シストの形成
を開始し、細胞内にアスタキサンチンを蓄積する(図
1)。さらに、温度ストレス下(30℃)で、炭素源で
ある酢酸と鉄イオンを添加すると、アスタキサンチン生
産は著しく促進された(図2)。
て酢酸濃度が45mM、鉄イオン濃度(FeSO4・7
H2O)が450μMとなるように添加し、色素生産温
度30℃でさらに6日間培養した。アスタキサンチン量
は、実施例1と同様にして測定した。ヘマトコッカス・
プルビアリスの栄養細胞は、培養温度を高温の色素生産
温度(30℃)に変化させることにより、シストの形成
を開始し、細胞内にアスタキサンチンを蓄積する(図
1)。さらに、温度ストレス下(30℃)で、炭素源で
ある酢酸と鉄イオンを添加すると、アスタキサンチン生
産は著しく促進された(図2)。
【0026】このように、ヘマトコッカス・プルビアリ
スの栄養細胞に、温度ストレスを加えることにより、ア
スタキサンチン生産を伴うシスト化を引き起こすことが
できた。さらに、温度ストレスを加え、同時、その前、
および/またはその後に、培養基に酢酸と鉄イオンを添
加することにより、アスタキサンチンを大量に細胞内に
蓄積させることができた。アスタキサンチン含量は栄養
細胞の約60倍となった。
スの栄養細胞に、温度ストレスを加えることにより、ア
スタキサンチン生産を伴うシスト化を引き起こすことが
できた。さらに、温度ストレスを加え、同時、その前、
および/またはその後に、培養基に酢酸と鉄イオンを添
加することにより、アスタキサンチンを大量に細胞内に
蓄積させることができた。アスタキサンチン含量は栄養
細胞の約60倍となった。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、藻体中にアスタキサン
チンが早期から蓄積し、さらに、人工的なシスト誘導に
より、効率よくアスタキサンチンを生産させることがで
きる。これよりアスタキサンチンを大量に効率よく製造
する方法が提供される。得られるアスタキサンチンは安
全性が高いので、魚類養殖その他の産業に寄与し得る。
チンが早期から蓄積し、さらに、人工的なシスト誘導に
より、効率よくアスタキサンチンを生産させることがで
きる。これよりアスタキサンチンを大量に効率よく製造
する方法が提供される。得られるアスタキサンチンは安
全性が高いので、魚類養殖その他の産業に寄与し得る。
【図1】ヘマトコッカス・プルビアリスの、カロチノイ
ド生産に対する温度の効果を示す。
ド生産に対する温度の効果を示す。
【図2】温度ストレス下で、ヘマトコッカス・プルビア
リスの、カロチノイド生産に対する鉄イオンおよび酢酸
添加の効果を示す。
リスの、カロチノイド生産に対する鉄イオンおよび酢酸
添加の効果を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 ヘマトコッカス・プルビアリスに、温度
ストレスを加えることにより、シスト化を誘発してアス
タキサンチン生産を促進させ、該培養物からアスタキサ
ンチンを採取する工程を包含する、アスタキサンチンの
製造方法。 - 【請求項2】 ヘマトコッカス・プルビアリスに、温度
ストレスを加え、同時、その前、および/またはその後
に、活性酸素生成物質および炭素源を培養基に添加し
て、アスタキサンチン生産を促進させ、該培養物からア
スタキサンチンを採取する工程を包含する、アスタキサ
ンチンの製造方法。 - 【請求項3】 前記温度ストレスが、ヘマトコッカス・
プルビアリスを生育温度T1にて培養し、得られた栄養
細胞を次いで色素生産温度T2にて培養する方法であっ
て、該生育温度T1が15〜28℃であり、該色素生産
温度T2が25〜38℃であり、該色素生産温度T2が該
生育温度T1より10〜15℃の範囲で高温である、請
求項1または請求項2に記載のアスタキサンチンの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19045893A JP3499259B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | アスタキサンチンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19045893A JP3499259B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | アスタキサンチンの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739389A true JPH0739389A (ja) | 1995-02-10 |
| JP3499259B2 JP3499259B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=16258456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19045893A Expired - Lifetime JP3499259B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | アスタキサンチンの製造方法 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997028274A1 (en) * | 1996-02-01 | 1997-08-07 | Ben-Gurion University Of The Negev | A procedure for large-scale production of astaxanthin from haematococcus |
| WO2005116238A1 (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | キサントフィルの製造方法 |
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| WO2007055378A1 (ja) | 2005-11-14 | 2007-05-18 | Cell Signals Inc. | 調節性t細胞の機能異常に基づく疾患の治療方法及び予防方法 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP19045893A patent/JP3499259B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997028274A1 (en) * | 1996-02-01 | 1997-08-07 | Ben-Gurion University Of The Negev | A procedure for large-scale production of astaxanthin from haematococcus |
| WO2005116238A1 (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | キサントフィルの製造方法 |
| US7566551B2 (en) | 2004-05-26 | 2009-07-28 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Method of producing xanthophyll |
| EP1681060A1 (en) * | 2005-01-15 | 2006-07-19 | Cognis IP Management GmbH | Improved process for obtaining actives from algae or cyanobacteria |
| EP1760157A1 (en) | 2005-09-06 | 2007-03-07 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Green algae having a high astaxanthin content and method for producing the same |
| WO2007055378A1 (ja) | 2005-11-14 | 2007-05-18 | Cell Signals Inc. | 調節性t細胞の機能異常に基づく疾患の治療方法及び予防方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3499259B2 (ja) | 2004-02-23 |
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