JPH0739663U - 吊下具 - Google Patents
吊下具Info
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- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定面に対し垂直方向に働く引張抵抗力だけ
でなく、固定面に対し平行方向に働く引張抵抗力も強力
である吊下具を得る。 【構成】 本体表面に吊下部材を有し、本体背面に磁石
を有する吊下具において、微細孔とこの微細孔より大き
い径を有する内部の気泡とが連続するとともに内部の気
泡が他の気泡と細径管にて連続した構造の発泡性プラス
チックシートまたは合成ゴムシートからなるずり落ち防
止シートが、本体背面に設けられている。
でなく、固定面に対し平行方向に働く引張抵抗力も強力
である吊下具を得る。 【構成】 本体表面に吊下部材を有し、本体背面に磁石
を有する吊下具において、微細孔とこの微細孔より大き
い径を有する内部の気泡とが連続するとともに内部の気
泡が他の気泡と細径管にて連続した構造の発泡性プラス
チックシートまたは合成ゴムシートからなるずり落ち防
止シートが、本体背面に設けられている。
Description
【0001】
この考案は、表面に吊下部材を有する本体背面に磁石を設け、鉄板などの磁石 が吸着する素材からなる冷蔵庫、棚、机、ロッカー、キャビネット、壁などの平 滑面に固定し、本体表面の吊下部材に物品を吊り下げて使用する吊下具に関する ものである。
【0002】
従来の吊下具は、表面に吊下部材を有する本体背面に磁石を設けた構成であっ た(図7参照)。鉄板などの磁石が吸着する素材からなる平滑面に、磁石によっ て本体を固定し、本体表面の吊下部材に物品を吊り下げて使用するものであった 。
【0003】
従来の磁石による固定力は、固定面に対し垂直方向に働く引張抵抗力は強力で あるが、固定面に対し平行方向に働く引張抵抗力は弱い。しかし、吊下具は、た いていの場合、地面に対して垂直な面に固定して使用するので、吊下部材に物品 を吊り下げると、その物品にかかる重力により、固定面に対し平行方向に引っ張 られ、吊下具ごと下方にずり落ちるという問題点があった。
【0004】 したがって、この考案は以上のような欠点を取り除き、固定面に対し垂直方向 に働く引張抵抗力だけでなく、固定面に対し平行方向に働く引張抵抗力も強力で ある吊下具を提供することを目的としている。
【0005】
以上のような目的を達成するために、この考案の吊下具は、本体表面に吊下部 材を有し、本体背面に磁石を有する吊下具において、微細孔とこの微細孔より大 きい径を有する内部の気泡とが連続するとともに内部の気泡が他の気泡と細径管 にて連続した構造の発泡性プラスチックシートまたは合成ゴムシートからなるず り落ち防止シートが、本体背面に設けられている構成とした。
【0006】 以下図面を参照しながらこの考案の吊下具についてさらに詳しく説明する。 図1は、本体1背面に、磁石3およびずり落ち防止シート4を順次積層して設 けた吊下具の一実施例を示す側面断面図である。図2は、本体1背面に設けられ た凹部に、磁石3およびずり落ち防止シート4を順次積層して埋め込んだ吊下具 の一実施例を示す側面断面図である。図3は、本体1背面に、磁石3とずり落ち 防止シート4とを並列的に設けた吊下具の一実施例を示す側面断面図である。図 4は、本体1背面に設けた磁石3の周囲にずり落ち防止シート4を設けた吊下具 の一実施例を示す背面斜視図である。図5は、本体1背面に設けられた凹部に、 磁石3およびずり落ち防止シート4を並列的に設けた吊下具の一実施例を示す側 面断面図である。図6は、吊下部材がクリップ形状である吊下具の一実施例を示 す側面図である。1は本体、2は吊下部材、3は磁石、4はずり落ち防止シート をそれぞれ示す。
【0007】 本体1は、プラスチック、金属、木材など種々の材質よりなり、吊下部材を支 持することを目的とする。表面には装飾、宣伝などを目的とした絵柄や文字を施 してもよい。
【0008】 吊下部材2は、プラスチック、金属、木材など種々の材質よりなる。吊下部材 2は、本体1の表面に一体的に形成してもよいし、あるいは、本体1とは別に形 成して本体1の表面に固定してもよい。吊下部材2の形状は、物品を吊り下げる ことができ、また、吊り下げた物品が重力によって容易に外れて落ちることのな い形状が好ましい。このような形状として具体的に数例を挙げると、たとえば、 断面がJ字型の吊下部材(図1参照)、断面がL字型の吊下部材(図2参照)、 または、棒状で先端に物品の滑り止め用の球状物を有する吊下部材(図3参照) 、あるいは、物品の端部を鋏んで吊り下げることができるクリップ形状の吊下部 材(図5参照)などがある。
【0009】 磁石3は、本体1背面に設けられる。磁石3は、軽量で固定力の強いものが好 ましく、形状は平板状やシート状のものがよい。磁石3として、磁性プラスチッ クシートを用いてもよい。
【0010】 ずり落ち防止シート4は、磁石3の上に積層して、あるいは、磁石3と並列的 に本体1背面に設ける。ずり落ち防止シート4としては、ウレタン樹脂などを材 質とする発泡性プラスチックシート、または、シリコン樹脂やウレタン樹脂など を主成分とする合成ゴムシートを用いる。前記の発泡性プラスチックシートとし ては、たとえば特開平1-259043号に記載されたプラスチックシートを用いること ができる。
【0011】 発泡性プラスチックシートは、表面に微細孔を有する平坦な連続樹脂面が形成 され、微細孔はその径より大きい径を有する内部の気泡に連続し、内部の気泡は 、他の気泡と細径管にて連続した構造を有する。このような構造を有するので、 発泡性プラスチックシートは、平滑面に密着固定させることができ、また、平行 方向に働く引張抵抗力が大きいという特徴がある。そのうえ、発泡性プラスチッ クシートは、固定面に対して垂直方向に押されることにより密着力がさらに強力 になるという特徴があるので、発泡性プラスチックシートからなるずり落ち防止 シート4と磁石3とを組み合わせて使用することにより、磁石3によってずり落 ち防止シート4が固定面に対して垂直方向に押されて、固定面とずり落ち防止シ ート4との密着力がさらに強力なものとなる。したがって、固定面に対し垂直方 向および平行方向に働く引張抵抗力が上がるという相乗効果を発揮する。
【0012】 また、発泡性プラスチックシートは、再剥離性を有するので、発泡性プラスチ ックシートからなるずり落ち防止シート4を使用することにより、吊下具を一旦 固定した後に取り外すこともできる。さらに、強い密着力を有する発泡性プラス チックシートからなるずり落ち防止シート4を使用した場合は、固定面が鉄板な どの磁石が吸着する素材からできていなくても、平滑面でさえあれば密着固定さ せることができるので、鉄板などの磁石が吸着する素材からなる平滑面とその他 の素材からなる平滑面との両用が可能な吊下具を得られる。
【0013】 合成ゴムシートは、平滑面に密着固定させることはできないが、固定面に対し 平行方向に働く引張抵抗力が大きい。また、合成ゴムシートは耐磨耗性や耐久性 などの物性が良好なので、商品として利用価値が大きい。
【0014】 本体1、磁石3およびずり落ち防止シート4の相互の関係は、本体1背面への 磁石3およびずり落ち防止シート4の並べ方、本体1背面の形状および他の細か い条件によって種々の組み合わせが考えられる。本体1背面への磁石3およびず り落ち防止シート4の並べ方としては、ずり落ち防止シート4を磁石3の上に積 層する場合と、磁石3とずり落ち防止シート4とを並列的に設ける場合とがある 。また、本体1背面の形状としては、平面である場合と、凹部を設ける場合とが ある。これらの組み合わせについて、数例を次に説明する。
【0015】 図1および図2は、ずり落ち防止シート4を磁石3の上に積層する場合を示し ている。図1では、平面な本体1背面の一部に磁石3を設け、磁石3の上にずり 落ち防止シート4を積層して設けている。この変形例として、本体1背面の全面 に磁石3を設け、磁石3の上にずり落ち防止シート4を設ける例や、本体1背面 の一部に磁石3を設け、磁石3の上と本体1背面の上とにわたってずり落ち防止 シート4を積層して設ける例も考えられる。
【0016】 また、図2では、本体1背面に凹部を設け、磁石3およびずり落ち防止シート 4を順次積層してこの凹部に埋め込んでいる。この変形例として、磁石3および ずり落ち防止シート4を順次積層したときの積層物の厚みが凹部の深さよりも厚 く、積層物が凹部よりも本体背面方向に突き出した形状である例が考えられる。
【0017】 なお、ずり落ち防止シート4として、膜厚の薄いものを使用することにより、 磁石3と固定面との間にずり落ち防止シート4が存在しても、磁石3の垂直方向 に働く引張抵抗力がそれほど低下することはない。
【0018】 図3、図4および図5は、磁石3とずり落ち防止シート4とを並列的に設ける 場合を示している。図3では平面な本体1背面の一部に磁石3を設け、磁石3が 設けられた部分を除く本体1背面の他の一部分に、ずり落ち防止シート4を磁石 3と隣接させて設けている。この変形例として、磁石3とずり落ち防止シート4 の両者を離して設ける例や、図4に示すように磁石3の周囲にずり落ち防止シー ト4を設ける例が考えられる。なお、図3および図4においては、ずり落ち防止 シート4と磁石3の厚みが同じ態様を示しているが、ずり落ち防止シート4は磁 石3に比べてかなり柔軟性があるので、ずり落ち防止シート4が磁石3よりも厚 いものであってもよい。
【0019】 また、図5では、本体1背面に凹部を設け、磁石3およびずり落ち防止シート 4を並列的にこの凹部に埋め込んでいる。この変形例として、磁石3やずり落ち 防止シート4の厚みが凹部の深さよりも厚く、本体背面方向に突き出した形状で ある例が考えられる。また、他の変形例として、磁石3あるいはずり落ち防止シ ート4の片方を、本体1背面に設けた凹部に埋め込み、もう片方を本体1背面の 平面部に設ける例が考えられる。なお、これらの場合、磁石3やずり落ち防止シ ート4の本体背面方向に突き出した部分の厚みについては、磁石3とずり落ち防 止シート4の厚みが同じか、あるいは、ずり落ち防止シート4は磁石3に比べて かなり柔軟性があるので、ずり落ち防止シート4が磁石3よりも厚いものであっ てもよい。
【0020】
この考案の吊下具は、本体背面に設けられた磁石とずり落ち防止シートにより 、鉄板などの磁石が吸着する素材からなる平滑面に固定されるものである。そし て、固定面に対し垂直方向に働く引張抵抗力が、磁石によって発揮される。また 、固定面に対して平行方向に働く引張抵抗力が、ずり落ち防止シートによって発 揮される。
【0021】
本体として、大きさ約7.0cm×5.5cm×0.5cmで、表面にJ字型の吊下部材が一 体的に成形されたプラスチック成形物を用いた。磁石として、直径約4cm、厚さ 約6mmの円盤状のものを用いた。ずり落ち防止シートとして、大日本インキ化学 社製パピラル1LC(厚さ約0.5mm)を用い、直径約4cmの円形に切り取って用い た。本体背面の中央部に磁石を接着し、さらにその真上にずり落ち防止シートを 重ね接着した。
【0022】 実施例の吊下具を、通常の冷蔵庫外面(塗装鋼鈑)に固定し、固定面に対して 垂直方向および平行方向に働く最大引張抵抗力を測定したところ、下記に示す結 果が得られた。 また、比較例として、実施例と同一の吊下具において、磁石の上にずり落ち防 止シートを接着する前に、同一の測定を行った結果を示す。 実施例 垂直方向に働く最大引張抵抗力 10.7kg 平行方向に働く最大引張抵抗力 4.5kg 比較例 垂直方向に働く最大引張抵抗力 10.5kg 平行方向に働く最大引張抵抗力 2.5kg
【0023】
この考案の吊下具は、上記の構造および作用を有するので、固定面に対し垂直 方向に働く引張抵抗力だけでなく、固定面に対し平行方向に働く引張抵抗力も強 力である。したがって、地面に対して垂直な面に吊下具を固定して使用する場合 であっても、吊下部材に物品を吊り下げたときに、その物品にかかる重力により 、吊下具ごと下方にずり落ちることが少なくなった。
【図1】本体1背面に、磁石3およびずり落ち防止シー
ト4を順次積層して設けた吊下具の一実施例を示す側面
断面図である。
ト4を順次積層して設けた吊下具の一実施例を示す側面
断面図である。
【図2】本体1背面に設けられた凹部に、磁石3および
ずり落ち防止シート4を順次積層して埋め込んだ吊下具
の一実施例を示す側面断面図である。
ずり落ち防止シート4を順次積層して埋め込んだ吊下具
の一実施例を示す側面断面図である。
【図3】本体1背面に、磁石3とずり落ち防止シート4
とを並列的に設けた吊下具の一実施例を示す側面断面図
である。
とを並列的に設けた吊下具の一実施例を示す側面断面図
である。
【図4】本体1背面に設けた磁石3の周囲にずり落ち防
止シート4を設けた吊下具の一実施例を示す背面斜視図
である。
止シート4を設けた吊下具の一実施例を示す背面斜視図
である。
【図5】本体1背面に設けられた凹部に、磁石3および
ずり落ち防止シート4を並列的に設けた吊下具の一実施
例を示す側面断面図である。
ずり落ち防止シート4を並列的に設けた吊下具の一実施
例を示す側面断面図である。
【図6】吊下部材がクリップ形状である吊下具の一実施
例を示す側面図である。
例を示す側面図である。
【図7】従来の吊下具を示す断面図である。
1 本体 2 吊下部材 3 磁石 4 ずり落ち防止シート
Claims (1)
- 【請求項1】 本体表面に吊下部材を有し、本体背面に
磁石を有する吊下具において、微細孔とこの微細孔より
大きい径を有する内部の気泡とが連続するとともに内部
の気泡が他の気泡と細径管にて連続した構造の発泡性プ
ラスチックシートまたは合成ゴムシートからなるずり落
ち防止シートが、本体背面に設けられていることを特徴
とする吊下具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7543793U JPH0739663U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 吊下具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7543793U JPH0739663U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 吊下具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739663U true JPH0739663U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=13576217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7543793U Withdrawn JPH0739663U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 吊下具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739663U (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004081290A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Matsui Shoji Kk | 物品陳列装置および陳列棚の支持装置並びに物品陳列装置の使用方法 |
| JP2016036626A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | プラス株式会社 | 磁石 |
| JP2017120322A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 株式会社マグエックス | マグネット式固定具および滑止めシート |
| CN107975166A (zh) * | 2018-01-16 | 2018-05-01 | 重庆工业职业技术学院 | 一种可单独拆换的石材幕墙磁性定位挂件 |
| WO2019164011A1 (ja) * | 2018-02-26 | 2019-08-29 | カール事務器株式会社 | 磁石補助具及び磁石補助具付き裁断機 |
| JP2021065525A (ja) * | 2019-10-25 | 2021-04-30 | 株式会社オカムラ | ワゴン装置及び什器システム |
| JP2023100124A (ja) * | 2022-01-05 | 2023-07-18 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 保持装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7543793U patent/JPH0739663U/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |