JPH0739760A - セラミックハニカム触媒 - Google Patents
セラミックハニカム触媒Info
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Abstract
ィック破壊強度を有するセラミックハニカム構造体を触
媒担体として具える、熱容量が小さいセラミックハニカ
ム触媒を提案することである。 【構成】触媒担体としてのセラミックハニカム構造体
(10)は、周壁(11)の壁厚が少なくとも0.1 mm、周壁
(11)の内側で流路(13)を形成する隔壁(12)の壁厚
(t)が 0.050mm以上 0.150mm以下であり、開口率OFA
または嵩密度Gが、kを材料真比重×(1−材料気孔
率) としたときに、それぞれ次式: 0.65≦ OFA≦ -0.58×t + 0.98 k×{1−(−0.58×t+0.98) }≦G≦k×0.35 を満足する。触媒成分をハニカム構造体(10)に担持さ
せた状態での触媒の熱容量は、触媒容量1m3あたり450
kJ/K以下とする。ハニカム構造体(10)は、触媒の熱容
量が低いにも拘わらず、A軸圧縮強度を50 kgf/cm2以
上、B軸圧縮強度を5 kgf/cm2 以上とすることができ
る。
Description
の内側に配置された隔壁を含み、隔壁を隔てて流路方向
に多数の多角形断面を有するセル状の貫通孔を隣接させ
てなる触媒担体としてのセラミックハニカム構造体と、
該ハニカム構造体に担持された触媒成分とを具えるセラ
ミックハニカム触媒に関するものである。
触媒は、例えば、自動車用排ガス浄化システムにおける
触媒として広く使用されている。触媒担体としてのセラ
ミックハニカム構造体は、高い開口率に由来して排ガス
を通過させる場合の圧力損失が低く、優れた排ガス浄化
性能を発現するものとして広範に普及するに至ってい
る。なお、従来より実用に供されているセラミックハニ
カム構造体は、隔壁の壁厚が 0.170mm、セル密度が1cm
2 あたり60個とされている。
強化、例えば、米国における排ガス評価試験モードの一
つであるLA−4モードにおけるハイドロカーボン(H
Cとも言う)排出総量低減の要請に伴い、セラミックハ
ニカム構造体には従来以上に卓越した排ガス浄化性能の
実現が期待されている。特に、エンジンをスタートした
ばかりの状態、いわゆるコールドスタート時では触媒が
あまり暖まっていないために十分に活性化しておらず、
浄化効率の低下が著しい。このため、コールドスタート
時における触媒の早期活性化が排ガス規制をクリアーす
るための最重要課題とされている。このような観点か
ら、一般論として、セラミックハニカム構造体における
隔壁をより薄く形成し、開口率を一層高めて圧力損失を
低下させると共に構造体重量を軽減し、触媒の熱容量を
低下させて触媒の昇温速度を高めることが提案されてい
る。この場合には、大きな幾何学的表面積が得られるこ
とから、ハニカム構造体の小型化も期待することができ
る。その反面、隔壁が薄いセラミックハニカム構造体
は、構造体としての強度の一指標であるアイソスタティ
ック破壊強度についての所定の最低保証値の達成が困難
となるために慎重な取り扱いを必要とし、また、触媒コ
ンバータケーシング内に保持し、実使用下において振動
等によりハニカム構造体が動くことのないようにする装
着作業、いわゆる「キャニング」に際して触媒担体の損
傷を生じかねない。キャニングは、ハニカム構造体の外
周面で保持するのが主流であるが、流路方向での保持ま
たは外周面と流路方向での組合わせ保持方式が採用され
る場合もある。なお、上述した最低保証値は、一般にア
イソスタティック破壊強度で 5 kgf/cm2以上、好適には
10 kgf/cm2以上必要と言われている。そして、従来、セ
ラミックハニカム構造体における隔壁の薄壁化と、十分
なアイソスタティック破壊強度の実現とは、互いに二律
背反的な問題点として一般に認識されていたのであり、
従来、隔壁厚さ 0.170mm未満のセラミックハニカム構造
体において実用に供することができるものは得られてい
なかったのである。
問題点を一挙に解消し得る新規な着想に立脚し、十分な
アイソスタティック破壊強度を有するにも拘わらず隔壁
が薄いセラミックハニカム構造体を触媒担体として具え
る、熱容量の小さいセラミックハニカム触媒を提案する
ことである。
本的特徴は、触媒担体としてのセラミックハニカム構造
体が、従来にない薄い隔壁厚さと好適な開口率とを有
し、次式: 0.050 ≦ t ≦ 0.150 0.65 ≦ OFA ≦−0.58×t+ 0.98 但し、t は隔壁の壁厚〔mm〕 OFA はハニカム構造体の開口率 を満足し、周壁の壁厚が少なくとも 0.1mmであり、50 k
gf/cm2以上のA軸圧縮強度と5 kgf/cm2 以上、好適には
10 kgf/cm2以上のB軸圧縮強度とを有し、さらに、前記
触媒の熱容量が触媒容量1m3あたり450 kJ/K以下、好適
には 410 kJ/K 以下である点に存する。
媒の他の基本的特徴は、触媒担体としてのセラミックハ
ニカム構造体が、従来にない薄い隔壁厚さと好適な開口
率とを有し、次式: 0.050 ≦t≦ 0.150 k×{1−(−0.58×t + 0.98)}≦G≦k× 0.35 但し、t は隔壁の壁厚〔mm〕 Gはハニカム構造体の嵩密度 kは材料真比重×(1−材料気孔率) を満足し、周壁の壁厚が少なくとも 0.1mmであり、50 k
gf/cm2以上のA軸圧縮強度と5 kgf/cm2 以上、好適には
10 kgf/cm2以上のB軸圧縮強度とを有し、さらに、前記
触媒の熱容量が触媒容量1m3あたり 450kJ/K以下、好適
には410 kJ/K以下である点に存する。
車技術会発行の自動車規格であるJASO規格M505
−87に規定されている圧縮強度を指し、ハニカム構造
体の流路方向、すなわち横断面に対して垂直方向に圧縮
荷重を負荷したときの破壊強度である。また、B軸圧縮
強度とは、ハニカム構造体の横断面に平行で隔壁に対し
て垂直をなす方向に圧縮荷重を負荷したときの破壊強度
であって、同じく前記JASO規格に規定されているも
のである。さらに、アイソスタティック強度とは、ハニ
カム構造体にアイソスタティック、すなわち等方的な静
水圧荷重を負荷したときの圧縮破壊強度であって、破壊
が発生したときの圧力値で示され、これも前記JASO
規格に規定されている。A軸圧縮強度は流路方向に圧縮
荷重を負荷するので、隔壁の変形程度等のハニカム構造
の不具合の影響はあまり受けず、材料強度と強い相関を
持つものである。これとは対照的に、B軸圧縮強度は材
料強度にも依存するが、隔壁の変形程度等のハニカム構
造の不具合の影響を強く受ける。この点においてはアイ
ソスタティック強度も同様であり、したがってアイソス
タティック強度およびB軸圧縮強度はいずれも構造体の
強度特性の指標となるが、B軸圧縮強度は周壁のない状
態で測定されるので周壁構造の影響が除外される。言う
までもなく、周壁は内部のハニカム構造を外圧から保護
する外殻としての機能を発揮するものであり、その外周
面でキャニング時の荷重を受け持っている。周壁が破壊
すると、その内側の周囲の隔壁も異常な荷重を受けて連
鎖的な破壊を始めるため、周壁は重要な役割を担うもの
である。アイソスタティック強度およびB軸圧縮強度の
両者間には、荷重負荷状態が異なり発生する応力分布も
異なることもあり、明確な相関は認められないが、B軸
圧縮強度が高いほどアイソスタティック強度も高くなる
傾向にある。前述したとおり、A軸圧縮強度およびB軸
圧縮強度は、ハニカム構造の強度特性の基本的な指標で
あり、A軸圧縮強度は主に材料強度面の影響度合を示
し、B軸圧縮強度はハニカム構造面の影響度合を示すも
のである。そして、構造体としての実用的な強度特性を
示すアイソスタティック強度は、材料およびハニカム構
造、さらには周壁厚さに代表される周壁構造の影響が互
いにからみ合った結果として現れるものである。なお、
周壁厚さは、成形性の面からも0.15 mm以上とするのが
好適である。
る触媒担体としてのセラミックハニカム構造体の隔壁
を、従来既知のものと対比して薄壁として構成すること
により、開口率を高めて圧力損失を低減させると共に、
触媒担体としてのハニカム構造体の熱容量、ひいては触
媒の熱容量を低下させるものである。触媒の熱容量が小
さいほどコールドスタート時における触媒温度上昇が速
くなり、触媒がより早期に活性化し始めるので、排ガス
浄化性能が向上することは、言うまでもない。さらに、
本発明は、隔壁の壁厚とハニカム構造体の開口率および
/または嵩密度との間に前述した一定の条件を満足させ
ることにより、隔壁が薄壁であるにも拘わらず、実用上
満足すべき圧縮強度特性を実現するものである。
ミックハニカム触媒において、触媒担体としてのハニカ
ム構造体における隔壁の壁厚tの上限値を0.150mm、好
適には0.124 mmとし、開口率OFA の下限値を0.65、好適
には0.70とし又は嵩密度Gの上限値をk×0.35、好適に
はk×0.30とした構成は、次の理由により、実用的見地
から有利である。すなわち、壁厚tを0.124 mm以下とす
る場合には、ハニカム構造体を触媒担体として使用する
場合に、実用上満足すべき圧縮強度特性を実現しつつ、
特に優れた排ガス浄化性能が実現される。これに加え
て、ハニカム構造体の開口率を下限側において0.70以上
とし又はハニカム構造体の嵩密度Gを上限側においてk
× 0.30 以下とする場合には、優れた圧力損失特性およ
び排ガス浄化性能を実現しつつ、満足すべき圧縮強度特
性を実現することが可能となる。さらに付随的な効果と
して、ハニカム構造体の重量が軽減されるので、例えば
セラミックハニカム触媒を自動車用排ガス浄化システム
における触媒として使用する場合には自動車の車体重量
軽減にも寄与し、ひいては燃費の向上効果を期待できる
点が挙げられる。
する。
クハニカム構造体10を示すものである。ハニカム構造体
10は、周壁11と、その内側に配置された隔壁12とを具
え、これら隔壁12の相互間に多角形断面、例えば三角
形、四角形又は六角形断面のセル13を流路として有する
ものである。ハニカム構造体10の外形形状は、図1に示
す流路方向に垂直な断面における断面形状が円形(ラウ
ンド形)のものの外、長円形若しくは楕円形をしたオー
バル形のもの又はその他の異形断面形のものも実用に供
されている。また、ハニカム構造体10の外形形状は、流
路方向軸線が真直のものに止まらず、流路方向軸線が曲
がったものも既知である。ハニカム構造体10は、例えば
自動車用排ガス浄化システムにおける触媒担体用であ
り、コージェライト、ムライト、アルミナ、炭化珪素、
窒化珪素又はジルコニアよりなる一体押出成形品であ
り、実質上は、主に耐スポーリング特性面から低熱膨
張、低ヤング率材料であるコージェライトの一体押出成
形品であって四角形断面の貫通孔を有するものが主流で
ある。本発明によるハニカム構造体10を触媒担体用とし
て使用する場合には、例えば、隔壁12の表面にγ−アル
ミナ等の基材を少なくとも触媒容量に対して 100g/l 以
上コーティングした後、Pt,Rh,Pdのうち少なく
とも1種の貴金属よりなる触媒活性成分を少なくとも触
媒容量に対して 2g/l 以上担持させる。この場合、ハニ
カム構造体10に上記のごとき基材および触媒活性成分を
コーティングしてなるセラミックハニカム触媒の熱容量
を、触媒容量1m3あたり450 kJ/K以下、好適には 410 k
J/K 以下とする。
造体10のA軸圧縮強度を50 kgf/cm2以上、B軸圧縮強度
を5 kgf/cm2 以上、好適には10 kgf/cm2以上とする。そ
して、ハニカム構造体10の周壁11の壁厚を少なくとも0.
1 mm、隔壁12の壁厚t(図2参照)を0.050 mm以上0.15
0 mm以下とする。この場合において、ハニカム構造体10
の開口率OFA および嵩密度Gは、それぞれ次式: 0.65≦ OFA≦−0.58×t+0.98 k×{1−(−0.58×t+0.98) }≦G≦k×0.35 を満足する構成とする。ここに、kは材料真比重× (1
−材料気孔率) である。言うまでもなく、ハニカム構造
体10における開口率OFA およびは嵩密度Gは、材料の真
比重および気孔率を既知としたときに、いずれか一方が
規定されれば他方が自づから規定される相補的な関係を
有するものである。本発明による壁厚tと開口率OFA お
よび嵩密度Gとの関係はそれぞれ図3および図4に示す
とおりであり、上記の条件を満足する領域は図3および
図4における斜線領域である。なお、上式における開口
率OFA の上限値(−0.58×t+0.98) は、図5に示すよ
うに、ハニカム構造体における壁厚tを変えて開口率と
周壁の局部的な変形との関係を調査してその変形程度に
より合否を判定した結果に基づく近似式である。すなわ
ち、ハニカム構造体は、図6Aに示すように押出成形直
後に一旦周壁外周面を受台にあてて保持しつつ次工程に
搬送されるが、この搬送に際して図6Bに模式的に示す
ように周壁の局部的な変形を生じることがある。このよ
うに周壁が局部的に変形すると、キャニング時にハニカ
ム構造体の片当たりを生じたり、変形を生じた周壁近傍
の隔壁が追従して変形したりするため、アイソスタティ
ック強度の低下を招き、ハニカム構造体が破損する危険
が高まる。それゆえに、ハニカム構造体における開口率
との関連における周壁の変形程度に着目して合否を判定
したものである。開口率OFA の値が増加するほどセル密
度が低下し、ハニカムを構成する隔壁の数が減少して周
壁を支持している隔壁の間隔(セルピッチ)が拡がる。
ハニカム構造体における開口率と隔壁間隔との関係は、
図7に示すとおりである。図7からは、どの隔壁厚さの
場合でも、隔壁間隔がある開口率において急激に大きく
なることが明らかである。この開口率と隔壁厚さとの関
係について更に検討を重ねたところ、開口率 OFAが−0.
58×t+0.98を超えるようになると隔壁間で支えられて
いる周壁がたわみ易くなり、その結果として周壁の局部
的な変形が生じ易くなり、ひいては周壁を支えていた隔
壁も周壁に追従して変形するためにアイソスタティック
強度の低下を招く場合もあることを確認した。もし、隔
壁や周壁が変形を生じておらず、理想的に正確な形状を
有していれば、アイソスタティック荷重の負荷によりハ
ニカム構造体には圧縮応力場が支配的に作用するが、変
形が生じているとその箇所に引張応力が発生することが
あり得るので、この場合にはアイソスタティック強度が
引張応力に支配されることになり、したがって急激な強
度低下を招くことになる。
ム構造体10を触媒担体として有する本発明によるセラミ
ックハニカム触媒の優れた機能的特性につき、実験結果
に基づいて説明すれば、下記のとおりである。
媒におけるセラミックハニカム構造体10の圧力損失特性
と開口率との関係について説明する。図8は、ハニカム
構造体における圧力損失特性の測定装置20を示す。測定
装置20は送風機21、整流部22および測定部23を具え、測
定部23内に測定対象としてのハニカム構造体24を接続
し、送風機21により整流部22を介して空気を圧送してハ
ニカム構造体24に通すと共にハニカム構造体24の前後の
圧力差、すなわち圧力損失をマノメータ25により測定す
るものである。この測定装置20を使用し、サイズ(断面
積、容量)が一定で開口率のみが相違する一群のセラミ
ックハニカム構造体につき、空気流量を変化させて圧力
損失特性を測定した。その測定結果は、図9に示すとお
りである。図9からも、開口率が小さくなるにつれて圧
力損失の高まることが明らかである。また、図10は上述
したものと同一の測定対象群につき、空気流量を一定
(5 m3/min) としたときの開口率変化に伴う圧力損失の
変化を示すものである。図10からは、圧力損失の上昇傾
向が開口率70%以下、特に65%以下において顕著となる
ことが認められる。この結果から、開口率の下限値は65
%(=0.65)、好適には70%(=0.70)であることが必
要である。
媒におけるセラミックハニカム構造体10がエンジン出力
特性に及ぼす影響を、開口率との関連において説明す
る。図11は、エンジン実機によるハニカム構造体の試験
装置30を示すものである。この試験装置30は、6気筒30
00ccのガソリンエンジン31に長さ50cmの排気マニフォー
ルド32を接続し、排気マニフォールド32の直下に測定対
象としてのハニカム構造体を含むコンバータ33を配置
し、その下流側に容量1700ccの床下コンバータ34および
マフラー35を接続すると共にエンジン31の出力軸に動力
計36を結合したものである。試験装置30を使用して、マ
ニフォールド直下のコンバータ33として、サイズが一定
(容量1700cc)で開口率のみが相違するセラミックハニ
カム構造体よりなる触媒担体を装備した一群のコンバー
タにつき、エンジン31の最大出力時におけるエンジン出
力を動力計36により測定した。その測定結果は、図12に
示すとおりである。図12からは、エンジン出力の低下傾
向が開口率70%以下、特に65%以下において顕著となる
ことが認められる。
明によるセラミックハニカム触媒を装備したときの排ガ
ス浄化性能について説明する。一般に実車の排ガス測定
は、所定の走行試験モードに規定する車速パターンでの
運転状態で行うものである。図13Aは車両走行試験モー
ドの代表例としてのLA−4モードに基づく車速パター
ンを示す線図であり、図13BはLA−4モードにおける
初期 505秒間での車速パターンを示す詳細図である。6
気筒2500ccのガソリンエンジンを搭載した供試車両にお
ける排気マニフォールド直下のコンバータとして、サイ
ズ(容量1200cc)およびセル密度(60個/cm2)が一定で
隔壁の壁厚のみが相違するセラミック触媒担体を装備し
た一群のコンバータにつき、LA−4モードにおける初
期 505秒間でのハイドロカーボン(HC)累積排出量を
測定した。その測定結果は、図14に示すとおりである。
図14からは、隔壁が薄いほどハイドロカーボン排出量が
減少することが認められる。また、図15は、上述した測
定対象コンバータ群につき、LA−4モードにおける初
期 505秒間でのハイドロカーボン排出量を示すものであ
る。図15からは、隔壁が薄いほどハイドロカーボン排出
量が減少し、その減少傾向は壁厚0.124 mm以下において
顕著となることも認められる。さらに、ハイドロカーボ
ン排出量と触媒熱容量との関係について調査したとこ
ろ、図16に示すように、熱容量が小さいほどハイドロカ
ーボン排出量が減少し、その減少傾向は熱容量が 450kJ
/m3K以下、好適には 410kJ/m3K以下において顕著となる
ことが判明した。また、触媒熱容量と、Bag A2山目ま
でにおける各エミッション成分(NOx,CO,HC)
についての浄化効率との関係を調査したところ、図17に
示すように、いずれのエミッション成分についても熱容
量が小さいほど浄化効率が向上し、その向上傾向は熱容
量が 450kJ/m3K以下、好適には 410kJ/m3K 以下におい
て顕著となることが判明した。
タート時における浄化性能は、触媒担体自体の昇温特性
の優劣によって左右され、触媒担体の嵩密度、したがっ
て触媒の熱容量が小さいほど優れた浄化性能が得られ
る。そこで、6気筒2500ccのガソリンエンジンを搭載し
た供試車両における排気マニフォールド直下のコンバー
タとして、サイズ(容量1200cc)およびセル密度(60個
/cm2)が一定で隔壁の壁厚が相違するセラミック触媒担
体を装備した複数のコンバータにつき、LA−4モード
における初期 505秒間での触媒担体の温度変化を、担体
中央部の排ガス入口側から15mmの位置で測定した。その
測定結果は、図18に示すとおりである。図18からは隔壁
が薄いほど、したがって嵩密度が小さいほど担体の昇温
特性の向上することが認められる。また、図18からはメ
タルハニカム触媒はセラミックハニカム触媒よりも昇温
速度の低いことも認められる。これは、メタルはセラミ
ックよりも熱伝導率が高く、その結果としてセラミック
よりも昇温過程における放熱量が多いことに由来するも
のと考えられる。
を搭載した供試車両における排気マニフォールド直下の
コンバータとして、セラミックハニカム触媒担体を装備
したコンバータと、メタルハニカム触媒担体を装備した
コンバータとにつき、LA−4モードにおける初期 505
秒間でのエミッション(NOx,CO,HC)の排出量
を測定した。その測定結果は、図19の棒グラフに示すと
おりである。この測定結果からも、メタルハニカム触媒
担体に対するセラミックハニカム触媒担体の排ガス浄化
性能における優位性は明らかである。
ハニカム触媒における触媒担体としてのセラミックハニ
カム構造体は、A軸圧縮強度が50 kgf/cm2以上、B軸圧
縮強度が5 kgf/cm2 以上のものである。セラミックハニ
カム構造体における圧縮強度特性の向上を目指して発明
者らが鋭意検討および実験を重ねたところ、ハニカム構
造体の製造段階で隔壁に変形・欠損が生じると圧縮強度
の低下につながり、優れた圧縮強度特性を実現するには
隔壁の変形度合および欠損度合をそれぞれ定量的に所定
の範囲内に維持することが特に重要であることを知見し
た。
変形について説明する。かかる曲がり変形は、例えばセ
ラミックハニカム構造体の内部に発生することもある
が、周壁との接合部近傍における隔壁に生じ易く、ハニ
カム構造体を流路方向から観察したときに隔壁の湾曲と
して認識し得るものである。この場合、図20に示すよう
に、ハニカム構造体における任意の貫通孔を形成する隔
壁(「単位隔壁」と言う。)であって、例えば弧状に曲
がり変形を生じた隔壁の両面に内接する円の中心を連ね
た線を当該隔壁の中心線と定義し、中心線上の任意の2
点間の直線距離LA と当該2点間の中心線長さLB との
長さ比、すなわち例えば図21Aに例示される長さ比LB
/ LA に着目して曲がり変形の程度を定量化する。長さ
比LB / LA を算出する中心線上の2点は、長さ比LB
/ LA が最大となるように選ぶ。隔壁の曲がり変形の形
態は、全長にわたって湾曲した弧状の外、図21Bおよび
図21Cに示すように折線状又は部分的に湾曲しているも
のもある。本発明においては、長さ比LB / LA をハニ
カム構造体におけるほぼ全数の隔壁について1以上1.10
以下とし、また、長さ比LB / LA が1.10を超え、か
つ、1.15以下である隔壁の総数を、全隔壁数の1%以下
とするものである。図22は、一担体中における隔壁の変
形量、すなわち長さ比LB / LA の最大値とアイソスタ
ティック強度との関係を示すグラフである。アイソスタ
ティック破壊試験を行うに先立ち、予め、破壊点になる
と予測される変形の大きな隔壁について長さ比LB / L
A を測定した。その後、アイソスタティック破壊試験を
行い、破壊点における隔壁の長さ比LB / LA とアイソ
スタティック強度との関係を隔壁の壁厚を変えて調査し
た。ここに、アイソスタティック破壊試験に供したハニ
カム構造体は、いずれも外径約100mm のラウンド形状を
有する標準サイズのものである。図22における上側の曲
線は壁厚の厚い隔壁についてのデータを、また、下側の
曲線は壁厚の薄い隔壁についてのデータをそれぞれ示
す。この調査から、長さ比LB / LAが1.10以下になる
とアイソスタティック強度が急激に増加する傾向にある
ことが判明した。図23は、一つのハニカムの任意の横断
面内における曲がり変形を生じた隔壁の発生割合、すな
わち幾つの長さ比LB / LA の隔壁が、いかなる頻度で
存在するかを模式的に示すグラフである。長さ比LB /
LA が1.10以下の隔壁しか存在しないハニカム構造体も
あれば、長さ比LB / LA が1.10以上の隔壁を含むハニ
カム構造体もあることは、言うまでもない。さらに、図
24は、長さ比LB/ LA が1.10を超え、かつ、1.15以下
の隔壁の総数が全隔壁数に占める数量割合(%)とアイ
ソスタティック強度との関係を示すグラフである。図24
における上側の曲線は壁厚の厚い隔壁についてのデータ
を、また、下側の曲線は壁厚の薄い隔壁についてのデー
タをそれぞれ示す。このグラフからは、当該数量割合が
1.0%以下になるとアイソスタティック強度が急激に増
加する傾向にあることが認められる。その理由は、次の
とおりである。すなわち、曲がり変形を生じた隔壁の存
在割合が増加すると、図25Aに示すように変形した隔壁
同志が密集する場合、換言すれば変形隔壁が2個以上連
続する場合が確率的に多くなり、大きく変形した隔壁同
志が隣り合うことも起こり得る。このように変形した隔
壁が密集する場合と、図25Bに示すように変形した隔壁
がある距離をおいて散在している場合とでその部位の局
部的な構造強度を比較すると、隔壁が密集しているほう
がセルが押し潰され易く、構造強度が低下することは明
らかである。そして、変形した隔壁が密集しているハニ
カム構造体についてアイソスタティック破壊試験を行う
と、このような強度の低い箇所が破壊点となるので、ア
イソスタティック強度も低下する。前記数量割合が 1.0
%を超えると、確率的に曲がり変形を生じた隔壁の密集
部が存在し易くなり、アイソスタティック強度が低下す
る。逆に、前記数量割合が 1.0%以下である場合には、
確率的に曲がり変形を生じた隔壁の密集部が存在しにく
くなり、変形隔壁が散在し、局部的に見ても構造強度が
向上するのでアイソスタティック強度が向上するもので
ある。
変形について説明する。この潰れ変形は、上述した隔壁
の曲がり変形とは異なり、隣接する隔壁の交差角変化と
して生じる。すなわち、例えば四角形セルの場合に潰れ
変形は、セル形状の菱形化として生じるものである。こ
の場合、図26に示すように、ハニカム構造体における任
意のセルについて、当該セルを構成する各単位隔壁の両
側の交点内で少なくとも3コーナーに内接する最大内接
円の中心を当該セルの格子点とするとき、相対する格子
点を結ぶ各対角線において、最大長さLmax と最小長さ
Lmin との長さ比Lmax/Lmin に着目して変形を定量化
する。本発明においては、この長さ比を図27に示す四角
形セルの場合には1以上1.73以下、図27Aおよび図27B
に示す六角形セルの場合には1.15以上1.93以下とする。
図28および図29は、それぞれ、隔壁の壁厚を変えたとき
の四角形セルおよび六角形セルにおける対角線の長さ比
Lmax/Lmin とアイソスタティック強度との関係を示す
グラフである。図28および図29における上側の曲線は壁
厚の厚い隔壁についてのデータを、また、下側の曲線は
壁厚の薄い隔壁についてのデータをそれぞれ示す。これ
らのグラフから、長さ比Lmax/Lmin が四角形セルの場
合に1.73以下、六角形セルの場合には1.93以下となると
アイソスタティック強度が急激に増加する傾向にあるこ
とが認められる。
れ変形とは異なり、流路方向における隔壁の欠損により
任意の横断面内で空隙を生じる場合にもハニカム構造体
のアイソスタティック強度は低下する。図30Aおよび図
30Bに欠損を流路方向に観察した形状を示す。隔壁の欠
損は、格子点間の任意の位置で発生する場合もあれば格
子点で発生する場合もあり、いずれの場合も欠損数は1
と数える。本発明においては、流路方向における隔壁の
欠損により任意の横断面内で空隙を生じた隔壁の総数
を、好適にはハニカム構造体における全隔壁数の1.0 %
以下とする。また、最外周から内側に20セル入った全周
領域内で流路方向における隔壁の欠損により任意の横断
面内で空隙を生じた隔壁の総数を、好適にはハニカム構
造体における全隔壁数の 0.5%以下とする。図31および
図32はそれぞれ、隔壁の壁厚を変えたときの欠損を生じ
た隔壁の総数とアイソスタティック強度との関係を示す
グラフである。図31および図32における上側の曲線は壁
厚の厚い隔壁についてのデータを、また、下側の曲線は
壁厚の薄い隔壁についてのデータをそれぞれ示す。図31
から、欠損を生じた隔壁総数がハニカム構造体における
全隔壁数に対して占める割合が 1.0%以下となると、ア
イソスタティック強度が急激に増加する傾向にあること
が認められる。また、隔壁欠損の発生箇所との関係につ
いて検討すると、図32からは、最外周から内側に20セル
入った全周領域内で流路方向における欠損を生じた隔壁
の総数が、ハニカム構造体における全隔壁数に対して占
める割合が 0.5%以下となるとアイソスタティック強度
が急激に増加する傾向にあることが認められる。
イソスタティック強度のデータは全て四角形セル形状で
外形がラウンド形状のハニカム構造体によるものであ
り、三角形および六角形セル形状のハニカム構造体につ
いても同様の結果が得られ、外形がオーバル形状のハニ
カム構造体についても同様の結果が得られている。
り、本発明によれば、一方において、セラミックハニカ
ム触媒における触媒担体としてのハニカム構造体におけ
る隔壁を、従来既知のものと対比して薄壁として構成す
ることにより、開口率を高めて圧力損失を低減させると
共に、ハニカム構造体を触媒担体として使用する場合に
担体の熱容量を低下させるものであり、他方において隔
壁の壁厚とハニカム構造体の開口率および/または嵩密
度との間に前述した一定の条件を満足させ、特にハニカ
ム構造体の製造段階で隔壁に生じ得る変形・欠損の度合
をそれぞれ定量的に所定の範囲内に維持することによ
り、隔壁が薄いにも拘わらず、実用上満足すべき圧縮強
度特性を実現することが可能となるものである。
媒の全体構成を示す斜視図である。
路および隔壁を示す略図である。
体における壁厚と開口率との関係を示すグラフである。
体における壁厚と嵩密度との関係を示すグラフである。
である。
構造体の搬送態様を示す説明図、Bは搬送途上における
周壁の局部的な変形を示す説明図である。
壁間隔との関係を示すグラフである。
力損失特性の測定装置を示す線図である。
性を示すグラフである。
量を一定としたときの開口率変化に伴う圧力損失の変化
を示すグラフである。
置を示す線図である。
出力特性を示すグラフである。
A−4モードに基づく車速パターンを示す線図、BはL
A−4モードにおける初期 505秒間での車速パターンを
示す詳細図である。
イドロカーボン累積排出量を示すグラフである。
イドロカーボン排出量を示すグラフである。
係を示すグラフである。
媒熱容量との関係を示すグラフである。
媒担体の温度変化を示すグラフである。
ミッションの排出量を示すグラフである。
を示す略図である。
隔壁の曲がり変形の例と、その場合における変形量の説
明図である。
とアイソスタティック強度との関係を示すグラフであ
る。
形を生じた隔壁の発生割合を模式的に示すグラフであ
る。
以下の隔壁の総数が全隔壁数に占める数量割合(%)と
アイソスタティック強度との関係を示すグラフである。
形態を示す説明図である。
隔壁の潰れ変形に伴う変形量の説明図である。
造体における隔壁の潰れ変形前の状態および潰れ変形後
の状態を示す説明図である。
る対角線の長さ比Lmax/Lmin とアイソスタティック強
度との関係を示すグラフである。
る対角線の長さ比Lmax/Lmin とアイソスタティック強
度との関係を示すグラフである。
隔壁の欠損状態を示す説明図である。
の総数とアイソスタティック強度との関係を示すグラフ
である。
の総数とアイソスタティック強度との関係を示すグラフ
である。
13 流路
Claims (13)
- 【請求項1】周壁およびその内側に配置された隔壁を含
み、これら隔壁の相互間に多角形断面のセルを流路とし
て有する触媒担体としてのセラミックハニカム構造体
と、該ハニカム構造体に担持された触媒成分とを具える
セラミックハニカム触媒であって、ハニカム構造体が次
式: 0.050 ≦ t ≦ 0.150 0.65 ≦ OFA≦−0.58×t+ 0.98 但し、tは隔壁の壁厚〔mm〕 OFA はハニカム構造体の開口率 を満足し、周壁の壁厚が少なくとも 0.1mmであり、50 k
gf/cm2以上のA軸圧縮強度と5 kgf/cm2 以上のB軸圧縮
強度とを有し、さらに、前記触媒の熱容量が触媒容量1
m3あたり450 kJ/K以下であることを特徴とするセラミッ
クハニカム触媒。 - 【請求項2】ハニカム構造体における隔壁の壁厚の上限
値が 0.124mm、開口率の下限値が0.70であり、前記触媒
の熱容量の上限値が触媒容量1m3あたり410 kJ/Kである
ことを特徴とする、請求項1記載のセラミックハニカム
触媒。 - 【請求項3】周壁およびその内側に配置された隔壁を含
み、これら隔壁の相互間に多角形断面のセルを流路とし
て有する触媒担体としてのセラミックハニカム構造体
と、該ハニカム構造体に担持された触媒成分とを具える
セラミックハニカム触媒であって、ハニカム構造体が次
式: 0.050 ≦ t ≦ 0.150 k×{1− (−0.58×t+0.98) }≦G≦k× 0.35 但し、t は隔壁の壁厚〔mm〕 Gはハニカム構造体の嵩密度 kは材料真比重× (1−材料気孔率) を満足し、周壁の壁厚が少なくとも0.1 mmであり、50 k
gf/cm2以上のA軸圧縮強度と5 kgf/cm2 以上のB軸圧縮
強度とを有し、さらに、前記触媒の熱容量が触媒容量1
m3あたり450 kJ/K以下であることを特徴とするセラミッ
クハニカム触媒。 - 【請求項4】ハニカム構造体における隔壁の壁厚の上限
値が 0.124mm、嵩密度Gの下限値がk×0.30であり、前
記触媒の熱容量の上限値が触媒容量1m3あたり 410 kJ/
K 以下であることを特徴とする、請求項3記載のセラミ
ックハニカム触媒。 - 【請求項5】前記ハニカム構造体の横断面内で任意の単
位隔壁の両面に内接する円の中心を連ねた線を当該隔壁
の中心線とするとき、中心線上の任意の2点間の中心線
長さと該2点間の直線距離との長さ比が1以上1.10以下
であることを特徴とする、請求項1又は3に記載のセラ
ミックハニカム触媒。 - 【請求項6】前記ハニカム構造体の横断面内で任意の単
位隔壁の両面に内接する円の中心を連ねた線を当該隔壁
の中心線とするとき、中心線上の任意の2点間の中心線
長さと該2点間の直線距離との長さ比が1.10を超え、か
つ、1.15以下である隔壁の総数が、全隔壁数の1%以下
であることを特徴とする、請求項1又は3に記載のセラ
ミックハニカム触媒。 - 【請求項7】前記ハニカム構造体の任意のセルにおい
て、当該セルを構成する各単位隔壁の両側の交点内で少
なくとも3コーナーに内接する最大内接円の中心を当該
セルの格子点とするとき、相対する格子点を結ぶ各対角
線において、最大長さと最小長さとの長さ比が、四角形
セルの場合に1以上1.73以下、六角形セルの場合には1.
15以上1.93以下であることを特徴とする、請求項1又は
3に記載のセラミックハニカム触媒。 - 【請求項8】前記ハニカム構造体の流路方向における隔
壁の欠損により任意の横断面内で空隙を生じた隔壁の総
数が、ハニカム構造体の横断面における全隔壁数の1%
以下であることを特徴とする、請求項1又は3に記載の
セラミックハニカム触媒。 - 【請求項9】前記ハニカム構造体の最外周から内側に20
セル入った全周領域内で、流路方向における隔壁の欠損
により任意の横断面内で空隙を生じた隔壁の総数が、ハ
ニカム構造体の横断面における全隔壁数の 0.5%以下で
あることを特徴とする、請求項1又は3に記載のセラミ
ックハニカム触媒。 - 【請求項10】前記ハニカム構造体が一体押出成形され
たものであることを特徴とする、請求項1又は3に記載
のセラミックハニカム触媒。 - 【請求項11】内燃機関の排ガス浄化システム用触媒で
あることを特徴とする、請求項1又は3に記載のセラミ
ックハニカム触媒。 - 【請求項12】前記ハニカム構造体は貫通孔が四角形断
面であってコージェライトよりなり、前記触媒が自動車
用の排ガス浄化システムに設けられるものであることを
特徴とする、請求項1又は3に記載のセラミックハニカ
ム触媒。 - 【請求項13】前記ハニカム構造体がムライト、アルミ
ナ、炭化珪素、窒化珪素、ジルコニアよりなる群から選
ばれた少なくとも1種よりなることを特徴とする、請求
項1又は3に記載のセラミックハニカム触媒。
Priority Applications (7)
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|---|---|---|---|
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| US08/216,429 US5494881A (en) | 1993-07-29 | 1994-03-23 | Ceramic honeycomb structural body and catalyst comprising the same |
| DE69405062T DE69405062T2 (de) | 1993-07-29 | 1994-03-23 | Keramischer Körper mit Wabenstruktur und Katalysator haltende derselben |
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