JPH0739828A - 洗浄材 - Google Patents
洗浄材Info
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- JPH0739828A JPH0739828A JP5205848A JP20584893A JPH0739828A JP H0739828 A JPH0739828 A JP H0739828A JP 5205848 A JP5205848 A JP 5205848A JP 20584893 A JP20584893 A JP 20584893A JP H0739828 A JPH0739828 A JP H0739828A
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- graphite
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- cleaning material
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】被洗浄物からの油類などを剥離する洗浄効果に
優れ、しかも、酸による使用上の問題および洗浄後の二
次汚染の問題がない新規な洗浄材を提供する。 【構成】懸濁水のPHが約6〜8である膨張黒鉛から成
る。
優れ、しかも、酸による使用上の問題および洗浄後の二
次汚染の問題がない新規な洗浄材を提供する。 【構成】懸濁水のPHが約6〜8である膨張黒鉛から成
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄材に関するもので
あり、詳しくは、油類などの疎水性物質の洗浄材であっ
て、被洗浄物からの油類などを剥離する洗浄効果に優
れ、しかも、酸による使用上の問題および洗浄後の二次
汚染の問題がない新規な洗浄材に関するものである。
あり、詳しくは、油類などの疎水性物質の洗浄材であっ
て、被洗浄物からの油類などを剥離する洗浄効果に優
れ、しかも、酸による使用上の問題および洗浄後の二次
汚染の問題がない新規な洗浄材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油類を代表とする疎水性物質が付着した
被洗浄物の洗浄は、各種の分野で行われており、通常、
界面活性剤の水溶液が用いられている(以下、「油類」
で疎水性物質を総称する)。例えば、多量に油類が付着
した被洗浄物の場合は、先ず、ウエス(Waste:ぼ
ろ布)で油類を拭き取った後に界面活性剤の水溶液で洗
浄を行う。
被洗浄物の洗浄は、各種の分野で行われており、通常、
界面活性剤の水溶液が用いられている(以下、「油類」
で疎水性物質を総称する)。例えば、多量に油類が付着
した被洗浄物の場合は、先ず、ウエス(Waste:ぼ
ろ布)で油類を拭き取った後に界面活性剤の水溶液で洗
浄を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な洗浄方法では、ウエスの処理、使用済ウエスによる
二次汚染、洗浄廃液の処理などの問題がある。また、洗
浄後の油類の回収は極めて困難である。本発明者等は、
上記実情に鑑み種々検討を重ねた結果、特開平4−22
403号公報によって、油類などの液状物質を膨張黒鉛
と接触させて膨張黒鉛に液状物質を吸収して処理する方
法を既に提案しているが、ここに用いた膨張黒鉛は、意
外にも、固体表面から油類を吸収した後に優れた離型性
を有し、それがために、固体表面から付着した油類を容
易に剥離して優れた洗浄効果を発揮し得るとの新規な知
見を得た。
様な洗浄方法では、ウエスの処理、使用済ウエスによる
二次汚染、洗浄廃液の処理などの問題がある。また、洗
浄後の油類の回収は極めて困難である。本発明者等は、
上記実情に鑑み種々検討を重ねた結果、特開平4−22
403号公報によって、油類などの液状物質を膨張黒鉛
と接触させて膨張黒鉛に液状物質を吸収して処理する方
法を既に提案しているが、ここに用いた膨張黒鉛は、意
外にも、固体表面から油類を吸収した後に優れた離型性
を有し、それがために、固体表面から付着した油類を容
易に剥離して優れた洗浄効果を発揮し得るとの新規な知
見を得た。
【0004】本発明は、上記の知見に基づき完成された
ものであり、その目的は、被洗浄物からの油類などを剥
離する洗浄効果に優れ、しかも、酸による使用上の問題
および洗浄後の二次汚染の問題がない新規な洗浄材を提
供することにある。
ものであり、その目的は、被洗浄物からの油類などを剥
離する洗浄効果に優れ、しかも、酸による使用上の問題
および洗浄後の二次汚染の問題がない新規な洗浄材を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、懸濁水のPHが約6〜8である膨張黒鉛から成るこ
とを特徴とする疎水性物質の洗浄材に存する。
は、懸濁水のPHが約6〜8である膨張黒鉛から成るこ
とを特徴とする疎水性物質の洗浄材に存する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
洗浄材は、懸濁水のPHが約6〜8である膨張黒鉛から
成り、そして、固体表面に付着した油類を剥離して除去
することにより、固体表面を洗浄するために用いられ
る。従って、水面に浮上している油類に膨張黒鉛を供給
して接触させることにより、膨張黒鉛に油類を吸収させ
て油類を処理する特開平4−22403号公報に記載の
方法とは、膨張黒鉛自体の使用態様が異なり、また、膨
張黒鉛自体の作用効果も同一ではない。
洗浄材は、懸濁水のPHが約6〜8である膨張黒鉛から
成り、そして、固体表面に付着した油類を剥離して除去
することにより、固体表面を洗浄するために用いられ
る。従って、水面に浮上している油類に膨張黒鉛を供給
して接触させることにより、膨張黒鉛に油類を吸収させ
て油類を処理する特開平4−22403号公報に記載の
方法とは、膨張黒鉛自体の使用態様が異なり、また、膨
張黒鉛自体の作用効果も同一ではない。
【0007】本明細書において、膨張黒鉛とは、熱膨張
性黒鉛を加熱膨張して得られる黒鉛を指し、また、上記
の熱膨張性黒鉛とは、天然黒鉛、熱分解黒鉛、キッシュ
黒鉛などの原料黒鉛を強酸の存在下に酸化処理した後、
水洗、乾燥して得られる熱膨張性黒鉛を指す。そして、
原料黒鉛を硫酸と酸化剤との混合物で処理した後、水
洗、乾燥して得られる熱膨張性黒鉛は、既に、工業的に
利用されているので容易に入手することが出来る。
性黒鉛を加熱膨張して得られる黒鉛を指し、また、上記
の熱膨張性黒鉛とは、天然黒鉛、熱分解黒鉛、キッシュ
黒鉛などの原料黒鉛を強酸の存在下に酸化処理した後、
水洗、乾燥して得られる熱膨張性黒鉛を指す。そして、
原料黒鉛を硫酸と酸化剤との混合物で処理した後、水
洗、乾燥して得られる熱膨張性黒鉛は、既に、工業的に
利用されているので容易に入手することが出来る。
【0008】熱膨張性黒鉛は、約500℃以上に急激に
加熱することにより、C軸方向に数10〜数100倍に
膨張する性質を有する。本発明で用いられる熱膨張性黒
鉛は、その特性として、1000℃で10秒間、急激に
加熱した際、25〜300cc/g程度の膨張度を有す
る熱膨張性黒鉛が好ましい。そして、膨張後の嵩密度
(膨張黒鉛の嵩密度)は、通常、0.003〜0.04
g/cc程度である。
加熱することにより、C軸方向に数10〜数100倍に
膨張する性質を有する。本発明で用いられる熱膨張性黒
鉛は、その特性として、1000℃で10秒間、急激に
加熱した際、25〜300cc/g程度の膨張度を有す
る熱膨張性黒鉛が好ましい。そして、膨張後の嵩密度
(膨張黒鉛の嵩密度)は、通常、0.003〜0.04
g/cc程度である。
【0009】なお、上記の膨張度は、1000℃に保持
された電気炉内に10分以上放置して加熱された150
ccの石英ビ−カーを炉外に取り出し、直ちにこれに熱
膨張性黒鉛0.5gを投入し、同じく1000℃に保持
された電気炉内に素早く入れ、そのまま10秒間放置し
た後、炉外に取り出し、次いで、自然冷却した後の膨張
黒鉛の容積/重量比(単位:cc/g)を意味する。
された電気炉内に10分以上放置して加熱された150
ccの石英ビ−カーを炉外に取り出し、直ちにこれに熱
膨張性黒鉛0.5gを投入し、同じく1000℃に保持
された電気炉内に素早く入れ、そのまま10秒間放置し
た後、炉外に取り出し、次いで、自然冷却した後の膨張
黒鉛の容積/重量比(単位:cc/g)を意味する。
【0010】上記の様な熱膨張性黒鉛は、例えば、原料
黒鉛を約20〜150メッシュに粉砕した後、45℃以
下の温度条件下で98%濃硫酸と60%過酸化水素水の
混合物と10〜30分接触させ、次いで、水洗、乾燥を
行うことにより製造することが出来る。
黒鉛を約20〜150メッシュに粉砕した後、45℃以
下の温度条件下で98%濃硫酸と60%過酸化水素水の
混合物と10〜30分接触させ、次いで、水洗、乾燥を
行うことにより製造することが出来る。
【0011】本発明の洗浄材を構成する膨張黒鉛は、熱
膨張性黒鉛を約500℃以上に急激に加熱することによ
り得られる。この様にして得られた嵩高の膨張黒鉛は、
黒鉛の層状結晶がC軸方向に膨張し、且つ、広がった黒
鉛結晶の空隙が極めて大きく、従って、各種の疎水性物
質を吸収することが出来る。そして、その吸収能は、
(吸収後重量)/(吸収前重量)を以て表現した場合、
例えば、C重油では約50〜80、四塩化炭素では約7
0〜100程度の値となる。また、膨張黒鉛は、固体表
面から油類を吸収した後に優れた離型性を有し、それが
ために、固体表面に付着した油類を容易に剥離して優れ
た洗浄効果を発揮し得る。
膨張性黒鉛を約500℃以上に急激に加熱することによ
り得られる。この様にして得られた嵩高の膨張黒鉛は、
黒鉛の層状結晶がC軸方向に膨張し、且つ、広がった黒
鉛結晶の空隙が極めて大きく、従って、各種の疎水性物
質を吸収することが出来る。そして、その吸収能は、
(吸収後重量)/(吸収前重量)を以て表現した場合、
例えば、C重油では約50〜80、四塩化炭素では約7
0〜100程度の値となる。また、膨張黒鉛は、固体表
面から油類を吸収した後に優れた離型性を有し、それが
ために、固体表面に付着した油類を容易に剥離して優れ
た洗浄効果を発揮し得る。
【0012】ところで、上記の様な膨張黒鉛は、強酸の
存在下に酸化して得られるため、層状結晶の間に存在し
又は表面に付着した酸のために酸性物質となっており、
その懸濁水のPHは4〜5である。斯かる酸性物質の膨
張黒鉛をそのまま洗浄材として用いた場合は、被洗浄物
が酸によって侵され、また、膨張黒鉛を水スラリーとし
て用いる場合は、その調製や保管の際に容器が酸によっ
て侵され、更には、膨張黒鉛の水スラリーを被洗浄物に
噴霧する場合は、その酸性ミストによって作業環境が悪
化するなどの問題がある。
存在下に酸化して得られるため、層状結晶の間に存在し
又は表面に付着した酸のために酸性物質となっており、
その懸濁水のPHは4〜5である。斯かる酸性物質の膨
張黒鉛をそのまま洗浄材として用いた場合は、被洗浄物
が酸によって侵され、また、膨張黒鉛を水スラリーとし
て用いる場合は、その調製や保管の際に容器が酸によっ
て侵され、更には、膨張黒鉛の水スラリーを被洗浄物に
噴霧する場合は、その酸性ミストによって作業環境が悪
化するなどの問題がある。
【0013】本発明の洗浄材は、上記の様な使用上の問
題をも解決した新規な洗浄材であって、懸濁水のPHが
約6〜8である膨張黒鉛から成ることを特徴とする。こ
こに、懸濁水のPHは、純粋100ccを入れた300
ccのビーカーに膨張黒鉛1.0gを投入し、常温にお
いて、マグネテイツクスターラーで10分間攪拌処理し
た後に測定したPHを指す。
題をも解決した新規な洗浄材であって、懸濁水のPHが
約6〜8である膨張黒鉛から成ることを特徴とする。こ
こに、懸濁水のPHは、純粋100ccを入れた300
ccのビーカーに膨張黒鉛1.0gを投入し、常温にお
いて、マグネテイツクスターラーで10分間攪拌処理し
た後に測定したPHを指す。
【0014】懸濁水のPHが約6〜8である膨張黒鉛
は、原料黒鉛を強酸の存在下に酸化処理した後、水洗、
乾燥して得られる熱膨張性黒鉛を中和処理するか、また
は、斯かる熱膨張性黒鉛を約500℃以上に急激に加熱
することにより得られる膨張黒鉛を中和処理することに
よって得られる。
は、原料黒鉛を強酸の存在下に酸化処理した後、水洗、
乾燥して得られる熱膨張性黒鉛を中和処理するか、また
は、斯かる熱膨張性黒鉛を約500℃以上に急激に加熱
することにより得られる膨張黒鉛を中和処理することに
よって得られる。
【0015】上記の前者の方法により得られる熱膨張性
黒鉛としては、特開平2−153811号公報、同2−
188418号公報、特願平3−359138号明細書
において、本発明者によって既に提案された熱膨張性黒
鉛の製造方法に従って得られる熱膨張性黒鉛を利用する
ことが出来る。これらの製造方法においては、アルカリ
金属の水酸化物の水溶液、アルカリ土類金属の水酸化物
の水溶液、アンモニア等と熱膨張性黒鉛とを接触させる
方法が記載されている。
黒鉛としては、特開平2−153811号公報、同2−
188418号公報、特願平3−359138号明細書
において、本発明者によって既に提案された熱膨張性黒
鉛の製造方法に従って得られる熱膨張性黒鉛を利用する
ことが出来る。これらの製造方法においては、アルカリ
金属の水酸化物の水溶液、アルカリ土類金属の水酸化物
の水溶液、アンモニア等と熱膨張性黒鉛とを接触させる
方法が記載されている。
【0016】しかしながら、本発明においては、膨張黒
鉛を中和処理する方法が好ましく採用される。中和剤と
しては、アルカリ水性液体またはアンモニアが用いら
れ、アルカリ水性液体としては、上記と同様のアルカリ
性物質の水溶液またはアルコール溶液が用いられる。そ
して、中和処理は、膨張黒鉛をアルカリ水性液体中に投
入して攪拌するか又は膨張黒鉛をアンモニアガス中で流
動させることによって行うことが出来る。
鉛を中和処理する方法が好ましく採用される。中和剤と
しては、アルカリ水性液体またはアンモニアが用いら
れ、アルカリ水性液体としては、上記と同様のアルカリ
性物質の水溶液またはアルコール溶液が用いられる。そ
して、中和処理は、膨張黒鉛をアルカリ水性液体中に投
入して攪拌するか又は膨張黒鉛をアンモニアガス中で流
動させることによって行うことが出来る。
【0017】上記の中和処理における中和剤の量は、中
和処理後の膨張黒鉛の懸濁水のPHが約6〜8、好まし
くは6.5〜7.5、更に好ましくは7.0となるよう
に適宜選ばれる。例えば、中和剤としてアルカリ水性液
体を用いた場合は、所定濃度のアルカリ水性液体に所定
量の膨張黒鉛を投入して攪拌を行い、懸濁水のPHを測
定しつつ、懸濁水のPHが上記の範囲となるまで必要な
アルカリ性物質の水溶液を添加する。
和処理後の膨張黒鉛の懸濁水のPHが約6〜8、好まし
くは6.5〜7.5、更に好ましくは7.0となるよう
に適宜選ばれる。例えば、中和剤としてアルカリ水性液
体を用いた場合は、所定濃度のアルカリ水性液体に所定
量の膨張黒鉛を投入して攪拌を行い、懸濁水のPHを測
定しつつ、懸濁水のPHが上記の範囲となるまで必要な
アルカリ性物質の水溶液を添加する。
【0018】アルカリ水性液体を構成するアルカリ物質
としては、特開平2−153811号公報、同2−18
8418号公報に記載されたアルカリ物質が用いられる
が、中でも、Na、K、Mg、Ca、Ba等の水酸化物
が好適であり、その濃度は、通常1〜30重量%の範囲
とされる。
としては、特開平2−153811号公報、同2−18
8418号公報に記載されたアルカリ物質が用いられる
が、中でも、Na、K、Mg、Ca、Ba等の水酸化物
が好適であり、その濃度は、通常1〜30重量%の範囲
とされる。
【0019】特に、中和剤としてアルカリ水性液体を用
いる方法は、直接に湿潤膨張黒鉛が得られるので好まし
い。すなわち、膨張黒鉛それ自体は、嵩高で極めて軽い
粉体であるために取り扱いが困難であるが、湿潤膨張黒
鉛は取り扱いが容易である。アンモニアガスで処理した
場合は、水などの親水性液体で洗浄することにより、湿
潤膨張黒鉛にすることが出来る。
いる方法は、直接に湿潤膨張黒鉛が得られるので好まし
い。すなわち、膨張黒鉛それ自体は、嵩高で極めて軽い
粉体であるために取り扱いが困難であるが、湿潤膨張黒
鉛は取り扱いが容易である。アンモニアガスで処理した
場合は、水などの親水性液体で洗浄することにより、湿
潤膨張黒鉛にすることが出来る。
【0020】本発明の洗浄材は、固体表面に付着した疎
水性物質を固体表面から剥離するために用いられる。固
体表面としては、金属表面、プラスチック表面、ガラス
表面、コンクリート表面が挙げられ、疎水性物質として
は、重油、機械油、切削油、油脂、グリース等の油類の
他、四塩化炭素などが挙げられる。具体的な被洗浄物の
例としては、油で汚れた作業機械、油の付着した機械加
工品、油の貯蔵タンクの内面、プラスチック又はガラス
製の油用容器、油で汚染された各種の工作物や建造物
(岸壁、テトラポット等)が挙げられる。
水性物質を固体表面から剥離するために用いられる。固
体表面としては、金属表面、プラスチック表面、ガラス
表面、コンクリート表面が挙げられ、疎水性物質として
は、重油、機械油、切削油、油脂、グリース等の油類の
他、四塩化炭素などが挙げられる。具体的な被洗浄物の
例としては、油で汚れた作業機械、油の付着した機械加
工品、油の貯蔵タンクの内面、プラスチック又はガラス
製の油用容器、油で汚染された各種の工作物や建造物
(岸壁、テトラポット等)が挙げられる。
【0021】本発明の洗浄材は、通常、上記の様な被洗
浄物の表面に接触させて用いられるが、例えば、油脂や
グリース等の常温で固体の油類が付着している場合は、
適当な方法で被洗浄物の表面を加熱し、付着した油類に
流動性を与えてから本発明の洗浄材が用いられる。本発
明の洗浄材と被洗浄物の表面との接触は、被洗浄物の種
類や大きさによって異なるが、被洗浄物の表面に本発明
の洗浄材を手作業で擦り付ける方法が広く用いられる。
浄物の表面に接触させて用いられるが、例えば、油脂や
グリース等の常温で固体の油類が付着している場合は、
適当な方法で被洗浄物の表面を加熱し、付着した油類に
流動性を与えてから本発明の洗浄材が用いられる。本発
明の洗浄材と被洗浄物の表面との接触は、被洗浄物の種
類や大きさによって異なるが、被洗浄物の表面に本発明
の洗浄材を手作業で擦り付ける方法が広く用いられる。
【0022】また、比較的小型の被洗浄物の場合は、適
当な容器内に本発明の洗浄材を収容し、洗浄材の中に被
洗浄物を埋没させて洗浄材と被洗浄物とを相対的に移動
させて被洗浄物の表面に本発明の洗浄材を擦り付ける方
法を採用することが出来る。
当な容器内に本発明の洗浄材を収容し、洗浄材の中に被
洗浄物を埋没させて洗浄材と被洗浄物とを相対的に移動
させて被洗浄物の表面に本発明の洗浄材を擦り付ける方
法を採用することが出来る。
【0023】本発明の洗浄材は、上記の様に、あたか
も、ウエスによって油類を拭き取る様に用いられるが、
本発明の洗浄材は、油類を吸収して凝集状態となった後
も、殆ど粘着性がなくて固体表面からの離型性に優れて
いる。その結果、被洗浄物からの油類などを剥離する洗
浄効果に優れ、しかも、ウエスの様に洗浄後の二次汚染
の問題もない。また、本発明の洗浄材は、熱安定性が優
れているため、使用後、プレス処理や減圧加熱処理など
の手段により、洗浄材に吸収された油類を必要に応じて
回収することも出来る。
も、ウエスによって油類を拭き取る様に用いられるが、
本発明の洗浄材は、油類を吸収して凝集状態となった後
も、殆ど粘着性がなくて固体表面からの離型性に優れて
いる。その結果、被洗浄物からの油類などを剥離する洗
浄効果に優れ、しかも、ウエスの様に洗浄後の二次汚染
の問題もない。また、本発明の洗浄材は、熱安定性が優
れているため、使用後、プレス処理や減圧加熱処理など
の手段により、洗浄材に吸収された油類を必要に応じて
回収することも出来る。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に明細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。
【0025】<膨張黒鉛の製造>先ず、固定炭素分90
%、灰分8%であるカナダ産の天然燐片状黒鉛(粒度:
36メッシュ〜80メッシュ)を酸処理し、水洗、乾燥
して熱膨張性黒鉛を得た。次いで、電気炉内で予め10
00℃に加熱された直径45mm、高さ90mmの石英
ビーカー内に上記の熱膨張性黒鉛0.5gを投入し、同
じく1000℃に保持された電気炉内に素早く入れ、そ
のまま10秒間放置した後、炉外に取り出し、自然冷却
して膨張黒鉛を得た。同様の加熱処理を5回繰り返し、
約2.5gの膨張黒鉛を得た。
%、灰分8%であるカナダ産の天然燐片状黒鉛(粒度:
36メッシュ〜80メッシュ)を酸処理し、水洗、乾燥
して熱膨張性黒鉛を得た。次いで、電気炉内で予め10
00℃に加熱された直径45mm、高さ90mmの石英
ビーカー内に上記の熱膨張性黒鉛0.5gを投入し、同
じく1000℃に保持された電気炉内に素早く入れ、そ
のまま10秒間放置した後、炉外に取り出し、自然冷却
して膨張黒鉛を得た。同様の加熱処理を5回繰り返し、
約2.5gの膨張黒鉛を得た。
【0026】上記の加熱処理における熱膨張性黒鉛の膨
張度は210cc/gであり、得られた膨張黒鉛の嵩密
度は0.0048g/ccであった。また、純粋100
ccを入れた300ccのビーカーに膨張黒鉛1.0g
を投入し、常温において、マグネテイツクスターラーで
10分間攪拌処理した後に懸濁水のPHを測定した結果
は4.5であった。
張度は210cc/gであり、得られた膨張黒鉛の嵩密
度は0.0048g/ccであった。また、純粋100
ccを入れた300ccのビーカーに膨張黒鉛1.0g
を投入し、常温において、マグネテイツクスターラーで
10分間攪拌処理した後に懸濁水のPHを測定した結果
は4.5であった。
【0027】<洗浄材の調製>300ccのビーカーに
0.5重量%濃度のカセイソーダ水溶液1ccを滴下
し、更に、純粋200ccを加えた後、上記の膨張黒鉛
1.5gを投入して攪拌を行い中和処理を行った。十分
に水切りを行って中和処理された湿潤膨張黒鉛を回収し
た。純粋100ccを入れた300ccのビーカーに上
記の湿潤膨張黒鉛51.0g(膨張黒鉛の量は1.0
g)を投入し、常温において、マグネテイツクスターラ
ーで10分間攪拌処理した後に懸濁水のPHを測定した
結果は6.8であった。
0.5重量%濃度のカセイソーダ水溶液1ccを滴下
し、更に、純粋200ccを加えた後、上記の膨張黒鉛
1.5gを投入して攪拌を行い中和処理を行った。十分
に水切りを行って中和処理された湿潤膨張黒鉛を回収し
た。純粋100ccを入れた300ccのビーカーに上
記の湿潤膨張黒鉛51.0g(膨張黒鉛の量は1.0
g)を投入し、常温において、マグネテイツクスターラ
ーで10分間攪拌処理した後に懸濁水のPHを測定した
結果は6.8であった。
【0028】<洗浄試験>縦横30cm×30cmの金
属板、ガラス板、プラスチックス板、コンクリート板を
用意し、これらの表面にC重油10gを落としてヘラで
全面に延ばして被洗浄物をメイキャップした。各洗浄物
の表面に上記の中和処理を行った湿潤膨張黒鉛を手作業
で擦り付けてC重油の除去を行った。何れの被洗浄物と
も、約0.3gの膨張黒鉛の使用量で付着したC重油の
実質全量を除去することが出来た。なお、C重油の洗浄
除去の確認は、膨張黒鉛で洗浄後の被洗浄物の表面をア
セトン洗浄し、回収したアセトン洗浄廃液からアセトン
を蒸発除去し、アセトン洗浄廃液中に残存するC重油の
量を測定することによって行った。
属板、ガラス板、プラスチックス板、コンクリート板を
用意し、これらの表面にC重油10gを落としてヘラで
全面に延ばして被洗浄物をメイキャップした。各洗浄物
の表面に上記の中和処理を行った湿潤膨張黒鉛を手作業
で擦り付けてC重油の除去を行った。何れの被洗浄物と
も、約0.3gの膨張黒鉛の使用量で付着したC重油の
実質全量を除去することが出来た。なお、C重油の洗浄
除去の確認は、膨張黒鉛で洗浄後の被洗浄物の表面をア
セトン洗浄し、回収したアセトン洗浄廃液からアセトン
を蒸発除去し、アセトン洗浄廃液中に残存するC重油の
量を測定することによって行った。
【0029】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、被洗浄物
からの油類などを剥離する洗浄効果に優れ、しかも、洗
浄後の二次汚染の問題がない新規な洗浄材が提供され
る。また、本発明の洗浄材は、中和処理されているため
使用上の観点からも優れている。
からの油類などを剥離する洗浄効果に優れ、しかも、洗
浄後の二次汚染の問題がない新規な洗浄材が提供され
る。また、本発明の洗浄材は、中和処理されているため
使用上の観点からも優れている。
Claims (2)
- 【請求項1】 懸濁水のPHが約6〜8である膨張黒鉛
から成ることを特徴とする疎水性物質の洗浄材。 - 【請求項2】 疎水性物質が油類である請求項1に記載
の洗浄材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5205848A JPH0739828A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 洗浄材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5205848A JPH0739828A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 洗浄材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739828A true JPH0739828A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16513718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5205848A Withdrawn JPH0739828A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 洗浄材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739828A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007031611A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Teijin Chem Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| US7832028B2 (en) | 2004-09-28 | 2010-11-16 | Tashizen Techno Works Co., Ltd. | Fine-bubble generator, and foot-bathing apparatus and bathing device with the same |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP5205848A patent/JPH0739828A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7832028B2 (en) | 2004-09-28 | 2010-11-16 | Tashizen Techno Works Co., Ltd. | Fine-bubble generator, and foot-bathing apparatus and bathing device with the same |
| JP2007031611A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Teijin Chem Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |