JPH0739936U - 二軸せん断式破砕機 - Google Patents

二軸せん断式破砕機

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JPH0739936U
JPH0739936U JP7050593U JP7050593U JPH0739936U JP H0739936 U JPH0739936 U JP H0739936U JP 7050593 U JP7050593 U JP 7050593U JP 7050593 U JP7050593 U JP 7050593U JP H0739936 U JPH0739936 U JP H0739936U
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克也 丸山
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株式会社松本鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 破砕後の搬送施設および後処理施設の小型化
を図り、且つ設備全体の稼働効率および処理品質を向上
させ、処理コストを低減する。 【構成】 複数のカッター12が軸線方向に所定の間隔
をおいて固定された二つの回転軸10を、一方の回転軸
10に固定されたカッター12の刃部が他方の回転軸に
固定されたカッター12の間隔内に進入された状態で、
回転させることで被破砕物を破砕する二軸せん断式破砕
機において、二つの回転軸10のカッター12間を通過
した被破砕物をカッター12の直下で受け、該被破砕物
が一気に排出されないように阻止するダンパー板20が
設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二軸せん断式破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題が地球規模で重要な課題となっており、廃棄物の処理に関する 問題は重要な事項となっている。とりわけ、廃棄物の破砕は、後処理に深く関係 するため非常に重要な要素であり、廃棄物を破砕する破砕機には、より優れた機 能が要求されている。
【0003】 従来から、廃棄物を破砕する破砕機としては二軸せん断式破砕機がある。図7 は、その二軸せん断式破砕機のカッター12の噛み合い状態を説明する説明図で あり、図8は図7の従来技術を矢印D方向から見た組立平面図である。この二軸 せん断式破砕機は、複数のカッター12が軸線方向に所定の間隔をおいて固定さ れた二つの回転軸10を、一方の回転軸10に固定されたカッター12の刃部が 他方の回転軸10に固定されたカッター12の間隔内に進入された状態で、正逆 両方向に回転させることで被破砕物を破砕することができる。14はカッター1 2の間隔を規制するスペーサーである。また、30はクリーナーであり、被破砕 物を破砕するよう回転軸が正回転方向Aに回転する際に、カッター12間隔内に 付着した破砕物を掻き取るように、先端が鋭角に設けられている。 この二軸せん断式破砕機は、破砕時に爆発の心配がないような、例えば、大型 粗大廃棄物、ビニール、プラスチック製品等の難破砕物の破砕にも広く使用され ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の二軸せん断式破砕機によれば、大型粗大物、木材、 ビニール、プラスチック等の被破砕物を処理する際、被破砕物はカッター12に よって幅方向にはカッター12の幅にせん断されるが、長さ方向には破砕さてい ない帯状の状態で排出されることが多い。また、カッター12の幅以下で細長い 形状の被破砕物が上下方向に投入されるとカッター12同士が噛み合う部分をす り抜けて真下に落下することもある。そのように、帯状または長尺状の破砕物が 排出されてしまうと、その後の処理工程の搬送機器および後処理機器に与える影 響は大きく、設備全体の性能を低下させ、その稼働効率および処理品質の低下の 原因になるという課題があった。 そこで、稼働率等を低下させないようにするためには、搬送機器および後処理 機器が大型になり、その処理コストが高くなるという課題があった。
【0005】 本考案はかかる問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、破砕 後の搬送施設および後処理施設の小型化を図り、且つ設備全体の稼働効率および 処理品質を向上させ、処理コストを低減することができる二軸せん断式破砕機を 提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は次の構成を備える。 すなわち、本考案は、複数のカッターが軸線方向に所定の間隔をおいて固定さ れた二つの回転軸を、一方の回転軸に固定されたカッターの刃部が他方の回転軸 に固定されたカッターの間隔内に進入された状態で、回転させることで被破砕物 を破砕する二軸せん断式破砕機において、二つの回転軸のカッター間を通過した 被破砕物をカッターの直下で受け、該被破砕物が一気に排出されないように阻止 する受け部材が設けられたことを特徴とする。
【0007】 また、二つの回転軸のカッター間を通過した被破砕物が落下できるよう、前記 受け部材が開放可能に設けられることによって、容易に破砕できる被破砕物を破 砕する際などには受け部材を開放して、稼働効率を向上させることができる。
【0008】 また、前記受け部材がカッターの下方に設けられた軸を中心に回動自在に設け られ、常時は該受け部材が被破砕物を受ける状態に位置するようにその回動を阻 止し、該受け部材に所定以上の荷重が負荷された際には該受け部材が開放するよ うに回動することを許容する規制機構が設けられることによって、カッターの回 転軸に過度な荷重がかかることを回避することが可能であり、破砕機自体の損傷 を防止できる。
【0009】
【作用】
本考案の二軸せん断式破砕機によれば、受け部材によって、二つの回転軸のカ ッター間を通過した被破砕物をカッターの直下で受け、該被破砕物が一気に排出 されないように阻止する。 このため、被破砕物を受け部材に堆積した状態で再度破砕できるなど、被破砕 物をより均一に細かく破砕することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案にかかる破砕機の実施例を添付図面と共に詳細に説明する。 図1は、本考案の二軸せん断式破砕機の一実施例を説明する説明図であり、図 2は、図1の二軸せん断式破砕機の受け部材が開放された状態を説明する説明図 である。 10は回転軸であり、この回転軸10には、複数の破砕刃であるカッター12 が軸線方向にスペーサー14を介して所定の間隔をおいて固定されている。この 二つの回転軸10を、一方の回転軸10に固定されたカッター12の刃部が、他 方の回転軸10に固定されたカッター12の間隔内に進入された状態に配設して いる。すなわち、従来の技術の欄で説明したように、カッター12同士の間隔が 、スペーサー14によって規定され、二つの回転軸10に固定されたカッター1 2が軸線方向に交互に重なり合い摺接するように設けられている。この二つの回 転軸10を、正逆両方向に回転させることで被破砕物を破砕することができる。
【0011】 20はダンパー板であり、二つの回転軸10のカッター12間を通過した被破 砕物をカッター12の直下で受け、その被破砕物が一気に排出されないように阻 止する受け部材として作用する。 ダンパー板20としては、単なる平板状のものに限らず、簀の子状或いは格子 状等に形成されたものを利用できる。これによれば、細かく破砕された破砕物が 、簀の子状或いは格子状等の開口部を通過して排出でき、破砕効率を向上できる 。 また、この実施例では二つのダンパー板20が、観音開き可能に配設されてい る。すなわち、ダンパー板20は、カッター12の下方に機枠16に固着して設 けられた軸22を中心に回動可能に設けられており、機枠16の外側方向へ延び るアーム部20aの先端に、シリンダ装置24のロッド26の先端が連結軸23 によって回動可能に連結されている。従って、シリンダ装置24のピストン27 が圧縮空気圧等により下方に付勢され、図1に示すように、ピストン27がシリ ンダ筒内の下部に位置している際には、ダンパー板20は被破砕物を受ける状態 にある。そして、図2に示すように、ピストン27がシリンダ筒内の上部に移動 された際には、ダンパー板20は被破砕物を落下可能に開放した状態にある。な お、シリンダ装置24のシリンダ筒はその後端で機枠16に支持軸28によって 回動可能に固着されている。
【0012】 また、シリンダ装置24は、常時はダンパー板20が被破砕物を受ける状態に 位置するようにその回動を阻止し、ダンパー板20に所定以上の荷重(押圧力) が負荷された際にはダンパー板20が開放するように回動することを許容する規 制機構として作用する。ダンパー板20が開放可能となる設定圧の変更は、シリ ンダ装置24を調整することで容易になされる。すなわち、シリンダ装置24の ピストン27を下方に付勢する圧縮空気圧または油圧を、圧力調整器によって調 節することによって容易になされる。圧力調整器としては、リリーフ弁、レギュ レータ等を利用できる。
【0013】 30はクリーナーであり、各カッター12の間隔内に、他方のカッター12の 刃部の回転の障害とならないよう機枠16に固定して配置され、主に両回転軸1 0がカッター12により被破砕物を破砕する方向(正回転方向)に回転された際 に、カッター12間の回転軸10の外周に付着した被破砕物を掻き取り、回転軸 10に抵抗が極力かからないようにする。
【0014】 次に、以上の構成からなる二軸せん断式破砕機の作動状態について図3〜図5 に基づいて説明する。 図3の矢印Aは二つの回転軸10の正回転方向を示す。このように回転軸10 が正回転することで、被破砕物が、摺接するカッター12によって破砕され下方 に送られる。投入される被破砕物が破砕され易い場合には、2つの回転軸10は 所定の速度で連続的に正回転して、その被破砕物を破砕することができる。
【0015】 また、被破砕物がビニール、プラスチック等の難破砕物である場合には、破砕 中に回転抵抗が大きくなって所定の抵抗以上になった時点で、反対方向(矢印B 方向)に回転する。これによって、カッター12間に挟まった被破砕物を上方に 送り、回転抵抗を減少させることができる。このように、回転軸を正逆両方向に 回転させ、被破砕物を上下動させることで、難破砕物であっても好適に破砕する ことができる。なお、被破砕物が破砕される際には、上方からリップによって被 破砕物に所定の荷重が加えられる。
【0016】 そして、本考案によれば、一対のダンパー板20によって被破砕物が受けられ るため、図3のように帯状破砕物32は、再度カッター12のリップにより上方 に持ち上げられ、再度せん断がなされる。また、ダンパー板20上に堆積された 破砕物33も、カッター12によって再度破砕されて細粉化される。このように 破砕された破砕物は、ダンパー板20の側方から下方(矢印X方向)へ落下する 。 また、図4に示すように、長尺物34はダンパー板20により落下が阻止され 、カッター12とスペーサー14間で破砕される。このように、ダンパー板20 によって、被破砕物が一気に落下することを阻止することができるため、被破砕 物を確実に細かく破砕することができる。
【0017】 また、図5に示すように、長尺物のうちカッター12とスペーサー14間で破 砕されない難破砕長尺物36は、その難破砕長尺物36のダンパー板20を上か ら押圧する押圧力がシリンダ装置24の設定圧より高くなれば、ダンパー板20 が押し開らかれ下方に落下する。 このようにダンパー板20が開いたことを知らせる警報装置として、センサー で検知して警報ブザーまたは警報ランプによって警報を発し、駆動装置を自動的 に停止させるなどの装置を設けることができる。この警報装置を利用することに より、後処理に影響を与えないように、適時に難破砕長尺物36を除去すること ができる。
【0018】 以上のように本考案にかかるダンパー板20およびその規制機構を、各種産業 廃棄物を破砕、選別する減容処理をしている二軸せん断式破砕機に取り付けた結 果、後処理に破砕物を搬送する搬送機器の搬送がスムースになり、乗り移り部の トラブルも解消して搬送能力が向上した。 また、破砕物を選別する選別装置では帯状破砕物のからみもなくなり、選別精 度が向上した。また、破砕粒度が細かくなるため、二次破砕が低負荷となり、再 破砕率が低下した。減容機も詰まりがなくなり、稼働効率が向上した。施設全体 としての運転効率が向上し、処理コストが低減した。
【0019】 ところで、本実施例では、一対のダンパー板20は、図1のように略水平状態 となる閉塞状態から、図2のような開放状態まで回動可能に設けたが、さらに、 ダンパー板20の先端を、上方へ回動可能とし、カッター12に近接可能として もよい。このようにダンパー板20を回動可能とすることで、堆積された被破砕 物を下方から強制的にカッター12に当接させ、その破砕効率を向上させること が可能となる。
【0020】 以上、ダンパー板20およびその規制機構を有する図1の二軸せん断式破砕機 を中心に説明してきたが、本考案はこれに限らず、図6に示すように単に受け板 38を設けても、図1の実施例と同様に被破砕物を細かく破砕できるという効果 を奏する。なお、受け板38としては、単なる平板に限らず、簀の子状或いは格 子状に形成されたものを利用できるのは勿論である。 以上、本考案の好適な実施例を挙げて種々説明してきたが、本考案は上述の実 施例に限定されないのは言うまでもなく、考案の精神を逸脱しない範囲でさらに 多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
【0021】
【考案の効果】
本考案の二軸せん断式破砕機によれば、受け部材によって、二つの回転軸のカ ッター間を通過した被破砕物をカッターの直下で受け、該被破砕物が一気に排出 されないように阻止する。 このため、被破砕物を受け部材に体積した状態で再度破砕できるなど、被破砕 物をより均一に細かく破砕し、帯状、長尺状の破砕物を極端に減少できる。この ため、今まで帯状、長尺状の破砕物が出るものとして処理施設を計画していたも のと比較すれば、小規模の設備で十分である。 従って、本考案によれば、破砕後の搬送施設および後処理施設の設備費を低減 でき、且つ設備全体の稼働効率および処理品質を向上させ、処理コストを低減す ることができるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を説明する説明図。
【図2】図1の実施例のダンパー板が開放された状態を
説明する説明図。
【図3】図1の実施例の作動状態を説明する説明図。
【図4】図1の実施例の作動状態を説明する説明図。
【図5】図1の実施例の作動状態を説明する説明図。
【図6】本考案の他の実施例を説明する説明図。
【図7】従来技術を説明する説明図。
【図8】図7の従来技術の組立平面図。
【符号の説明】
10 回転軸 12 カッター 14 スペーサー 16 機枠 20 ダンパー板 22 軸 24 シリンダ装置 23 連結軸 26 ロッド 27 ピストン 28 支持軸 30 クリーナー A 正回転方向 B 反対回転方向

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカッターが軸線方向に所定の間隔
    をおいて固定された二つの回転軸を、一方の回転軸に固
    定されたカッターの刃部が他方の回転軸に固定されたカ
    ッターの間隔内に進入された状態で、回転させることで
    被破砕物を破砕する二軸せん断式破砕機において、 二つの回転軸のカッター間を通過した被破砕物をカッタ
    ーの直下で受け、該被破砕物が一気に排出されないよう
    に阻止する受け部材が設けられたことを特徴とする二軸
    せん断式破砕機。
  2. 【請求項2】 二つの回転軸のカッター間を通過した被
    破砕物が落下できるよう、前記受け部材が開放可能に設
    けられたことを特徴とする請求項1記載の二軸せん断式
    破砕機。
  3. 【請求項3】 前記受け部材がカッターの下方に設けら
    れた軸を中心に回動自在に設けられ、常時は該受け部材
    が被破砕物を受ける状態に位置するようにその回動を阻
    止し、該受け部材に所定以上の荷重が負荷された際には
    該受け部材が開放するように回動することを許容する規
    制機構が設けられたことを特徴とする請求項2記載の二
    軸せん断式破砕機。
JP1993070505U 1993-12-28 1993-12-28 二軸せん断式破砕機 Expired - Lifetime JP2557239Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017131832A (ja) * 2016-01-27 2017-08-03 株式会社ヘリオス 二軸剪断式破砕機

Citations (3)

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JPS4856664U (ja) * 1971-10-30 1973-07-19
JPS62151951U (ja) * 1986-03-17 1987-09-26
JPS63168042U (ja) * 1987-04-24 1988-11-01

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