JPH0740180U - ボ−ルペンチップ - Google Patents
ボ−ルペンチップInfo
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ボ−ルペンチップAの先部2は、ボ−ル抱持
室4内方向に屈曲され、その先端部202は実質的にボ
−ル抱持室4内部に位置するようなしてある。 【効果】 インキもれが発生することや筆跡のカスレが
発生することを極力抑制する。
室4内方向に屈曲され、その先端部202は実質的にボ
−ル抱持室4内部に位置するようなしてある。 【効果】 インキもれが発生することや筆跡のカスレが
発生することを極力抑制する。
Description
【0001】
中心孔とこれに連通する複数の溝とからなるインキ通路と、先部に開口部を有 すると共に前記インキ通路と連続するボ−ル抱持室とを有し、該ボ−ル抱持室は 、筆記部材として金属製のボ−ルを前記開口部より一部突出させると共に、前記 先部を該ボ−ルの最大径より小径にしてなるボ−ルペンチップに関する。
【0002】
ボ−ルペンの筆跡に供するインキの吐出量は、ボ−ルペンチップの開口部とボ −ルとの隙間の大きさに関係する。大量のインキを吐出しようとするものとして 、この隙間を大きく設定することが知られている。また、ボ−ル抱持室の内壁と ボ−ルとの隙間を大きくして、ここに大量のインキが連通できるようなすことも 知られている。
【0003】 また、ボ−ルペンチップの開口部とボ−ルとの隙間を筆記時には大きく開放し 、非筆記時には液密に閉じるような構造として、ボ−ルペンチップのボ−ル抱持 室内より別部材にてボ−ルを弾性的に先方に付勢して、筆記時、紙面にボ−ルを 当接することにより開口部とボ−ルとの隙間を開放するようなしたものも知られ ている。
【0004】
ボ−ルペンチップの開口部とボ−ルとの隙間やボ−ル抱持室の内壁とボ−ルと の隙間が大きいほどインキが大量に吐出し易い反面、非筆記時のインキもれが発 生しやすくなるばかりか、ボ−ルペンチップ内部が外気と連通し易くなり、ボ− ル抱持室内のインキを乾燥させてしまい、しばらく静置した後に筆記すると筆跡 のカスレが発生し易いという問題があった。
【0005】 このような問題は、酸化チタンなどを着色材とした修正液のような粘度が高く 速乾性のインキを使用したボ−ルペンでは特に顕著である。例えば、修正液のよ うな筆跡に高い隠蔽性が必要なものでは、インキを大量に吐出させることが要求 される。このような場合、特にボ−ルペンチップの開口部とボ−ルとの隙間での 液密性が要求され、前述のようなボ−ルを弾性的にボ−ルペンチップの先部に付 勢してなるものの使用が好適であると言えるが、更に大量にインキを吐出させる ためにはボ−ル抱持室の内壁とボ−ルとの隙間も大きくしなくてはならないこと から別の問題が発生するものであった。
【0006】 つまり、ボ−ルペンチップの先部は、ボ−ルを抱持するために内側にかしめら れるものであるが、ボ−ル抱持室の内壁とボ−ルとの隙間を大きくするものでは 、高い縮径率にてかしめなくてはならず、かしめ部分に相当するボ−ル抱持室の 内面に材料の変形による凹凸が生じることがあった。たとえその凹凸が微細なも ので、且つボ−ルを弾性的にボ−ルペンチップの先部に付勢するものであっても この凹凸により当接部分での液密性に影響し、ボ−ル抱持室が一旦外気と連通し てしまうと、その部分でインキの乾燥が生じ、その乾燥したインキがボ−ルとボ −ルペンチップの開口部との隙間で固まってしまい、インキもれや筆跡のカスレ が生じやすくなるという問題があった。
【0007】
本考案は、中心孔とこれに連通する複数の溝とからなるインキ通路と、先部に 開口部を有すると共に前記インキ通路と連続するボ−ル抱持室とを有し、該ボ− ル抱持室は、筆記部材として金属製のボ−ルを前記開口部より一部突出させると 共に、前記先部を該ボ−ルの最大径より小径にしてなるボ−ルペンチップにおい て、前記先部が、ボ−ルペンチップ先端がボ−ル抱持室内に位置するよう屈曲さ れ、この屈曲前の先部外面を前記ボ−ルと当接し得る当接部として有することを 特徴とするボ−ルペンチップを要旨とする。
【0008】
以下、図面に基づき、本考案の実施例について詳述する。 図1に示す本考案のボ−ルペンチップAの要部断面図において、ボ−ルペンチ ップAは、中心孔101とこれに連通して放射状に形成されている複数の溝10 2とからなるインキ通路1を有し、また、先部2の開口部201より筆記部材と してのボ−ル3を一部突出させて抱持するボ−ル抱持室4とからなっている。ボ −ル抱持室4には、ボ−ル3と概ね線接触状に当接するようなテ−パ状部分とし てのボ−ル受け座部401が形成されている。このようなボ−ルと線状に当接す るようなボ−ル受け座部401は、粘度の低いインキに対してボ−ル3の回転を 滑らかなものとすることができ好適である。
【0009】 先部2は、ボ−ル抱持室4の内部方向に屈曲され、ボ−ルペンチップAの先端 部202は実質的にボ−ル抱持室4の内部に位置するようなしてある。このよう な加工は、所謂カ−リング加工と呼ばれる加工方法にて形成することができる。 初めに、切削加工、押圧加工などによりボ−ルペンチップAの内外の概形を形成 し、図2に示すように、先端部分を薄肉部203としておく。次いで、図3に示 すように、薄肉部203の内部に治具を当て外側面204に回転ロ−ルを押圧す ることにより外側面204を例えば鏡面状のような平滑面にする加工を施す。次 に、図4に示すように、薄肉部203の先端でもあるボ−ルペンチップAの先端 部202にテ−パ部501と曲面部502とを有するカ−リングロ−ル5を押し つけ、先端部202をボ−ル抱持室4の内部に位置させる。
【0010】 ここで、ボ−ル3の設置については、変形させた先部2の形成する内接円の最 小径の部分をボ−ル3の最大径よりも小径とすれば、ボ−ル3をボ−ル抱持室4 に圧入すればボ−ル3は抱持されるものである。図1の例のものは、ボ−ル3を ボ−ル抱持室4に設置した後、かしめ加工を行ない、ボ−ル3の抜け落ち防止を 確実になすと共に、ボ−ル3との当接部204をボ−ル3に押し付けることによ り、当接部204にボ−ル3の曲率と略同一の曲率の曲面を形成し、開口部20 1とボ−ル3との当接状態での更なる液密性を付与するようなしたものである。 また、本例のものでは、前方に付勢した別部材である棒体6を中心孔101内に 貫設してボ−ル3を開口部201方向に押圧し、ボ−ル3をこの方向に付勢して 、先部2の当接部204に当接させている。これにより、ボ−ルペンチップAの 開口部201とボ−ル3との隙間を筆記時には大きく開放し、非筆記時には液密 に閉じるようなしている。
【0011】 ここで、ボ−ルペンチップAの先端部202は実質的にボ−ル抱持室4の内部 に位置するようなすことによって、屈曲させた部分の内側には空間403が形成 される。この空間403もボ−ル抱持室4内のインキが通過する部分として機能 しすることにより、ボ−ル抱持室4の大容量化が図れる。更に、大きな加工変形 による材料表面の凹凸は、この空間の内側面404に発生するので、ボ−ルペン チップAの開口部201とボ−ル3との接触は高い液密性が期待できるものであ る。尚、カ−リング加工前に、万一開口部201とボ−ル3との接触部分に凹凸 が形成されてしまったとしても、この部分は、ボ−ルペンチップAの加工時、外 側面として位置しているので、研磨などの平滑面にする加工を容易に施すことの できるものである。更に、ボ−ルペンチップAの先端部202を実質的にボ−ル 抱持室4内部に位置するよう屈曲させた部分を、材質や厚みなどを工夫すること によって、ある程度の弾力性が付与された部分とすると、開口部201の形状や ボ−ル3の形状にバラツキがあったとしても、そのバラツキを弾性的に吸収する ことができ、両者の当接の液密性不良を極力抑制することができる。
【0012】 図5に本考案の他の実施例を示し、説明する。基本的に図1のものに相当する 部位には同じ参照符号を付してある。 図1に示したものとの基本的な相違点は、その先部2の形状である。図1に示 したものは前述のカ−リング加工によって巻き込むような曲面を形成したもので あるのに対し、図5に示すものでは、薄肉部203とした先部2の先端部202 の外側の角部分を研磨するなどして面取加工を施して平滑な曲面状部分とし、こ の曲面状部分がボ−ル3との当接部204となるように先部2を内側に折り込ん でいる。このようなものは、カ−リング加工を実施しなくても作成することがで きるものである。また、本例では、比較的粘度の高い粘稠性インキを想定し、ボ −ル受け座部401は、ボ−ル3の曲率と略同一の曲率を有する曲面となしてあ る。これは、ある程度の粘稠性を有するインキは、ボ−ルとボ−ルペンチップと の間で潤滑剤として働くことが多く、予め本例のようにボ−ル3とボ−ル受け座 401とを略面状に接触するようなすことで、ボ−ル3とボ−ル受け座401と の間にインキの膜を形成し、ボ−ル3の回転が円滑になることを利用しようとす るものである。
【0013】 以上のほかにも本考案の要旨を逸脱しない限りで種々なせるものである。 例えば、ボ−ルペンチップの材質は、ステンレス、真鍮、洋白やアルミニウム合 金などが例示できる。同様にボ−ル3の材質は、超硬合金材などが例示できる。 また、上述の例ではボ−ル3を棒体6によって前方付勢するものを示したが、積 極的にボ−ル3を開口部201に押し付けないものであっても良い。この場合、 インキの種類と、ボ−ル3と開口部201との隙間との関係を考慮する必要があ る。また、本考案のボ−ルペンチップAに使用するインキも、金属材料との反応 性のないものであれば良く、水性、油性など限定なく使用できるものである。
【0014】
本考案のボ−ルペンチップは、中心孔とこれに連通する複数の溝とからなるイ ンキ通路と、先部に開口部を有すると共に前記インキ通路と連続するボ−ル抱持 室とを有し、該ボ−ル抱持室は、筆記部材として金属製のボ−ルを前記開口部よ り一部突出させると共に、前記先部を該ボ−ルの最大径より小径にしてなるボ− ルペンチップにおいて、前記先部が、ボ−ルペンチップ先端がボ−ル抱持室内に 位置するよう屈曲され、この屈曲前の先部外面を前記ボ−ルと当接し得る当接部 として有するので、インキを大量に吐出するようなしても、インキもれが発生す ることや筆跡のカスレが発生することを極力抑制するものである。
【図1】実施例を示す要部断面図。
【図2】製造方法を説明する要部断面図。
【図3】製造方法を説明する要部断面図。
【図4】製造方法を説明する要部断面図。
【図5】実施例を示す要部断面図。
【符号の説明】 A ボ−ルペンチップ 1 インキ通路 101 中心孔 102 溝 2 先部 201 開口部 202 先端部 203 薄肉部 204 外側面 3 ボ−ル 4 ボ−ル抱持室 401 ボ−ル受け座部 403 空間 404 内側面 5 カ−リングロ−ル 501 テ−パ部 502 曲面部 6 棒体
Claims (1)
- 【請求項1】 中心孔とこれに連通する複数の溝とから
なるインキ通路と、先部に開口部を有すると共に前記イ
ンキ通路と連続するボ−ル抱持室とを有し、該ボ−ル抱
持室は、筆記部材として金属製のボ−ルを前記開口部よ
り一部突出させると共に、前記先部を該ボ−ルの最大径
より小径にしてなるボ−ルペンチップにおいて、前記先
部が、ボ−ルペンチップ先端がボ−ル抱持室内に位置す
るよう屈曲され、この屈曲前の先部外面を前記ボ−ルと
当接し得る当接部として有することを特徴とするボ−ル
ペンチップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993074205U JP2587444Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ボ−ルペンチップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993074205U JP2587444Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ボ−ルペンチップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740180U true JPH0740180U (ja) | 1995-07-18 |
| JP2587444Y2 JP2587444Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=13540456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993074205U Expired - Fee Related JP2587444Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ボ−ルペンチップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2587444Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006062175A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Pilot Ink Co Ltd | パイプ式ボールペンチップ及びその製造方法 |
| JP2013082194A (ja) * | 2011-01-31 | 2013-05-09 | Pentel Corp | ボールペンチップ |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3411010B2 (ja) | 2000-09-04 | 2003-05-26 | 株式会社パイロット | ボールを筆記媒体とするペン先部構造 |
| JP3345753B2 (ja) | 2000-09-19 | 2002-11-18 | ゼブラ株式会社 | 筆記具 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP1993074205U patent/JP2587444Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2587444Y2 (ja) | 1998-12-16 |
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Legal Events
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