JPH0740335Y2 - 煮沸槽底部に残滓回収用の凹部を有した煮沸装置 - Google Patents

煮沸槽底部に残滓回収用の凹部を有した煮沸装置

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JPH0740335Y2
JPH0740335Y2 JP1991040852U JP4085291U JPH0740335Y2 JP H0740335 Y2 JPH0740335 Y2 JP H0740335Y2 JP 1991040852 U JP1991040852 U JP 1991040852U JP 4085291 U JP4085291 U JP 4085291U JP H0740335 Y2 JPH0740335 Y2 JP H0740335Y2
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福一 杉山
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  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は煮沸槽底部に残滓回収用
の凹部を有した煮沸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に煮沸装置は、煮沸槽の出入口から
魚介類が入れられた煮沸ケ−スを昇降機構で出し入れす
ることにより、魚介類の煮沸作業を行う。この煮沸作業
が繰返し行われると、魚の骨,あら,尾等の残滓や他の
残滓が煮沸槽の底部に沈殿する。この沈殿した残滓を除
去する場合には、予め煮沸槽内部の煮沸水を排出させた
後、先ず煮沸ケ−スを持ち上げて煮沸槽の出入口よりも
高くさせ、作業者が煮沸槽の内部に入れる隙間を確保す
る。次に作業者がその隙間から中に入り、煮沸槽の底に
溜った残滓をすくって外部へ除去するのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記残滓
除去作業は、煮沸槽の内部が大変に狭く且つ暗くて汚い
場所で行われる作業であり、その作業は非常に行いにく
い。しかも作業中に煮沸ケ−スが落下する恐れがあるの
で極めて危険である。このため残滓の除去作業が敬遠さ
れ、その結果、前記残滓除去作業の回数が極めて減少さ
れ、煮沸槽内部の煮沸水は汚れ腐敗し易くなるのが現状
である。
【0004】また前記煮沸槽の底面は一般に平らである
ため、底面全体に残滓が散乱した状態で溜る。この底部
に溜った残滓は煮沸ケ−スが昇降する度に舞い上がり、
煮沸ケ−ス内に入れられた品物の表面に残滓が付着し易
くなるので、煮沸槽中の水をこまめに換える必要があ
る。この水の交換作業中は魚介類の煮沸が中断されるの
で、煮沸作業の効率が悪くなる。しかも、その都度新し
い水を沸騰させて煮沸作業を行うことになるため、エネ
ルギ−損失が大きい。
【0005】更に前記煮沸槽の底部の隅に排水用の凹部
を設けたものは、残滓が煮沸槽内部の凹部に溜り、この
残滓がそこに配管された排水パイプを詰らせたり、排水
パイプの下方或は該排水パイプと凹部との間に残滓が挾
まって取りにくくなるので、残滓除去作業において前記
凹部の清掃が面倒で手間が掛り、煮沸槽内部を清潔に保
つことが困難となる等の問題があった。
【0006】本考案は煮沸槽に溜った残滓の除去作業が
簡単で且つ安全に行うことが出来ると共に煮沸槽内部を
常時清潔に保持可能である煮沸槽底部に残滓回収用の凹
部を有した煮沸装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案は成されたものであり、つまり上面に出入口
が開口された煮沸槽と、煮沸ケ−ス及び該煮沸ケ−スの
昇降機構とから成る煮沸装置の前記煮沸ケ−スの底板に
開口部を設け、該開口部に蓋板を着脱可能に取付け、前
記煮沸槽の底部には、前記煮沸ケ−スの開口部と対向さ
せて凹部を設けた構成とする。また残滓の舞い出る量を
減少させるために前記凹部には、上縁全周が内側に曲げ
られ鍔部を形成した金網製の残滓回収カゴを備えた構造
とする。
【0008】
【作用】次に本考案の作用について説明する。予め煮沸
槽(1)に水を入れ、その水を沸騰させておく。沸騰
後、従来通りに魚介類を煮沸ケ−ス(2)に入れ、それ
を煮沸槽(1)内で煮沸する。この煮沸作業を繰返す
と、煮沸槽(1)内には残滓が徐々に溜る。この時の残
滓の状態について詳細に説明すれば、残滓は煮沸槽
(1)の凹部(1c)に自然に集められる。このため煮沸
ケ−ス(2)が昇降する際、煮沸槽(1)の底面(1b)
全体に残滓があった従来の状態と異なり、本考案は1箇
所にまとめられているので、煮沸槽(1)内部の煮沸水
の渦に対し、残滓の舞い上がりが凹部(1c)内部で主に
起こり大きなものは殆ど外へ出ない。また細かな残滓は
凹部(1c)から外へ舞い上がるが、その残滓は自然に凹
部(1c)に戻される。従って、煮沸中の煮沸水は従来よ
りも遥かに綺麗な状態が保持出来るので、煮沸槽(1)
の煮沸水の交換期間を延ばすことが可能となり、魚介類
に残滓の付着が少なく製品の品質が向上する。更に煮沸
水の交換が少なくなると、交換時に必要であった新たに
交換される水を沸騰させるエネルギ−分が不要と成り、
燃料費が節約出来るのである。
【0009】図2は本考案の残滓回収カゴの実施例を示
す図であり、この残滓回収カゴ(4)を前記煮沸槽
(1)の凹部(1c)に備えた場合の作用について説明す
る。前記残滓回収カゴ(4)には上縁全周が内側に曲げ
られた鍔部(4a)を有しているので、煮沸ケ−ス(2)
の昇降の時に起きる煮沸槽(1)内部の煮沸水の渦に対
し、残滓回収カゴ(4)に集められた残滓、特に細かな
残滓が凹部(1c)からはみ出して外へ出ようとするもの
は、鍔部(4a)に当って落下するので、残滓の殆どは残
滓回収カゴ(4)内に戻されるのである。またこの時に
煮沸槽(1)の底面(1b)中央に残滓が集まるように前
記底面(1b)全体にテ−パ−を付けることにより、微細
な残滓が凹部(1c)に集められ、より綺麗な状態で魚介
類を煮沸できる。
【0010】次に煮沸槽(1)内部の残滓除去作業につ
いて説明する。予め煮沸槽(1)凹部(1c)に残滓回収
カゴ(4)を備えておき、該残滓回収カゴ(4)に残滓
がある程度溜った時点で残滓除去作業を行う。この場
合、先ず煮沸槽(1)内部の煮沸水を排出させ、排出
後、煮沸ケ−ス(2)を上昇させてから作業者がその中
に乗り込む[図3(a)参照]。作業者が乗り込んだ煮
沸ケ−ス(2)を下降させて煮沸槽(1)の底部にたど
り着く[図3(b)参照]。次に作業者は煮沸ケ−ス
(2)の底板(2a)に取付けた蓋板(3)を外し煮沸ケ
−ス(2)の下部を開口すると共に、開口部(2b)のす
ぐ下には、煮沸槽(1)の凹部(1c)に備えた残滓回収
カゴ(4)があり、その残滓回収カゴ(4)を作業者が
開口部(2b)から手を出して煮沸ケ−ス(2)内部に引
上げて回収する[図3(c)参照]。前記煮沸ケ−ス
(2)を上昇させ、前記残滓回収カゴ(4)の中身を捨
てた後、作業者が乗り込んだ煮沸ケ−ス(2)を再度下
降させて煮沸槽(1)の底部にたどり着き、前記残滓回
収カゴ(4)を凹部(1c)に設置させる[図3(d)参
照]。その後、煮沸ケ−ス(2)の開口部(2b)に蓋板
(3)を取付けて閉口する[図3(e)参照]。そして
煮沸ケ−ス(2)を上昇させ[図3(a)参照]、作業
者がそこから降りれば残滓の除去作業は終了するのであ
る。尚、前記残滓回収カゴ(4)の中身を捨てずに新た
な残滓回収カゴ(4)と交換する場合は、煮沸ケ−ス
(2)の上昇は1度だけで良い。
【0011】尚、別の残滓除去方法としては、作業者が
煮沸ケ−ス(2)に乗って下降せず且つ煮沸水を排出さ
せずにそのままの状態で、煮沸槽(1)底部の凹部(1
c)内部に図示しない水中ポンプを用いて残滓を吸引さ
せ外部に取り出す方法がある。この方法は、予め煮沸ケ
−ス(2)を上昇させていおき、先ず作業者が煮沸ケ−
ス(2)の底板(2a)に取付けた蓋板(3)を外し、開
口部(2b)から前記水中ポンプを、開口部(2b)の真下
にある凹部(1c)に向けて吊り下げる。次にその水中ポ
ンプが凹部(1c)内に達した後、それを作動させて残滓
を吸引するのである。残滓が凹部(1c)から無くなれ
ば、水中ポンプを引上げ、煮沸ケ−ス(2)の開口部
(2b)に蓋板(3)を取付けることで、残滓の除去作業
が終了するのである。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。(1)は上面に出入口(1a)が開口された煮沸槽で
あり、この底面(1b)には中央に残滓が集まるようにテ
−パ−を付け、且つそのほぼ中央には残滓回収用の凹部
(1c)を設けている。また前記煮沸槽(1)はステンレ
ス板で略筐体に形成する。尚、前記凹部(1c)は底面
(1b)の中央位置に限定されるものではなく、後述する
開口部(2b)の位置から残滓を取り出せる範囲であれば
良い。(2)は煮沸槽(1)の内部に出し入れすると共
に魚介類を収納して煮沸するための煮沸ケ−スであり、
該煮沸ケ−ス(2)の底板(2a)には開口部(2b)を設
け、該開口部(2b)の位置としては凹部(1c)と対向さ
せた位置に設ける。(3)は煮沸ケ−ス(2)の開口部
(2b)と着脱可能に取付けられた蓋板である。(4)は
凹部(1c)に備える金網製の残滓回収カゴであり、該残
滓回収カゴ(4)の上縁全周には内側に曲げらた鍔部
(4a)が設けられている(図2参照)。また残滓回収カ
ゴ(4)の上面には煮沸槽(1)内に作業者が降りる時
に足掛けとしての役目、或は残滓回収カゴ(4)を吊り
上げる時に引掛部としての役目を成す補強材(4b)が必
要に応じて設けられている(図3参照)。(5)は煮沸
ケ−ス(2)の昇降を行う昇降機構である。(6)は外
枠体である。
【0013】
【考案の効果】本考案はこのように構成させたことによ
り、下記に記載する効果を有する。
【0014】従来の如き煮沸槽(1)の底面全体に残
滓が散乱した状態が無くなるため、凹部(1c)に溜った
残滓の舞い上がりが少なくなり、煮沸槽(1)中の水を
こまめに換え無くとも良く、また内部の煮沸水は汚れに
くく且つ腐敗しにくくなる。従って煮沸水の交換回数が
減少されるので、煮沸作業の効率が極めて良くなり、従
来必要であった新しい水の沸騰エネルギも不要となり、
その分燃料費が節約できる。
【0015】残滓除去作業は、従来の如き煮沸槽
(1)内部に作業者が入らずに行うことが出来るので、
その作業が簡単で余り汚れず、且つ短時間で行うことが
出来る。
【0016】残滓除去作業が簡単であるので、その残
滓除去作業の回数を増やしてこまめに行うことで煮沸槽
(1)の内部が常時綺麗に保持でき、魚介類に残滓の付
着が激減され製品の品質を向上させる。
【0017】作業中に煮沸ケ−ス(2)が落下する恐
れがないため、残滓除去作業は安全となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部断面図である。
【図2】本考案の残滓回収カゴの実施例を示す斜視図で
ある。
【図3】本考案の残滓回収カゴの実施例を示す斜視図で
ある。
【図4】本考案の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 煮沸槽 1a 出入口 1c 凹部 2 煮沸ケ−ス 2a 底板 2b 開口部 3 蓋板 4 残滓回収カゴ 4a 鍔部 5 昇降機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に出入口(1a)が開口された煮沸槽
    (1)と、煮沸ケ−ス(2)及び該煮沸ケ−ス(2)の
    昇降機構(5)とから成る煮沸装置に於いて、前記煮沸
    ケ−ス(2)の底板(2a)に開口部(2b)を設け、該開
    口部(2b)に蓋板(3)を着脱可能に取付け、前記煮沸
    槽(1)の底部には、前記煮沸ケ−ス(2)開口部(2
    b)と対向させて凹部(1c)を設けたことを特徴とする
    煮沸槽底部に残滓回収用の凹部を有した煮沸装置。
  2. 【請求項2】 煮沸槽(1)の前記凹部(1c)には、上
    縁全周が内側に曲げられて鍔部(4a)を形成した金網製
    の残滓回収カゴ(4)を備えた請求項1記載の煮沸槽底
    部に残滓回収用の凹部を有した煮沸装置。
JP1991040852U 1991-05-02 1991-05-02 煮沸槽底部に残滓回収用の凹部を有した煮沸装置 Expired - Lifetime JPH0740335Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04127191U JPH04127191U (ja) 1992-11-19
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