JPH0740449Y2 - シートベルトのリトラクター - Google Patents
シートベルトのリトラクターInfo
- Publication number
- JPH0740449Y2 JPH0740449Y2 JP3264288U JP3264288U JPH0740449Y2 JP H0740449 Y2 JPH0740449 Y2 JP H0740449Y2 JP 3264288 U JP3264288 U JP 3264288U JP 3264288 U JP3264288 U JP 3264288U JP H0740449 Y2 JPH0740449 Y2 JP H0740449Y2
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- Japan
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- webbing
- gear
- motor
- spring
- seat belt
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 36
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 6
- 238000010494 dissociation reaction Methods 0.000 claims description 5
- 230000005593 dissociations Effects 0.000 claims description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 208000031361 Hiccup Diseases 0.000 description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシートベルトのリトラクターに係り、特に、シ
ートベルト装着時の圧迫感を減少するためウエビングを
巻取り方向に付勢するばね手段にはウエビングの弛みを
除去する程度の張力を付し、ウエビングの収納時にはモ
ータによりウエビングの巻取りを行なうシートベルトの
リトラクターに関する。
ートベルト装着時の圧迫感を減少するためウエビングを
巻取り方向に付勢するばね手段にはウエビングの弛みを
除去する程度の張力を付し、ウエビングの収納時にはモ
ータによりウエビングの巻取りを行なうシートベルトの
リトラクターに関する。
この種のシートベルトのリトラクターの従来のものの一
例として実開昭58−80254号公報に記載のものがあり、
この公報のシートベルトのリトラクターは、ウエビング
の弛みを除去し得る程度の最小限の張力のばね手段を設
け、シートベルト装着時には、このばね手段によりウエ
ビングを巻取り方向に軽く付勢し、シートベルトの解離
時にはバックルの解離信号を検知して所定時間だけモー
タによりウエビングを巻取るようになっている。
例として実開昭58−80254号公報に記載のものがあり、
この公報のシートベルトのリトラクターは、ウエビング
の弛みを除去し得る程度の最小限の張力のばね手段を設
け、シートベルト装着時には、このばね手段によりウエ
ビングを巻取り方向に軽く付勢し、シートベルトの解離
時にはバックルの解離信号を検知して所定時間だけモー
タによりウエビングを巻取るようになっている。
しかしながら、このような従来のシートベルトのリトラ
クターにおいては、モータの駆動が設定時間のみに限定
されているためウエビングやタングが乗員や車の内装品
に引掛って設定時間が経過してしまうと、モータが停止
してしまい、ウエビングの巻取りが完了しないままにな
ることがあった。
クターにおいては、モータの駆動が設定時間のみに限定
されているためウエビングやタングが乗員や車の内装品
に引掛って設定時間が経過してしまうと、モータが停止
してしまい、ウエビングの巻取りが完了しないままにな
ることがあった。
また、従来のシートベルトのリトラクターの他例として
実開昭56−27156号公報に記載のものがあり、この公報
のシートベルトのリトラクターは、最小限の張力のばね
手段と、バックルレリーズボタンを押している間だけ駆
動されるウエビング巻取り用モータとを有している。
実開昭56−27156号公報に記載のものがあり、この公報
のシートベルトのリトラクターは、最小限の張力のばね
手段と、バックルレリーズボタンを押している間だけ駆
動されるウエビング巻取り用モータとを有している。
しかしながら、このような従来のシートベルトのリトラ
クターにおいては、ウエビングを巻取るためにはバック
ルレリーズボタンを押し続けなければならず、操作が面
倒であった。
クターにおいては、ウエビングを巻取るためにはバック
ルレリーズボタンを押し続けなければならず、操作が面
倒であった。
このような従来のものにおける問題点を克服するシート
ベルトのリトラクターが既に本出願人により出願されて
いる。
ベルトのリトラクターが既に本出願人により出願されて
いる。
この先願のものは、ウエビングの巻取りドラムを支持す
るスピンドルに接続され、常時ウエビングの弛みを除去
し得る程度のばね力をスピンドルに作用せしめるばね手
段と、前記ウエビングを乗員に装着するためのタングの
バックルからの解離を検知する検知手段と、この検知手
段からのバックル解離信号により駆動され前記スピンド
ルをウエビング巻取り方向に回転させるモータと、前記
ウエビングに作用する張力を検出する張力検出手段と、
この張力検出手段が検出した前記ウエビングの張力が所
定値以上になった時に前記モータへの通電を停止せしめ
るスイッチ手段と、このスイッチ手段によるモータへの
通電の停止状態を保持する保持手段とを有したものであ
る。
るスピンドルに接続され、常時ウエビングの弛みを除去
し得る程度のばね力をスピンドルに作用せしめるばね手
段と、前記ウエビングを乗員に装着するためのタングの
バックルからの解離を検知する検知手段と、この検知手
段からのバックル解離信号により駆動され前記スピンド
ルをウエビング巻取り方向に回転させるモータと、前記
ウエビングに作用する張力を検出する張力検出手段と、
この張力検出手段が検出した前記ウエビングの張力が所
定値以上になった時に前記モータへの通電を停止せしめ
るスイッチ手段と、このスイッチ手段によるモータへの
通電の停止状態を保持する保持手段とを有したものであ
る。
しかしながら、この先願のものは、具体的には一方向ク
ラッチを用いているためラチェットから騒音の発生する
おそれがあるし、また、シートベルトを装着する際のウ
エビング引出し時にウエビングに作用する張力が変動し
てスイッチ手段が張力検出手段に敏感に反応するため、
モータがON・OFFを繰返すいわゆるしゃくり現象が生じ
るおそれがあった。
ラッチを用いているためラチェットから騒音の発生する
おそれがあるし、また、シートベルトを装着する際のウ
エビング引出し時にウエビングに作用する張力が変動し
てスイッチ手段が張力検出手段に敏感に反応するため、
モータがON・OFFを繰返すいわゆるしゃくり現象が生じ
るおそれがあった。
本考案は、前述した従来のものにおける問題点を克服
し、モータによりウエビングの巻取りを簡単かつ確実に
行ない、しかもラチェットから騒音が発生せず、またシ
ートベルトの装着時にしゃくり現象も発生しないように
したシートベルトのリトラクターを提供することを目的
とする。
し、モータによりウエビングの巻取りを簡単かつ確実に
行ない、しかもラチェットから騒音が発生せず、またシ
ートベルトの装着時にしゃくり現象も発生しないように
したシートベルトのリトラクターを提供することを目的
とする。
本考案は、ウエビングの巻取りドラムを支持するスピン
ドルに接続され、常時ウエビングの弛みを除去し得る程
度のばね力をスピンドルに作用せしめるばね手段と、前
記ウエビングを乗員に装着するためのタングのバックル
からの解離を検知する検知手段と、この検知手段からの
バックル解離信号により駆動され前記スピンドルを慣性
クラッチを介してウエビング巻取り方向に回転させるモ
ータと、前記ウエビングに作用する張力を検出する張力
検出手段と、この張力検出手段が検出した前記ウエビン
グの張力が所定値以上になった時に前記モータへの通電
を停止せしめるスイッチ手段と、前記ばね手段によって
ウエビングの所定量以上の巻取りが生じたときにのみこ
のウエビングの巻取りによって前記スイッチ手段を切換
えるようにしてウエビングの所定量以上の巻取りが生じ
ない状態においてはスイッチ手段によるモータへの通電
の停止状態を保持する保持手段とを有し、ウエビングの
巻取り中に、ウエビングやタングが車の内装品等に引掛
って、ウエビングの張力が上がりモータが停止しても、
この引掛りを解除することによる張力の低下を検知して
再度モータへ通電し巻取りを行ない、ウエビングが巻取
りドラムに完全に巻取られてウエビングの張力が所定値
以上になった時に初めてモータへの通電を停止せしめ、
また慣性クラッチによりモータによるウエビングの巻取
りを行なうときのみパウルをラチェットに係合せしめて
騒音を発生しないようにするとともに、保持手段により
ウエビング引出し時にウエビングに作用する張力の変動
を敏感にはスイッチ手段に伝達しないようにしてしゃく
り現象を防止するようにしたものである。
ドルに接続され、常時ウエビングの弛みを除去し得る程
度のばね力をスピンドルに作用せしめるばね手段と、前
記ウエビングを乗員に装着するためのタングのバックル
からの解離を検知する検知手段と、この検知手段からの
バックル解離信号により駆動され前記スピンドルを慣性
クラッチを介してウエビング巻取り方向に回転させるモ
ータと、前記ウエビングに作用する張力を検出する張力
検出手段と、この張力検出手段が検出した前記ウエビン
グの張力が所定値以上になった時に前記モータへの通電
を停止せしめるスイッチ手段と、前記ばね手段によって
ウエビングの所定量以上の巻取りが生じたときにのみこ
のウエビングの巻取りによって前記スイッチ手段を切換
えるようにしてウエビングの所定量以上の巻取りが生じ
ない状態においてはスイッチ手段によるモータへの通電
の停止状態を保持する保持手段とを有し、ウエビングの
巻取り中に、ウエビングやタングが車の内装品等に引掛
って、ウエビングの張力が上がりモータが停止しても、
この引掛りを解除することによる張力の低下を検知して
再度モータへ通電し巻取りを行ない、ウエビングが巻取
りドラムに完全に巻取られてウエビングの張力が所定値
以上になった時に初めてモータへの通電を停止せしめ、
また慣性クラッチによりモータによるウエビングの巻取
りを行なうときのみパウルをラチェットに係合せしめて
騒音を発生しないようにするとともに、保持手段により
ウエビング引出し時にウエビングに作用する張力の変動
を敏感にはスイッチ手段に伝達しないようにしてしゃく
り現象を防止するようにしたものである。
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。
第1図および第2図は本考案に係るシートベルトのリト
ラクターの全体を示すものであり、車体に取付けられて
いるリトラクター本体1は、車体に固定される基板2
と、この基板2の両側縁に対向するように平行に一体に
立設された1対の側板3A,3Bとにより断面ほぼコ字状に
形成されている。両側板3A,3Bの中心部には、側板3A,3B
を挿通するスピンドル4が図示しない軸受により回転自
在に支持されている。これらの側板3A,3B間のスピンド
ル4の外周には、図示しないウエビングを巻取る巻取り
ドラム5が装着されており、この巻取りドラム5の両端
に対応する位置のスピンドル4にはラチェットホイール
6,6が一体に嵌着されている。
ラクターの全体を示すものであり、車体に取付けられて
いるリトラクター本体1は、車体に固定される基板2
と、この基板2の両側縁に対向するように平行に一体に
立設された1対の側板3A,3Bとにより断面ほぼコ字状に
形成されている。両側板3A,3Bの中心部には、側板3A,3B
を挿通するスピンドル4が図示しない軸受により回転自
在に支持されている。これらの側板3A,3B間のスピンド
ル4の外周には、図示しないウエビングを巻取る巻取り
ドラム5が装着されており、この巻取りドラム5の両端
に対応する位置のスピンドル4にはラチェットホイール
6,6が一体に嵌着されている。
前記側板3Bの外側には、カバー7に被覆された図示しな
い公知のロック機構が配設されており、このロック機構
は車体の加速度やウエビングの引出し加速度などを検知
して、両側板3A,3Bに回転可能に支持されているストッ
パ6aを前記ラチェットホイール6,6に係合せしめウエビ
ングの引出しを拘束するようになっている。
い公知のロック機構が配設されており、このロック機構
は車体の加速度やウエビングの引出し加速度などを検知
して、両側板3A,3Bに回転可能に支持されているストッ
パ6aを前記ラチェットホイール6,6に係合せしめウエビ
ングの引出しを拘束するようになっている。
一方、前記側板3Aの下部の外側には、側板3Aの下方にま
で延在する縦長の基板8が取付けられている。この基板
8の下端には、前記巻取りドラム5のほぼ直下に臨む小
型で一方向のみに回転するモータ9が取付けられてお
り、このモータ9の回転軸10は前記基板8の外側に臨
み、この回転軸10にはピニオン11が嵌着されている。
で延在する縦長の基板8が取付けられている。この基板
8の下端には、前記巻取りドラム5のほぼ直下に臨む小
型で一方向のみに回転するモータ9が取付けられてお
り、このモータ9の回転軸10は前記基板8の外側に臨
み、この回転軸10にはピニオン11が嵌着されている。
前記スピンドル4の側板3A側の端部は、前記側板3Aの外
側に臨み、このスピンドル4には、第3図に詳示するド
ライブシャフト12のボス13がスピンドル4と一体的に回
転し得るように嵌合されている。このドライブシャフト
12のボス13の先端部には円板14が周設されており、この
円板14の裏面15には、相互に120度の角度を隔てて3本
の支持ピン16,16…が突設されている。また、前記円板1
4の前方には、先端に軸方向のスリット17aが形成された
支持軸17が同軸的に突設されている。
側に臨み、このスピンドル4には、第3図に詳示するド
ライブシャフト12のボス13がスピンドル4と一体的に回
転し得るように嵌合されている。このドライブシャフト
12のボス13の先端部には円板14が周設されており、この
円板14の裏面15には、相互に120度の角度を隔てて3本
の支持ピン16,16…が突設されている。また、前記円板1
4の前方には、先端に軸方向のスリット17aが形成された
支持軸17が同軸的に突設されている。
前記ドライブシャフト12の各支持ピン16,16には遊星歯
車機構の各遊星ギヤ18が回転自在に支持されており、各
遊星ギヤ18には、ドライブシャフト12のボス13に独立的
に回転可能に嵌合されている遊星歯車機構のサンギヤ19
の外歯19aか噛合されている。このサンギヤ19の一端に
は円板20が周設されており、この円板20の裏面21の外周
には環状壁22が周設され、第3図においてサンギヤ19の
上方に方向を逆にして示すように、この環状壁22の内周
側にはラチェット23が形成されている。
車機構の各遊星ギヤ18が回転自在に支持されており、各
遊星ギヤ18には、ドライブシャフト12のボス13に独立的
に回転可能に嵌合されている遊星歯車機構のサンギヤ19
の外歯19aか噛合されている。このサンギヤ19の一端に
は円板20が周設されており、この円板20の裏面21の外周
には環状壁22が周設され、第3図においてサンギヤ19の
上方に方向を逆にして示すように、この環状壁22の内周
側にはラチェット23が形成されている。
前記サンギヤ19の隣接位置のドライブシャフト12のボス
13には、このボス13に対し独立的に回転可能なクラッチ
ギヤ24が嵌合されており、このクラッチギヤ24の基板25
の外周には、前記サンギヤ19の円板20の外周を囲繞する
環状壁26が周設され、この環状壁26の外側には外歯24a
が形成されている。また、このクラッチギヤ24の基板25
には、前記サンギヤ19の円板20側に突出する支持ピン27
が突設されており、この支持ピン27には、パウル28が回
転自在に枢着されている。このパウル28には前記サンギ
ヤ19のラチェット23に係合し、クラッチギヤ24のウエビ
ング巻取り方向の回転(第2図、第3図の反時計方向)
をサンギヤ19に伝達する爪部29が突設されている。ま
た、この爪部29には、クラッチギヤ24の軸方向に延在し
クラッチギヤ24の基板25に形成された開口30を介して基
板25の背部に臨む突起31が突設されている。さらに、こ
の突起31と前記基板25に突設されたピン32との間には、
パウル28の爪部29をサンギヤ19のラチェット23に対する
係合を解除する方向に付勢するコイルばね33が張架され
ている。前記クラッチギヤ24の隣接位置のドライブシャ
フト12のボス13には、このボス13に対し独立的に回転可
能なイナーシャプレート34が嵌合されており、このイナ
ーシャプレート34は円板をその弦により削落して平面状
の端面35を形成した形状とされ、この端面35には、クラ
ッチギヤ24の回転に伴ないパウル28の突起31が係合し得
るようになっている。
13には、このボス13に対し独立的に回転可能なクラッチ
ギヤ24が嵌合されており、このクラッチギヤ24の基板25
の外周には、前記サンギヤ19の円板20の外周を囲繞する
環状壁26が周設され、この環状壁26の外側には外歯24a
が形成されている。また、このクラッチギヤ24の基板25
には、前記サンギヤ19の円板20側に突出する支持ピン27
が突設されており、この支持ピン27には、パウル28が回
転自在に枢着されている。このパウル28には前記サンギ
ヤ19のラチェット23に係合し、クラッチギヤ24のウエビ
ング巻取り方向の回転(第2図、第3図の反時計方向)
をサンギヤ19に伝達する爪部29が突設されている。ま
た、この爪部29には、クラッチギヤ24の軸方向に延在し
クラッチギヤ24の基板25に形成された開口30を介して基
板25の背部に臨む突起31が突設されている。さらに、こ
の突起31と前記基板25に突設されたピン32との間には、
パウル28の爪部29をサンギヤ19のラチェット23に対する
係合を解除する方向に付勢するコイルばね33が張架され
ている。前記クラッチギヤ24の隣接位置のドライブシャ
フト12のボス13には、このボス13に対し独立的に回転可
能なイナーシャプレート34が嵌合されており、このイナ
ーシャプレート34は円板をその弦により削落して平面状
の端面35を形成した形状とされ、この端面35には、クラ
ッチギヤ24の回転に伴ないパウル28の突起31が係合し得
るようになっている。
前記サンギヤ19の基端部にはセンサギヤ36が嵌合されて
おり、このセンサギヤ36の外周にはサンギヤ19の外周側
に臨む環状壁37が周設され、この環状壁37の内周側に
は、前記各遊星ギヤ18が噛合する内歯38が形成されてい
る。また、この環状壁37の内周側には、各遊星ギヤ18を
支持している前記円板14の外周縁が摺動可能に嵌合する
環状溝39が形成されており、円板14が環状溝39に嵌合し
ていることにより各遊星ギヤ18は支持ピン16から抜ける
環状溝39に嵌合していることにより各遊星ギヤ18は支持
ピン16から抜けることなく安定的に支持されている。
おり、このセンサギヤ36の外周にはサンギヤ19の外周側
に臨む環状壁37が周設され、この環状壁37の内周側に
は、前記各遊星ギヤ18が噛合する内歯38が形成されてい
る。また、この環状壁37の内周側には、各遊星ギヤ18を
支持している前記円板14の外周縁が摺動可能に嵌合する
環状溝39が形成されており、円板14が環状溝39に嵌合し
ていることにより各遊星ギヤ18は支持ピン16から抜ける
環状溝39に嵌合していることにより各遊星ギヤ18は支持
ピン16から抜けることなく安定的に支持されている。
前記センサギヤ36の環状壁37の外周側には、ほぼ直径方
向に間隔を隔てて2個の突起40,41が突設されており、
このうち突起40には、このセンサギヤ36を第2図におい
て反時計方向(ウエビングの巻取り方向)に付勢するコ
イルばね42の一端が取付けられて、このコイルばね42の
他端は前記基板8と一体のカバー43に取付けられてい
る。また、前記突起40の近傍のセンサギヤ36の環状壁37
には切欠き44が形成されている。
向に間隔を隔てて2個の突起40,41が突設されており、
このうち突起40には、このセンサギヤ36を第2図におい
て反時計方向(ウエビングの巻取り方向)に付勢するコ
イルばね42の一端が取付けられて、このコイルばね42の
他端は前記基板8と一体のカバー43に取付けられてい
る。また、前記突起40の近傍のセンサギヤ36の環状壁37
には切欠き44が形成されている。
ところで、前記遊星ギヤ18、サンギヤ19およびセンサギ
ヤ36により構成される遊星歯車機構においては、サンギ
ヤ19は自由回転し得るようになっており、またセンサギ
ヤ36もコイルばね42によりウエビングの巻取り方向に付
勢されているものの自由回転し得るようになっている。
したがって、ウエビングを引き出すことによりドライブ
シャフト12が第3図において時計方向に回転し、遊星ギ
ヤ18を円周方向に公転すると、サンギヤ19およびセンサ
ギヤ36のいずれか一方が静止して他方が各遊星ギヤ18と
の噛合いにより回転することになるが、本実施例におい
ては、コイルばね42のばね力、サンギヤ19とセンサギヤ
36の重量差、外歯19aと内歯38との違いによる遊星ギヤ1
8との摩擦力の差によりウエビングを強く引き出すとセ
ンサギヤ36が回転し、またウエビングを弱く引き出すと
サンギヤ19が回転するようになっている。
ヤ36により構成される遊星歯車機構においては、サンギ
ヤ19は自由回転し得るようになっており、またセンサギ
ヤ36もコイルばね42によりウエビングの巻取り方向に付
勢されているものの自由回転し得るようになっている。
したがって、ウエビングを引き出すことによりドライブ
シャフト12が第3図において時計方向に回転し、遊星ギ
ヤ18を円周方向に公転すると、サンギヤ19およびセンサ
ギヤ36のいずれか一方が静止して他方が各遊星ギヤ18と
の噛合いにより回転することになるが、本実施例におい
ては、コイルばね42のばね力、サンギヤ19とセンサギヤ
36の重量差、外歯19aと内歯38との違いによる遊星ギヤ1
8との摩擦力の差によりウエビングを強く引き出すとセ
ンサギヤ36が回転し、またウエビングを弱く引き出すと
サンギヤ19が回転するようになっている。
前記支持軸17には、この支持軸17に対し独立的に回転可
能にディレイプレート45が嵌合されており、このディレ
イプレート45には、円弧状の長孔46が同心的に形成さ
れ、この長孔46には、前記円板14に突設されているガイ
ドピン47が摺動自在に嵌合されている。また、このディ
レイプレート45の外周面には環状溝48が形成されてお
り、この環状溝48には線ばねからなる摩擦ばね49の環状
部49aが摩擦係合するように密に装着されている。
能にディレイプレート45が嵌合されており、このディレ
イプレート45には、円弧状の長孔46が同心的に形成さ
れ、この長孔46には、前記円板14に突設されているガイ
ドピン47が摺動自在に嵌合されている。また、このディ
レイプレート45の外周面には環状溝48が形成されてお
り、この環状溝48には線ばねからなる摩擦ばね49の環状
部49aが摩擦係合するように密に装着されている。
このように、ドライブシャフト12の回転に対し長孔46の
遊ぶ分すなわち所定量に相当する分だけ回転開始が遅れ
ディレイプレート45が回転するようにし、また、このデ
ィレイプレート45に摩擦ばね49を摩擦係合して、後述す
るスイッチ手段(第1マイクロスイッチ54)の通電停止
状態を保持する保持手段を構成している。
遊ぶ分すなわち所定量に相当する分だけ回転開始が遅れ
ディレイプレート45が回転するようにし、また、このデ
ィレイプレート45に摩擦ばね49を摩擦係合して、後述す
るスイッチ手段(第1マイクロスイッチ54)の通電停止
状態を保持する保持手段を構成している。
前記カバー43は、前記ディレイプレート45の外周まで被
覆しており、このカバー43によりディレイプレート45は
前記支持軸17から抜け止めされている。また、この支持
軸17は、前記カバー43を挿通してカバー43の外側にまで
到達しており、このカバー43の外側に露出している支持
軸17の外周は、第1図に示すようにカバー43に取付けら
れる補助カバー50に被覆されている。この補助カバー50
には、支持軸17の外周に位置する円形のばね受容部51が
形成されており、このばね受容部51内には、内端を支持
軸17のスリット17aに保持されスピンドル4にウエビン
グの弛みを取る程度の極めて弱い巻取り力を付与するぜ
んまいばね52が配設されている。
覆しており、このカバー43によりディレイプレート45は
前記支持軸17から抜け止めされている。また、この支持
軸17は、前記カバー43を挿通してカバー43の外側にまで
到達しており、このカバー43の外側に露出している支持
軸17の外周は、第1図に示すようにカバー43に取付けら
れる補助カバー50に被覆されている。この補助カバー50
には、支持軸17の外周に位置する円形のばね受容部51が
形成されており、このばね受容部51内には、内端を支持
軸17のスリット17aに保持されスピンドル4にウエビン
グの弛みを取る程度の極めて弱い巻取り力を付与するぜ
んまいばね52が配設されている。
前記モータ9の近傍の前記基板8には、このモータ9に
より回転されるピニオン11の駆動力を前記クラッチギヤ
24に伝達するためのアイドルギヤ53が、ピニオン11およ
び外歯24aにそれぞれ噛合するように回転自在に支持さ
れており、また、このアイドルギヤ53の近傍の基板8に
は、前記モータ9への通電を停止するためのスイッチ手
段である第1マイクロスイッチ54が取付けられている。
一方、前記摩擦ばね49のほぼL字状の作動部49bが、第
4図に詳示するように、前記センサギヤ36の切欠き44を
介して第1マイクロスイッチ54方向に延在しており、こ
の作動部49bが第1マイクロスイッチ54のアクチェエー
タ55に接触すると、この第1マイクロスイッチ54はOFF
にされるようになっている。
より回転されるピニオン11の駆動力を前記クラッチギヤ
24に伝達するためのアイドルギヤ53が、ピニオン11およ
び外歯24aにそれぞれ噛合するように回転自在に支持さ
れており、また、このアイドルギヤ53の近傍の基板8に
は、前記モータ9への通電を停止するためのスイッチ手
段である第1マイクロスイッチ54が取付けられている。
一方、前記摩擦ばね49のほぼL字状の作動部49bが、第
4図に詳示するように、前記センサギヤ36の切欠き44を
介して第1マイクロスイッチ54方向に延在しており、こ
の作動部49bが第1マイクロスイッチ54のアクチェエー
タ55に接触すると、この第1マイクロスイッチ54はOFF
にされるようになっている。
前記カバー43には、第4図に示すように、前記摩擦ばね
49の作動部49bの回動を第1マイクロスイッチ54のアク
チュエータ55に接触する位置と接触しない位置との間に
おいて許容する1対のストッパ56A,56Bが突設されてお
り、これらのストッパ56A,56Bの間隔は、前記センサギ
ヤ36の切欠き44の円周方向長さより大きな寸法に形成さ
れている。また、前記カバー43には、前記センサギヤ36
の突起41に係合してセンサギヤ36を前記摩擦ばね49の作
動部49bとほぼ等しい角度内しか回動しないようにする
ための他の1対のストッパ57A,57Bが突設されており、
両ストッパ57A,57B間の間隔内に前記突起41が臨んでい
る。
49の作動部49bの回動を第1マイクロスイッチ54のアク
チュエータ55に接触する位置と接触しない位置との間に
おいて許容する1対のストッパ56A,56Bが突設されてお
り、これらのストッパ56A,56Bの間隔は、前記センサギ
ヤ36の切欠き44の円周方向長さより大きな寸法に形成さ
れている。また、前記カバー43には、前記センサギヤ36
の突起41に係合してセンサギヤ36を前記摩擦ばね49の作
動部49bとほぼ等しい角度内しか回動しないようにする
ための他の1対のストッパ57A,57Bが突設されており、
両ストッパ57A,57B間の間隔内に前記突起41が臨んでい
る。
さらに、前記モータ9の駆動を制御する制御回路は、第
5図に示すように、バッテリ58とモータ9との間に、ヒ
ューズ59、第2マイクロスイッチ60および前記第1マイ
クロスイッチ54が直列に接続され構成されている。この
うち第2マイクロスイッチ60は、シートベルトのバック
ル(図示せず)内に配設されており、ウエビングに挿通
されたタングがバックルから解離されるとONにされるよ
うになっている。したがって、前記摩擦ばね49の作動部
49bが第1マイクロスイッチ54のアクチュエータ55に当
接して第1マイクロスイッチ54がOFFにされない限り、
タングがバックルから解離されることによりモータ9は
ウエビングを巻取る方向に駆動されることになる。
5図に示すように、バッテリ58とモータ9との間に、ヒ
ューズ59、第2マイクロスイッチ60および前記第1マイ
クロスイッチ54が直列に接続され構成されている。この
うち第2マイクロスイッチ60は、シートベルトのバック
ル(図示せず)内に配設されており、ウエビングに挿通
されたタングがバックルから解離されるとONにされるよ
うになっている。したがって、前記摩擦ばね49の作動部
49bが第1マイクロスイッチ54のアクチュエータ55に当
接して第1マイクロスイッチ54がOFFにされない限り、
タングがバックルから解離されることによりモータ9は
ウエビングを巻取る方向に駆動されることになる。
つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用について
説明する。
説明する。
図示しないウエビングが完全に巻取りドラム5に巻取ら
れている状態においては、第4図Aに示すように、セン
サギヤ36を反時計方向に回動せしめるコイルばね42の作
用によりセンサギヤ36はその突起41がストッパ57Bに当
接しているが、摩擦ばね49の作動部49bは、センサギヤ3
6の切欠き44の図において左側面に当接しており、第1
マイクロスイッチ54のアクチュエータ55に当接している
ので、第1マイクロスイッチ54はOFFにされモータ9は
停止されている。このとき円板14のガイドピン47はディ
レイプレート45の長孔46の反時計方向端部に位置してい
る。
れている状態においては、第4図Aに示すように、セン
サギヤ36を反時計方向に回動せしめるコイルばね42の作
用によりセンサギヤ36はその突起41がストッパ57Bに当
接しているが、摩擦ばね49の作動部49bは、センサギヤ3
6の切欠き44の図において左側面に当接しており、第1
マイクロスイッチ54のアクチュエータ55に当接している
ので、第1マイクロスイッチ54はOFFにされモータ9は
停止されている。このとき円板14のガイドピン47はディ
レイプレート45の長孔46の反時計方向端部に位置してい
る。
このような状態において乗員が座席に着座してウエビン
グを手に取って、ぜんまいばね52の弱い張力に抗して巻
取りドラム5からウエビングを引出すと、巻取りドラム
5とともにスピンドル4が回転し、この回転がドライブ
シャフト12から各遊星ギヤ18に伝達されて各遊星ギヤ18
が第3図においてそれぞれ時計方向に公転する。そし
て、ウエビングの引出し力に応じてサンギヤ19およびセ
ンサギヤ36のいずれか一方が選択的に時計方向に回動
し、センサギヤ36はこの引出し力とコイルばね42のばね
力とにより両方向への回動を繰返すことになり、センサ
ギヤ36の突起41はストッパ57A,57B間を両方向に移動
し、時にはストッパ57A,57Bに当接したりする。このド
ライブシャフト12の回転が続けられると、ドライブシャ
フト12のガイドピン47は長孔46内を時計方向に移動し、
ガイドピン47が長孔46の時計方向端部に当接すると、そ
の後はディレイプレート45を時計方向に回転せしめ、こ
のディレイプレート45と摩擦係合されている摩擦ばね49
をも時計方向へ回動させ、作動部49bがストッパ56Aに当
接して摩擦ばね49は停止し、その後はディレイプレート
45のみが時計方向へ回転する。この状態が第4図Bに示
されており、この第4図Bの状態において作動部49bは
第1マイクロスイッチ54のアクチュエータ55に当接して
いるため第1マイクロスイッチ54はOFFのままである。
グを手に取って、ぜんまいばね52の弱い張力に抗して巻
取りドラム5からウエビングを引出すと、巻取りドラム
5とともにスピンドル4が回転し、この回転がドライブ
シャフト12から各遊星ギヤ18に伝達されて各遊星ギヤ18
が第3図においてそれぞれ時計方向に公転する。そし
て、ウエビングの引出し力に応じてサンギヤ19およびセ
ンサギヤ36のいずれか一方が選択的に時計方向に回動
し、センサギヤ36はこの引出し力とコイルばね42のばね
力とにより両方向への回動を繰返すことになり、センサ
ギヤ36の突起41はストッパ57A,57B間を両方向に移動
し、時にはストッパ57A,57Bに当接したりする。このド
ライブシャフト12の回転が続けられると、ドライブシャ
フト12のガイドピン47は長孔46内を時計方向に移動し、
ガイドピン47が長孔46の時計方向端部に当接すると、そ
の後はディレイプレート45を時計方向に回転せしめ、こ
のディレイプレート45と摩擦係合されている摩擦ばね49
をも時計方向へ回動させ、作動部49bがストッパ56Aに当
接して摩擦ばね49は停止し、その後はディレイプレート
45のみが時計方向へ回転する。この状態が第4図Bに示
されており、この第4図Bの状態において作動部49bは
第1マイクロスイッチ54のアクチュエータ55に当接して
いるため第1マイクロスイッチ54はOFFのままである。
このようにしてウエビングが巻取りドラム5から引出さ
れたら、図示しないバックルにウエビングに挿通された
タングを係合してシートベルトを装着する。すると、コ
イルばね42のばね力によりセンサギヤ36は第4図Bにお
いて反時計方向へ回動し、このセンサギヤ36の切欠き44
に作動部49bが押動されることにより摩擦ばね49も多少
反時計方向に回動されるが、センサギヤ36の突起41がス
トッパ57Bに当接し、第4図Aと同様の第4図Cの状態
になり、このセンサギヤ36の動きとともに、ディレイプ
レート45のばね力によりスピンドル4および巻取りドラ
ム5は余分のウエビングを巻取るように回転し、ガイド
ピン47を反時計方向に回動せしめる。そして、ガイドピ
ン47がディレイプレート45の長孔46の反時計方向端部に
到達すると、このガイドピン47がディレイプレート45を
反時計方向に回動せしめ、このディレイプレート45とと
もに摩擦ばね49をその作動部49bがストッパ56Bに接触す
るまで回転せしめ、作動部49bを第1マイクロスイッチ5
4のアクチュエータ55から離間させる。これにより、第
1マイクロスイッチ54はONとなるが、第2マイクロスイ
ッチ60がOFFとされているのでモータ9は駆動されない
(第4図D)。
れたら、図示しないバックルにウエビングに挿通された
タングを係合してシートベルトを装着する。すると、コ
イルばね42のばね力によりセンサギヤ36は第4図Bにお
いて反時計方向へ回動し、このセンサギヤ36の切欠き44
に作動部49bが押動されることにより摩擦ばね49も多少
反時計方向に回動されるが、センサギヤ36の突起41がス
トッパ57Bに当接し、第4図Aと同様の第4図Cの状態
になり、このセンサギヤ36の動きとともに、ディレイプ
レート45のばね力によりスピンドル4および巻取りドラ
ム5は余分のウエビングを巻取るように回転し、ガイド
ピン47を反時計方向に回動せしめる。そして、ガイドピ
ン47がディレイプレート45の長孔46の反時計方向端部に
到達すると、このガイドピン47がディレイプレート45を
反時計方向に回動せしめ、このディレイプレート45とと
もに摩擦ばね49をその作動部49bがストッパ56Bに接触す
るまで回転せしめ、作動部49bを第1マイクロスイッチ5
4のアクチュエータ55から離間させる。これにより、第
1マイクロスイッチ54はONとなるが、第2マイクロスイ
ッチ60がOFFとされているのでモータ9は駆動されない
(第4図D)。
このようなシートベルトの装着状態において乗員が上体
を動かすと、これに伴なってウエビングの引出しが生じ
るが、このときの通常のウエビングの引出し速度はセン
サギヤ36を時計方向に回動させるほどの速度でないた
め、第4図Dの状態を維持する。ところで、この場合に
おいてはドライブシャフト12が引出し方向に回転するの
で、円板14のガイドピン47がディレイプレート45の長孔
46に沿って回動した上でディレイプレート45を時計方向
に回動せしめることになり、摩擦ばね49も同方向に回動
し、作動部49bが第1マイクロスイッチ54のアクチュエ
ータ55に当接して第1マイクロスイッチ54はOFFにな
る。しかしながら、乗員がその姿勢を元に戻すと、再度
ぜんまいばね52のばね力によりウエビングが巻取られ、
摩擦ばね49がディレイプレート45とともに反時計方向に
回動されて第4図Dの状態に戻る。
を動かすと、これに伴なってウエビングの引出しが生じ
るが、このときの通常のウエビングの引出し速度はセン
サギヤ36を時計方向に回動させるほどの速度でないた
め、第4図Dの状態を維持する。ところで、この場合に
おいてはドライブシャフト12が引出し方向に回転するの
で、円板14のガイドピン47がディレイプレート45の長孔
46に沿って回動した上でディレイプレート45を時計方向
に回動せしめることになり、摩擦ばね49も同方向に回動
し、作動部49bが第1マイクロスイッチ54のアクチュエ
ータ55に当接して第1マイクロスイッチ54はOFFにな
る。しかしながら、乗員がその姿勢を元に戻すと、再度
ぜんまいばね52のばね力によりウエビングが巻取られ、
摩擦ばね49がディレイプレート45とともに反時計方向に
回動されて第4図Dの状態に戻る。
つぎに、バックルからタングを解離すると、第2マイク
ロスイッチ60がONとなり、この状態においては第1マイ
クロスイッチ54もONとなっているので、モータ9が回転
駆動される。すると、このモータ9の回転がピニオン11
およびアイドルギヤ53を介して減速された上でクラッチ
ギヤ24に伝達され、クラッチギヤ24が反時計方向に回転
を開始する。すると、この状態において静止しているイ
ナーシャプレート34の端面35に、クラッチギヤ24に支持
されているパウル28の突起31が圧接し、パウル28はコイ
ルばね33に抗して時計方向に回動し、その爪部29をサン
ギヤ19のラチェット23に係合せしめクラッチギヤ24の回
転をサンギヤ19に伝達するようにしてイナーシャプレー
ト34とともに回転を続ける。これによりサンギヤ19の回
転が各遊星ギヤ18に伝達され、遊星ギヤ18が反時計方向
に公転しドライブシャフト12およびスピンドル4を介し
て巻取りドラム5をウエビングの巻取り方向に回転させ
る。このウエビングの巻取りを完了するまでウエビング
の張力は非常に小さいので、センサギヤ36はほとんど回
転することなく、第4図Dの状態を維持したままウエビ
ングは巻取られる。このようにしてモータ9によるウエ
ビングの巻取りが完了すると、ウエビングの張力が急激
に増大し、巻取りドラム5およびスピンドル4の回転が
止められ、ドライブシャフト12も停止する。このためセ
ンサギヤ36が時計方向に回動する。これによりセンサギ
ヤ36の切欠き44に嵌合している摩擦ばね49も時計方向に
回動し、摩擦ばね49の作動部49bがアクチュエータ55に
当接し、第1マイクロスイッチ54はOFFになり、モータ
9への通電は停止される(第4図E)。
ロスイッチ60がONとなり、この状態においては第1マイ
クロスイッチ54もONとなっているので、モータ9が回転
駆動される。すると、このモータ9の回転がピニオン11
およびアイドルギヤ53を介して減速された上でクラッチ
ギヤ24に伝達され、クラッチギヤ24が反時計方向に回転
を開始する。すると、この状態において静止しているイ
ナーシャプレート34の端面35に、クラッチギヤ24に支持
されているパウル28の突起31が圧接し、パウル28はコイ
ルばね33に抗して時計方向に回動し、その爪部29をサン
ギヤ19のラチェット23に係合せしめクラッチギヤ24の回
転をサンギヤ19に伝達するようにしてイナーシャプレー
ト34とともに回転を続ける。これによりサンギヤ19の回
転が各遊星ギヤ18に伝達され、遊星ギヤ18が反時計方向
に公転しドライブシャフト12およびスピンドル4を介し
て巻取りドラム5をウエビングの巻取り方向に回転させ
る。このウエビングの巻取りを完了するまでウエビング
の張力は非常に小さいので、センサギヤ36はほとんど回
転することなく、第4図Dの状態を維持したままウエビ
ングは巻取られる。このようにしてモータ9によるウエ
ビングの巻取りが完了すると、ウエビングの張力が急激
に増大し、巻取りドラム5およびスピンドル4の回転が
止められ、ドライブシャフト12も停止する。このためセ
ンサギヤ36が時計方向に回動する。これによりセンサギ
ヤ36の切欠き44に嵌合している摩擦ばね49も時計方向に
回動し、摩擦ばね49の作動部49bがアクチュエータ55に
当接し、第1マイクロスイッチ54はOFFになり、モータ
9への通電は停止される(第4図E)。
モータ9が停止するとクラッチギヤ24も停止し、これと
ともにイナーシャプレート34も停止するので、クラッチ
ギヤ24に支持されているパウル28はコイルばね33のばね
力によりサンギヤ19のラチェット23に対する爪部29の係
合を解除される。これによりモータ9のトルクを解除さ
れたセンサギヤ36はコイルばね42の作用により反時計方
向に回動され、第4図Aに示す状態に戻り、ウエビング
の巻取りが完了する。
ともにイナーシャプレート34も停止するので、クラッチ
ギヤ24に支持されているパウル28はコイルばね33のばね
力によりサンギヤ19のラチェット23に対する爪部29の係
合を解除される。これによりモータ9のトルクを解除さ
れたセンサギヤ36はコイルばね42の作用により反時計方
向に回動され、第4図Aに示す状態に戻り、ウエビング
の巻取りが完了する。
なお、ウエビングの巻取りの途中でウエビングが乗員の
体や車体に引掛って停止すると、この場合にも第4図A
に示す状態になるが、ウエビングの引掛りの原因を除去
すると、ぜんまいばね52の作用によりウエビングの若干
の巻取りが行なわれて第4図Aから第4図Dに示す状態
とになり、モータ9が回転駆動を再開してウエビングを
巻取り、第4図Eから第4図Aの状態になり、ウエビン
グの巻取りを完了する。
体や車体に引掛って停止すると、この場合にも第4図A
に示す状態になるが、ウエビングの引掛りの原因を除去
すると、ぜんまいばね52の作用によりウエビングの若干
の巻取りが行なわれて第4図Aから第4図Dに示す状態
とになり、モータ9が回転駆動を再開してウエビングを
巻取り、第4図Eから第4図Aの状態になり、ウエビン
グの巻取りを完了する。
前述したように本実施例によれば、シートベルトの装着
時には弱い張力のぜんまいばね52によりりウエビングの
弛みを除去する程度にしか乗員の体を締付けないので、
乗員にはほとんど圧迫感がない。また、バックルを解離
するとモータ9によりウエビングの巻取りが行なわれる
が、このモータ9によるウエビングの巻取りはウエビン
グが完全に巻取られてウエビングの張力が増すまで続け
られるので、ウエビングの巻取りを確実に行なうことが
できる。さらに、仮りにウエビングの引掛りが生じてウ
エビングの張力が増し、センサギヤ36の回動によって、
第1マイクロスイッチ54がOFFとなっても、このウエビ
ングの引掛りを解除すれば、ぜんまいばね52の張力によ
ってスピンドル4および巻取りドラム5が回転し、この
とき各遊星ギヤ18の公転によりセンサギヤ36は回動して
第1マイクロスイッチ54を再度ONにする。
時には弱い張力のぜんまいばね52によりりウエビングの
弛みを除去する程度にしか乗員の体を締付けないので、
乗員にはほとんど圧迫感がない。また、バックルを解離
するとモータ9によりウエビングの巻取りが行なわれる
が、このモータ9によるウエビングの巻取りはウエビン
グが完全に巻取られてウエビングの張力が増すまで続け
られるので、ウエビングの巻取りを確実に行なうことが
できる。さらに、仮りにウエビングの引掛りが生じてウ
エビングの張力が増し、センサギヤ36の回動によって、
第1マイクロスイッチ54がOFFとなっても、このウエビ
ングの引掛りを解除すれば、ぜんまいばね52の張力によ
ってスピンドル4および巻取りドラム5が回転し、この
とき各遊星ギヤ18の公転によりセンサギヤ36は回動して
第1マイクロスイッチ54を再度ONにする。
このようにして再度モータ9によるウエビングの巻取り
が行なわれるので特別な操作を要しない。さらにまた、
このモータ9はウエビングの巻取りのみに用いられるの
で、小型で安価なモータを使用すれば足りる。
が行なわれるので特別な操作を要しない。さらにまた、
このモータ9はウエビングの巻取りのみに用いられるの
で、小型で安価なモータを使用すれば足りる。
また、パウル28の爪部29はモータ9によるウエビングの
巻取りを行なうときのみサンギヤ19のラチェットに係合
する慣性クラッチなので、一方向クラッチのようにモー
タ9を用いないウエビングの巻取りや引出しの際に常に
パウル28がラチェット23に係合して不快な接触音が発生
するおそれがない。
巻取りを行なうときのみサンギヤ19のラチェットに係合
する慣性クラッチなので、一方向クラッチのようにモー
タ9を用いないウエビングの巻取りや引出しの際に常に
パウル28がラチェット23に係合して不快な接触音が発生
するおそれがない。
さらに、ガイドピン47が長孔46に沿って所定量移動した
上で所定量以上ウエビングを巻取ることにより初めてセ
ンサギヤ36が摩擦ばね49を回動せしめるように保持手段
が作用するので、スイッチ手段である第1マイクロスイ
ッチ54のON・OFFが繰返されてモータ9のON・OFFが繰返
されるいわゆるしゃくり現象の生じるおそれがない。
上で所定量以上ウエビングを巻取ることにより初めてセ
ンサギヤ36が摩擦ばね49を回動せしめるように保持手段
が作用するので、スイッチ手段である第1マイクロスイ
ッチ54のON・OFFが繰返されてモータ9のON・OFFが繰返
されるいわゆるしゃくり現象の生じるおそれがない。
以上説明したように本考案によれば、バックルを解離す
るのみの動作によりモータによるウエビングの巻取りを
ウエビングの巻取り完了まで確実に行なうことができ
る。
るのみの動作によりモータによるウエビングの巻取りを
ウエビングの巻取り完了まで確実に行なうことができ
る。
また、ウエビングに作用する張力を検出する張力検出手
段と、この張力検出手段が検出したウエビングの張力が
所定値以上になった時にモータへの通電を停止せしめる
スイッチ手段とを有しているので、モータにも過大な負
荷が掛らない。
段と、この張力検出手段が検出したウエビングの張力が
所定値以上になった時にモータへの通電を停止せしめる
スイッチ手段とを有しているので、モータにも過大な負
荷が掛らない。
さらに、ばね手段によるウエビングの所定量以上の巻取
りが生じない状態においてはスイッチ手段によるモータ
への通電の停止状態を保持する保持手段を有しているの
で、シートベルトの装着時にモータがON・OFFを繰返す
しゃくり現象も除去される。
りが生じない状態においてはスイッチ手段によるモータ
への通電の停止状態を保持する保持手段を有しているの
で、シートベルトの装着時にモータがON・OFFを繰返す
しゃくり現象も除去される。
さらにまた、慣性クラッチを、モータの回転を伝達され
るクラッチギヤにサンギヤのラチェット係合し得るパウ
ルを支持するとともに、このパウルの回転に従動しパウ
ルをラチェットに係合するように回動せしめるイナーシ
ャプレートを設けて構成すれば、ラチェットから不快音
が発生することもない。
るクラッチギヤにサンギヤのラチェット係合し得るパウ
ルを支持するとともに、このパウルの回転に従動しパウ
ルをラチェットに係合するように回動せしめるイナーシ
ャプレートを設けて構成すれば、ラチェットから不快音
が発生することもない。
第1図は本考案に係るシートベルトのリトラクターの実
施例を示す正面図、第2図は第1図の一部を破断した左
側面図、第3図は第1図および第2図のリトラクターの
要部の分解斜視図、第4図A,B,C,D,Eはリトラクターの
作用を示す概略正面図、第5図はモータの制御回路図で
ある。 1…リトラクター本体、2…基板、3A,3B…側板、4…
スピンドル、5…巻取りドラム、8…基板、9…モー
タ、12…ドライブシャフト、18…遊星ギヤ、19…サンギ
ヤ、24…クラッチギヤ、28…パウル、29…爪部、31…突
起、36…センサギヤ、45…ディレイプレート、46…長
孔、47…ガイドピン、49…摩擦ばね、52…ぜんまいば
ね、54…第1マイクロスイッチ、60…第2マイクロスイ
ッチ。
施例を示す正面図、第2図は第1図の一部を破断した左
側面図、第3図は第1図および第2図のリトラクターの
要部の分解斜視図、第4図A,B,C,D,Eはリトラクターの
作用を示す概略正面図、第5図はモータの制御回路図で
ある。 1…リトラクター本体、2…基板、3A,3B…側板、4…
スピンドル、5…巻取りドラム、8…基板、9…モー
タ、12…ドライブシャフト、18…遊星ギヤ、19…サンギ
ヤ、24…クラッチギヤ、28…パウル、29…爪部、31…突
起、36…センサギヤ、45…ディレイプレート、46…長
孔、47…ガイドピン、49…摩擦ばね、52…ぜんまいば
ね、54…第1マイクロスイッチ、60…第2マイクロスイ
ッチ。
Claims (4)
- 【請求項1】ウエビングの巻取りドラムを支持するスピ
ンドルに接続され、常時ウエビングの弛みを除去し得る
程度のばね力をスピンドルに作用せしめるばね手段と、
前記ウエビングを乗員に装着するためのタングのバック
ルからの解離を検知する検知手段と、この検知手段から
のバックル解離信号により駆動され前記スピンドルを慣
性クラッチを介してウエビング巻取り方向に回転させる
モータと、前記ウエビングに作用する張力を検出する張
力検出手段と、この張力検出手段が検出した前記ウエビ
ングの張力が所定値以上になった時に前記モータへの通
電を停止せしめるスイッチ手段と、前記ばね手段によっ
てウエビングの所定量以上の巻取りが生じたときにのみ
このウエビングの巻取りによって前記スイッチ手段を切
換えるようにしてウエビングの所定量以上の巻取りが生
じない状態においてはスイッチ手段によるモータへの通
電の停止状態を保持する保持手段とを有してなるシート
ベルトのリトラクター。 - 【請求項2】前記張力検出手段は、前記モータ巻取り時
に回転するサンギヤと、このサンギヤと噛合し、スピン
ドルとともに回転する円板上に回転自在に支持された遊
星ギヤと、前記遊星ギヤと噛合する内歯を有し、前記サ
ンギヤの回転軸を中心として回転可能なセンサギヤと、
このセンサギヤを一方向に回転付勢するばね部材とから
なることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載のシートベルトのリトラクター。 - 【請求項3】前記保持手段は、前記張力検出手段の円板
に回転自在に同軸支持されいずれかに形成された円弧状
開口に他方に突設されたピンが嵌合して円板のある角度
以上の回動のみが伝達されるディレイプレートと、この
ディレイプレートに嵌合するほぼ円環状の摩擦ばねであ
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記載
のシートベルトのリトラクター。 - 【請求項4】前記サンギヤにはラチェットが形成され、
前記慣性クラッチは、モータの回転を伝達されるクラッ
チギヤにサンギヤのラチェットに係合し得るパウルを支
持するとともに、このパウルの回転に従動しパウルをラ
チェットに係合するように回動せしめるイナーシャプレ
ートを設けて構成されたことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第2項または第3項記載のシートベルトのリ
トラクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3264288U JPH0740449Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | シートベルトのリトラクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3264288U JPH0740449Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | シートベルトのリトラクター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01144160U JPH01144160U (ja) | 1989-10-03 |
| JPH0740449Y2 true JPH0740449Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=33446661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3264288U Expired - Lifetime JPH0740449Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | シートベルトのリトラクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740449Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100480108C (zh) * | 2003-11-27 | 2009-04-22 | 奥托立夫开发公司 | 安全带用卷取装置 |
| JP5456503B2 (ja) * | 2010-02-05 | 2014-04-02 | タカタ株式会社 | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 |
-
1988
- 1988-03-14 JP JP3264288U patent/JPH0740449Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01144160U (ja) | 1989-10-03 |
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