JPH0740558Y2 - ソーダ回収ボイラのエアポートクリーナー - Google Patents

ソーダ回収ボイラのエアポートクリーナー

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JPH0740558Y2
JPH0740558Y2 JP166790U JP166790U JPH0740558Y2 JP H0740558 Y2 JPH0740558 Y2 JP H0740558Y2 JP 166790 U JP166790 U JP 166790U JP 166790 U JP166790 U JP 166790U JP H0740558 Y2 JPH0740558 Y2 JP H0740558Y2
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air port
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治 林田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、製紙工場において使用されるソーダ回収ボイ
ラのエアポート、特に大きなエアポートに適したクリー
ナーに関する。
〔従来の技術〕
製紙工場においては、パルプ排液(通常黒液と称されて
おり以下黒液という)から薬品を回収する際の発生熱を
利用するために、黒液はソーダ回収ボイラで燃焼されて
いる。
第6図は、ソーダ回収ボイラの概略を示したもので、炉
壁1に設けた黒液ガン2から黒液が炉内にスプレイされ
る。スプレイされた黒液は、燃焼熱により液分は蒸発し
固形分が炉底で落下する。炉底には、多数の一次エアポ
ート3が設けられており、ここから導入される空気によ
り炉底に落下した固形物は燃焼する。そして燃焼によっ
て得られる薬液(スメルト)は炉壁を伝わって降下して
いきスメルトスパウト4から炉外へ排出されて回収され
る。
前記の炉底に落下した固形物を燃焼しやすい形状に保つ
ために、二次エアポート5より炉内へ空気が導入され
る。また、黒液燃焼により発生するガス中には臭気をと
もなう不完全燃焼ガスが存在するので、黒液ガン2より
上方に三次エアポート6を設けここから導入される三次
エアポートにより、ガスを完全燃焼させて臭気を除くよ
うにしている。
前記の各エアポート3,5,6においては、スメルトが空気
によって冷却されて硬化し、エアポートに付着して成長
していく。このために、スメルトの硬化・生長によって
エアポートが閉塞することを防止するために、クリーナ
ー(清掃装置)が使用されている。
このようなクリーナーとしては、次のようなものがあ
る。
(1)一次エアポートのように、噴口サイズが小さい場
合は、第7図に示すように、エアシリンダー12の往復作
動により上下2本の掃除棒11が動き、エアポートノズル
10の付着物を除去する。掃除棒11の支点となるローラ13
は、掃除棒11がエアポートノズル10へ向って移動すると
風箱ケーシング14の上面をころがりガイド部16へ乗り上
げることにより、掃除棒11の先端を上下させ、掃除棒の
先端によって、必要なポートエリアをクリーニングす
る。
(2)二次エアポートのようにポートサイズが比較的に
大きい場合は、第8図に示すように、風箱ケーシングの
ガイド部に代って、ガイドレール14を設け、かつ掃除棒
11の先端に4本の丸棒11aを取付け、丸棒11aの往復動と
これに伴ってガイドレール14へのローラ13の乗り上げに
よる上下動によって、エアポートをクリーニングする。
この場合における基本的な作動メカニズムは前記(1)
の場合と同様である。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記(1)、(2)で説明したクリーナーのように、掃
除棒1本でエアポートをクリーニングする場合、エアポ
ートノズルが比較的に小さい場合には充分なクリーニン
グが可能であるが、最近の大型回収ボイラのように大き
いエアポート(空気噴口)を備えている場合には、次の
理由によって、エアポートノズル上部のクリーニングを
行なうことができない。
小型のエアポートノズルの場合は、上下運動が小さいた
め掃除棒が炉内方向に移動しながら上下する動きとなる
が、大型エアポートノズル内を炉内方向へクリーナーの
掃除棒が移動する場合には、炉内方向の移動量がほぼ上
下運動に吸収されてしまい、エアポートノズルの上部に
氷柱状に付着するスメルトを上面に押しつける動きとな
る。
従って、大型エアポートノズルを現状の装置でクリーニ
ングを行なうと、棒の上下運動によりスメルトをエアポ
ートノズル上部に押しつけるように作動し固着スメルト
を成長させる結果となる。
この問題は、エアシリンダーのストロークを大きくし、
棒の移動量を大きくすれば、大型のエアポートノズルに
対しても小型エアポートノズルの場合と同様の動きをさ
せることができるが、空気ダクトサイズからの制限によ
りストロークを大きくすることはできない。
本考案は、このような従来のソーダ回収ボイラのエアポ
ートクリーナーの問題点を解決しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、パルプ排液を燃焼させるソーダ回収ボイラの
エアポート内を進退する掃除棒を備えたエアポートクリ
ーナーにおいて、炉内へ向って直進運動を行なう上段用
の掃除棒と、炉内へ向って直進運動を行なうと共に上下
運動を併せ行なう下段用掃除棒を設けた。
〔作用〕
本考案では、氷柱状に成長するスメルトによって詰りや
すいエアポートの上部は、炉内へ向って直進運動を行な
う上段用の掃除棒によって氷柱状のスメルトが効果的に
クリーニングされる。一方、エアポートの側面と下部の
スメルトは、炉内へ向って直進運動と共に上下運動を行
なう下段用の掃除棒によってクリーニングされる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第5図によって説明す
る。
58はエアシリンダーで、同エアシリンダー58のロッドに
連結部材62が取付けられている。上段用掃除棒51は、後
述する連結棒51a、接続部51b、角棒54a,54b及びクリー
ニングプレート53から構成され、また下段用掃除棒52
は、後述する連結棒52a、接続部52b、角棒56a,56b及び
クリーニングプレート55から構成されている。連結部材
62の上下部の連結ロッド62a,62bの両端には、それぞれ
1対の上下の連結棒51a,52aの後端が枢着されており、
各連結棒51a,52aは炉壁1へ向って炉壁1に接して設け
られた空気のダクト70内へ延びている。連結棒51aの前
端は、ダクト70内の水平なガイドレール60の上面を転動
するローラ51cを備えた連結部51bに取付けられている。
また連結棒52aの前端は、ダクト70内にあって後方の部
分が水平で前方の部分に斜めの上方に傾斜するガイド部
61aをもつガイドレール61の上面を転動するローラ52cを
備えた連結部52bに取付けられている。第3図に示すよ
うに、連結部51bには、上方の1本の角棒54aと前方に行
くに従って拡大する下方の2本の角棒54bの後端が取付
けられ、これら角棒54a,54bの先端部の両側には上方が
縮小し下方が拡大する1対のクリーニングプレート53,5
3が取付けられ、同クリーニングプレート53,53はソーダ
回収ボイラの炉壁1に設けられたエアポートノズル50の
上方の部分を移動できるようになっている。また、第4
図に示すように、連結部52bには、前方に行くに従って
拡大する上方の2本の角棒56aと下方の1本の角棒56bの
後端が取付けられ、これら角棒56a,56bの先端の両側に
は、1対のクリーニングプレート55,55が取付けられて
いる。これらクリーニングプレート55,55は、上方の上
下方向を向いた垂直部55bと下方の互いに接近する傾斜
部55c及びこれらの部分の境界の切目55aによって構成さ
れ、前記クリーニングプレート53の下方のエアポートノ
ズル50内を移動できるようになっている。また、前記垂
直部55b,55bの間隔は、エアポートノズル50の間隔にほ
ぼ等しく同エアポートノズル50内を進退できるように構
成されている。なお、63は連結棒51a,52aのシール用の
ダイヤフラムである。
ソーダ回収ボイラの炉壁1とエアポートノズル50の周壁
には、第5図に示すようにスメルト27が付着するが、炉
壁1の開口とエアポートノズル50の上部にはスメルトが
氷柱状に下方に向って成長する。
本実施例では、エアシリンダー58の作動に伴って、連結
部材62を介して上段用掃除棒51と下段用掃除棒52とが炉
内へ向って移動する。この際、上段用掃除棒51は、ガイ
ドレール60上を転動するローラ51cによって、炉内へ向
って水平方向へ直進する運動を行なう。一方、下段用掃
除棒52は、ガイドレール61の水平部分上を転動するロー
ラ52cによって、先づ炉内へ向って水平方向へ直進する
運動を行ない、次に、ローラ52cがガイド部61aに乗上げ
ることによって、上方へ移動する運動を行なう。
上段用掃除棒51のクリーニングプレート53と角棒54a,54
bは、前記のように炉内へ向って水平方向へ直進するこ
とによって、エアポートノズル50と炉壁1の開口の上部
に形成された氷柱状のスメルトを効果的にクリーニング
する。一方下段用掃除棒のクリーニングプレート55と角
棒56a,56bは、水平方向へ次いで上方へ移動することに
よって、エアポートノズル50の下部及び側面に形成され
たスメルトをクリーニングする。
このように、本実施例では、詰りやすいエアポートノズ
ル50の上部を炉内へ向って直進する上部掃除棒51によっ
てクリーニングし、またエアポートノズル50の下部及び
側面を炉内へ向って直進すると共に上方へ移動する下部
掃除棒52によってクリーニングすることによって、エア
ポートノズル50の全面を効果的にクリーニングしスメル
トを除去することができる。
なお、下段用掃除棒52は、作動方向のズレにより、第2
図に示すように、上段用掃除棒51のクリーニング範囲L1
とラップする範囲L2をクリーニングするように構成され
ている。
また、本実施例では、第1図に示すように、エアシリン
ダー58の両側に対称的に対をなす上段用掃除棒51及び下
段用掃除棒52を配置したことによって、バランスのとれ
た行動を行なうことができる。
〔考案の効果〕
本考案は、直進運動する上段用掃除棒によって氷柱状に
形成されるエアポート上部のスメルトを効率良くクリー
ニングし、また、直進運動と上下運動を行なう下段用掃
除棒によってエアポート下部及び側面のスメルトをクリ
ーニングすることができ、ソーダ回収ボイラの大型化に
伴う大型のエアポートに対してもその全面をクリーニン
グしてスメルトを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は同実施例
の正面図、第3図(a)は同実施例の上段用掃除棒の側
面図、第3図(b)はその正面図、第4図(a)は同実
施例の下段用掃除棒の側面図、第4図(b)はその正面
図、第5図(a)はエアポートノズル部のスメルトの生
成状態を示す正面図、第5図(b)はその側面図、第6
図はソーダ回収ボイラの概略図、第7図(a)は従来の
エアポートクリーナーの1例の正面図、第7図(b)は
第7図(a)のa−a矢視図、第8図(a)は従来のエ
アポートクリーナーの他の例の正面図、第8図(b)は
第8図(a)のb−b矢視図である。 1……炉壁、58……エアシリンダー、51……上段用掃除
棒、52……下段用掃除棒、51a,52a……連結棒、51c,52c
……ローラ、54a,54b,56a,56b……角棒、53,55……クリ
ーニングプレート、62……連結部材、60,61……ガイド
レール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルプ排液を燃焼させるソーダ回収ボイラ
    のエアポート内を進退する掃除棒を備えたエアポートク
    リーナーにおいて、炉内へ向って直進運動を行なう上段
    用の掃除棒と、炉内へ向って直進運動と共に上下運動を
    併せ行なう下段用掃除棒を設けたことを特徴とするソー
    ダ回収ボイラのエアポートクリーナー。
JP166790U 1990-01-16 1990-01-16 ソーダ回収ボイラのエアポートクリーナー Expired - Fee Related JPH0740558Y2 (ja)

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