JPH0740724Y2 - クリップナット - Google Patents

クリップナット

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JPH0740724Y2
JPH0740724Y2 JP1988103692U JP10369288U JPH0740724Y2 JP H0740724 Y2 JPH0740724 Y2 JP H0740724Y2 JP 1988103692 U JP1988103692 U JP 1988103692U JP 10369288 U JP10369288 U JP 10369288U JP H0740724 Y2 JPH0740724 Y2 JP H0740724Y2
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nut
elastic
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bolt
clip
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JP1988103692U
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光彦 権田
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株式会社冨士精密製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、複数の部材を挟着固定するクリップナットの
改良に関する。
〈従来の技術〉 一般に、二つの被挟着体を接合する場合、ボルト・ナッ
トにより挟着して固定する方法が広く用いられている。
ところが、支柱に壁材を固定するとき等には、その裏面
に手が届かないことが往々にして生ずる。このような場
合には、例えば実公昭57−19454号公報に記載のクリッ
プナットのように、ナットを略コ字状のクリップに固定
しておくことが行われている。このクリップナットは、
一対の板状の押さえ部間で被挟着体を弾性挟持する略コ
字状のクリップと、一方の押さえ部の外面に溶接や嵌合
等により固定されたナットとからなり、クリップの部分
で接合すべき部材にナットを仮固定できるため、手の届
かない箇所でも、容易にボルト締めが可能となる。
他方、振動の激しい場所で、ボルト・ナットを使用する
と、緩みが生じ易いため、ダブルナットにしたり、或い
は実開昭60−196018号記載のナットの弛み止め装置が用
いられている。
ところが、緩み止め構造を採用するとナットの構造が複
雑になる等の理由により、クリップナットにおいては、
緩み止め構造を採用したものは実用化されていない。
例えば、ダブルナットによる緩み止め構造を用いようと
しても、二つのナットを一つのクリップに取りつけるこ
とは実質上できない。
また、実開昭60−196018号記載のナットの弛み止め装置
を採用しようとしても、次の問題が生ずる。クリップナ
ットは一対の板状の押さえ部間で被挟着体を弾性挟持す
るが、被挟着体の厚みが比較的薄い場合には、一対の板
状の押さえ部が平行とならない。従って、押さえ部に固
定されたナットの軸芯と、ボルトの軸芯とが傾斜した状
態となってしまう。このような場合、通常のナットで
は、公差の範囲内では、締付を行うことができる。とこ
ろが、実開昭60−196018号記載のナットの弛み止め装置
を採用した場合には、締付作業が極めて困難となり、締
付を行い得たとしても、緩み止め作用が有効に働かなく
なってしまう。
即ち、この実開昭60−196018号記載のナットの弛み止め
装置にあっては、内周面が刃型状に形成された合成樹脂
製のリング板状の弛み止め部材をナットに固定すると共
に、この弛み止め部材の内周面を放射方向に数カ所切り
込んで切込部を設ける。そして、このナットにボルトを
螺合すると、弛み止め部材は、切込部によってねじ山に
食い込むことなく順次ボルトのねじ溝に沿って移動しな
がらナットの締付を行うようにしたもので、ナットの締
付後、弛み止め部材はボルトのねじ溝に係合されている
ため、ナットの弛みが防止されるものである。ところ
が、この弛み止め部材は、線状の切込部を放射状に設け
ているに過ぎない。即ち、この切込部の周方向の長さは
極めて短いものに過ぎないため、ナットとボルトの軸芯
が歪んでいると、切込部とボルトのねじ山が上手く対応
せず、切込部によるねじ山の誘導が上手く行われず、弛
み止め部材がねじ山に食い込んでしまい、無理やり締付
たとしても良好な弛み止め作用を果たし得ない。
〈考案が解決しようとする課題〉 そこで本考案は、一対の板状の押さえ部間で被挟着体を
弾性挟持する挟着体と、ナットとからなるクリップナッ
トにおいて、ナットの軸芯とボルトの軸芯に若干のずれ
があっても、能率よくボルトの締付を行うことができ、
且つ、その緩みを確実に防止することができるものを提
供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、一対の板状の押さえ部(11)(12)間で被挟
着体(a)(b)を弾性挟持する挟着体(1)と、ナッ
ト(2)とからなるクリップナットにおいて、次の構成
を有するものを提供することにより、上記の課題を解決
する。
本考案の挟着体(1)は、上方の押さえ部(11)と、下
方の押さえ部(12)と、両押さえ部(11)(12)の端辺
間を繋ぐ接続部(13)とが一体に形成された略コ字状を
なす部材である。このコ字状の開口部(14)をなす両押
さえ部(11)(12)の開口側端辺寄り間の長さは、接続
部(13)の高さより小さく設定され、両押さえ部(11)
(12)の対向する位置にボルト挿通孔(16)(17)が形
成されている。上記ナット(2)は、ボルト挿通孔(1
6)に対応する位置の上方の押さえ部(11)の上面に固
定され、このナット(2)は、ナット本体(22)と、こ
のナット本体(22)の上面に当該ナット本体(22)の軸
芯と直交するように固定された薄板状弾性体製のリング
体(23)とから構成されている。このリング体(23)
は、径内方向に突出した複数の弾性摩擦抵抗部(25)
(25)を有し、これらの弾性摩擦抵抗部(25)(25)
は、互いに均等な周方向長さを有すると共に均等な周方
向間隔の切欠部(24)(24)を介して形成され、この切
欠部(24)の周方向間隔が弾性摩擦抵抗部(25)(25)
の周方向長さと略等しく設定されてなるものである。
〈作用〉 本考案に係るクリップナットは、その挟着体(1)によ
って、被挟着体(a)(b)を挟着する。これにより、
ナット(2)は挟着体(1)を介して、被挟着体(a)
(b)に仮固定され、ボルト(C)の螺合作業において
ナット(2)を手で持っている必要がなくなる。しか
も、この螺合において、ナット(2)の弾性摩擦抵抗部
(25)は、ボルト(C)のねじ山の角度によって湾曲さ
せられ、この弾性摩擦抵抗部(25)の弾性力がボルト
(C)のねじ山に作用して、ボルト(C)の緩みが防止
される。
このとき、本考案のナット本体(22)に固定された薄板
状弾性体製のリング体(23)は、径内方向に突出した複
数の弾性摩擦抵抗部(25)(25)を有し、これらの弾性
摩擦抵抗部(25)(25)は、互いに均等な周方向長さを
有すると共に均等な周方向間隔の切欠部(24)(24)を
介して形成されてなるものである。このように、各弾性
摩擦抵抗部(25)(25)は切欠部(24)(24)を隔てて
設けられている結果、夫々別個にボルトのねじ山に係合
して弾性変形する。これにより、各弾性摩擦抵抗部(2
5)(25)夫々の弾性力が、別個にボルトのねじ山に作
用する。しかも、これらの弾性摩擦抵抗部(25)(25)
は、互いに均等な周方向長さを有すると共に均等な周方
向間隔の切欠部(24)(24)を介して形成されてなるた
め、各弾性力は、ボルトのねじ山に均等に無理なく作用
し、ボルトのねじ山の破損やリング体(23)自体の破損
の生ずることが防止され、再度の使用にも耐えることが
できる。
しかも、最も適切な使用方法によれば、即ち、被挟着体
(a)(b)の厚みが接続部(13)の高さと略等しいも
のを用いた場合には、コ字状の開口部(14)をなす両押
さえ部(11)(12)の開口部側端辺寄り間の長さ(高
さ)が接続部(13)の高さより小さく設定されているた
め、被挟着体(a)(b)を両押さえ部(11)(12)間
に挿入した時点で、両押さえ部(11)(12)は互いに平
行となり、その弾性により被挟着体(a)(b)に固定
される。従って、下方の押さえ部(12)とナット(2)
座面とは平行が保たれ、その結果、ボルトのねじ込みと
締付を円滑に行うことができ、又締付時のねじの破損も
なく、さらに締付トルクの安定も図れるものである。
他方、適切な使用方法を採ることができなかった場合、
即ち被挟着体(a)(b)の厚みが接続部(13)の高さ
よりも小さい場合、或いは逆に大きい場合には、ナット
の軸芯とボルトの軸芯とが若干ずれて歪んでしまう可能
性はある。ところが、この場合にあっても、切欠部(2
4)の周方向間隔は、弾性摩擦抵抗部(25)(25)の周
方向長さと略等しく設定されており、充分な周方向長さ
を有する。従って、ナットの軸芯とボルトの軸芯とが若
干ずれて歪んでいる場合でも、ボルトのねじ山は、この
充分に長い切欠部(24)に無理なく周方向に案内されて
入っていくことができ、上記の緩み止め作用を果たし得
るものである。
しかも、弾性摩擦抵抗部(25)(25)は、互いに均等な
周方向長さを有すると共に均等な周方向間隔の切欠部
(24)(24)を介して形成されてなるため、軸芯に対し
て点対象の均等な弾性力と摩擦トルクを与えるが、特に
均等な弾性力はボルトをナットにねじ込む際、お互いの
軸芯にずれがあっても、ボルトが弾性摩擦抵抗部(25)
(25)に接触する時点から軸芯を一致させる作用を果た
すものである。その結果、ボルトのねじ込みと締付を円
滑に行うことができ、ねじ山及び弾性摩擦抵抗部を破損
することなく、再使用も可能である。
また、このような摩擦抵抗を利用して緩み止めを行うナ
ットにあっては、ボルトの先端が摩擦トルクの発生部分
である弾性摩擦抵抗部に接触し始める時点から摩擦トル
クが発生する。この摩擦トルクによって、ナットはねじ
込み方向に回転しようとする働きをする。もし、クリッ
プがなければ、当該ナットはボルトと共回りするため、
締付ができないが、クリップに溶接等によって固定され
ている結果、共回りを防止できる。より詳しくは、緩み
止めのない通常のナットの場合では、ボルトに軸力が作
用し始める時点で、単に2本の指でナットを支えるだけ
で足りるが、本願考案に係るナットでは、弾性摩擦抵抗
部に接触し始める時点から摩擦トルクが発生するため、
工具でナットを支えなければ、ねじ込みができなくな
る。従って、このような弾性摩擦抵抗部を有するナット
をクリップで固定することによって、ナットを工具で支
持する必要がなくなり、締付作業が能率的に行え、作業
時間の短縮も可能となるものである。
〈実施例〉 以下図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
このクリップナットは、挟着体(1)とナット(2)と
からなる。
挟着体(1)は、対向して配された一対の押さえ部(1
1)(12)と、両押さえ部同士を継ぐ接続部(13)とが
一体形成されてなる。即ち、この挟着体(1)は、第3
図に示すように、一枚の金属板をコ字形に折曲し、図示
上方の押さえ部(11)、接続部(13)、図示下方の押さ
え部(12)を形成したものである。
この第3図から明らかなように、コ字形の開口部(14)
の幅は、接続部(13)の幅より小さく形成され、一方の
押さえ部(11)の開口部側端辺(15)は、外向きに折曲
されている。
両押さえ部(11)(12)の対応する位置には、ボルト挿
通孔(16)(17)が開設されている。そして、一方の押
さえ部(11)の外面には、ナット(2)が溶接部(21)
…により固定されている。
このナット(2)は、ナット本体(22)と、リング体
(23)とからなる。リング体(23)は、切欠部(24)
(24)を隔てて2個(3個以上でも可)の弾性摩擦抵抗
部(25)(25)が径内方向に突出した薄板状弾性体製の
リングである。両弾性摩擦抵抗部(25)(25)の軸心を
中心とする形成角(α)は互いに等しい。又、両切欠部
(24)(24)の軸心を中心とする形成角(β)も互いに
等しく、且つ、上記弾性摩擦抵抗部(25)の形成角
(α)とほぼ等しい。尚、図示実施例では(α)>
(β)としたが、(β)>(α)としてもよい。
このリング体(23)は、ナット本体(22)の上面の環状
突起(26)によってかしめ止めされている。リング体
(23)は、水平(ナットの軸心と直交)且つ、ナットの
ねじ穴と同心に配位されている。
次に、この実施例のクリップナットの使用状態を説明す
る。
被挟着体(a)(b)(例えば支柱とこれに取り付
けられる壁材)を、クリップナットの挟着体(1)によ
り挟着する。このとき、被挟着体(a)(b)の厚み
は、接続部(13)の幅とほぼ等しいことが望ましく、こ
れにより、両押さえ部(11)(12)は、互いに平行にな
るまで弾性変形し、その弾性力により、被挟着体(a)
(b)を挟着する。尚、押さえ部(11)の開口部側端辺
(15)は外向きに折曲されているため、容易に被挟着体
(a)(b)を挿入できる。又、被挟着体(a)(b)
には、予めボルト挿通孔が形成されており、この孔とク
リップナットのボルト挿通孔の位置を合わせた状態で挟
持する。
ボルト(C)をナット(2)に螺合する。このとき
ナット(2)は挟着体(1)に固定されているため、ナ
ット(2)を手で持っている必要はない。従って、壁の
裏側等、手のとどかない所でも、ボルト(C)のみを回
転させるだけで螺合し得る。尚、図ではワッシャ等を省
略したが、適宜使用してもよい。
この螺合において、弾性摩擦抵抗部(25)(25)は
ボルト(C)のねじ山の角度によって湾曲させられる。
しかも、弾性摩擦抵抗部(25)(25)間には、充分な長
さの切欠部(24)(24)が設けられているため、各弾性
摩擦抵抗部(25)(25)は切欠部(24)の差において夫
々別個に湾曲する。これにより、弾性摩擦抵抗部(25)
(25)の弾性力は、夫々が独立してねじ山に作用すると
共に、その弾性力は充分に維持される。
これにより、ボルト(C)はナツト(2)にその緩みが
防止された状態で確実に螺合される。しかも、各弾性摩
擦抵抗部(25)(25)は適当な間隔を隔てて形成され、
その弾性力もボルトのねじ山に均等に作用するため、ボ
ルトのねじ山を破損することもなく、再使用も可能であ
る。
以上、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば実施例においては、挟着体をコ字状としたが、こ
れに限らず、押さえ部間で、被挟着体を挟みつけ得るも
のであれば、他の形状にしてもよく、スプリング等の弾
性体の弾性力を利用して挟着するものであってもよい。
又、挟着体は板材で形成したが、線材で形成してもよい
等、種々変更して実施可能である。
〈考案の効果〉 以上本考案は、支柱に壁材を固定するとき等、その裏側
に手がとどかない場合であっても、能率よくボルトの締
付を行うことができ、且つ、その緩みを確実に防ぐこと
のできるクリップナットを提供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のI−I線断面図、第2図は一実施例の
クリップナットの平面図、第3図は同側面図である。 (1)……挟着体、(2)……ナット、(11)(12)…
…押さえ部、(13)……接続部、(14)……開口部、
(15)……開口部側端辺、(16)(17)……ボルト挿通
孔、(21)……溶接部、(22)……ナット本体、(23)
……リング体、(24)……切欠部、(25)……弾性摩擦
抵抗部、(26)……環状突起、(a)(b)……被挟着
体、(C)……ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の板状の押さえ部(11)(12)間で被
    挟着体(a)(b)を弾性挟持する挟着体(1)と、ナ
    ット(2)とからなるクリップナットにおいて、 この挟着体(1)は、上方の押さえ部(11)と、下方の
    押さえ部(12)と、両押さえ部(11)(12)の端辺間を
    繋ぐ接続部(13)とが一体に形成された略コ字状をなす
    部材であり、 コ字状の開口部(14)をなす両押さえ部(11)(12)の
    開口側端辺寄り間の長さが接続部(13)の高さより小さ
    く設定され、両押さえ部(11)(12)の対向する位置に
    ボルト挿通孔(16)(17)が形成され、 上記ナット(2)が、ボルト挿通孔(16)に対応する位
    置の上方の押さえ部(11)の上面に固定され、 このナット(2)が、ナット本体(22)と、このナット
    本体(22)の上面に当該ナット本体(22)の軸芯と直交
    するように固定された薄板状弾性体製のリング体(23)
    とから構成され、 このリング体(23)が、径内方向に突出した複数の弾性
    摩擦抵抗部(25)(25)を有し、これらの弾性摩擦抵抗
    部(25)(25)が互いに均等な周方向長さを有すると共
    に均等な周方向間隔の切欠部(24)(24)を介して形成
    され、この切欠部(24)の周方向間隔が弾性摩擦抵抗部
    (25)(25)の周方向長さと略等しく設定されてなるこ
    とを特徴とするクリップナット。
JP1988103692U 1988-08-04 1988-08-04 クリップナット Expired - Lifetime JPH0740724Y2 (ja)

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JPH0224121U JPH0224121U (ja) 1990-02-16
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