JPH0740970U - 窓障子用控え装置 - Google Patents

窓障子用控え装置

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JPH0740970U
JPH0740970U JP7509793U JP7509793U JPH0740970U JP H0740970 U JPH0740970 U JP H0740970U JP 7509793 U JP7509793 U JP 7509793U JP 7509793 U JP7509793 U JP 7509793U JP H0740970 U JPH0740970 U JP H0740970U
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好一 中西
保 中澤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 窓障子が上下動しながら横軸まわりに回動す
る窓において、ロックしたりそのロックを解除するため
のタイミングを合わせることがきわめて容易であり、し
かもその構成が簡略化されて、設計,製作,組立等が容
易である窓障子用の控え装置を提供する。 【構成】 横方向のロックピン17が窓障子の側面に起立
され、ロックピンと嵌合してロックするロック孔23を有
するロックプレ−ト18が窓の縦枠3に横ピン22で揺動可
能に枢着され、ロックプレ−ト18はその重力でロック孔
23が傾斜してロックピン17と嵌合する待機位置まで揺動
され、逆に窓障子の閉運動に従ってロックピン17がロッ
ク孔23を押す力でロック孔が窓障子の閉位置にて縦方向
に向う位置まで揺動され、窓障子の閉位置から完全な閉
位置までの上昇に従って、ロックピン17がロック孔23内
に嵌合してロックするように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は上下動しながら回転するすベり出し式窓に使用される窓障子用控え装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来窓障子が上下動しながら横軸まわりに回転するすベり出し式窓において、 その窓障子の控え装置として、窓障子の両側面の上端に固着されたヒンジア−ム を上下動可能な駆動杆に横方向の第1枢軸で枢着し、窓障子を開状態に支える支 持ア−ムの一端をヒンジア−ムに横方向の第2枢軸で枢着し、他端を窓の縦枠に 横方向の第3枢軸で枢着したものが知られている。この装置はハンドルで駆動杆 を上下させると、障子は第1枢軸を介して駆動杆で上下されると共に支持ア−ム で第1枢軸の回りに回転される。窓障子は閉位置の近くではほとんど上方または 下方へのみ運動する。
【0003】 この種の窓障子として、さらに実公平4−27979号公報に示すように、障 子の下部と窓の縦枠との間に引き寄せを兼ねるロック手段を設けて、窓障子をそ の開閉運動に従って自動的にロックしたり、ロックを解除したりするものが知ら れている。
【0004】 このロック手段は、ロックピンが障子の側面下部に固着され、このロックピン をロックするロック孔を有するロックプレ−トが窓の縦枠にピンで枢着されてい る。このロックプレ−トは、それに形成された動作孔と窓の縦枠に固着された動 作ピンの嵌合で、ロック位置とロック解除位置の間を揺動し、この揺動にてロッ クプレ−トのロック孔でロックピンをロックしたり、そのロックを解除する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の窓障子の控え装置における窓障子のロック手段では、ロックプレ− トをその動作孔と駆動杆の動作ピンで揺動させることと、ロックプレ−トのロッ ク孔をロックピンに嵌合させてロックしたり、その嵌合を解いてロックを解除す ることのタイミングを合わせることが、設計上や工作上または組立上にてきわめ て面倒である。
【0006】 本考案は、従来のロック手段のタイミング上の欠点を解消して、ロックピンと ロックプレ−トのロック手段のロックとロック解除のタイミングを合わせること がきわめて容易であり、しかもその構成が簡略化されて、設計,製作,組立等が 容易であるものを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、横方向のロックピンを障子の側面に起立 され、該ロックピンと嵌合してロックするロック孔を有するロックプレ−トを窓 の縦枠に横ピンで揺動可能に枢着し、このロックプレ−トは、その重力でロック 孔が傾斜してロックピンと嵌合する待機位置まで揺動され、逆に障子の閉運動に 従ってロックピンがロック孔を押す力でロック孔が窓障子の閉位置にて縦方向に 向う位置まで揺動され、障子の閉位置から完全な閉位置までの上昇に従って、ロ ックピンがロック孔内に嵌合してロックするように構成されている。
【0008】
【実施例】
図1と図2は、上下の2枚の窓障子(1),(2)をその右側面(内側から見 て)にて窓枠の右側縦枠(3)(内側から見て)に取り付けた状態を示し、窓障 子(1),(2)は図1においては完全に開かれ、図2においては完全に閉じら れている。
【0009】 窓障子(1),(2)を開閉する縦方向の一対の駆動杆(4)は窓の相対する 一対の縦枠(3)に上下動可能に組み立てられ、ウオ−ム歯車機構(5)を介し てハンドル(6)で上下動される。
【0010】 上方の窓障子(1)はその両側の上端にヒンジア−ム(7)がその固着部(8 )にて固着され、この固着部(8)からの上方への延出部(9)が横方向の枢軸 (10)(第1枢着点)で駆動杆(4)の上端に枢着されている。
【0011】 支持ア−ム(11)は、その一端が取付座(12)に横方向の枢軸(13)(第2枢着点) で枢着され、他端がヒンジア−ム(7)の固着部(8)に連結手段(14)(第3枢 着点)で枢着され、取付座(12)は窓の縦枠(3)に固着されている。
【0012】 駆動杆(4)が最上昇位置に存するときには(図2,図3)、窓障子(1)は 完全に閉じられており、駆動杆(4)が最上昇位置から下降すると、窓障子(1 )はヒンジア−ム(7)と支持ア−ム(11)で枢軸(10)まわりに開方向に回転しな がら下降する。窓障子(1)が所定の最大開き角度に達すると(図1,図3)、 ヒンジア−ム(7)と一体のストッパ−(15)が支持ア−ム(11)に突き当って、窓 障子(1)をその角度にて停止させる。駆動杆(4)が下降位置から逆に上昇す ると、窓障子(1)はヒンジア−ム(7)と支持ア−ム(11)を介して枢軸(10)ま わりに閉方向に回転しながら上昇して閉位置に復帰する(図2,図3)。この際 、上方の窓障子(1)の両側面の下部は、窓障子(1)の閉運動に従って、ロッ ク手段(16)で自動的にロックされ、窓障子(1)が開かれるときそのロックが自 動的に解除される。
【0013】 上記ロック手段(16)は、ロックピン(17)とロックプレ−ト(18)で構成され、ロ ックピン(17)は窓障子(1)の側面の縦框(19)(図7)に固着される取付座(20) に横方向に起立され、ロックプレ−ト(18)は窓の縦枠(3)に固着される取付座 (21)に横方向のピン(22)で枢着されている。
【0014】 ロックプレ−ト(18)は、その下辺に開口する直線状のロック孔(23)を有し、該 ロック孔(23)は、ロックプレ−ト(18)がロック位置に存するとき縦方向に向き、 逆にロック解除位置に存するときには斜めに向いている。
【0015】 図2において、窓障子(1)が完全に閉じられていると、ロックピン(17)はロ ックプレ−ト(18)のロック孔(23)に嵌合してロックプレ−ト(18)をその重力に抗 して実線で示すロック位置に保持し(図3)、同時に取付座(20)のストッパ−(2 4)がロックプレ−ト(18)の下辺を支えている。これにより、ロックピン(17)はロ ックプレ−ト(18)でロックされ、その結果窓障子(1)の下端はロックされる。 このロック手段(16)は窓障子に対するロック機能の他に引き寄せ機能をも奏する ことができるので、ロックされた状態において窓障子(1)と窓枠の間に気密手 段を設けてその気密手段が働くようにその位置を定めれば窓障子(1)はロック されると同時に気密性も得られる。
【0016】 窓障子(1)が開いているときには、ロックプレ−ト(18)はその重力にてピン (22)のまわりに仮想線の位置に回転して(図3)、その斜辺(25)が取付座(21)の ストッパ−(26)に突き当って、その位置に保持される。この場合、ロック孔(23) は左斜め下方に向いており、またロック孔(23)の右辺(27)は左辺(28)より長く形 成されているので、右辺(27)の開口端は左辺(28)の開口端を越えて下方に延びた 位置にて待機している。
【0017】 窓障子(1)が、駆動杆(4)の上昇に従って、閉じる方向に回転すると、ロ ックピン(17)はロックプレ−ト(18)のロック孔(23)の右辺(27)に当って、ロック プレ−トをピン(22)のまわりに反時計方向に回転させる。窓障子(1)がその閉 位置に達すると、ロックプレ−ト(18)のロック孔(23)は縦方向に向き、取付座(2 0)のストッパ−(24)がロックプレ−ト(18)の下辺の下方の位置に達する。窓障子 (1)は、その閉位置にては、駆動杆(4)が上昇しても、回転せずに完全な閉 位置まで引き上げられる。その結果ロックピン(17)がロック孔(23)に沿って上昇 して、このロック孔内に嵌合する。このようにして、窓障子(1)の下端も自動 的にロックされる。この際、取付座(20)のストッパ−(24)もロックプレ−ト(18) の下辺を支える(図3)。
【0018】 窓障子(1)を開くために、駆動杆(4)を下降させると、窓障子(1)は回 転せずに降下して、ロックピン(17)をロック孔(23)の右辺(27)には係合している が左辺(28)からはずれた位置まで下降させる。次いで、窓障子(1)は開方向に 回転しながら、ロックピン(17)をロックプレ−ト(18)から遠ざける。これにより 、ロックピン(17)とロックプレ−ト(18)によるロックが自動的に解除される。
【0019】 ロックピン(17)とロックプレ−ト(18)のロック手段(16)につき図5を参照しな がらさらに詳細に説明する。
【0020】 ロックピン(17)が取りつけられる取付座(20)は正面から見て長方形の帯状板材 で形成され、その中央部がコ字状に折り曲げられて隆起壁(29)が形成されている 。この隆起壁(29)には、ロックピン(17)が横方向に起立されると共にその一側辺 にストッパ−(24)が折り曲げて形成され、このストッパ−(24)はロックプレ−ト (18)の下辺(30)を支持してそのプレ−トをロック位置に保持する。取付座(20)の 両端のフランジ(31)は窓障子の縦框(19)に面付されて固着される(図7)。
【0021】 ロックプレ−ト(18)は、水平方向の上辺(32)と、その右端から垂直下方に延び る右側辺(33)と、その下端から水平左方向に延びる第1下辺(34)と、その左端か ら垂直上方に延びるロック孔形成用の第1孔辺(右辺)(27)と、その上端から弧 状に折り返えされて垂直下方に延びるロック孔形成用の第2孔辺(左辺)(28)と 、その下端から水平左方向に延びる第2下辺(30)と、その左端から左上りの斜め に延びて上辺(32)の左端と交わる斜辺(25)の輪郭線で板状に形成されている。第 1孔辺(27)は第2孔辺(28)より長く延び、その結果第1下辺(34)と第2下辺(30) の間に段差が形成される。従って、窓障子(1)を閉じるとき、ロックピン(17) は第2下辺(30)の下方を通過して第1孔辺(27)に突き当り、ロックプレ−ト(18) をピン(22)まわりに反時計方向に回転させる。第2下辺(30)は取付座(20)のスト ッパ−(24)で支持される。
【0022】 ロックプレ−ト(18)用の取付座(21)は、ロックピン(17)用の取付座(20)と同様 に正面から見て帯状板材で長方形に形成され、その中央部がコ字状に折り曲げら れて隆起壁(35)が形成され、その両端のフランジ(36)が窓の縦枠(3)に固着さ れる。隆起壁(35)には、ロックプレ−ト(18)の上辺(32)と斜辺(25)の交わる部分 がピン(22)で枢着され、このピン(22)と側辺(33)の間にロック孔(23)が位置する 。従って、ロックプレ−ト(18)はピン(22)まわりにその重力で常に時計方向に付 勢され、ロック解除状態においては、隆起壁(35)のストッパ−(26)に係合するま で回転し、その位置にて待機する。尚取付座(21)の隆起壁(35)とそれに連らなる 脚壁(37)は、その交わる角部を削除して、ロックピン(17)の移動用の通路(38)を 形成している。
【0023】 ロックピン(17)用の取付座(20)の隆起壁(29)とロックプレ−ト(18)用の取付座 (21)の隆起壁(35)は窓障子(1)の縦框(19)と窓の縦枠(3)との隙間の中間に 配置され(図7)、ロックピン(17)とロックプレ−ト(18)のロック孔(23)とのロ ックとその解除を円滑にする。
【0024】 前記ヒンジア−ム(7)と支持ア−ム(11)の連結手段(14)は、特に図6に示す ように、拡大円孔(38)とこの孔に連通する細幅な直線孔(39)で形成された連結孔 (40)と、回転中心に対して対称的に配置されて拡大円孔(38)の内周面に沿って回 転する円弧状の両外周端面(41)とこれらの両外周端面を平らな面で互いに細幅の 平行な関係に結んで直線孔(39)内に嵌合される一対の側面(42)で形成されたほぼ 長方形の横断面形状の連結ピン(43)で構成されている。連結孔(40)はヒンジア− ム(7)に穿設され、連結ピン(43)は支持ア−ム(11)に横方向に起立され、連結 孔(40)の直線孔(39)と連結ピン(43)の両外周端面(41)を結ぶ中心線と、連結ピン の側面(42)の各方向は、窓障子(1)が閉位置に存するときに、縦方向の向きを 取るように配置されている。
【0025】 窓障子(1)が完全に閉じられているときには(図3)、連結ピン(43)はその 側面(42)が連結孔(40)の直線孔(39)に嵌合して、ヒンジア−ム(7)と支持ア− ム(11)を相対的に回転できないようにロックしている。この際、窓障子(1)を 開こうとしても、ヒンジア−ム(7)と支持ア−ム(11)は枢軸(10),(13)まわり に回転することができず、窓障子(1)は閉位置でロックされ、このロック状態 が保持される。この連結孔(40)と連結ピン(43)による連結手段(16)も、窓障子( 1)に対するロック機構の他に引寄せ機能をも果すことができるので、窓障子( 1)がロックされた状態において窓障子(1)と窓枠の間の気密手段が働くよう にその気密手段の位置を定めれば、窓障子(1)はロックされると同時に気密性 も得られる。
【0026】 窓障子(1)が開いているときには(図3)、連結ピン(43)は、その外周端面 (41)が拡大円孔(38)の内周面に沿って回転できるように、拡大円孔内に嵌合して 、本来の枢軸と同様の働きをする。
【0027】 駆動杆(4)を、図1に示す窓障子(1)の開状態において上昇させて窓障子 (1)を閉じると、連結ピン(43)はその外周端面(41)が連結孔(40)の拡大円孔(3 8)の内周面に沿って回転する(図3)。窓障子(1)が閉位置に達すると、連結 ピン(43)の側面(42)が連結孔(40)の直線孔(39)と1列に並ぶ。窓障子(1)は、 完全に閉じられる際には、回転を伴わず上昇するのみであり、その結果連結ピン (43)が拡大円孔(38)から直線孔(39)の方向に相対的に移動し、連結ピンの側面(4 2)が直線孔(39)に案内されてそこに嵌合する(図3)。これにより、窓障子(1 )の上端は自動的にロックされると共に気密状態に保持される。
【0028】 このロック状態において、駆動杆(4)を降下させると、最初の行程において は窓障子(1)は回転せず降下するのみであり、その間連結ピン(43)の側面(42) が連結孔(40)の直線孔(39)に沿って移動し、直線孔(39)からはずれて拡大円孔(3 8)に相対的に達する(図3)。それと同時にヒンジア−ム(7)と支持ア−ム(1 1)間のロックが自動的に解除され、窓障子(1)を開くことができる。
【0029】 ヒンジア−ム(7)と支持ア−ム(11)とそれらの連結手段につき、図6を参照 しながらさらに詳細に説明する。
【0030】 ヒンジア−ム(7)は、その固着部(8)から延出部(9)までは、正面から 見てほゞ同一幅の帯状板材で形成されている。固着部(8)は、窓障子(1)の 側面と平行になるように、縦方向に延び、この固着部(8)に連結孔(40)が穿 設されている。延出部(9)は固着部(8)の上端から駆動杆(4)の方向に右 斜め上方に延びて、駆動杆(4)に枢軸(10)で枢着されている。
【0031】 ヒンジア−ム(7)の固着部(8)は、その中央部分がコ字状に折り曲げられ て隆起壁(44)が形成されている。この隆起壁(44)には前記連結孔(40)が穿設され 、この隆起壁(44)を窓障子(1)の縦框(19)と窓の縦枠(3)との隙間の中間に 配置して(図8)、ヒンジア−ム(7)と支持ア−ム(11)の連結ピン(43)による 連結と、窓障子(1)の開閉を円滑にする。
【0032】 連結孔(40)の拡大円孔(38)と直線孔(39)は、ヒンジア−ム(7)の固着部(8 )の隆起壁(44)の中心線に沿うように縦方向に向けられていて、その連結孔(40) の位置決めや, 加工, 組立, 取付け等が正確かつ容易にできる。
【0033】 隆起壁(44)はさらにその側辺に直角に折り曲げられた前記ストッパ−(15)を有 し、このストッパ−(15)が支持ア−ム(11)の側辺に係合して、ヒンジア−ム(7 )と支持ア−ム(11)の開き角度を前記のように制限する。ヒンジア−ム(7)の 固着部(8)の孔(45)は、ヒンジア−ム(7)を窓障子(1)の縦框(19)に固着 する取付ねじ用に使用される。
【0034】 延出部(9)は固着部(8)との間に一段の段差が形成されるように折り曲げ られていて、この先端が枢軸(10)で駆動杆(4)に枢着されている。この段差も 、窓障子の縦框(19)と窓の縦枠(3)の間に控え具取付用の隙間を提供する。
【0035】 支持ア−ム(11)もヒンジア−ム(7)と同様に、連結ピン(43)から枢軸(13)ま で同一幅の帯状板材で形成されている。この支持ア−ム(11)において、連結ピン (43)を支持する部分(46)は、ヒンジア−ム(7)の固着部(8)に、窓障子(1 )の閉状態にて、重なってその固着部(8)と同様に駆動杆(4)と窓障子(1 )の縦框(19)と平行になるように縦方向に延びている。この連結ピン(43)の支持 部分(46)には、角孔(47)が穿設され、この角孔に連結ピン(43)の角軸(48)を挿入 して、その端部をかしめている。連結ピン(43)の外周端面(41)を結ぶ中心線は、 ヒンジ支持部(46)の縦方向の中心線に沿うように縦方向に向けられていて、前記 連結孔(40)と同様に、連結ピン(43)の位置決めや,加工, 組立, 取付け等が正確 かつ容易にできる。
【0036】 連結ピン(43)の支持部分(46)の端部から枢軸(13)までの延出部(47)は、駆動杆 (4)の方向に右斜め下方に延び、その先端に一段の段差を形成するように折り 曲げ、その先端部分を取付座(12)に枢軸(13)で枢着する。この段差は前記ヒンジ ア−ム(7)の段差と同様に、窓障子(1)の縦框(19)と窓の縦枠(3)との間 に控え具取付用の隙間を形成する(図8)。
【0037】 枢軸(10)−枢軸(13)−連結ピン(43)−枢軸(10)を結ぶ線分は、窓障子(1)の 開閉いかんにかかわらず、常に三角形を形成し(図3)、連結ピン(43)が枢軸(1 0)と枢軸(13)を結ぶ線分より窓障子(1)の開く方向に突き出た位置を取ってい るので(図3)、駆動杆(4)の上下動に従って、ヒンジア−ム(7)と支持ア −ム(11)を円滑に開閉することができる。
【0038】 上記ヒンジア−ム(7)と支持ア−ム(11)の連結手段(14)において、ヒンジア −ム(7)の連結孔(40)が 支持ア−ム(11)の連結ピン(43)に沿って、上昇する ことにより、その分だけロック手段(16)もそのロックピン(43)がロックプレ−ト (18)のロック孔(23)に沿って上昇できるので(図3)、ロックピン(17)とロック プレ−ト(18)のロックに対するかみ合いがより十分になされる。
【0039】 駆動杆(4)を上下動させる手段は、特に図4に示されているように、手動ハ ンドル(6)と,該ハンドルの軸と一体的に回転するウオ−ム(図示略)と、該 ウオ−ムにかみ合うウオ−ム歯車(50)で構成されたウオ−ム歯車機構(5)と、 ウオ−ム歯車(50)と一体に回転する動作ア−ム(51)と、該動作ア−ムにピン(52) で枢着された伝動杆(53)と、該伝動杆にピン(54)で枢着されたクランクア−ム(5 5)と、該クランクア−ムが一体に回転するように固着されて窓の一方の縦枠(3 )から他方の縦枠(図示略)まで延びる伝動軸(56)と、上記クランクア−ム(55) に共通のピン(54)で枢着された一端と駆動杆(4)にピン(57)で枢着された他端 を有する伝動杆(58)で構成されている。
【0040】 ハンドル(6)を右にまわすと、ウオ−ム歯車(50)が動作ア−ム(51)と一体に 軸(62)まわりに反時計方向に回転し、クランクア−ム(55)も伝動杆(53)を介して 同方向に回転する。クランクア−ム(55)はさらに伝動杆(58)を介して駆動杆(4 )を下降させ上下の窓障子(1),(2)を開く。その状態にて、ハンドル(6 )を左にまわすと、ハンドルと駆動杆(4)の間の大部分は逆方向に動作して、 駆動杆を上昇させて、上下の窓障子を閉じる。
【0041】 下方窓障子(2)も上方窓障子(1)と同様に、ヒンジア−ム(7)と支持ア −ム(11)と共通の駆動杆(4)で窓の縦枠(3)に取りつけられ、駆動杆(4) の上下動に従って、上方窓障子(1)と同様に開閉される。その際、下方窓障子 (2)の上部は上方窓障子(1)と同様に自動的ロックとその解除及び引き寄せ とその解除がなされる。下方窓障子(2)は、その下部も上方窓障子(1)と同 様に引き寄せを兼ねるロック手段(16) ′設けられている。そのロック手段(16 )′は、窓障子(2)の側面下部に固着された取付座(59)に起立されたロックピ ン(60)と、クランクア−ム(55)に起立されたロックカム(61)で構成されている( 図4)。そこで、窓障子(2)が閉じられると、ロックカム(61)がロックピン(6 0)に係合して該ピンを押し、窓障子(2)をロックすると共に窓枠に気密状に引 き寄せる。窓障子(2)が開かれると、ロックカム(61)はロックピン(60)から離 れて、ロックと引き寄せを解除する。
【0042】 尚窓障子(1),(2)の反対側の側面にも、勿論駆動杆(4),ヒンジア− ム(7),支持ア−ム(11),上下窓障子用のロック手段(16),(16)′とこれらを 動作させるクランクア−ム(55)と伝動杆(58)に対応するものが設けられていて、 これらは伝動軸(56)を介して同時に動作する。
【0043】
【考案の効果】
本考案は上記のように、横方向のロックピン(17)を窓障子の側面に起立させ、 該ロックピン(17)をそれと嵌合してロックするロック孔(23)を有するロックプレ −ト(18)を窓の縦枠(3)に横方向のピン(22)で揺動可能に枢着し、このロック プレ−ト(18)は、その重力でロック孔(23)が傾斜してロックピン(17)と嵌合する 待機位置まで揺動され、逆に窓障子の閉運動に従ってロックピン(17)がロック孔 (23)を押す力でロック孔が縦方向に向いてロックピン(17)をロックする位置まで 揺動させるように構成されているので、窓障子の開閉と、ロックピン(17)とロッ クプレ−ト(18)によるロック手段とのロックとロック解除のタイミングを合わせ ることがきわめて容易であり、しかもその構成が簡略化されて、設計、製作、組 立等が容易である。またヒンジアーム(7)と支持アーム(11)の連結手段を拡大 円弧(38)と直線孔(39)で形成された連結孔(40)と拡大円弧(38)内にて回転する外 周端面(41)と直線孔(39)に嵌合してロックする側面(42)で形成された連結ピンで 構成されているので、上記ロックピン(17)とロック孔(23)のかみ合いが一層確実 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】窓障子を開いた状態を示す本考案の実施例の窓
の縦断側面図である。
【図2】窓障子を閉じた状態を示す図1に類似の窓の縦
断側面図である。
【図3】図1の上方障子の開閉状態を示す窓の部分的拡
大縦断側面図である。
【図4】図1の下方障子の開閉状態を示す窓の部分的拡
大縦断側面図である。
【図5】上方障子のロック手段の分解斜視図である。
【図6】ヒンジア−ムと支持ア−ムの分解斜視図であ
る。
【図7】図2のA−A線拡大断面図である。
【図8】図2のB−B線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 上方窓障子 2 下方窓障子 3 縦枠 4
駆動杆 5 ウオ−ム歯車機構 6 ハンドル
7 ヒンジア−ム 10 第1枢着点の枢軸 1
1 支持ア−ム 13 第2枢着点の枢軸 14
第3枢着点の連結手段 16 ロック手段 16′
ロック手段 17 ロックピン 18 ロックプレ
−ト 22 ピン 23 ロック孔 40 連結
孔 43 連結ピン 50 ウオ−ム歯車 51
動作ア−ム 53 伝動杆 55 クランクア−ム 56 伝動軸 58 伝動
杆 60 ロックピン 61 ロックカム

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓の縦枠に組込まれてその縦方向に沿っ
    て上下動する縦長の駆動杆と、窓障子の縦框の上端に固
    着されかつその上方の延出部が上記駆動杆に第1枢着点
    で枢着されるヒンジア−ムと、窓の縦枠に上記ヒンジア
    −ムの下方位置にて固着される取付座と、該取付座に第
    2枢着点で枢着される一端と上記ヒンジア−ムに第3枢
    着点で枢着される他端を有する支持ア−ムを具備し、上
    記駆動杆の上下動に従って窓障子を上下させながら該窓
    障子の第1枢着点を回転中心として開閉させるものにお
    いて、窓障子をその閉位置にて自動的にロックする手段
    が窓障子と窓の縦枠の間に設けられ、このロック手段と
    して、ロックピンが窓障子の側面に固着される取付座に
    起立され、該ロックピンと嵌合してそれをロックするロ
    ック孔を有するロックプレ−トが窓の縦枠に固着される
    取付座にピンで揺動自在に枢着され、上記ロック孔は直
    線状にロックプレ−トの下辺まで延びてそこに開口し、
    窓障子が開いているときには、ロックプレ−トのその自
    重による窓障子の開方向への回転にて、同方向に傾いて
    ロックピンと嵌合する待機位置を取り、窓障子が閉じら
    れるときにロックピンにてロック孔の開口部の一部が押
    されてロックプレ−トと共にロック孔が縦方向に向くロ
    ック位置まで回転して停止し、窓障子の閉位置の上昇に
    てロックピンがロック孔に沿って上昇し、そのロック孔
    内に嵌合してロックされる窓障子用控え装置。
  2. 【請求項2】 前記ロックプレ−トの枢着点が窓障子の
    開方向にその重心より偏心した位置に定められることに
    より、ロックプレ−トはそれ自身の重力で窓障子の開方
    向に回転されてロック孔が傾いたロック解除位置を取
    り、ロック孔の窓障子の閉方向側の孔辺は窓障子の開方
    向側の孔壁面より下方に長く延びて開口し、この延びた
    孔辺がロックプレ−トをロック位置に回転するときのロ
    ックピンの当たり面となる請求項1に記載の窓障子用控
    え装置。
  3. 【請求項3】 窓障子が閉じて前記ロックプレ−トがロ
    ック位置を取っているときは、その下辺を支持するスト
    ッパ−が窓障子の側面に固着された取付座に設けられ、
    窓障子が開くときにロックピンがロック孔を下降してそ
    の開口部から離れるまでロック孔をロック位置に保持し
    てロックピンがロック孔から抜けるのを助ける請求項1
    と2のいずれかに記載の窓障子用控え装置。
  4. 【請求項4】 前記ロックピンの取付座はストッパ−を
    有し、このストッパ−でロックプレ−トをロックピンが
    ロック孔と係合する為に適切に傾斜するロック解除位置
    に保持する請求項1から3までのいずれかに記載の窓障
    子用控え装置。
  5. 【請求項5】 前記第3枢着点の連結手段は、前記ヒン
    ジア−ムに穿設された拡大円孔と該拡大円孔に連通する
    細幅な直線孔で形成された連結孔と、前記支持ア−ムの
    他端に起立されて回転中心に対する対称位置に存して上
    記拡大円孔の内周面に沿って回転する一対の外周端面と
    これらの外周端面を互いに細幅の平行な関係に結び上記
    直線孔に嵌合してヒンジア−ムと支持ア−ムの相対的回
    転を阻止する一対の平らな側面で細長に形成された横断
    面形状の連結ピンで構成され、上記連結孔の直線孔と連
    結ピンの外周端面を結ぶ中心線と連結ピンの側面の各方
    向が窓障子の閉状態において上記駆動杆と平行な縦方向
    に向けられ、拡大円孔に対する連結ピンの外周端面の回
    転にて窓障子を開閉させ、上記直線孔に対する連結ピン
    の側面の嵌合にて窓障子をその閉位置にてロックする請
    求項1から4までのいずれかに記載の窓障子用控え装
    置。
  6. 【請求項6】 前記駆動杆はウオ−ム歯車機構を介して
    手動ハンドルで上下動される請求項1から5までのいず
    れかに記載の窓障子用控え装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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