JPH0741199B2 - 加圧式洗浄装置 - Google Patents

加圧式洗浄装置

Info

Publication number
JPH0741199B2
JPH0741199B2 JP4271371A JP27137192A JPH0741199B2 JP H0741199 B2 JPH0741199 B2 JP H0741199B2 JP 4271371 A JP4271371 A JP 4271371A JP 27137192 A JP27137192 A JP 27137192A JP H0741199 B2 JPH0741199 B2 JP H0741199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
cleaning liquid
cleaning
water
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4271371A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06121962A (ja
Inventor
野 裕 久 中
木 宏 和 鈴
Original Assignee
浜松熱処理工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 浜松熱処理工業株式会社 filed Critical 浜松熱処理工業株式会社
Priority to JP4271371A priority Critical patent/JPH0741199B2/ja
Publication of JPH06121962A publication Critical patent/JPH06121962A/ja
Publication of JPH0741199B2 publication Critical patent/JPH0741199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有形物(以下被洗浄
物)よりそれに付着した物体(以下付着物)を除去する
洗浄に関し、特に、これに限る意図ではないが、工具,
機械部品などの金属製品より、その加工,製造過程で付
着した油等を除去する洗浄に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の洗浄には、フロン等の塩
素系有機溶剤あるいはカ性ソ−ダ水溶液等の水系洗浄剤
が用いられ、常圧又は減圧下で、溶剤あるいは洗浄剤は
必要に応じて加熱される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】溶剤は大気汚染の問題
がある。大気への溶剤の放散を防止するためには、洗浄
槽がある洗浄室から洗浄済の被洗浄物を乾燥室に移し、
該乾燥室から洗浄済の被洗浄物を出すと共に該乾燥室に
未洗浄の被洗浄物を入れて、乾燥室を閉じてから該室内
の未洗浄の被洗浄物を洗浄槽がある部屋に移して洗浄槽
に入れて、この洗浄を終えると洗浄済の被洗浄物を乾燥
室に移すという物体搬送と、乾燥室の気化溶剤を回収す
る工程が必要である。付帯設備が多くなるという問題
と、乾燥室に対する被洗浄物の出し入れにおいて気化溶
剤が大気に漏れるので完全な溶剤回収が無理である。
【0004】水系洗浄剤を用いる洗浄では、大気汚染の
問題は実質上皆無で、洗浄剤の回収,再使用が比較的に
容易であるが、従来は洗浄性を高めるため、濃度3〜5
%のカ性ソ−ダ水溶液を洗浄液として用いるなど、かな
り高濃度の洗浄剤が使用されており、洗浄後に被洗浄物
の洗浄剤を水洗除去するのに多量の水と時間を要し、し
かも水洗後に水切り工程および乾燥工程を要する。すな
わち洗浄工程よりもむしろ後工程に、設備および処理時
間を多とする。水系洗浄剤による洗浄において従来から
設備や洗浄剤に改善が加えられてきたが、塩素系溶剤の
洗浄効果ならびに洗浄後に乾燥状態で取り出せる工程上
の利点については、水系洗浄剤による洗浄の課題として
残っている。
【0005】本発明は、従来の水系洗浄における水の利
点を生かし、高い洗浄効果を得てしかも洗浄後処理を簡
単ないしは実質上不要とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の加圧式洗浄方法
では、加圧容器(1)内に被洗浄物(30)および水もしくは
水に水系洗浄剤を配合した洗浄液を入れて洗浄液を加熱
し、加圧容器内圧力を0.5Kg/cm2以上3Kg/cm2以下に、洗
浄液温度を加圧容器内圧では洗浄液が実質上気化しない
80℃〜130℃の温度に維持して、高温高圧洗浄液により
それに浸漬した被洗浄物の付着物を洗浄し、加圧容器
(1)内の洗浄液を、容器外に排出して容器外で冷却して
比重差により洗浄液より付着物を分離した後、加圧容器
(1)に再供給する。
【0007】本発明の加圧式洗浄装置は、注水口(6)お
よび排水口(7a,7c)を有する、被洗浄物(30)を収容する
加圧容器(1);被洗浄物(30)に付着していた付着物が含
まれる、水もしくは水に水系洗浄剤を配合した洗浄液よ
り、比重差により付着物を分離する付着物分離槽(12);
前記加圧容器(1)の排水口(7a,7c)から前記付着物分離槽
(12)に流れる洗浄液を冷却する冷却装置(25a,25c);前
記付着物分離槽(12)で付着物が分離された洗浄液を、前
記加圧容器(1)の注水口(6)に供給するポンプ(21);前記
加圧容器(1)内の洗浄液を加熱する加熱手段(4);加圧容
器(1)内の洗浄液の温度を検出する温度センサ(26);お
よび、加圧容器(1)内の圧力を検出する圧力センサ(1
0);を備える。
【0008】なお、カッコ内の記号は、図面に示し後述
する実施例の対応要素に付したものである。
【0009】
【作用】本発明の加圧式洗浄方法での、0.5Kg/cm2以上3
Kg/cm2以下の圧力、該圧力では洗浄液が実質上気化しな
い80℃〜130℃の温度による、高温高圧の、水もしくは
水に水系洗浄剤を配合した洗浄液による洗浄では、被洗
浄物の表面の付着物の洗浄力が高い。例えば金属製品に
付着している油等は粘度が低下して流動化して被洗浄物
より離れて洗浄液中を上方に移動する。
【0010】一例として表1に、高温浸炭処理され焼入
油に投入された金属部品(機械部品)すなわち浸炭焼入
れ部品の焼入油の特性を示す。
【0011】
【表1】
【0012】例えば表1のグレ−ドBの焼入油は、それ
を40℃から100℃に昇温すると、動粘度が 438.1 cSt か
ら32.27 cSt に、1/10 以下に低下し、水の蒸気化温度
(100℃)あるいはそれ以上の温度では、焼入油の除
去が容易であることが分かる。
【0013】表2に、水の蒸気圧特性を示す。表2中
の、網がけ領域が本発明の加圧式洗浄方法が適用される
領域である。
【0014】
【表2】
【0015】本発明方法での圧力および温度の下限値
(圧力 0.5Kg,温度 80℃)は、油分を主とする付着物の
流動化をうながし、かつ洗浄液の蒸気化を実質上防止す
る下限条件であり、上限値(圧力 3.0Kg,温度 130℃)
は、加圧容器(1)の耐圧および加圧容器(1)に洗浄液を供
給するポンプ(21)の負荷(所要吐出圧)ならびに洗浄操業
の安全性から求めた上限条件である。表1には、40℃と
100℃の動粘度のみを示すが、下限温度80℃でも40℃に
対して粘度は大きく低下し、焼入油の除去が容易であ
る。この下限温度より温度を高くすることにより粘度が
更に低下し、焼入油の除去効果が更に高くなり、上限温
度130℃では除去効果がきわめて高くなる。
【0016】後述するように、本発明方法の上記領域
(圧力 0.5Kg,温度 80℃から圧力 3.0Kg,温度 130℃)
での高温高圧洗浄は水又は水に微量の水系洗浄剤を配合
した洗浄液で十分な洗浄効果をもたらす。洗浄液を水の
みとする場合あるいは水系洗浄剤を配合してもその残留
量が問題とならない程に微量である場合、洗浄後は、高
温状態となった被洗浄物の自体の熱で被洗浄物が乾燥す
るので、残留洗浄剤除去のための水洗や格別な乾燥工程
が不要である。
【0017】水に水系洗浄剤を配合した洗浄液を用いる
場合でも、高温高圧による洗浄効果が高いので水系洗浄
剤の濃度は極く低く抑制することができ、洗浄後の洗浄
剤除去のための水洗は少量の水で短時間で済み簡単であ
ると共に、被洗浄物の温度低下が少いので乾燥工程は不
要もしくは簡単である。加えて、加圧容器(1)内の洗浄
液を、容器外に排出して容器外で冷却して比重差により
洗浄液より付着物を分離した後、加圧容器(1)に再供給
するので、洗浄液の消費が少く、洗浄廃棄物は実質上付
着物であって少量であるので、洗浄廃棄物の廃棄処理が
容易である。
【0018】本発明の加圧式洗浄装置によれば、ポンプ
(21)が、付着物分離槽(12)で付着物が分離された洗浄液
を加圧容器(1)の注水口(6)に供給し、加熱手段(4)が、
加圧容器(1)内の洗浄液を加熱する。加圧容器(1)の加圧
加熱された洗浄液に、被洗浄物の表面の付着物、特に高
温で水に溶け易い又は流動化し易い付着物、が溶け込み
又はまじり合う。付着物を含む洗浄液は、ポンプ(21)の
上記供給に伴ない加圧容器(1)の排水口(7a,7c)から付着
物分離槽(12)に流れるが、冷却装置(25a,25c)がこの洗
浄液を冷却する。この冷却により付着物は付着物分離槽
(12)において水から分離し易くなると共に、付着物分離
槽(12)での洗浄液の気化を防止することができる。
【0019】温度センサ(26)の検出温度および圧力セン
サ(10)の検出圧に基づいて、加熱手段(4)による加熱量,
ポンプ(21)による洗浄液供給量等を制御することによ
り、加圧容器(1)内の洗浄液を付着物洗浄効果が高い高
温高圧に維持することができる。また、冷却装置(25a,2
5c)による、加圧容器(1)から付着物分離槽(12)に送られ
る洗浄液の冷却により、洗浄液の付着物は付着物分離槽
(12)において洗浄液から分離し易くなると共に、付着物
分離槽(12)での洗浄液の気化を防止することができる。
洗浄を終えると、加熱手段(4)による加熱を停止し、ポ
ンプ(21)および冷却装置(25a,25c)の駆動は継続して加
圧容器(1)内圧力が実質上大気圧となり、大気圧で洗浄
液が実質上蒸発しない値以下となったときに、加圧容器
(1)の上蓋(2)を開いて、被洗浄物を取り出しそして未洗
浄の被洗浄物を入れることにより、洗浄液の大気への逃
散は実質上ない。
【0020】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0021】
【実施例】図1に、本発明を一態様で実施する洗浄装置
の主要部の構成を示す。この洗浄装置は、高温浸炭処理
され焼入油に投入された金属部品(機械部品)すなわち
浸炭焼入れ部品の、焼入油を洗浄除去するものである。
すなわち図1に示す洗浄装置は、表1に示す特性の、部
品に付着した焼入油を、主たる除去対象としている。
図1を参照する。加圧缶1は大略で本体3と上蓋2でな
り、本体3内のケ−ジ支台上に、浸炭焼入れ済の機械部
品を入れたケ−ジ30が載せられ、上蓋2はクラッチロ
ック8で本体3に気密に結合される。なお、図示しない
機構で、ロック8の解除,上蓋2の開放,本体3内から
のケ−ジ30の取出しおよびケ−ジ30の装入,上蓋2
の密閉およびロック8の施錠が自動的に行なわれる。
【0022】本体3の上部位置には、2つの循環用排水
口7a,7b(図示せず)が相対向して開けられてお
り、これらの排水口に気密に結合したパイプを通して、
また電動弁23a,バイパス弁24aおよび電動弁23
a,バイパス弁24aを通して、本体3上部の洗浄液は
多管ク−ラ25aおよび25bに流れ、これらのク−ラ
25a,25bを通して油水分離槽12に排出される。
また、本体3の洗浄液は、本体3の下部位置の、水抜き
用排水口7cを通して、また電動弁23c,バイパス弁
24cおよび多管ク−ラ25cを通して、油水分離槽1
2に排出される。油水分離槽12には、上から下に下が
った仕切板19aおよび19cと下から上に立った仕切
板19bおよび19dがあり、加圧缶1から排出された
洗浄液はまず最右方の分離室(第1室)に入る。この分
離室で、洗浄液に含まれる、水より軽い物体すなわちケ
−ジ30に入れられた浸炭焼入れ済の機械部品の付着物
であった油分が上昇し水分が降下して、低比重の物体
(油)が上層となり、水分が下層となる。下層の油分が
少い洗浄液は仕切板19aの下方の通路を通って第2室
に流れる。この第2室でも油分が上昇し水分が降下し
て、低比重の物体(油)が上層となり、水分が下層とな
る。この第2室の上層の、油分が多い洗浄液は仕切板1
9bの上方の通路を通って第3室に流れる。この第3室
でも油分が上昇し水分が降下して、低比重の物体(油)
が上層となり、水分が下層となる。この第3室の下層
の、油分が少い洗浄液は仕切板19cの下方の通路を通
って第4室に流れる。この第4室でも油分が上昇し水分
が降下して、低比重の物体(油)が上層となり、水分が
下層となる。この第4室の上層の、油分が多い洗浄液は
仕切板19dの上方の通路を通って第5室に流れる。こ
の第5室でも油分が上昇し水分が降下して、低比重の物
体(油)が上層となり、水分が下層となる。この第5室
の下層の、油分が少い洗浄液はフィルタ20を通して電
動ポンプ21で吸引されて、逆止弁22を介して、本体
3下底の注水口6を通して本体3内に加圧注入される。
上述の油水分離槽12においては、加圧缶1から排出さ
れた洗浄液は、第1室から第5室に流れる間に水とそれ
より軽い油に分離し、油分の多くは第1室〜第5室に留
まり、上流側の室であるほど、上部層の油分が多い。そ
して最も油分が少い洗浄液がポンプ21で吸引されて加
圧缶1に加圧供給される。
【0023】加圧缶1の本体3内には、ケ−ジ30を周
回するようにU字型の蒸気管4が装備されており、これ
らの蒸気管4に、図示しない流量調整弁を介して、加熱
媒体として高温蒸気が供給される。これにより加圧缶1
内の洗浄液が加熱される。加圧缶1の底部には電動撹拌
機5が装備されており、この撹拌スクリュ−が浸炭焼入
れ済の機械部品を入れたケ−ジ30の底面に水流を当て
る。これにより洗浄液は大略で、図1に一点鎖線細線で
示すル−プを描くように流れる。
【0024】加圧缶1には、その内部の洗浄液の温度を
検出する熱電対26および内部圧を検出する圧力計1
0、ならびに異常高圧放出用の安全弁(ブリ−フ弁)9
およびメンテ時排水用の排水弁11が備わっている。次
に、図1に示す洗浄装置の使用態様を説明する。
【0025】1.連続循環モ−ド:加圧缶1に浸炭焼入
れ済の機械部品を入れたケ−ジ30を収納したとき洗浄
液面が排水口7aより高いレベルになるに十分な洗浄液
を加圧缶1に入れ、かつ油水分離槽12には、溢流口1
7に至る程度の洗浄液を入れておく。排水弁11,バイ
パス弁24a〜24c,排水弁16,18,排油弁13
および注水弁16はすべて閉じる。電動弁23a〜23
cも閉じる。
【0026】A.機械部品を入れた1つのケ−ジ30を
本体3内に収納し上蓋2を気密に閉じ、クラッチロック
8で上蓋2をロックすると、蒸気管4への高温蒸気の供
給を開始し、撹拌機5を駆動し熱電対26の検出温度お
よび圧力計10の検出圧を監視し、検出温度が設定値以
上になると又は圧力計10の検出圧が設定値以上になる
と、多管ク−ラ25aおよび又は25bへの冷却水の供
給を開始し、電動弁23aおよび又は電動弁23bを開
き、ポンプ21を駆動する。そしてフィ−ドバック制御
により、熱電対26の検出温度が設定範囲となるよう
に、蒸気管4に供給する高温蒸気流量を調節し、圧力計
10の検出圧が設定範囲となるように、ポンプ21の駆
動速度を調節する。電動弁23aおよび又は23bの開
度および多管ク−ラ25aおよび又は25bに供給する
冷却水量は、油水分離槽12にク−ラから排出する洗浄
液が実質上蒸気化しないものに設定および調節する。
【0027】B.熱電対26の検出温度が設定範囲にあ
り、しかも、圧力計10の検出圧が設定範囲にある状態
で設定時間が経過すると、ポンプ21の駆動速度を下
げ、蒸気管4への高温蒸気の供給を停止し、多管ク−ラ
25a〜25cすべてに冷却水を供給し、電動弁23a
〜23cを、油水分離槽12にク−ラを通して排出する
洗浄液が実質上蒸気化しない開度に開く。そして熱電対
26の検出温度および圧力計10の検出圧を監視し、そ
れらが、上蓋2を開いても加圧缶1内の洗浄液が実質上
蒸気化しないものになるのを待つ。
【0028】C.熱電対26の検出温度および圧力計1
0の検出圧が、上蓋2を開いても加圧缶1内の洗浄液が
実質上蒸気化しないものになると、ポンプ21および撹
拌機5を停止し、電動弁23a〜23cを閉じ、多管ク
−ラ25a〜25cへの冷却水の供給を停止する。な
お、多管ク−ラ25a〜25cの冷却水供給は必ずしも
停止する必要はない。そしてクラッチロック8を解除
し、上蓋2を開いて、ケ−ジ30を取り出す。
【0029】そして代りに、未洗浄の機械部品を入れた
1つのケ−ジ30を本体3内に収納する。以下上述の
A.〜C.を繰返す。油水分離槽12内の回収油分があ
る程度になると、排油弁14を開いて油水分離槽12の
第1室(最右室)の上層液を回収する。油水分離槽12
の液面レベルが下がると注水弁16を開いて水を補充
し、水系洗浄剤を用いるときには、補充水量に見合う水
系洗浄剤を槽12内に投入する。なお、洗浄液中の油分
濃度あるいは水系洗浄剤濃度を下げるときには、注水弁
16を開いて油水分離槽12に水を補充し排油弁14お
よび排水弁18を開いて槽12内の過剰洗浄液を回収す
る。また槽12内のスラッジ(泥状物)は排水弁16を
開いて回収する。
【0030】以上に説明した連続循環モ−ドの操業の場
合には、洗浄液が油水分離槽12→加圧缶1→ク−ラ2
5a等→油水分離槽12と循環し、加圧缶1内で洗浄液
が加熱され被洗浄物に付着した油の粘度が大きく低下し
て(表1参照)流動化し、洗浄液に混じって加圧缶1か
ら出る。すなわち効率的な付着物洗浄が実現する。加圧
缶1から出た洗浄液がク−ラ25a等で冷却されるの
で、油水分離槽12で洗浄液の蒸気化が実質上なくしか
も洗浄液に混じった油の粘度が上昇し、油水分離が効率
的に実現する。油分の気化による大気への逃散を実質上
生じない。洗浄が終わり加圧缶1から出された被洗浄物
の温度は比較的に高く、そのまま放置することにより洗
浄液(水分)が被洗浄物より気化して逃げるので、水系
洗浄剤を用いない場合や、用いても微量で残留が問題な
い場合には、格別な乾燥工程を要しない。
【0031】2.注入/排出切換えモ−ド:加圧缶1内
には洗浄液は実質上ないが、油水分離槽12には、溢流
口17に達する程度の洗浄液を入れておく。排水弁1
1,バイパス弁24a〜24c,排水弁16,18,排
油弁13および注水弁16はすべて閉じる。電動弁23
a〜23cも閉じる。
【0032】a.機械部品を入れた1つのケ−ジ30を
本体3内に収納し上蓋2を気密に閉じ、クラッチロック
8で上蓋2をロックすると、ポンプ21を駆動して、排
水口7aのレベル(ケ−ジ30内部品はすべて洗浄液に
浸る)あるいはそれ以上のレベルまで、加圧缶1内に洗
浄液を供給する。そしてポンプ21を停止する。次に、
蒸気管4への高温蒸気の供給を開始し、撹拌機5を駆動
し熱電対26の検出温度および圧力計10の検出圧を監
視し、フィ−ドバック制御により、熱電対26の検出温
度が設定範囲となり圧力計10の検出圧が設定範囲とな
るように、蒸気管4に供給する高温蒸気流量を調節す
る。
【0033】b.熱電対26の検出温度が設定範囲にあ
り、しかも、圧力計10の検出圧が設定範囲にある状態
で設定時間が経過すると、撹拌機5を停止し、蒸気管4
への高温蒸気の供給を停止し、ク−ラ25aおよび25
bに冷却水を供給し電動弁23aおよび23bを、ク−
ラから油水分離槽12に排出される洗浄液が実質上蒸気
化しない開度に開く。そして圧力計10の圧力を監視し
て圧力が大気圧近くの設定圧に低下するとポンプ21を
低速駆動する。そして熱電対26の検出温度および圧力
計10の検出圧を監視して、圧力が該設定圧を越えない
範囲でポンプ21を加速し、熱電対26の検出温度が、
大気圧で洗浄液が実質上蒸気化しない温度になるとポン
プ21を停止し、多管ク−ラ25cに冷却水を供給し電
動弁23cを全開とする。
【0034】c.加圧缶1内の洗浄液面がケ−ジ30の
下底以下に下がったタイミングで、多管ク−ラ25a〜
25cへの冷却水の供給を停止し、電動弁23a〜23
cを閉じる。そしてクラッチロック8を解除し、上蓋2
を開いて、ケ−ジ30を取り出す。
【0035】そして代りに、未洗浄の機械部品を入れた
1つのケ−ジ30を本体3内に収納する。以下上述の
a.〜c.を繰返す。油水分離槽12内の回収油分があ
る程度になると、前記c.の段階で排油弁14を開いて
油水分離槽12の第1室(最右室)の上層液を回収す
る。油水分離槽12の液面レベルが下がると注水弁16
を開いて水を補充し、水系洗浄剤を用いるときには、補
充水量に見合う水系洗浄剤を槽12内に投入する。な
お、洗浄液中の油分濃度あるいは水系洗浄剤濃度を下げ
るときには、注水弁16を開いて油水分離槽12に水を
補充し排油弁14および排水弁18を開いて槽12内の
過剰洗浄液を回収する。また槽12内のスラッジ(泥状
物)は排水弁16を開いて回収する。
【0036】以上に説明した注入/排出切換えモ−ドの
操業の場合には、加圧缶1に被洗浄物を入れると加圧缶
1に油水分離槽12の洗浄液が供給される。そして洗浄
液の循環は停止したまま加圧缶1内の洗浄液の所定条件
の加圧加熱が維持される。所定時間の加圧加熱が終わる
と、加熱を停止し、熱電対26の検出温度が大気圧で洗
浄液が実質上蒸気化しない温度になるまで、油水分離槽
12の洗浄液(低温)が加圧缶1に供給されこれに伴っ
て加圧缶1の洗浄液(高温)が排出される。この排出は
上部排水口7a,7bで行なわれるので、加圧缶1の、
洗浄に使用された液は、上層のもの(温度が高く、油分
が多い)から、ク−ラを介して油水分離槽12に排出さ
れる。熱電対26の検出温度が大気圧で洗浄液が実質上
蒸気化しない温度になると加圧缶1への洗浄液供給が停
止され、電動弁23cが開かれて、加圧缶1の洗浄液
が、下部位置の排水口7cを通して油水分離槽12に抜
かれる。 この注入/排出切換えモ−ドでも、加圧缶1
内で洗浄液が加熱され被洗浄物に付着した油の粘度が大
きく低下して(表1参照)流動化し洗浄液に混じって、
最終的には加圧缶1から出る。すなわち効率的な付着物
洗浄が実現する。加圧缶1から出た洗浄液がク−ラ25
a等で冷却されるので、油水分離槽12で洗浄液の蒸気
化が実質上なくしかも洗浄液に混じた油の粘度が上昇
し、油水分離が効率的に実現する。油分の気化による大
気への逃散を実質上生じない。洗浄が終わり加圧缶1か
ら出された被洗浄物の温度は比較的に高く、そのまま放
置することにより洗浄液(水分)が被洗浄物より気化し
て逃げるので、水系洗浄剤を用いない場合や、用いても
微量で残留が問題ない場合には、格別な乾燥工程を要し
ない。
【0037】なお、以上に説明した、加圧缶1への洗浄
液の充填,加圧加熱および加圧缶1よりの洗浄液の排出
は、同一被洗浄物に対して数回繰返して行ってもよい。
また、上述の連続循環モ−ドと注入/排出切換えモ−ド
を、同一被洗浄物に対して組合せて実行してもよい。
【0038】次に上述の洗浄装置による洗浄効果を説明
する。洗浄液を水のみならびに0.1〜0.2%のカ性ソ−ダ
水溶液とし、洗浄温度(熱電対26による検出温度)を
90〜150℃として、上記a.での定常状態の加圧加熱を
20分間行なった結果、図2に黒丸で示す洗浄効果があ
った。圧力計10による検出圧は0.5〜3.0Kg/cm2であ
る。また、洗浄液を0.5〜0.8%のカ性ソ−ダ水溶液と
し、他は同一条件で洗浄を行なった結果を、図2に白丸
で示す。これらの結果より、洗浄液を水のみならびに0.
1〜0.2%のカ性ソ−ダ水溶液とした場合には、略110〜1
50℃で優れた洗浄効果があることが分かる。洗浄液を0.
5〜0.8%のカ性ソ−ダ水溶液とした場合には、80℃以上
で優れた洗浄効果があることが分かる。なお、上記A.
での定常状態の加圧加熱を20分間行なっても同様な、
もしくはそれ以上の効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】図3に従来の洗浄方法による洗浄効果
(白ブロック)と、上述の本発明の洗浄装置による洗浄
効果(斜線ブロック)とを示す。従来のアルカリ洗浄で
は濃度3〜5%のカ性ソ−ダ水溶液が用いられるが、本
発明によれば、低濃度で優れた洗浄効果が得られる。本
発明では、洗浄液が、水もしくは水に極少量の水系洗浄
剤を添加したものであるために、洗浄剤の濃度管理が楽
であり、管理の繁雑さ、コスト面でも改善される。加圧
容器(1)内の洗浄液を、容器外に排出して容器外で冷却
して比重差により洗浄液より付着物を分離した後、加圧
容器(1)に再供給するので、洗浄液の消費が少く、洗浄
廃棄物は実質上付着物であって少量であるので、洗浄廃
棄物の廃棄処理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1に示す洗浄装置を用いた洗浄結果を示す
グラフである。
【図3】 従来の洗浄方法による残留油分量分布と、図
1に示す洗浄装置を用いた洗浄による残留油分量分布を
示すグラフである。
【符号の説明】
1:加圧缶(加圧容器) 2:上蓋 3:本体 4:蒸気管(加熱手
段) 5:撹拌機(撹拌手段) 6:注水口(注水
口) 7a,7c:排水口 8:クラッチロック 9:安全弁 10:圧力計(圧力
センサ) 11:排水弁 12:油水分離槽
(付着物分離槽) 13:排油口 14:排油弁 15:排水口 16:排水弁 17:溢流口 18:排水弁 19a〜19d:仕切板 20:フィルタ 21:ポンプ 22:逆止弁 23a〜23c:電動弁 24a〜24b:バ
イパス弁 25a〜25c:多管ク−ラ(冷却装置) 26:熱電対(温度センサ) 30:被洗浄物を入
れたケ−ジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧容器内に被洗浄物および水もしくは水
    に水系洗浄剤を配合した洗浄液を入れて洗浄液を加熱
    し、加圧容器内圧力を0.5Kg/cm2以上3Kg/cm2以下に、洗
    浄液温度を加圧容器内圧では洗浄液が実質上気化しない
    80℃〜130℃の温度に維持して、高温高圧洗浄液により
    それに浸漬した被洗浄物の付着物を洗浄し、加圧容器内
    の洗浄液を、容器外に排出して容器外で冷却して比重差
    により洗浄液より付着物を分離した後、加圧容器に再供
    する加圧式洗浄方法。
  2. 【請求項2】注水口および排水口を有する、被洗浄物を
    収容する加圧容器; 被洗浄物に付着していた付着物が含まれる、水もしくは
    水に水系洗浄剤を配合した洗浄液より、比重差により付
    着物を分離する付着物分離槽; 前記加圧容器の排水口から前記付着物分離槽に流れる洗
    浄液を冷却する冷却装置; 前記付着物分離槽で付着物が分離された洗浄液を、前記
    加圧容器の注水口に供給するポンプ; 前記加圧容器内の洗浄液を加熱する加熱手段; 加圧容器内の洗浄液の温度を検出する温度センサ;およ
    び、 加圧容器内の圧力を検出する圧力センサ; を備える加圧式洗浄装置。
JP4271371A 1992-10-09 1992-10-09 加圧式洗浄装置 Expired - Lifetime JPH0741199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4271371A JPH0741199B2 (ja) 1992-10-09 1992-10-09 加圧式洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4271371A JPH0741199B2 (ja) 1992-10-09 1992-10-09 加圧式洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06121962A JPH06121962A (ja) 1994-05-06
JPH0741199B2 true JPH0741199B2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=17499142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4271371A Expired - Lifetime JPH0741199B2 (ja) 1992-10-09 1992-10-09 加圧式洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741199B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8616283B2 (en) * 2009-12-11 2013-12-31 E I Du Pont De Nemours And Company Process for treating water in heavy oil production using coated heat exchange units
JP5929294B2 (ja) * 2012-02-21 2016-06-01 エコ・アース・エンジニアリング株式会社 タンタル回収方法
CN108499967A (zh) * 2018-05-25 2018-09-07 江苏亨通光纤科技有限公司 光纤涂覆模具清洁装置及清洁方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02303584A (ja) * 1989-05-15 1990-12-17 Furuno Electric Co Ltd 超音波洗浄方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06121962A (ja) 1994-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CZ344592A3 (en) Process of cleaning workpieces and apparatus for making the same
EP0496899B1 (en) Method for cleaning
JP4007751B2 (ja) 洗浄方法及び洗浄装置
HUT62828A (en) Method and apparatus for cleaning metal workpieces
JP2010021215A (ja) 洗浄システム及び洗浄液循環方法
KR100891631B1 (ko) 포토레지스트 제거 처리 장치 및 방법
JPH0741199B2 (ja) 加圧式洗浄装置
JPH03169013A (ja) 表面乾燥処理方法および装置
TW200426545A (en) Decontamination of supercritical wafer processing equipment
JPH07227581A (ja) 真空洗浄・乾燥方法及び装置
JP2000237703A (ja) 真空洗浄乾燥方法及び装置
US20080230089A1 (en) Aqueous washing system and method
JP2002210424A (ja) フィルター洗浄装置
JP4167720B2 (ja) 溶剤洗浄機
JP3321636B2 (ja) 精密洗浄装置
JP3184672B2 (ja) 金属品洗浄方法及び金属品洗浄装置
JPH0529113Y2 (ja)
JP3784892B2 (ja) 洗浄方法及びその装置
JPH06277637A (ja) 洗浄装置
JPS6227264Y2 (ja)
JP2024525676A (ja) 塩を含有する流体を処理するための方法及び該方法を実施するための設備
JPH0686960A (ja) 洗浄装置
KR100574372B1 (ko) 폐세척유 재생 시스템
JP3326845B2 (ja) 洗浄乾燥方法および洗浄乾燥装置
KR20060109619A (ko) 감압증발 고농도 폐수처리장치 및 그 방법