JPH0741313A - 一酸化炭素の選択的酸化方法および該方法に用いられる触媒 - Google Patents
一酸化炭素の選択的酸化方法および該方法に用いられる触媒Info
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- JPH0741313A JPH0741313A JP5258805A JP25880593A JPH0741313A JP H0741313 A JPH0741313 A JP H0741313A JP 5258805 A JP5258805 A JP 5258805A JP 25880593 A JP25880593 A JP 25880593A JP H0741313 A JPH0741313 A JP H0741313A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、少量の一酸化炭素および水素を含
有する酸素含有ガスを、特定の酸化触媒の存在下、20
0〜400℃の比較的高温下に熱処理することにより、
一酸化炭素のみを選択的に酸化することのできる一酸化
炭素の選択的酸化方法、および該方法に用いられる触媒
を提供することを目的とするものである。 【構成】 本発明は、少量の一酸化炭素および水素を含
有する酸素含有ガスを、酸化鉄コバルトCoFe2O4
または酸化コバルト亜鉛ZnCo2O4のスピネル型コ
バルト酸化物よりなる触媒の存在下、一酸化炭素が実質
上完全に酸化される最低温度ないし水素が実質上酸化さ
れない最高温度の温度範囲で、一酸化炭素のみを接触的
に反応させ、該温度範囲が、酸化鉄コバルト触媒を用い
た場合215〜401℃範囲にあり、酸化コバルト亜鉛
触媒を用いた場合209〜401℃の範囲にあることを
特徴とする一酸化炭素の選択的酸化方法;および酸化鉄
コバトルCoFe2O4または酸化コバルト亜鉛ZnC
o2O4のスピネル型コバルト酸化物よりなり、該方法
に用いられる触媒を提供するものである。
有する酸素含有ガスを、特定の酸化触媒の存在下、20
0〜400℃の比較的高温下に熱処理することにより、
一酸化炭素のみを選択的に酸化することのできる一酸化
炭素の選択的酸化方法、および該方法に用いられる触媒
を提供することを目的とするものである。 【構成】 本発明は、少量の一酸化炭素および水素を含
有する酸素含有ガスを、酸化鉄コバルトCoFe2O4
または酸化コバルト亜鉛ZnCo2O4のスピネル型コ
バルト酸化物よりなる触媒の存在下、一酸化炭素が実質
上完全に酸化される最低温度ないし水素が実質上酸化さ
れない最高温度の温度範囲で、一酸化炭素のみを接触的
に反応させ、該温度範囲が、酸化鉄コバルト触媒を用い
た場合215〜401℃範囲にあり、酸化コバルト亜鉛
触媒を用いた場合209〜401℃の範囲にあることを
特徴とする一酸化炭素の選択的酸化方法;および酸化鉄
コバトルCoFe2O4または酸化コバルト亜鉛ZnC
o2O4のスピネル型コバルト酸化物よりなり、該方法
に用いられる触媒を提供するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一酸化炭素の選択的酸
化方法および該方法に用いられる触媒に関する。
化方法および該方法に用いられる触媒に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】特公昭55−33377
号公報には、スピネル型の結晶構造を持つCoイオンを
含むフェライトの存在下において、有毒成分として一酸
化炭素および酸化窒素を含むガス体を、加熱処理するこ
とにより、一酸化炭素および酸化窒素を同時に無毒化す
る方法が開示されているが、一酸化炭素および水素を含
むガス体について一酸化炭素のみを選択的に酸化させる
ことについては勿論のこと、一酸化炭素および水素を含
有するガス体についても記載されていない。
号公報には、スピネル型の結晶構造を持つCoイオンを
含むフェライトの存在下において、有毒成分として一酸
化炭素および酸化窒素を含むガス体を、加熱処理するこ
とにより、一酸化炭素および酸化窒素を同時に無毒化す
る方法が開示されているが、一酸化炭素および水素を含
むガス体について一酸化炭素のみを選択的に酸化させる
ことについては勿論のこと、一酸化炭素および水素を含
有するガス体についても記載されていない。
【0003】特開昭58−92850号公報には、還元
性ガスに感応して抵抗値が変化する金属酸化物半導体、
該金属酸化物半導体に装備された電極、および酸化触媒
を用いたガス選択透過性フィルターよりなる検知ガスの
選択性を有するガス検知素子が開示され、該ガス選択透
過性フィルターの素材として、NiO、Co2O3、C
oO、ZnO、SnO2、Fe2O3、V2O5、Ag
2O、CuO等の各種金属酸化物触媒などが例示され、
これらの酸化触媒を用いたガス選択透過性フィルターに
よりCOガス、H2ガス、エタノール、イソブタンおよ
びメタンを順次選択的に透過しうる旨教示されている。
しかしながら、特開昭58−92850号公報には、一
酸化炭素と水棄との系において一酸化炭素を選択的に透
過するための酸化触媒および反応条件について具体的に
記載されておらず、しかも酸化触媒としてスピネル型コ
バルト酸化物を用いることについても記載されていな
い。
性ガスに感応して抵抗値が変化する金属酸化物半導体、
該金属酸化物半導体に装備された電極、および酸化触媒
を用いたガス選択透過性フィルターよりなる検知ガスの
選択性を有するガス検知素子が開示され、該ガス選択透
過性フィルターの素材として、NiO、Co2O3、C
oO、ZnO、SnO2、Fe2O3、V2O5、Ag
2O、CuO等の各種金属酸化物触媒などが例示され、
これらの酸化触媒を用いたガス選択透過性フィルターに
よりCOガス、H2ガス、エタノール、イソブタンおよ
びメタンを順次選択的に透過しうる旨教示されている。
しかしながら、特開昭58−92850号公報には、一
酸化炭素と水棄との系において一酸化炭素を選択的に透
過するための酸化触媒および反応条件について具体的に
記載されておらず、しかも酸化触媒としてスピネル型コ
バルト酸化物を用いることについても記載されていな
い。
【0004】特開昭63−252908号公報には、水
素、一酸化炭素またはブタンをそれぞれ1容量%含む空
気について、金超微粒子固定化コバルトフェライト(C
oFe2O3)担持ハニカム触媒を用いたところ、水
素、一酸化炭素およびブタンの酸化開始温度がそれぞれ
52℃、23℃および190℃であった旨記載されてい
るが、酸化触媒として酸化鉄コバルトCoFe2O4ま
たは酸化コバルト亜鉛ZnCo2O4を使用することに
ついては記載されていない。
素、一酸化炭素またはブタンをそれぞれ1容量%含む空
気について、金超微粒子固定化コバルトフェライト(C
oFe2O3)担持ハニカム触媒を用いたところ、水
素、一酸化炭素およびブタンの酸化開始温度がそれぞれ
52℃、23℃および190℃であった旨記載されてい
るが、酸化触媒として酸化鉄コバルトCoFe2O4ま
たは酸化コバルト亜鉛ZnCo2O4を使用することに
ついては記載されていない。
【0005】特開昭64−83513号公報には、アル
カリ土類金属化合物に金超微粒子を固定化した金超微粒
子固定化アルカリ土類金属化合物よりなり、水素および
一酸化炭素の低温酸化活性にすぐれた酸化触媒が開示さ
れているが、酸化触媒として、スピネル型コバルト酸化
物を用いることについては記載されていない。
カリ土類金属化合物に金超微粒子を固定化した金超微粒
子固定化アルカリ土類金属化合物よりなり、水素および
一酸化炭素の低温酸化活性にすぐれた酸化触媒が開示さ
れているが、酸化触媒として、スピネル型コバルト酸化
物を用いることについては記載されていない。
【0006】特開平1−94945号公報には、金の超
微粒子を酸化鉄を主成分とする金属酸化物(MeO)に
固定化したものを触媒担体上に担持してなり、常温にお
ける一酸化炭素の酸化活性にすぐれた金超微粒子固定化
金属酸化物担持触媒体が開示されているが、一酸化炭素
の酸化触媒としてスピネル型コバルト酸化物を用いるこ
とについては記載されていない。
微粒子を酸化鉄を主成分とする金属酸化物(MeO)に
固定化したものを触媒担体上に担持してなり、常温にお
ける一酸化炭素の酸化活性にすぐれた金超微粒子固定化
金属酸化物担持触媒体が開示されているが、一酸化炭素
の酸化触媒としてスピネル型コバルト酸化物を用いるこ
とについては記載されていない。
【0007】表面、Vol.28 No.5(199
0)には、水素または一酸化炭素1容量%空気混合ガス
について、Co3O4金属酸化物触媒上での一酸化炭素
と水素の酸化反応率と温度との関係について開示されて
いるが、それぞれの酸化開始温度が比較的低く、水素に
対する一酸化炭素の選択性も満足すべき状態にない。
0)には、水素または一酸化炭素1容量%空気混合ガス
について、Co3O4金属酸化物触媒上での一酸化炭素
と水素の酸化反応率と温度との関係について開示されて
いるが、それぞれの酸化開始温度が比較的低く、水素に
対する一酸化炭素の選択性も満足すべき状態にない。
【0008】従来実用化されているSnO2系半導体
(SnO2に、例えば、PtまたはPdを0.5重量%
添加したもの)によるCOセンサの反応性は、素子の作
動温度により変化し、100℃以下の低温では、COの
感度が最も大きく、次いでエタノール、水素である。し
かし、100℃以下では、応答速度が遅くなり、また水
蒸気吸着等による阻害もうけやすい。それでセンサに一
定周期の温度サイクルを与え、周期的にセンサを300
〜400℃程度に加熱し、水分や雑ガスが脱離した一定
の状態を保つことによって低温度での検知に良好な再現
性を得ることにしている。したがって、センサに一定周
期の温度サイクルを与える必要のない程度の高温におい
て、COの感度の高い素子の開発が要望されている。
(SnO2に、例えば、PtまたはPdを0.5重量%
添加したもの)によるCOセンサの反応性は、素子の作
動温度により変化し、100℃以下の低温では、COの
感度が最も大きく、次いでエタノール、水素である。し
かし、100℃以下では、応答速度が遅くなり、また水
蒸気吸着等による阻害もうけやすい。それでセンサに一
定周期の温度サイクルを与え、周期的にセンサを300
〜400℃程度に加熱し、水分や雑ガスが脱離した一定
の状態を保つことによって低温度での検知に良好な再現
性を得ることにしている。したがって、センサに一定周
期の温度サイクルを与える必要のない程度の高温におい
て、COの感度の高い素子の開発が要望されている。
【0009】本発明は、少量の一酸化炭素および水素を
含有する酸素含有ガスを、特定の酸化触媒の存在下、2
00〜400℃の比較的高温下に熱処理することによ
り、一酸化炭素のみを選択的に酸化することのできる一
酸化炭素の選択的酸化方法、および該方法に用いられる
触媒を提供することを目的とするものである。また、本
発明は、少量の一酸化炭素および水素を含有する酸素含
有ガスについて、従来のSnO2系半導体によるCOセ
ンサの場合のように、センサに一定周期の温度サイクル
を与える必要がない、COセンサまたはH2センサ用の
ガスフィルターとして利用しうる一酸化炭素の選択的酸
化方法、および該方法に用いられる触媒を提供すること
を目的とするものである。
含有する酸素含有ガスを、特定の酸化触媒の存在下、2
00〜400℃の比較的高温下に熱処理することによ
り、一酸化炭素のみを選択的に酸化することのできる一
酸化炭素の選択的酸化方法、および該方法に用いられる
触媒を提供することを目的とするものである。また、本
発明は、少量の一酸化炭素および水素を含有する酸素含
有ガスについて、従来のSnO2系半導体によるCOセ
ンサの場合のように、センサに一定周期の温度サイクル
を与える必要がない、COセンサまたはH2センサ用の
ガスフィルターとして利用しうる一酸化炭素の選択的酸
化方法、および該方法に用いられる触媒を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本発明は、少量の一酸
化炭素および水素を含有する酸素含有ガスを、酸化鉄コ
バルトCoFe2O4または酸化コバルト亜鉛ZnCo
2O4のスピネル型コバルト酸化物よりなる触媒の存在
下、一酸化炭素が実質上完全に酸化される最低温度ない
し水素が実質上酸化されない最高温度の温度範囲で、一
酸化炭素のみを接触的に反応させ、該温度範囲が、酸化
鉄コバルト触媒を用いた場合215〜401℃範囲にあ
り、酸化コバルト亜鉛触媒を用いた場合209〜401
℃の範囲にあることを特徴とする一酸化炭素の選択的酸
化方法;および酸化鉄コバルトCoFe2O4または酸
化コバルト亜鉛ZnCo2O4のスピネル型コバルト酸
化物よりなり、該方法に用いられる触媒を提供するもの
である。
化炭素および水素を含有する酸素含有ガスを、酸化鉄コ
バルトCoFe2O4または酸化コバルト亜鉛ZnCo
2O4のスピネル型コバルト酸化物よりなる触媒の存在
下、一酸化炭素が実質上完全に酸化される最低温度ない
し水素が実質上酸化されない最高温度の温度範囲で、一
酸化炭素のみを接触的に反応させ、該温度範囲が、酸化
鉄コバルト触媒を用いた場合215〜401℃範囲にあ
り、酸化コバルト亜鉛触媒を用いた場合209〜401
℃の範囲にあることを特徴とする一酸化炭素の選択的酸
化方法;および酸化鉄コバルトCoFe2O4または酸
化コバルト亜鉛ZnCo2O4のスピネル型コバルト酸
化物よりなり、該方法に用いられる触媒を提供するもの
である。
【0011】本発明において、少量の一酸化炭素および
水素を含有する酸素含有ガスとしては、例えば一酸化炭
素0.2〜1容量%、および水素0.2〜1容量%を含
有し、該一酸化炭素を二酸化炭素に酸化するのに必要な
酸素を含有するガスが包含されるが、該酸素含有ガスの
具体例として空気があげられる。また、少量の一酸化炭
素および水素を含有する酸素含有ガスの具体例として、
一酸化炭素および水素で汚染されている空気、湯沸器な
どの不完全燃焼排ガス、火災の時に発生するガス、自動
車などの排ガスなどがあげられる。
水素を含有する酸素含有ガスとしては、例えば一酸化炭
素0.2〜1容量%、および水素0.2〜1容量%を含
有し、該一酸化炭素を二酸化炭素に酸化するのに必要な
酸素を含有するガスが包含されるが、該酸素含有ガスの
具体例として空気があげられる。また、少量の一酸化炭
素および水素を含有する酸素含有ガスの具体例として、
一酸化炭素および水素で汚染されている空気、湯沸器な
どの不完全燃焼排ガス、火災の時に発生するガス、自動
車などの排ガスなどがあげられる。
【0012】本発明における触媒は、スピネル型コバル
ト酸化物としての酸化鉄コバルトCoFe2O4または
酸化コバルト亜鉛ZnCo2O4である。
ト酸化物としての酸化鉄コバルトCoFe2O4または
酸化コバルト亜鉛ZnCo2O4である。
【0013】本発明における触媒として用いられる酸化
鉄コバルトは、例えば、硝酸コバルト水溶液と硝酸鉄水
溶液とをコバルト:鉄モル比が1:2になるように混合
し、この混合水溶液にNa2CO3水溶液を滴下して得
られる沈澱物を、洗浄、乾燥し、通常600℃〜800
℃で6〜8時間、好ましくは600℃で6時間焼成する
ことにより得られる。
鉄コバルトは、例えば、硝酸コバルト水溶液と硝酸鉄水
溶液とをコバルト:鉄モル比が1:2になるように混合
し、この混合水溶液にNa2CO3水溶液を滴下して得
られる沈澱物を、洗浄、乾燥し、通常600℃〜800
℃で6〜8時間、好ましくは600℃で6時間焼成する
ことにより得られる。
【0014】本発明における触媒として用いられる酸化
コバルト亜鉛は、例えば、硝酸コバルト水溶液と酢酸亜
鉛水溶液とをコバルト:亜鉛モル比が2:1になるよう
に混合し、この混合水溶液にNa2CO3水溶液を滴下
して得られる沈澱物を、洗浄、乾燥し、通常600℃〜
800℃で6〜8時間、好ましくは800℃で8時間焼
成することにより得られる。
コバルト亜鉛は、例えば、硝酸コバルト水溶液と酢酸亜
鉛水溶液とをコバルト:亜鉛モル比が2:1になるよう
に混合し、この混合水溶液にNa2CO3水溶液を滴下
して得られる沈澱物を、洗浄、乾燥し、通常600℃〜
800℃で6〜8時間、好ましくは800℃で8時間焼
成することにより得られる。
【0015】本発明方法において、一酸化炭素の接触反
応は、酸素含有ガス中に含有される一酸化炭素が実質上
完全に酸化される最低温度ないし、共存する水素が実質
上酸化されない最高温度の温度範囲で行なわれる。ここ
に、一酸化炭素が実質上完全に酸化される最低温度と
は、一酸化炭素の転化率が80%に達する温度、好まし
くは該転化率が90%に達する温度を意味し、共存する
水素が実質上酸化されない最高温度とは、水素の転化率
が20%に達する温度、好ましくは該転化率が10%に
達する温度を意味する。具体的には、該温度範囲は、酸
化鉄コバルト触媒を用いた場合、215〜401℃、好
ましくは228〜377℃の範囲にあり、酸化コバルト
亜鉛触媒を用いた場合には、209〜401℃、好まし
くは216〜377℃の範囲にある。酸化鉄コバルト触
媒を用いた場合の反応温度が215℃未満であるか、あ
るいは酸化コバルト亜鉛触媒を用いた場合の反応温度が
209℃未満であると、水素は全く酸化されず、一酸化
炭素の酸化選択性は高くなるが、一酸化炭素の転化率が
低下するため好ましくなく、酸化鉄コバルト触媒を用い
た場合の反応温度が401℃を超えるか、あるいは酸化
コバルト亜鉛触媒を用いた場合の反応温度が401℃を
超えると、一酸化炭素が完全に酸化されると共に、水素
の転化率も20%を超えて増大し、一酸化炭素の酸化選
択性が低下するため好ましくない。
応は、酸素含有ガス中に含有される一酸化炭素が実質上
完全に酸化される最低温度ないし、共存する水素が実質
上酸化されない最高温度の温度範囲で行なわれる。ここ
に、一酸化炭素が実質上完全に酸化される最低温度と
は、一酸化炭素の転化率が80%に達する温度、好まし
くは該転化率が90%に達する温度を意味し、共存する
水素が実質上酸化されない最高温度とは、水素の転化率
が20%に達する温度、好ましくは該転化率が10%に
達する温度を意味する。具体的には、該温度範囲は、酸
化鉄コバルト触媒を用いた場合、215〜401℃、好
ましくは228〜377℃の範囲にあり、酸化コバルト
亜鉛触媒を用いた場合には、209〜401℃、好まし
くは216〜377℃の範囲にある。酸化鉄コバルト触
媒を用いた場合の反応温度が215℃未満であるか、あ
るいは酸化コバルト亜鉛触媒を用いた場合の反応温度が
209℃未満であると、水素は全く酸化されず、一酸化
炭素の酸化選択性は高くなるが、一酸化炭素の転化率が
低下するため好ましくなく、酸化鉄コバルト触媒を用い
た場合の反応温度が401℃を超えるか、あるいは酸化
コバルト亜鉛触媒を用いた場合の反応温度が401℃を
超えると、一酸化炭素が完全に酸化されると共に、水素
の転化率も20%を超えて増大し、一酸化炭素の酸化選
択性が低下するため好ましくない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、酸素含有ガス中に含有
される一酸化炭素が実質上完全に酸化される最低温度な
いし、共存する水素が実質上酸化されない最高温度の温
度範囲が、広くかつ200〜400℃の高温領域にある
ため、一酸化炭素を選択的に酸化することが可能であ
り、COセンサまたはH2センサ用のガスフィルターと
して利用した場合、センサに一定周期の温度サイクルを
与える必要がなく利用しうる一酸化炭素の選択的酸化方
法、および該方法に用いられる触媒が提供される。
される一酸化炭素が実質上完全に酸化される最低温度な
いし、共存する水素が実質上酸化されない最高温度の温
度範囲が、広くかつ200〜400℃の高温領域にある
ため、一酸化炭素を選択的に酸化することが可能であ
り、COセンサまたはH2センサ用のガスフィルターと
して利用した場合、センサに一定周期の温度サイクルを
与える必要がなく利用しうる一酸化炭素の選択的酸化方
法、および該方法に用いられる触媒が提供される。
【0017】
【実施例】以下、製造例、実施例および比較例により本
発明をさらに詳しく説明する。
発明をさらに詳しく説明する。
【0018】製造例1 硝酸コバルト6水和物2.52重量%水溶液133g
と、硝酸鉄9水和物3.49重量%水溶液266gとを
混合してコバルト対鉄のモル比が1対2となる混合水溶
液を得た。この混合水溶液にNa2CO31.05重量
%水溶液600gを滴下して沈澱物を得た。この沈澱物
を2回蒸留水を用いて洗浄し、乾燥し、600℃で6時
間焼成して酸化鉄コバルト触媒(触媒1)を得た。
と、硝酸鉄9水和物3.49重量%水溶液266gとを
混合してコバルト対鉄のモル比が1対2となる混合水溶
液を得た。この混合水溶液にNa2CO31.05重量
%水溶液600gを滴下して沈澱物を得た。この沈澱物
を2回蒸留水を用いて洗浄し、乾燥し、600℃で6時
間焼成して酸化鉄コバルト触媒(触媒1)を得た。
【0019】製造例2 製造例1における600℃で6時間の焼成に代えて80
0℃で8時間焼成した以外、製造例1と同様にして酸化
鉄コバルト触媒(触媒2)を得た。
0℃で8時間焼成した以外、製造例1と同様にして酸化
鉄コバルト触媒(触媒2)を得た。
【0020】製造例3 硝酸コバルト6水和物2.63重量%水溶液266gと
硝酸亜鉛2水和物1.98重量%水溶液133gとを混
合して、コバルト対亜鉛のモル比が2対1となる混合水
溶液を得た。この混合水溶液にNa2CO31.05重
量%水溶液600gを滴下して沈澱物を得た。得られた
沈澱物を2回蒸留水を用いて洗浄し、乾燥し、600℃
で6時間焼成して酸化コバルト亜鉛触媒(触媒3)を得
た。
硝酸亜鉛2水和物1.98重量%水溶液133gとを混
合して、コバルト対亜鉛のモル比が2対1となる混合水
溶液を得た。この混合水溶液にNa2CO31.05重
量%水溶液600gを滴下して沈澱物を得た。得られた
沈澱物を2回蒸留水を用いて洗浄し、乾燥し、600℃
で6時間焼成して酸化コバルト亜鉛触媒(触媒3)を得
た。
【0021】製造例4 製造例3における600℃で6時間の焼成に代えて80
0℃で8時間焼成した以外、製造例3と同様にして酸化
コバルト亜鉛触媒(触媒4)を得た。
0℃で8時間焼成した以外、製造例3と同様にして酸化
コバルト亜鉛触媒(触媒4)を得た。
【0022】比較触媒1 四酸化三コバルト触媒(ナカライ(株)製)を比較触媒
1として用いた。
1として用いた。
【0023】比較触媒2 硝酸コバルト6水和物2.41重量%水溶液133gと
硫酸アルミニウム9水和物3.10重量%水溶液266
gとを混合して、混合水溶液を得た。この混合水溶液に
1.05重量%Na2CO3水溶液を滴下して沈澱物を
得た。この沈澱物を2回蒸留水を用いて洗浄し、乾燥
し、600℃で6時間焼成して酸化アルミニウムコバル
ト(CoAl2O4)触媒(比較触媒2)を得た。
硫酸アルミニウム9水和物3.10重量%水溶液266
gとを混合して、混合水溶液を得た。この混合水溶液に
1.05重量%Na2CO3水溶液を滴下して沈澱物を
得た。この沈澱物を2回蒸留水を用いて洗浄し、乾燥
し、600℃で6時間焼成して酸化アルミニウムコバル
ト(CoAl2O4)触媒(比較触媒2)を得た。
【0024】比較触媒3 比較触媒2において、600℃で6時間の焼成に代えて
800℃で8時間焼成した以外、比較触媒2と同様にし
て、酸化アルミニウムコバルト触媒(比較触媒3)を得
た。
800℃で8時間焼成した以外、比較触媒2と同様にし
て、酸化アルミニウムコバルト触媒(比較触媒3)を得
た。
【0025】実施例1 外径6mm、内径4mmの連続流通式リアクターに、前
記触媒1の粉末0.2gに対し、希釈剤SiO2を容量
で5対3の割合で混合したものを充填し、一酸化炭素1
容量%、水素1容量%、酸素5容量%および残り窒素よ
りなる反応ガスを用いて、反応ガス流量50ml/mi
n(SV=1.5×104h−1・ml/g)の条件
下、反応温度を変化させて、一酸化炭素および水素の接
触的酸化反応実験を行ない、一酸化炭素および水素の酸
化反応による転化率と反応温度との関係を求めた。得ら
れた結果を表1および表2に示す。
記触媒1の粉末0.2gに対し、希釈剤SiO2を容量
で5対3の割合で混合したものを充填し、一酸化炭素1
容量%、水素1容量%、酸素5容量%および残り窒素よ
りなる反応ガスを用いて、反応ガス流量50ml/mi
n(SV=1.5×104h−1・ml/g)の条件
下、反応温度を変化させて、一酸化炭素および水素の接
触的酸化反応実験を行ない、一酸化炭素および水素の酸
化反応による転化率と反応温度との関係を求めた。得ら
れた結果を表1および表2に示す。
【0026】実施例2〜4および比較例1〜3 実施例1の触媒1に代えて、それぞれ表1に示される触
媒を用いた以外、実施例1と同様の実験を行なった。得
られた結果を表1および表2に示す。
媒を用いた以外、実施例1と同様の実験を行なった。得
られた結果を表1および表2に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
Claims (2)
- 【請求項1】 少量の一酸化炭素および水素を含有する
酸素含有ガスを、酸化鉄コバルトCoFe2O4または
酸化コバルト亜鉛ZnCo2O4のスピネル型コバルト
酸化物よりなる触媒の存在下、一酸化炭素が実質上完全
に酸化される最低温度ないし水素が実質上酸化されない
最高温度の温度範囲で、一酸化炭素のみを接触的に反応
させ、該温度範囲が、酸化鉄コバルト触媒を用いた場合
215〜401℃範囲にあり、酸化コバルト亜鉛触媒を
用いた場合209〜401℃の範囲にあることを特徴と
する一酸化炭素の選択的酸化方法。 - 【請求項2】 酸化鉄コバルトCoFe2O4または酸
化コバルト亜鉛ZnCo2O4のスピネル型コバルト酸
化物よりなり、請求項1記載の方法に用いられる触媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5258805A JPH0741313A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 一酸化炭素の選択的酸化方法および該方法に用いられる触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5258805A JPH0741313A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 一酸化炭素の選択的酸化方法および該方法に用いられる触媒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741313A true JPH0741313A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=17325301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5258805A Pending JPH0741313A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 一酸化炭素の選択的酸化方法および該方法に用いられる触媒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741313A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100522042B1 (ko) * | 2002-07-15 | 2005-10-18 | 김희정 | 일산화탄소 산화용 촉매의 제조방법 |
| KR100847443B1 (ko) * | 2007-02-23 | 2008-07-22 | 고려대학교 산학협력단 | 일산화탄소를 제거하기 위한 비-크롬계 고온 수성가스전환반응용 촉매 |
| JP2011078947A (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-21 | Agc Seimi Chemical Co Ltd | アンモニア分解触媒、及びアンモニアの分解方法 |
| EP1896178A4 (en) * | 2005-06-29 | 2011-10-05 | Samsung Eng Co Ltd | METAL OXIDE CATALYST FOR HYDROGEN PRODUCTION AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME |
| WO2013108424A1 (ja) * | 2012-01-19 | 2013-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | 排ガス浄化触媒及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP5258805A patent/JPH0741313A/ja active Pending
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| CN104053503A (zh) * | 2012-01-19 | 2014-09-17 | 丰田自动车株式会社 | 排气净化催化剂及其制造方法 |
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| US9314775B2 (en) | 2012-01-19 | 2016-04-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Exhaust gas purifying catalyst and method for producing same |
| CN104053503B (zh) * | 2012-01-19 | 2016-11-02 | 丰田自动车株式会社 | 排气净化催化剂及其制造方法 |
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