JPH0741407A - 動物用忌避剤 - Google Patents

動物用忌避剤

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JPH0741407A
JPH0741407A JP5204488A JP20448893A JPH0741407A JP H0741407 A JPH0741407 A JP H0741407A JP 5204488 A JP5204488 A JP 5204488A JP 20448893 A JP20448893 A JP 20448893A JP H0741407 A JPH0741407 A JP H0741407A
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JP
Japan
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group
compound
repellent
tetraphenylboron
capsaicin
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Pending
Application number
JP5204488A
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English (en)
Inventor
Shoji Tanaka
正二 田中
Makoto Yoshida
信 吉田
Sei Sato
聖 佐藤
Masayuki Matsuoka
正幸 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、すぐれた忌避効果と安全性を有す
る動物用忌避剤を提供することを目的とする。 【構成】 ピリジン−トリフェニルボラン、テトラフェ
ニルボロンピリジニウム、テトラフェニルボロン2−メ
チルイミダゾリウム、テトラフェニルボロンジイソブチ
ルアンモニウム、テトラフェニルボロン3−アンモニウ
ム−1−プロパノールまたはトリフェニルホスフィンオ
キサイドから選ばれた1種とカプサイシンとの2種を有
効成分として含有することを特徴とする、動物用忌避
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のフェニルボロン
化合物または有機ホスフィン化合物とカプサイシンとの
2種を有効成分として含有し、動物による作物などの食
害を防止する新規な動物用忌避剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ネズミ、野兎などにより、各種植物や飲
食物が食害されたり、あるいは合成樹脂で被覆されたコ
ンピューターなどの電子事務機器類の配線がかじられ、
損傷を受けることがある。このような被害を防止するた
めに、これまで例えば、配線などの場合には合成樹脂な
どに各種の忌避剤を練り込んだり、塗布するなどの方法
が広く行われている。
【0003】これらのげっ歯類および野兎に対する従来
の忌避剤の代表的なものとしては、シクロヘキシミドと
本発明の有効成分の1つであるカプサイシン[化学名:
N−(4−オキシ−3−メトキシベンジル)−8−メチ
ル−6−ノネンアミド](西独特許公開第234062
6号公報、「化学大辞典」縮小版 第2巻 第477頁
1989年8月15日 共立出版発行)がある。
【0004】しかし、シクロヘキシミドは少薬量でも高
い忌避効果を示すが、毒性が強く、また、高価なため経
済的でない。またカプサイシンは、刺激性などの問題が
ある。
【0005】一方、本発明の有効成分の1つであるフェ
ニルボロン化合物およびこれらに近似化学構造を有する
化合物としては、下記の一般式(A)〜(F)で示され
る化合物などが知られている。
【0006】例えば、一般式
【化1】 (式中、Xはカリウム原子、アンモニウム基または四級
化された有機窒素基を表すが、さらに前記有機窒素基は
窒素原子を含む複素環を形成してもよい。)で表される
テトラフェニルボロン化合物(特公昭54−1571号
公報参照)、および一般式
【化2】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子または低級アル
キル基を示し、R2はハロゲン原子、低級アルキル基、
または低級アルケニル基を示し、R3はヘテロ環アミン
を示す。)で表されるテトラアリールボロン化合物(特
開昭60−155185号公報、特開昭60−2487
80号公報および特公昭62−24022号公報参照)
が水中防汚剤または防腐防かび剤として使用されるこ
と、また一般式
【化3】 (式中、Xはアンモニウム基、アルキル基−またはアル
ケニル基−置換アンモニウム基、ピリジニウム基、アル
キル基、ヒドロキシ基−またはヒドロキシメチル基−置
換ピリジニウム基、ピペリジニウム基、キノリニウム基
またはN−メチルピリドニウム基を表す。)で表される
化合物(特開昭63−126809号公報)や一般式
【化4】 (式中、Yは置換基Rによって置換されたピリジニウム
基またはキノリニウム基を示し、Rはカルボキシル基、
アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ホルミル
基、ヒドロキシル基またはメルカプト基を示す。)で表
されるテトラフェニルボロン−オニウム錯体(特開平1
−56684号公報)が非医療用殺菌剤として使用され
ること、また一般式
【化5】 (式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ水素原子、ヒ
ドロキシル基またはアルキル基、アルケニル基、シクロ
アルキル基、アリール基、フェニル基、アシル基、アミ
ノ基、カルバモイル基、スルホニル基、もしくはヘテロ
環基を表し、R1とR2またはR1とR2及びR3は互いに
結合して置換または未置換のヘテロ環を形成してもよ
く、またR1とR2が同一の基であって、R1=R3−N−
4の結合を形成していてもよく、さらに、R1、R2
3及びR4はそれぞれ含窒素有機塩基または第四級窒素
原子を含む化合物で与えられる基であってもよい。
5、R6、R7及びR8は、それぞれアルキル基、アルケ
ニル基、シクロアルキル基、アリル基、フェニル基、ヘ
テロ環基もしくはシアノ基を表わす。nは1〜5の整数
を表す。)で表される有機ボロン−アンモニウム錯体
(特開昭56−6235号公報参照)が写真感光材料と
して使用されること、さらにテトラフェニルボロンアニ
オンは、ミトコンドリアより調製された亜ミトコンドリ
ア粒子やクロロプラストにおいて電子伝達反応と(AD
Pの)リン酸化反応との共役を脱共役させる作用をもつ
こと[「日本農薬学会誌」第11巻第4号650頁(1
986年)]、また、トリフェニルボラン(ただし、フ
ェニル基はハロまたは低級アルコキシ置換基をパラ位に
有していてもよい。)、あるいはトリトリルボランまた
はトリナフチルボランとpkb値が約10以下のアミン
化合物との錯化合物を活性成分として含むことを特徴と
する微生物生長を抑制する非医療用組成物(特公昭39
−28579号公報参照)、および一般式
【化6】 (式中、Yは水素原子または低級アルキル基を示す。)
で表されるトリフェニルボラン化合物(米国特許第32
11679号明細書参照)が水中防汚剤として使用され
ること、またトリアリールボラン錯体(米国特許第32
68401号明細書参照)が種子消毒剤として使用され
ることが知られている。
【0007】また、本発明の有効成分の1つであるトリ
フェニルホスフィンオキサイドは、エポキシ樹脂の難燃
剤などとして知られている(ケミカル アブストラクト
9192531d)。
【0008】しかしながら、本発明で使用する特定のフ
ェニルボロン化合物又は有機ホスフィン化合物とカプサ
イシンとの2種を有効成分とする動物用忌避剤は知られ
ていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の忌避剤
は、安全性および忌避効果の点からみて充分ではなく、
これらに代る新規な薬剤は開発されていないのが現状で
ある。
【0010】したがって、本発明の目的は、動物に対し
て速効性と持続性に優れた忌避活性を有し、かつ安価で
安全な動物用忌避剤を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意研究を行った。その結果、特定の
フェニルボロン化合物または有機ホスフィン化合物とカ
プサイシンを併用することにより、ネズミを殺害するこ
となく、ネズミなどに強い忌避活性を示すことを見いだ
した。更に、これを添加した樹脂や塗料などにおいても
ネズミや野兎などに対してかじり防止効果を示し、速効
性と持続性を備えた忌避効果を有することを見いだし、
本発明を完成したものである。
【0012】したがって、本発明の要旨とするところ
は、ピリジン−トリフェニルボラン(以下「化合物N
o.1」という)、テトラフェニルボロンピリジニウム
(以下「化合物No.2」という)、テトラフェニルボ
ロン2−メチルイミダゾリウム(以下「化合物No.
3」という)、テトラフェニルボロンジイソブチルアン
モニウム(以下「化合物No.4」という)、テトラフ
ェニルボロン3−アンモニウム−1−プロパノール(以
下「化合物No.5」という)またはトリフェニルホス
フィンオキサイド(以下「化合物No.6」という)か
ら選ばれた1種とカプサイシンとの2種を有効成分とし
て含有することを特徴とする、動物用忌避剤にある。
【0013】本発明の動物用忌避剤の有効成分である化
合物No.1〜6およびカプサイシンは、既知の方法に
より合成するか、市販品を用いればよい。
【0014】次に本発明の動物用忌避剤の使用方法につ
いて述べる。
【0015】化合物No.1〜6の1種とカプサイシン
との配合割合は、化合物No.1〜6のいずれか1種を
1重量部に対し、カプサイシンを0.05〜1部、好ま
しくは0.1〜0.5部である。配合方法は特に限定さ
れるものではなく、2種成分をそのまま配合してもよい
が、通常は例えばアセトンなどの両成分が溶解可能な溶
媒に別々にあるいは同時に溶解して配合するのがよい。
このように溶媒に溶かしたものを各種塗料に添加する
か、各種樹脂に練り込めばよい。これらの樹脂の加工品
としては、電気通信などのケーブル類、電気製品のコー
ド類、パイプ、プレート、包装容器、各種テープ、シー
トなどが挙げられる。このテープやシートは動物による
咬害を防止すべき器材や樹木などの対象物に貼り付けた
り、まきつけたりして使用される。
【0016】また、本発明の動物用忌避剤は、使用する
基材に適合した剤型に調製して使用することができる。
製剤の形態としては、塗布剤、練り込み剤、乳剤、油
剤、水和剤、懸濁剤、粉剤、粒剤、粉粒剤、くん煙剤、
錠剤、噴霧剤、糊状剤およびマイクロカプセル剤などが
挙げられる。例えば、乳剤、水和剤などは水で希釈して
散布液とし、粉剤、粒剤はそのまま動物の侵入する場所
や咬害を防止すべき対象、例えば作物の栽培地にそれぞ
れ散布すればよい。
【0017】これらの製剤は、動物用忌避剤の製造分野
において一般に行われる方法により、各種の補助剤を用
いて種々の製剤形態にして使用することができる。ここ
でいう各種の補助剤の例としては、例えば、希釈剤(溶
剤、増量剤、担体)、界面活性剤(可溶化剤、乳化剤、
分散剤、湿展剤)、被覆剤、安定剤および固着剤などを
挙げることができる。
【0018】これらの製剤または上記樹脂への有効成分
の含有量としては、化合物No.1〜6の1種とカプサ
イシンを混合物として0.1〜50%(重量%:以下同
じ)、好ましくは0.5〜5%含有させればよい。
【0019】このようにして調製した本発明の動物用忌
避剤をネズミに使用すると、現在最も忌避活性の高いシ
クロヘキシミドの使用濃度の0.01〜0.5%とほぼ
同濃度の0.02〜0.5%の使用で顕著なかじり防止
効果を示す。
【0020】このようにして得た動物用忌避剤は、ネズ
ミ、野兎、鹿、イノシシおよびイタチなどの動物の忌避
剤として広く適用できる。
【0021】また、本発明の動物用忌避剤は、その使用
場所および使用条件などによっては、他の鳥獣忌避剤と
併用することにより、さらに多種類の動物用忌避剤とす
ることができる。
【0022】以下に試験例を挙げて本発明を詳述する。
【0023】試験例1(ネズミの摂食忌避効果試験) 化合物No.1〜6およびカプサイシンを、それぞれ個
別にアセトンに溶解して、それぞれ化合物No.1〜6
の1.8%溶液とカプサイシンの0.2%溶液とする。
これを組み合わせて所定濃度となるように実験動物用飼
料(オリエンタル酵母工業株式会社製 MF粉末)に添
加して飼料を調製する。
【0024】フィシャー(fischer)系ラット
(F334/N Slc 日本エスエルシー株式会社)
雌(7〜8週齢)をステンレス製金網ケージで個別に飼
育し、あらかじめ無添加飼料をステンレス製給餌器(ト
キワ科学器械株式会社製)から2日間自由に摂食させ、
これを対照とし、摂食量の正常値とする。次いで、上記
により得た飼料を2日間給餌して、その間の摂食量を毎
日測定し、下記式により、忌避率(%)を求めた。
【0025】その結果を表1に示した。
【数1】
【0026】
【表1】
【0027】試験例2(ネズミのかじり防止試験) 化合物No.1または化合物No.6にそれぞれカプサ
イシンの原体を19:1の割合で添加し、各混合物をア
セトンに溶かして、0.5%溶液とする。
【0028】この溶液を凸形段ボール片(3×5cm)
の突起部に塗布して乾燥させ、試料とする。そして、試
験例1と同様に飼育したフィシャー系ラットをケージに
入れ、ケージの上面に上記の試料の塗布部分だけがケー
ジ内に入るように逆凸形にして固定する。
【0029】調査は試料を供試した後、経時的に行い、
忌避効果を下記の基準により示した。
【0030】その結果を表2に示した。
【0031】
【0032】
【表2】
【0033】試験例3(ネズミのかじり防止試験) 化合物No.1または化合物No.6の各0.9部にそ
れぞれ、カプサイシン0.1部を加え、これらにそれぞ
れエタノール 89部(重量部;以下同じ)に均一に溶
かし、これに35℃で撹拌しながらエーテル可溶性のポ
リビニルアルコール系樹脂 10部を徐々に添加し、1
時間以上撹拌を続けて均一な溶液の試料を得る。
【0034】上記の試料を用い、試験例1に準じて試験
および忌避効果の評価を行った。その結果を表3に示し
た。
【0035】
【表3】
【0036】試験例4(ネズミのかじり防止試験) 化合物No.1 1部または化合物No.6の各0.9
部にそれぞれ、カプサイシン 0.1部を加え、これら
をそれぞれ市販の酒精ワニス 99部に均一に溶解し、
試料を得る。
【0037】この試料を電線に塗布して、被覆形成後、
これを試験例1と同様に飼育したフィシャー系ラットを
入れたケージの天井より5cmの長さに固定する。
【0038】なお、電線に何も塗布しない区(無処理
区)と酒精ワニスを塗布した区(比較区)を設け、試験
を行った。
【0039】調査は試験例2に準じて行い、忌避効果を
調べた。その結果を表4に示した。
【0040】
【表4】
【0041】
【発明の効果】本発明の動物用忌避剤は、次の効果を有
する。すなわち、第1に、ネズミ、野兎、鹿、イノシシ
およびイタチなどの動物類に対し、従来品に比べて顕著
なかじり防止効果を示すが、これらの動物類を殺害する
ことがない。第2に、速効性と持続性を有する。第3
に、低毒性で安定性の高い忌避成分を含有するため、取
り扱いやすい。
【0042】したがって、本発明の動物用忌避剤は、ケ
ーブルなどの屋内外の建造物や樹木などの各種植物など
に対する食害防止に有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピリジン−トリフェニルボラン、テトラフ
    ェニルボロンピリジニウム、テトラフェニルボロン2−
    メチルイミダゾリウム、テトラフェニルボロンジイソブ
    チルアンモニウム、テトラフェニルボロン3−アンモニ
    ウム−1−プロパノールまたはトリフェニルホスフィン
    オキサイドから選ばれた1種とカプサイシンとの2種を
    有効成分として含有することを特徴とする、動物用忌避
    剤。
JP5204488A 1993-07-28 1993-07-28 動物用忌避剤 Pending JPH0741407A (ja)

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JP5204488A JPH0741407A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 動物用忌避剤

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JP5204488A JPH0741407A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 動物用忌避剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436895B1 (ko) * 2002-04-26 2004-06-23 (주)사천화섬 조류피해 방지용 직물 및 그 제조방법
CN101300985B (zh) 2008-05-07 2011-03-30 湖南省粮油科学研究设计院 一种无农药成分的植物性鼠类驱避剂
JP2012001499A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Yasuhiko Tomoda 害獣用忌避剤及びその忌避方法

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KR100436895B1 (ko) * 2002-04-26 2004-06-23 (주)사천화섬 조류피해 방지용 직물 및 그 제조방법
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