JPH0741654B2 - ベント式射出制御方法およびベント式射出成形機 - Google Patents

ベント式射出制御方法およびベント式射出成形機

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JPH0741654B2
JPH0741654B2 JP19449686A JP19449686A JPH0741654B2 JP H0741654 B2 JPH0741654 B2 JP H0741654B2 JP 19449686 A JP19449686 A JP 19449686A JP 19449686 A JP19449686 A JP 19449686A JP H0741654 B2 JPH0741654 B2 JP H0741654B2
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vent
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隆 神山
滋 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は溶融樹脂に含まれる揮発分や水分ならびに、金
型キヤビテイ内に存在する空気等を射出前に除去するよ
うにしたベント式射出制御方法およびベント式射出成形
機に関する。
射出工程時に樹脂自身が揮発分や水分を含んでいたり或
いは金型内に空気が存在していると、キヤビテイに溶融
樹脂の充填中これらのガス状物質が樹脂表面とキヤビテ
イ表面との間に封じ込められ、シルバーストリークやガ
スヤケ等の成形不良を生じせしめていた。従って射出成
形機外で予備乾燥をすることも一方法であるがコスト高
であるため、射出成形機内においてこれらのガス状物質
を除去するためのベント式射出成形機が提案されてい
る。
〔従来技術〕
従来のベント式射出成形機の一例を第3図により述べ
る。加熱筒11の内部には進退かつ回転可能なスクリュ12
が挿入されており、その中間にはベントポート13を設け
ここから揮発分や水分を大気中に放出するか或いは不図
示の真空ポンプにより吸引していた。この場合ベントポ
ート13の樹脂圧を十分低くしないとここに樹脂があふれ
てベントポート13を閉鎖し機能が不可能になるため、第
3図に示すようにスクリュ12のデイメンションを第1ス
テージ部12Aと第2ステージ部12Bとに2分した。そして
第2ステージ部12Bの移送能力を第1ステージ部12Aの移
送能力より十分上まわるように設計する必要があった。
このためスクリュ12の全長は長くせざるを得ずコストを
高くすると共にスクリュデザインに大きな制約を与えて
いた。このようにベントポート13部を低圧に保つスクリ
ュデイメンションのためベントポート13部に樹脂が滞留
し易く、滞留ヤケや樹脂替時の樹脂替不良を起す原因に
なっていた。
さらにこのような従来のベント方式ではキヤビテイ内に
存在する空気を除去することは不可能であるため真空金
型成形装置を使用する場合もある。この装置では金型に
十分な断面積を有する真空吸引部を設けて空気を引いて
いるが、樹脂の射出時には真空吸引部から樹脂がリーク
しないことが必要であり、製品外観を悪くしない観点か
らも金型デザインは制約を受けている。
第4図は上記した真空金型成形装置の一例である。加熱
筒11は前進時ノズル21を介して固定金型22に接しており
固定金型22に対向して前後進する移動金型23が設けられ
ている。移動金型23が前進して両金型22・23が完全に閉
じる前の対向面に形成された空間24(この空間24は両金
型22・23が閉じたときキヤビテイになる)を囲むカバー
25が設けられており、また移動金型23には真空吸引部と
して穴26が設けられている。穴26は、高速で真空吸引す
るために十分な断面積が必要であるが、射出時の樹脂圧
を受けないよう、両金型22・23が閉じた時形成されるキ
ヤビテイとは関係のない外側パーティング面に設けられ
ている。図示のように空間24がカバー25により囲まれた
時点から穴26を介して真空吸引して空間24を真空状態に
する。しかしながら実際のキヤビテイ容積よりはるかに
大きい容積の真空吸引が必要になり真空装置が大形にな
ると共に、最終型閉する前に一定時間真空吸引のための
時間を必要として成形サイクルの長くなる欠点があっ
た。
〔発明の目的〕
本発明はこのような欠点を除去したものでその目的は、
従来のノンベント式射出成形機のノズル部にベントポー
トを設けることにより、低コストでありながら原料の溶
融樹脂中の揮発分や水分ならびにキヤビテイ内の残存空
気を吸引することを可能にしたベント式射出成形機を提
供することにある。
〔発明の要点〕
本発明のベント式射出制御方法は、開口および閉鎖可能
なベントポートを有するノズルを任意の温度に制御され
る加熱筒の先端に配置し、加熱筒の内部に回転および進
退可能なスクリュを挿入したインラインスクリュ式射出
成形機において、樹脂の計量後ベントポートおよびノズ
ルを閉鎖した状態でスクリュを非回転状態で後退させる
ことを特徴にしている。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例を示した第1図について説明す
る。不図示のヒータにより任意の温度に制御される加熱
筒31内には回転かつ進退されるスクリュ32が挿入されて
おり、加熱筒31の図において右方には不図示のホッパ14
(第3図参照)は取り付けられているが中間のベントポ
ート13は設けられていない。加熱筒31の先端(左端)に
はAノズル33が螺合により固着されており、Aノズル33
の外周にはハウジング34が螺着されているがこれは加熱
筒31に直接固着するようにしてもよい。ハウジング34の
内部にはスプリング35により前方に向って常時押圧され
ているBノズル36がAノズル33と同軸位置で摺動自在に
挿入されている。ハウジング34に設けたベントポート37
はBノズル36が図示のように前進位置にあるときこれに
大部分が接しないように、すなわち開口されたAノズル
33とBノズル36の合せ面の空隙によってキヤビテイ40お
よび加熱筒31の内部と連通するように配置されている。
なお38は固定金型であり39は移動金型であり40はキヤビ
テイである。
次に前述した実施例の動作を説明する。射出工程が終了
したときスクリュ32は非回転でありBノズル36は固定金
型38に接しておりかつ両ノズル33・36は密着している。
この状態でスクリュ32を回転させることにより計量工程
に入ると共に両金型38・39および不図示の成形品の冷却
が行われる。計量が完了するとスクリュ32は回転停止す
ると共に通常のサックバックより大きい距離を非回転の
まま後退させることにより、加熱筒31内は真空状態にな
りこのとき第1図に示すように溶融樹脂Aは加熱筒31の
先端(左方)に空間を残してスクリュ32側に貯えられ、
溶融樹脂に含まれていた揮発分や水分は気化して分離す
る。この状態で加熱筒31を後退(右進)させることによ
りBノズル36は固定金型38から離れまた両ノズル33・36
も離れる。
この時点で前述した冷却は終了しているため、移動金型
39を後退(左進)させて成形品を取り出した後移動金型
39を前進させて型締する。この後加熱筒31を前進させて
Bノズルを固定金型38にタッチさせ、このとき両ノズル
33・36は離れておりこの状態を示したのが第1図であ
る。ここでベントポート37を大気に開放したままにして
おくか或いは不図示の真空源に接続して真空引を行うこ
とにより、加熱筒31内とキヤビテイ40を真空にする。続
いて加熱筒31を前進させて両ノズル33・36を密着させる
ことにより、ベントポート37を閉じと共に真空引を行っ
ているときはこれを停止した後射出工程に入る。以下こ
の動作を繰り返して所望数の成形品を得る。
なお通常の樹脂については前述した説明のように計量完
了後直ちにスクリュ32を非回転のまま後退させるが、樹
脂の種類によって任意に定めた時間後に後退させる方が
好ましいときもある。
第2図は本発明における他の実施例の要部を示してお
り、この例はBノズルの接離のみが第1実施例である第
1図と異っている。加熱筒31の先端に固着されたAノズ
ル33にはハウジング51が螺着されているがこれは加熱筒
31に直接固着するようにしてもよい。ハウジング51の小
径部にはBノズル52が摺動自在に挿入されBノズル52は
加熱筒31が前進すると不図示の固定金型にタッチするこ
とは第1実施例と同じである。Bノズル52の図において
上下に伸びたアーム52Aが加熱筒31の先端に固着された
一対のシリンダ53のピストンロッド54に固着されている
ことにより、Bノズル52は図示の前進位置と、シリンダ
53に対する圧力源55の圧力流体を制御する切換弁56を右
室に切り換えたときの後退位置との2位置を有する。ま
たハウジング51の大径部にはベントポート37が設けられ
ておりこれの作用効果は第1実施例と同一である。
この実施例の動作は両ノズル33・52が密着した後退時は
切換弁56が右室であり一方両ノズル33・52が離れた前進
時は左室であることのみが第1実施例と異なるため詳し
い説明は省略する。
〔発明の効果〕
本発明のベント式射出成形機は以上説明したように、ノ
ズル部にベントポートを設けることにより、標準のノン
ベント射出成形機で吸湿性の高い樹脂を予備乾燥なしで
成形が可能になる。さらに樹脂に含まれている揮発分や
水分を除去するときキヤビテイの空気を同時に吸引する
ため、通常の金型で真空金型成形が可能になる等本発明
は多くの利点を有する。さらにこのほかスクリュが短く
てよいためコストの低いベント式射出装置が構成できる
こと、ならびにキヤビテイは真空になっているため溶融
樹脂の充填中に断熱圧縮によるヤケが発生しない利点も
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は他の実施
例の要部断面図、第3図および第4図は異なる形状の従
来例の断面図である。 31……加熱筒、32……スクリュ、33……Aノズル、34・
51……ハウジング、36・52……Bノズル、37……ベント
ポート、38・39……金型

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口および閉鎖可能なベントポートを有す
    るノズルを任意の温度に制御される加熱筒の先端に配置
    し、前記加熱筒の内部に回転および進退可能なスクリュ
    を挿入したインラインスクリュ式射出成形機において、 樹脂の計量後、前記ベントポートおよび前記ノズルを閉
    鎖した状態で前記スクリュを非回転状態で後退させるよ
    うにしたベント式射出制御方法。
  2. 【請求項2】ベントポートは少なくとも射出工程中は閉
    鎖されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のベント式射出制御方法。
  3. 【請求項3】開口および閉鎖可能なベントポートを有す
    るノズルを任意の温度に制御される加熱筒の先端に配置
    し、前記加熱筒の内部に回転および進退可能なスクリュ
    を挿入したインラインスクリュ式射出成形機において、 前記加熱筒の先端に固着されたAノズルと、同Aノズル
    或いは前記加熱筒の先端部に固着され同Aノズル外周を
    おおうハウジングと、前記Aノズルの同軸上にありかつ
    前記ハウジング内へ摺動自在に挿入されたBノズルと、
    同Bノズルが前進位置にあるとき前記ハウジングに設け
    たベントポートを開口することを特徴とするベント式射
    出成形機。
  4. 【請求項4】ベントポートの開口および閉鎖は圧力流体
    により動作することを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載のベント式射出成形機。
  5. 【請求項5】ベントポートは弾性力の付勢により常時開
    口しておりノズルを金型に対し所望の力で押圧すること
    により閉鎖されることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載のベント式射出成形機。
  6. 【請求項6】ベントポートは開口状態において大気に開
    放されていることを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載のベント式射出成形機。
  7. 【請求項7】ベントポートは開口状態において真空源に
    接続されていることを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載のベント式射出成形機。
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