JPH0741702A - 油面防錆性水系樹脂塗料組成物 - Google Patents
油面防錆性水系樹脂塗料組成物Info
- Publication number
- JPH0741702A JPH0741702A JP20452293A JP20452293A JPH0741702A JP H0741702 A JPH0741702 A JP H0741702A JP 20452293 A JP20452293 A JP 20452293A JP 20452293 A JP20452293 A JP 20452293A JP H0741702 A JPH0741702 A JP H0741702A
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- Japan
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- rust preventive
- water
- coating composition
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油類の付着した複雑形状の金属基材表面に直
接塗装が可能であり、ディッピング塗装するときは余分
の塗料は速やかに流れ落ち、タマリ、ハジキがなく、エ
ッジカバーが良く、かつ防錆性に優れ、耐水性の良好な
水系塗料組成物。 【構成】 水系共重合樹脂エマルジョンを樹脂分として
10〜40重量%、無機系防錆顔料または有機系防錆顔
料を0.5〜30重量%、親水性有機溶剤を0.5〜2
0重量%、増粘剤を0.1〜3重量%、分散剤を0.1
〜3重量%、湿潤剤を0.1〜2重量%、消泡剤を0.
05〜2重量%含み、かつ不揮発分濃度20〜60重量
%、顔料体積濃度10〜50%である完全リサイクル型
塗料組成物。
接塗装が可能であり、ディッピング塗装するときは余分
の塗料は速やかに流れ落ち、タマリ、ハジキがなく、エ
ッジカバーが良く、かつ防錆性に優れ、耐水性の良好な
水系塗料組成物。 【構成】 水系共重合樹脂エマルジョンを樹脂分として
10〜40重量%、無機系防錆顔料または有機系防錆顔
料を0.5〜30重量%、親水性有機溶剤を0.5〜2
0重量%、増粘剤を0.1〜3重量%、分散剤を0.1
〜3重量%、湿潤剤を0.1〜2重量%、消泡剤を0.
05〜2重量%含み、かつ不揮発分濃度20〜60重量
%、顔料体積濃度10〜50%である完全リサイクル型
塗料組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の金属製内外装用材
料、金属製家具、自動車の車体シャーシ、エンジン周囲
部および缶等金属構造物や鋳物、さらにはコンクリート
やALC等の各種発泡コンクリートで被覆される鉄芯や
ラス等、特に脱脂処理工程前に金属面にディッピングま
たはその他の塗装手段により直接塗布または塗装するに
際し、これら各種金属面を塗装するための水系防錆剤と
して極めて有用な完全リサイクル型油面防錆性水系樹脂
塗料組成物に関するものである。
料、金属製家具、自動車の車体シャーシ、エンジン周囲
部および缶等金属構造物や鋳物、さらにはコンクリート
やALC等の各種発泡コンクリートで被覆される鉄芯や
ラス等、特に脱脂処理工程前に金属面にディッピングま
たはその他の塗装手段により直接塗布または塗装するに
際し、これら各種金属面を塗装するための水系防錆剤と
して極めて有用な完全リサイクル型油面防錆性水系樹脂
塗料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】普通金属表面に塗料を塗装する場合、金
属表面には防錆油が塗布されているため、何らかの処置
なしに直接その上に塗料を施すことは不可能に近かっ
た。少なくとも水系塗料(エマルジョン塗料)は油面塗
装性が全くなく、金属表面の油によりはじかれ、濡れ性
もなく、塗りムラが生じ、更に金属との密着も全くない
というような状態であった。従って、従来は特殊な油吸
収能を有する薬剤を配合した一部の溶剤系塗料の独壇場
となっていた。
属表面には防錆油が塗布されているため、何らかの処置
なしに直接その上に塗料を施すことは不可能に近かっ
た。少なくとも水系塗料(エマルジョン塗料)は油面塗
装性が全くなく、金属表面の油によりはじかれ、濡れ性
もなく、塗りムラが生じ、更に金属との密着も全くない
というような状態であった。従って、従来は特殊な油吸
収能を有する薬剤を配合した一部の溶剤系塗料の独壇場
となっていた。
【0003】またスプレー塗装などにおいては飛散する
塗料ミストによる塗料ロスあるいは塗料ミストの回収な
どにもコストがかかることになる。これはたとえ環境対
応型水系塗料であってもスプレー、静電塗装などの霧化
型塗装方式を用いれば、被着物に付着しない多量の塗料
ミストはブース水中に分散また溶解するので、排水時に
は凝集沈殿リサイクル方式によって水と塗料ミストスラ
ッジを分離して処理しなければならない。それにはその
ための設備とランニング時の凝集沈殿剤、更に水を多量
に含んだスラッジの廃棄処理など、その処理に膨大な費
用を要する。それゆえに塗装時には全部の塗料を使い切
ったり、リサイクルしたりなどの方法により外部には一
切廃棄物を出さない完全リサイクル方式となる浸漬塗装
方式(ディッピング)が有効である。この方式は棒、シ
ートなど単純な形状のものの塗装には有効であるが、ラ
ス網のような複雑形状物には塗膜の付着が部位により不
均一になり、塗膜の性能、外観が非常に劣化する。
塗料ミストによる塗料ロスあるいは塗料ミストの回収な
どにもコストがかかることになる。これはたとえ環境対
応型水系塗料であってもスプレー、静電塗装などの霧化
型塗装方式を用いれば、被着物に付着しない多量の塗料
ミストはブース水中に分散また溶解するので、排水時に
は凝集沈殿リサイクル方式によって水と塗料ミストスラ
ッジを分離して処理しなければならない。それにはその
ための設備とランニング時の凝集沈殿剤、更に水を多量
に含んだスラッジの廃棄処理など、その処理に膨大な費
用を要する。それゆえに塗装時には全部の塗料を使い切
ったり、リサイクルしたりなどの方法により外部には一
切廃棄物を出さない完全リサイクル方式となる浸漬塗装
方式(ディッピング)が有効である。この方式は棒、シ
ートなど単純な形状のものの塗装には有効であるが、ラ
ス網のような複雑形状物には塗膜の付着が部位により不
均一になり、塗膜の性能、外観が非常に劣化する。
【0004】例えば、網目に膜を張ったり、針金の交差
部には塗料がたまり、このタマリ部は加熱乾燥時、フク
レ現象を起こし、その部分の防錆性が極端に劣化する。
また上部と下部では上部が薄く下部が厚いという膜厚不
均一現象を生ずるので、防錆性能が不均一となる。
部には塗料がたまり、このタマリ部は加熱乾燥時、フク
レ現象を起こし、その部分の防錆性が極端に劣化する。
また上部と下部では上部が薄く下部が厚いという膜厚不
均一現象を生ずるので、防錆性能が不均一となる。
【0005】溶剤系塗料は溶剤の大気へ揮散による環境
汚染、引火性、着火性の高い溶剤による火災の危険性、
さらには溶剤の作業環境の悪化等、多くの問題点を有す
るところから溶剤系塗料から水系塗料へのスムーズな置
換が要求されるところであるが、水系塗料は本質的に油
とは相溶せず、防錆油が塗布された金属表面または油性
塗料塗布金属面への直接塗布可能な塗料への要求は不可
能または実現にはほど遠いものであった。
汚染、引火性、着火性の高い溶剤による火災の危険性、
さらには溶剤の作業環境の悪化等、多くの問題点を有す
るところから溶剤系塗料から水系塗料へのスムーズな置
換が要求されるところであるが、水系塗料は本質的に油
とは相溶せず、防錆油が塗布された金属表面または油性
塗料塗布金属面への直接塗布可能な塗料への要求は不可
能または実現にはほど遠いものであった。
【0006】従来水系塗料を使用する場合は、まず防錆
油が付着した金属基材をアルカリ水溶液により脱脂し、
湯洗いし、次に水洗、表面調整を行い、更に水洗し、化
成処理工程を経て更に水洗を繰り返すといった各種の工
程を経た後、初めて塗装可能の条件を得るという莫大な
労力と費用が係る作業を経なければならなかった。その
上、廃アルカリ水溶液、廃水洗液等の処理、更にそれら
から副生する廃油、スラッジ、処理のための中和剤など
脱脂液、化成処理液を安全に廃棄するために莫大な費用
が要求されている。
油が付着した金属基材をアルカリ水溶液により脱脂し、
湯洗いし、次に水洗、表面調整を行い、更に水洗し、化
成処理工程を経て更に水洗を繰り返すといった各種の工
程を経た後、初めて塗装可能の条件を得るという莫大な
労力と費用が係る作業を経なければならなかった。その
上、廃アルカリ水溶液、廃水洗液等の処理、更にそれら
から副生する廃油、スラッジ、処理のための中和剤など
脱脂液、化成処理液を安全に廃棄するために莫大な費用
が要求されている。
【0007】以上のようなことから前記脱脂工程、化成
処理工程、それに伴う廃塗料、廃油問題の全くない防錆
油などの油類が付着した金属基材そのままに何の処理工
程も要さず直接塗装が可能な油面塗装性の防錆性水系樹
脂塗料組成物の登場が望まれている。
処理工程、それに伴う廃塗料、廃油問題の全くない防錆
油などの油類が付着した金属基材そのままに何の処理工
程も要さず直接塗装が可能な油面塗装性の防錆性水系樹
脂塗料組成物の登場が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、防錆油など
の油類が付着した複雑形状の金属基材表面に直接塗装が
可能であり、複雑形状被塗物(例えばラス網)のごとき
ものであっても、一度で大量にディッピング塗装すると
きには余分な塗料が速やかに流れ落ち、しかもタレ、タ
マリ、ハジキがなく、エッジカバーがよく、かつ防錆
性、金属基材表面への塗装性と付着性に優れ、耐水性の
良好な安全無公害型水系防錆塗料として極めて有用な油
面防錆性水系樹脂塗料組成物を開発することを目的とす
る。
の油類が付着した複雑形状の金属基材表面に直接塗装が
可能であり、複雑形状被塗物(例えばラス網)のごとき
ものであっても、一度で大量にディッピング塗装すると
きには余分な塗料が速やかに流れ落ち、しかもタレ、タ
マリ、ハジキがなく、エッジカバーがよく、かつ防錆
性、金属基材表面への塗装性と付着性に優れ、耐水性の
良好な安全無公害型水系防錆塗料として極めて有用な油
面防錆性水系樹脂塗料組成物を開発することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗料組成物中
に水系共重合樹脂エマルジョン(樹脂分として)を10
〜40重量%、リン酸塩系、モリブデン酸塩系、メタホ
ウ酸塩系、炭酸塩系、酸化物系およびフェライト系の無
機系防錆顔料および有機系防錆顔料から選ばれた少なく
とも一種の防錆顔料を0.5〜30重量%、親水性有機
溶剤を0.5〜20重量%、増粘剤を0.1〜3重量
%、分散剤を0.1〜3重量%、湿潤剤を0.1〜2重
量%、消泡剤を0.05〜2重量%を含み、かつ不揮発
分濃度20〜60%、顔料体積濃度(PVC)10〜5
0%であることを特徴とする油面防錆性水系樹脂塗料組
成物を開発することにより上記の目的を達成した。
に水系共重合樹脂エマルジョン(樹脂分として)を10
〜40重量%、リン酸塩系、モリブデン酸塩系、メタホ
ウ酸塩系、炭酸塩系、酸化物系およびフェライト系の無
機系防錆顔料および有機系防錆顔料から選ばれた少なく
とも一種の防錆顔料を0.5〜30重量%、親水性有機
溶剤を0.5〜20重量%、増粘剤を0.1〜3重量
%、分散剤を0.1〜3重量%、湿潤剤を0.1〜2重
量%、消泡剤を0.05〜2重量%を含み、かつ不揮発
分濃度20〜60%、顔料体積濃度(PVC)10〜5
0%であることを特徴とする油面防錆性水系樹脂塗料組
成物を開発することにより上記の目的を達成した。
【0010】本発明に使用する水系共重合樹脂エマルジ
ョンとしては、スチレン/(メタ)アクリル酸エステル
/不飽和カルボン酸共重合樹脂エマルジョン、エチレン
/カルボン酸ビニルエステル共重合樹脂エマルジョン、
(メタ)アクリル酸エステル/不飽和カルボン酸共重合
樹脂エマルジョン、エチレン/カルボン酸ビニルエステ
ル/(メタ)アクリル酸エステル共重合樹脂エマルジョ
ン、スチレン/ブタジエン共重合樹脂エマルジョン等を
挙げることができる。
ョンとしては、スチレン/(メタ)アクリル酸エステル
/不飽和カルボン酸共重合樹脂エマルジョン、エチレン
/カルボン酸ビニルエステル共重合樹脂エマルジョン、
(メタ)アクリル酸エステル/不飽和カルボン酸共重合
樹脂エマルジョン、エチレン/カルボン酸ビニルエステ
ル/(メタ)アクリル酸エステル共重合樹脂エマルジョ
ン、スチレン/ブタジエン共重合樹脂エマルジョン等を
挙げることができる。
【0011】(メタ)アクリル酸エステルとしては、ア
クリル酸またはメタクリル酸の炭素数1〜12のアルキ
ルエステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸イソプロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデ
シル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、イソボルニルメタアクリレート等を挙
げることができる。またこのほかアクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、アクリル酸ヒドロキシイソプロピル、メタ
クリル酸2−ヒドロキシエチル、グリシジル(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレー
トなども含まれる。
クリル酸またはメタクリル酸の炭素数1〜12のアルキ
ルエステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸イソプロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデ
シル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
イソブチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、イソボルニルメタアクリレート等を挙
げることができる。またこのほかアクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、アクリル酸ヒドロキシイソプロピル、メタ
クリル酸2−ヒドロキシエチル、グリシジル(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレー
トなども含まれる。
【0012】カルボン酸ビニルエステルとしては、酢酸
ビニル、バーサティック酸ビニル等を挙げることができ
る。
ビニル、バーサティック酸ビニル等を挙げることができ
る。
【0013】不飽和カルボン酸としては一価または二価
の不飽和カルボン酸が含まれ、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等を挙げること
ができる。
の不飽和カルボン酸が含まれ、アクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等を挙げること
ができる。
【0014】上記以外にアクリルアミド、α−メチロー
ルアクリルアミド、スチレン、α−メチルスチレン、ア
クリロニトリル、塩化ビニリデン、エチレン、ブタジエ
ン等、それぞれのモノマーと共重合可能な場合に組み合
わせて使用できる。これらモノマーの中でエチレン、ス
チレンとアクリロニトリルが実用的にもっとも有用であ
る。
ルアクリルアミド、スチレン、α−メチルスチレン、ア
クリロニトリル、塩化ビニリデン、エチレン、ブタジエ
ン等、それぞれのモノマーと共重合可能な場合に組み合
わせて使用できる。これらモノマーの中でエチレン、ス
チレンとアクリロニトリルが実用的にもっとも有用であ
る。
【0015】本発明に使用する水系共重合樹脂エマルジ
ョンの代表例としては、エチレン/酢酸ビニル/バーサ
ティック酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、スチレン/
アクリロニトリル/アクリル酸2−エチルヘキシル/グ
リシジルメタクリレート/メタクリル酸共重合樹脂エマ
ルジョンが挙げられる。
ョンの代表例としては、エチレン/酢酸ビニル/バーサ
ティック酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、スチレン/
アクリロニトリル/アクリル酸2−エチルヘキシル/グ
リシジルメタクリレート/メタクリル酸共重合樹脂エマ
ルジョンが挙げられる。
【0016】本発明において、ホモポリマーのエマルジ
ョンを使用した場合は、油面塗装性に劣り、ポリマーの
種類によっては付着性や耐水性に劣る欠点がある。例え
ば酢酸ビニル重合体エマルジョンを使用した場合は、油
面塗装性や耐水性に劣り、油面防錆性としては好ましく
ない。
ョンを使用した場合は、油面塗装性に劣り、ポリマーの
種類によっては付着性や耐水性に劣る欠点がある。例え
ば酢酸ビニル重合体エマルジョンを使用した場合は、油
面塗装性や耐水性に劣り、油面防錆性としては好ましく
ない。
【0017】防錆顔料としては、エマルジョン塗料にお
いて薄膜で防錆効果があり、環境汚染がなく、廃棄物処
理対策上問題が少ないリン酸塩系Zn,Al,Ca等の
顔料、モリブデン酸塩系Zn,Al,Ca等の顔料、メ
タホウ酸塩系Ba,Zn,Ca等の顔料、炭酸塩系Zn
等の顔料、酸化物系Al,Ca顔料、フェライト系の無
機系防錆顔料および有機系防錆顔料(Zn−ニトロ化合
物)等が挙げられ、これらの1種またはそれらを組み合
わせて使用することができる。これらの防錆顔料の中で
リン酸亜鉛、リン酸アルミニウム、メタホウ酸バリウム
がもっとも重要で、実用的である。
いて薄膜で防錆効果があり、環境汚染がなく、廃棄物処
理対策上問題が少ないリン酸塩系Zn,Al,Ca等の
顔料、モリブデン酸塩系Zn,Al,Ca等の顔料、メ
タホウ酸塩系Ba,Zn,Ca等の顔料、炭酸塩系Zn
等の顔料、酸化物系Al,Ca顔料、フェライト系の無
機系防錆顔料および有機系防錆顔料(Zn−ニトロ化合
物)等が挙げられ、これらの1種またはそれらを組み合
わせて使用することができる。これらの防錆顔料の中で
リン酸亜鉛、リン酸アルミニウム、メタホウ酸バリウム
がもっとも重要で、実用的である。
【0018】親水性の有機溶剤としては、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール等のアルコール類、エチレ
ングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールモノ
アルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノアルキ
ルエーテル等のグリコール誘導体類、ジオキサンのよう
なエーテル類、アセトンのようなケトン類、その他n−
メチルピロリドン等の親水性溶剤が挙げられる。これら
の溶剤の中で、プロピレングリコール、プロピレングリ
コール誘導体類は毒性が少なく労働安全衛生上問題がな
く性能的にも優れ、実用的である。
エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール等のアルコール類、エチレ
ングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールモノ
アルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノアルキ
ルエーテル等のグリコール誘導体類、ジオキサンのよう
なエーテル類、アセトンのようなケトン類、その他n−
メチルピロリドン等の親水性溶剤が挙げられる。これら
の溶剤の中で、プロピレングリコール、プロピレングリ
コール誘導体類は毒性が少なく労働安全衛生上問題がな
く性能的にも優れ、実用的である。
【0019】増粘剤としては繊維素誘導体、例えばヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリアク
リル酸系、ポリエーテル系等が挙げられ、繊維素誘導体
はエッジカバー性の点から重要で、実用的である。
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリアク
リル酸系、ポリエーテル系等が挙げられ、繊維素誘導体
はエッジカバー性の点から重要で、実用的である。
【0020】抑泡性のある分散剤(界面活性剤)として
は、ポリカルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル
塩、リン酸エステル塩が挙げられ、湿潤剤としては非シ
リコーン系アクリルゴマー[アクリルオリゴマーであ
り、(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸と
(メタ)アクリル酸エステル共重合体である。]、ポリ
カルボン酸塩系などが挙げられ、特に非シリコーン系界
面活性剤が好ましい。これらと消泡剤との組み合わせに
より、抑泡性のある塗料が得られる。
は、ポリカルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル
塩、リン酸エステル塩が挙げられ、湿潤剤としては非シ
リコーン系アクリルゴマー[アクリルオリゴマーであ
り、(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸と
(メタ)アクリル酸エステル共重合体である。]、ポリ
カルボン酸塩系などが挙げられ、特に非シリコーン系界
面活性剤が好ましい。これらと消泡剤との組み合わせに
より、抑泡性のある塗料が得られる。
【0021】消泡剤としてはメチル(α−アミノプロピ
ル)シロキサンとジメチルシロキサンの共重合物からな
るエマルジョン系、アルキル変性ポリシロキサン系、フ
ッ素系等が挙げられ、有機変性ポリシロキサン系が消泡
効果とハジキ、流下性の点から重要で、実用的である。
ル)シロキサンとジメチルシロキサンの共重合物からな
るエマルジョン系、アルキル変性ポリシロキサン系、フ
ッ素系等が挙げられ、有機変性ポリシロキサン系が消泡
効果とハジキ、流下性の点から重要で、実用的である。
【0022】不揮発分濃度は一定の塗膜厚を確保し、防
錆性の良い塗膜を得るために作業粘度と関連しながら不
揮発分濃度を20〜60%に調整することが重要で、実
用的である。
錆性の良い塗膜を得るために作業粘度と関連しながら不
揮発分濃度を20〜60%に調整することが重要で、実
用的である。
【0023】顔料体積濃度(PVC)は造膜性、基材へ
の密着性、防錆性、塗膜表面のベタツキよりPVCを1
0〜50%に調整することは重要で、実用的である。
の密着性、防錆性、塗膜表面のベタツキよりPVCを1
0〜50%に調整することは重要で、実用的である。
【0024】本発明の油面防錆性水系樹脂塗料組成物に
おける水系共重合樹脂エマルジョンの配合量は、樹脂分
として10〜40重量%であり、好ましくは15〜35
重量%である。10重量%より少ない場合は被塗物への
接着性に乏しく、40重量%より多い場合はブロッキン
グ性等の問題が生じる。
おける水系共重合樹脂エマルジョンの配合量は、樹脂分
として10〜40重量%であり、好ましくは15〜35
重量%である。10重量%より少ない場合は被塗物への
接着性に乏しく、40重量%より多い場合はブロッキン
グ性等の問題が生じる。
【0025】防錆顔料の配合量は0.5〜30重量%で
あり、好ましくは0.5〜20重量%である。0.5重
量%より少ない場合は防錆性が不十分であり、30重量
%より多い場合は塗料としての貯蔵安定性などに問題が
生ずる。防錆顔料は各種の金属塩であり、エマルジョン
の安定性に影響を与えるので、その選択と組成について
は注意が必要である。
あり、好ましくは0.5〜20重量%である。0.5重
量%より少ない場合は防錆性が不十分であり、30重量
%より多い場合は塗料としての貯蔵安定性などに問題が
生ずる。防錆顔料は各種の金属塩であり、エマルジョン
の安定性に影響を与えるので、その選択と組成について
は注意が必要である。
【0026】親水性有機溶剤の使用量は0.5〜20重
量%である。より好ましくは引火性、着火性を考慮する
とC3 以上のアルコールまたはプロピレングリコールエ
ーテルを2〜15重量%配合したものが良い。配合量が
0.5重量%より少ない場合は油面に対する塗料として
の親和性が劣り、ハジキ、付着不良等の欠陥を生ずる。
20重量%より多い場合は安定性に劣り、環境対応上の
問題が生じる。
量%である。より好ましくは引火性、着火性を考慮する
とC3 以上のアルコールまたはプロピレングリコールエ
ーテルを2〜15重量%配合したものが良い。配合量が
0.5重量%より少ない場合は油面に対する塗料として
の親和性が劣り、ハジキ、付着不良等の欠陥を生ずる。
20重量%より多い場合は安定性に劣り、環境対応上の
問題が生じる。
【0027】増粘剤の使用量は0.1〜3重量%が望ま
しく、より好ましくは0.15〜2重量%である。0.
1重量%より少ない場合は粘度が低く、油面上でハジキ
が発生し、均一な膜が得られない。3重量%より多い場
合は粘度が高く、ディッピング作業性に劣る。
しく、より好ましくは0.15〜2重量%である。0.
1重量%より少ない場合は粘度が低く、油面上でハジキ
が発生し、均一な膜が得られない。3重量%より多い場
合は粘度が高く、ディッピング作業性に劣る。
【0028】分散剤の使用量は0.1〜3重量%が望ま
しく、より好ましくは0.5〜1重量%である。0.1
重量%より少ない場合は顔料分散性が不十分で、3重量
%より多い場合は抑泡性に劣るため流下性が不十分で、
また緻密な塗膜ができず防錆性にも劣る。
しく、より好ましくは0.5〜1重量%である。0.1
重量%より少ない場合は顔料分散性が不十分で、3重量
%より多い場合は抑泡性に劣るため流下性が不十分で、
また緻密な塗膜ができず防錆性にも劣る。
【0029】湿潤剤の使用量は0.1〜2重量%、より
好ましくは0.3〜1重量%である。0.1重量%より
少ない場合は濡れ性が悪く、2重量%より多い場合は耐
水性が低下する。
好ましくは0.3〜1重量%である。0.1重量%より
少ない場合は濡れ性が悪く、2重量%より多い場合は耐
水性が低下する。
【0030】消泡剤の使用量は0.05〜2重量%が望
ましく、より好ましくは0.1〜1重量%である。0.
05重量%より少ない場合は抑泡性に劣るため流下性が
不十分で、2重量%より多い場合はハジキが発生し緻密
な塗膜ができず防錆性にも劣る。
ましく、より好ましくは0.1〜1重量%である。0.
05重量%より少ない場合は抑泡性に劣るため流下性が
不十分で、2重量%より多い場合はハジキが発生し緻密
な塗膜ができず防錆性にも劣る。
【0031】不揮発分濃度は20〜60%が望ましく、
より好ましくは40〜50%である。20%よりも低い
と塗着量が少なく、特にエッジカバーが不足し、防錆性
に劣る。60%より高い場合は塗料粘度が高く、ディッ
ピング作業性に劣る。
より好ましくは40〜50%である。20%よりも低い
と塗着量が少なく、特にエッジカバーが不足し、防錆性
に劣る。60%より高い場合は塗料粘度が高く、ディッ
ピング作業性に劣る。
【0032】顔料体積濃度は10〜50%が望ましく、
より好ましくは20〜35%である。10%よりも低い
場合は塗膜に粘着性があり、実用的でない。50%より
高い場合は、塗膜の緻密性が不足し、防錆性が劣る。
より好ましくは20〜35%である。10%よりも低い
場合は塗膜に粘着性があり、実用的でない。50%より
高い場合は、塗膜の緻密性が不足し、防錆性が劣る。
【0033】本発明の完全リサイクル型油面防錆性水系
樹脂塗料組成物には、必要に応じて当業者において慣用
されている防腐剤が適宜使用され、安全性に優れ、公害
のない、前記した完全リサイクル型であって油面塗装性
と防錆性を兼ね備えた塗料が得られる。
樹脂塗料組成物には、必要に応じて当業者において慣用
されている防腐剤が適宜使用され、安全性に優れ、公害
のない、前記した完全リサイクル型であって油面塗装性
と防錆性を兼ね備えた塗料が得られる。
【0034】
【作用】本発明は、水系共重合樹脂エマルジョン、防錆
顔料、親水性有機溶剤、増粘剤、分散剤、湿潤剤および
消泡剤からなる完全リサイクル型油面防錆性水系樹脂塗
料組成物に関するものであり、水系塗料でありながら防
錆油等の塗布されている金属面に直接塗布することが可
能であり、特にディッピング塗装に伴う浸漬引き上げ後
に複雑形状被塗物より余分な塗料が速やかに流れ落ち、
泡立ちがなく、しかもエッジカバー性を確保することと
共に防錆性、密着性、耐水性が優れた塗膜を形成するこ
とができる。
顔料、親水性有機溶剤、増粘剤、分散剤、湿潤剤および
消泡剤からなる完全リサイクル型油面防錆性水系樹脂塗
料組成物に関するものであり、水系塗料でありながら防
錆油等の塗布されている金属面に直接塗布することが可
能であり、特にディッピング塗装に伴う浸漬引き上げ後
に複雑形状被塗物より余分な塗料が速やかに流れ落ち、
泡立ちがなく、しかもエッジカバー性を確保することと
共に防錆性、密着性、耐水性が優れた塗膜を形成するこ
とができる。
【0035】これらの成分の油面塗装性への作用は、親
水性有機溶剤の使用により塗液の表面張力を下げ、金属
表面の油分との親和性を高め、乾燥後に緻密な塗膜を被
塗物表面に形成することを助け、消泡剤と分散剤、湿潤
剤のそれぞれの適切な配合量の組み合わせを選択したこ
とにより抑泡性を高め、シックナーの種類と不揮発分濃
度の調整により塗着量を高め、適正な顔料体積濃度範囲
に調整することにより、密着性が良く、更に防錆顔料の
発錆抑制の結果、水系エマルジョン樹脂塗料であっても
油面に塗装が可能であり、また防錆性に優れた安全かつ
無公害の塗料が得られるものである。
水性有機溶剤の使用により塗液の表面張力を下げ、金属
表面の油分との親和性を高め、乾燥後に緻密な塗膜を被
塗物表面に形成することを助け、消泡剤と分散剤、湿潤
剤のそれぞれの適切な配合量の組み合わせを選択したこ
とにより抑泡性を高め、シックナーの種類と不揮発分濃
度の調整により塗着量を高め、適正な顔料体積濃度範囲
に調整することにより、密着性が良く、更に防錆顔料の
発錆抑制の結果、水系エマルジョン樹脂塗料であっても
油面に塗装が可能であり、また防錆性に優れた安全かつ
無公害の塗料が得られるものである。
【0036】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
更に詳細に説明する。なお、実施例および比較例におい
て、水系共重合樹脂エマルジョン、防錆顔料(ペース
ト)、添加剤等は次に示すものを使用した。
更に詳細に説明する。なお、実施例および比較例におい
て、水系共重合樹脂エマルジョン、防錆顔料(ペース
ト)、添加剤等は次に示すものを使用した。
【0037】水系共重合樹脂エマルジョンA(エマルジ
ョンA):AP−6720[昭和高分子(株);スチレ
ン/アクリロニトリル/アクリル酸2−エチルヘキシル
/グリシジルメタクリレート/メタクリル酸=63/6
/24/4/3(重量比)共重合樹脂エマルジョン、固
形分45%]
ョンA):AP−6720[昭和高分子(株);スチレ
ン/アクリロニトリル/アクリル酸2−エチルヘキシル
/グリシジルメタクリレート/メタクリル酸=63/6
/24/4/3(重量比)共重合樹脂エマルジョン、固
形分45%]
【0038】水系共重合樹脂エマルジョンB(エマルジ
ョンB):EVAP−550[昭和高分子(株);エチ
レン/酢酸ビニル/バーサティック酸ビニル=10/8
0/10(重量比)共重合樹脂エマルジョン、固形分5
5%]
ョンB):EVAP−550[昭和高分子(株);エチ
レン/酢酸ビニル/バーサティック酸ビニル=10/8
0/10(重量比)共重合樹脂エマルジョン、固形分5
5%]
【0039】水系共重合樹脂エマルジョンC(エマルジ
ョンC):ポリゾールPS−3HA[昭和高分子
(株);酢酸ビニル重合体エマルジョン、固形分50
%]
ョンC):ポリゾールPS−3HA[昭和高分子
(株);酢酸ビニル重合体エマルジョン、固形分50
%]
【0040】シックナー(A);ナトロゾール250H
R[ハーキュレス社、ヒドロキシエチルセルロース] シックナー(B);ナトロゾール250LR[ハーキュ
レス社、ヒドロキシエチルセルロース]
R[ハーキュレス社、ヒドロキシエチルセルロース] シックナー(B);ナトロゾール250LR[ハーキュ
レス社、ヒドロキシエチルセルロース]
【0041】pH調整剤:アンモニア水
【0042】分散剤(A):オロタン731SD[ロー
ムアントハース社、ポリカルボン酸型界面活性剤]
ムアントハース社、ポリカルボン酸型界面活性剤]
【0043】分散剤(B):ノイゲンEA−120[第
一工業製薬(株)、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル]
一工業製薬(株)、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル]
【0044】湿潤剤;ポリフローWS[共栄油脂化学工
業(株)、非シリコーン系アクリルオリゴマー]
業(株)、非シリコーン系アクリルオリゴマー]
【0045】防錆顔料:K−ホワイト84S[テイカ
(株)、トリポリリン酸アルミニウム]
(株)、トリポリリン酸アルミニウム]
【0046】着色顔料:ベンガラEP−20[日本弁柄
工業(株)] 体質顔料:ファイザータルク10−52[ファイザー−
MSP(株)] なお、以下において、部および%はすべて重量基準であ
る。
工業(株)] 体質顔料:ファイザータルク10−52[ファイザー−
MSP(株)] なお、以下において、部および%はすべて重量基準であ
る。
【0047】(顔料ペーストの調製)ディスパー型かく
はん機を設けた混合容器に表1に示した配合割合でこの
順に原料を添加した後、2,000rpmで60分間撹
拌して調製した。
はん機を設けた混合容器に表1に示した配合割合でこの
順に原料を添加した後、2,000rpmで60分間撹
拌して調製した。
【0048】
【表1】
【0049】(実施例1)エマルジョンAを61部、顔
料ペーストA34部をディスパー型かくはん機を設けた
混合容器中で撹拌しながら、溶剤としてプロピレングリ
コールn−ブチルエーテル5部を添加後、1,500r
pmで15分間更に混合し、油面防錆性水系樹脂塗料組
成物を得た。
料ペーストA34部をディスパー型かくはん機を設けた
混合容器中で撹拌しながら、溶剤としてプロピレングリ
コールn−ブチルエーテル5部を添加後、1,500r
pmで15分間更に混合し、油面防錆性水系樹脂塗料組
成物を得た。
【0050】(実施例2)消泡剤量を0.5部に増量し
た以外は実施例1と同様の操作により、油面防錆水系樹
脂塗料組成物を得た。
た以外は実施例1と同様の操作により、油面防錆水系樹
脂塗料組成物を得た。
【0051】(実施例3)顔料ペーストAの代りに顔料
ペーストBを46部、エマルジョンA61部に代え、エ
マルジョンB61部を使用する以外は、実施例1と同様
の操作により、油面防錆性水系樹脂塗料組成物を得た。
ペーストBを46部、エマルジョンA61部に代え、エ
マルジョンB61部を使用する以外は、実施例1と同様
の操作により、油面防錆性水系樹脂塗料組成物を得た。
【0052】(実施例4)顔料ペーストAの代りに顔料
ペーストBを46部使用した以外は、実施例1と同様の
操作により、油面防錆性水系樹脂塗料組成物を得た。
ペーストBを46部使用した以外は、実施例1と同様の
操作により、油面防錆性水系樹脂塗料組成物を得た。
【0053】(実施例5)エマルジョンAを37.5
部、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル3.5
部を使用した以外は、実施例1と同様の操作により油面
防錆性水系樹脂塗料組成物を得た。
部、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル3.5
部を使用した以外は、実施例1と同様の操作により油面
防錆性水系樹脂塗料組成物を得た。
【0054】(比較例1)エマルジョンAに代えてエマ
ルジョンCを61部使用した以外は、実施例1と同様の
操作により油面防錆性水系樹脂組成物を得た。
ルジョンCを61部使用した以外は、実施例1と同様の
操作により油面防錆性水系樹脂組成物を得た。
【0055】(比較例2)エマルジョンAを11部、顔
料ペーストAを68部使用した以外は、実施例1と同様
の操作により油面防錆性水系樹脂組成物を得た。
料ペーストAを68部使用した以外は、実施例1と同様
の操作により油面防錆性水系樹脂組成物を得た。
【0056】(比較例3)エマルジョンAを900部使
用した以外は、実施例1と同様の操作により油面防錆性
水系樹脂組成物を得た。
用した以外は、実施例1と同様の操作により油面防錆性
水系樹脂組成物を得た。
【0057】(比較例4)顔料ペーストAに代えて、顔
料ペーストCを34部使用した以外は、実施例1と同様
の操作により油面防錆性水系樹脂組成物を得た。
料ペーストCを34部使用した以外は、実施例1と同様
の操作により油面防錆性水系樹脂組成物を得た。
【0058】(比較例5)顔料ペーストAに代えて、顔
料ペーストDを72.9部使用した以外は、実施例1と
同様の操作により油面防錆性水系樹脂組成物を得た。
料ペーストDを72.9部使用した以外は、実施例1と
同様の操作により油面防錆性水系樹脂組成物を得た。
【0059】(比較例6)溶剤として使用しているプロ
ピレングリコールn−ブチルエーテルを使用しなかった
以外は実施例1と同様の操作により油面防錆性水系樹脂
組成物を得た。
ピレングリコールn−ブチルエーテルを使用しなかった
以外は実施例1と同様の操作により油面防錆性水系樹脂
組成物を得た。
【0060】(比較例7)溶剤として使用しているプロ
ピレングリコールn−ブチルエーテルの使用量を40部
使用した以外は実施例1と同様の操作により油面防錆性
水系樹脂組成物を得た。
ピレングリコールn−ブチルエーテルの使用量を40部
使用した以外は実施例1と同様の操作により油面防錆性
水系樹脂組成物を得た。
【0061】(比較例8)顔料ペーストAの代りに、顔
料ペーストEを34部使用した以外は実施例1と同様の
操作により水系樹脂塗料組成物を得た。
料ペーストEを34部使用した以外は実施例1と同様の
操作により水系樹脂塗料組成物を得た。
【0062】(比較例9)塗料の不揮発残分を19%に
した以外は、実施例1と同様の操作により水系樹脂塗料
組成物を得た。
した以外は、実施例1と同様の操作により水系樹脂塗料
組成物を得た。
【0063】(比較例10)消泡剤量を0.01%にし
た以外は、実施例1と同様の操作により水系樹脂塗料組
成物を得た。
た以外は、実施例1と同様の操作により水系樹脂塗料組
成物を得た。
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】
【0066】
【表4】
【0067】上記により得られた各種塗料を、防錆油の
付着したラス網(冷間圧延鋼板より加工)をディッピン
グし、20℃で2分間放置して液切れを行い、80℃、
10分間乾燥後各種テストを行った。
付着したラス網(冷間圧延鋼板より加工)をディッピン
グし、20℃で2分間放置して液切れを行い、80℃、
10分間乾燥後各種テストを行った。
【0068】塗装性は粘度を18秒(フォードカップN
o.4)に調整した塗料の浸漬槽中に、防錆油の付着し
たラス網をディップし、ラス網内の膜張、ハジキ、交絡
点のタマリ、エッジカバー性を評価した。
o.4)に調整した塗料の浸漬槽中に、防錆油の付着し
たラス網をディップし、ラス網内の膜張、ハジキ、交絡
点のタマリ、エッジカバー性を評価した。
【0069】防錆性はJISK−5400に準じた塩水
噴霧性試験後に発生する錆幅により評価した。
噴霧性試験後に発生する錆幅により評価した。
【0070】耐水性は20℃の水に48時間浸漬し、フ
クレの発生状況を評価した。結果を表5に示す。
クレの発生状況を評価した。結果を表5に示す。
【0071】
【表5】
【0072】評価基準 塗装性 ラス網内の膜張り 良好 ◎−○−△−× 不良 ハジキ 〃 タマリ 〃 エッジカバー 〃 碁盤目試験 ◎100/100 ○80〜99/100 △50〜80
/100 ×50以下/100 耐塩水噴霧試験48時間 ◎錆幅1mm ○錆幅3mm以内 △錆幅3mm以上 ×全面
錆 耐水性 ◎フクレなし ○フクレわずか △フクレ部
分的 ×フクレ全面
/100 ×50以下/100 耐塩水噴霧試験48時間 ◎錆幅1mm ○錆幅3mm以内 △錆幅3mm以上 ×全面
錆 耐水性 ◎フクレなし ○フクレわずか △フクレ部
分的 ×フクレ全面
【0073】
【発明の効果】本発明は、防錆油、圧延油等が塗布され
ている金属表面に、脱脂処理などをせずにディッピング
塗装が可能であって、複雑な形状の被塗物であっても余
分の塗料は速やかに流れ落ち、しかもタレ、タマリ、ハ
ジキがなくエッジカバーが良く、付着性、耐水性に優
れ、かつ直接塗装可能な防錆作用を有するディッピング
塗装用の水系樹脂塗料の開発に成功した。
ている金属表面に、脱脂処理などをせずにディッピング
塗装が可能であって、複雑な形状の被塗物であっても余
分の塗料は速やかに流れ落ち、しかもタレ、タマリ、ハ
ジキがなくエッジカバーが良く、付着性、耐水性に優
れ、かつ直接塗装可能な防錆作用を有するディッピング
塗装用の水系樹脂塗料の開発に成功した。
【0074】このため脱脂処理および化成処理に伴う工
数の削減、廃アルカリ水溶液、廃水洗液等の処理、副生
する廃油、スラッジ等の処理、アルカリ、および中和剤
などのコストダウンが可能となった。
数の削減、廃アルカリ水溶液、廃水洗液等の処理、副生
する廃油、スラッジ等の処理、アルカリ、および中和剤
などのコストダウンが可能となった。
【0075】更に本発明は水系樹脂塗料であるため、溶
剤系塗料に比し、溶剤揮散による作業環境の悪化、大気
汚染の心配もなく、更に引火性、着火性もない安全な油
面防錆性水系樹脂塗料組成物である。
剤系塗料に比し、溶剤揮散による作業環境の悪化、大気
汚染の心配もなく、更に引火性、着火性もない安全な油
面防錆性水系樹脂塗料組成物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 可知 勇 神奈川県横浜市戸塚区上矢部町143−1− 418 (72)発明者 桜庭 寿彦 大阪府豊中市新千里南町3丁目8番A5− 303 (72)発明者 冨島 和憲 兵庫県龍野市龍野町日山16 (72)発明者 橘 良信 神奈川県横浜市戸塚区上倉田町1372−15 (72)発明者 築山 文俊 兵庫県姫路市梅ケ谷町6−27
Claims (3)
- 【請求項1】 塗料組成物中に、水系共重合樹脂エマル
ジョンを樹脂分として10〜40重量%、リン酸塩系、
モリブデン酸塩系、メタホウ酸塩系、炭酸塩系、酸化物
系およびフェライト系の無機系防錆顔料および有機系防
錆顔料から選ばれた少なくとも一種の防錆顔料を0.5
〜30重量%、親水性有機溶剤を0.5〜20重量%、
増粘剤を0.1〜3重量%、分散剤を0.1〜3重量
%、湿潤剤を0.1〜2重量%、消泡剤を0.05〜2
重量%含み、かつ不揮発分濃度20〜60%、顔料体積
濃度(PVC)10〜50%であることを特徴とする完
全リサイクル型油面防錆性水系樹脂塗料組成物。 - 【請求項2】 水系共重合樹脂エマルジョンが、スチレ
ン/(メタ)アクリル酸エステル/不飽和カルボン酸共
重合樹脂エマルジョン、エチレン/カルボン酸ビニルエ
ステル共重合樹脂エマルジョン、(メタ)アクリル酸エ
ステル/不飽和カルボン酸共重合樹脂エマルジョン、エ
チレン/カルボン酸ビニルエステル/(メタ)アクリル
酸エステル共重合樹脂エマルジョン、スチレン/ブタジ
エン共重合樹脂エマルジョンから選ばれた少なくとも一
種の水系共重合樹脂エマルジョンである請求項1記載の
完全リサイクル型油面防錆性水系樹脂塗料組成物。 - 【請求項3】 親水性有機溶剤がプロピレングリコール
またはその誘導体類である請求項1記載の完全リサイク
ル型油面防錆性水系樹脂塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20452293A JPH0741702A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 油面防錆性水系樹脂塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20452293A JPH0741702A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 油面防錆性水系樹脂塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741702A true JPH0741702A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16491932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20452293A Pending JPH0741702A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 油面防錆性水系樹脂塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741702A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009503206A (ja) * | 2005-08-04 | 2009-01-29 | ビーエーエスエフ コーティングス アクチェンゲゼルシャフト | クロム不含で亜鉛貧有の耐蝕性顔料混合物、その製造法および該顔料混合物の使用 |
| US7927707B2 (en) | 2003-10-09 | 2011-04-19 | Daikin Industries, Ltd. | Plate material and manufacturing method thereof |
| JP2018172504A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本塗料株式会社 | 水性塗料組成物及び塗装方法 |
| JP2022150460A (ja) * | 2021-03-26 | 2022-10-07 | ベック株式会社 | 水性被覆材 |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP20452293A patent/JPH0741702A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7927707B2 (en) | 2003-10-09 | 2011-04-19 | Daikin Industries, Ltd. | Plate material and manufacturing method thereof |
| JP2009503206A (ja) * | 2005-08-04 | 2009-01-29 | ビーエーエスエフ コーティングス アクチェンゲゼルシャフト | クロム不含で亜鉛貧有の耐蝕性顔料混合物、その製造法および該顔料混合物の使用 |
| JP2018172504A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 大日本塗料株式会社 | 水性塗料組成物及び塗装方法 |
| JP2022150460A (ja) * | 2021-03-26 | 2022-10-07 | ベック株式会社 | 水性被覆材 |
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