JPH0741846A - 棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置 - Google Patents

棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置

Info

Publication number
JPH0741846A
JPH0741846A JP5208611A JP20861193A JPH0741846A JP H0741846 A JPH0741846 A JP H0741846A JP 5208611 A JP5208611 A JP 5208611A JP 20861193 A JP20861193 A JP 20861193A JP H0741846 A JPH0741846 A JP H0741846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
heating coil
jacket
rod
quenching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5208611A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2748218B2 (ja
Inventor
Jiyunji Minoue
潤二 巳之上
Noboru Tsukamoto
昇 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electronics Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electronics Industry Co Ltd filed Critical Fuji Electronics Industry Co Ltd
Priority to JP5208611A priority Critical patent/JP2748218B2/ja
Publication of JPH0741846A publication Critical patent/JPH0741846A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2748218B2 publication Critical patent/JP2748218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼入後のワークの歪みを少なくすることがで
きる棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置を提供
する。 【構成】 水平に且つ水平方向に移動自在であると共に
長手方向に力が加わらないように外周面W1 を支持した
棒状ワークWを、ワークWの軸芯線W2 を中心とした同
芯状に且つ棒状ワークWの長手方向に配置した環状或い
は螺旋状の加熱コイル10と環状の焼入液噴射用のジャケ
ット30との内側を通過させ、加熱コイル10よってワーク
Wの外周面W1 を加熱後、加熱された外周面W1 にジャ
ケット30から焼入液Lを噴射して冷却すると共に、ワー
クWを加熱中の加熱コイル10および焼入液を噴射中のジ
ャケット30は、それぞれ、前記軸芯線W2 を中心として
加熱コイル回転機構20およびジャケット回転機構40によ
って回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状ワークの焼入後の
歪みを少なくすることができる棒状ワークの高周波移動
焼入方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、棒状ワーク(以下棒状ワークを単
にワークともいう)の外周面を移動焼入するには、例え
ば、環状の高周波加熱コイル(以下高周波加熱コイルを
単に加熱コイルともいう)および環状の焼入液噴射用の
ジャケットとを同芯状に且つ水平方向に隣り合うように
配置し、これら加熱コイルおよびジャケットを貫通する
ようにワークを水平に配設する。そして、加熱コイルに
高周波電流を通電すると共にジャケットから焼入液を噴
射しつつ、適宜の装置によって、ワークをワークの軸芯
線を中心として回転させながら、ワークを加熱コイルか
らジャケットに向かう方向に移動させるか、或いは、加
熱コイルとジャケットとを一体としてジャケットから加
熱コイルに向かう方向に移動させ、加熱コイルによって
順次加熱されたワークの外周面にジャケットから焼入液
を順次噴射して加熱された外周面を冷却し、外周面に硬
化層を順次形成してゆく方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た棒状ワークの従来の高周波移動焼入方法には次に述べ
る問題がある。即ち、移動焼入が行われている間、水平
に配設された棒状ワークは、軸芯線を中心として回転し
ており、且つ、両端をセンタによって支持されているの
で、ワークに軸芯線方向の圧力が加わった状態で部分的
な加熱が行われる結果、ワークが焼入中に僅かに曲が
り、焼入終了後に測定したワークの歪みは許容限界を越
えることがある。
【0004】また、移動焼入中のワークに軸芯線方向の
圧力を加えないために、水平に配設されたワークの外周
面下部を例えばローラ等で支持し、ワークの一端を把持
してワークを加熱コイルからジャケットの方向へ水平移
動させながら、且つ、ワークを軸芯線を中心として回転
させながら、加熱コイルおよびジャケットによってワー
クの外周面を移動焼入することもできる。
【0005】この場合には、移動焼入中、ワークに対し
て軸芯線方向の圧力が加わらないけれども、ワークの他
端は上下方向の移動に対する規制が無い上に、ワークが
軸芯線を中心として回転していることによって、ワーク
の一部が加熱されて少し柔らかくなるとワークの他端が
僅かに軸芯線から反れるように曲がることがある。そし
て、焼入後における測定された歪みの大きさは必ずしも
満足できない場合がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
であって、焼入後のワークの歪みを少なくすることがで
きる棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の棒状ワークの高周波移動焼入方法は、棒状
ワークの高周波移動焼入方法において、水平に且つ水平
方向に移動自在であると共に長手方向に力が加わらない
ように外周面を支持した棒状ワークを、同芯状に且つ棒
状ワークの長手方向に配置した環状或いは螺旋状の高周
波加熱コイルと環状の焼入液噴射用のジャケットとの内
側を通過させ、前記加熱コイルによってワークの外周面
を加熱後、加熱された外周面に前記ジャケットから焼入
液を噴射して冷却すると共に、ワークを加熱中の加熱コ
イルおよび焼入液を噴射中のジャケットは、それぞれ、
前記芯を中心として回転させる。
【0008】また、本発明の棒状ワークの高周波移動焼
入装置は、棒状ワークの高周波移動焼入装置において、
棒状ワークを水平に且つ水平方向に移動自在であると共
に長手方向に力が加わらないように外周面を支持するワ
ーク支持装置と、ワーク支持装置によって支持された棒
状ワークの軸芯線を中心とするように且つ棒状ワークの
長手方向に配置された環状或いは螺旋状の高周波加熱コ
イルと環状の焼入液噴射用のジャケットと、前記加熱コ
イルを前記軸芯線を中心として回転させる加熱コイル回
転機構と、前記ジャケットを前記軸芯線を中心として回
転させるジャケット回転機構と、ワーク支持装置によっ
て支持されたワークをワークの長手方向に移動させて前
記加熱コイルとジャケットの内側を通過させるワーク移
動装置とを備えている。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の棒状ワークの
高周波移動焼入方法を実現することができる高周波移動
焼入装置の一実施例を説明する。図1〜図8は本実施例
を説明するための図面であって、図1は概略構成図、図
2は加熱コイルおよび加熱コイル回転機構の縦断面説明
図、図3はジャケットおよびジャケット回転機構の縦断
面説明図、図4の(a)は加熱コイルの正面説明図、
(b)、(c)、および(d)はそれぞれ(a)のB1
線、B2 線、およびB3 線矢視断面図、図5はワーク支
持装置50の断面図、図6はワーク移動装置60の正面図、
図7は加熱コイルに関連する電気回路図、図8はワーク
Wの斜視図である。
【0010】本実施例の装置で移動焼入するワークは、
図8に示す円柱状の丸棒状ワークWを採り上げた。W1
はワークWの外周面であり、W2 は軸芯線であって、ワ
ークWの両端面の中心W3 同士を結ぶ直線である。
【0011】図1に示すように、本実施例の移動焼入装
置は、ワークWを水平に且つ水平方向に移動自在である
と共に、ワークWの長手方向の力がワークWに加わらな
いように、即ち、ワークWには長手方向の圧力も張力も
かからないように、外周面W1 を支持するワーク支持装
置と、ワーク支持装置50によって水平に支持されたワー
クWの軸芯線W2 に中心が合致するように、且つワーク
Wの長手方向に配置された環状の加熱コイル10と環状の
焼入液噴射用のジャケット30と、加熱コイル10をワーク
Wの軸芯線W2 を中心として回転させる加熱コイル回転
機構20と、ジャケット30をワークWの軸芯線W2 を中心
として回転させるジャケット回転機構40と、ワーク支持
装置50によって支持されたワークWを長手方向に移動さ
せて加熱コイル10とジャケット30の内側を通過させるワ
ーク移動装置60とを備えたことを基本的な構成としてい
る。
【0012】以下、移動焼入装置を詳細に説明する。ま
ず、前記のワーク支持装置50について説明する。図1に
示すように、ワーク支持装置50は、水平方向に直線状に
配置された複数のローラ51を備えている。図5に示すよ
うに、各ローラ51の外周面にはV字状の溝52が全周にわ
たって形成されており、また、各ローラ51は、1対の軸
受54間に回動自在に橋架された水平な軸53に外嵌してい
る。ローラ51上に載置されたワークWは、後述するワー
ク移動装置60によってワークWが水平に移動されたとき
に、ワークWの軸芯線W2 が加熱コイル10およびジャケ
ット30の中心を通過するように、ローラ51が配設されて
いる。
【0013】図1に示すように、移動焼入開始前にワー
クWが水平に配置される焼入開始ステーションS1 およ
び焼入が終わったワークWが到着する焼入終了ステーシ
ョンS2 には、それぞれ、複数個のローラ51が設けられ
ている。
【0014】次に、加熱コイル10に関連する電気回路を
説明する。図7に示すように、高周波電源15の出力は、
トランス13の1次捲線11に接続されている。トランス13
の2次捲線12の出力は、1ターンの1次コイル14に接続
されている。ワークWを加熱する加熱コイル10は、1次
コイル14に対する2次コイルであって、図2に示すよう
に、1次コイル14の内側に、1次コイル14と同芯状に配
置されている閉路された環状のコイルである。
【0015】加熱コイル10は、また、図4に示すよう
に、四角金属筒をリング状に形成したものであって、中
空部分16は加熱コイル10の冷却液の流通路となってい
る。中空部分16に中空部分16を塞止するように設けた1
枚の仕切板17の一方側および他方側の加熱コイル10の側
面には、冷却液供給口18および冷却液排出口19がそれぞ
れ反対向きに開設されている。
【0016】図3に示すように、環状のジャケット30の
内側面には、焼入液Lを噴射する多数の焼入液噴射孔31
が開設されている。32は、多数の焼入液通過孔33が開設
されている均圧板であって、各焼入液噴射孔31から噴射
される焼入液Lの圧力を極力均一にする役目をする。
【0017】加熱コイル回転機構20は、加熱コイル10の
回転を行うのみならず、加熱コイル10へ冷却液の供給と
排出を行う機能も備えており、図2に示すように、冷却
液供給部20Aと、冷却液排出部20Bと、回転装置20Cと
を備えている。
【0018】冷却液供給部20Aは、冷却液供給回転部20
A1 と、冷却液供給固定部20A2 とを備えている。冷却
液供給回転部20A1 は、加熱コイル10の上部の側面に接
着によって固定した絶縁性の冷却液通過管201 と、加熱
コイル10の下部の側面に接着によって固定した絶縁性の
L型部材202 と、これら冷却液通過管201 とL型部材20
2 とに、それぞれ上端部分と下端部分が接着によって取
り付けられた断面4角形で中空部分205 を有する環状の
冷却液供給回転部材210 とを備えている。
【0019】冷却液供給固定部20A2 は、冷却液供給回
転部材210 の外周面に嵌合された1対の玉軸受214 と、
これら玉軸受214 を介して冷却液供給回転部材210 の外
周面に取り付けられた環状の冷却液供給固定部材220
と、この冷却液供給固定部材220 の内周面に全周にわた
って穿設された断面4角形状の環状の溝211 とを備えて
いる。
【0020】冷却液供給回転部材210 は、側面に設けた
開口203 と外周面に設けた複数の開口204 とを有し、中
空部分205 は、開口203 と冷却液通過管201 を介して加
熱コイル10の冷却液供給口18に連通しており、また、開
口204 を介して冷却液供給固定部材220 の前記溝211 に
連通している。そして、この溝211 は溝211 の底面に設
けた貫通孔211 を介して、冷却液供給固定部材220 の外
周面に取り付けられているカプラ213 (図示しない冷却
液供給管が接続される)の内部に連通している。
【0021】なお、冷却液供給固定部20A2 は、更に、
は冷却液供給回転部材210 と冷却液供給固定部材220 と
の間から冷却液の漏洩を防止するOリング215 と、玉軸
受216 のオイルシール217 と、玉軸受216 の固定用のス
ナップリング216 とを備えている。
【0022】冷却液排出部20Bは、冷却液供給部20Aの
前記した冷却液供給固定部20A1 、冷却液供給回転部20
A2 、冷却液通過管201 、L型部材202 、開口203 、20
4 、中空部分205 、玉軸受214 、Oリング215 、スナッ
プリング216 、オイルシール217 、冷却液供給回転部材
210 、溝211 、開口212 、カプラ213 、および冷却液供
給固定部材220 に、それぞれ、対応する冷却液供給固定
部20B1 、冷却液供給回転部20B2 、冷却液通過管 201
B、L型部材 202B、開口 203B、 204B、中空部分 2
05B、玉軸受 214B、Oリング 215B、スナップリング
216B、オイルシール217 B、冷却液供給回転部材 210
B、溝 211B、開口 212B、カプラ 213B、および冷却
液供給固定部材 220Bを備えている。
【0023】回転装置20Cは、冷却液供給回転部材210
の側面に固定されたリングギヤ231と、このリングギヤ2
31 に噛み合っている歯車232 と、歯車232 を回転駆動
するモータ233 とを備えている。
【0024】ジャケット回転機構40は、ジャケット30の
外周面に嵌合された焼入液供給固定部40Aと、ジャケッ
ト30を回転駆動する回転装置40Bとを備えている。焼入
液供給固定部40Aは、前記した加熱コイル10の冷却液供
給部20Aの冷却液供給固定部20A2 と同じ構造であっ
て、冷却液供給固定部20A2 の冷却液供給固定部材22
0、玉軸受214 、Oリング215 、スナップリング216 、
オイルシール217 、溝211、開口212 、およびカプラ213
に、それぞれ対応する焼入液供給固定部材420 、玉軸
受414 、Oリング415 、スナップリング416 、オイルシ
ール417 、溝411 、開口412 、およびカプラ413 を備え
ている。
【0025】なお、ジャケット30の外周面には、前記焼
入液供給固定部材420 の溝411 に連通する複数の開口34
が開設されている。
【0026】回転装置40Bは、ジャケット30の側面に固
定されたリングギヤ431 と、このリングギヤ431 に噛み
合っている歯車432 と、歯車432 を回転駆動するモータ
433とを備えている。
【0027】図6に示すように、ワーク移動装置60は、
水平に配設されたロッド61と、ロッド61を進退させるシ
リンダ62とを備えている。ロッド61が進出されると、ロ
ッド61の先端が、焼入開始ステーションS1 に配置され
たワークWの後端を押し進めてワークWを加熱コイル10
とジャケット30の内側に押し込み、通過させる。
【0028】次に、本実施例の移動焼入装置の動作を説
明する。まず、焼入開始ステーションS1 のローラ51上
にワークW(図1で1点鎖線で示す)を載置する。そし
て、前記カプラ213 に加熱コイル10の冷却液の供給を開
始すると、加熱コイル10の冷却液は、カプラ213 、溝21
1 、開口204 、冷却液供給回転部材210 の中空部分205
、開口203 、冷却液通過管201 、冷却液供給口18を経
て加熱コイル10の中空部分17に入り、加熱コイル10を冷
却した後、冷却液排出口19、冷却液通過管 201B、開口
203B、冷却液排出回転部材 210Bの中空部分 205B、
開口 204B、溝 211B、開口 212B、およびカプラ 213
Bを経て排出される。
【0029】また、カプラ413 に焼入液Lの供給を開始
すると、焼入液Lは、カプラ413 、開口412 、溝411 、
開口34、ジャケット30の均圧板32の焼入液通過孔33を通
過して焼入液噴出孔31から噴射される。一方、高周波電
源15を動作させると、高周波電流は、トランス13の1次
捲線11、2次捲線12、および1次コイル14を介して加熱
コイル10に通電される。
【0030】更に、モータ233 を起動し、歯車232 を介
してリングギヤ231 を回転させると、加熱コイル10、冷
却液供給回転部20A1 、および冷却液排出回転部20B1
の回転が開始される。また、モータ433 を起動し、歯車
432 を介してリングギヤ431を回転させると、ジャケッ
ト30の回転が開始される。
【0031】次いで、ワーク移動装置60のシリンダ62を
動作させてロッド61を進出させると、ロッド61の先端が
ワークWの後端を押し進めるので、ワークWは矢印Pの
方向に移動して、加熱コイル10の内側を通過しワークW
の外周面W1 が加熱され、更に加熱された外周面W1 が
ジャケット30の内側を通過するときにジャケット30から
噴射された焼入液Lによって冷却されて外周面W1 に硬
化層が形成される。
【0032】焼入が終了したワークW(図1で2点鎖線
で示す)が焼入終了ステーションS2 に至ると、ロッド
61の進出が停止されて移動を止める。この後、シリンダ
62が動作してロッド61は後退する。また、ワークWは
焼入終了ステーションS2 から取り出される。
【0033】上記の焼入に際して、ワークWはロッド61
によって後端を押されているけれども、焼入中にはワー
クWはローラ51上に載置されているので、ワークWに対
して長手方向の力がかかっておらず、しかも従来の移動
焼入と異なってワークWを軸芯線W2 を中心として回転
させず、代わりに加熱コイル10とジャケット30とを回転
させているので、ワークWが回転しないから、ワークW
の端部が軸芯線W2 から焼入中に反れることもない。即
ち、加熱および冷却中におけるワークWの曲がりは極め
て少ないので、焼入終了後のワークWの歪みも小さくな
っている。
【0034】上記実施例の移動焼入装置においては、加
熱コイル10が、トランス13の2次捲線12に接続された1
次コイル14の2次コイルであって、加熱コイル10がこの
1次コイル14から空隙を介した磁気的結合によって電力
を供給されている場合を説明したが、これにこだわるこ
とものではなく、1次コイル14を加熱コイルとすること
もできる。この場合には、例えば、前記した冷却液供給
回転部20A1 、冷却液排出回転部20B1 、或いはリング
ギヤ231 に取り付けた適宜のスリップリングを介して加
熱コイルに通電すればよい。
【0035】また、上記実施例の移動焼入装置において
は、加熱コイル10は環状の1ターンのコイルである場合
を説明したが、例えば、2ターンの螺旋状の閉回路コイ
ルとすることもできる。同様に、上記のように1次コイ
ル14を加熱コイルとする場合においても螺旋状のコイル
とすることができる。
【0036】更に、本実施例では、ワーク移動装置60は
シリンダ62とロッド61を使用してワークWの後端を押す
場合を説明したが、これにこだわるものではなく、例え
ば、ワークWの先端部分の外周面を把持してワークWを
引いたり、或いはワークWがパイプであるときには、ワ
ークWの先端部分の内周面をいわゆる内径チャック等で
把持して引くこともできる。また、本実施例で説明した
ローラ51に適宜の回転駆動機構(例えば軸53に取り付け
た歯車をチエインリンクによって回転させる)を設け、
且つ、ワークWの上側に、ローラ51に対向し、ワークW
をスプリング等によって下方に押圧しているローラを設
けたワーク移動装置とすることもできる。
【0037】また、本実施例の加熱コイル回転機構20で
使用した玉軸受214 、 214B、およびジャケット回転機
構40で使用した玉軸受414 の代わりに、例えば無給油ベ
アリング、或いは適宜のブッシュ等を用いることができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の棒状ワー
クの高周波移動焼入方法および装置によって棒状ワーク
を移動焼入するに際しては、水平に配設した棒状ワーク
を、長手方向の力がかからないように外周面を支持して
いると共に、ワークを軸芯線を中心として回転させるこ
となく、代わりに加熱コイルとジャケットとをワークの
まわりに回転させている。従って、焼入中に、ワークに
長手方向の力が加わることがなく、また、ワークの端部
が軸芯線から反れることもないので、焼入中におけるワ
ークの曲がりが極めて小さい結果、焼入後のワークの歪
みも十分に小さく満足できる値となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実現することができる高周波移
動焼入装置の一実施例の概略構成図である。
【図2】図1に示す移動焼入装置の加熱コイルおよび加
熱コイル回転機構の縦断面説明図である。
【図3】図1に示す移動焼入装置のジャケットおよびジ
ャケット回転機構の縦断面説明図である。
【図4】図1に示す移動焼入装置の(a)は加熱コイル
の正面説明図、(b)、(c)、および(d)はそれぞ
れ(a)のB1 線、B2 線、およびB3 線矢視断面図で
ある。
【図5】図1に示す移動焼入装置のワーク支持装置の断
面図である。
【図6】図1に示す移動焼入装置のワーク移動装置の正
面図である。
【図7】図1に示す移動焼入装置の加熱コイルに関連す
る電気回路図である。
【図8】棒状ワークWの斜視図である。
【符号の説明】
10 加熱コイル 20 加熱コイル回転機構 30 ジャケット 40 ジャケット回転機構 50 ワーク支持装置 60 ワーク移動装置 W 棒状ワーク W1 外周面 W2 軸芯線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状ワークの高周波移動焼入方法におい
    て、水平に且つ水平方向に移動自在であると共に長手方
    向に力が加わらないように外周面を支持した棒状ワーク
    を、同芯状に且つ棒状ワークの長手方向に配置した環状
    或いは螺旋状の高周波加熱コイルと環状の焼入液噴射用
    のジャケットとの内側を通過させ、前記加熱コイルによ
    ってワークの外周面を加熱後、加熱された外周面に前記
    ジャケットから焼入液を噴射して冷却すると共に、ワー
    クを加熱中の加熱コイルおよび焼入液を噴射中のジャケ
    ットは、それぞれ、前記芯を中心として回転させること
    を特徴とする棒状ワークの高周波移動焼入方法。
  2. 【請求項2】 棒状ワークの高周波移動焼入装置におい
    て、棒状ワークを水平に且つ水平方向に移動自在である
    と共に長手方向に力が加わらないように外周面を支持す
    るワーク支持装置と、ワーク支持装置によって支持され
    た棒状ワークの軸芯線を中心とするように且つ棒状ワー
    クの長手方向に配置された環状或いは螺旋状の高周波加
    熱コイルと環状の焼入液噴射用のジャケットと、前記加
    熱コイルを前記軸芯線を中心として回転させる加熱コイ
    ル回転機構と、前記ジャケットを前記軸芯線を中心とし
    て回転させるジャケット回転機構と、ワーク支持装置に
    よって支持されたワークをワークの長手方向に移動させ
    て前記加熱コイルとジャケットの内側を通過させるワー
    ク移動装置と、を備えたことを特徴とする棒状ワークの
    高周波移動焼入装置。
JP5208611A 1993-07-29 1993-07-29 棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置 Expired - Lifetime JP2748218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5208611A JP2748218B2 (ja) 1993-07-29 1993-07-29 棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5208611A JP2748218B2 (ja) 1993-07-29 1993-07-29 棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0741846A true JPH0741846A (ja) 1995-02-10
JP2748218B2 JP2748218B2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=16559086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5208611A Expired - Lifetime JP2748218B2 (ja) 1993-07-29 1993-07-29 棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2748218B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465426B1 (ko) * 2002-01-07 2005-01-13 이정수 수평식 고주파 열처리 장치
KR100724724B1 (ko) * 2005-08-31 2007-06-04 오종한 고주파 열처리용 워크코일
KR100755273B1 (ko) * 2006-02-28 2007-09-04 한화테크엠주식회사 라운드 바를 위한 연속 열처리 장치
KR101113526B1 (ko) * 2009-11-26 2012-02-29 이근상 봉의 회전이송장치 및 이를 이용한 봉의 열처리장치
KR101240349B1 (ko) * 2012-09-07 2013-03-07 이봉임 유도가열을 통한 단봉의 열처리방법 및 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5855245U (ja) * 1981-10-13 1983-04-14 日立化成工業株式会社 2回路式太陽熱集熱システム
JPS6342114U (ja) * 1986-09-02 1988-03-19

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5855245U (ja) * 1981-10-13 1983-04-14 日立化成工業株式会社 2回路式太陽熱集熱システム
JPS6342114U (ja) * 1986-09-02 1988-03-19

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465426B1 (ko) * 2002-01-07 2005-01-13 이정수 수평식 고주파 열처리 장치
KR100724724B1 (ko) * 2005-08-31 2007-06-04 오종한 고주파 열처리용 워크코일
KR100755273B1 (ko) * 2006-02-28 2007-09-04 한화테크엠주식회사 라운드 바를 위한 연속 열처리 장치
KR101113526B1 (ko) * 2009-11-26 2012-02-29 이근상 봉의 회전이송장치 및 이를 이용한 봉의 열처리장치
KR101240349B1 (ko) * 2012-09-07 2013-03-07 이봉임 유도가열을 통한 단봉의 열처리방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2748218B2 (ja) 1998-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102420463B1 (ko) 토크 센서용 샤프트의 제조설비 및 그 제조방법
JPH0741846A (ja) 棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置
CN111822532A (zh) 叠层式拉丝机
JP3582783B2 (ja) トリポート型等速ジョイントの筒状ハウジング部材の内周面の高周波移動焼入方法およびその方法に使用する高周波コイル
US3986710A (en) Quench unit for inductively heated workpieces
KR101708271B1 (ko) 고주파 열처리용 코일 어셈블리
EP3255160B1 (en) Steel pipe quenching method, steel pipe quenching apparatus, steel pipe production method, and steel pipe production equipment
JP2748219B2 (ja) 棒状ワークの高周波移動焼入方法および装置
JP3899162B2 (ja) 軸状部材の高周波無酸化焼入方法及びその装置
CA1036675A (en) Method and apparatus for inductively heating elongated workpieces subsequently
JP2001123228A (ja) 軸付円筒部材の誘導加熱焼入方法および装置
JP2001064729A (ja) シャフト状ワークの高周波焼入装置
CN213079563U (zh) 叠层式拉丝机
JP3297999B2 (ja) マンドレルミル圧延設備およびそれに用いる圧延方法
JP2002060833A (ja) 長尺状ワークの無酸化焼入装置及び方法
JP2723395B2 (ja) 管内面塗装のためのマスキング装置
KR100336991B1 (ko) 강관의 제조공정중 인라인 도장방법 및 그 장치
JP3025523B2 (ja) 高周波焼入れ装置用コイル自動交換装置
JP2536310Y2 (ja) 高周波焼入コイル体
JP3059165B1 (ja) 外周面に開口部を有する円筒体の高周波焼入用加熱コイルと焼入冷却方法
JP2542116Y2 (ja) クランクシャフトの高周波焼入装置
JP4429426B2 (ja) 中空回転体の製造方法及び装置
JP2603349Y2 (ja) 高周波誘導加熱用のコイル装置
JPH09202639A (ja) 光ファイバ母材の連続送り装置
JPH06179920A (ja) 薄肉リング状ワークの高周波焼入方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080220

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term