JPH0742121A - 自動車道路上における空気浄化構造 - Google Patents
自動車道路上における空気浄化構造Info
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- JPH0742121A JPH0742121A JP5210897A JP21089793A JPH0742121A JP H0742121 A JPH0742121 A JP H0742121A JP 5210897 A JP5210897 A JP 5210897A JP 21089793 A JP21089793 A JP 21089793A JP H0742121 A JPH0742121 A JP H0742121A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹木を利用して自動車道路上における汚染空
気を自動車道路上で浄化する空気浄化構造を提供するこ
と。 【構成】 空気浄化構造11は、自動車道路1の両側の
路肩5に所定の高さで該自動車道路1に沿って夫々延設
された壁体13と、各壁体13の外側に該壁体13に沿
って延設された常緑樹からなる植栽帯15と、壁体13
と植栽帯15の枝葉とで画成され自動車道路1に沿って
延在された空間31とを有し、壁体13の上方には、該
壁体13の上縁13Aと植栽帯15の枝葉の下部23A
とで画成され空間31に連通する開口33が設けられて
いる。
気を自動車道路上で浄化する空気浄化構造を提供するこ
と。 【構成】 空気浄化構造11は、自動車道路1の両側の
路肩5に所定の高さで該自動車道路1に沿って夫々延設
された壁体13と、各壁体13の外側に該壁体13に沿
って延設された常緑樹からなる植栽帯15と、壁体13
と植栽帯15の枝葉とで画成され自動車道路1に沿って
延在された空間31とを有し、壁体13の上方には、該
壁体13の上縁13Aと植栽帯15の枝葉の下部23A
とで画成され空間31に連通する開口33が設けられて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車の排気ガスによる汚染
空気を浄化する構造に関し、更に詳細には、自動車道路
上における汚染空気を自動車道路上で浄化するようにし
た構造に関する。
空気を浄化する構造に関し、更に詳細には、自動車道路
上における汚染空気を自動車道路上で浄化するようにし
た構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車から排出される排気ガスは、一酸化炭
素、窒素酸化物、粉塵等の汚染物質を多量に含んでお
り、大気を汚染している。そして、高速道路等のような
自動車道路では、自動車道路の路肩や或は中央分離帯に
樹木を植栽し、樹木により汚染空気を拡散させつつ自動
車道路外に流出させるようにしたものが提供されてい
る。
素、窒素酸化物、粉塵等の汚染物質を多量に含んでお
り、大気を汚染している。そして、高速道路等のような
自動車道路では、自動車道路の路肩や或は中央分離帯に
樹木を植栽し、樹木により汚染空気を拡散させつつ自動
車道路外に流出させるようにしたものが提供されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、自動車道路上で
の排気ガスを拡散しつつ自動車道路外に流出させること
は、自動車道路近傍への汚染空気の影響を緩和する上で
好ましいが、排気ガスにより大気を汚染し続けているこ
とには変りはない。そして、地球環境保全の観点から考
えると、汚染空気は自動車道路上において浄化してしま
うことが望ましい。更に、浄化機器や器具を用いること
なく、植物等の自然物を利用して汚染空気の浄化を行な
うことができれば、地球環境保全の観点からより望まし
い。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、
本発明の目的は、樹木を利用して自動車道路上における
汚染空気を自動車道路上で浄化するようにした自動車道
路上における空気浄化構造を提供することにある。
の排気ガスを拡散しつつ自動車道路外に流出させること
は、自動車道路近傍への汚染空気の影響を緩和する上で
好ましいが、排気ガスにより大気を汚染し続けているこ
とには変りはない。そして、地球環境保全の観点から考
えると、汚染空気は自動車道路上において浄化してしま
うことが望ましい。更に、浄化機器や器具を用いること
なく、植物等の自然物を利用して汚染空気の浄化を行な
うことができれば、地球環境保全の観点からより望まし
い。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、
本発明の目的は、樹木を利用して自動車道路上における
汚染空気を自動車道路上で浄化するようにした自動車道
路上における空気浄化構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る自動車道路上における空気浄化構造
は、自動車道路の両側の路肩に所定の高さで該自動車道
路に沿って夫々延設された壁体と、前記各壁体の外側に
該壁体に沿って延設された常緑樹からなる植栽帯と、前
記壁体と植栽帯の枝葉とで画成され自動車道路に沿って
延在された空間とを有し、前記壁体の上方には、該壁体
の上縁と植栽帯の枝葉の下部とで画成され前記空間に連
通する開口が設けられていることを特徴とする。
め、本発明に係る自動車道路上における空気浄化構造
は、自動車道路の両側の路肩に所定の高さで該自動車道
路に沿って夫々延設された壁体と、前記各壁体の外側に
該壁体に沿って延設された常緑樹からなる植栽帯と、前
記壁体と植栽帯の枝葉とで画成され自動車道路に沿って
延在された空間とを有し、前記壁体の上方には、該壁体
の上縁と植栽帯の枝葉の下部とで画成され前記空間に連
通する開口が設けられていることを特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記壁体の自動車道路寄
りの路肩箇所に、該壁体に沿って樹木が植設されている
ことを特徴とする。また、本発明は、前記壁体の高さを
Hとした場合、前記開口の上下幅はほぼ1/4×Hの寸
法で設けられ、前記自動車道路の幅方向における前記空
間の奥行はほぼ3/4×Hの寸法で設けられていること
を特徴とする。
りの路肩箇所に、該壁体に沿って樹木が植設されている
ことを特徴とする。また、本発明は、前記壁体の高さを
Hとした場合、前記開口の上下幅はほぼ1/4×Hの寸
法で設けられ、前記自動車道路の幅方向における前記空
間の奥行はほぼ3/4×Hの寸法で設けられていること
を特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、実施例に係る空気浄化構造を添付図面
に従って説明する。図1は空気浄化構造が設けられた自
動車道路の断面正面図を示す。自動車道路1は車道3
と、車道3の両側に設けられた路肩(緩衝帯)5を備
え、実施例に係る空気浄化構造11は、各路肩5に設け
られた壁体13と、壁体13の外側に夫々設けられた植
栽帯15と、壁体13の内側に設けられた内側樹木列1
7を備える。
に従って説明する。図1は空気浄化構造が設けられた自
動車道路の断面正面図を示す。自動車道路1は車道3
と、車道3の両側に設けられた路肩(緩衝帯)5を備
え、実施例に係る空気浄化構造11は、各路肩5に設け
られた壁体13と、壁体13の外側に夫々設けられた植
栽帯15と、壁体13の内側に設けられた内側樹木列1
7を備える。
【0007】前記壁体13は、風に対する遮蔽率が10
0%の部材、例えば、ブロック壁やアルミ壁等で構成さ
れ、実施例では防音壁を兼ねている。前記壁体13はそ
の高さが、例えば2〜3m程度に設定される。
0%の部材、例えば、ブロック壁やアルミ壁等で構成さ
れ、実施例では防音壁を兼ねている。前記壁体13はそ
の高さが、例えば2〜3m程度に設定される。
【0008】前記植栽帯15は、前記壁体13に対して
車道3の幅方向外方に間隔をおき壁体13と平行して延
設された外側樹木列21と、前記壁体13と外側樹木列
21の間に設けられた中間樹木列23とで構成されてい
る。
車道3の幅方向外方に間隔をおき壁体13と平行して延
設された外側樹木列21と、前記壁体13と外側樹木列
21の間に設けられた中間樹木列23とで構成されてい
る。
【0009】図2に平面図で示すように、前記外側樹木
列21は、車道3の延設方向に間隔L1をおいて植設さ
れた多数の樹木2101により構成されている。このよ
うな樹木2101としては、例えば、カイズカイブキ等
のように、地面の近傍の幹部分から上部にわたって枝葉
のある常緑樹が用いられ、その高さは、例えば2〜3m
程度に設定される。そして、前記壁体13から外側樹木
列21の枝葉までの間隔は、図1に示すように、前記壁
体13の高さをHとした場合、ほぼ3/4×Hの距離と
なるように設定されている。また、図2に示すように、
上方から見た樹木2101の枝張をD1とした場合、前
記間隔L1はほぼ0.7×D1となるように設定され、
これにより外側樹木列21が風を遮蔽する遮蔽率を、ほ
ぼ80%以上に設定可能となる。
列21は、車道3の延設方向に間隔L1をおいて植設さ
れた多数の樹木2101により構成されている。このよ
うな樹木2101としては、例えば、カイズカイブキ等
のように、地面の近傍の幹部分から上部にわたって枝葉
のある常緑樹が用いられ、その高さは、例えば2〜3m
程度に設定される。そして、前記壁体13から外側樹木
列21の枝葉までの間隔は、図1に示すように、前記壁
体13の高さをHとした場合、ほぼ3/4×Hの距離と
なるように設定されている。また、図2に示すように、
上方から見た樹木2101の枝張をD1とした場合、前
記間隔L1はほぼ0.7×D1となるように設定され、
これにより外側樹木列21が風を遮蔽する遮蔽率を、ほ
ぼ80%以上に設定可能となる。
【0010】前記中間樹木列23は、前記壁体13と外
側樹木列21の間で、間隔L2をもって千鳥状に植設さ
れた多数の樹木2301により構成されている。このよ
うな樹木2301としては、例えば、クスの木等のよう
に、地面の近傍に枝葉がなく上部のみに枝葉のあるよう
な常緑樹が用いられ、その高さは、例えば4〜6m程度
に設定される。上方から見た樹木2301の枝張をD2
とした場合、前記間隔L2はほぼ0.7×D2となるよ
うに設定され、これにより上下方向において外側樹木列
21の枝葉が風を遮蔽する遮蔽率を、ほぼ80%以上に
設定可能となる。そして、図1に示すように、前記中間
樹木列23を構成する樹木2301の枝葉と、外側樹木
列21の枝葉と、前記壁体13とにより、自動車道路1
に沿って延在する空間31が画成されると共に、前記壁
体13の上縁13Aと、壁体13の上方に臨む中間樹木
列23の枝葉部分23Aとにより前記空間31に連通す
る開口33が画成されるように植栽帯15が設けられて
いる。前記開口33の上下幅は、実施例では、ほぼ1/
4×Hの寸法となるように設定されている。
側樹木列21の間で、間隔L2をもって千鳥状に植設さ
れた多数の樹木2301により構成されている。このよ
うな樹木2301としては、例えば、クスの木等のよう
に、地面の近傍に枝葉がなく上部のみに枝葉のあるよう
な常緑樹が用いられ、その高さは、例えば4〜6m程度
に設定される。上方から見た樹木2301の枝張をD2
とした場合、前記間隔L2はほぼ0.7×D2となるよ
うに設定され、これにより上下方向において外側樹木列
21の枝葉が風を遮蔽する遮蔽率を、ほぼ80%以上に
設定可能となる。そして、図1に示すように、前記中間
樹木列23を構成する樹木2301の枝葉と、外側樹木
列21の枝葉と、前記壁体13とにより、自動車道路1
に沿って延在する空間31が画成されると共に、前記壁
体13の上縁13Aと、壁体13の上方に臨む中間樹木
列23の枝葉部分23Aとにより前記空間31に連通す
る開口33が画成されるように植栽帯15が設けられて
いる。前記開口33の上下幅は、実施例では、ほぼ1/
4×Hの寸法となるように設定されている。
【0011】前記内側樹木列17は、壁体13の延設方
向に間隔L3をおいて植設された多数の樹木1701に
より構成されている。このような樹木1701として
は、例えば、カイズカイブキ等のように、地面の近傍の
幹部分から上部にわたって枝葉のある常緑樹が用いら
れ、その高さは前記壁体13とほぼ同じ高さのものが用
いられる。上方から見た樹木1701の枝張をD3とし
た場合、前記間隔L3はほぼ0.7×D3となるように
設定され、これにより内側樹木列17が風を遮蔽する遮
蔽率を、ほぼ80%以上に設定可能となる。
向に間隔L3をおいて植設された多数の樹木1701に
より構成されている。このような樹木1701として
は、例えば、カイズカイブキ等のように、地面の近傍の
幹部分から上部にわたって枝葉のある常緑樹が用いら
れ、その高さは前記壁体13とほぼ同じ高さのものが用
いられる。上方から見た樹木1701の枝張をD3とし
た場合、前記間隔L3はほぼ0.7×D3となるように
設定され、これにより内側樹木列17が風を遮蔽する遮
蔽率を、ほぼ80%以上に設定可能となる。
【0012】次に、図3乃至図6(土木研究所資料第2
983号参照)により車道3に沿って樹木列41を設け
た場合の樹木列41による空気浄化作用について説明す
る。図3は汚染空気の測定点の配置を示し、図4は樹木
列41の背後の汚染空気の濃度分布を示し、図5は2m
以下での樹木列41の枝葉の分布を、また、図6は2m
以上での樹木列41の枝葉の分布を示す。図5及び図6
に示すような枝葉を有する樹木列41を設けた場合、図
3に示す測定点での測定によれば、図4に示すような汚
染空気の濃度分布となる。尚、図4に示す数値は、車道
3端の濃度分布を1とした場合、これに対する汚染空気
の濃度である。
983号参照)により車道3に沿って樹木列41を設け
た場合の樹木列41による空気浄化作用について説明す
る。図3は汚染空気の測定点の配置を示し、図4は樹木
列41の背後の汚染空気の濃度分布を示し、図5は2m
以下での樹木列41の枝葉の分布を、また、図6は2m
以上での樹木列41の枝葉の分布を示す。図5及び図6
に示すような枝葉を有する樹木列41を設けた場合、図
3に示す測定点での測定によれば、図4に示すような汚
染空気の濃度分布となる。尚、図4に示す数値は、車道
3端の濃度分布を1とした場合、これに対する汚染空気
の濃度である。
【0013】図4に示されるように、樹木列41の背後
では、汚染濃度がほぼ40〜60%に除去されることが
明らかであり、本発明の場合には、樹木列41と同様な
空気浄化作用を奏する樹木列として外側樹木列21、中
間樹木列23、内側樹木列17が該当する。同時に、本
発明では、外側樹木列21及び中間樹木列23は、汚染
空気を空間31に滞留させる機能も奏している。
では、汚染濃度がほぼ40〜60%に除去されることが
明らかであり、本発明の場合には、樹木列41と同様な
空気浄化作用を奏する樹木列として外側樹木列21、中
間樹木列23、内側樹木列17が該当する。同時に、本
発明では、外側樹木列21及び中間樹木列23は、汚染
空気を空間31に滞留させる機能も奏している。
【0014】次に、図7(新建築学体系第8巻「自然環
境」,彰国社発行)に基ずいてフェンス背後の風の流れ
について説明する。図7は風速ベクトルの鉛直成分{U
+W}の分布と等風速比線{(U2 +V2+W2 )1/2
/Us }を示した図であり、ここで、U,V,Wは平均
風速の夫々主流方向成分、主流に直角な成分、鉛直方向
成分であり、また、Hはフェンス43の高さ、Us はフ
ェンス43を取り除いたときの同じ地点における風速で
ある。図7で示されるように、フェンス43の背後で風
が逆方向に回り込む範囲は、フェンス43から3/4×
H程度離れた箇所までである。また、フェンス43の上
方を通りフェンス43の背後に風が回り込む範囲は、フ
ェンス43の上縁から上方に1/4×H程度の離れた箇
所までである。このようなことから、本実施例では、壁
体13から外側樹木列21の枝葉までの間隔を3/4×
Hの距離とし、また、開口33の上下幅を1/4×Hの
寸法とすることで、自動車道路1上の汚染空気を空間3
1に効果的に滞留させるようにしている。
境」,彰国社発行)に基ずいてフェンス背後の風の流れ
について説明する。図7は風速ベクトルの鉛直成分{U
+W}の分布と等風速比線{(U2 +V2+W2 )1/2
/Us }を示した図であり、ここで、U,V,Wは平均
風速の夫々主流方向成分、主流に直角な成分、鉛直方向
成分であり、また、Hはフェンス43の高さ、Us はフ
ェンス43を取り除いたときの同じ地点における風速で
ある。図7で示されるように、フェンス43の背後で風
が逆方向に回り込む範囲は、フェンス43から3/4×
H程度離れた箇所までである。また、フェンス43の上
方を通りフェンス43の背後に風が回り込む範囲は、フ
ェンス43の上縁から上方に1/4×H程度の離れた箇
所までである。このようなことから、本実施例では、壁
体13から外側樹木列21の枝葉までの間隔を3/4×
Hの距離とし、また、開口33の上下幅を1/4×Hの
寸法とすることで、自動車道路1上の汚染空気を空間3
1に効果的に滞留させるようにしている。
【0015】次に、図8(新建築学体系第8巻「自然環
境」,彰国社発行)に基ずいて樹木列の遮蔽率と風速の
関係について説明する。図8ではフェンス43の高さを
H、フェンス43の遮蔽率を25%,60%,100%
とした場合の風速比U/Us を示している。ここで、U
は樹木またはフェンス43がある場合の各測定点におけ
る風速、US は樹木またはフェンス43がない場合の各
測定点における風速、U/US は各測定点での樹木また
はフェンス43がない場合の風速に対する樹木またはフ
ェンス43設置後の風速比である。図8で示されるよう
に、遮蔽率100%のフェンス43はフェンス直後の風
速低減効果は大きいが、フェンス43から離れるとその
効果は小さくなり、遮蔽率25%のフェンス43は風速
低減効果がほとんどない。これらに較べて、遮蔽率60
%のフェンス43は風速を8割以上低減させると共に、
その効果を及ぼす距離が長く、フェンス上方への吹き上
げも少ない。このようなことから、実施例では、壁体1
3の前面に内側樹木列17を設け、汚染空気の壁体13
上方への吹き上げを減少させ、汚染空気を空間31に滞
留し易くしている。
境」,彰国社発行)に基ずいて樹木列の遮蔽率と風速の
関係について説明する。図8ではフェンス43の高さを
H、フェンス43の遮蔽率を25%,60%,100%
とした場合の風速比U/Us を示している。ここで、U
は樹木またはフェンス43がある場合の各測定点におけ
る風速、US は樹木またはフェンス43がない場合の各
測定点における風速、U/US は各測定点での樹木また
はフェンス43がない場合の風速に対する樹木またはフ
ェンス43設置後の風速比である。図8で示されるよう
に、遮蔽率100%のフェンス43はフェンス直後の風
速低減効果は大きいが、フェンス43から離れるとその
効果は小さくなり、遮蔽率25%のフェンス43は風速
低減効果がほとんどない。これらに較べて、遮蔽率60
%のフェンス43は風速を8割以上低減させると共に、
その効果を及ぼす距離が長く、フェンス上方への吹き上
げも少ない。このようなことから、実施例では、壁体1
3の前面に内側樹木列17を設け、汚染空気の壁体13
上方への吹き上げを減少させ、汚染空気を空間31に滞
留し易くしている。
【0016】次に、図9及び図10(「都市建築の環境
調整に関する研究」,東京大学生産技術研究所発行)に
基ずいて樹木列の遮蔽率と風速、並びに見付面積率の関
係について説明する。図9に示されるように、カイズカ
イブキを用いれば、樹木列の遮蔽率を、風速を減速する
上で好ましい遮蔽率に設定可能である。また、図10に
示されるように、カイズカイブキを用いれば、樹木列の
見付面積率を、風速を減速する上で好ましい見付面積率
に設定可能である。本実施例では、このような遮蔽率或
は見付面積率の調整可能な内側樹木列17を壁体13の
前面に設け、壁体13上方への汚染空気の吹き上げを減
少させ、汚染空気を空間31内に滞留し易くしている。
調整に関する研究」,東京大学生産技術研究所発行)に
基ずいて樹木列の遮蔽率と風速、並びに見付面積率の関
係について説明する。図9に示されるように、カイズカ
イブキを用いれば、樹木列の遮蔽率を、風速を減速する
上で好ましい遮蔽率に設定可能である。また、図10に
示されるように、カイズカイブキを用いれば、樹木列の
見付面積率を、風速を減速する上で好ましい見付面積率
に設定可能である。本実施例では、このような遮蔽率或
は見付面積率の調整可能な内側樹木列17を壁体13の
前面に設け、壁体13上方への汚染空気の吹き上げを減
少させ、汚染空気を空間31内に滞留し易くしている。
【0017】実施例に係る空気浄化構造11によれば、
自動車道路1の汚染空気は風下側の路肩5に流動し、開
口33から壁体13背後の空間31に回り込み、空間3
1内に滞留する。そして、空間31に滞留された汚染空
気、例えば、CO,CO2 ,NO2 ,SO2 等は、外側
樹木列21、中間樹木列23の枝葉の表面から吸収さ
れ、浄化される。更に、実施例では、壁体13の前面に
内側樹木列17を設けたので、内側樹木列17により汚
染空気の浄化がなされる他、風速が大きい場合であって
も、壁体13上方への汚染空気の吹き上げを有効に低減
し、汚染空気を空間31に効率良く滞留させることがで
き、汚染空気を浄化する上でより一層有利となる。
自動車道路1の汚染空気は風下側の路肩5に流動し、開
口33から壁体13背後の空間31に回り込み、空間3
1内に滞留する。そして、空間31に滞留された汚染空
気、例えば、CO,CO2 ,NO2 ,SO2 等は、外側
樹木列21、中間樹木列23の枝葉の表面から吸収さ
れ、浄化される。更に、実施例では、壁体13の前面に
内側樹木列17を設けたので、内側樹木列17により汚
染空気の浄化がなされる他、風速が大きい場合であって
も、壁体13上方への汚染空気の吹き上げを有効に低減
し、汚染空気を空間31に効率良く滞留させることがで
き、汚染空気を浄化する上でより一層有利となる。
【0018】尚、実施例では、樹木を二列に千鳥状に配
置して中間樹木列23を構成した場合について説明した
が、樹木を一列に配置し、或は、三列以上に配して中間
樹木列23を構成してもよく、要するに、樹木の列を増
やして空間31の容積を大きくすればそれだけ空気の浄
化能力も大きくなる。また、実施例では、前記壁体13
を、風に対する遮蔽率が100%の部材を用いて構成し
た場合について説明したが、遮蔽率が100%に満たな
い部材を用いたり、或は、壁体13の形状を例えば凹凸
状に変化させる等して、壁体13上方への汚染空気の吹
き上げを減少させるようにしてもよい。
置して中間樹木列23を構成した場合について説明した
が、樹木を一列に配置し、或は、三列以上に配して中間
樹木列23を構成してもよく、要するに、樹木の列を増
やして空間31の容積を大きくすればそれだけ空気の浄
化能力も大きくなる。また、実施例では、前記壁体13
を、風に対する遮蔽率が100%の部材を用いて構成し
た場合について説明したが、遮蔽率が100%に満たな
い部材を用いたり、或は、壁体13の形状を例えば凹凸
状に変化させる等して、壁体13上方への汚染空気の吹
き上げを減少させるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明に係
る自動車道路上における空気浄化構造によれば、自動車
道路上での排気ガスによる汚染空気を、自動車道路上に
おいて浄化機器や器具を用いることなく、自然物である
樹木で浄化でき、従って、排気ガスによる大気汚染問題
を解消し、高速道路近傍の環境を改善するばかりではな
く、地球環境保全に大きく貢献することが可能となる。
る自動車道路上における空気浄化構造によれば、自動車
道路上での排気ガスによる汚染空気を、自動車道路上に
おいて浄化機器や器具を用いることなく、自然物である
樹木で浄化でき、従って、排気ガスによる大気汚染問題
を解消し、高速道路近傍の環境を改善するばかりではな
く、地球環境保全に大きく貢献することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気浄化構造が設けられた自動車道路の断面正
面図である。
面図である。
【図2】植栽帯の平面図である。
【図3】樹木列による空気浄化の説明図であって、汚染
空気の測定点の配置図である。
空気の測定点の配置図である。
【図4】樹木列の背後の汚染空気の濃度分布図である。
【図5】2m以下での樹木列の枝葉の分布図である。
【図6】2m以上での樹木列の枝葉の分布図である。
【図7】フェンス背後の風の流れの説明図である。
【図8】フェンスの遮蔽率と風速の減速比との関係図で
ある。
ある。
【図9】樹木列の遮蔽率と風速の減速比との関係図であ
る。
る。
【図10】樹木列の見付面積率と風速の減速比との関係
図である。
図である。
1 自動車道路 3 車道 5 路肩 11 空気浄化構造 13 壁体 15 植栽帯 17 内側樹木列 21 外側樹木列 23 中間樹木列 1701,2101,2301 樹木
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車道路の両側の路肩に所定の高さで
該自動車道路に沿って夫々延設された壁体と、 前記各壁体の外側に該壁体に沿って延設された常緑樹か
らなる植栽帯と、 前記壁体と植栽帯の枝葉とで画成され自動車道路に沿っ
て延在された空間とを有し、 前記壁体の上方には、該壁体の上縁と植栽帯の枝葉の下
部とで画成され前記空間に連通する開口が設けられてい
る、 ことを特徴とする自動車道路上における空気浄化構造。 - 【請求項2】 前記壁体の自動車道路寄りの路肩箇所に
は、該壁体に沿って樹木が植設されている請求項1記載
の自動車道路上における空気浄化構造。 - 【請求項3】 前記壁体の高さをHとした場合、前記開
口の上下幅はほぼ1/4×Hの寸法で設けられ、前記自
動車道路の幅方向における前記空間の奥行はほぼ3/4
×Hの寸法で設けられている請求項1または2記載の自
動車道路上における空気浄化構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5210897A JPH0742121A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 自動車道路上における空気浄化構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5210897A JPH0742121A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 自動車道路上における空気浄化構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742121A true JPH0742121A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16596894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5210897A Pending JPH0742121A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 自動車道路上における空気浄化構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742121A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150092099A (ko) * | 2012-10-10 | 2015-08-12 | 엔비전 에스큐 인크. | 공기중 오염을 제어하기 위한 장치 및 방법 |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP5210897A patent/JPH0742121A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150092099A (ko) * | 2012-10-10 | 2015-08-12 | 엔비전 에스큐 인크. | 공기중 오염을 제어하기 위한 장치 및 방법 |
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