JPH0742155A - 切梁山止工法における切梁の架設方法及び切梁の長さ調節機構 - Google Patents
切梁山止工法における切梁の架設方法及び切梁の長さ調節機構Info
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- JPH0742155A JPH0742155A JP20905293A JP20905293A JPH0742155A JP H0742155 A JPH0742155 A JP H0742155A JP 20905293 A JP20905293 A JP 20905293A JP 20905293 A JP20905293 A JP 20905293A JP H0742155 A JPH0742155 A JP H0742155A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 山止壁間への切梁の架設を迅速に行えると共
に、使用資材のコスト低減を図ることができる切梁山止
工法における切梁の架設方法を提供する。 【構成】 複数の切梁部材11を連結して切梁7を構成
し、該切梁7の両端に位置する切梁部材11に長さ調節
機構17を設け、該長さ調節機構17が山止壁5に臨む
ように切梁7を山止壁5間に架け渡し、前記端面13の
山止壁5側に長さ調節機構17の当接板21を延出させ
て、該当接板21を山止壁5に圧接させ、これにより、
切梁7にプレロードをかけ且つ各切梁部材11の連結部
分の緩みを取るようにした。
に、使用資材のコスト低減を図ることができる切梁山止
工法における切梁の架設方法を提供する。 【構成】 複数の切梁部材11を連結して切梁7を構成
し、該切梁7の両端に位置する切梁部材11に長さ調節
機構17を設け、該長さ調節機構17が山止壁5に臨む
ように切梁7を山止壁5間に架け渡し、前記端面13の
山止壁5側に長さ調節機構17の当接板21を延出させ
て、該当接板21を山止壁5に圧接させ、これにより、
切梁7にプレロードをかけ且つ各切梁部材11の連結部
分の緩みを取るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下掘削工事で周囲の
地盤が崩壊しないように山止壁を支保する切梁の架設方
法と、該方法を実施するのに好適な切梁の長さ調節機構
とに関するものである。
地盤が崩壊しないように山止壁を支保する切梁の架設方
法と、該方法を実施するのに好適な切梁の長さ調節機構
とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、地下掘削工事においては、連
続地中壁等による山止壁を構築すると共に、周囲の地盤
の崩壊を防止するため、対向する山止壁間に切梁を架設
する切梁山止工法が一般的に行なわれている。このう
ち、地下鉄工事のような路面上から開削する地下掘削工
事では、一次掘削のあと直ちに路面を復旧し通行できる
ようにするため、山止壁間への切梁の架設を迅速に行う
必要があり、このため、山止壁間に切梁を直接架設する
ことが多い。ところで、一般に切梁は、予め規格化され
た長さ寸法のH形鋼からなる複数の切梁部材をつなげて
構成されており、この切梁を山止壁間に架設する際に
は、山止壁の土圧に対抗できるように切梁の中間軸方向
にスクリュージャッキ等を介設し、切梁の両端を山止壁
に圧接させることにより、切梁にプレロードをかけて複
数の切梁部材の継手部の緩みをなくすと共に、切梁に軸
力をかけて山止壁の土圧に対抗する反力としている。
続地中壁等による山止壁を構築すると共に、周囲の地盤
の崩壊を防止するため、対向する山止壁間に切梁を架設
する切梁山止工法が一般的に行なわれている。このう
ち、地下鉄工事のような路面上から開削する地下掘削工
事では、一次掘削のあと直ちに路面を復旧し通行できる
ようにするため、山止壁間への切梁の架設を迅速に行う
必要があり、このため、山止壁間に切梁を直接架設する
ことが多い。ところで、一般に切梁は、予め規格化され
た長さ寸法のH形鋼からなる複数の切梁部材をつなげて
構成されており、この切梁を山止壁間に架設する際に
は、山止壁の土圧に対抗できるように切梁の中間軸方向
にスクリュージャッキ等を介設し、切梁の両端を山止壁
に圧接させることにより、切梁にプレロードをかけて複
数の切梁部材の継手部の緩みをなくすと共に、切梁に軸
力をかけて山止壁の土圧に対抗する反力としている。
【0003】しかし、上述したように、切梁を構成する
切梁部材は予め規格化された長さ寸法で形成されている
ため、これらをつなげた切梁の長さは必ずしも山止壁の
間隔に一致するとは限らず、殆どの場合は、切梁の端部
と山止壁とに若干の隙間ができる。そこで、従来は、切
梁の端部と山止壁との隙間を次のようにして埋めてい
た。 (イ)切梁の端部と山止壁との隙間にコンクリートを充
填する。 (ロ)切梁部材の継手部にキリンジャッキ(スクリュー
ジャッキ)を介設し、両側の切梁部材を軸方向にジャッ
キする。 (ハ)切梁の端部と山止壁との隙間に鉄片等のライナー
プレートを介在させる。
切梁部材は予め規格化された長さ寸法で形成されている
ため、これらをつなげた切梁の長さは必ずしも山止壁の
間隔に一致するとは限らず、殆どの場合は、切梁の端部
と山止壁とに若干の隙間ができる。そこで、従来は、切
梁の端部と山止壁との隙間を次のようにして埋めてい
た。 (イ)切梁の端部と山止壁との隙間にコンクリートを充
填する。 (ロ)切梁部材の継手部にキリンジャッキ(スクリュー
ジャッキ)を介設し、両側の切梁部材を軸方向にジャッ
キする。 (ハ)切梁の端部と山止壁との隙間に鉄片等のライナー
プレートを介在させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来技術では次のような不具合が生じる。(イ)の場
合は、コンクリートに所定の強度が発現しないと切梁に
プレロードをかけることができず、強度が発現するまで
待ち時間が費やされ、掘削工事が遅延してしまう。
(ロ)の場合は、切梁部材の継手部に介設するキリンジ
ャッキの継手補強が煩雑で、しかもジャッキの損料が高
く付いてしまう。(ハ)の場合は、切梁の端部と山止壁
との隙間が一定でないので、厚さが異なる複数種類のラ
イナープレートを準備しておく必要があるため、準備す
る手数がかかり、また、実際には使用しない無駄なプレ
ートをも作製しておかなければならないため、コストが
高く付いてしまう。本発明は前記事情に鑑みてなされた
もので、本発明の目的は、山止壁間への切梁の架設を迅
速に行えると共に、使用資材のコスト低減を図ることが
できる切梁山止工法における切梁の架設方法と、該方法
を実施するのに好適な切梁の長さ調節機構とを提供する
ことにある。
た従来技術では次のような不具合が生じる。(イ)の場
合は、コンクリートに所定の強度が発現しないと切梁に
プレロードをかけることができず、強度が発現するまで
待ち時間が費やされ、掘削工事が遅延してしまう。
(ロ)の場合は、切梁部材の継手部に介設するキリンジ
ャッキの継手補強が煩雑で、しかもジャッキの損料が高
く付いてしまう。(ハ)の場合は、切梁の端部と山止壁
との隙間が一定でないので、厚さが異なる複数種類のラ
イナープレートを準備しておく必要があるため、準備す
る手数がかかり、また、実際には使用しない無駄なプレ
ートをも作製しておかなければならないため、コストが
高く付いてしまう。本発明は前記事情に鑑みてなされた
もので、本発明の目的は、山止壁間への切梁の架設を迅
速に行えると共に、使用資材のコスト低減を図ることが
できる切梁山止工法における切梁の架設方法と、該方法
を実施するのに好適な切梁の長さ調節機構とを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、切梁山止工法における互いに対向する山止
壁間に切梁を架設するに当たり、前記山止壁間に前記切
梁を架け渡して該切梁の両端を前記山止壁に臨ませ、前
記切梁の少なくとも一方の端部と該端部が臨む前記山止
壁との間にジャッキ手段を介設し、前記ジャッキ手段を
前記切梁の長手方向に伸長させるようにしたことを特徴
とする。
に本発明は、切梁山止工法における互いに対向する山止
壁間に切梁を架設するに当たり、前記山止壁間に前記切
梁を架け渡して該切梁の両端を前記山止壁に臨ませ、前
記切梁の少なくとも一方の端部と該端部が臨む前記山止
壁との間にジャッキ手段を介設し、前記ジャッキ手段を
前記切梁の長手方向に伸長させるようにしたことを特徴
とする。
【0006】また、本発明は、切梁の長さを調節する機
構であって、前記切梁の少なくとも一方の端面に挿通し
て設けられ、該切梁の長手方向に延在すると共に互いに
平行する複数の軸部材と、前記端面の外側に位置する各
軸部材部分に取着され、前記端面と平行して延在する当
接板と、前記各軸部材の前記端面に対する位置を固定す
る固定部材とを備えることを特徴とする。さらに、本発
明は、前記軸部材はねじ杆で構成され、前記端面には前
記ねじ杆が挿通される孔が形成され、前記固定部材は、
前記端面の両面において前記ねじ杆に螺着されるナット
で構成されているものとした。
構であって、前記切梁の少なくとも一方の端面に挿通し
て設けられ、該切梁の長手方向に延在すると共に互いに
平行する複数の軸部材と、前記端面の外側に位置する各
軸部材部分に取着され、前記端面と平行して延在する当
接板と、前記各軸部材の前記端面に対する位置を固定す
る固定部材とを備えることを特徴とする。さらに、本発
明は、前記軸部材はねじ杆で構成され、前記端面には前
記ねじ杆が挿通される孔が形成され、前記固定部材は、
前記端面の両面において前記ねじ杆に螺着されるナット
で構成されているものとした。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明を適用して施工された地下構造物
を示すもので、図1(a)は平断面図、図1(b)は縦
断面図である。これらの図中1は地盤、5は前記地盤1
に打設されたコンクリート連続地中壁からなる山止壁、
7は地盤1から山止壁5に加わる土圧に対抗し地盤1の
崩壊を防ぐため、対向する山止壁5間に直接架設された
切梁である。また、8は地盤1の一次掘削により形成さ
れた掘削地面、9は前記切梁7を受ける方向に沿って地
盤1に打ち込まれた棚杭、10は前記切梁7の架設方向
に沿って前記棚杭9に設けられたブラケットであり、該
ブラケット10により前記切梁7が保持されている。
する。図1は、本発明を適用して施工された地下構造物
を示すもので、図1(a)は平断面図、図1(b)は縦
断面図である。これらの図中1は地盤、5は前記地盤1
に打設されたコンクリート連続地中壁からなる山止壁、
7は地盤1から山止壁5に加わる土圧に対抗し地盤1の
崩壊を防ぐため、対向する山止壁5間に直接架設された
切梁である。また、8は地盤1の一次掘削により形成さ
れた掘削地面、9は前記切梁7を受ける方向に沿って地
盤1に打ち込まれた棚杭、10は前記切梁7の架設方向
に沿って前記棚杭9に設けられたブラケットであり、該
ブラケット10により前記切梁7が保持されている。
【0008】切梁7は図1(a)に示すように、対向す
る山止壁5の間隔に対応させて、適宜長さの複数の切梁
部材11で構成されている。各切梁部材11はH形鋼等
からなり、図2に示すように、切梁部材11の長手方向
Xの両端には、切梁部材11の外形に応じた略正方形の
端面13が設けられており、端面13の四隅には孔15
が形成されている。このように構成された切梁部材11
は、隣接する2つの切梁部材11の端面13同士を当接
させてそれらの孔15の位置を合わせ、両切梁部材11
の孔15にボルト(図示せず)を挿通してナット(図示
せず)で固定することで、長手方向Xに連結される。
尚、図1(b)中17は、本発明の一実施例による長さ
調節機構(ジャッキ手段に相当)であり、本実施例で
は、切梁7の両端の切梁部材11に長さ調節機構17が
設けられている。
る山止壁5の間隔に対応させて、適宜長さの複数の切梁
部材11で構成されている。各切梁部材11はH形鋼等
からなり、図2に示すように、切梁部材11の長手方向
Xの両端には、切梁部材11の外形に応じた略正方形の
端面13が設けられており、端面13の四隅には孔15
が形成されている。このように構成された切梁部材11
は、隣接する2つの切梁部材11の端面13同士を当接
させてそれらの孔15の位置を合わせ、両切梁部材11
の孔15にボルト(図示せず)を挿通してナット(図示
せず)で固定することで、長手方向Xに連結される。
尚、図1(b)中17は、本発明の一実施例による長さ
調節機構(ジャッキ手段に相当)であり、本実施例で
は、切梁7の両端の切梁部材11に長さ調節機構17が
設けられている。
【0009】図3は図1(b)に示す長さ調節機構17
の概略構成を示す斜視図である。図3に示すように、本
実施例の長さ調節機構17は、4本のねじ杆19、当接
板21、調節用ナット23、及び固定用ナット25を備
える。ねじ杆19の周面には雄ねじ27が形成されてお
り、切梁部材11の端面13の孔15に挿通される。当
接板21は、切梁部材11の端面13より若干小さい略
正方形に形成され、その四隅にはねじ杆19の基端29
が垂直に取着されている。尚、各ねじ杆19を端面13
の孔15に挿通させた状態では、当接板21と端面13
とは略々平行する。
の概略構成を示す斜視図である。図3に示すように、本
実施例の長さ調節機構17は、4本のねじ杆19、当接
板21、調節用ナット23、及び固定用ナット25を備
える。ねじ杆19の周面には雄ねじ27が形成されてお
り、切梁部材11の端面13の孔15に挿通される。当
接板21は、切梁部材11の端面13より若干小さい略
正方形に形成され、その四隅にはねじ杆19の基端29
が垂直に取着されている。尚、各ねじ杆19を端面13
の孔15に挿通させた状態では、当接板21と端面13
とは略々平行する。
【0010】調節用ナット23は、孔15に挿通する前
に各ねじ杆19に螺着され、孔15への挿通後には端面
13の外側に位置する。また、固定用ナット25は、調
節用ナット23を螺着した各ねじ杆19を孔15に挿通
した後、各ねじ杆19の先端31から螺着される。尚、
本実施例では、調節用ナット23と固定用ナット25に
より、各ねじ杆19の端面13に対する位置を固定する
で固定部材が構成されている。
に各ねじ杆19に螺着され、孔15への挿通後には端面
13の外側に位置する。また、固定用ナット25は、調
節用ナット23を螺着した各ねじ杆19を孔15に挿通
した後、各ねじ杆19の先端31から螺着される。尚、
本実施例では、調節用ナット23と固定用ナット25に
より、各ねじ杆19の端面13に対する位置を固定する
で固定部材が構成されている。
【0011】上述のように構成された長さ調整機構17
を備える切梁7を山止壁5間に架設する場合には、ま
ず、コンクリート連続地中壁による一対の山止壁5を地
盤1に形成し、該山止壁5間で前記切梁7を受ける方向
に沿う地盤1箇所に間隔を置いて複数の棚杭9を打ち込
んで、前記山止壁5間を一次掘削する。次いで、前記一
次掘削により形成された掘削地面8上に露出する各棚杭
9の、前記切梁7を架設する高さ部分で前記切梁部材1
1の継ぎ目の近傍となる箇所に、切梁7の架設方向に沿
ってブラケット10を取着すると共に、図4に拡大斜視
図で示すように、各棚杭9のブラケット10を結んだ線
の延長線上の山止壁5箇所にプレート4を取着し、この
プレート4にもブラケット10を取着する。次に、複数
の切梁部材11を連結して、前記山止壁5の間隔に近い
長さの切梁7を構成し、該切梁7の両端を山止壁5のブ
ラケット10で支持させると共に、前記切梁7の中間箇
所を各棚杭9のブラケット10で支持させ、前記切梁7
の両端に位置する切梁部材11の長さ調整機構17が図
4に示すように山止壁5に臨むように、前記切梁7を山
止壁5間に架け渡す。
を備える切梁7を山止壁5間に架設する場合には、ま
ず、コンクリート連続地中壁による一対の山止壁5を地
盤1に形成し、該山止壁5間で前記切梁7を受ける方向
に沿う地盤1箇所に間隔を置いて複数の棚杭9を打ち込
んで、前記山止壁5間を一次掘削する。次いで、前記一
次掘削により形成された掘削地面8上に露出する各棚杭
9の、前記切梁7を架設する高さ部分で前記切梁部材1
1の継ぎ目の近傍となる箇所に、切梁7の架設方向に沿
ってブラケット10を取着すると共に、図4に拡大斜視
図で示すように、各棚杭9のブラケット10を結んだ線
の延長線上の山止壁5箇所にプレート4を取着し、この
プレート4にもブラケット10を取着する。次に、複数
の切梁部材11を連結して、前記山止壁5の間隔に近い
長さの切梁7を構成し、該切梁7の両端を山止壁5のブ
ラケット10で支持させると共に、前記切梁7の中間箇
所を各棚杭9のブラケット10で支持させ、前記切梁7
の両端に位置する切梁部材11の長さ調整機構17が図
4に示すように山止壁5に臨むように、前記切梁7を山
止壁5間に架け渡す。
【0012】切梁7を山止壁5間に架け渡したならば、
図5に示すように、前記長さ調整機構17の調節用ナッ
ト23を各ねじ杆19の先端31側に向けて螺動させ、
これにより、各ねじ杆19の基端29側部分を孔15か
ら端面13の外側に向けて延出させる。そして、該延出
する各ねじ杆19の基端29側部分の長さを、山止壁5
とこれに臨む切梁部材11の端面13との隙間Sに応じ
て調節し、当接板21をプレート4を介して山止壁5に
当て付ける。このとき、固定用ナット25は、各ねじ杆
19のねじ溝27に螺着せずにおくか、或は、各ねじ杆
19の先端31側に螺動させておく。
図5に示すように、前記長さ調整機構17の調節用ナッ
ト23を各ねじ杆19の先端31側に向けて螺動させ、
これにより、各ねじ杆19の基端29側部分を孔15か
ら端面13の外側に向けて延出させる。そして、該延出
する各ねじ杆19の基端29側部分の長さを、山止壁5
とこれに臨む切梁部材11の端面13との隙間Sに応じ
て調節し、当接板21をプレート4を介して山止壁5に
当て付ける。このとき、固定用ナット25は、各ねじ杆
19のねじ溝27に螺着せずにおくか、或は、各ねじ杆
19の先端31側に螺動させておく。
【0013】当接板21が山止壁5に当て付けられたな
らば、調節用ナット23を各ねじ杆19の先端31側に
さらに若干螺動させて、端面13と山止壁5との間で各
ねじ杆19を突っ張らせて切梁7にプレロードをかける
と共に、切梁7を構成する各切梁部材11間の接続部の
緩みを取り、切梁7を一対の山止壁5の間で架設状態に
仮保持する。
らば、調節用ナット23を各ねじ杆19の先端31側に
さらに若干螺動させて、端面13と山止壁5との間で各
ねじ杆19を突っ張らせて切梁7にプレロードをかける
と共に、切梁7を構成する各切梁部材11間の接続部の
緩みを取り、切梁7を一対の山止壁5の間で架設状態に
仮保持する。
【0014】さらに、図5に示すように、固定用ナット
25を切梁部材11の端面13の内側に当接させ、固定
用ナット25と調節用ナット23とで切梁部材11の端
面13を締め付け、端面13に対する各ねじ杆19及び
当接板21の位置を固定する。尚、以上の調節作業が終
わったならば、山止壁5と前記長さ調整機構17の当接
板21との隙間Sが型枠を組んでコンクリートCを打設
し、隙間Sを埋める。このコンクリートCが固化する
と、切梁部材11の端面13に対する当接板21の位置
が固定されると共に、切梁部材11の端面13が山止壁
5に固着され、これにより、切梁7が一対の山止壁5の
間で架設状態に固定される。
25を切梁部材11の端面13の内側に当接させ、固定
用ナット25と調節用ナット23とで切梁部材11の端
面13を締め付け、端面13に対する各ねじ杆19及び
当接板21の位置を固定する。尚、以上の調節作業が終
わったならば、山止壁5と前記長さ調整機構17の当接
板21との隙間Sが型枠を組んでコンクリートCを打設
し、隙間Sを埋める。このコンクリートCが固化する
と、切梁部材11の端面13に対する当接板21の位置
が固定されると共に、切梁部材11の端面13が山止壁
5に固着され、これにより、切梁7が一対の山止壁5の
間で架設状態に固定される。
【0015】このように、本実施例によれば、複数の切
梁部材11を連結して切梁7を構成し、該切梁7の両端
に位置する切梁部材11に長さ調節機構17を設け、該
長さ調節機構17が山止壁5に臨むように切梁7を山止
壁5間に架け渡し、前記端面13の山止壁5側に長さ調
節機構17の当接板21を延出させて、該当接板21を
山止壁5に圧接させるようにした。このため、切梁7の
両端と山止壁5との間に隙間Sが生じても、その隙間S
を長さ調節機構17の当接板21の延出により容易に埋
めることができ、キリンジャッキやライナープレートを
用いる場合に比べて使用資材のコスト低減を図ることが
できる。また、プレート4を介して当接板21を山止壁
5に圧接させることで、切梁7にプレロードをかけ且つ
各切梁部材11の連結部分の緩みを取ることができるの
で、土圧に迅速に対抗でき、しかも山止壁5間への切梁
7の架設を迅速に行うことができる。そして、前記プレ
ート4を介して山止壁5側に当接板21を圧接させるこ
とにより、切梁7が山止壁5間で架設状態に仮保持され
るため、隙間Sに打設されるコンクリートCの固化を待
たず、直ちに次の掘削作業等を行うことができる。
梁部材11を連結して切梁7を構成し、該切梁7の両端
に位置する切梁部材11に長さ調節機構17を設け、該
長さ調節機構17が山止壁5に臨むように切梁7を山止
壁5間に架け渡し、前記端面13の山止壁5側に長さ調
節機構17の当接板21を延出させて、該当接板21を
山止壁5に圧接させるようにした。このため、切梁7の
両端と山止壁5との間に隙間Sが生じても、その隙間S
を長さ調節機構17の当接板21の延出により容易に埋
めることができ、キリンジャッキやライナープレートを
用いる場合に比べて使用資材のコスト低減を図ることが
できる。また、プレート4を介して当接板21を山止壁
5に圧接させることで、切梁7にプレロードをかけ且つ
各切梁部材11の連結部分の緩みを取ることができるの
で、土圧に迅速に対抗でき、しかも山止壁5間への切梁
7の架設を迅速に行うことができる。そして、前記プレ
ート4を介して山止壁5側に当接板21を圧接させるこ
とにより、切梁7が山止壁5間で架設状態に仮保持され
るため、隙間Sに打設されるコンクリートCの固化を待
たず、直ちに次の掘削作業等を行うことができる。
【0016】さらに、本実施例によれば、山止壁5に臨
む切梁部材11の端面13の孔15にねじ杆19を挿通
し、孔15から端面13の外側に延出するねじ杆19の
基端29に、長手方向Xと直交する方向に延在する当接
板21を取着し、ねじ杆19の基端29側部分に調節用
ナット23を螺着すると共に、孔15から端面13の内
側に延出するねじ杆19の先端31側部分に固定用ナッ
ト25を螺着して前記長さ調節機構17を構成した。こ
のため、調節用ナット23の螺動により、端面13の外
側に延出するねじ杆19の長さを調節することで、切梁
部材11に連結された当接板21の位置を隙間Sに応じ
て調節でき、切梁7の長手方向Xにおける長さを、該切
梁7が架設される山止壁5間の間隔に応じて調節するこ
とができ、これらを、ねじ杆、ナット、板材という安価
な構成で達成することができる。
む切梁部材11の端面13の孔15にねじ杆19を挿通
し、孔15から端面13の外側に延出するねじ杆19の
基端29に、長手方向Xと直交する方向に延在する当接
板21を取着し、ねじ杆19の基端29側部分に調節用
ナット23を螺着すると共に、孔15から端面13の内
側に延出するねじ杆19の先端31側部分に固定用ナッ
ト25を螺着して前記長さ調節機構17を構成した。こ
のため、調節用ナット23の螺動により、端面13の外
側に延出するねじ杆19の長さを調節することで、切梁
部材11に連結された当接板21の位置を隙間Sに応じ
て調節でき、切梁7の長手方向Xにおける長さを、該切
梁7が架設される山止壁5間の間隔に応じて調節するこ
とができ、これらを、ねじ杆、ナット、板材という安価
な構成で達成することができる。
【0017】尚、本実施例では、対向する山止壁5間に
切梁7を架設する場合について説明したが、例えば図6
に示すように、山止壁5の内側に腹起し33が配設され
ている場合には、腹起し33に長さ調節機構17の当接
板21を当て付け、対向する腹起し33間に切梁7を架
設すれば、先の実施例と同様の効果を得ることができ
る。また、本実施例では、切梁7を構成する複数の切梁
部材11のうち一部のものに長さ調節機構17を設ける
場合について説明したが、単一の切梁部材で構成された
切梁にも本発明は適用される。
切梁7を架設する場合について説明したが、例えば図6
に示すように、山止壁5の内側に腹起し33が配設され
ている場合には、腹起し33に長さ調節機構17の当接
板21を当て付け、対向する腹起し33間に切梁7を架
設すれば、先の実施例と同様の効果を得ることができ
る。また、本実施例では、切梁7を構成する複数の切梁
部材11のうち一部のものに長さ調節機構17を設ける
場合について説明したが、単一の切梁部材で構成された
切梁にも本発明は適用される。
【0018】さらに、本実施例では、切梁7の両端の切
梁部材11に長さ調節機構17を設けたが、切梁の長手
方向におけるどちらか一方の端面だけに長さ調節機構を
設けてもよい。また、本実施例では、軸部材をねじ杆1
9で構成し、固定部材を調節用ナット23と固定用ナッ
ト25で構成したが、例えば軸部材を、その周面に軸方
向に沿って複数の係合用凹部が形成された棒体で構成
し、固定部材を、この棒体の係合用凹部と係合可能で切
梁の端面に係止された係合部材で構成する等、軸部材及
び固定部材の構成は、本実施例で示したものに限定され
ない。さらに、本実施例では、端面13に対する各ねじ
杆19及び当接板21の位置を固定した後、山止壁5と
これに臨む切梁部材11の端面13との隙間Sに型枠を
組んでコンクリートCを打設し、隙間Sを埋めたが、こ
のコンクリート打設は省略してもよい。
梁部材11に長さ調節機構17を設けたが、切梁の長手
方向におけるどちらか一方の端面だけに長さ調節機構を
設けてもよい。また、本実施例では、軸部材をねじ杆1
9で構成し、固定部材を調節用ナット23と固定用ナッ
ト25で構成したが、例えば軸部材を、その周面に軸方
向に沿って複数の係合用凹部が形成された棒体で構成
し、固定部材を、この棒体の係合用凹部と係合可能で切
梁の端面に係止された係合部材で構成する等、軸部材及
び固定部材の構成は、本実施例で示したものに限定され
ない。さらに、本実施例では、端面13に対する各ねじ
杆19及び当接板21の位置を固定した後、山止壁5と
これに臨む切梁部材11の端面13との隙間Sに型枠を
組んでコンクリートCを打設し、隙間Sを埋めたが、こ
のコンクリート打設は省略してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、切
梁山止工法における互いに対向する山止壁間に切梁を架
設するに当たり、前記山止壁間に前記切梁を架け渡して
該切梁の両端を前記山止壁に臨ませ、前記切梁の少なく
とも一方の端部と該端部が臨む前記山止壁との間にジャ
ッキ手段を介設し、前記ジャッキ手段を前記切梁の長手
方向に伸長させるようにしたので、山止壁間への切梁の
架設を迅速に行えると共に、使用資材のコスト低減を図
ることができる。また、本発明によれば、切梁の長さを
調節する機構であって、前記切梁の少なくとも一方の端
面に挿通して設けられ、該切梁の長手方向に延在すると
共に互いに平行する複数の軸部材と、前記端面の外側に
位置する各軸部材部分に取着され、前記端面と平行して
延在する当接板と、前記各軸部材の前記端面に対する位
置を固定する固定部材とを備える構成としたので、対向
する支圧板間の長さに応じて切梁の長さを調節でき、架
設後直ちに次の掘削作業を行える切梁の長さ調節機構を
安価に提供できる。
梁山止工法における互いに対向する山止壁間に切梁を架
設するに当たり、前記山止壁間に前記切梁を架け渡して
該切梁の両端を前記山止壁に臨ませ、前記切梁の少なく
とも一方の端部と該端部が臨む前記山止壁との間にジャ
ッキ手段を介設し、前記ジャッキ手段を前記切梁の長手
方向に伸長させるようにしたので、山止壁間への切梁の
架設を迅速に行えると共に、使用資材のコスト低減を図
ることができる。また、本発明によれば、切梁の長さを
調節する機構であって、前記切梁の少なくとも一方の端
面に挿通して設けられ、該切梁の長手方向に延在すると
共に互いに平行する複数の軸部材と、前記端面の外側に
位置する各軸部材部分に取着され、前記端面と平行して
延在する当接板と、前記各軸部材の前記端面に対する位
置を固定する固定部材とを備える構成としたので、対向
する支圧板間の長さに応じて切梁の長さを調節でき、架
設後直ちに次の掘削作業を行える切梁の長さ調節機構を
安価に提供できる。
【図1】本発明を適用して施工された地下構造物を示す
もので、図1(a)は平断面図、図1(b)は縦断面図
である。
もので、図1(a)は平断面図、図1(b)は縦断面図
である。
【図2】図1に示す切梁を構成する切梁部材の概略構成
を示す要部斜視図である。
を示す要部斜視図である。
【図3】図1(b)に示す長さ調節機構の概略構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】山止壁間に架け渡した図1の切梁の端部が山止
壁側に支持された状態を示す拡大斜視図である。
壁側に支持された状態を示す拡大斜視図である。
【図5】図3に示す長さ調節機構を備えた切梁部材の使
用状態を示す説明図である。
用状態を示す説明図である。
【図6】山止壁の内側に配設された腹起しの間に図3に
示す長さ調節機構を備えた切梁を架設した地下構造物の
平断面図である。
示す長さ調節機構を備えた切梁を架設した地下構造物の
平断面図である。
7 切梁 11 切梁部材 13 切梁部材端面 15 孔 17 長さ調節機構 19 ねじ杆 21 当接板 23 調節用ナット 25 固定用ナット 27 ねじ溝 29 ねじ杆一端 31 ねじ杆他端
Claims (3)
- 【請求項1】 切梁山止工法における互いに対向する山
止壁間に切梁を架設するに当たり、 前記山止壁間に前記切梁を架け渡して該切梁の両端を前
記山止壁に臨ませ、 前記切梁の少なくとも一方の端部と該端部が臨む前記山
止壁との間にジャッキ手段を介設し、 前記ジャッキ手段を前記切梁の長手方向に伸長させるよ
うにした、 ことを特徴とする切梁山止工法における切梁の架設方
法。 - 【請求項2】 切梁の長さを調節する機構であって、 前記切梁の少なくとも一方の端面に挿通して設けられ、
該切梁の長手方向に延在すると共に互いに平行する複数
の軸部材と、 前記端面の外側に位置する各軸部材部分に取着され、前
記端面と平行して延在する当接板と、 前記各軸部材の前記端面に対する位置を固定する固定部
材と、 を備えることを特徴とする切梁の長さ調節機構。 - 【請求項3】 前記軸部材はねじ杆で構成され、前記端
面には前記ねじ杆が挿通される孔が形成され、前記固定
部材は、前記端面の両面において前記ねじ杆に螺着され
るナットで構成されている請求項2記載の切梁の長さ調
節機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20905293A JPH0742155A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 切梁山止工法における切梁の架設方法及び切梁の長さ調節機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20905293A JPH0742155A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 切梁山止工法における切梁の架設方法及び切梁の長さ調節機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742155A true JPH0742155A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16566463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20905293A Pending JPH0742155A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 切梁山止工法における切梁の架設方法及び切梁の長さ調節機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742155A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10327607B3 (de) * | 2003-06-18 | 2004-12-30 | Bauer Spezialtiefbau Gmbh | Steifenanschluss |
| JP2008190183A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Ohmori Co Ltd | 受桁及びこれを用いた路面覆工構造並びに路面覆工方法 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP20905293A patent/JPH0742155A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10327607B3 (de) * | 2003-06-18 | 2004-12-30 | Bauer Spezialtiefbau Gmbh | Steifenanschluss |
| JP2008190183A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Ohmori Co Ltd | 受桁及びこれを用いた路面覆工構造並びに路面覆工方法 |
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