JPH0742301A - 配管用壁材 - Google Patents

配管用壁材

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JPH0742301A
JPH0742301A JP20888093A JP20888093A JPH0742301A JP H0742301 A JPH0742301 A JP H0742301A JP 20888093 A JP20888093 A JP 20888093A JP 20888093 A JP20888093 A JP 20888093A JP H0742301 A JPH0742301 A JP H0742301A
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JP
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pipe
wall
piping
wall material
hole
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JP20888093A
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English (en)
Inventor
Kosuke Tsukamoto
幸助 塚本
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】建築物床面の利用が効率的で、施工作業の容易
な配管用壁材を提供する。 【構成】配管用壁材1は、側面に壁面2a、2bが形成
され、それ等壁面2a、2bの上下に接続面が形成され
た板状の壁本体2を有し、前記壁本体2に配管用貫通孔
17を上下方向に、該壁本体2を貫通する形で形成し、
前記壁本体2の前記壁面2a、2bに配管取出用横孔2
0を前記配管用貫通孔17と連絡する形で穿設形成して
構成する。これ等配管用壁材1を、上下方向に積層する
ことにより、複数本の配管用貫通孔17が上下方向に連
通する形で配管用シャフト18が形成されるので、該配
管用シャフト18に上下方向の配管が挿入設置された形
で配管用壁材1中に上下方向の配管を内蔵することが出
来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の内外壁を構成
する壁材に適用するに好適な配管用壁材に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の技術により施工された
給水配管の主管の一例を示す図、図14は、図13に示
す主管から分岐した枝管と床及び、天井の高さの関係を
示す図である。従来、集合住宅等の建築物における給水
配管の主管40は、図13に示すように、鋼管42とテ
ィ分岐管49を交互に組み合わせて構成されており、主
管40の片端は、屋上に設置された高架タンク60等に
接続した形で構成されていた。そして、主管40を構成
する鋼管42は、各階の床43を該床43に設けられた
貫通孔45を上下に貫通する形で配設され、各階の床4
3と天井50の間の空間である天井裏46において、テ
ィ分岐管49が接続されていた。該ティ分岐管49の一
端部(図14に示す、ティ分岐管49Zの一端部49Z
a及び、ティ分岐管49Aの一端部49Aa)からは、
枝管41が取り出され、各部屋の給水設備の蛇口59ま
で接続されていた。また、前記貫通孔45は、鋼管42
の外径よりも少し大きく開孔されており、貫通孔45の
径と鋼管42の外径との差である隙間47は、主管40
の装着後にモルタル等を用いて埋め戻しが行われてい
た。さらに、主管40や隙間47の埋め戻しの跡が露出
している事は、外観上好ましくないので、パイプシャフ
ト51と呼ばれる囲い壁等で露出しないように囲い込ま
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいては、パイプシャフト51が必要なために、床43
面の利用面積が減少したり、主管40の装着作業が煩雑
なので作業効率が悪いという問題を有する。なぜなら、
集合住宅等の建築物においては、主管40には、複数の
枝管41が接続されており、該主管40に供給される水
量は、該主管40に接続された複数の枝管41を流れる
合計水量以上が必要である。従って、主管40の直径の
大きさは、該主管40に接続される枝管の本数が増える
にしたがい大口径となるので、広範囲をパイプシャフト
51で、囲い込む必要が生じ、床43面の利用面積が減
少する。さらに、集合住宅等の建築物においては、図1
3に示すような給水配管のみならず、排水管や給湯管等
の多種類の配管が、パイプシャフト51により囲い込ま
れているうえに、各配管間には、一定の作業空間が必要
なので、パイプシャフト51の大きさは、一層広範囲に
なり、床43面の利用面積は、一層縮小される。そのう
え、従来の技術において、主管40の装着は、各階毎に
施工現場で煩雑な工程を繰返さなくてはならないので、
作業効率が悪い。即ち、各階毎に床43を主管40が貫
通し、天井裏46部分で、枝管41を取り出すために
は、まず、図14に示す、床43Aの貫通部分に主管4
0より少し大きい大きさの貫通孔45Aを開孔し、所定
の規格の長さに形成された鋼管を所定の長さL1の鋼管
42Aに切断し、その上端部42Aa及び、下端部42
Ab付近をネジ加工し、鋼管42Aを床43Aの上部か
ら垂直下方に貫通孔45Aに挿入したうえに、両端部4
2Aa、42Ab付近のネジ部にシ−ルテ−プを粘着さ
せ、下端部42Abは、主管40の既施工部分40Aで
あるティ分岐管49Zの図1上方向の端部49Zeに螺
着し、上端部42Aaには、ティ分岐管49Aを螺着し
なくてはならない。さらに、主管40の自重を支えるた
めには、床43A又は、壁52にドリル等で穴を設け、
アンカ−53等を打ち込み支持部材55を取付け後、支
持部材55に主管40を固定する必要があり、主管40
が固定されると、床43Aに設けられた貫通孔45Aと
鋼管42Aとの隙間47Aは、モルタル等により埋め戻
しを行わなくてはならないので、非常に煩雑である。以
上のようにして、一層分の主管40が施工されると、次
の層も同様の煩雑な作業を繰返し、施工しなくてはなら
ないため、作業効率が悪い。本発明は、上記事情に鑑
み、建築物床面の利用が効率的で、施工作業の容易な配
管用壁材を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、側面に
壁面(2a、2b、102a、102b)が形成され、
それ等壁面(2a、2b、102a、102b)の上下
に接続面(2e、2f、102e、102f)が形成さ
れた板状の壁本体(2、102)を有し、前記壁本体
(2、102)に配管用貫通孔(17、117)を上下
方向に、該壁本体(2、102)を貫通する形で形成
し、前記壁本体(2、102)の前記壁面(2a、2
b、102a、102b)に少なくとも1個の配管取出
用横孔(20、120)を前記配管用貫通孔(17、1
17)と連絡する形で穿設形成して構成される。なお、
( )内の番号等は、図面における対応する要素を示
す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記
載に限定拘束されるものではない。以下の作用の欄につ
いても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、配管用壁材
(1、100)の複数の配管用貫通孔(17、117)
が上下方向に連通する形で構成された配管用シャフト
(18、118)中に、上下方向の配管が挿入設置され
るように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による、配管用壁材の一実施例が取
付けられた集合住宅の一例を示す部分斜視図、図2は、
図1に示す本発明による配管用壁材の一実施例を示す斜
視図、図3は、図1に示す本発明による配管用壁材中に
挿入装着された管部材と該管部材に接続された横配管の
接続要領を示す断面図、図4は、図1に示す本発明によ
る配管用壁材に挿入装着された管部材の上下方向の接続
要領を示す断面図、図5は、図2に示す配管用壁材のV-
V線による断面図、図6は、図1に示す本発明による配
管用壁材中に挿入装着された管部材を構成する横配管接
続部材の断面図、図7は、図1に示す本発明による配管
用壁材中に挿入装着された管部材を構成する縦配管部材
の断面図、図8は、図6に示す横配管接続部材に設けら
れた、横孔に嵌入された留具の頭部部分を示す斜視図、
図9は、図6に示す横配管接続部材に設けられた横孔及
び、該横孔に嵌入された留具の嵌入要領を示す断面図、
図10は、図6に示す横配管接続部材と図7に示す縦配
管部材の接続要領を示す断面図で、図11は、本発明に
よる、配管用壁材の別の実施例が集合住宅に取付けられ
た一例を示す部分斜視図、図12は、図11に示す本発
明による配管用壁材の断面図である。
【0007】配管用壁材1は、図1に示すように、集合
住宅10に該集合住宅10の側面外壁の一部を構成する
形に取付けられている。該集合住宅10は、図1に図1
中矢印C方向の一部を示すように、図1中矢印C、D方
向に伸延する形に構築されており、該集合住宅10の骨
組みは、柱12、梁13により構成される柱梁構造11
に構築されている。
【0008】そして、該柱梁構造11を構成する柱12
は、仕様書に基ずく強度を満たす所定の型鋼により構成
されており、地盤9に対して垂直方向である図1中矢印
E、F方向に伸延する形の複数本が地盤9中に打設され
たコンクリート製の基礎に植設された形で構築されてい
る。
【0009】該複数本の柱12、12間には、仕様書に
基ずく強度を満たす所定の型鋼により構成された梁13
が、図1中矢印A、B方向及び、該図1中矢印A、B方
向に直角な方向である図1中矢印C、D方向に伸延する
ように接続されている。
【0010】そして、該梁13のうち、図1中矢印C、
D方向に伸延する形で構成された梁13A、13Bの上
には、図3及び図4に示すように鉄筋コンクリート製の
スラブ板65が載置されており、該スラブ板65によ
り、集合住宅10の上下階を区画し、該集合住宅10が
複数階を成すように構成されている。また、該集合住宅
10を構成する各階は、図1に示すように、同一の階高
H10に形成されている。
【0011】また、該梁13A、13Bのうち、図1中
矢印A方向側の梁13Aには、図4に示すように、接続
金具75が階高H10に対応して上下方向に所定の間隔
で複数個取付けられている。
【0012】そして、上下方向に隣接する接続金具7
5、75の間には、図3及び図4に示すように、本発明
による配管用壁材1が、該配管用壁材1を構成する後述
するような壁本体2の図3及び図4中矢印B方向の壁面
2bを介して、上下方向に複数枚取付けられている。こ
れにより、配管用壁材1は、集合住宅10の図1中矢印
A方向の側面外壁を構成している。
【0013】また、集合住宅10の図1中矢印B方向、
図1中矢印C方向及び、図1中矢印D方向の側面には、
鉄筋コンクリート製の外壁材(図示せず)が取付けられ
ており、これにより図1中矢印B方向、図1中矢印C方
向及び、図1中矢印D方向の側面外壁が構成されてい
る。
【0014】該集合住宅10の図1中矢印A方向の側面
外壁を構成する形に取付けられた複数枚の配管用壁材1
は、図1に示すように、図1中矢印C、D方向に対して
は、各々の配管用壁材1、1の図1及び図2の側面2
c、2dが互いに対向隣接する形で設置されている。
【0015】また、それ等配管用壁材1は、各々の配管
用壁材1、1の図1及び図4に示す上部接続面2e、下
部接続面2fが所定の間隔H2kを成す隙間2kを介し
て対向した形で、上下方向に積層されて構成されてい
る。また、該隙間2kの図1中矢印A側の端部付近に
は、シ−リング材36が充填され、更に、該シ−リング
材36の図1中矢印B方向側には、バックアップ材37
が充填されている。
【0016】以上のように、集合住宅10の側面外壁の
一部を構成する形に取付けられた複数枚の配管用壁材1
の各々は、図2に示すように、壁本体2及び、後述する
溝15、配管用貫通孔17、配管取出用横孔20により
構成されている。
【0017】そして、壁本体2は、図2に示すように、
所定の幅W2及び所定の高さH2に形成され、互いに平
行に対向する壁面2a、2bを有しており、該壁面2
a、2bと垂直に交差する、所定の幅W2及び所定の厚
みT2に形成された上部接続面2e、下部接続面2f及
び、所定の高さH2、所定の厚みT2に形成された側面
2c、2dが形成されている。
【0018】即ち、壁本体2は、所定の高さH2、所定
の幅W2及び、所定の厚みT2に形成された板状の直方
体に形成されている。
【0019】また、該壁本体2の所定の高さH2は、集
合住宅10の各階の階高H10よりも、図1及び図4に
示す配管用壁材1、1間の隙間2kの間隔H2k分だけ
低く形成されている。即ち、壁本体2と図1及び図4に
示す配管用壁材1、1間の隙間2kの間隔H2kを合わ
せた高さは、集合住宅10の各階の階高H10と等しく
形成されている。
【0020】そして、壁本体2の上部接続面2eから下
部接続面2fに向かって、図2中矢印E、F方向、即ち
上下方向に真っ直ぐに貫通する形で、後述する形状の3
個の配管用貫通孔17、17、17が穿設されており、
側面2c及び、側面2dには、後述する形状の溝15が
形成されている。
【0021】配管用貫通孔17、17、17は、図2に
示すように、壁本体2の上部接続面2eの図2中矢印
A、B方向の中心を示す中心線CT1w上に該配管用貫
通孔17の中心が形成される形で、壁本体2の上部接続
面2eから図2中矢印F方向に沿って下部接続面2fに
向かって真っ直ぐ、即ち図2上下方向に貫通する形で穿
設されている。そして、それ等3個の配管用貫通孔1
7、17、17相互は、該配管用貫通孔17、17、1
7の中心間が図2中矢印C、D方向に等間隔な所定の間
隔W17(図2に示す壁本体2の幅W2を4等分した長
さに等しい幅W17)を成すように形成されている。更
に、それ等3個の配管用貫通孔17、17、17のうち
壁本体2の両側面2c、2d側に設けられた配管用貫通
孔17、17は、それ等配管用貫通孔17、17の中心
から壁本体2の両側面2c、2dの図2中矢印A、B方
向の中心を示す中心線CT15h、CT15hまでが、
前記所定の間隔W17を成すように形成されている。
【0022】そして、各々の配管用貫通孔17は、図5
に断面を示すように、壁本体2の上部接続面2eから図
5中矢印F方向に向う長さH17mの部分は、所定の直
径D17mに穿設して形成された上方部17m及び、該
上方部17mより下部接続面2f側、従って上方部17
mより図5中矢印F方向側の長さH17nの部分を所定
の直径D17nに穿設して形成された下方部17nによ
り構成されている。
【0023】そして、上方部17mの直径D17mは、
下方部17nの直径D17nよりも大きく形成されてお
り、上方部17mと下方部17nとの境界部分には、図
5に示す壁本体2の上部接続面2eと下部接続面2fに
平行で、且つ、外側の径が上方部17の直径D17mに
等しく、内側の径が下方部17nの直径D17nに等し
いリング面17gが形成されている。
【0024】また、配管用貫通孔17の上方部17mの
図1及び図5中矢印B方向には、図1及び図5に示すよ
うに、上方部17mから壁本体2の壁面2bに向かう方
向である、図1及び図5中矢印B方向に沿って真っ直ぐ
に配管取出用横孔20が貫通穿設されている。
【0025】該配管取出用横孔20は、配管用貫通孔1
7の上方部17mと等しい直径D17mで穿設されてお
り、図5に示すように、該配管取出用横孔20の中心を
示す中心線CT20tが、壁本体2の上部接続面2eか
ら所定の長さH20(配管用貫通孔17上方部17mの
長さH17mの半分に等しい長さH20)だけ図5中矢
印F方向、従って図5下方向に形成されるように穿設さ
れている。
【0026】また、壁本体2の側面2c、2dに形成さ
れた溝15は、図2に示すように、壁本体2の側面2c
から図2中矢印D方向及び、側面2dから図2中矢印C
方向に向い底部が半円形を成す柱状に欠いた形に形成さ
れている。
【0027】即ち、図2に示す壁本体2の両側面2c、
2dの図2中矢印A、B方向の中心を示す中心線CT1
5hを軸として、所定の半径R15(壁本体2の厚みT
2の半分よりも小さい所定の半径R15)で内部に向か
って半円形に欠いた形に形成されている。
【0028】なお、配管用壁材1は、前述した図1に示
すように、集合住宅10の外壁を構成する形で、複数枚
の配管用壁材1が該配管用壁材1を構成する壁本体2の
上部接続面2e及び、下部接続面2fを介して積層する
形で取付けられている。
【0029】そして、集合住宅10の外壁を構成するよ
うに取付けられた複数枚の配管用壁材1のうち、所定の
位置に取付けられた配管用壁材1(後述する図1に示す
上下配管5A、5Cを挿入設置する位置に取付けられた
配管用壁材1)には、横配管接続部材22が挿入設置さ
れている。横配管接続部材22は、図4に示すように、
横配管接続部材22の図4中矢印F方向の端部である下
端部22fが、壁本体2中に形成されたリング面17g
に当接した形で、配管用貫通孔17の上方部17m中に
挿入設置されている。
【0030】そして、横配管接続部材22は、図6に断
面を示すように、円筒形の外筒30(図6中二点鎖線部
分)及び、該外筒30の内周面30iに、外周面29g
を接する形に挿嵌固着された円柱形の内筒29(図6中
実線部分)により構成されている。
【0031】該外筒30は、図6に二点鎖線で断面を示
すように、該外筒30の外周面30gの直径が壁本体2
に穿設された配管用貫通孔17の上方部17mの図2に
示す直径D17mよりも小さい所定の直径D30gを成
し、該外筒30の内周面30iの直径が所定の直径D3
0iを成す円筒形に形成されている。そして、図6上下
方向の高さは、図5に示す配管用貫通孔17の上方部1
7mに等しい高さH17mに形成されている。また、該
外筒30の図6上下方向の中央部には、横配管接続部材
22の図6上下方向の中心を示す中心線CT22wを中
心に、該外筒30を外周面30gから図6中矢印A方向
に沿って、真っ直ぐに内周面30iまで貫通する形の開
口部30bが設けられている。該開口部30bの大きさ
は、後述する、図6に示す、内筒29のメネジ部29j
の大きさよりも大きく形成されており、該外筒30の上
端部30e付近及び、下端部30f付近は、図6に示す
ように、上端部30e及び、下端部30f付近の内周面
30i側を斜めに欠いた形に形成されている。
【0032】また、前述のように外筒30に挿嵌固着さ
れている内筒29は、図6に実線で断面を示すように、
図6上下方向の高さが、外筒30と同様に、配管用貫通
孔17の上方部17mに等しい高さH17mに形成され
ている。そして、該内筒29の外径は、前記外筒30に
挿嵌自在な程度に、外筒30の内周面30iの直径D3
0iよりも少し小さい所定の直径D29に形成されてい
る。そして、該内筒29の図6上下方向の中央部には、
中心線CT22wを中心に、該内筒29を外周面29g
から図6中矢印A方向、沿って内周面29iまで貫通す
る形のメネジ部29jが螺設されている。また、該内筒
29の内部には、該内筒29を図6上下方向に向い真っ
直ぐに貫通する形の流水空間31が設けられている。
【0033】該流水空間31は、内筒29を図6上下方
向に貫通するように形成されている。そして、該流水空
間31は、図6に示すように、該内筒29の上面29
e、下面29fからそれぞれ中心線CT22wの方向に
向かって穿設された側部32、32及び、該側部32、
32間を所定の直径D35で連通する形に穿設された中
央部35により構成されている。
【0034】該流水空間31の側部32は、図6に示す
ように、垂直部分32g及び、後述する傾斜部分32
j、溝部分32kにより構成されている。そして、該垂
直部分32gは、該内筒29の上面29e及び、下面2
9fから、それぞれ中心線CT22wの方向に向かって
所定の深さ及び、所定の直径D32で穿設されている。
【0035】また、両垂直部分32g、32gの所定の
場所には、内筒29の外周面29gから内周面29iに
向って内筒29を貫通する形で穿設された横孔33p、
33qが設けられている。該横孔33pは、1個の内筒
29にそれぞれ6個づつ設けられており、該6個の横孔
33pのうち、3個の横孔33pは、図6に示すよう
に、該横孔33pの上下方向の中心を示す中心線CT3
3pが内筒29の上面29eから所定の距離H33pを
成すように設けられている。また、他の3個の横孔33
pは、図6に示すように、該横孔33pの上下方向の中
心を示す中心線CT33pが内筒29の下面29fから
所定の距離H33pを成すように設けられている。さら
に、中心線CT33p、CT33p上に中心の形成され
た、それぞれ3個づつの横孔33pは、各々の隣合う横
孔33p、33p間の角度間隔が等しく成るように形成
されている。
【0036】そして、該横孔33qは、横孔33p同様
に1個の内筒29にそれぞれ6個づつ設けられており、
該6個の横孔33qのうち、3個の横孔33qは、図6
に示すように、該横孔33qの上下方向の中心を示す中
心線CT33qが内筒29の上面29eから所定の距離
H33qを成すように設けられている。また、他の3個
の横孔33qは、図6に示すように、該横孔33qの上
下方向の中心を示す中心線CT33qが内筒29の下面
29fから所定の距離H33qを成すように設けられて
いる。さらに、中心線CT33q、CT33q上に中心
の形成された、それぞれ3個づつの横孔33qは、各々
の隣合う横孔33q、33q間の角度間隔が等しく成る
ように形成されている。
【0037】そして、それ等6個づつの横孔33p、3
3qは、図9に示すように、各々、該内筒29外周面2
9gから内周面29i側に向かって、所定の大きさの長
方形に穿設された所定の深さT33g部分の外側部分3
3g及び、該外側部分33gの更に内周面29i側に、
外側部分33gよりも小さい所定の大きさの長方形に穿
設された深さT33i部分の内側部分33iにより構成
されている。そして、外側部分33gは、内側部分33
iよりも大きく形成されているので、該外側部分33g
と内側部分33iとの境界部には、段差面33sが形成
されている。
【0038】また、横孔33p及び、横孔33qには、
図9に示すように、各横孔33p、33qに1個づつの
留具69が挿入装着されている。該留具69は、図9に
示すように、後述する形状の頭部71、裏板72及び、
ばね70により構成されており、図8及び図9に示す頭
部71を構成するハブ71bの上面71g(ハブ71b
の図8上側の面及び、図9右側の面)が、前記横孔33
p、33qの段差面33sと当隣する形で、該横孔33
p、33q中に挿入装着されている。
【0039】そして、頭部71は、図8に示すように、
直方体の一部分を所定の傾斜を成す傾斜面71kで欠い
た形の略直方体に形成された突起部71a及び、該突起
部71aの図8下側に取付けられたハブ71bにより構
成されており、頭部71は、図8に示すように、該頭部
71の底面71fから上面71eまでが所定の高さH7
1に形成されている。また、頭部71の上面71eから
傾斜面71kの下端部71cまでの高さは、所定の高さ
H71kに形成されており、該頭部71の底面71fか
ら下端部71cまでの高さは、横孔33p、33qの内
側部分33iの深さT33iよりもハブ71bの厚みH
71bだけ大きい高さH71hに形成されている。
【0040】また、頭部71を構成する突起部71a
は、図9に示す横孔33p、33qの内側部分33iの
大きさよりも少し小さく形成されており、ハブ71b
は、横孔33p、33qの内部部分33iよりも大きく
形成され、且つ、横孔33p、33qの外側部分33g
の大きさよりも少し小さく形成されている。そして、頭
部71を構成するハブ71bの底面71f(ハブ71b
の図8下側の面及び、図9左側の面)には、図9に示す
ように、ばね70が固着されている。
【0041】該ばね70は、一本のばね用の鋼線を螺旋
状に積層して構成されており、図9に示すように、該ば
ね70の一方の端部が、頭部71の底面71fに固着さ
れており、他方の端部が、所定の厚みの鋼板を横孔33
p、33qの外側部分33gの大きさよりも少し小さく
切断して作成された裏板72の図9右側の表面72iに
固着されている。そして、該ばね70は、該ばね70に
外部からの力が作用していない状態である自然状態での
長さが、図9に示す対向する内筒29に固着された裏板
72の表面72i及び、頭部71の底面71f間の長さ
L70よりも長く形成されている。
【0042】また、ばね70は、該ばね70を所定の長
さL70まで圧縮した時に生じる自然状態に復元しよと
する反力の強さが、ハブ71bの上面71gを横孔33
p、33qの段差面33sに充分に密接するような所定
の反力を成すように構成されている。
【0043】そして、図6に示すように、横配管接続部
材22の垂直部分32g、32gの縁端部32m、32
mよりも中心線CT22w側には、該縁端部32m、3
2mから中心線CT22wに向かうに従って、所定の傾
きの傾斜面29kを成す形で流水空間31の側部32、
32の直径が徐々に小さくなるように形成された傾斜部
分32j、32jが形成されている。
【0044】更に、傾斜部分32j、32jの中心線C
T22w側には、溝部分32k、32kが形成されてい
る。
【0045】該溝部分32k、32kは、溝部分32
k、32kの直径が垂直部分32g、32gの直径D3
2と等しく形成されており、該溝部分32k、32kに
は、リング状のパッキン77が挾入されている。該パッ
キン77は、外径が該溝部分32kの直径D32に等し
く、内径が中央部35の直径D35に等しいリング状に
形成されており、弾力性の大きいゴムを素材として製造
されている。
【0046】横配管接続部材22は、以上のように構成
されており、上下方向に積層する形で取付けられた複数
枚の配管用壁材1に挿入設置された横配管接続部材22
のうち、図3に示す横配管接続部材22のように、後述
する上下配管5の下端部を構成する形に挿入設置された
横配管接続部材22には、横配管73が接続されてい
る。該横配管73は、図3に断面を示すように、横配管
接続部材22の内筒29のメネジ部29jに、先端部付
近が該メネジ部29jに螺合自在な形状のオネジに形成
された鋼管79を螺合し、更に該鋼管79の先(図3中
矢印B方向)に、各種の配管部品(図示せず)を螺合す
ることにより、各部屋の給水装置(図示せず)まで接続
されるように構成されている。
【0047】また、横配管73の接続された横配管接続
部材22の下端部22f側の流水空間31側部32に
は、図3及び図4に示すように、止水栓23が挿入装着
されており、該止水栓23は、後述する図7に示す縦配
管部材21を構成する装着用部品25のメネジ部25j
にプラグ74を螺合して構成されている。
【0048】また、上下方向に積層する形で取付けられ
た複数枚の配管用壁材1に挿入設置されることにより、
上下方向に積層するように設置された複数個の横配管接
続部材22間は、後述詳説する図7に示す縦配管部材2
1により接続されている。即ち、横配管接続部材22、
22間は、図4に示すように、該横配管接続部材22の
側部32垂直部分32gに、縦配管部材21を構成する
装着用部品25を装着することにより、縦配管部材21
が図2及び図5に示す配管用貫通孔17の下方部17n
中に挿入設置された形で上下方向に接続されている。
【0049】従って、図4に示すように、横配管73の
接続されていない横配管接続部材22の挿入設置されて
いる配管用壁材1には、該配管用壁材1を構成する配管
用貫通孔17中に、縦配管部材21と横配管接続部材2
2を接続することにより構成される管部材3が該横配管
接続部材22の下端部22fが該配管用壁材1を構成す
る壁本体2中に形成されたリング面17gに当接する形
で挿入設置されている。
【0050】縦配管部材21は、図7に示すように、装
着用部品25、ニップル26及び、可とう管27により
構成されている。装着用部品25は、図7に示すよう
に、外周面25gの形状が頭部を欠いた形の円錐形の外
周面である傾斜面25kと、円筒形の円筒面25cをつ
なぎ合わせた形に形成されており、内周面25iには、
円筒面25b部分とメネジ部25jが形成されている。
【0051】即ち、図7に示す装着用部品25は、内周
面25iが、所定の直径、即ち、図6に示す内筒29の
流水空間31の中央部35の直径D35とほぼ等しい直
径D33に形成された円筒面25b部分及び、内筒29
の流水空間31中央部35の直径D35より大きなメネ
ジ部25jに形成されている。そして、該円筒面25b
は、図6に示す装着用部品25の端部25f側に形成さ
れており、メネジ部25jは、端部25e側に形成され
ている。
【0052】また、該装着用部品25の外周面25gの
形状は、該外周面25gの端部25fの外径が、図6に
示す内筒29の流水空間31の側部32の傾斜部分32
jと溝部分32kとの縁端部32nよりも少し小さい直
径D25iに形成されている。そして、該外周面25g
は、端部25fから反対側の端部25eに向かうに従っ
て、外周面25gの外径が、図6に示す内筒29の流水
空間31側部32の直径D32よりも少し小さい所定の
直径D25gに形成されるまで拡大された形の傾斜面2
5kに形成されている。該装着用部品25の傾斜面25
kの傾斜勾配は、図6に示す内筒29の流水空間31の
傾斜部分32jの傾斜面29kと等しい傾斜勾配に形成
されている。
【0053】また、該外周面25gの傾斜面25kの端
部25e側の面は、図7に示すように内周面25iに垂
直(図7左右方向)なリング状の垂直面25pに形成さ
れており、該垂直面25pの端部25e側には、内周面
25iに平行に、所定の長さH25bの円筒面25c部
分が形成されている。そして、装着用部品25の端部2
5fから該垂直面25pまでの長さは、図6に示す、縁
端部32m、32n間の距離とほぼ等しい長さH25k
に形成されている。
【0054】また、図7に示すように装着用部品25の
該垂直面25pの内周面25i側の直径及び、該円筒面
25c部分の直径は、図7に示す端部25fの外径直径
D25iに等しく形成されている。そして、該装着用部
品25の円筒面25cよりも端部25e側の外周面25
gは、図7に示すように、再度、前述した傾斜面25k
部分の形状に形成されており、該傾斜面25k部分より
も端部25e側の外周面25gは、再度、前述した円筒
面25c部分の形状に形成されている。更に、該外周面
25gの円筒面25c部分の端部25e側は、前述した
形状の傾斜面25kに形成されており、該傾斜面25k
よりも端部25e側は、所定の直径D25gに形成され
ている。
【0055】装着用部品25は、以上のように形成され
ており、該装着用部品25のメネジ部25jには、図7
に示すように、ニップル26が該ニップル26のオネジ
部26jを介して螺合されている。該ニップル26は、
図7に示すように円筒形の管の外周面26gに該ニップ
ル26の一方の端部26eから他方の端部26fに方向
に向う所定の部分にオネジ部26jが螺設された形に形
成されている。該オネジ部26jの形状は、図7に示す
装着用部品25のメネジ部25j及び、図6に示す内筒
29に設けられたメネジ部29jに螺合自在に形成され
ている。
【0056】そして、該ニップル26の端部26f側付
近の外周面26gには、所定の長さの平坦部26b(ネ
ジ加工の未施工部分)が形成されている。また、該ニッ
プル26の内周面26iの直径は、装着用部品25の内
周面25iの内筒面25b部分の直径、従って図6に示
す内筒29の流水空間31の中央部35の直径D35と
等しく形成されている。そして、該ニップル26は、図
7に示すように、平坦部26bを介して、後述する可と
う管27に挿入接着されている。
【0057】可とう管27は、アルミニュウム合金等の
金属製の薄厚管の内面及び、外面をポリエチレン等の合
成樹脂で被包した形で構成されており、該アルミニュウ
ム合金等の金属製の薄厚管は、湾曲屈折自在に充分な程
度薄く構成されている。そして、該可とう管27は、内
径がニップル26の外周面26gの平坦部26b部分の
直径よりもほんの少し小さく形成されており、外径が装
着用部品25の外径直径D25gに形成されている。ま
た、該可とう管27の長さは、図5に示す配管用貫通孔
17の下方部17nの長さH17nよりも多少長く形成
されている。
【0058】配管用壁材1及び、横配管接続部材22、
縦配管部材21は、以上のように構成されており、前述
した図1に示すように、配管用壁材1は、集合住宅10
の外壁を構成する形で、複数枚が図1中矢印E、F方
向、従って上下方向に積層する形で取付けられている。
これにより、それ等の配管用壁材1を構成する配管用貫
通孔17は、図1中矢印E、F方向、従って上下方向に
複数積層されて形に構成されている。従って、図1に示
すように、集合住宅10の外壁内部を図1中矢印E、F
方向である上下方向に貫通する形の配管用シャフト18
が構成されている。
【0059】そして、配管用シャフト18中には、図4
に示すように、前述した横配管接続部材22及び、縦配
管部材21を上下方向に接続することにより構成される
集合住宅10の上下配管5が、配管用壁材1の壁本体2
部分をパイプシャフトとする形で挿入設置されている。
一方、集合住宅10の屋上には、水道水を貯蔵するため
の高架タンク80が設けられており、高架タンク80に
は、分岐ヘッダ−81が接続している。分岐ヘッダ−8
1には、複数本のヘッダ−分岐配管83の一端部が接続
しており、それ等分岐配管83の他方の端部は、前記上
下配管5の図1上側の端部にそれぞれ接続されている。
【0060】即ち、図1に示すように、分岐ヘッダ−8
1には、複数本のヘッダ−分岐配管83が接続されてお
り、該複数本のヘッダ−分岐配管83中の所定のヘッダ
−分岐配管83Aは、図1に示す複数の上下方向に積層
された配管用壁材1から形成される3つの配管用シャフ
ト18A、18B、18Cのうち、図1中矢印D側の配
管用シャフト18A中に挿入設置された上下配管5であ
る上下配管5Aの上端部5Aeに接続されている。ま
た、該複数本のヘッダ−分岐配管83中の所定のヘッダ
−分岐配管83Cは、図1に示す3つの配管用シャフト
18A、18B、18Cのうち、図1中矢印Cの配管用
シャフト18Cに挿入設置された上下配管5である上下
配管5Cの上端部5Ceに接続されている。
【0061】そして、上下配管5Cは、図1に示すよう
に、最上階よりも一階下の階の天井裏67に、各部屋の
給水設備(図示せず)に接続される横配管73を取り出
すように構成されおり、上下配管5Aは、最上階よりも
二階以上の下層階の天井裏(図示せず)に横配管(図示
せず)を取り出すように構成されている。
【0062】配管用壁材1及び、管部材3は、以上のよ
うに構成されているので、図1に示すような集合住宅1
0に、配管用貫通孔17中に管部材3が挿入装着された
配管用壁材1を取付け、該集合住宅10に図1に示すよ
うな上下配管5を構成する場合には、以下のような手順
により行う。
【0063】まず最初に集合住宅10の一階部分の図1
中矢印A方向側に、管部材3が挿入装着されていない配
管用壁材1を取付ける。クレ−ン等により配管用壁材1
を揚重し、集合住宅10の図1中矢印A側に配管用壁材
1を移送する。そして、配管用壁材1をゆっくりと降下
し、集合住宅10の各階の階高H10に対応して上下方
向に所定の間隔で取付けた図3及び図4に示す接続金具
75に、該接続金具75の側面75aに配管用壁材1の
図1及び図2中矢印B方向の壁面2bが接する形で、管
部材3が挿入装着されていない配管用壁材1を取付け
る。
【0064】一階部分の配管用壁材1を取付けた後、該
一階部分の配管用壁材1の上方、従って二階部分に、該
一階部分に設置した配管用壁材1の上部接続面2eに新
たに設置する配管用壁材1の下部接続面2fが対向して
積層するように、管部材3が挿入装着されていない更に
別の配管用壁材1を取付ける。以上のようにして、管部
材3が挿入装着されていない配管用壁材1の取付けが、
横配管73を取り出す所定の階に達するまで、図1に示
すように、複数枚の配管用壁材1、1が、互いに上部接
続面2eと下部接続面2fが対向する形で上下方向に積
層するように、管部材3が挿入装着されていない配管用
壁材1の取付けを繰り返す。
【0065】横配管73を取り出す所定の階まで管部材
3が挿入装着されていない配管用壁材1を取付けると、
次に、横配管73を取り出す所定の階に取付けた配管用
壁材1の横配管73を取り出すべき上下配管5が設けら
れる配管用貫通孔17の上方部17mに、下端部22f
側にプラグ74の螺合された横配管接続部材22を挿入
設置する。即ち、図3に示すように、装着用部品25の
メネジ部25jにプラグ74を螺着し、該プラグ74の
螺着された装着用部品25を横配管接続部材22の下端
部22f側の流水空間31の側部32に挿入装着する。
そして、図3に示すように、下端部22fが配管用貫通
孔17のリング面17gに当接するように、横配管接続
部材22を配管用貫通孔17上方部17mに図3上方か
ら図3中矢印F方向、従って下方に向かって横配管接続
部材22を挿入設置する。
【0066】横配管接続部材22を挿入設置した後、該
横配管接続部材22を構成する内筒29のメネジ部29
jが壁本体2の配管取出用横孔20の方向である図3中
矢印B方向に向くように該横配管接続部材22を回転さ
せ、該内筒29メネジ部29jに先端部付近をオネジに
加工した鋼管79を螺着し横配管73を配設する。以上
のようにして、横配管73を取り出す所定の階に取付け
られた配管用壁材1の配管用貫通孔17の上方部17m
に、下端部22f側にプラグ74の螺合された横配管接
続部材22を挿入設置した後、図4に示すように、管部
材3Eが挿入装着された配管用壁材1Eを、該配管用壁
材1Eの下部接続面2Efと前述のようにプラグ74の
螺着された横配管接続材22を挿入設置した配管用壁材
1Fの上部接続面2Feが対向するように、配管用壁材
1Fの上方に、積層する形で取付ける。
【0067】管部材3Eが挿入装着された配管用壁材1
Eを取付ける場合には、まず配管用壁材1Eに挿入装着
する管部材3Eを構成する。該管部材3Eを構成する場
合は、まず、横配管接続部材22の内筒29のメネジ部
29jにプラグ74を螺着する。そして、該プラグ74
を螺着した横配管接続部材22の流水空間31の下端部
22f側の側部32に装着用部品25を介して縦配管部
材21を装着し、管部材3Eを形成する。管部材3Eを
形成した後、クレ−ン等を用いて、該配管用壁材1Eの
接続面2Eeが上に向く形に、該配管用壁材1Eをたて
かける。
【0068】そして、図4に示すように、管部材3Eを
縦配管部材21部分を下側にして、配管用貫通孔17に
挿入装着する。すると、図4に示すように、横配管接続
部材22が配管用貫通孔17のリング面17gに突接す
る形で該配管用貫通孔17の上部部分17mに挿設さ
れ、該横配管接続部材22に接続された縦配管部材21
が、配管用貫通孔17の下方部17nに挿設された形
で、管部材3Eが配管用壁材1E中に挿入装着される。
【0069】管部材3Eを配管用壁材1E中に挿入装着
した後、該配管用壁材1Eをクレ−ン等を用いて、横配
管73が接続された横配管接続部材22の挿入設置され
た配管用壁材1である、配管用壁材1Fの垂直上部まで
移動し、該配管用壁材1Fの上部接続面2Feに配管用
壁材1Eの下部接続面2Efが対向するように、配管用
壁材1Eを垂直下方である図1及び図4中矢印F方向に
真っ直ぐに所定の高さまで降下する。所定の高さまで、
配管用壁材1Eを降下したところで、該配管用壁材1E
中に挿入装着した管部材3Eを構成する縦配管部材21
の下端に設けられた装着用部品25部分を配管用壁材1
Fの配管用貫通孔17の上方部17nに挿入設置した横
配管接続部材22に接続する。
【0070】この時、該配管用壁材1E中に挿入装着し
た管部材3Eの縦配管部材21を構成する可とう管27
の長さは、前述のように、配管用壁材1Eの配管用貫通
孔17の下方部17nの長さH17nよりも多少長く形
成されている。即ち、配管用壁材1Eに挿入装着された
管部材3の装着用部品25部分は、該配管用壁材1Eの
下部接続面2Efよりも下方に突出した状態となってい
る。従って、配管用壁材1Eをクレ−ン等により揚重し
た状態で、該配管用壁材1E中に挿入装着された管部材
3Eを該管部材3の装着用部品25を介して、配管用壁
材1F中に挿入設置した横配管接続部材22に接続する
ことは、容易に行うことが出来る。
【0071】また、管部材3Eと配管用壁材1Fに挿入
設置した横配管接続部材22との接続においては、図1
0に示すように、管部材3Eを構成する縦配管部材21
の装着用部品25を図10上方から図10下方に向かう
ように真っ直ぐ下向きに挿入すると、該装着用部品25
の傾斜面25kが、配管用壁材1F中に挿入設置された
横配管接続部材22の横孔33pに嵌入された留具頭部
71の傾斜面71kに当接する。さらに、装着用部品2
5を図10下方に挿入することにより、該留具69の頭
部傾斜面71kには、該傾斜面71kを該傾斜面71k
に垂直な方向(傾斜面71kから図10左斜下方向)に
押す力が加わる。すると、該傾斜面71kを該傾斜面7
1kに垂直な方向に押す力は、該留具頭部71を図10
左方向に押す作用を行う。留具頭部71が図10左方向
に押されると、留具69を構成するばね70を圧縮し、
留具頭部71が図10左方向に移動する。即ち、該ばね
70は、留具頭部71の上面71eが内筒29の内周面
29i(流水空間31の側部垂直部分32g)と同一平
面を形成するまで後退するので、装着用部品25は、さ
らに、図10下方に移動自在となる。
【0072】すると、装着用部品25は、横孔33pに
装着された留具69の頭部71よりも図10下方に移動
し、図10に示す横孔33qに嵌入された留具頭部71
の傾斜面71kに当接する。横孔33qに嵌入された留
具69は、前述した横孔33pに嵌入された留具69頭
部71と同様に、留具69頭部71の上面71eが内筒
29の内周面29iと同一平面を形成するまで移動す
る。従って、装着用部品25は、さらに、図10下方に
移動自在となり、該装着用部品25の先端25fは、流
水空間31の側部溝部分32kに挟入されたパッキン7
7に当接するまで移動し、パッキン77に密接する。
【0073】以上のようにして、配管用壁材1Eに挿入
装着された管部材3Eと配管用壁材1Fに挿入装着され
た管部材3Fが接続される。また、配管用壁材1E中に
挿入装着された管部材3Eと配管用壁材1F中に挿入設
置された管部材3Fとの接続後は、図10に示すよう
に、装着用部品25の垂直面25pと留具頭部71の垂
直面71pが当接しており、留具69の頭部71によ
り、装着用部品25の図10上方向への移動を防止す
る。従って、横配管接続部材21と縦配管部材21は、
一度接続された後では、誤って抜脱されることが無い。
【0074】以上のようにして、管部材3Eと配管用壁
材1F中に挿入設置した横配管接続部材22を接続した
後、配管用壁材1Eを図1及び図4中矢印F方向に降下
し、配管用壁材1Eの下部接続面2Efと配管用壁材1
Fの上部接続面2Feとが、図1及び図4に示すよう
に、シ−リング材36及びバックアップ材37を介する
所定の間隔H2kの隙間2kを形成するように対向し、
配管用壁材1Fの図1及び図4中矢印E方向、従って配
管用壁材1Fの上方に配管用壁材1Eが積層する形で配
管用壁材1Eを取付ける。
【0075】この時、配管用壁材1Eに挿入装着された
管部材3Eを構成する可とう管27は、該配管用壁材1
の配管用貫通孔下方部17nの長さH17nよりも長く
形成されているが、可とう管27は、湾曲屈折自在に構
成されており、該配管用貫通孔下方部17nの直径D1
7nは、可とう管27の直径よりも大きく形成されてい
るので、可とう管27の長さよりも短い長さH17nの
配管用貫通孔下方部17nに、湾曲屈折した形の可とう
管27を格納することが出来る。
【0076】このようにして、図4に示すように、配管
用壁材1Fの上方に、配管用壁材1Eを取付けた後に、
更に別の該配管用壁材1中に管部材3を挿入装着し、該
配管用壁材1に挿入装着された管部材3を、図4に示す
管部材3Eに接続した後、配管用壁材1Eの上部接続面
2Eeと該配管用壁材1の下部接続面2fとが、シ−リ
ング材36及びバックアップ材37を介する所定の間隔
H2kの隙間2kを形成するように対向し、配管用壁材
1Fの図1及び図4中矢印E方向に配管用壁材1が積層
するように配管用壁材1を取付ける。
【0077】以上のようにして、配管用壁材1中への管
部材3の挿入設置、該配管用壁材1中に挿入設置された
管部材3、3同士の上下方向への接続及び、管部材3の
挿入設置された配管用壁材1の取付けを、該配管用壁材
1を取付ることによる集合住宅10の図1中矢印A方向
の側面外壁の構築が、該集合住宅10の最上階に達する
まで繰り返す。
【0078】集合住宅10の最上階までの配管用壁材1
の取付け、即ち、図1に示す上下配管5A、5Cの施工
が完了すると、今度は、上下配管5A、5Cと高架タン
ク60間の配管の接続、即ち、上下配管5A、5Cの上
端部5Ae、5Ceと高架タンク分岐ヘッダ−81を接
続するヘッダ−分岐配管83A、83Cの施工を行う。
まず、上下配管5A、5Cの上端部5Ae、5Ce部分
を構成する部材である、最上階に取付けられた配管用壁
材1に挿入設置された横配管接続部材22、22の図1
中矢印E方向側の流水空間側部32に、それぞれ装着用
部品25、25を装着する。そして、各々の装着用部品
25のメネジ部25jに、先端付近が該メネジ部25j
に螺合自在な形状のオネジに形成された鋼管(図示せ
ず)をそれぞれ螺合し、更にそれ等鋼管(図示せず)の
先端に各種の配管用部品(図示せず)を螺合接続するこ
とにより、高架タンク分岐ヘッダ−81付近までヘッダ
−分岐配管83A、83Cを形成する。
【0079】その後、分岐ヘッダ−81の所定の位置に
ヘッダ−分岐配管83A、83Cが挿入固着自在な程度
の挿入穴(図示せず)を穿設し、該挿入穴(図示せず)
に該ヘッダ−分岐配管83A、83Bを挿入固着して、
高架タンク分岐ヘッダ−81と上下配管5A、5Cとを
接続するヘッダ−分岐配管83A、83Cを形成する。
以上のようにして、ヘッダ−分岐配管83、横配管73
及び、上下配管5を接続することにより、高架タンク8
0に貯蔵された水を上下配管5を介して、各部屋の給水
設備(図示せず)まで供給することが出来る。
【0080】そして、上下配管5の施工は、1本以上の
管部材3の挿入装着された配管用壁材1を上下方向に積
層する形で集合住宅10に取付け、複数本の管部材3を
図1上下方向に接続するだけで簡単に行うことが出来る
ので、各層ごとに繰り返す管の切断、位置決め、管と管
との螺合、支持固定等の煩雑な作業を省略することが出
来る。従って、上下配管5の施工が非常に容易である。
そのうえ、該管部材3は、配管用貫通孔17に挿入装着
されているので、上下配管5は、複数の配管用貫通孔1
7が図1上下方向に対向する形で構成された配管用シャ
フト18中に挿入設置された形で構築されており、上下
配管5をパイプシャフト等の囲い壁で広範囲に格納する
必要が無い。従って、集合住宅10の床面の利用が効率
的である。また、配管の施工作業と建築物の内外壁の取
付け作業とが、同時に施工出来るので、工事期間を短縮
することも出来る。
【0081】本実施例においては、本発明による配管用
壁材1は、図1に示すように、集合住宅10の側面外壁
を構成する形で、該集合住宅10に取付けられていた
が、本発明による配管用壁材1は、建築物の内壁として
取付けることも自在である。そして、本発明による配管
用壁材1を建築物の内壁として取付ける場合等におい
て、横配管73の施工上、図2に示すように、配管取出
用横孔20を配管用貫通孔17から図2中矢印B方向に
沿って壁面2bに貫通する形に設けるのみならず、配管
用貫通孔17から図2中矢印A方向に沿って壁面2aに
貫通する形に設ける方が好適な場合には、該配管取出用
横孔20は、配管用貫通孔17から図2中矢印A方向に
沿って壁面2aに貫通する形に設けても良い。また、該
配管取出用横孔20は、前記のように、配管用貫通孔1
7から壁面2aまたは、壁面2bの一方向に貫通する形
に形成されているのみならず、配管用貫通孔17から図
2中矢印A、矢印Bの両方向に沿って、壁面2a、2b
間を貫通する形に設けても良い。
【0082】そして、図4に示すように、配管用壁材1
に挿入装着された管部材3を構成する可とう管27は、
該可とう管27の長さを本実施に示す長さよりも、更に
長く形成することも可能である。該可とう管27の長さ
を長くすることにより、管部材3、3を接続した状態
で、可とう管27を図4中矢印E方向に抜脱する力を加
え、管部材3、3の挿入装着を確認する事が容易にな
る。また、上記のように、可とう管27を長くしても、
該可とう管27の格納空間である配管用貫通孔下方部1
7nの容積は、一定であり、所定の長さ以上に可とう管
27を長く形成すると、配管用貫通孔17下方部17n
中に湾曲屈折自在に格納することが出来なくなる。前記
のように、配管用貫通孔下方部17n中に可とう管27
を湾曲屈折自在に格納することが出来ない場合には、図
2に示す配管用貫通孔下方部17nを図2中矢印C、D
方向に伸展した形の楕円形に穿設することにより、可と
う管27の格納空間である配管用貫通孔下方部17nを
拡大し、該拡大された配管用貫通孔17の断面スぺ−ス
を活用して可とう管27を収容する。
【0083】また、本実施例においては、配管用壁材1
毎に、各々の配管用貫通孔17に管部材3を挿入し、管
部材3が挿入装着された配管用壁材1を、集合住宅10
の各階の前記側面に上下に積層する形で取付けることに
より、各配管用壁材1に挿入設置された管部材3を上下
方向に連絡する形で接続し、上下方向に伸延する1本の
上下配管5を形成することにより上下方向の配管を形成
していたが、上下方向に貫通する貫通孔の形成された配
管用壁材(後述する配管用壁材100等)を、それ等貫
通孔が上下方向に連通する形で集合住宅等の外壁等を構
築した後に、それ等上下方向に連通した貫通孔に可とう
性の有る管部材等を挿入設置して、上下方向の配管を形
成しても良い。
【0084】即ち、配管用壁材100は、図11に示す
ように、壁本体102を有しており、壁本体102は、
板状の直方体に形成されている。そして、壁本体102
には、該壁本体102の上部接続面102eから下部接
続面102fに向かって、図11中矢印E、F方向、従
って上下方向に同一の直径で貫通する形で配管用貫通孔
117が穿設されている。また、壁本体102の壁面1
02bの所定の場所には、図12に示すように、配管取
出用横孔120が、壁面102bから配管用貫通孔11
7に向かって真っ直ぐに該配管用貫通孔117を垂直に
貫通し、且つ、壁面102aまでは貫通しない形で設け
られており、該配管取出用横孔120の壁本体102の
壁面102aに平行な方向の断面は、各辺の長さが、配
管用貫通孔117の直径よりも大きな四角形状に形成さ
れている。また、壁面102a上には、配管取出用横孔
120が穿設されることにより、該配管取出用横孔12
0の開口部120bが形成されており、それ等配管取出
用横孔120には、取出用装着品190又は後述する閉
塞用プラグ195が装着される。
【0085】取出用装着品190は、装着本体191を
有しており、装着本体191は、耐火性の有る材料によ
り形成されている。また、装着本体191は、配管取出
用横孔120に嵌入自在な大きさの直方体状に形成され
ており、装着本体191には、取出孔192が穿設され
ている。取出孔192は、図12に示すように、装着本
体191の上面191e(図12中上側の面)から側面
191b(図12中右側の面)に向かうに従って緩やか
に傾斜した形で、上面191eと側面191bを連絡す
るように形成されている。これにより、上面191eに
は、開口部191jが形成されており、側面191bに
は、開口部191kが形成されている。開口部191j
は、配管用貫通孔117の直径と等しい直径に形成され
ており、開口部191kは、後述する管部材103の外
径よりも大きな直径に形成されている。更に、開口部1
91jは、装着本体191を配管取出用横孔120に、
装着本体191の側面191bが壁本体102の壁面1
02bと同一平面を成す形で装着された時に、配管用貫
通孔117と対向し得る位置に形成されている。従っ
て、配管取出用横孔120に取出用装着品190を装着
することにより、配管用貫通孔117は、上下方向(図
11中矢印E、F方向)の連絡が遮断され、且つ、取出
孔192を介して、配管用壁材100の壁面102b側
の外部に連絡することに成る。
【0086】また、閉塞用プラグ195は、図12に二
点鎖線で示すように、プラグ本体196を有しており、
プラグ本体196は、耐火性の有る材料により形成され
ている。プラグ本体196は、直方体状に形成されてお
り、該直方体状のプラグ本体196には、側面196a
(図12中左側の面)及び、側面196b(図12中右
側の面)が形成されている。そして、プラグ本体196
は、側面196aから側面196bに向かうに従って僅
かに拡大した形に形成されており、側面196aを先頭
にして配管取出用横孔120に嵌入自在なように形成さ
れている。また、プラグ本体196の長さ(図12中左
右方向の長さ)は、図12に示すように、配管取出用横
孔120に閉塞用プラグ195を、プラグ本体196の
側面196bが壁本体102の壁面102bと同一平面
を成す形で装着した時に、側面196aが配管用貫通孔
117の図12中右側に形成され、上下方向に壁本体1
02を貫通する配管用貫通孔117に突出しないように
形成されている。即ち、閉塞用プラグ195は、配管取
出用横孔120の開口部120bを閉塞することが出来
る。
【0087】配管用壁材100及び、取出用装着品19
0、閉塞用プラグ195は、以上のように形成されてお
り、配管用壁材100は、図11に示すように、集合住
宅10Aに該集合住宅10Aの外壁を成すように取付け
られている。即ち、配管用壁材100は、該配管用壁材
100の上部接続面102eに別の配管用壁材100の
下部接続面102fを配管用貫通孔117が上下方向に
連通するように対向させる形で、配管用壁材100の上
に別の配管用壁材100が積層するように取付けられて
おり、それ等配管用壁材100を上下方向に積層するこ
とにより集合住宅10Aの外壁が形成されている。これ
により、これ等上下方向に積層された配管用壁材100
には、それ等積層する配管用壁材100の各配管用貫通
孔117が上下方向(図11中矢印E、F方向)に連通
した形で配管用シャフト118が形成される。
【0088】このようにして形成された配管用シャフト
118中に、以下のような方法で、可とう性の有る管部
材103を挿入し、上下方向の配管を挿入設置する。ま
ず、上下方向の配管を配管用壁材100から外部に取り
出そうとする各階において、上下方向の配管を取り出そ
うとする配管取出用横孔120に、取出用装着品190
を該取出用装着品190の開口部191kが図12中右
側に向かって開口し、取出用装着品190の開口部19
1jが配管用貫通孔117に対向して開口するように装
着し、その他の配管取出用横孔120には、閉塞用プラ
グ195を装着する。即ち、図11に示すように、図1
1に示すn階XNにおいては、図11中最も右側の配管
取出用横孔120である配管取出用横孔120Aに取出
用装着品190を装着し、その他の配管取出用横孔12
0には、閉塞用プラグ195を装着する。そして、n階
XNよりも一階下の階XN−1においては、図11中右
から2番目の配管取出用横孔120である配管取出用横
孔120Bに取出用装着品190を装着し、その他の配
管取出用横孔120には、閉塞用プラグ195を装着す
る。更に、下の階に下がるに従って、順次図11中左側
に一つづずれる位置の配管取出用横孔120に取出用装
着品190を装着する。
【0089】このようにして、各階毎に、上下方向の配
管を配管用壁材100の外部に取り出す配管取出用横孔
120に取出用装着品190が装着されると、次に、最
上階に取付けられた配管用壁材100の上部接続面10
2eに形成されている配管用貫通孔117の開口部(図
示せず)から、各々の配管用シャフト118に1本づつ
の可とう性の有る管部材103を挿入する。なお、管部
材103は、必要に応じて、n階XNよりも上の階に取
付けられた配管用壁材100の配管取出用横孔120か
ら挿入しても良い。各配管用シャフト118は、取出用
装着品190の装着された配管取出用横孔120まで、
上下方向に連通する形で形成されているので、各々の管
部材103は、各々の管部材103の配管取出部である
取出用装着品190の装着された配管取出用横孔120
の部分まで、配管用シャフト118内を上下方向(図1
1中矢印E、F方向)に伸延する形で、配管用シャフト
118中に挿入される。そして、各管部材103は、該
管部材103の下端部が、取出用装着品190の装着さ
れた配管取出用横孔120に到達すると、それ等管部材
103は、取出用装着品190の開口部191jを介し
て取出孔192中に入り、可とう性の有る管部材103
は、取出孔192に沿って曲がりながら開口部191k
方向に進んで、開口部191kを介して配管用壁材10
0の壁面102b側の外部に突出する。
【0090】このようにして、最上階から各配管用シャ
フト118に上下方向に挿入設置した管部材103は、
配管用壁材100に内蔵された形で上下方向の配管をそ
れぞれ形成し、更に管部材103は、取出用装着品19
0を介して、各階に取り出すことが出来る。そこで、各
階に取り出された管部材103に各種の配管材(図示せ
ず)を接続することにより、各々の給水設備(図示せ
ず)まで、配管を接続することが出来、更に、配管用シ
ャフト118に挿入設置された管部材103の図11中
矢印E方向の端部、従って上端部に、各種の配管材(図
示せず)を接続することにより、上下方向の配管を形成
する管部材103を屋上に設けられた高架タンク(図示
せず)などに連絡することが出来る。これにより、屋上
に設けられた高架タンク(図示せず)に蓄えられた水を
管部材103及び、図示しない配管材を介して、各部屋
の給水設備(図示せず)まで供給することが出来る。
【0091】なお、上述した実施例においては、配管用
壁材100に、複数個の配管取出用横孔120を設け
て、それ等配管取出用横孔120のうち、配管用シャフ
ト118中に挿入設置された管部材103を配管用壁材
100の外部に取り出さない配管取出用横孔120に
は、閉塞用プラグ195を嵌入して閉塞していたが、配
管用シャフト118中に挿入設置された管部材103を
配管用壁材100の外部に取り出すために必要な配管取
出用横孔120のみを、配管用貫通孔117に連絡する
形で、管部材103を取り出すべき所定の位置に穿設し
て設け、管部材103を配管用壁材100の外部に取り
出すために使用しない配管取出用横孔120、従って上
述した実施例において、閉塞用プラグ195を嵌入して
閉塞する配管取出用横孔120は、設置を省略しても良
い。また、配管取出用横孔120の全く設けられていな
い配管用壁材100を積層設置し、配管取出用横孔12
0を管部材103の取出し時に、現場において穿設して
設けても良い。また、上述した実施例においては、本発
明による配管用壁材100は、図11に示すように、集
合住宅10Aの外壁を構成する形で、該集合住宅10A
に取付けられていたが、本発明による配管用壁材100
は、建築物の内壁として取付けることも自在である。そ
して、本発明による配管用壁材100を建築物の内壁と
して取付ける場合等において、配管取出用横孔120を
配管用貫通孔117から壁面102bとは反対側の壁面
102aに貫通する形に設ける方が好適な場合には、該
配管取出用横孔120は、配管用貫通孔117から壁面
102aに貫通する形に設けても良い。また、該配管取
出用横孔120は、前記のように、配管用貫通孔117
から壁面102aまたは、壁面102bの一方向に貫通
する形に形成されているのみならず、配管用貫通孔11
7に連絡する形で壁面102a、102b間を貫通する
ようにして設けても良い。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
側面に壁面2a、2b、102a、102b等の壁面が
形成され、それ等壁面の上下に上部接続面2e、102
e、下部接続面2f、102f等の接続面が形成された
板状の壁本体2、102等の壁本体を有し、前記壁本体
に配管用貫通孔17、117等の配管用貫通孔を上下方
向に、該壁本体を貫通する形で形成し、前記壁本体の前
記壁面に少なくとも1個の配管取出用横孔20、120
等の配管取出用横孔を前記配管用貫通孔と連絡する形で
穿設形成して構成したので、配管用壁材を上下方向に積
層することにより、上下方向に積層する各配管用壁材の
配管用貫通孔を連通する形で配管用シャフト18、11
8等の配管用シャフトが形成され、上下方向の配管は、
それ等配管用シャフトに挿入設置された形で、配管用壁
材中に内蔵することが出来る。このため、上下方向の配
管を囲い込むために、パイプシャフト等の配管用の囲い
壁を設ける必要が無く、パイプシャフト等によって建築
物の内部空間が減少しない。従って、建築物床面の利用
が効率的である。また、本発明によれば、上下方向に積
層する各配管用壁材の配管用貫通孔を連通する形で形成
された配管用シャフトに管部材103等の管部材を挿入
したり、管部材3等の管部材の挿入装着された配管用壁
材を上下方向に積層することにより、簡単に上下方向の
配管を施工することが出来ので、各層ごとに繰り返す管
の切断、位置決め、管と管との螺合、支持固定等の煩雑
な作業を省略することが出来る。従って、配管の施工作
業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による、配管用壁材の一実施例
が取付けられた集合住宅の一例を示す部分斜視図であ
る。
【図2】図2は、図1に示す本発明による配管用壁材の
一実施例を示す斜視図である。
【図3】図3は、図1に示す本発明による配管用壁材中
に挿入装着された管部材と該管部材に接続された横配管
の接続要領を示す断面図である。
【図4】図4は、図1に示す本発明による配管用壁材に
挿入装着された管部材の上下方向の接続要領を示す断面
図である。
【図5】図5は、図2に示す配管用壁材のV-V線による
断面図である。
【図6】図6は、図1に示す本発明による配管用壁材中
に挿入装着された管部材を構成する横配管接続部材の断
面図である。
【図7】図7は、図1に示す本発明による配管用壁材中
に挿入装着された管部材を構成する縦配管部材の断面図
である。
【図8】図8は、図6に示す横配管接続部材に設けられ
た、横孔に嵌入された留具の頭部部分を示す斜視図であ
る。
【図9】図9は、図6に示す横配管接続部材に設けられ
た横孔及び、該横孔に嵌入された留具の嵌入要領を示す
断面図である。
【図10】図10は、図6に示す横配管接続部材と図7
に示す縦配管部材の接続要領を示す断面図である。
【図11】図11は、本発明による、配管用壁材の別の
実施例が集合住宅に取付けられた一例を示す部分斜視図
である。
【図12】図12は、図11に示す本発明による配管用
壁材の断面図である。
【図13】図13は、従来の技術により施工された給水
配管の主管の一例を示す図である。
【図14】図14は、図13に示す主管から分岐した枝
管と床及び、天井の高さの関係を示す図である。
【符号の説明】
1、100……配管用壁材 2、102……壁本体 2a、102a……壁面 2b、102b……壁面 2e、102e……接続面(上部接続面) 2f、102f……接続面(下部接続面) 17、117……配管用貫通孔 20、120……配管取出用横孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面に壁面が形成され、 それ等壁面の上下に接続面が形成された板状の壁本体を
    有し、 前記壁本体に配管用貫通孔を上下方向に、該壁本体を貫
    通する形で形成し、 前記壁本体の前記壁面に少なくとも1個の配管取出用横
    孔を前記配管用貫通孔と連絡する形で穿設形成して構成
    した配管用壁材。
JP20888093A 1993-07-30 1993-07-30 配管用壁材 Pending JPH0742301A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010055652A1 (ja) 2008-11-11 2010-05-20 東ソー・ファインケム株式会社 固体状ポリメチルアルミノキサン組成物およびその製造方法
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