JPH0742708Y2 - 段ボール用折目形成装置 - Google Patents

段ボール用折目形成装置

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JPH0742708Y2
JPH0742708Y2 JP1990043945U JP4394590U JPH0742708Y2 JP H0742708 Y2 JPH0742708 Y2 JP H0742708Y2 JP 1990043945 U JP1990043945 U JP 1990043945U JP 4394590 U JP4394590 U JP 4394590U JP H0742708 Y2 JPH0742708 Y2 JP H0742708Y2
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fold forming
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shafts
fold
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孝爾 桑原
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桑原精機有限会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主として段ボール箱を製造するに際して使
用する段ボールを一定の幅に切断するためのスリッター
における一定の幅に切断された段ボールに折目を形成す
る折目形成装置に係るものであり、詳しくは上下の一対
のシャフトに支持される複数個の折目形成具の制御、折
目形成具の上下動調節機構に関するものである。
(従来の技術) 従来、段ボール箱を製造する場合、大幅の段ボールを製
造される箱の大きさに応じていわゆるスリッターにより
小幅に切断し、適宜折目を形成することは普通に実施さ
れている。
しかし、この場合箱の大きさは需要者の希望により大小
様々であることはいうまでもない。
そのため、生産者は需要者の希望に応じて段ボールを大
小の幅に切断し、折目を形成する必要がある。
そこで、従来のスリッターにおいては段ボールの切断さ
れる幅に対応させてシャフトに支持されている多数個の
刃物(通常上下のシャフトに5組程度の刃物が刃物支持
ヘッドを介して装着されている)の刃物間の間隔を調整
することにより、切断される段ボールの幅を調整すると
共に、シャフトに支持されている多数個の折目形成具
(通常上下のシャフトに4組程度の折目形成具が装着さ
れている)の折目形成具間の間隔を調整することによ
り、切断された段ボールに形成する折目の幅を調整し、
この折目形成具の各シャフト間の間隔は手動により行っ
ていた。この際、従来のスリッターにおけるシャフトに
対する刃物の制御および折目形成具の制御は、複数個の
ボルトを採用し、ボルトを介して刃物および折目形成具
をシャフトに固定させるものであり、刃物間の間隔およ
び折目形成具間の間隔を調整する場合、逐次ボルト止め
を解除し、刃物および折目形成具をシャフトに沿って移
動させ、スケールによって各間の距離を測定し一定の間
隔に調整した上、再びボルト止めを行うことにより刃物
および折目形成具をシャフトに固定していた。また上下
の折目形成具の間隔調整を行う際、手動により下部折目
形成用シャフトを下降させて各折目形成具の接触を断接
して行っていた。
(考案が解決しようとする課題) 従来は、前記の通りであったため、ボルト止めの解除お
よびボルト止めの作業および下部折目形成用シャフトの
下降作業が面倒であり、しかもその作業には熟練を要
し、かつ比較的長時間を必要とし、この作業が日常的に
生ずる結果、段ボール箱の生産性の向上ができなかっ
た。
とりわけ、多品種少量の段ボール箱を生産する場合に
は、頻繁に刃物および折目形成具の位置決めやその間隔
を調整、制御せざるを得ないため、生産の準備作業に著
しい労力を必要とした。
本考案は、このような欠点に鑑み、シャフトへの折目形
成具の固定、解除を簡易にし、折目形成具の間隔調整を
簡単にすると共に、シャフトの駆動停止と同時に下部折
目形成用シャフトに固定される折目形成具を下部折目形
成用シャフトと共に下降させることにより、折目形成具
の間隔調整をより簡単にし、作業性の向上を図る段ボー
ル用折目形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、機台上の両側に設けられたフレーム間に折目
形成具を備えた上部折目形成用シャフトおよび折目形成
具を備えた下部折目形成用シャフトが回転自在に設けら
れ、かつこれらの折目形成具が上下の折目形成用シャフ
トにそれぞれの軸芯方向に摺動自在に装着されてなるも
のであって、上部折目形成用シャフトおよび下部折目形
成用シャフトには突起または緩衝片を備えた折目形成具
がそれぞれ少なくとも2個毎装着され、これらの折目形
成具に設けられた励磁解放形磁石を介して電気制御され
るとともに、下部折目形成用シャフトが両側のフレーム
間で上下動自在に設けられてなる段ボール用折目形成装
置において、下部折目形成用シャフトはウォームギア機
構を介して上下動自在に設けられ、このウォームギア機
構は昇降用モーターに連結され、昇降用モーターにロー
タリーエンコーダーが装着され、ロータリーエンコーダ
ーに操作スイッチを有する操作パネルが連結され、操作
パネルが電源コントローラーを介して前記の昇降用モー
ターに連結され、昇降用モーターにウォーム軸が軸着さ
れ、ウォーム軸の両端にウォーム軸に対応するウォーム
ホイールを備えた昇降軸が軸着され、この昇降軸に前記
の下部折目形成用シャフトが昇降軸を介して軸着されて
なるものである。
(作用) 本考案の作用を説明する。
前記のように構成された段ボール用折目形成装置の点滅
器を操作して電源から供給される電気を逆送電させるこ
とにより、上下折目形成用シャフトに励磁されている励
磁解放形磁石に逆送電が供給される結果、逆に折目形成
用シャフトに対して反発作用を奏するから、折目形成用
シャフトに設けた平滑な磁石装着面と励磁解放磁石との
間の僅かな隙間によって折目形成用シャフトに対する励
磁解放形磁石の磁着が解放される。
そこで、折目形成具を上下の折目形成用シャフトに沿わ
せて必要な距離だけその軸芯方向に移動させることがで
きる。この際、折目形成用シャフトの駆動が停止すると
同時に、下部折目形成用シャフトが適宜距離(約1cm)
下降し、上下の折目形成具の接触を断接するため、折目
形成具の移動が容易に行なえる。
そして、再び点滅器を操作して通常の状態により通電さ
せることにより、確実に折目形成具を励磁解放形磁石の
作用により上下の折目形成用シャフトに固定させ、その
後、下降した状態となっている下部折目形成用シャフト
を適宜位置まで上昇させ、折目形成具のセットが完了す
る。
その後、折目形成具を回転させて一定の幅に切断された
段ボールに一定の幅で折目を形成させる。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本考案に係る段ボール用折目形成装置は通常段ボール用
スリッターに併設されて使用されるため、段ボール用ス
リッターに併設される例について説明する。
第1図および第2図に示されるように、機台10上の両側
にフレーム12が設けられ、これらのフレーム12間に、段
ボール22を一定の幅に切断するための刃物20を装着させ
た上部シャフト14および下部シャフト16が夫々回転自在
に設けられており、これらの上下のシャフト14,16には
夫々刃物支持ヘッド18を介して刃物20が切断される段ボ
ール22の幅に対応させて一定の間隔を隔てて互いに5個
毎装着されている。本実施例では上下のシャフト14,16
に5個毎の刃物20が刃物支持ヘッド18を介して夫々のシ
ャフト14,16の軸芯方向に摺動自在に装着されている
が、上下のシャフト14,16には少なくとも2個毎の刃物2
0が刃物支持ヘッド18を介して装着されていればよい。
従って、刃物20と刃物支持ヘッド18の個数は段ボール22
の切断枚数に応じて変化させることは自由である。
上下のシャフト14,16の前面には段ボール22をテーブル2
4に沿って刃物20側に送り込むための上下一対の送り込
みロール26が回転自在に前記フレーム12間に設けられて
いる(第1図および第3図参照)。
この上下のシャフト14,16の後方には、切断後の段ボー
ル22に折目を形成するため円周方向に突起28を有する円
板状の折目形成具30を備えた上部折目形成用シャフト32
がフレーム12間の上方の位置に回転自在に設けられ、他
方、フレーム12間の下方にはゴム片等の緩衝片34を円周
方向に有する円板状の折目形成具36を備えた下部折目形
成用シャフト38が回転自在に、かつフレーム12間で上下
動自在に設けられている。
前記上部折目形成用シャフト32の突起28と下部折目形成
用シャフト38の緩衝片34との間に刃物20によって切断さ
れた段ボール22が送り込まれるたとにより段ボール22に
折目が形成される。
もとより、前記緩衝片34は段ボール22に折目を形成する
場合に過度な折目を形成しないようにするためや不和を
和らげる目的のものであることはいうまでもない。
また、折目を切断後の段ボール22に形成するために折目
形成具30,36は前記刃物20を備えた刃物支持ヘッド18の
間に位置して設けられている(第1図参照)。
つまり、折目形成具30,36の位置は前記刃物20の延長線
上にあるのではなく、外れた位置にある。
そして、これらの上下の折目形成用シャフト32,38の後
方には切断され、折目が形成された一定の幅による段ボ
ール22を受けるために受箱40が設けられている(第3図
参照)。
本実施例の上下折目形成具30、36の制御機構を下記に示
す。
第2図に示すように、上下の折目形成用シャフト32,38
の長手方向の外周面には、折目形成用シャフト32,38の
軸芯と平行にほぼその全長に亘って銅板等による導電部
42が比較的細く帯状に設けられている。
この導電部42は、折目形成具30,36の折目形成用シャフ
ト32,38側に装着された後述する第2の導電端子54との
電気的接続を良好にし、かつ折目形成具30,36を上下の
折目形成用シャフト32,38の外周面に確実に嵌合できる
ようにするため僅かながら凸部として構成されている。
従って、この凸部による導電部42が嵌合されかつ第2の
導電端子54を収納できるようにするため折目形成具30,3
6には導電部42の幅に対応した大きさの嵌合孔72が形成
されている(第4図参照)。
そしてこの導電部42に沿ってその両側には導電部42から
若干の距離を隔てて導電部42とほぼ平行に折目形成用シ
ャフト32,38の円弧面の一部を削除して後述する励磁解
放形磁石70を磁着し易くするために平滑な磁石装着面44
が上下の折目形成用シャフト32,38のほぼ全長に亘って
形成されている(第1図および第4図参照)。
もっとも、前記した励磁解放形磁石70の折目形成用シャ
フト32,38側の面は図示されるように水平であるが、こ
の面を折目形成用シャフト32,38の円弧面に倣って円弧
面として構成するならば、必ずしも前記磁石装着面44を
平滑にする必要はない。
上下の折目形成用シャフト32,38のフレーム12側の一端
には第2図に示すように絶縁盤46が固定され、この絶縁
盤46の一部に銅片等による電気接続部48が設けられ、こ
の電気接続部48は前記した上下の折目形成用シャフト3
2,38に設けられた夫々の導電部42に電気的に接続されて
いる。
そして前記した絶縁盤46の側方には銅等による導電盤50
が上下の折目形成用シャフト32,38の一端に固定され、
この導電盤50はその他側に設けられた絶縁盤46の一部に
設けた電気接続部48を介して前記上下の折目形成用シャ
フト32,38の夫々の導電部42に電気的に接続されてい
る。
またフレーム12と導電盤50との間には漏電を防止するた
めの絶縁片52が設けられている。
そして折目形成具30,36に内装された励磁解放形磁石70
を制御するために前記導電盤50に第1の導電端子56が接
触するように設けられている。
この第1の導電端子56の一端はフレーム12に固定され、
電気的に接触を確実にするためスプリングを介して導電
盤50に弾発的に臨ませてある。
また、プラス電気の供給および制御のためこの第1の導
電端子56の延長上には電線を介して逆送電が可能な機能
を備えたロータリースイッチ等の点滅器58、トランス6
0、電源62等が接続されている。
他方、マイナス電気の制御のため電源62に電線が接続さ
れその一端はこのスリッター本体11の適宜の個所例えば
鉄製のフレーム12に接続されている(第5図参照)。
第2図に示すように、上下の折目形成用シャフト32,38
のうち何れかの折目形成用シャフト(説明の便宜のため
上部折目形成用シャフト32について説明する)の外周面
の長手方向に目盛64が表示され、突起28を折目形成具30
と共に上部折目形成用シャフト32に沿って移動させる場
合に備えて折目形成具30の位置決めと折目形成具30間の
間隔の測定を実施し易く配慮されている。
図面上の実施例では上部折目形成用シャフト32にのみこ
の目盛64が表示されているが、下部折目形成用シャフト
38にも同様に目盛を表示することは自由である。
しかし、この種の折目形成装置において上下の折目形成
用シャフト32,38に装着される折目形成具30、36は必ず
上下方向において折目形成具30,36の突起28と緩衝片34
を接触状態に一致させて使用されるから、上部折目形成
用シャフト32に装着された折目形成具30の間隔を予め制
御することにより、下部折目形成用シャフト38に装着さ
れた折目形成具36の位置や折目形成具36間の間隔は折目
形成具36を下部折目形成用シャフト38に沿って移動さ
せ、その間隔を予め制御された上部折目形成用シャフト
32の折目形成具30の位置や間隔に対応させて制御させれ
ばよいから、特に下部折目形成用シャフト38に目盛を表
示する必要性は必ずしもない(第2図参照)。
もとより下部折目形成用シャフト38にのみ目盛を表示し
上部折目形成用シャフト32に目盛64を表示しないことも
当然考案者は予定している。
次に、折目形成具30,36の電気的制御機構の詳細につい
て説明する。
この折目形成具30,36は、第2図および第4図に示すよ
うに、断面半円形の2個のものから構成され、フレーム
12間に装備された上下の折目形成用シャフト32,38の外
周面に装着したり、外し易くする配慮がされている。
これらの折目形成具30,36は、上下の折目形成用シャフ
ト32,38の外周面に第4図に示すように略円板状に嵌合
され、ボルト66を介して2個からなる折目形成具30,36
が折目形成用シャフト32,38に固定されている。
そしてこの折目形成具30,36の一側には装着機構の図示
を省略したが、円板状の折目形成具30,36が着脱自在に
取付けられている。
折目形成具30,36には第2図および第4図に示すように
外周面から軸芯方向に向けて2個の嵌合孔68が一定の間
隔を隔てて設けられており、これらの嵌合孔68には夫々
励磁解放形磁石70が装着されている。
ここでいう励磁解放形磁石70とは、永久磁石71と電磁コ
イル73を内蔵し、非通電時は永久磁石71による磁着力を
有し、電磁コイル73が励磁されることにより永久磁石71
と反対の磁力により相互に打ち消されて磁着力がなくな
るか、極めて微小となる構造のものであり、一部に「永
電磁リフマグ」と称されているものである(1975年4月
25日 山田一著者他2名 株式会社学献社発行「基礎磁
気工学」第177頁参照)。
この考案において、励磁解放形磁石70を採用し、かつ2
個の励磁解放形磁石70を折目形成具30,36に内蔵する理
由は次の通りである。
永久磁石71のみを採用すれば磁着作用が得られても簡単
に折目形成具30,36を折目形成用シャフト32,38から解放
できないことはいうまでもない。
とりわけ、磁着作用が大きいほど解放できないことは経
験的にも明白である。
従って、永久磁石71のみでは折目形成具30,36の摺動制
御は到底実施できない。
他方、電磁コイル73によるいわゆる電磁石のみを採用す
ることも予期されるが、次の理由から好ましくない。
電磁石のみによる場合は、その機能を得るために比較的
大型の電磁石の構造にならざるを得ないため、比較的容
積の小さい折目形成具30,36に内蔵するためには好まし
くない。
そして、他の理由は上下の折目形成用シャフト32,38に
装着されてなる折目形成具30,36に支持された突起28或
いは緩衝片34の位置やその間隔を調整する場合、電磁石
に逆送電を行って電磁石を反発作用により折目形成用シ
ャフト32,38から遊離させ、折目形成具30,36を上下の折
目形成用シャフト32,38の軸芯方向に容易に摺動させる
ことはできるが、電磁石は遊離状態のままであるから、
当然のことであるが折目形成用シャフト32,38に対する
折目形成具30,36の正確な固定を実施できない。
他方、電磁石への通電を停止すれば、電磁石の励磁作用
が停止されるから、折目形成具30,36は折目形成用シャ
フト32,38へ磁着しないことになり、常に自由状態のま
まであるから、折目形成具30,36の制御を正確に実施で
きない。
このため、前記した通り、永久磁石71や電磁石のみの単
独では夫々決定的な問題があって到底正確な折目形成具
30,36の折目形成用シャフト32,38に対する位置決め等は
期待できない。
そこで、永久磁石71を備えた励磁解放形磁石70を採用す
ることにより、通電を停止した場合においても永久磁石
71の励磁作用により折目形成具30,36は折目形成用シャ
フト32,38へ制御できることになる。
このため、この永久磁石71により、折目形成具30の上部
折目形成用シャフト32への仮止めを実施した後、下部折
目形成用シャフト38に装着された折目形成具36を前記し
た要領、つまり電磁コイル78に逆送電を与えてその折目
形成具36を下部折目形成用シャフト38から遊離させ、仮
止めされた上部折目形成用シャフト32の折目形成具30の
位置や間隔に対応させて下部折目形成用シャフト38上の
折目形成具36の位置決めを行うことが可能となる。
もとより、仮止めの後に通電を行い永久磁石71と電磁コ
イル73による相乗作用により、折目形成具30,36を折目
形成用シャフト32,38の磁石装着面44へ磁着できること
はいうまでもない。
なお、下部折目形成用シャフト38側の折目形成具36を先
に仮止めさせ、その後仮止めされたその折目形成具36に
倣って上部折目形成用シャフト32側の折目形成具30を固
定させることも予期される。
また、この種の折目形成具30,36に内蔵できる電磁石の
機能には自ずから制限を受けるから、永久磁石71の機能
を併せ相乗的効果によることが励磁機能の増加に寄与で
きる。
折目形成具30,36には2個の励磁解放形磁石70が設けら
れているが、実験的にも励磁作用のバランスを保って確
実に折目形成具30,36が折目形成用シャフト32,38に磁着
されるためには1個ではなく、一定間隔を隔てて少なく
とも2個設けることが好ましいことを確認した。
そして、これらの折目形成具30,36には軸芯方向に第2
の導電端子54を収容し、かつ前記した折目形成用シャフ
ト32,38の導電部42を収容するため外周面から内周面に
向けて嵌合孔72が設けられている。
この嵌合孔72内には第2の導電端子54が折目形成用シャ
フト32,38の内側に向けてスプリング等により弾装さ
れ、更にこの第2の導電端子54は折目形成用シャフト3
2,38に設けられた磁石装着面44に極めて僅かの間隙例え
ば1mm程度の間隙によって臨ませてある。
そして、折目形成用シャフト32,38側から送電される電
気を励磁解放形磁石70に通電するため第2の導電端子54
には電線74が接続され、この電線74は両側に設けられた
励磁解放形磁石70に接続されており、これらの電線74は
折目形成具30,36の外円周方向に設けられた凹溝75内に
収容されている。
かくして、上下折目形成用シャフト32,38の外周面に装
着された突起28或いは緩衝片34を備えた折目形成具30,3
6は、電源62から供給される電気により、上下折目形成
用シャフト32,38の一側に設けられた第1の導電端子5
6、導電盤50、絶縁盤46の一部に設けられた電気接続部4
8、折目形成用シャフト32,38に設けられた導電部42、折
目形成具30,36に内蔵された第2の導電端子54を介して
励磁解放形磁石70に通電と非通電により磁着が制御さ
れ、折目形成用シャフト32,38に対する固定と折目形成
用シャフト32,38上からの解放と折目形成用シャフト32,
38上の摺動が可能となる。
第6図〜第8図に示すように、下部折目形成用シャフト
38はウォームギア機構80を介して上下動自在としてあ
り、このウォームギア機構80は機台10に設置された昇降
用モーター82により駆動させ、この昇降用モーター82に
ロータリーエンコーダー84を装着し、このロータリーエ
ンコーダー84を機台10の側部の操作スイッチ86を有する
操作パネル88と連結し、この操作パネル88を電源コント
ローラー90を介して昇降用モーター82に連結してある。
本実施例のウォームギア機構80の構成は、昇降用モータ
ー82にウォーム軸94を軸着し、このウォーム軸94の両端
に、ウォーム軸94に対応するウォームホイール96を下端
部に備えた昇降軸98を軸着し、この昇降軸98に下部折目
形成用シャフト38を昇降部材100を介して軸着してなる
ものである。なお、図中102は軸受を示す。
シャフト14,16,32,38の駆動が停止されると同時に、予
め設定された距離だけ下部折目形成用シャフト38が電源
コントローラー90および昇降用モーター82を介して下降
する。
その後、上下の折目形成用シャフト32,38の折目形成具3
0,36の各間隔を調整し、セットする。
その後、操作スイッチ86をONにして下部折目形成用シャ
フト38を上昇させる。
ここで、操作スイッチ86は予め指定距離毎に下部折目形
成用シャフト38を上昇させるように設定されており、あ
る操作スイッチ86をONにすることにより、ロータリーエ
ンコーダー84により下部折目形成用シャフト38の上昇距
離を検出させ、このロータリーエンコーダー84の検出信
号が操作スイッチ86の上昇距離に達した際、電源コント
ローラー90を介して昇降用モーター82の駆動を停止さ
せ、上部折目形成用シャフト32と下部折目形成用シャフ
ト38との間の距離を設定値に設定することができる。こ
の際、段ボール22の厚みに対応させて寸動させるための
寸動上下スイッチ92が設けられている。
また、上下の刃物支持ヘッド18にも前記折目形成具30,3
6に採用した励磁解放形磁石を適用してあり、その構成
は以下の通りである。
第2図および第4図を参照して明らかな通り、上下のシ
ャフト14,16に導電部、磁石装着面、目盛を設け、これ
らのシャフト14,16の一端に電気接続部を一部に備えた
絶縁盤を設け、その傍らに導電盤を連設させ、この導電
盤に電源から第1の導電端子を介して通電できるもので
ある。
他方、刃物支持ヘッド18には第2の導電端子や励磁解放
形磁石を内蔵することにより、この刃物支持ヘッド18も
また前記折目形成具30,36と同様に磁着機能を備えたも
のである。
なお、上下のシャフト14,16および上下の折目形成用シ
ャフト32,38は夫々励磁解放形磁石70が磁着されるもの
であるから、その材質は鉄等の磁性体によるものである
ことはいうまでもない。
また、こらのシャフト14,16,32,38が全体として磁性体
でない場合は少なくとも前記磁石装着面44が磁性体であ
ることは必須である。
更に、この考案は次の点について工夫されている。
この種のスリッターおよび折目形成装置が使用される場
合、工場の天井に設けられた照明具或いはスリッターの
上方側に設けられた照明器具76により照明が行われるこ
とは普通であるが、この考案におけるスリッターの前記
シャフト14,16や折目形成装置の上下の折目形成用シャ
フト32,38には従来にない構成として平滑な磁石装着面4
4が設けられている。
従って、通常これらのシャフト14,16,32,38の表面には
メッキ処理が施されることが普通であるから、円形面な
らその必要性もないが、照明具或いは照明器具76から発
光される光線がこれらの磁石装着面44によって屈折し、
作業者にとって眩しい現象を呈するという問題が少なく
ない。
そして、更に配慮が必要なことに単に遮光を実施すれば
足りるものではなく、作業者にとっては充分に目視でき
なくても段ボール22の切断状況や折目加工状態が把握で
きることが望ましい。
そこでこの考案は、第9図に示されるようにテーブル24
の後方つまり送込みロール26の後方に半透明な遮光板78
が例えばブルーの色彩によるプラスチック板によって構
成されている。
もとより、この遮光板78は両側のフレーム12に対して着
脱自在にすることや開閉自在に設けることは自由であ
る。
(考案の効果) この考案は前記のように構成されているので、下記の効
果を奏する。
(1)励磁解放形磁石の電気制御により、極めて簡単に
上下の折目形成用シャフトに設けられた折目形成具を、
これらの折目形成用シャフトに沿わせて摺動でき、かつ
固定できる。
とりわけ、励磁解放形磁石を採用し、この磁石に逆送電
を行うことにより折目形成具を上下の折目形成用シャフ
トから楽に解放できる。
従って、切断された段ボールの折目の幅に対応させて折
目形成具間の間隔を容易に調整できるから、折目形成作
業時における準備時間を大幅に短縮でき、生産性の向上
に寄与できる。
(2)折目形成具の調整の際、下部折目形成用シャフト
がシャフトの駆動停止と同時に予め設定された距離だけ
下降するため、従来のように下部折目形成用シャフトを
手動で下降させる手間がなく、また折目形成具の間隔調
整終了後、下部折目形成用シャフトを設定距離だけ上昇
させてセットできるため、作業時間の短縮および生産性
の向上に寄与できる。
とりわけ、この考案は、ロータリーエンコーダーにより
下部折目形成用シャフトの上昇距離を検出させ、ロータ
リーエンコーダーの検出信号が操作スイッチの上昇距離
に達した際、電源コントローラーを介して昇降用モータ
ーの駆動を停止させ、上部折目形成用シャフトと下部折
目形成用シャフトとの間の距離を段ボールの肉厚に対応
させて正確かつ素早く設定できるから、異なる厚さの段
ボール毎に対応させて必要な折目を正確にかつ素早く形
成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の正面斜視図、第2図は同、
一部を破断して示す要部拡大正面図、第3図は同、要部
の略示的断面図、第4図は第2図A−A線拡大断面図、
第5図は要部の略示的配線図、第6図は下部折目形成用
シャフトの昇降機構を示す正面図、第7図はウォームギ
ア機構を示す要部拡大断面図、第8図は同、略示的配線
図、第9図は他の実施例を示す正面斜視図である。 (主要部分の符号の説明) 10……機台 28……突起 30……折目形成具 32……上部折目形成用シャフト 34……緩衝片 36……折目形成具 38……下部折目形成用シャフト 70……励磁解放形磁石 80……ウォームギア機構 82……昇降用モーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台10上の両側に設けられたフレーム12間
    に折目形成具30を備えた上部折目形成用シャフト32およ
    び折目形成具36を備えた下部折目形成用シャフト38が回
    転自在に設けられ、かつこれらの折目形成具30、36が上
    下の折目形成用シャフト30、38にそれぞれその軸芯方向
    に摺動自在に装着されてなるものであって、上部折目形
    成用シャフト32および下部折目形成用シャフト38には突
    起28または緩衝片34を備えた折目形成具30、36がそれぞ
    れ少なくとも2個毎装着され、これらの折目形成具30、
    36に設けられた励磁解放形磁石70を介して電気制御され
    るとともに、下部折目形成用シャフト38が両側のフレー
    ム12間で上下動自在に設けられてなる段ボール用折目形
    成装置において、 下部折目形成用シャフト38はウォームギア機構80を介し
    て上下動自在に設けられ、このウォームギア機構80は昇
    降用モーター82に連結され、昇降用モーター82にロータ
    リーエンコーダー84が装着され、ロータリーエンコーダ
    ー84に操作スイッチ86を有する操作パネル88が連結さ
    れ、操作パネル88が電源コントローラー90を介して前記
    の昇降用モーター82に連結され、昇降用モーター82にウ
    ォーム軸94が軸着され、ウォーム軸94の両端にウォーム
    軸94に対応するウォームホイール96を備えた昇降軸98が
    軸着され、この昇降軸98に前記の下部折目形成用シャフ
    ト38が昇降軸100を介して軸着されてなることを特徴と
    する段ボール用折目形成装置。
JP1990043945U 1990-04-23 1990-04-23 段ボール用折目形成装置 Expired - Lifetime JPH0742708Y2 (ja)

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