JPH0742737U - 車体のサイドメンバ前部構造 - Google Patents
車体のサイドメンバ前部構造Info
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- JPH0742737U JPH0742737U JP7570793U JP7570793U JPH0742737U JP H0742737 U JPH0742737 U JP H0742737U JP 7570793 U JP7570793 U JP 7570793U JP 7570793 U JP7570793 U JP 7570793U JP H0742737 U JPH0742737 U JP H0742737U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サイドメンバの前部の形状が、その側壁の上
方側のかどより下方側のかどが長い構造において、前面
衝突時における前部の折れ曲がりを防止し、かつ座屈モ
ードのチューニングを容易にする。 【構成】 サイドメンバ1の前部5の側壁6に、車体前
後方向に所定の間隔おき第1〜第3ビード9,10,1
1を形成し、側壁6の下方側のかど8に各ビード9,1
0,11に連続する切欠16・・・を設ける。切欠16
・・・の車体前後方向の長さL1を、側壁6の上方側の
かど7で各ビード9,10,11を形成する凹部14の
長さL2よりも長く設定する。前面衝突時の衝撃荷重に
対して、側壁6の下方側が上方側に比べて変形し易く、
前面衝突時には、前部5が折れ曲がることなく延在方向
に沿って収縮するように座屈変形する。また、前部5の
座屈モードは切欠16・・・の形状や大きさにより容易
に調整できる。
方側のかどより下方側のかどが長い構造において、前面
衝突時における前部の折れ曲がりを防止し、かつ座屈モ
ードのチューニングを容易にする。 【構成】 サイドメンバ1の前部5の側壁6に、車体前
後方向に所定の間隔おき第1〜第3ビード9,10,1
1を形成し、側壁6の下方側のかど8に各ビード9,1
0,11に連続する切欠16・・・を設ける。切欠16
・・・の車体前後方向の長さL1を、側壁6の上方側の
かど7で各ビード9,10,11を形成する凹部14の
長さL2よりも長く設定する。前面衝突時の衝撃荷重に
対して、側壁6の下方側が上方側に比べて変形し易く、
前面衝突時には、前部5が折れ曲がることなく延在方向
に沿って収縮するように座屈変形する。また、前部5の
座屈モードは切欠16・・・の形状や大きさにより容易
に調整できる。
Description
【0001】
本考案は、車体前部にて前面衝突時の衝撃荷重を吸収する車体のサイドメンバ 前部構造に関する。
【0002】
従来、車体の骨格を形成するサイドメンバにおいては、例えば図5(a)に示 すような前部構造により前面衝突時の衝撃荷重を吸収するようになっている。す なわち、閉断面形状のサイドメンバ51の前部52は、断面積が延在方向に沿っ て一様となるよう形成されており、また左右の側壁53には、延在方向に沿って 上下方向のビード54が所定の間隔をおき複数形成されている。そして、前面衝 突時には、図5(b)に示すように、前部52が延在方向に収縮するよう座屈変 形する、すなわち壁面座屈することによって、サイドメンバ51の前部52に加 わった後方側へ向かう衝撃荷重が効率的に吸収されるのである。
【0003】
しかしながら、このような従来の前部構造にあっては、サイドメンバ51の前 部52が、その断面積が延在方向に沿って一様となる形状であることが要求され るが、車体にあってはその要求を満足できない場合がある。すなわち、オフロー ド走行等を考慮してアプローチアングルをより大きな角度にしようとすると、例 えば図6(a)に示すように、サイドメンバ51の前部52が僅かに上方に反っ た先細り形状となる。かかる場合、前部52は、その断面積が延在方向に沿って 一様とはならず、左右の側壁53の下方側のかど53aが上方側のかど53bよ りも長くなるため、前面衝突時には衝撃荷重が上方側に比べて下方側に加わりに くくなる。したがって、左右の側壁53にビード54を設定しても、前面衝突時 には前部52が、図6(b)に示すように、壁面座屈することなく折れ曲がって しまい、衝撃荷重を効率良く吸収できないという問題があった。
【0004】 一方、前部52の折れ曲がりを防止する方法としては、延在方向に沿って変化 する前部の断面積に応じて、各ビードの大きさ、深さ、板厚を順次変化させるこ とが考えられるが、その場合には、各々の寸法設定に厳密さを要求されるため、 座屈モードのチューニングが難しくなってしまう。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、サイドメンバ の前部の形状が、その側壁の上方側のかどより下方側のかどが長い場合であって も、前面衝突時に折れ曲がることがなく、しかも座屈モードのチューニングが容 易になる車体のサイドメンバ前部構造の提供を目的とする。
【0006】
前記課題を解決するために本考案にあっては、車体前後方向に延在するサイド メンバの前部が、該前部の左右の側壁における下方側のかどの長さが前記左右の 側壁における上方側のかどの長さよりも長い形状に形成された構造において、前 記左右の側壁に、前記上方側のかどから前記下方側のかどに延びるビードを車体 前後方向に所定の間隔をおき複数形成するとともに、前記下方側のかどに、前記 ビードに連続する切欠をそれぞれの前記ビード毎に設け、前記切欠の車体前後方 向の長さを、前記上方側のかどにおける前記ビードの車体前後方向の長さよりも 長く設定したことを特徴としている。
【0007】
前記構成において、前面衝突時には、サイドメンバの前部に車体前方から後方 へ向かう衝撃荷重が入力される。ここで、サイドメンバの前部においては、左右 の側壁の各ビード部分が前記衝撃荷重に対して最も変形し易く、さらには各ビー ド部分では、切欠が連続して形成された側壁の下方側が側壁の上方側に比べて前 記衝撃荷重に対して変形し易い。このため、サイドメンバの前部は、前記衝撃荷 重により、折れ曲がることなく延在方向に沿って収縮するように座屈変形する。 しかも、かかる座屈変形時における座屈モードは、切欠の形状や大きさを調整す るだけで変化させることができる。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。すなわち、図1に示すよ うに、車体の両側部には前後方向に延在するサイドメンバ1が設けられている。 該サイドメンバ1は、断面略コ字状のサイドメンバアウタ2とサイドメンバイン ナ3とによって形成され閉断面構造を確保されている。又、その前端4はバンパ ーレインフォース(図示省略)に結合されている。一方、サイドメンバ1の前部 5は、より大きなアプローチアングルを確保するため僅かに上方に反った先細り 形状に形成されている。このため、前部5においては、左右の側壁6の上方側の かど7よりも下方側のかど8が長くなっている。
【0009】 また、前記左右の側壁6には、サイドメンバ1の前端4側から後方側に向かっ て第1ビード9、第2ビード10、第3ビード11が所定の間隔をおき形成され ている。各ビード9,10,11は前記上方側のかど7において、サイドメンバ 1の側面12から上面13に亙って没入する略菱形状の凹部14と、該凹部14 から下方に伸びる断面略V字状の溝15とによって形成されており(図3のa参 照)、該溝15の下端には略矩形状の切欠16が連続して設けられている(図4 のa参照)。該切欠16は横長状であるとともに、前記下方側のかど8において サイドメンバ1の側面12から下面17に亙り開口されており、車体前後方向の 長さL1を前記凹部14の長さL2よりも長く設定されている。
【0010】 以上の構成からなる本実施例において、前面衝突時には、サイドメンバ1の前 端4に車体前方から後方へ向かう衝撃荷重が入力される。このとき、サイドメン バ1の前部5においては、前述した各ビード9,10,11が形成された部分が 前記衝撃荷重に対して最も変形し易く、しかも各ビード9,10,11部分では 、側壁6の上方側に比べて、切欠16が開口する側壁6の下方側の方が前記衝撃 荷重に対して変形し易い。このため、前部5は、前記衝撃荷重により延在方向に 沿って収縮するように座屈変形する。
【0011】 すなわち、前面衝突時には、前部5の上方側が、図3の(b)に示すように、 各ビード9,10,11の前記凹部14が車体前後方向から消失されるような平 折れモードで座屈変形する。同時に、前部5の下方側が、図4の(b)に示すよ うに、前記切欠16が上下方向に拡開されるような口開きモードで座屈変形する 。これにより、前部5が、図2に示すように、全体的に延在方向に沿って収縮す る平面座屈モードで変形する。
【0012】 したがって、本実施例のサイドメンバ1においては、前部5の形状が、側壁6 の下方側のかど8が上方側のかど7よりも長い形状、すなわち前記衝撃荷重が上 方側に比べて下方側に加わりにくい形状であったとしても、前面衝突時に折れ曲 がることがなく、前記衝撃荷重を効率良く吸収することができる。しかも、かか る座屈変形時における座屈モードは、前記切欠16の形状や大きさを調整するだ けで変化させることができるため、座屈モードのチューニングを容易に行うこと ができる。
【0013】
以上説明したように本考案にあっては、サイドメンバの前部における左右の側 壁に、その上方側のかどから下方側のかどに延びるビードを車体前後方向に所定 の間隔をおき複数形成するとともに、前記下方側のかどに、前記ビードに連続す る切欠をそれぞれの前記ビード毎に設け、前記切欠の車体前後方向の長さを、前 記上方側のかどにおける前記ビードの車体前後方向の長さよりも長く設定したこ とから、側壁の下方側が、側壁の上方側に比べて前記衝撃荷重に対して変形し易 くなる。
【0014】 よって、サイドメンバの前部の形状が、その側壁の上方側のかどより下方側の かどが長い形状であったとしても、前面衝突時には、前部が衝撃荷重により折れ 曲がることがなく、延在方向に沿って収縮するように座屈変形する。その結果、 衝撃荷重を効率良く吸収することが可能となる。しかも、かかる座屈変形時にお ける座屈モードは、前記切欠の形状や大きさを調整するだけで変化させることが できる。よって、座屈モードのチューニングを容易に行うことが可能となる。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の変形後の状態を示す側面図である。
【図3】同実施例の凹部を示す図であって、(a)は変
形前の拡大図、(b)は変形後の拡大図である。
形前の拡大図、(b)は変形後の拡大図である。
【図4】同実施例の切欠を示す図であって、(a)は変
形前の拡大図、(b)は変形後の拡大図である。
形前の拡大図、(b)は変形後の拡大図である。
【図5】従来例を示す図であって、(a)は斜視図、
(b)は壁面座屈状態を示す斜視図である。
(b)は壁面座屈状態を示す斜視図である。
【図6】他の従来例を示す図であって、(a)は斜視
図、(b)は折れ曲がり状態を示す斜視図である。
図、(b)は折れ曲がり状態を示す斜視図である。
1 サイドメンバ 5 前部 6 側壁 7 上方側のかど 8 下方側のかど 9 第1ビード 10 第2ビード 11 第3ビード 14 凹部 15 溝 16 切欠
Claims (1)
- 【請求項1】 車体前後方向に延在するサイドメンバの
前部が、該前部の左右の側壁における下方側のかどの長
さが前記左右の側壁における上方側のかどの長さよりも
長い形状に形成された構造において、前記左右の側壁
に、前記上方側のかどから前記下方側のかどに延びるビ
ードを車体前後方向に所定の間隔をおき複数形成すると
ともに、前記下方側のかどに、前記ビードに連続する切
欠をそれぞれの前記ビード毎に設け、前記切欠の車体前
後方向の長さを、前記上方側のかどにおける前記ビード
の車体前後方向の長さよりも長く設定したことを特徴と
する車体のサイドメンバ前部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993075707U JP2594879Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 車体のサイドメンバ前部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993075707U JP2594879Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 車体のサイドメンバ前部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742737U true JPH0742737U (ja) | 1995-08-11 |
| JP2594879Y2 JP2594879Y2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=13583971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993075707U Expired - Fee Related JP2594879Y2 (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 車体のサイドメンバ前部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2594879Y2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006015859A (ja) * | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の前部車体構造 |
| WO2013183587A1 (ja) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | 新日鐵住金株式会社 | 耐衝突性能に優れた車両用骨格部材構造 |
| JP2015068475A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社Uacj | 衝撃吸収部材 |
| JP2021088325A (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | 本田技研工業株式会社 | 車体前部構造 |
| JP2021088326A (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | 本田技研工業株式会社 | 車体前部構造 |
| WO2023188518A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の前部構造 |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP1993075707U patent/JP2594879Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPWO2023188518A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2594879Y2 (ja) | 1999-05-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |