JPH0742760A - 摩擦クラッチ - Google Patents
摩擦クラッチInfo
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- JPH0742760A JPH0742760A JP5191409A JP19140993A JPH0742760A JP H0742760 A JPH0742760 A JP H0742760A JP 5191409 A JP5191409 A JP 5191409A JP 19140993 A JP19140993 A JP 19140993A JP H0742760 A JPH0742760 A JP H0742760A
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- clutch
- piston
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- hydraulic
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Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
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Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧作動式摩擦クラッチにおいて、クラッチ
切替え時のピストンストローク量を自動管理することで
変速切替え時間を短縮する。 【構成】 クラッチを接続状態にするとき、油圧室30
の油圧が増大すると、リターンスプリング25に抗して
ピストン10が右行し、クラッチプレート14、15、
16、17とクラッチディスク12、13、44、45
とが圧着する。この油圧室30の油密を保持するシール
リング32、33は、クラッチハウジング6の内壁とピ
ストン10の外壁との間に環状に取り付けられる。一方
向クラッチ40は、ボール41がクラッチハウジング6
の内壁とピストン10の外壁との間に噛み込むことで噛
み込み状態から左方向へのピストン10の移動を阻止す
る。これにより、クラッチ接続状態から切断状態へのピ
ストン10のストローク量を一定量に保持する。
切替え時のピストンストローク量を自動管理することで
変速切替え時間を短縮する。 【構成】 クラッチを接続状態にするとき、油圧室30
の油圧が増大すると、リターンスプリング25に抗して
ピストン10が右行し、クラッチプレート14、15、
16、17とクラッチディスク12、13、44、45
とが圧着する。この油圧室30の油密を保持するシール
リング32、33は、クラッチハウジング6の内壁とピ
ストン10の外壁との間に環状に取り付けられる。一方
向クラッチ40は、ボール41がクラッチハウジング6
の内壁とピストン10の外壁との間に噛み込むことで噛
み込み状態から左方向へのピストン10の移動を阻止す
る。これにより、クラッチ接続状態から切断状態へのピ
ストン10のストローク量を一定量に保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦クラッチに関する
もので、特に、自動車に搭載した自動変速機における摩
擦クラッチのピストンストローク量の調節機構に関する
ものである。
もので、特に、自動車に搭載した自動変速機における摩
擦クラッチのピストンストローク量の調節機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機を搭載した自動車において
は、複数の油圧式摩擦クラッチを用いて変速段を切り替
える方法が広く使用されている。また、特開昭63−5
3348号公報および特開平5−1763号公報に示さ
れるものでは、変速段を切り替えるピストンの移動速度
を高めるためにシリンダー内に供給する圧油流量を増大
することにより、ピストンストローク時間を短縮させる
手法を採用している。
は、複数の油圧式摩擦クラッチを用いて変速段を切り替
える方法が広く使用されている。また、特開昭63−5
3348号公報および特開平5−1763号公報に示さ
れるものでは、変速段を切り替えるピストンの移動速度
を高めるためにシリンダー内に供給する圧油流量を増大
することにより、ピストンストローク時間を短縮させる
手法を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動変速機の摩擦クラッチによると、 摩
擦クラッチ内にクラッチ板を駆動するピストンを組み付
けるとき、組み付け精度上ピストンのストローク量が大
きくばらつくという問題がある。すなわち、従来の摩擦
クラッチでは、クラッチプレート、クラッチディスクの
設計誤差、組み付け誤差等を考慮し、ピストンのストロ
ーク量tが十分に大きい値となっていたため、クラッチ
の係合および解放が完了するまでに長時間の変速期間を
要することがあった。また、 組み付け精度の不均一
を解消するため最低のストローク量に精度よくなるよう
に多数のピストンから適当な寸法精度のピストンを選択
し組み付ける作業を行っていたため、選択組み付けによ
る手作業が煩雑となりコスト増を招くという問題があ
る。さらに、 ピストンの移動速度を高めるために
は、ピストンを駆動するための作動油を制御するセンサ
ーの種類の増加や複雑な制御が必要となる。
うな従来の自動変速機の摩擦クラッチによると、 摩
擦クラッチ内にクラッチ板を駆動するピストンを組み付
けるとき、組み付け精度上ピストンのストローク量が大
きくばらつくという問題がある。すなわち、従来の摩擦
クラッチでは、クラッチプレート、クラッチディスクの
設計誤差、組み付け誤差等を考慮し、ピストンのストロ
ーク量tが十分に大きい値となっていたため、クラッチ
の係合および解放が完了するまでに長時間の変速期間を
要することがあった。また、 組み付け精度の不均一
を解消するため最低のストローク量に精度よくなるよう
に多数のピストンから適当な寸法精度のピストンを選択
し組み付ける作業を行っていたため、選択組み付けによ
る手作業が煩雑となりコスト増を招くという問題があ
る。さらに、 ピストンの移動速度を高めるために
は、ピストンを駆動するための作動油を制御するセンサ
ーの種類の増加や複雑な制御が必要となる。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、自動変速機のピストンストローク
量を自動管理することでストローク時間の短縮および組
み付け作業の軽減を図るようにした摩擦クラッチを提供
することを目的とする。
めになされたもので、自動変速機のピストンストローク
量を自動管理することでストローク時間の短縮および組
み付け作業の軽減を図るようにした摩擦クラッチを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明による摩擦クラッチは、クラッチプレート
と、クラッチディスクと、クラッチハウジングと、前記
クラッチハウジング内部に往復摺動可能に収容され、前
記クラッチプレートと前記クラッチディスクとを圧着す
ることにより前記クラッチを接続可能なピストンと、前
記クラッチハウジングの内壁と前記ピストンの外壁との
間に設けられ、前記クラッチプレートと前記クラッチデ
ィスクとの接続時から切断時までのピストンのストロー
ク量を一定量に保持するストローク量保持手段とを備え
たことを特徴とする。
め、本発明による摩擦クラッチは、クラッチプレート
と、クラッチディスクと、クラッチハウジングと、前記
クラッチハウジング内部に往復摺動可能に収容され、前
記クラッチプレートと前記クラッチディスクとを圧着す
ることにより前記クラッチを接続可能なピストンと、前
記クラッチハウジングの内壁と前記ピストンの外壁との
間に設けられ、前記クラッチプレートと前記クラッチデ
ィスクとの接続時から切断時までのピストンのストロー
ク量を一定量に保持するストローク量保持手段とを備え
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の摩擦クラッチの構成によると、ピスト
ンの外壁にピストンストローク量を規制する一方向クラ
ッチ等のストローク量保持手段を設ける構成としたた
め、クラッチ切断時のピストンの位置を常に一定の位置
に保持するので、ピストンストローク量を常に一定にす
ることができる。
ンの外壁にピストンストローク量を規制する一方向クラ
ッチ等のストローク量保持手段を設ける構成としたた
め、クラッチ切断時のピストンの位置を常に一定の位置
に保持するので、ピストンストローク量を常に一定にす
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を適用した自動変速機の摩擦クラッチの第
1実施例を図1〜図4に示す。図2は、本発明の一実施
例である車両用自動変速機およびその制御系等を説明す
る図であり、自動変速機3はトルクコンバータ60、第
1変速機62、および第2変速機64を備えている。ト
ルクコンバータ60のポンプ翼車はエンジン66のクラ
ンク軸68に連結されており、タービン車翼は入力軸7
0を介して第2変速機64のキャリア72に連結されて
いる。第2変速機64は、サンギヤ74、リングギヤ7
6、およびキャリヤ72に回転可能に配設されてサンギ
ヤ74、リングギヤ76と噛み合わされているプラネタ
リギヤ78から成る遊星歯車装置を含んで構成されてお
り、サンギヤ74とキャリヤ72との間にはクラッチC
0および一方向クラッチF0 が並列に設けられ、サンギ
ヤ74とハウジング80との間にはブレーキB0 が設け
られている。この第2変速機64は、クラッチC0が係
合制御されるかブレーキB0 が係合制御されるかによっ
てリングギヤ76がL(ロー)、H(ハイ)の2段階で
回転駆動され、入力軸70の回転を2段階で変速してリ
ングギヤ76から出力する。なお、サンギヤ74とキャ
リヤ72との間には一方向クラッチF0 が設けられてい
るため、エンジン66側から動力伝達が行なわれる状態
ではクラッチC0 を開放しても一方向クラッチF0 によ
ってクラッチC0 を係合制御した場合と同様な作用が得
られる。
する。本発明を適用した自動変速機の摩擦クラッチの第
1実施例を図1〜図4に示す。図2は、本発明の一実施
例である車両用自動変速機およびその制御系等を説明す
る図であり、自動変速機3はトルクコンバータ60、第
1変速機62、および第2変速機64を備えている。ト
ルクコンバータ60のポンプ翼車はエンジン66のクラ
ンク軸68に連結されており、タービン車翼は入力軸7
0を介して第2変速機64のキャリア72に連結されて
いる。第2変速機64は、サンギヤ74、リングギヤ7
6、およびキャリヤ72に回転可能に配設されてサンギ
ヤ74、リングギヤ76と噛み合わされているプラネタ
リギヤ78から成る遊星歯車装置を含んで構成されてお
り、サンギヤ74とキャリヤ72との間にはクラッチC
0および一方向クラッチF0 が並列に設けられ、サンギ
ヤ74とハウジング80との間にはブレーキB0 が設け
られている。この第2変速機64は、クラッチC0が係
合制御されるかブレーキB0 が係合制御されるかによっ
てリングギヤ76がL(ロー)、H(ハイ)の2段階で
回転駆動され、入力軸70の回転を2段階で変速してリ
ングギヤ76から出力する。なお、サンギヤ74とキャ
リヤ72との間には一方向クラッチF0 が設けられてい
るため、エンジン66側から動力伝達が行なわれる状態
ではクラッチC0 を開放しても一方向クラッチF0 によ
ってクラッチC0 を係合制御した場合と同様な作用が得
られる。
【0008】第1変速機62は、サンギヤ82、一対の
リングギヤ84、86、キャリヤ88に回転可能に配設
されてサンギヤ82、リングギヤ84と噛み合わされて
いるプラネタリギヤ90、およびキャリヤ92に回転可
能に配設されてサンギヤ82、リングギヤ86と噛み合
わされているプラネタリギヤ94とから成る複合型の遊
星歯車装置を含んで構成されており、リングギヤ86と
前記第2変速機64のリングギヤ76との間にはクラッ
チC1 が設けられ、サンギヤ82とリングギヤ76との
間にはクラッチC2 が設けられ、サンギヤ82とハウジ
ング80との間にはブレーキB1 と、直列に配設された
一方向クラッチF1 およびブレーキB2とが並列に設け
られ、キャリヤ88とハウジング80との間にはブレー
キB3 および一方向クラッチF2 が並列に設けられてい
る。また、リングギヤ84およびキャリヤ92は出力軸
96に一体的に連結されており、その出力軸96は差動
歯車装置等を介して駆動輪に連結されている。この第1
変速機62は、クラッチC 1 、C2 、およびブレーキB
1 、B2 、B3 がそれぞれ選択的に係合制御されること
により、前記第2変速機64の出力を前進3段および後
進1段で変速して出力軸96に出力する。
リングギヤ84、86、キャリヤ88に回転可能に配設
されてサンギヤ82、リングギヤ84と噛み合わされて
いるプラネタリギヤ90、およびキャリヤ92に回転可
能に配設されてサンギヤ82、リングギヤ86と噛み合
わされているプラネタリギヤ94とから成る複合型の遊
星歯車装置を含んで構成されており、リングギヤ86と
前記第2変速機64のリングギヤ76との間にはクラッ
チC1 が設けられ、サンギヤ82とリングギヤ76との
間にはクラッチC2 が設けられ、サンギヤ82とハウジ
ング80との間にはブレーキB1 と、直列に配設された
一方向クラッチF1 およびブレーキB2とが並列に設け
られ、キャリヤ88とハウジング80との間にはブレー
キB3 および一方向クラッチF2 が並列に設けられてい
る。また、リングギヤ84およびキャリヤ92は出力軸
96に一体的に連結されており、その出力軸96は差動
歯車装置等を介して駆動輪に連結されている。この第1
変速機62は、クラッチC 1 、C2 、およびブレーキB
1 、B2 、B3 がそれぞれ選択的に係合制御されること
により、前記第2変速機64の出力を前進3段および後
進1段で変速して出力軸96に出力する。
【0009】上記クラッチC0 〜C2 およびブレーキB
0 〜B3 (以下、特に区別しない場合にはクラッチC、
ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレ
ーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油
圧作動式摩擦クラッチであり、その油圧アクチュエータ
には、油圧制御回路100から作動油が供給されるよう
になっている。油圧制御回路100は多数の切換バルブ
等を備えており、コントローラ102からの信号に従っ
てソレノイドS1およびS2の励磁、非励磁がそれぞれ
切り換えられることにより、第1変速機62は前進3段
のうちの何れかの変速段が成立させられ、ソレノイドS
3の励磁、非励磁によって第2変速機64はHおよびL
の何れかの変速段が成立させられる。
0 〜B3 (以下、特に区別しない場合にはクラッチC、
ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレ
ーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油
圧作動式摩擦クラッチであり、その油圧アクチュエータ
には、油圧制御回路100から作動油が供給されるよう
になっている。油圧制御回路100は多数の切換バルブ
等を備えており、コントローラ102からの信号に従っ
てソレノイドS1およびS2の励磁、非励磁がそれぞれ
切り換えられることにより、第1変速機62は前進3段
のうちの何れかの変速段が成立させられ、ソレノイドS
3の励磁、非励磁によって第2変速機64はHおよびL
の何れかの変速段が成立させられる。
【0010】そして、前記クラッチC0 、C1 、C2 を
構成する油圧作動式摩擦クラッチは、図1および図3に
示される構造になっており、入力軸1と出力軸2との係
合および解除を切り替え可能である。この油圧作動式摩
擦クラッチ4の入力軸1側は、クラッチハウジング6が
入力軸1に固定され、クラッチハウジング6に形成され
るシリンダ8の内部には、油圧室30の油圧に応じてシ
リンダ8の軸方向に移動可能なピストン10が設けられ
ている。ピストン10と同期回転するクラッチハウジン
グ6の端部の内壁には、出力軸2側のクラッチディスク
12、13と係合可能なクラッチプレート14、15、
16がクラッチハウジング6と同期回転するよう軸方向
に移動可能に設けられている。油圧作動式摩擦クラッチ
4の出力軸2側には、クラッチプレート14、15、1
6の間にクラッチディスク12、13が出力軸2に固定
されて設けられている。
構成する油圧作動式摩擦クラッチは、図1および図3に
示される構造になっており、入力軸1と出力軸2との係
合および解除を切り替え可能である。この油圧作動式摩
擦クラッチ4の入力軸1側は、クラッチハウジング6が
入力軸1に固定され、クラッチハウジング6に形成され
るシリンダ8の内部には、油圧室30の油圧に応じてシ
リンダ8の軸方向に移動可能なピストン10が設けられ
ている。ピストン10と同期回転するクラッチハウジン
グ6の端部の内壁には、出力軸2側のクラッチディスク
12、13と係合可能なクラッチプレート14、15、
16がクラッチハウジング6と同期回転するよう軸方向
に移動可能に設けられている。油圧作動式摩擦クラッチ
4の出力軸2側には、クラッチプレート14、15、1
6の間にクラッチディスク12、13が出力軸2に固定
されて設けられている。
【0011】クラッチハウジング6の内壁には、ピスト
ン10を図1で左方向に付勢する圧縮コイルスプリング
からなるリターンスプリング25が設けられている。リ
ターンスプリング25の一方の端部25aは、ピストン
10に固定されるスプリング座26に当接し、他方の端
部25bは、クラッチハウジング6に固定される固定部
材27を介してスプリング座28に固定されている。
ン10を図1で左方向に付勢する圧縮コイルスプリング
からなるリターンスプリング25が設けられている。リ
ターンスプリング25の一方の端部25aは、ピストン
10に固定されるスプリング座26に当接し、他方の端
部25bは、クラッチハウジング6に固定される固定部
材27を介してスプリング座28に固定されている。
【0012】ピストン10とクラッチハウジング6との
間に形成される油圧室30の外周部には、この油圧室3
0の作動油をシールするための環状の外シールリング3
2が設けられており、ピストン10とクラッチハウジン
グ6との間に形成される油圧室30の内周部には、この
油圧室30の作動油をシールするための環状の内シール
リング33が設けられている。
間に形成される油圧室30の外周部には、この油圧室3
0の作動油をシールするための環状の外シールリング3
2が設けられており、ピストン10とクラッチハウジン
グ6との間に形成される油圧室30の内周部には、この
油圧室30の作動油をシールするための環状の内シール
リング33が設けられている。
【0013】油圧室30には、車両の運転条件及び運転
状態の各信号を入力して演算処理する制御装置からの指
令により前述の油圧制御回路100からその指令に応じ
た作動油を導く圧油導入口35が形成されている。そし
て、ピストン10の外壁とクラッチハウジング6の内壁
との間には、図4(A)、(B)に示すように、ピスト
ン10の外壁の周方向に例えば120°間隔で3個の一
方向クラッチ40が設けられている。一方向クラッチ4
0は、ボール41、圧縮コイルスプリング42、クラッ
チハウジング6の内壁に形成されるストッパ61、およ
び円弧面62から構成される。
状態の各信号を入力して演算処理する制御装置からの指
令により前述の油圧制御回路100からその指令に応じ
た作動油を導く圧油導入口35が形成されている。そし
て、ピストン10の外壁とクラッチハウジング6の内壁
との間には、図4(A)、(B)に示すように、ピスト
ン10の外壁の周方向に例えば120°間隔で3個の一
方向クラッチ40が設けられている。一方向クラッチ4
0は、ボール41、圧縮コイルスプリング42、クラッ
チハウジング6の内壁に形成されるストッパ61、およ
び円弧面62から構成される。
【0014】クラッチ係合状態では、図4(A)に示す
ように、圧縮コイルスプリング42により付勢されるボ
ールがストッパ61におよびピストン外壁10bに当接
する。このクラッチ係合状態からクラッチ解除状態に移
行するときピストン10は図4(A)で左方向へ移動す
る。この移動時、ピストン10の左方向への移動ととも
にボール41も左方向へ等速で移動する。図4(B)に
示すように、ボール41が円弧面62とピストン10の
外壁10bに噛み込んだとき、ボール41とピストン1
0は図4(B)に示す位置より左方向への移動が阻止さ
れ、その位置に保持される。これにより、次に、このク
ラッチ解除状態からクラッチ係合状態に移動するとき
は、図4(B)に示す位置よりボール41とピストン1
0は右方向へ移動する。これにより、ピストン10のス
トローク量が常に一定量tに保持される。
ように、圧縮コイルスプリング42により付勢されるボ
ールがストッパ61におよびピストン外壁10bに当接
する。このクラッチ係合状態からクラッチ解除状態に移
行するときピストン10は図4(A)で左方向へ移動す
る。この移動時、ピストン10の左方向への移動ととも
にボール41も左方向へ等速で移動する。図4(B)に
示すように、ボール41が円弧面62とピストン10の
外壁10bに噛み込んだとき、ボール41とピストン1
0は図4(B)に示す位置より左方向への移動が阻止さ
れ、その位置に保持される。これにより、次に、このク
ラッチ解除状態からクラッチ係合状態に移動するとき
は、図4(B)に示す位置よりボール41とピストン1
0は右方向へ移動する。これにより、ピストン10のス
トローク量が常に一定量tに保持される。
【0015】初期組み付け時、ピストン10が図1に示
す位置よりも左方向の位置のシリンダ8の内壁に組み付
けられる。次いで、油圧室30に作動油導入口35から
作動油が導入されると、図1に示す位置までピストン1
0が右方向に移動する。初期組み付け完了後のクラッチ
作動は次のとおりである。 (1) クラッチ接続時、油圧室30に作動油が供給されて
ピストン10が右方向に移動すると、ピストン10の端
部10aがクラッチプレート14の内径側部分14aを
右方向に押圧し、これによりクラッチプレート14、1
5、16、17がクラッチディスク12、13、44、
45を押し係合状態となる。そしてクラッチプレート1
4、15、16、17側の入力軸1とクラッチディスク
12、13、44、45側の出力軸2とが同期回転す
る。
す位置よりも左方向の位置のシリンダ8の内壁に組み付
けられる。次いで、油圧室30に作動油導入口35から
作動油が導入されると、図1に示す位置までピストン1
0が右方向に移動する。初期組み付け完了後のクラッチ
作動は次のとおりである。 (1) クラッチ接続時、油圧室30に作動油が供給されて
ピストン10が右方向に移動すると、ピストン10の端
部10aがクラッチプレート14の内径側部分14aを
右方向に押圧し、これによりクラッチプレート14、1
5、16、17がクラッチディスク12、13、44、
45を押し係合状態となる。そしてクラッチプレート1
4、15、16、17側の入力軸1とクラッチディスク
12、13、44、45側の出力軸2とが同期回転す
る。
【0016】(2) クラッチ切断時、ピストン10がクラ
ッチ接続時の位置から図1で左方向に移動し、ピストン
10の端部10aがクラッチプレート14から離間す
る。このときの作動状態を図4に基づいて説明する。図
4(A)に示すように、ピストン接続状態から油圧室3
0の油圧を降下すると図4(A)から図4(B)に示す
位置にピストン10が左方向に移動する。すると、一方
向クラッチ40がストローク量tだけ左方向に移動し、
この位置で円弧面62に当接してピストン10がそれ以
上左方向に移動しないようにくさび作用を果たす。これ
により、ピストン10の軸方向のストローク量tが一定
に保持される。
ッチ接続時の位置から図1で左方向に移動し、ピストン
10の端部10aがクラッチプレート14から離間す
る。このときの作動状態を図4に基づいて説明する。図
4(A)に示すように、ピストン接続状態から油圧室3
0の油圧を降下すると図4(A)から図4(B)に示す
位置にピストン10が左方向に移動する。すると、一方
向クラッチ40がストローク量tだけ左方向に移動し、
この位置で円弧面62に当接してピストン10がそれ以
上左方向に移動しないようにくさび作用を果たす。これ
により、ピストン10の軸方向のストローク量tが一定
に保持される。
【0017】次に、ピストンを作動しクラッチを接続す
ると、図4(B)の位置からピストン10が右方向に移
動する。そして図4(B)に示す点線の位置にボール4
1は停止されるが、ピストン10はさらに右方向に移動
可能であり、図4(A)の位置まで右方向に移動し、ク
ラッチが接続される。次いで、ピストン10が左方向に
戻る時には再びボール41が円弧面62に噛み込むこと
によりピストン10のストローク量tは一定に保持され
る。これにより、ピストンストローク量が一定に保持さ
れるため、ストローク量tを短縮するように設定するこ
とによってクラッチの切断時から接続時への作動時間を
大幅に短縮可能である。
ると、図4(B)の位置からピストン10が右方向に移
動する。そして図4(B)に示す点線の位置にボール4
1は停止されるが、ピストン10はさらに右方向に移動
可能であり、図4(A)の位置まで右方向に移動し、ク
ラッチが接続される。次いで、ピストン10が左方向に
戻る時には再びボール41が円弧面62に噛み込むこと
によりピストン10のストローク量tは一定に保持され
る。これにより、ピストンストローク量が一定に保持さ
れるため、ストローク量tを短縮するように設定するこ
とによってクラッチの切断時から接続時への作動時間を
大幅に短縮可能である。
【0018】本発明の前記第1実施例においては、油圧
作動式摩擦クラッチ4に一方向クラッチ40を設けるこ
とでピストンストローク量のストローク管理を簡単に行
うことができ、これによりクラッチ切り替え時間を大幅
に短縮できるという効果がある。次に、本発明の第2実
施例を図5、図6および図7に示す。
作動式摩擦クラッチ4に一方向クラッチ40を設けるこ
とでピストンストローク量のストローク管理を簡単に行
うことができ、これによりクラッチ切り替え時間を大幅
に短縮できるという効果がある。次に、本発明の第2実
施例を図5、図6および図7に示す。
【0019】図5および図6に示すように、第2実施例
はクラッチハウジング6とピストン10との間のシール
をゴム、樹脂等の弾性材料を用いて構成した例である。
第2実施例では、ピストン10の外側の外壁にゴム、樹
脂等の弾性材料からなる環状の弾性リング50を設け、
ピストン10の内側の外壁にゴム、樹脂等の弾性材料か
らなる環状の弾性リング52を設けた例である。この弾
性リング50、52は、ピストン10のストローク量を
一定に保持する機能がある。
はクラッチハウジング6とピストン10との間のシール
をゴム、樹脂等の弾性材料を用いて構成した例である。
第2実施例では、ピストン10の外側の外壁にゴム、樹
脂等の弾性材料からなる環状の弾性リング50を設け、
ピストン10の内側の外壁にゴム、樹脂等の弾性材料か
らなる環状の弾性リング52を設けた例である。この弾
性リング50、52は、ピストン10のストローク量を
一定に保持する機能がある。
【0020】油圧室30の加圧時、図7(A)に示すよ
うに、弾性ゴム50がピストン10の移動に合わせて右
方向に変形をおこす。このピストン10の右方向へのス
トローク量が変形量tを超えると、ピストン10と弾性
ゴム50との間に滑り起こしてピストン10をさらに右
方向の新しい位置に進める。これによりクラッチが接続
状態となる。次いで、油圧室30の減圧時、ピストン1
0が左方向に移動し、このとき弾性ゴム50の変形量t
だけピストンを左方向に戻し、図7(B)に示す位置に
ピストン10を戻す。このようにして、油圧室30の減
圧時、ピストン10のストローク量を常に変形量tの一
定値に保持することができるためピストンストローク量
の管理が容易になるという効果がある。
うに、弾性ゴム50がピストン10の移動に合わせて右
方向に変形をおこす。このピストン10の右方向へのス
トローク量が変形量tを超えると、ピストン10と弾性
ゴム50との間に滑り起こしてピストン10をさらに右
方向の新しい位置に進める。これによりクラッチが接続
状態となる。次いで、油圧室30の減圧時、ピストン1
0が左方向に移動し、このとき弾性ゴム50の変形量t
だけピストンを左方向に戻し、図7(B)に示す位置に
ピストン10を戻す。このようにして、油圧室30の減
圧時、ピストン10のストローク量を常に変形量tの一
定値に保持することができるためピストンストローク量
の管理が容易になるという効果がある。
【0021】なお、上記各実施例では、クラッチC0 〜
C2 についてのみ説明しているが、油圧作動式摩擦クラ
ッチであるブレーキB0 〜B3 にも同様に本発明を採用
している。このとき、ブレーキBの構造には図3、図6
に示したような入力軸1はない。また、クラッチプレー
ト14、15、16はハウジング80に固定されてい
る。
C2 についてのみ説明しているが、油圧作動式摩擦クラ
ッチであるブレーキB0 〜B3 にも同様に本発明を採用
している。このとき、ブレーキBの構造には図3、図6
に示したような入力軸1はない。また、クラッチプレー
ト14、15、16はハウジング80に固定されてい
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によると、油圧作動式摩擦クラッ
チに一方向クラッチを用いることで常にピストンストロ
ーク量を一定にできるため、選択組み付け作業を不要と
することができる。また簡単なクラッチ油圧制御によっ
てクラッチの接続および切断の切り替え動作を短時間で
行うことができるという効果がある。
チに一方向クラッチを用いることで常にピストンストロ
ーク量を一定にできるため、選択組み付け作業を不要と
することができる。また簡単なクラッチ油圧制御によっ
てクラッチの接続および切断の切り替え動作を短時間で
行うことができるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例による自動変速機の摩擦ク
ラッチを示す部分断面図である。
ラッチを示す部分断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による車両用自動変速機お
よびその制御系を説明する図である。
よびその制御系を説明する図である。
【図3】本発明の第1実施例による摩擦クラッチを示す
模式図である。
模式図である。
【図4】本発明の第1実施例による一方向クラッチの作
動を説明するための説明図である。
動を説明するための説明図である。
【図5】本発明の第2実施例による自動変速機の摩擦ク
ラッチを示す部分断面図である。
ラッチを示す部分断面図である。
【図6】本発明の第2実施例による摩擦クラッチを示す
模式図である。
模式図である。
【図7】本発明の第2実施例による摩擦クラッチの作動
を説明するための説明図である。
を説明するための説明図である。
1 入力軸 2 出力軸 4 油圧作動式摩擦クラッチ 6 クラッチハウジング 8 シリンダ 10 ピストン 25 リターンスプリング 32 シールリング(環状シール部材) 33 シールリング(環状シール部材) 40 一方向クラッチ(ストローク量保持手段) 50 弾性ゴム(環状シール部材、付勢手段) 52 弾性ゴム(環状シール部材、付勢手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 クラッチプレートと、 クラッチディスクと、 クラッチハウジングと、 前記クラッチハウジング内部に往復摺動可能に収容さ
れ、前記クラッチプレートと前記クラッチディスクとを
圧着することにより前記クラッチを接続可能なピストン
と、 前記クラッチハウジングの内壁と前記ピストンの外壁と
の間に設けられ、前記クラッチプレートと前記クラッチ
ディスクとの接続時から切断時までのピストンのストロ
ーク量を一定量に保持するストローク量保持手段とを備
えたことを特徴とする摩擦クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5191409A JPH0742760A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 摩擦クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5191409A JPH0742760A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 摩擦クラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742760A true JPH0742760A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16274132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5191409A Pending JPH0742760A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 摩擦クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742760A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030023032A (ko) * | 2001-09-11 | 2003-03-19 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기 다판 클러치의 리턴 스프링 고정구조 |
| KR20030031752A (ko) * | 2001-10-16 | 2003-04-23 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기 피스톤의 내구성 향상 구조 |
| KR100428006B1 (ko) * | 2001-10-08 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기의 유압 작동 마찰장치 |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP5191409A patent/JPH0742760A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030023032A (ko) * | 2001-09-11 | 2003-03-19 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속기 다판 클러치의 리턴 스프링 고정구조 |
| KR100428006B1 (ko) * | 2001-10-08 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기의 유압 작동 마찰장치 |
| KR20030031752A (ko) * | 2001-10-16 | 2003-04-23 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기 피스톤의 내구성 향상 구조 |
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