JPH0743003B2 - 動吸振装置 - Google Patents
動吸振装置Info
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- JPH0743003B2 JPH0743003B2 JP62311693A JP31169387A JPH0743003B2 JP H0743003 B2 JPH0743003 B2 JP H0743003B2 JP 62311693 A JP62311693 A JP 62311693A JP 31169387 A JP31169387 A JP 31169387A JP H0743003 B2 JPH0743003 B2 JP H0743003B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F7/00—Vibration-dampers; Shock-absorbers
- F16F7/10—Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect
- F16F7/104—Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect the inertia member being resiliently mounted
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 [産業上の利用分野] この発明は、橋梁あるいは機械本体及びその基礎、その
他の外的強制力を受けて振動する構造物における振動の
減衰を増加させる制振装置、いわゆる動吸振装置(動吸
振器あるいはダイナミックダンパともいう)に関する。
他の外的強制力を受けて振動する構造物における振動の
減衰を増加させる制振装置、いわゆる動吸振装置(動吸
振器あるいはダイナミックダンパともいう)に関する。
[従来の技術] 一般に、動吸振装置は、振動源(外力)によって振動す
る主振動系の固有振動数と同じ固有振動数をもつか、あ
るいは該振動系の固有振動数より若干小さな固有振動数
をもった振動系であり、これを主振動系に付加して主振
動系の振動を低減するものであり、その理論は既に公知
である。すなわち、第6図(a)に示すように、該装置
(2)は基本的にはばね体と質量体(重錘)とダンパ
(減衰器)とから構成され、これを主振動系(1)に付
加されるものである。これを振動モデルとして表示する
と、第6図(b)のようになり、2自由系の振動モデル
として解析されるものである。ここに、M1,K1,C1はそれ
ぞれ主振動系(1)の等価質量、等価ばね定数、減衰係
数である。
る主振動系の固有振動数と同じ固有振動数をもつか、あ
るいは該振動系の固有振動数より若干小さな固有振動数
をもった振動系であり、これを主振動系に付加して主振
動系の振動を低減するものであり、その理論は既に公知
である。すなわち、第6図(a)に示すように、該装置
(2)は基本的にはばね体と質量体(重錘)とダンパ
(減衰器)とから構成され、これを主振動系(1)に付
加されるものである。これを振動モデルとして表示する
と、第6図(b)のようになり、2自由系の振動モデル
として解析されるものである。ここに、M1,K1,C1はそれ
ぞれ主振動系(1)の等価質量、等価ばね定数、減衰係
数である。
このような動吸振装置は、例えば特開昭50−96325号公
報に示されるように重錘をばね体で支持する構成を採る
ものである。
報に示されるように重錘をばね体で支持する構成を採る
ものである。
しかしながら、このような構成によっては重錘の横揺れ
を避けることができず、該重錘の横揺れにより所望の減
衰性を得ることができない。従って、この重錘の横揺れ
を防止し、上下動のみを案内する案内手段が望まれると
ころであるが、通常の案内手段(例えばローラによるガ
イド)によっては摩擦力が発生し、この摩擦力により減
衰特性が大幅に減殺され、時に振幅の小さな微小振動に
対してはこの摩擦力により重錘の動きは完全に阻止さ
れ、有効な制振手段とはならないものである。
を避けることができず、該重錘の横揺れにより所望の減
衰性を得ることができない。従って、この重錘の横揺れ
を防止し、上下動のみを案内する案内手段が望まれると
ころであるが、通常の案内手段(例えばローラによるガ
イド)によっては摩擦力が発生し、この摩擦力により減
衰特性が大幅に減殺され、時に振幅の小さな微小振動に
対してはこの摩擦力により重錘の動きは完全に阻止さ
れ、有効な制振手段とはならないものである。
このようなことから、重錘の横揺れを容認しつつ従来の
ものが使用されている実情である。
ものが使用されている実情である。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明はこのような実情に鑑み、重錘の横揺れを防止し
つつ摩擦抵抗の無視できる支持機構をもった動吸振装置
を提供することを目的(技術的課題)とする。
つつ摩擦抵抗の無視できる支持機構をもった動吸振装置
を提供することを目的(技術的課題)とする。
ロ.発明の構成 〔本発明の構成〕 本発明の動吸振装置は上記目的を達成するため、以下の
構成を採る。
構成を採る。
すなわち、底板上に設置されたばね体と、前記ばね体に
載置支持されてなる重錘部と、底板に固設され、前記重
錘部周りに配される固定支持体と、 前記重錘部の側部より鉛直面を保って外方に突設された
重錘部付き腕部と;前記固定支持体の側部より鉛直面を
保って突設され前記重錘部付き腕部を挟んで該腕部と等
間隔を存して対設される固定支持体付き腕部と;薄板状
をなすとともに、これらの腕部の鉛直面にその端部が固
設され、これらの腕部の間にその板幅方向を重錘部の中
心に向けてU字状に折り曲げられて架け渡された薄板ば
ねと;からなる板ばね機構と、を備えてなるとともに、
前記板ばね機構は重錘部の周りに互いに水平変位を相殺
するように配されてなる、ことを特徴とする。
載置支持されてなる重錘部と、底板に固設され、前記重
錘部周りに配される固定支持体と、 前記重錘部の側部より鉛直面を保って外方に突設された
重錘部付き腕部と;前記固定支持体の側部より鉛直面を
保って突設され前記重錘部付き腕部を挟んで該腕部と等
間隔を存して対設される固定支持体付き腕部と;薄板状
をなすとともに、これらの腕部の鉛直面にその端部が固
設され、これらの腕部の間にその板幅方向を重錘部の中
心に向けてU字状に折り曲げられて架け渡された薄板ば
ねと;からなる板ばね機構と、を備えてなるとともに、
前記板ばね機構は重錘部の周りに互いに水平変位を相殺
するように配されてなる、ことを特徴とする。
上記構成において、底板及び固定支持体は固定系を構成
し、ばね及び重錘部は可動系を構成し、板ばね機構はこ
の固定系と可動系との間に介装される。
し、ばね及び重錘部は可動系を構成し、板ばね機構はこ
の固定系と可動系との間に介装される。
なお、上記において、重錘部付き腕部材は以下の実施例
では内筒付き腕部材に、また、固定支持体付き腕部材は
外筒付き腕部材に対応する。
では内筒付き腕部材に、また、固定支持体付き腕部材は
外筒付き腕部材に対応する。
しかして、この動吸振装置は底板を介して主振動系に固
設されるものである。
設されるものである。
重錘部は底板上に設置されたばね上にその釣合位置で支
持され、薄板ばねは重錘部の動的変位に追従して上下動
する。そして、主振動系に作用する強制振動力がこの動
吸振装置の底板上に設置されたばね体を介して重錘部に
伝わると、薄板ばねの横剛性特性により重錘部は横方
向、すなわち水平方向のいずれにも変位することがな
い。
持され、薄板ばねは重錘部の動的変位に追従して上下動
する。そして、主振動系に作用する強制振動力がこの動
吸振装置の底板上に設置されたばね体を介して重錘部に
伝わると、薄板ばねの横剛性特性により重錘部は横方
向、すなわち水平方向のいずれにも変位することがな
い。
これにより、この動吸振装置の重錘部は横揺れがなく、
摩擦力のない上下動のみとなるので、理想的な動吸振作
用を発揮する。
摩擦力のない上下動のみとなるので、理想的な動吸振作
用を発揮する。
[実施例] 本発明の動吸振装置の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
(実施例の構成) 第1図〜第4図はその一実施例の動吸振装置Dを示す。
すなわち、第1図及び第2図はその全体を示し、第3図
及び第4図はその部分構造を示す。
すなわち、第1図及び第2図はその全体を示し、第3図
及び第4図はその部分構造を示す。
この動吸振装置Dは、ばね体1と、該ばね体1によって
支持される重錘部2と、該重錘部2の案内部3を含み、
粘性せん断抵抗部4が付加されてなる。
支持される重錘部2と、該重錘部2の案内部3を含み、
粘性せん断抵抗部4が付加されてなる。
以下、各部の構造を詳述する。
ばね体1 ばね体1は所定のばね定数を有するコイルばねよりな
り、底板10上に載置されるとともにその上に重錘部2を
支持する。
り、底板10上に載置されるとともにその上に重錘部2を
支持する。
底板10は、その四隅にボルト挿通孔12を有し、後記する
ように固定ボルトにより主振動系へ固定される。
ように固定ボルトにより主振動系へ固定される。
重錘部2 重錘部2は、基板14と、該基板14上に設置される上部を
開放した円筒状の内筒16と、該内筒16内に設置される重
錘18とを含み、これらはボルト20・ナット21よりなる固
定具22によって一体的に固定される。すなわち、基板1
4、内筒16の底板16a及び重錘18にはそれぞれボルト挿通
孔24が穿設され、それらのボルト挿通孔24に挿通された
長尺のボルト20にナット21を螺旋締め付けることにより
固定される。
開放した円筒状の内筒16と、該内筒16内に設置される重
錘18とを含み、これらはボルト20・ナット21よりなる固
定具22によって一体的に固定される。すなわち、基板1
4、内筒16の底板16a及び重錘18にはそれぞれボルト挿通
孔24が穿設され、それらのボルト挿通孔24に挿通された
長尺のボルト20にナット21を螺旋締め付けることにより
固定される。
なお、基板14は厚肉に形成され、重錘18の荷重を直接的
に受けるものであり、内筒16の底板16aがその機能をも
つ場合には省略しても差し支えない。
に受けるものであり、内筒16の底板16aがその機能をも
つ場合には省略しても差し支えない。
内筒16は内筒状に限らず、四角筒その他の多角筒等の対
称形の筒状体を採りうるものであり、要はその内部に重
錘18を収容し得ればよい。また、内筒16の側壁16bの外
側面には縦板26が溶接等により固定される。該縦板26は
内筒16の外側面い適宜間隔(通常には等間隔)に設けら
れる。
称形の筒状体を採りうるものであり、要はその内部に重
錘18を収容し得ればよい。また、内筒16の側壁16bの外
側面には縦板26が溶接等により固定される。該縦板26は
内筒16の外側面い適宜間隔(通常には等間隔)に設けら
れる。
また、重錘18あ多数枚より構成され、適宜の枚数を選択
することにより荷重を調整する。従って、荷重が一義的
に決められておれば、一枚ものとすることは可能であ
る。
することにより荷重を調整する。従って、荷重が一義的
に決められておれば、一枚ものとすることは可能であ
る。
案内部3 案内部3は、外筒30と、該外筒30と前記した縦板26との
間に介装された板ばね機構32とからなる。
間に介装された板ばね機構32とからなる。
外筒30は固定支持体を構成するものであり、内筒16より
適宜間隔を存して該内筒16を囲むように底板10上に立設
される。該外筒10は板ばね機構32を支持することを主た
る機能とする。従って、この機構を果すものであれば筒
状体である必要はなく、例えば柱部材の適用も可能であ
る。
適宜間隔を存して該内筒16を囲むように底板10上に立設
される。該外筒10は板ばね機構32を支持することを主た
る機能とする。従って、この機構を果すものであれば筒
状体である必要はなく、例えば柱部材の適用も可能であ
る。
板ばね機構32は、薄板ばね34、該薄板ばね34を支持する
内筒付き腕部材36及び外筒付き腕部材38、並びにこれら
を固定する当て板等からなる。該板ばね機構32は第1図
及び第2図から判るように、内筒16を基準として、その
円周方向に90゜の等間隔の四方に、また、それぞれの上
下2箇所に配されている。
内筒付き腕部材36及び外筒付き腕部材38、並びにこれら
を固定する当て板等からなる。該板ばね機構32は第1図
及び第2図から判るように、内筒16を基準として、その
円周方向に90゜の等間隔の四方に、また、それぞれの上
下2箇所に配されている。
第3図を参照して、この板ばね機構32の構成を詳述す
る。
る。
内筒付き腕部材36はその基部36aを縦板26に固定され、
外筒付き腕部材38も外筒30に溶接等により固定される。
これら腕部材36,38はともに平板状をなすとともに、そ
の平面を鉛直状になし、外筒付き腕部材38は内筒付き腕
部材36を挟んで両者は適宜の距離を保ってかつ等間隔に
層平行して対置される。
外筒付き腕部材38も外筒30に溶接等により固定される。
これら腕部材36,38はともに平板状をなすとともに、そ
の平面を鉛直状になし、外筒付き腕部材38は内筒付き腕
部材36を挟んで両者は適宜の距離を保ってかつ等間隔に
層平行して対置される。
内筒付き腕部材36は外筒30より突き出るものであるの
で、外筒30はこの箇所において窓部39が開設されてい
る。該窓部39は腕部材36の上下動を許容する余裕をもっ
た大きさとされる。
で、外筒30はこの箇所において窓部39が開設されてい
る。該窓部39は腕部材36の上下動を許容する余裕をもっ
た大きさとされる。
帯板状の薄板ばね34はU字状に曲げられ、その両端を当
て板40を介してボルト・ナットよりなる固定具42によっ
て腕部材36,38に固定される。該薄板ばね34は通常は鋼
板が使用されるが、同等の力学的特性を示すものであれ
ば他の素材、例えばプラスチックの使用も可能である。
て板40を介してボルト・ナットよりなる固定具42によっ
て腕部材36,38に固定される。該薄板ばね34は通常は鋼
板が使用されるが、同等の力学的特性を示すものであれ
ば他の素材、例えばプラスチックの使用も可能である。
薄板ばね34はその性質上、第3図の紙面に沿ういずれの
方向にも容易に可撓性を示し、紙面に直角に作用する力
に対しては剛性(これを横剛性という)を示す。
方向にも容易に可撓性を示し、紙面に直角に作用する力
に対しては剛性(これを横剛性という)を示す。
これによって、腕部材36は第3図の紙面上下方向には容
易に変位し、紙面直角方向(前後方向)には剛性を示
し、殆ど変位しない。なお、一つの板ばね機構32によっ
ては腕部材36は紙面左右方向に容易に変位するものであ
るが、該板ばね機構32は他に少くとも1か所直角方向に
配することにより左右方向の変位は相殺されるものであ
る。
易に変位し、紙面直角方向(前後方向)には剛性を示
し、殆ど変位しない。なお、一つの板ばね機構32によっ
ては腕部材36は紙面左右方向に容易に変位するものであ
るが、該板ばね機構32は他に少くとも1か所直角方向に
配することにより左右方向の変位は相殺されるものであ
る。
本実施例においては複数の板ばね機構32が90゜間隔に四
周に配されているので、左右方向の変位は相殺され、上
下方向の変位のみが可能となる。なお、この左右方向の
変位を相殺するため、板ばね機構は120゜間隔で3か所
に配されば足りる。
周に配されているので、左右方向の変位は相殺され、上
下方向の変位のみが可能となる。なお、この左右方向の
変位を相殺するため、板ばね機構は120゜間隔で3か所
に配されば足りる。
本実施例においては更に板ばね機構32が上下に2か所配
されることにより、重錘部2の揺動(ローリング)運動
を防止している。しかし、この揺動運動を特別に考慮す
る必要がなければ、上部への1か所の配設のみで十分で
ある。
されることにより、重錘部2の揺動(ローリング)運動
を防止している。しかし、この揺動運動を特別に考慮す
る必要がなければ、上部への1か所の配設のみで十分で
ある。
以上の案内部3に附随して、外筒30の側部には板ばね機
構32を覆うカバー50が取り付けられるとともに、外筒30
の上部にはフランジ52が固設され、該フランジ52上に蓋
54が取外し自在に設置される。
構32を覆うカバー50が取り付けられるとともに、外筒30
の上部にはフランジ52が固設され、該フランジ52上に蓋
54が取外し自在に設置される。
粘性せん断抵抗部4 粘性せん断抵抗部4は、底板10上に固設された円筒状の
固定筒体60と、基板14の下面より固定筒体60内に垂設さ
れ可動筒体62と、固定筒体60内に充填された粘性流体L
とからなる。
固定筒体60と、基板14の下面より固定筒体60内に垂設さ
れ可動筒体62と、固定筒体60内に充填された粘性流体L
とからなる。
可動筒体62の下端部周面には一定長にわたって膨出部64
が形成され、該膨出部の外表面と固定筒体60の内面とは
微小間隙sに保持され、これらの相対する面とこの微小
間隙s内に満たされた粘性流体Lとで粘性せん断抵抗発
生部を構成する(第4図参照)。
が形成され、該膨出部の外表面と固定筒体60の内面とは
微小間隙sに保持され、これらの相対する面とこの微小
間隙s内に満たされた粘性流体Lとで粘性せん断抵抗発
生部を構成する(第4図参照)。
摩擦抵抗の発生を極力回避する見地から、本実施例の粘
性せん断抵抗部4においては微小間隙sを得るために特
にスペーサは設けられず、案内部3の上下案内作用によ
ってなされる。
性せん断抵抗部4においては微小間隙sを得るために特
にスペーサは設けられず、案内部3の上下案内作用によ
ってなされる。
本動吸振装置Dの組立てにおいて、所定の重量の重錘18
をばね体1に載置した後、ばね体1とが重錘18と釣合っ
て静止した状態いわゆる定常状態において、薄板ばね34
の設定が行われるものである。これにより、定常状態に
おいて、薄板ばね34には応力が生ぜず、上下動は円滑に
行われる。
をばね体1に載置した後、ばね体1とが重錘18と釣合っ
て静止した状態いわゆる定常状態において、薄板ばね34
の設定が行われるものである。これにより、定常状態に
おいて、薄板ばね34には応力が生ぜず、上下動は円滑に
行われる。
第5図は本動吸振装置Dの橋梁における設置態様を示
す。
す。
図において、Gは橋梁の上部構造を示し、G1はその通路
部(橋床)、G2は主桁70よりなる架構部(橋桁)であ
る。上部構造Gは主振動系を構成する。
部(橋床)、G2は主桁70よりなる架構部(橋桁)であ
る。上部構造Gは主振動系を構成する。
主振動系Gの橋軸方向xにあらわれる振動モードの腹部
に対応する位置に、主桁70間に橋軸直角方向yに取付け
板72が架け渡される。本動吸振装置Dは対称位置を保っ
てこの取付け板72に適宜の固定手段をもって取り付けら
れる。
に対応する位置に、主桁70間に橋軸直角方向yに取付け
板72が架け渡される。本動吸振装置Dは対称位置を保っ
てこの取付け板72に適宜の固定手段をもって取り付けら
れる。
(実施例の作用) 橋梁の上部構造Gが通過交通、地震動、あるいは風荷重
を受けて振動を起こすと、この振動は動吸振装置Gに伝
えられる。この振動はコイルばね1を介して重錘部2の
振動になるが、外筒30は上部構造Gと一体的に動くの
で、外筒18に固設された外筒付き腕部材38と内筒18に固
設された内筒付き腕部材36との相対的変位となる。そし
て、この相対的変位は薄板ばね34の変位になるが、薄板
ばね34は板幅方向への剛性を有し、その他の方向へは殆
ど抵抗を示さず、かつ板ばね機構32は四周に配されてな
るので、結局上下動のみの変位を許容することになる。
を受けて振動を起こすと、この振動は動吸振装置Gに伝
えられる。この振動はコイルばね1を介して重錘部2の
振動になるが、外筒30は上部構造Gと一体的に動くの
で、外筒18に固設された外筒付き腕部材38と内筒18に固
設された内筒付き腕部材36との相対的変位となる。そし
て、この相対的変位は薄板ばね34の変位になるが、薄板
ばね34は板幅方向への剛性を有し、その他の方向へは殆
ど抵抗を示さず、かつ板ばね機構32は四周に配されてな
るので、結局上下動のみの変位を許容することになる。
従って重錘部2の振動は横揺れを起こすことになく、上
下振動のみとなる。
下振動のみとなる。
更に、薄板ばね34はU字状に折り曲げられ、かつ、2連
に配されることにより、重錘部2の上下振動に該薄板ば
ね34は無負荷で追従し、かつ偏倚も生ぜず、動吸振装置
としての良好な吸振特性を発揮することができる。ま
た、薄板ばね34は如何ように長くしても特性に変化がな
く、ストローク上の制約を受けず、微小振動から大振動
まで幅広く対処できる。また、薄板ばね34自体に捩じれ
等の有害な変形が生ぜず、耐久性が向上する。
に配されることにより、重錘部2の上下振動に該薄板ば
ね34は無負荷で追従し、かつ偏倚も生ぜず、動吸振装置
としての良好な吸振特性を発揮することができる。ま
た、薄板ばね34は如何ように長くしても特性に変化がな
く、ストローク上の制約を受けず、微小振動から大振動
まで幅広く対処できる。また、薄板ばね34自体に捩じれ
等の有害な変形が生ぜず、耐久性が向上する。
また、粘性せん断抵抗部4においては、コイルばね1に
支持された重錘部2の上下振動がそのまゝ可動筒体62の
変位となり、その下部の膨出部64の外表面と固定筒60の
内面とに相対的変位が生じ、これらの隙間は微小間隙s
に保持されているものであるとともに、該微小間隙sに
介在する粘性体Lによって二面間には変位とは反対方向
に粘性せん断抵抗が生じ、可動筒体62の振動を減衰させ
ることにる。この粘性せん断抵抗は微小振動に対しても
鋭敏に反応する。
支持された重錘部2の上下振動がそのまゝ可動筒体62の
変位となり、その下部の膨出部64の外表面と固定筒60の
内面とに相対的変位が生じ、これらの隙間は微小間隙s
に保持されているものであるとともに、該微小間隙sに
介在する粘性体Lによって二面間には変位とは反対方向
に粘性せん断抵抗が生じ、可動筒体62の振動を減衰させ
ることにる。この粘性せん断抵抗は微小振動に対しても
鋭敏に反応する。
この粘性せん断抵抗部4の付加機能により、主振動系G
に対するこの動吸振装置Dの固有振動数域帯が広がり、
制振作用がより確実化される。これとともに、上述した
ように板ばね機構32の微小振動特性と粘性せん断抵抗の
微小振動特性とが相まって微小振動に帯する制振作用が
得られる。また、粘性せん断抵抗により、ばね体1のば
ね定数が軽減され、装置の小型化に寄与する。
に対するこの動吸振装置Dの固有振動数域帯が広がり、
制振作用がより確実化される。これとともに、上述した
ように板ばね機構32の微小振動特性と粘性せん断抵抗の
微小振動特性とが相まって微小振動に帯する制振作用が
得られる。また、粘性せん断抵抗により、ばね体1のば
ね定数が軽減され、装置の小型化に寄与する。
(他の実施例) 本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であ
る。すなわち、以下の態様は本発明の技術的範囲内に包
含されるものである。
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であ
る。すなわち、以下の態様は本発明の技術的範囲内に包
含されるものである。
本実施制では内筒付き腕部材36と外筒付き腕部材38とと
もに外方へ張設するようにしたが、外筒30を更に大径に
し、外筒付き腕部材38を内方へ張設し、板ばね機構32を
内筒16と外筒30との間に設けてもよい。
もに外方へ張設するようにしたが、外筒30を更に大径に
し、外筒付き腕部材38を内方へ張設し、板ばね機構32を
内筒16と外筒30との間に設けてもよい。
内筒は筒体ではなく、骨組構造であってもよい。
ハ.発明の効果 本発明の動吸振装置は、上記構成によりなり作用を奏す
るものであるので、以下の特有の効果を有する。
るものであるので、以下の特有の効果を有する。
板ばね機構により重錘部の横揺れは阻止され、上下
動の振動のみが得られ、摩擦抵抗力は発生しないので微
小振動に対しても確実な制振作用が得られる。
動の振動のみが得られ、摩擦抵抗力は発生しないので微
小振動に対しても確実な制振作用が得られる。
薄板ばねはU字状に折り曲げられ、かつ、2連に配
されることにより、重錘部の上下振動に該薄板ばねは無
負荷で追従し、かつ偏倚も生ぜず、動吸振装置としての
良好な吸振特性を発揮することができる。
されることにより、重錘部の上下振動に該薄板ばねは無
負荷で追従し、かつ偏倚も生ぜず、動吸振装置としての
良好な吸振特性を発揮することができる。
薄板ばねは如何ように長くても特性に変化がなく、
ストローク状の制約を受けず、微小振動から大振動まで
幅広く対処できる。
ストローク状の制約を受けず、微小振動から大振動まで
幅広く対処できる。
薄板ばね自体に捩じれ等の有害な変形が生ぜず、耐
久性が向上する。
久性が向上する。
図面は本発明の動吸振装置の実施例を示し、第1図はそ
の一実施例の縦断面図、第2図は第1図のX−X線切断
面図、第3図はその要部の拡大図(第1図及び第2図の
Y−Y線切断図)、第4図は第1図のA部詳細図、第5
図は配置態様図、第6図は動吸振装置の概念説明図であ
る。 1……ばね体、2……重錘部、3……案内部、4……粘
性せん断抵抗部、10……底板、18……重錘、30……外筒
(固定支持体)、32……板ばね機構、34……薄板ばね、
36……内筒付き腕部、38……外筒付き腕部
の一実施例の縦断面図、第2図は第1図のX−X線切断
面図、第3図はその要部の拡大図(第1図及び第2図の
Y−Y線切断図)、第4図は第1図のA部詳細図、第5
図は配置態様図、第6図は動吸振装置の概念説明図であ
る。 1……ばね体、2……重錘部、3……案内部、4……粘
性せん断抵抗部、10……底板、18……重錘、30……外筒
(固定支持体)、32……板ばね機構、34……薄板ばね、
36……内筒付き腕部、38……外筒付き腕部
Claims (1)
- 【請求項1】底板上に設置されたばね体と、 前記ばね体に載置支持されてなる重錘部と、 底板に固設され、前記重錘部周りに配される固定支持体
と、 前記重錘部の側部より鉛直面を保って外方に突設された
重錘部付き腕部と;前記固定支持体の側部より鉛直面を
保って突設され前記重錘部付き腕部を挟んで該腕部と等
間隔を存して対設される固定支持体付き腕部と;薄板状
をなすとともに、これらの腕部の鉛直面にその端部が固
設され、これらの腕部の間にその板幅方向を重錘部の中
心に向けてU字状に折り曲げられて架け渡された薄板ば
ねと;からなる板ばね機構と、を備えてなるとともに、 前記板ばね機構は重錘部の周りに互いに水平変位を相殺
するように配されてなる、 ことを特徴とする動吸振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62311693A JPH0743003B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 動吸振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62311693A JPH0743003B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 動吸振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01153836A JPH01153836A (ja) | 1989-06-16 |
| JPH0743003B2 true JPH0743003B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=18020329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62311693A Expired - Lifetime JPH0743003B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 動吸振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743003B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101531311B1 (ko) * | 2013-11-28 | 2015-06-24 | 삼성중공업 주식회사 | 가변형 동흡진 장치 |
| CN110748591A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-02-04 | 宋国强 | 一种新型玻璃钢减震器及其生产工艺 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2673606B2 (ja) * | 1990-11-27 | 1997-11-05 | 株式会社フジタ | 動吸振装置 |
| JPH0558710U (ja) * | 1992-01-17 | 1993-08-03 | オイレス工業株式会社 | 調整機構付き上下方向動吸振装置 |
| JP4687092B2 (ja) * | 2004-12-10 | 2011-05-25 | オイレス工業株式会社 | 動吸振器及びこれを用いた動吸振装置 |
| JP4880935B2 (ja) * | 2005-07-25 | 2012-02-22 | 株式会社東芝 | 回転機械の動吸振装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5993542A (ja) * | 1982-11-18 | 1984-05-30 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 動吸振器 |
-
1987
- 1987-12-09 JP JP62311693A patent/JPH0743003B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101531311B1 (ko) * | 2013-11-28 | 2015-06-24 | 삼성중공업 주식회사 | 가변형 동흡진 장치 |
| CN110748591A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-02-04 | 宋国强 | 一种新型玻璃钢减震器及其生产工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01153836A (ja) | 1989-06-16 |
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