JPH0743131A - 角度測定方法及びその装置 - Google Patents

角度測定方法及びその装置

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JPH0743131A
JPH0743131A JP18837393A JP18837393A JPH0743131A JP H0743131 A JPH0743131 A JP H0743131A JP 18837393 A JP18837393 A JP 18837393A JP 18837393 A JP18837393 A JP 18837393A JP H0743131 A JPH0743131 A JP H0743131A
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Atsushi Shimonaka
淳 下中
Tatsuya Morioka
達也 森岡
Shusuke Kasai
秀典 河西
Mototaka Tanetani
元隆 種谷
Haruhisa Takiguchi
治久 瀧口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便に高精度に傾き角度を検出する。 【構成】 半導体レーザ1から出射されたコヒーレント
光が、測定対象物8で反射された光と、半透明膜13の
面131で反射された光とを受光素子11上に入射さ
れ、測定対象物8の角度を、受光素子11上の干渉縞の
光量に応じた信号を検出する方法による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコヒーレント光による干
渉効果を利用した角度検出方式ならびに角度、方向検出
装置であって、光制御、光伝送、光情報処理等さまざま
な分野に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来より非接触で精度良く物体の傾きを
検出する方法として、コヒーレントな2ビームによる角
度検出方法があった(例えば特開昭59−21181
0)。ここでは、音響光学素子を用いて周波数の異なる
2つのコヒーレント光を得、それらコヒーレント光を測
定対象物に照射し、その反射光を干渉させ行路長差から
来る位相差を検出し、角度を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式に於いては行路差が±λ/4を越えるものは位
相差が判別出来ず測定不可能であり、傾きの大きな面を
測定することが出来ないといった問題があった。
【0004】また、広い面の傾き角の測定をするにはビ
ーム光を走査し、平均化する必要がある等の問題があっ
た。
【0005】また、音響光学素子を用いることにより装
置が大型化し、位相検出を必要とするために位相の基準
を与える光学系が必要となり、光学的、電気的に複雑な
構成となるといった問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、互いに光束の角度が異なるコヒーレント
な2光束を受光素子にて受光し、上記受光素子上の干渉
縞の光強度に対応した信号強度変化に基づいて測定対象
物の角度を測定することを特徴とする角度測定方法によ
るものである。
【0008】また、本発明は、上記コヒーレントな2光
束を周波数変調することを特徴とする上記記載の角度測
定方法によるものである。
【0009】また、本発明は、上記コヒーレントな2光
束を位相変調することを特徴とする上記記載の角度測定
方法によるものである。
【0010】また、本発明は、コヒーレントな光源と、
該光源から出射した光を2光束に分配し該2光束の内一
方の光束を測定対象物に照射する手段と、上記2光束を
合波する手段と、上記2光束の干渉縞を受光する受光素
子とを備え、上記記載の角度測定方法により角度を測定
することを特徴とする角度測定装置である。
【0011】また、本発明は、上記受光素子が、少なく
とも3方向以上にアレイ状に配置してなることを特徴と
する上記記載の角度測定装置である。
【0012】
【作用】本発明によれば、2つの光を受光素子(例え
ば、フォトダイオード光を電流に変換するものならばよ
い)で受光したときそこに励起される電流が干渉縞の発
生により変化する事を利用する。以下、その測定原理に
ついて説明する。
【0013】図8に示すように、それぞれ平面波である
2つのコヒーレント光1と2が、角度δだけずれて入射
しているとき、照射部では間隔λ/sinδなる干渉縞
が現われる。この干渉縞全体を1つの受光素子にて検出
する場合には、縞の明部と暗部が打ち消しあってその光
量に対応する電流が出力される。例えば、半導体レーザ
の注入電流の周波数変調をしておき、受光素子に励起さ
れるビート信号電流は波面の傾きと共に急激に減少し、
ある角度で0となる。この角度は受光素子の大きさと波
長とにより決定される。図9には波長830nm、受光
素子の大きさ500μmのときのビート信号強度の角度
依存性を示したものである。この図より、角度が0.0
89°ずれるとビート信号は検出できなくなる。この原
理を用いる事により傾き角が検出可能となる。しかしな
がら、より広い角度範囲を測定しようとすると受光素子
の大きさは小さくせねばならず、例えば±0.25°ま
での範囲で角度検出を可能とするためには受光素子の大
きさは200μm以下でなければならない。この時に
は、信号強度の減少が問題となるが、本発明はかかる問
題をも解決した角度を検出する方式およびその装置を提
供するものである。
【0014】つまり、測定角度は干渉縞の間隔から求ま
るので、縞の明暗の光量に対応してビート信号電流が生
じ、ビート電流が0となるか変曲点をもつ所を測定する
ことにより角度を測定することができる。ここで電流に
て測定しているが、電流値を電圧、容量等に変換して検
出してもよい。
【0015】なお、半導体レーザは、周波数変調または
位相変調することにより、より安定した発振波長が得ら
れ、耐雑音性が向上する。
【0016】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明する。
【0017】第1の実施例 本発明の第1の実施例を図1を用いて説明する。ここ
で、8は測定対象物である。半導体レーザ1より発せら
れたコヒーレント光はコリメートレンズ2によりコリメ
ートされた後、半透明鏡13に入射する。ここで入射し
た光の約1/2は面131で反射され受光素子11に入
射する。残りの光は半透明鏡13を透過した後、測定対
象物8により反射されて受光素子11に入射し、先の反
射光と重なり(射影部分14)、干渉縞を作る。ここで
は半導体レーザとして発振波長830nm、GaAlA
s系半導体レーザを用いた。受光素子11の大きさはビ
ームの幅と同程度としておく。また図の様に面132で
の反射光が測定対象物8からの反射光と重ならないよう
にする。半導体レーザ1を三角波駆動すると、受光素子
11上のビームの重なる部分14にはビート信号電流が
励起され、その他の部分にはレーザの強度に応じた直流
電流が励起される。このビート信号電流の振幅は測定対
象物が傾くと急激に減少することは先に述べた通りであ
り、この変化分から測定対象物の角度を検出できる。本
実施例では、ビーム幅を2.5mmとし、レーザ1及
び、受光素子11と面131との距離を10mm、面1
31と測定対象物8の反射面との距離を50μmとし
た。また、受光素子11は図2に示されるようにアレイ
化しておく。先に述べたように、受光部の大きさが小さ
い時、ビート信号検出可能な角度範囲は大きくなる。し
かしながら、受光素子を小さくすると信号強度が充分と
れない。本実施例では図2に示すように幅200μmの
受光素子を3方向に配列し、その長さを長くすることで
光強度の確保を実現した。これにより、3次元方向の角
度検出範囲は約±0.25°となり、さらには、3方向
の受光素子の信号を処理することにより絶対角度0°の
検出が簡単に行なえるようになった。つまり、一方向の
受光素子に干渉縞が出て、かつ、他の受光素子で干渉縞
がでない時には、一方向に測定対象物8が傾いているこ
とが分かり、また、どの受光素子でも同じ干渉縞がでる
時は、測定対象物8が全く傾いていないことが分かる。
本実施例では測定対象物8の傾き角度6°までの範囲で
射影部分14が存在し、±0.25°までの角度検出に
は充分である。
【0018】第2の実施例 本発明の第2の実施例を図3を用いて説明する。半導体
レーザ1より発せられたコヒーレント光はコリメートレ
ンズ2でコリメートされた光合波器4に入射する。入射
した光の約1/2はハーフミラーで反射しミラー5で反
射され集光レンズ9に入射する(実線にて図示)。残り
の光は透過し測定対象物8で反射して光合波器4に戻
り、集光レンズ9に入射する(破線にて図示)。この
時、集光レンズ9をその焦点が光合波器4の中心に来る
ように設置することにより、上記2つの光束はレンズ9
からその焦点距離だけ離れた面上に集光する。さらに
は、その集光面から上記焦点距離だけ離れた所に設置さ
れたレンズ10(レンズ9と同一のもの)により1点に
集光する。この集光点での上記2光束(実線と点線)の
波面のずれ角は測定対象物8のずれ角の2倍の大きさに
なる。
【0019】ここで、半導体レーザ1を周波数変調する
ことにより、上記集光点での受光素子11では2光束の
行路長差に応じたビート信号が検出できる。しかしなが
ら、受光素子面上に多数の干渉縞がでるとビート信号強
度は減少し、ある角度で0となる。
【0020】本実施例では、集光レンズ9、10として
開口数0.13のものを用いた。この時、受光素子上で
のビームウエストは約5μmとなる。この時、ビート信
号強度は測定対象物8の傾きが2.5°まで測定でき
る。受光素子11の大きさはφ200μmとし、上記干
渉縞を充分受光出来る大きさとした。本実施例では、測
定対象物8と光合波器4の距離を精度良く合わせ込まな
くとも、角度検出が可能で、約2cmの範囲に自由に設
置することができる。
【0021】第3の実施例 本発明の第3の実施例を図4を用いて説明する。半導体
レーザ1より出射したコヒーレント光はコリメートレン
ズ2で集光された後、格子間隔200μmの回折格子3
に入射し、1次回折光6と−1次回折光7に分光され
る。この時、±1次回折光はもとの入射光に対して±
0.25°の傾きを持っている。分光された±1次回折
光は光合波器4に入射する。以下、+1次回折光につい
て説明する。+1次回折光の一部は光合波器4内で反射
された後、ミラー5で反射し、第2の実施例と同様の構
造を持つ集光レンズ9、10により受光素子11上に集
光される。光合波器4を透過した光は、レーザからの距
離がミラー5と同じ位置におかれた測定対象物8で反射
され、ミラー5で反射した光と合波される。この光も同
様に、集光レンズ9、10により受光素子11面上に集
光される。一方、−1次回折光も同様に、光合波器4で
分波されそれぞれミラー5と測定対象物8で反射された
後、+1次回折光と同様受光素子上に集光される(図示
せず)。
【0022】この時、図示されているように、±1次回
折光はミラー5の異なる面で反射される。この面の傾き
はもとの入射光に対して±0.25°としておく。よっ
て半導体レーザ1を位相変調することにより±1次回折
光が作り出す交流信号強度は図5の様に変化する。この
出力を減算処理することにより図6の様に線形性のよい
信号がえられ、簡単に絶対0°の検出が可能となった。
【0023】以上、第1、第2、第3の実施例は半導体
レーザを用いたものであるが。位相雑音の少ないガスレ
ーザ等を利用すると、測定対象物の傾きに応じた干渉縞
により受光素子に励起される直流電流が変化する。これ
により角度検出が可能となる。この場合にはレーザを変
調する回路は必要なくなる。
【0024】第4の実施例 本発明の第4の実施例を図7を用いて説明する。ここ
で、図7は光の到来方向を測定する方向測定装置を示し
ており、入射光(実線で図示)と半導体レーザ1の発せ
る光がコリメートレンズ2を介し受光素子11面上で光
合波器4で合波され干渉するものとする。この時、受光
素子11を図2に示す様に3方向のアレイ状とすること
により入射光の方向を決定できる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかな様に、本発明に
より、コヒーレント光の干渉を利用した小型で簡単な構
成を持つ角度測定方式が実現できる。その結果、走査を
必要とせずかつ絶対0°を含む広い角度範囲で高精度な
面の角度測定が簡単な構成で実現可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る角度測定装置を示
す図である。
【図2】本発明の実施例に係る受光素子のアレイ配置を
示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る角度測定装置を示
す図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る角度測定装置を示
す図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る受光素子でのビー
ト信号強度を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係るビート信号強度の
減算結果を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る方向測定装置を示
す図である。
【図8】2つのコヒーレント光が異なる角度δで入射し
た時の様子を示す図である。
【図9】2つのコヒーレント光による干渉縞のビート信
号強度の角度依存性を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメートレンズ 3 回折格子 4 光合波器 5 ミラー 6 +1次回折光 7 −1次回折光 8 測定対象物 9、10 集光レンズ 11 受光素子 13 半透明鏡 14 射影部分(干渉する部分)
フロントページの続き (72)発明者 種谷 元隆 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 瀧口 治久 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに光束の角度が異なるコヒーレント
    な2光束を受光素子にて受光し、上記受光素子上の干渉
    縞の光強度に対応した信号強度変化に基づいて測定対象
    物の角度を測定することを特徴とする角度測定方法。
  2. 【請求項2】 上記コヒーレントな2光束を周波数変調
    することを特徴とする請求項1に記載の角度測定方法。
  3. 【請求項3】 上記コヒーレントな2光束を位相変調す
    ることを特徴とする請求項1に記載の角度測定方法。
  4. 【請求項4】 コヒーレントな光源と、該光源から出射
    した光を2光束に分配し該2光束の内一方の光束を測定
    対象物に照射する手段と、 上記2光束を合波する手段と、 上記2光束の干渉縞を受光する受光素子とを備え、 請求項1に記載の角度測定方法により角度を測定するこ
    とを特徴とする角度測定装置。
  5. 【請求項5】 上記受光素子が、少なくとも3方向以上
    にアレイ状に配置してなることを特徴とする請求項4に
    記載の角度測定装置。
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