JPH0743484B2 - 導波路型光スイッチ - Google Patents
導波路型光スイッチInfo
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- JPH0743484B2 JPH0743484B2 JP5286689A JP5286689A JPH0743484B2 JP H0743484 B2 JPH0743484 B2 JP H0743484B2 JP 5286689 A JP5286689 A JP 5286689A JP 5286689 A JP5286689 A JP 5286689A JP H0743484 B2 JPH0743484 B2 JP H0743484B2
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- Japan
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- optical
- coupling
- waveguide
- wavelength
- path length
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/29—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
- G02F1/31—Digital deflection, i.e. optical switching
- G02F1/313—Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure
- G02F1/3132—Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure of directional coupler type
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/29—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
- G02F1/31—Digital deflection, i.e. optical switching
- G02F1/313—Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure
- G02F1/3136—Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure of interferometric switch type
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光通信分野等で用いて好適な導波路型光スイ
ッチに関するものであり、さらに詳細には、波長依存性
が少なく、広い波長域の信号光を同時切り替え可能な導
波路型光スイッチに関するものである。
ッチに関するものであり、さらに詳細には、波長依存性
が少なく、広い波長域の信号光を同時切り替え可能な導
波路型光スイッチに関するものである。
光ファイバ通信の一層の普及のためには、光ファイバと
受・発光素子の高性能化、低価格化に加えて、光分岐結
合器、光合分波器、光スイッチ等の各種光回路部品の開
発が不可欠な段階にきている。なかでも、光スイッチ
は、光ファイバ回線を需要に応じて自在に切り替えた
り、回線故障の際の迂回路の確保のために、近い将来、
重要な役割を占めると考えられる。
受・発光素子の高性能化、低価格化に加えて、光分岐結
合器、光合分波器、光スイッチ等の各種光回路部品の開
発が不可欠な段階にきている。なかでも、光スイッチ
は、光ファイバ回線を需要に応じて自在に切り替えた
り、回線故障の際の迂回路の確保のために、近い将来、
重要な役割を占めると考えられる。
光スイッチの構成形態としては、従来から、1)バルク
型、2)導波路型が提案されているが、それぞれに問題
点を残している。バルク型は、可動プリズムやレンズ等
を構成要素として組み立てられたものであり、波長依存
性が少なく、比較的低損失という利点があるものの、組
立調整工程が煩雑で量産に適さず、高価格という欠点が
あり、大きく普及するに至っていない。導波路型は、平
面基板上の光導波路を基本として、フォトリソグラフィ
や微細加工技術を利用して、いわゆる集積型の光スイッ
チを一括して大量に生産するものであり、将来型の光ス
イッチ形態として期待されている。
型、2)導波路型が提案されているが、それぞれに問題
点を残している。バルク型は、可動プリズムやレンズ等
を構成要素として組み立てられたものであり、波長依存
性が少なく、比較的低損失という利点があるものの、組
立調整工程が煩雑で量産に適さず、高価格という欠点が
あり、大きく普及するに至っていない。導波路型は、平
面基板上の光導波路を基本として、フォトリソグラフィ
や微細加工技術を利用して、いわゆる集積型の光スイッ
チを一括して大量に生産するものであり、将来型の光ス
イッチ形態として期待されている。
第7図は、従来の導波路型光スイッチの構成例を示す平
面図である。ここで、基板1上に形成された3dB光結合
器2および3は、近接した2本の光導波路4および5と
共に方向性結合器を構成し、その結合率は信号光波長に
おいて50%(完全結合長の1/2)になるように設定され
ている。3dB光結合器2と3との間を連結する2本の光
導波路4および5の光路長は、これら2本の光導波路の
途上に配置された位相シフタ4aおよび5aを動作させない
状態で同一(対称)になるように設定されている。
面図である。ここで、基板1上に形成された3dB光結合
器2および3は、近接した2本の光導波路4および5と
共に方向性結合器を構成し、その結合率は信号光波長に
おいて50%(完全結合長の1/2)になるように設定され
ている。3dB光結合器2と3との間を連結する2本の光
導波路4および5の光路長は、これら2本の光導波路の
途上に配置された位相シフタ4aおよび5aを動作させない
状態で同一(対称)になるように設定されている。
入力ポート1aから入射された信号光は、上記の状態では
出力ポート2bから出射され、出力ポート1bからは出射さ
れない。ところが、光導波路4と5との間に180°(π
ラディアン)光位相に相当する1/2波長近傍の光路長差
が生じるように位相シフタ4aおよび5aの少なくとも一方
を作動させると、信号光は出力ポート1bから出射される
ように切り替わり、光スイッチとしての動作が達成され
る。この種の導波路型光スイッチは、マッハツェンダ光
干渉計回路型とも呼ばれ、比較的簡単な位相シフタによ
りスイッチング作用を実現できることから、ガラス光導
波路をはじめとする種々の光導波路材料系において構成
が試みられているが、これまでに次のような問題点があ
った。
出力ポート2bから出射され、出力ポート1bからは出射さ
れない。ところが、光導波路4と5との間に180°(π
ラディアン)光位相に相当する1/2波長近傍の光路長差
が生じるように位相シフタ4aおよび5aの少なくとも一方
を作動させると、信号光は出力ポート1bから出射される
ように切り替わり、光スイッチとしての動作が達成され
る。この種の導波路型光スイッチは、マッハツェンダ光
干渉計回路型とも呼ばれ、比較的簡単な位相シフタによ
りスイッチング作用を実現できることから、ガラス光導
波路をはじめとする種々の光導波路材料系において構成
が試みられているが、これまでに次のような問題点があ
った。
第8図は、1.3μm波長用に設計製作された前記光スイ
ッチの入力ポート1aから出力ポート2bへの結合率を示す
波長特性図である。曲線(a)は、位相シフタ4aおよび
5aがオフの際の結合特性であり、曲線(b)はいずれか
一方の位相シフタがオンの時の結合特性である。曲線
(c)は、参考のために、構成要素である3dB光結合器
の結合率波長特性を示したものである。
ッチの入力ポート1aから出力ポート2bへの結合率を示す
波長特性図である。曲線(a)は、位相シフタ4aおよび
5aがオフの際の結合特性であり、曲線(b)はいずれか
一方の位相シフタがオンの時の結合特性である。曲線
(c)は、参考のために、構成要素である3dB光結合器
の結合率波長特性を示したものである。
一方の位相シフタがオンの状態(曲線(b))では、1.
3μmを中心として±0.2μm程度の比較的広い波長域
で、(1a→2b)結合率は、ほぼ零(5%以下)で、信号
光は波長依存性少なく(1a→1b)の経路を通過すること
が可能である。
3μmを中心として±0.2μm程度の比較的広い波長域
で、(1a→2b)結合率は、ほぼ零(5%以下)で、信号
光は波長依存性少なく(1a→1b)の経路を通過すること
が可能である。
これに対し、オフ状態(曲線(a))では、90%以上の
(1a→2b)結合率は、1.3μm±0.1μm程度の狭い領域
に限定され、例えば波長1.55μmでは、結合率は50%程
度にしか達せず、スイッチング状態が中途半端になって
しまう大きな問題点があった。
(1a→2b)結合率は、1.3μm±0.1μm程度の狭い領域
に限定され、例えば波長1.55μmでは、結合率は50%程
度にしか達せず、スイッチング状態が中途半端になって
しまう大きな問題点があった。
このように、第7図の従来の導波路型光スイッチが大き
な波長依存性をもつ最大の原因は、構成要素である3dB
光結合器(方向性結合器)が、第8図曲線(c)に示し
たように大きな波長依存性を有し、この曲線(c)のよ
うに波長1.3μmにて50%結合率となるように設定した
場合、波長1.55μmでは、50%から大きくはずれ3dB光
結合器として作用しなくなってしまう点にあった。
な波長依存性をもつ最大の原因は、構成要素である3dB
光結合器(方向性結合器)が、第8図曲線(c)に示し
たように大きな波長依存性を有し、この曲線(c)のよ
うに波長1.3μmにて50%結合率となるように設定した
場合、波長1.55μmでは、50%から大きくはずれ3dB光
結合器として作用しなくなってしまう点にあった。
光スイッチを光ファイバ回線切り替え等の分野に使用す
る場合、回線中には、1.3μm波長光と1.55μm波長光
が同時に通過している状況が多々あるので、このように
光スイッチが大きい波長依存性をもつことは、実用上の
大きな問題点であった。
る場合、回線中には、1.3μm波長光と1.55μm波長光
が同時に通過している状況が多々あるので、このように
光スイッチが大きい波長依存性をもつことは、実用上の
大きな問題点であった。
そこで、本発明の目的は、上記の欠点を解決し、所望の
波長域、例えば1.3μm〜1.55μm域において、波長依
存性の少ない動作をする導波路型マッハツェンダ光干渉
計回路型光スイッチを提供することにある。
波長域、例えば1.3μm〜1.55μm域において、波長依
存性の少ない動作をする導波路型マッハツェンダ光干渉
計回路型光スイッチを提供することにある。
本発明では、マッハツェンダ型光スイッチの構成要素で
ある2個の3dB光結合器自体を、マッハツェンダ光干渉
計回路の形態に構成し、このマッハツェンダ光干渉計回
路の光路長差を使用波長域の短波長端よりやや短め(1
μm近傍)に設定する。すなわち、3dB光結合器自体
を、2個の方向性結合器を2本の光導波路にて連結して
構成し、これら連結導波路に1μm近傍の光路長差を与
え、これら2個の3dB光結合器を位相シフタを備えた2
本の光導波路で連結し、全体として、所望の光スイッチ
構成とする。
ある2個の3dB光結合器自体を、マッハツェンダ光干渉
計回路の形態に構成し、このマッハツェンダ光干渉計回
路の光路長差を使用波長域の短波長端よりやや短め(1
μm近傍)に設定する。すなわち、3dB光結合器自体
を、2個の方向性結合器を2本の光導波路にて連結して
構成し、これら連結導波路に1μm近傍の光路長差を与
え、これら2個の3dB光結合器を位相シフタを備えた2
本の光導波路で連結し、全体として、所望の光スイッチ
構成とする。
すなわち、本発明は、基板と、基板上に配設された2本
の光導波路と、2本の光導波路をそれぞれこれら光導波
路の異なる位置で結合する2つの3dB光結合部と、2つ
の3dB光結合部の間において光導波路に設けられ、光導
波路の光路長を微調する光位相シフタ部とを有する導波
路型光スイッチにおいて、2つの3dB光結合部の各々
は、2本の光導波路をそれぞれ光導波路の異なる位置に
おいて結合するよう基板上に配置された2つの方向性結
合器を具え、2つの方向性結合器の間を連結する2本の
光導波路の光路長差を動作波長域の短波長端の波長より
もやや小さ目に設定し、および、2つの3dB光結合部の
各々における2本の光導波路のうち光路長の長い側の光
導波路を、2つの3dB光結合部の間で互いに反対側に配
置したことを特徴とする。
の光導波路と、2本の光導波路をそれぞれこれら光導波
路の異なる位置で結合する2つの3dB光結合部と、2つ
の3dB光結合部の間において光導波路に設けられ、光導
波路の光路長を微調する光位相シフタ部とを有する導波
路型光スイッチにおいて、2つの3dB光結合部の各々
は、2本の光導波路をそれぞれ光導波路の異なる位置に
おいて結合するよう基板上に配置された2つの方向性結
合器を具え、2つの方向性結合器の間を連結する2本の
光導波路の光路長差を動作波長域の短波長端の波長より
もやや小さ目に設定し、および、2つの3dB光結合部の
各々における2本の光導波路のうち光路長の長い側の光
導波路を、2つの3dB光結合部の間で互いに反対側に配
置したことを特徴とする。
ここで、動作波長域は、1.3μm〜1.55μm域を含み、3
dB光結合器内での光路長差をほぼ1μmに設定し、3dB
光結合器の結合率の波長依存性が1.3μm〜1.55μm域
において緩和されるようにするのが好適である。
dB光結合器内での光路長差をほぼ1μmに設定し、3dB
光結合器の結合率の波長依存性が1.3μm〜1.55μm域
において緩和されるようにするのが好適である。
光導波路をガラス光導波路で構成し、光位相シフタをガ
ラス光導波路上に配設された薄膜ヒータからなる熱光学
効果位相シフタで構成することができる。
ラス光導波路上に配設された薄膜ヒータからなる熱光学
効果位相シフタで構成することができる。
ここで、3dB光結合用マッハツェンダ光干渉計回路を構
成する方向性結合器の結合部長さをL1,L2とするとし、
連結導波路の光路長差をλ0とする。仮に、λ0=0.0μ
mの場合には、3dB光結合器の結合率特性は、結合部長
(L1+L2)の単一方向性結合器と同等であり、波長λの
増加につれて、第8図の曲線(c)と同様に、0%から
100%に向かって単調増加するのみであり、これでは、
何等の改善効果はない。
成する方向性結合器の結合部長さをL1,L2とするとし、
連結導波路の光路長差をλ0とする。仮に、λ0=0.0μ
mの場合には、3dB光結合器の結合率特性は、結合部長
(L1+L2)の単一方向性結合器と同等であり、波長λの
増加につれて、第8図の曲線(c)と同様に、0%から
100%に向かって単調増加するのみであり、これでは、
何等の改善効果はない。
次に、光路長差λ0を1μm近傍に設定する本発明での
作用を説明する。この場合、波長λがλ0付近の場合に
は、光路長差λ0が信号光の波長と同一であるので、方
向性結合器間に光路長差があるにもかかわらず、マッハ
ツェンダ光干渉計構成の3dB光結合器全体の結合率は、
結合部長(L1+L2)の方向性結合器と同等となる。これ
は、マッハツェンダ光干渉計回路の光路長差が、波長の
整数倍の場合には、光路長差が零の場合と区別がつかな
いという光波の干渉原理による。
作用を説明する。この場合、波長λがλ0付近の場合に
は、光路長差λ0が信号光の波長と同一であるので、方
向性結合器間に光路長差があるにもかかわらず、マッハ
ツェンダ光干渉計構成の3dB光結合器全体の結合率は、
結合部長(L1+L2)の方向性結合器と同等となる。これ
は、マッハツェンダ光干渉計回路の光路長差が、波長の
整数倍の場合には、光路長差が零の場合と区別がつかな
いという光波の干渉原理による。
信号光波長がλ0を越えて1.3μmさらには1.55μmに至
ると、光路長差は波長の整数倍(ここでは1倍)の関係
から次第にずれて、端数倍になる。すなわち、この状態
では、マッハツェンダ光干渉計の形態の3dB光結合器を
構成する2個の方向性結合器間に有意な位相差、すなわ
ち、2πの整数倍からずれた位相差が現れる。この位相
差により、3dB光結合器全体の等価的結合長は、L1とL2
の単純和からずれて、次第に減少する。ここで、波長増
加による単純方向性結合器(結合長=L1+L2)の結合率
増加が、上記位相差による等価的結合長の減少により抑
制されるように、光路長差λ0や個々の方向性結合器の
結合長L1,L2が適正設定されていれば、3dB光結合器は、
所望波長域、例えば、1.3〜1.55μm域において、50%
付近の結合率を維持することが可能であり、このマッハ
ツェンダ光干渉計型3dB光結合器を組み合わせて全体と
して、所望波長域全体で同時動作可能な光スイッチを提
供することができるのである。
ると、光路長差は波長の整数倍(ここでは1倍)の関係
から次第にずれて、端数倍になる。すなわち、この状態
では、マッハツェンダ光干渉計の形態の3dB光結合器を
構成する2個の方向性結合器間に有意な位相差、すなわ
ち、2πの整数倍からずれた位相差が現れる。この位相
差により、3dB光結合器全体の等価的結合長は、L1とL2
の単純和からずれて、次第に減少する。ここで、波長増
加による単純方向性結合器(結合長=L1+L2)の結合率
増加が、上記位相差による等価的結合長の減少により抑
制されるように、光路長差λ0や個々の方向性結合器の
結合長L1,L2が適正設定されていれば、3dB光結合器は、
所望波長域、例えば、1.3〜1.55μm域において、50%
付近の結合率を維持することが可能であり、このマッハ
ツェンダ光干渉計型3dB光結合器を組み合わせて全体と
して、所望波長域全体で同時動作可能な光スイッチを提
供することができるのである。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明する。以下の
実施例では、光導波路としてシリコン基板上に形成した
石英系単一モード光導波路を使用し、位相シフタとして
この石英系光導波路上に装着した熱光学的効果移相器を
用いているが、これは、この組合せが、単一モード光フ
ァイバとの接続性に優れ、しかも偏波依存性の無い光ス
イッチを提供できるためであり、本発明は、これらの組
合わせに限定されるものではない。
実施例では、光導波路としてシリコン基板上に形成した
石英系単一モード光導波路を使用し、位相シフタとして
この石英系光導波路上に装着した熱光学的効果移相器を
用いているが、これは、この組合せが、単一モード光フ
ァイバとの接続性に優れ、しかも偏波依存性の無い光ス
イッチを提供できるためであり、本発明は、これらの組
合わせに限定されるものではない。
実施例1 第1図(A)は、本発明の光スイッチの第1実施例とし
て、1.3μm波長域と1.55μm波長域とで同時に動作可
能となるよう設計した光スイッチの構成を示す平面図で
あり、第1図(B),(C)および(D)は、それぞ
れ、第1図(A)の線分AA′,BB′およびCC′に沿った
断面を拡大して示す断面図である。
て、1.3μm波長域と1.55μm波長域とで同時に動作可
能となるよう設計した光スイッチの構成を示す平面図で
あり、第1図(B),(C)および(D)は、それぞ
れ、第1図(A)の線分AA′,BB′およびCC′に沿った
断面を拡大して示す断面図である。
ここで、21はシリコン基板、22および23は3dB光結合
器、24および25はシリコン基板21上に形成された2本の
石英系単一モード光導波路、24aおよび25aは、それぞ
れ、光導波路24および25上に設けた熱光学効果位相シフ
タ(移相器)である。1aおよび1bは入射ポート、1bおよ
び2bは出射ポートである。この実施例では、第7図に示
した従来例とは異なり、3dB光結合器22および23が、そ
れぞれ、2個の方向性結合器22aと22bおよび23aと23bか
らなるマッハツェンダ光干渉計回路の形態に構成されて
いる。3dB光結合器22および23を構成している各マッハ
ツェンダ光干渉計回路において、光導波路22cと22dおよ
び23cと23dの間には光路長差λ0が設定されている。こ
こで、光路長の長い方の光導波路22cおよび23dを、両光
結合器22と23との間で互いに反対側に配置する。
器、24および25はシリコン基板21上に形成された2本の
石英系単一モード光導波路、24aおよび25aは、それぞ
れ、光導波路24および25上に設けた熱光学効果位相シフ
タ(移相器)である。1aおよび1bは入射ポート、1bおよ
び2bは出射ポートである。この実施例では、第7図に示
した従来例とは異なり、3dB光結合器22および23が、そ
れぞれ、2個の方向性結合器22aと22bおよび23aと23bか
らなるマッハツェンダ光干渉計回路の形態に構成されて
いる。3dB光結合器22および23を構成している各マッハ
ツェンダ光干渉計回路において、光導波路22cと22dおよ
び23cと23dの間には光路長差λ0が設定されている。こ
こで、光路長の長い方の光導波路22cおよび23dを、両光
結合器22と23との間で互いに反対側に配置する。
第1図(B),(C)および(D)に示したように、光
導波路24および25はコア部寸法が8μm×8μm程度で
あり、基板1上に配置した厚さ50μm程度のクラッド層
21b中に埋設されている。方向性結合器22a,22b,23a,23b
は、第1図(B)に例示したように、2本の光導波路22
c(25)と22d(24)を、数μmの間隔で数100μm長に
わたって平行に並置することによって構成されている。
第1図(C)に示す線分BB′部においては、方向性結合
器22aと22bとの間にλ0の光路長差を設定するために、
光導波路22c(25)を光導波路22d(24)より長くなるよ
うに光導波路22cがゆるやかな円弧を描くようになし、
方向性結合器23aと23bとの間においては、これとは反対
に光導波路23d(24)を光導波路23c(25)より長くなる
ように光導波路23dが円弧を描くようにする。
導波路24および25はコア部寸法が8μm×8μm程度で
あり、基板1上に配置した厚さ50μm程度のクラッド層
21b中に埋設されている。方向性結合器22a,22b,23a,23b
は、第1図(B)に例示したように、2本の光導波路22
c(25)と22d(24)を、数μmの間隔で数100μm長に
わたって平行に並置することによって構成されている。
第1図(C)に示す線分BB′部においては、方向性結合
器22aと22bとの間にλ0の光路長差を設定するために、
光導波路22c(25)を光導波路22d(24)より長くなるよ
うに光導波路22cがゆるやかな円弧を描くようになし、
方向性結合器23aと23bとの間においては、これとは反対
に光導波路23d(24)を光導波路23c(25)より長くなる
ように光導波路23dが円弧を描くようにする。
3dB光結合器22と23とを連結する部分の2本の光導波路2
4および25の光路長は、0.1μm以下の精度で等しく設定
されており、クラッド層21b上には、第1図(D)に示
すように、熱光学効果位相シフタ24aおよび25aとして薄
膜ヒータ(クロム金属膜)が、50μm幅で5mm長程度に
わたって形成されている。
4および25の光路長は、0.1μm以下の精度で等しく設定
されており、クラッド層21b上には、第1図(D)に示
すように、熱光学効果位相シフタ24aおよび25aとして薄
膜ヒータ(クロム金属膜)が、50μm幅で5mm長程度に
わたって形成されている。
本実施例における光導波路円弧部の曲率半径は50mmに設
計した。光スイッチのチップサイズは40mm×2.5mmであ
った。作製は、火炎加水分解反応によるガラス膜堆積技
術と反応性イオンエッチングによる微細加工技術との公
知の組合せにより行った。
計した。光スイッチのチップサイズは40mm×2.5mmであ
った。作製は、火炎加水分解反応によるガラス膜堆積技
術と反応性イオンエッチングによる微細加工技術との公
知の組合せにより行った。
本発明では、3dB光結合器22および23をそれぞれ構成す
る2つの方向性結合器間の光路長差λ0を正確に設定す
ることが重要である。作製実験およびシュミレーション
の結果、λ0の設定誤差を±0.1μm以内に抑えることが
望ましいことがわかったが、これはフォトリソグラフィ
技術を利用することによって容易に達成できる範囲であ
る。
る2つの方向性結合器間の光路長差λ0を正確に設定す
ることが重要である。作製実験およびシュミレーション
の結果、λ0の設定誤差を±0.1μm以内に抑えることが
望ましいことがわかったが、これはフォトリソグラフィ
技術を利用することによって容易に達成できる範囲であ
る。
実際に作製した本実施例光スイッチの特性について説明
するのに先立って、3dB光結合器22および23のより詳細
な構成と結合特性について説明しておく。
するのに先立って、3dB光結合器22および23のより詳細
な構成と結合特性について説明しておく。
第2図(A)は、本発明の構成要素であるマッハツェン
ダ光干渉計回路型3dB光結合器22,23の結合率対波長特性
図である。この結合率特性は、第2図(B)に示すよう
に、シリコン基板上に光導波路22cおよび22dにより方向
性結合器22aおよび22bを別途形成して構成したテスト用
3dB光結合器22について実測した結果である。
ダ光干渉計回路型3dB光結合器22,23の結合率対波長特性
図である。この結合率特性は、第2図(B)に示すよう
に、シリコン基板上に光導波路22cおよび22dにより方向
性結合器22aおよび22bを別途形成して構成したテスト用
3dB光結合器22について実測した結果である。
第2図に示す曲線(a)は、方向性結合器22a,22b自身
の結合率波長依存性であり、結合部の光導波路間隔を4
μm、結合部の実効長をL1=L2=0.3mmとすることによ
り、実現したものである。本実施例では、方向性結合器
22a,22bは、同等に設計されている。
の結合率波長依存性であり、結合部の光導波路間隔を4
μm、結合部の実効長をL1=L2=0.3mmとすることによ
り、実現したものである。本実施例では、方向性結合器
22a,22bは、同等に設計されている。
曲線(b)は、方向性結合器22aと22bとの間の光路長差
を、λ0=1.15μmに設定した場合の光結合器22全体と
しての結合率の波長依存特性を示している。ここで注意
すべき点は、λ0=1.15μmの光路長差は、石英系光導
波路24,25の屈折率が1.45程度であることを勘案する
と、実際の光路長差は(1.15μm/1.45)=0.79μmであ
ることである。
を、λ0=1.15μmに設定した場合の光結合器22全体と
しての結合率の波長依存特性を示している。ここで注意
すべき点は、λ0=1.15μmの光路長差は、石英系光導
波路24,25の屈折率が1.45程度であることを勘案する
と、実際の光路長差は(1.15μm/1.45)=0.79μmであ
ることである。
曲線(c)は、故意にλ0=0.0μmに設定した場合の2
連の方向性結合器22a,22b全体の結合率波長依存性を示
し、この場合の結合特性は、「作用」の項で議論したよ
うに、結合長(L1++L2)の方向性結合器に匹敵してい
る。曲線(b)は、光路長差を適切に設定すること(λ
0=1.15μm)により、光結合器22全体として、波長域
1.22〜1.60μmにわたって、結合率がほぼ50%±10%の
誤差範囲に収まっていることを示している。この事実
は、第8図の曲線(c)に示した従来光スイッチにおけ
る光結合器特性では、結合率50%±10%の領域が狭い波
長域1.24〜1.37μmに限定されていた点と対照的であ
る。
連の方向性結合器22a,22b全体の結合率波長依存性を示
し、この場合の結合特性は、「作用」の項で議論したよ
うに、結合長(L1++L2)の方向性結合器に匹敵してい
る。曲線(b)は、光路長差を適切に設定すること(λ
0=1.15μm)により、光結合器22全体として、波長域
1.22〜1.60μmにわたって、結合率がほぼ50%±10%の
誤差範囲に収まっていることを示している。この事実
は、第8図の曲線(c)に示した従来光スイッチにおけ
る光結合器特性では、結合率50%±10%の領域が狭い波
長域1.24〜1.37μmに限定されていた点と対照的であ
る。
第3図は、3dB光結合器22,23として、第2図(A)の曲
線(b)に示した特性の光結合器を用い、第1図に示し
た本発明第1実施例の光スイッチを作製したときの、そ
の光スイッチの結合率(1a→2b)対波長特性の実測結果
を示すものである。
線(b)に示した特性の光結合器を用い、第1図に示し
た本発明第1実施例の光スイッチを作製したときの、そ
の光スイッチの結合率(1a→2b)対波長特性の実測結果
を示すものである。
この光スイッチを構成する上で留意した点は、光結合器
22の内部においては、光導波路22cの方が光導波路22dに
比べてλ0=1.15μmだけ光路長が長いのに対し、逆に
光結合器23内部においては、光導波路23dの方が、光導
波路23cよりもλ0=1.15μmだけ光路長が長く設定した
点である(この点に関しては、後にさらに議論する)。
22の内部においては、光導波路22cの方が光導波路22dに
比べてλ0=1.15μmだけ光路長が長いのに対し、逆に
光結合器23内部においては、光導波路23dの方が、光導
波路23cよりもλ0=1.15μmだけ光路長が長く設定した
点である(この点に関しては、後にさらに議論する)。
第3図における曲線(a)は、光スイッチがオフの状
態、すなわち、位相シフタ24a,25aがオフの状態での光
結合率(1a→2b)の波長依存特性を示している。従来
例、すなわち、第8図(a)において結合率が90%以上
となる波長域が、1.20〜1.40μmに限定されているのに
対し、第3図(a)では、結合率が90%以上となる波長
域が、1.20〜1.61μmと広く、1.3μm帯のみならず1.5
5μm帯をも包含している。
態、すなわち、位相シフタ24a,25aがオフの状態での光
結合率(1a→2b)の波長依存特性を示している。従来
例、すなわち、第8図(a)において結合率が90%以上
となる波長域が、1.20〜1.40μmに限定されているのに
対し、第3図(a)では、結合率が90%以上となる波長
域が、1.20〜1.61μmと広く、1.3μm帯のみならず1.5
5μm帯をも包含している。
第3図の曲線(b)は、いずれか一方の位相シフタ(薄
膜ヒータ)に通電して、熱光学効果による屈折率変化を
利用して、0.71μmの光路長変化を、対応するいずれか
一方の光導波路に引き起こした状態(オン状態:薄膜ヒ
ータ消費電力は0.5ワット程度)での結合率(1a→2b)
の波長依存特性を示している。結合率が5%以下になっ
ている波長域は1.24〜1.70μmである。この状態で、信
号光は、(1a→1b)の経路を通過することになる。すな
わち、本実施例の光スイッチは、1.3μm帯と1.55μm
帯、いずれの波長帯においても、結合率が90%以上の状
態と結合率が5%以下の状態とを同時に切り替えること
が可能であり、従来の光スイッチの欠点が解決されてい
る。
膜ヒータ)に通電して、熱光学効果による屈折率変化を
利用して、0.71μmの光路長変化を、対応するいずれか
一方の光導波路に引き起こした状態(オン状態:薄膜ヒ
ータ消費電力は0.5ワット程度)での結合率(1a→2b)
の波長依存特性を示している。結合率が5%以下になっ
ている波長域は1.24〜1.70μmである。この状態で、信
号光は、(1a→1b)の経路を通過することになる。すな
わち、本実施例の光スイッチは、1.3μm帯と1.55μm
帯、いずれの波長帯においても、結合率が90%以上の状
態と結合率が5%以下の状態とを同時に切り替えること
が可能であり、従来の光スイッチの欠点が解決されてい
る。
第3図の曲線(b)の状態では、1.3μm波長において
(1a→2b)結合率が2%程度であるが、この結合率をさ
らに低下させて、ほぼ100%の光を(1a→1b)経路で伝
搬させるためには、位相シフタによる光路長変化が、波
長1.3μmにおいて最適になるように、(1.3μm/2)=
0.65μmに調節すれば良い。この状態が第3図の曲線
(c)に相当する。ただし、この場合は、1.55μm波長
における結合率が6%程度に増加するという犠牲を伴
う。
(1a→2b)結合率が2%程度であるが、この結合率をさ
らに低下させて、ほぼ100%の光を(1a→1b)経路で伝
搬させるためには、位相シフタによる光路長変化が、波
長1.3μmにおいて最適になるように、(1.3μm/2)=
0.65μmに調節すれば良い。この状態が第3図の曲線
(c)に相当する。ただし、この場合は、1.55μm波長
における結合率が6%程度に増加するという犠牲を伴
う。
第3図の曲線(d)は、光路長変化を(1.55μm/2)=
0.775μmに調節して、1.55μm波長帯を優先し、1.3μ
m波長帯を犠牲にした例である。曲線(b)は、曲線
(c)と曲線(d)の中間状態、すなわち、波長1.42μ
mで最適になるように光路長差変化を(1.42μm/2)=
0.71μmに調節し、1.3μm帯と1.55μm帯とがほど良
く両立するようにした場合に相当すると言える。もちろ
ん、曲線(b),(c),(d)は、目的に応じて使い
分けることができる。
0.775μmに調節して、1.55μm波長帯を優先し、1.3μ
m波長帯を犠牲にした例である。曲線(b)は、曲線
(c)と曲線(d)の中間状態、すなわち、波長1.42μ
mで最適になるように光路長差変化を(1.42μm/2)=
0.71μmに調節し、1.3μm帯と1.55μm帯とがほど良
く両立するようにした場合に相当すると言える。もちろ
ん、曲線(b),(c),(d)は、目的に応じて使い
分けることができる。
実施例2 第4図(A)は、本発明の第2実施例の光スイッチを構
成するのに使用した3dB光結合器22の結合率対波長特性
の説明図である。第1実施例における光結合器との相違
点は、第2実施例では、方向性結合器22aと22bが同等で
はなく、第4図(B)に示すように、方向性結合器22a
の結合長がL1=0.6mmと、方向性結合器22bの結合長L2=
0.3mmの2倍に設定されている点である。また、方向性
結合器22aと22bとの間の重要な光路長差はλ0=0.95μ
mに設定している。第4図(A)において、曲線(a)
は方向性結合器22aの結合特性、曲線(b)は方向性結
合器22bの結合特性、曲線(c)は3dB光結合器22全体と
しての結合特性を示す。この3dB光結合器22の結合率の
波長依存性は、実施例1に対する第2図(A)の曲線
(b)に比べてより緩和されており、結合率50%±5%
の波長領域は、1.17μm〜1.66μmにも及んでいる。
成するのに使用した3dB光結合器22の結合率対波長特性
の説明図である。第1実施例における光結合器との相違
点は、第2実施例では、方向性結合器22aと22bが同等で
はなく、第4図(B)に示すように、方向性結合器22a
の結合長がL1=0.6mmと、方向性結合器22bの結合長L2=
0.3mmの2倍に設定されている点である。また、方向性
結合器22aと22bとの間の重要な光路長差はλ0=0.95μ
mに設定している。第4図(A)において、曲線(a)
は方向性結合器22aの結合特性、曲線(b)は方向性結
合器22bの結合特性、曲線(c)は3dB光結合器22全体と
しての結合特性を示す。この3dB光結合器22の結合率の
波長依存性は、実施例1に対する第2図(A)の曲線
(b)に比べてより緩和されており、結合率50%±5%
の波長領域は、1.17μm〜1.66μmにも及んでいる。
第5図は、第4図(A)で説明した3dB光結合器を2
個、第1図と同様に配置して作製した第2実施例の光ス
イッチにおける波長特性の説明図である。ここで指摘し
ておきたい点は、3dB光結合器23の内部構成である。3dB
光結合器23を構成する方向性結合器23aの結合長は方向
性結合器22bと同一に選び、方向性結合器23bの結合長は
方向性結合器22aと同一に選んである。また、方向性結
合器23aと23bとの間の光路長差は、光導波路24が長くな
るよう設定した点にも言及しておく必要がある。
個、第1図と同様に配置して作製した第2実施例の光ス
イッチにおける波長特性の説明図である。ここで指摘し
ておきたい点は、3dB光結合器23の内部構成である。3dB
光結合器23を構成する方向性結合器23aの結合長は方向
性結合器22bと同一に選び、方向性結合器23bの結合長は
方向性結合器22aと同一に選んである。また、方向性結
合器23aと23bとの間の光路長差は、光導波路24が長くな
るよう設定した点にも言及しておく必要がある。
第5図において、曲線(a)は、光スイッチの位相シフ
タがオフの状態での結合率(1a→2b)特性である。第1
実施例の場合に比較して、結合率90%以上の波長領域は
1.11μm〜1.75μmとさらに拡大されている。曲線
(b),(c)および(d)は、一方の位相シフタに、
それぞれ、(b)0.71μm、(c)0.65μm、(d)0.
775μmの光路長差変化を与え光スイッチをオン状態と
した場合の結合率特性であり、第1実施例とほぼ同一の
状態が達成されており、広波長域光スイッチとしての動
作が確認された。
タがオフの状態での結合率(1a→2b)特性である。第1
実施例の場合に比較して、結合率90%以上の波長領域は
1.11μm〜1.75μmとさらに拡大されている。曲線
(b),(c)および(d)は、一方の位相シフタに、
それぞれ、(b)0.71μm、(c)0.65μm、(d)0.
775μmの光路長差変化を与え光スイッチをオン状態と
した場合の結合率特性であり、第1実施例とほぼ同一の
状態が達成されており、広波長域光スイッチとしての動
作が確認された。
以上、2例について、本発明の構成と作用を説明した
が、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
が、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
第6図(A)〜(D)は、本発明光スイッチの変形例を
考察するための説明図である。ここで、方向性結合器と
しては第2実施例で用いた結果長L1,L2の2種類を使用
し、方向性結合器間の光路長差がλ0=0.95μmに設定
されているものとする。
考察するための説明図である。ここで、方向性結合器と
しては第2実施例で用いた結果長L1,L2の2種類を使用
し、方向性結合器間の光路長差がλ0=0.95μmに設定
されているものとする。
第6図(A)は、実施例2の構成そのものであり、本発
明光スイッチとして望ましい動作をする。
明光スイッチとして望ましい動作をする。
第6図(B)は、3dB光結合器23内の光路長差を、第6
図(A)の場合とは逆に光導波路23cの側を長くして設
定した例であるが、このような配置では波長依存性の少
ないスイッチ動作は得られなかった。
図(A)の場合とは逆に光導波路23cの側を長くして設
定した例であるが、このような配置では波長依存性の少
ないスイッチ動作は得られなかった。
第6図(C)は、3dB光結合器23内の方向性結合器23a,2
3bの結合長L1,L2を第6図(A)の場合とは逆に入れ替
えた例であり、この構成も不適であった。
3bの結合長L1,L2を第6図(A)の場合とは逆に入れ替
えた例であり、この構成も不適であった。
第6図(D)は3dB光結合器22および3dB光結合器23とも
に方向性結合器22a,22bおよび23a,23bの各結合長L1,L2
を入れ替え、かつ3dB光結合器22および23内の各光路長
差を、第6図(A)の場合と逆にして、それぞれ、光導
波路22dおよび23cの方を長く定めた例である。この場合
には、第6図(A)の場合と同一の適正動作が得られ
た。
に方向性結合器22a,22bおよび23a,23bの各結合長L1,L2
を入れ替え、かつ3dB光結合器22および23内の各光路長
差を、第6図(A)の場合と逆にして、それぞれ、光導
波路22dおよび23cの方を長く定めた例である。この場合
には、第6図(A)の場合と同一の適正動作が得られ
た。
以上の実験から、本発明の光スイッチは、中心点に関し
て光学的にほぼ点対称となるよう構成要素を配置する必
要があると推察される。詳細は波動結合理論に従って個
々にシュミレーションして判断することが必要である。
て光学的にほぼ点対称となるよう構成要素を配置する必
要があると推察される。詳細は波動結合理論に従って個
々にシュミレーションして判断することが必要である。
以上の実施例においては、2個の3dB光結合器間の光路
長は、位相シフタがオフの状態で同一であったが、場合
によっては、あらかじめ0.71μm程度の光路長差を設定
しておき、位相シフタをオンにすることによってその光
路長差を逆に解消し、第3図や第5図におけるオン・オ
フ状態を逆に定めることも可能であり、そのような光ス
イッチも本発明範囲に含まれることを指摘しておく。
長は、位相シフタがオフの状態で同一であったが、場合
によっては、あらかじめ0.71μm程度の光路長差を設定
しておき、位相シフタをオンにすることによってその光
路長差を逆に解消し、第3図や第5図におけるオン・オ
フ状態を逆に定めることも可能であり、そのような光ス
イッチも本発明範囲に含まれることを指摘しておく。
以上、本発明スイッチの光路切り替え機能について説明
したが、本発明光スイッチの動作は必ずしもスイッチ機
能のみに限定されるものではなく、位相シフタにより例
えば0.2μm程度の光路長変化を与えておき、本発明光
スイッチを可変光結合器として動作させることもでき
る。
したが、本発明光スイッチの動作は必ずしもスイッチ機
能のみに限定されるものではなく、位相シフタにより例
えば0.2μm程度の光路長変化を与えておき、本発明光
スイッチを可変光結合器として動作させることもでき
る。
以上、シリコン基板上に設けた石英系光導波路の場合を
例にとって本発明の構成および作用を説明してきたが、
最初にも述べたように、本発明はこれらの材料系に限定
されるものではなく、方向性結合器と位相シフタさえ構
成できれば他材料系にも適用でき、本発明の範囲に包含
される。たとえば、光導波路としてLiNbO3系光導波路を
用い、位相シフタとして電気光学効果位相シフタを用い
ることができる。
例にとって本発明の構成および作用を説明してきたが、
最初にも述べたように、本発明はこれらの材料系に限定
されるものではなく、方向性結合器と位相シフタさえ構
成できれば他材料系にも適用でき、本発明の範囲に包含
される。たとえば、光導波路としてLiNbO3系光導波路を
用い、位相シフタとして電気光学効果位相シフタを用い
ることができる。
また、上記実施例で述べた個々の方向性結合器の結合長
等は、作製プロセスの“くせ”によっても微妙に変化す
るので、数値例にこだわらず、第2図の曲線(a)や第
4図(A)の曲線(a),(b)に類似の波長依存性方
向結合器が得られるように、製造者が適宜調整すること
が肝要である。
等は、作製プロセスの“くせ”によっても微妙に変化す
るので、数値例にこだわらず、第2図の曲線(a)や第
4図(A)の曲線(a),(b)に類似の波長依存性方
向結合器が得られるように、製造者が適宜調整すること
が肝要である。
以上説明したように、本発明では、2個の方向性結合器
をわずかに長さの異なる光導波路で連結して構成したマ
ッハツェンダ光干渉計回路型3dB光結合器を構成要素と
して、位相シフタとともに、マッハツェンダ光干渉計回
路型光スイッチを構成することにより、波長依存性の極
めて少ない導波路型光スイッチを提供することができ
る。本発明光スイッチは、複数波長の信号光が多重して
伝搬される光ファイバ通信網の構築などに多大の貢献を
なすと期待される。
をわずかに長さの異なる光導波路で連結して構成したマ
ッハツェンダ光干渉計回路型3dB光結合器を構成要素と
して、位相シフタとともに、マッハツェンダ光干渉計回
路型光スイッチを構成することにより、波長依存性の極
めて少ない導波路型光スイッチを提供することができ
る。本発明光スイッチは、複数波長の信号光が多重して
伝搬される光ファイバ通信網の構築などに多大の貢献を
なすと期待される。
第1図(A)は本発明光導波路型光スイッチの第1実施
例の構成を示す平面図、 第1図(B),(C)および(D)はその各部断面図、 第2図(A)は本発明第1実施例スイッチを構成する3d
B光結合器の結合特性図、 第2図(B)はその3dB光結合器の説明図、 第3図は本発明第1実施例の光スイッチの結合率特性
図、 第4図(A)は本発明第2実施例スイッチを構成する3d
B光結合器の結合特性図、 第4図(B)はその3dB光結合器の説明図、 第5図は本発明第2実施例の光スイッチの結合率特性
図、 第6図は本発明光スイッチの変形構成可能性考察するた
めの説明図、 第7図は従来の導波路型光スイッチの構成例を示す平面
図、 第8図は従来の導波路型光スイッチの波長特性図であ
る。 1……基板、2,3……3dB光結合器、4,5……光導波路、4
a,5a……位相シフタ、1a,2a,1b,2b……入出力ポート、2
1……シリコン基板、21b……石英系クラッド層、22,23
……マッハツェンダ光干渉計回路構成3dB光結合器、22
a,22b,23a,23b……方向性結合器、22c,22d,23c,23d……
光導波路、24,25……石英系光導波路、24a,25a……熱光
学効果位相シフタ(薄膜ヒータ)。
例の構成を示す平面図、 第1図(B),(C)および(D)はその各部断面図、 第2図(A)は本発明第1実施例スイッチを構成する3d
B光結合器の結合特性図、 第2図(B)はその3dB光結合器の説明図、 第3図は本発明第1実施例の光スイッチの結合率特性
図、 第4図(A)は本発明第2実施例スイッチを構成する3d
B光結合器の結合特性図、 第4図(B)はその3dB光結合器の説明図、 第5図は本発明第2実施例の光スイッチの結合率特性
図、 第6図は本発明光スイッチの変形構成可能性考察するた
めの説明図、 第7図は従来の導波路型光スイッチの構成例を示す平面
図、 第8図は従来の導波路型光スイッチの波長特性図であ
る。 1……基板、2,3……3dB光結合器、4,5……光導波路、4
a,5a……位相シフタ、1a,2a,1b,2b……入出力ポート、2
1……シリコン基板、21b……石英系クラッド層、22,23
……マッハツェンダ光干渉計回路構成3dB光結合器、22
a,22b,23a,23b……方向性結合器、22c,22d,23c,23d……
光導波路、24,25……石英系光導波路、24a,25a……熱光
学効果位相シフタ(薄膜ヒータ)。
Claims (3)
- 【請求項1】基板と、 該基板上に配設された2本の光導波路と、 該2本の光導波路をそれぞれこれら光導波路の異なる位
置で結合する2つの3dB光結合部と、 該2つの3dB光結合部の間において前記光導波路に設け
られ、前記光導波路の光路長を微調する光位相シフタ部
と を有する導波路型光スイッチにおいて、 前記2つの3dB光結合部の各々は、前記2本の光導波路
をそれぞれ光導波路の異なる位置において結合するよう
前記基板上に配置された2つの方向性結合器を具え、該
2つの方向性結合器の間を連結する2本の光導波路の光
路長差を動作波長域の短波長端の波長よりもやや小さ目
に設定し、および、前記2つの3dB光結合部の各々にお
ける前記2本の光導波路のうち光路長の長い側の光導波
路を、前記2つの3dB光結合部の間で互いに反対側に配
置したことを特徴とする導波路型光スイッチ。 - 【請求項2】前記動作波長域は、1.3μm〜1.55μm域
を含み、前記3dB光結合器内での前記光路長差をほぼ1
μmに設定し、前記3dB光結合器の結合率の波長依存性
が1.3μm〜1.55μm域において緩和されるようにした
ことを特徴とする請求項1記載の導波路型光スイッチ。 - 【請求項3】前記光導波路をガラス光導波路で構成し、
前記光位相シフタを前記ガラス光導波路上に配設された
薄膜ヒータからなる熱光学効果位相シフタで構成したこ
とを特徴とする請求項1または2記載の導波路型光スイ
ッチ。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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- 1989-03-07 JP JP5286689A patent/JPH0743484B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
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