JPH0743505Y2 - エアダンパー - Google Patents

エアダンパー

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JPH0743505Y2
JPH0743505Y2 JP8168489U JP8168489U JPH0743505Y2 JP H0743505 Y2 JPH0743505 Y2 JP H0743505Y2 JP 8168489 U JP8168489 U JP 8168489U JP 8168489 U JP8168489 U JP 8168489U JP H0743505 Y2 JPH0743505 Y2 JP H0743505Y2
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piston
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damper
force
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、エアダンパーに関し、シリンダの開放両端
部から相対向して一対のピストンを挿入したものであ
る。
[従来の技術] 従来、この種のエアダンパーとしては、両端が開口した
シリンダと、このシリンダの開放両端部から相対向して
シリンダ内に摺動可能に挿入される一対のピストンから
なるものがある。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記した従来のエアダンパーでは、両ピストン
をシリンダ内で互いに接近する方向に押込むと短縮し、
逆に離隔する方向に引張ることで伸長し、最小短縮状態
と最大伸長状態の2つの状態しか取得ず、最大伸長状態
からさらにピストンを引出そうすると、ピストンがシリ
ンダから抜ける等して破損してしまうことがあった。
例えば、蓋の開閉装置の緩衝装置に使用した場合には、
最小短縮状態を蓋の閉位置に、最大伸長状態を蓋の開位
置に設定し、スプリング等で蓋を常時開方向に付勢して
おき、ダンパーの伸長工程により制動力を働かせる。こ
のような蓋の開閉装置においては、一般的に使用される
限りにおいては、ダンパーを破損することはないが、最
終ユーザの手に渡ると、予想もしなかった使用法がされ
ることがある。例えば、蓋が開いているのに、さらに無
理に開こうとすることがある。そうすると、ダンパーは
最大伸長状態にあるので、ピストンがシリンダから抜け
てしまうことがある。
そこで、本考案は、上記した従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、ピストンを2段階に引出せるようにし、ダ
ンパーの破損を未然に防止しようとするものである。
[課題を解決するための手段] そこで、本考案は上記目的を達成するためのものであ
り、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明
する。
本考案は、シリンダ(2)内に、一方のピストン(例え
ば第1ピストン3)を伸長方向に、他方のピストン(例
えば第2ピストン4)を短縮方向に付勢する付勢手段
(例えばコイルスプリング13)を備え、上記一方のピス
トン(3)には、前記付勢手段の付勢力に抗する短縮工
程においては開放し、付勢手段の付勢力による伸長工程
においては閉じる一方向性の排気溝(8)を形成すると
共に、前記他方のピストン(4)には、付勢手段の付勢
力に抗する伸長工程においては開放し、付勢手段の付勢
力による短縮工程においては閉じる一方向性の排気溝
(12)を形成したことを特徴とする。
[作用] したがって、本考案によれば、両ピストン(3,4)をシ
リンダ(2)内で互いに接近する方向に押込むと、伸長
方向に付勢されていた一方のピストン(3)が、付勢手
段(13)の付勢力に抗して短縮する(第6図)。この短
縮工程においては、一方のピストンの排気溝(8)が開
放されるので、この開放した排気溝を通して、シリンダ
内の空気が一気に排気され、ダンパー効果は発生しな
い。尚、他方のピストン(4)は、付勢手段の付勢力に
より、すでに短縮しているので、それ以上は短縮しな
い。
次に、両ピストンを押込む力が釈放されると、一方のピ
ストン(3)は、付勢手段に蓄積した付勢力により押戻
される。この伸長工程においては、一方のピストンの排
気溝が閉じるので、シリンダ内が負圧し、所定の位置に
開設されているオリフィス(9)を通して、シリンダ内
に外気を吸気する。このため、ダンパー効果が発生し、
一方のピストンは、付勢手段の減衰された付勢力によ
り、ゆっくりと且つ静粛に伸長して原状態に復帰する
(第1,2,4図)。
一方、両ピストンを互いに離隔する方向に引張ると、短
縮方向に付勢されていた他方のピストン(4)が伸長す
る(第7図)。この伸長工程においては、他方のピスト
ンの排気溝(12)が開放されるので、この開放した排気
溝を通して、シリンダ内に外気が一気に吸気され、ダン
パー効果は発生しない。
次に、両ピストンを引張る力が釈放されると、他方のピ
ストンは、付勢手段に蓄積した付勢力により引戻され
る。この短縮工程においては、他方のピストンの排気溝
が閉じるので、シリンダ内の内圧が上り、シリンダ内の
空気がオリフィスから排気される。このため、ダンパー
効果が発生し、他方のピストンは、付勢手段の減衰され
た付勢力により、ゆっくりと且つ静粛に短縮して原状態
に復帰する。
[実施例] 以下に本考案を図面に示した一実施例に基づき説明す
る。
図中、1はエアダンパーを示し、このダンパー1は、両
端が開口したシリンダ2と、このシリンダ2の開放両端
部から相対向してシリンダ2内に摺動可能に挿入される
一対の第1,第2ピストン3,4からなる。
上記シリンダ2は、第1ピストン3が摺動する第1内室
2aと、第2ピストン4が摺動する第2内室2aと、第1内
室2aと第2内室2bを互いに連通する比較的小径な連通路
2cを有し、例えば適度な剛性と弾性を有するP.O.M.等の
樹脂で一体成形する。
又、図中、5はシリンダ2の第1内室2aの開放端を塞ぐ
キャップを示し、このキャップ5には第1ピストン3の
ロッド部3cが通る長円形の通孔5aを有し、例えばP.O.M.
等の樹脂で一体成形する。そして、シリンダ2とキャッ
プ5の間には、互いに嵌り合う凹凸部2′,5′の一方を
夫々に形成し、凹凸部2′,5′の少なくとも一方の弾性
を利用して、キャップ5をシリンダ2の開口端部外周に
ワンタッチで固定できるようにする。
前記第1ピストン3は、シリンダ2の第1内室2aの内径
にほゞ等しい外径を有する環状のピストン部3aと、この
ピストン部3aの端面に一端が開口し、軸方向に途中まで
延びて他端が閉じ、断面が長円形状の中空室3bを有する
ロッド部3cから成り、例えばP.O.M.等の樹脂で一体成形
する。
上記ピストン部3aの外周には、Oリング6を装着する環
状に凹んだリング溝7を形成し、このリング溝7の溝幅
は、Oリング6の断面直径より幅広(例えば2倍程度)
に設定し、その底には一段低く凹み、軸方向後端に位置
する排気溝8,8を、背向した向きに一対形成する。又、
中空室3bの閉止端には、軸方向外向きに開口したオリフ
ィス9を開設する。
前記第2ピストン4は、シリンダ2の第2内室2bの内径
にほゞ等しい外径を有し、比較的径大なピストン部4a
と、このピストン部4aの前面から軸方向前方に細長く延
び、シリンダ2の連通路2cから第1内室2aを通して第1
ピストン3の中空室3b内に嵌り込む先端軸部4bと、ピス
トン部4aの後面から軸方向後向きに長く延び、シリンダ
2の第2内室2bから外に突出するロッド部4cから成り、
例えばP.O.M.等の樹脂で一体成形する。
上記ピストン部4aの外周には、Oリング10を装着する環
状に凹んだリング溝11を形成し、このリング溝11の底に
は、前記した排気溝8と同様の構造で、軸方向先端に位
置する排気溝12,12を、互いに背向した向きに一対形成
する。
前記先端軸部4bは、扁平な板状で、付勢手段としてのコ
イルスプリング13を外嵌し、その先端部には、第1ピス
トン3の中空室3b内に嵌り込む大きさの比較的大径なス
トッパ14を装着し、コイルスプリング13の抜けを阻止す
る。ストッパ14は、例えばP.O.M.等の樹脂で一体成形
し、先端軸部4bの先端部外周との間には、互いに嵌り合
う凹凸部14′,4′の一方を夫々に形成し、凹凸部14′,
4′の少なくとも一方の弾性を利用して、ストッパ14を
先端軸部4bの先端部外周にワンタッチで固定できるよう
にする。
上記コイルスプリング13は、その外径がシリンダ2の連
通路2cの内径より小さく、連通路2c内に内向きに突出し
た環状凸部15の前面とストッパ14の後面との間で弾縮さ
れる。又、コイルスプリング13は、第1ピストン3の中
空室3bの最小対向間隔より巻き径が太く、ストッパ14が
第1ピストン3の中空室3b中を進行する際には、そのピ
ストン部3aの前面とシリンダ2の環状凸部15の前面との
間で弾縮される。
第2ピストン4のロッド部4cは、扁平な板状で、ピスト
ン部4aの後面から長さの途中まで延び、十字形に直交し
た補強用の一対の翼片4c′,4c′を有する。
次ぎに、上記した各構成を有する組立状態のダンパー1
の作用を説明する。
まず、第1図に示す状態にあるダンパー1の両ピストン
3,4を互いに接近する方向に押込むと、第1ピストン3
のピストン部3aがシリンダ2の第1内室2aを相対的に前
進すると共に、第2ピストン4の先端軸部4bがストッパ
14とともに第1ピストン3の中空室3b内を相対的に前進
する。
その際に、第2ピストン4の先端軸部4bに外嵌するコイ
ルスプリング13の端面が、第1ピストン3のピストン部
3aの前面に突き当たるため、コイルスプリング13はシリ
ンダ2の環状凸部15の前面との間で弾縮される。このた
め、両ピストン3,4を押込む際には、コイルスプリング1
3のバネ力に抗して押込む必要がある。
そして、第1ピストン3のピストン部3aがシリンダ2の
第1内室2aを前進する際に、ピストン部3aのリング溝7
に外嵌するOリング6が、シリンダ2の第1内室2aの内
周との摩擦抵抗により、リング溝7内を相対的に後退
し、リング溝7の底の排気溝8の上に位置する。このた
め、シリンダ2の第1内室2a中の空気は、排気溝8及び
第1ピストン3の中空室3bの閉止端に開口するオリフィ
ス9を通して、一気に排気され、ダンパー効果は発生し
ない。
こうして、両ピストン3,4を押込むと、第1ピストン3
のピストン部3aの前面が、シリンダ2の第1内室2aとそ
れより細くなった連通路2cとの間の段差面16に突き当た
ることで、それ以上押込めなくなる(第6図)。
こゝで押込む力を釈放すると、弾縮されていたコイルス
プリング13の復元力により、第1ピストン3のピストン
部3aがシリンダ2の第1内室2a中で相対的に押戻され
る。
このため、第1ピストン3のピストン部3aがシリンダ2
の第1内室2a中で相対的に後退すると共に、第2ピスト
ン4の先端軸部4bがストッパ14とともに第1ピストン3
の中空室3b中で相対的に後退する。
その際に、第1ピストン3のピストン部3aのリング溝7
に外嵌するOリング6が、シリンダ2の第1内室2aの内
周との摩擦抵抗により、リング溝7内で相対的に前進す
ることで、排気溝8を塞ぐ。このため、シリンダ2の第
1内室2aが密閉されるため、ピストン部3aが後退するこ
とで、第1内室2aが負圧する。そこで、第1ピストン3
の中空室3bの閉止端に開口するオリフィス9を通して、
シリンダ2の第1内室2a中に外気を吸気する。
尚、その際に、第2ピストン4のピストン部4aのリング
溝11に外嵌するOリング10が、リング溝11内で後退位置
にあり、排気溝12を塞いでいることから、シリンダ2の
第2内室2bから連通路2cを通って、第1内室2aに空気が
流入することがない。
したがって、この伸長工程においては、ダンパー効果が
発生し、両ピストン3,4は、コイルスプリング13の減衰
された復元力により、ゆっくりと且つ静粛に伸長する。
そして、第1ピストン3のピストン部3aの後面が、キャ
ップ5の内側面に突き当った位置で停止する(第1
図)。
一方、両ピストン3,4を互いに離隔する方向に引張る
と、第2ピストン4のピストン部4aがシリンダ2の第2
内室2b中で相対的に後退する。
その際、第2ピストン4の先端軸部4bがストッパ14とと
もにシリンダ2の第1内室2a中を相対的に後退すること
で、ストッパ14の後面とシリンダ2の環状凸部15の前面
との間でコイルスプリング13を弾縮する。このため、両
ピストン3,4を引張る際にも、コイルスプリング13のバ
ネ力に抗して引張る必要がある。
そして、第2ピストン4のピストン部4aがシリンダ2の
第2内室2bを後退する際に、ピストン部4aのリング溝11
に外嵌するOリング10が、シリンダ2の第2内室2bの内
周との摩擦抵抗により、リング溝11内で相対的に前進
し、リング溝11の底の排気溝12の上に位置する。このた
め、排気溝12を通して、シリンダ2の第2内室2b中に外
気を一気に吸気するため、ダンパー効果は発生しない。
尚、その際に、第1ピストン3のピストン部3aのリング
溝7に外嵌するOリング6が、リング溝7中で前進位置
にあり、排気溝8を塞いでいることから、該排気溝8を
通して外気を吸気することはない。但し、第1ピストン
3の中空室3bのオリフィス9は、開口しているので、こ
のオリフィス9を通して若干は外気が流入する。
こうして、両ピストン3,4を引張ると、ストッパ14の後
面が、シリンダ2の段差面16に突き当たることで、それ
以上引張れなくなる(第7図)。
こゝで引張る力を釈放すると、弾縮されていたコイルス
プリング13の復元力により、第2ピストン4のピストン
部4aがシリンダ2の第2内室2b中で相対的に引戻され
る。
このため、第2ピストン4のピストン部4aがシリンダ2
の第2内室2b内を相対的に前進すると共に、その先端軸
部4bがストッパ14とともに第1ピストン3の中空室3b内
を相対的に前進する。
その際に、第2ピストン4のピストン部4aのリング溝11
に外嵌するOリング10が、シリンダ2の第2内室2bの内
周との摩擦抵抗により、リング溝11内を相対的に後退す
ることで、排気溝12を塞ぐ。このため、シリンダ2の第
2内室2bが密閉されるため、ピストン部4aが前進するこ
とで、シリンダ2の第1内室2a、連通路2c及び第2内室
2b、並びに第1ピストン3の中空室3b内の空気が圧縮さ
れる。そこで、シリンダ2中及び第1ピストン3の中空
室3b内の空気が、オリフィス9を通じて絞込まれた状態
で排気される。
したがって、この短縮工程においては、ダンパー効果が
発生し、両ピストン3,4は、コイルスプリング13の減衰
された復元力により、ゆっくりと且つ静粛に短縮する。
そして、第2ピストン4のピストン部4aの前面が、シリ
ンダ2の第2内室2bとそれより細くなった連通路2cとの
間の段差面17に突き当った位置で停止する(第1図)。
次に、ダンパー1の使用例について説明すると、例えば
第8図に示すように、蓋の開閉装置に使用できる。
蓋18は、ケース19の開放上面に上方に開くように軸止す
る。そして、蓋18とケース19の間に両ピストン3,4のロ
ッド部3c,4cの一方を夫々軸止し、蓋18が上方に開いた
状態で、ダンパー1が第1,2,4図で示した状態になるよ
うにする。
したがって、本実施例によれば、蓋18を軸20を支点に下
方に閉じると、ダンパー1は短縮し、コイルスプリング
13に復元力を蓄積する(第6図)。この閉位置におい
て、ロック手段(図示せず)が作用するようにしておけ
ば、ロックを解除することで、蓋18はコイルスプリング
13の復元力とダンパー効果により上方にゆっくりと且つ
静粛に開く。
又、開状態から蓋18が不用意に上方に開かれた場合で
も、ダンパー1がさらに伸長(第7図)することで対処
し、力が開放された後は、コイルスプリング13の復元力
とダンパー効果により、蓋18はゆっくりと且つ静粛に元
の開位置に復帰する。
尚、蓋18が回転して開く場合のほか、スライドして開く
ような場合にも同様に使用できる。又、ダンパー1の使
用分野としては種々の分野に活用することができ、例え
ばテレビ台や電子レンジ等の開閉扉や、車室内のグロー
ボックスやセンターコンソールボックス等の各種リッド
の開閉装置に利用することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、両ピストンをシリ
ンダ内で互いに接近する方向、或は離隔する方向のいず
れに力が加わっても、付勢手段の付勢力により、しかも
ダンパー効果を伴ってゆっくりと原状態に復帰するよう
にしたエアダンパーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は断面
図、第2図は平面図、第3図は側面図、第4図は同上の
IV−IVに沿う断面図、第5図は第2図のV−Vに沿う断
面図、第6図は第1図に対応する短縮状態を示す断面
図、第7図は第4図に対応する伸長状態を示す断面図、
第8図は使用例を示す断面図である。 1…エアダンパー、2…シリンダ、3…第1ピストン、
4…第2ピストン、8…排気溝、9…オリィス、12…排
気溝、13…付勢手段としてのコイルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端が開口したシリンダと、このシリンダ
    の開放両端部から相対向してシリンダ内に摺動可能に挿
    入される一対のピストンからなるエアダンパーにおい
    て、 上記シリンダ内には、一方のピストンを伸長方向に、他
    方のピストンを短縮方向に付勢する付勢手段を備え、上
    記一方のピストンには、前記付勢手段の付勢力に抗する
    短縮工程においては開放し、付勢手段の付勢力による伸
    長工程においては閉じる一方向性の排気溝を形成すると
    共に、前記他方のピストンには、付勢手段の付勢力に抗
    する伸長工程においては開放し、付勢手段の付勢力によ
    る短縮工程においては閉じる一方向性の排気溝を形成し
    たことを特徴とするエアダンパー。
JP8168489U 1989-07-13 1989-07-13 エアダンパー Expired - Lifetime JPH0743505Y2 (ja)

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