JPH074351U - チューブ容器 - Google Patents

チューブ容器

Info

Publication number
JPH074351U
JPH074351U JP3469793U JP3469793U JPH074351U JP H074351 U JPH074351 U JP H074351U JP 3469793 U JP3469793 U JP 3469793U JP 3469793 U JP3469793 U JP 3469793U JP H074351 U JPH074351 U JP H074351U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
outer tube
contents
container
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3469793U
Other languages
English (en)
Inventor
憲三 手嶋
喜治 畠山
達夫 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Original Assignee
YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD. filed Critical YOSHIDA WORKS PRO CO.,LTD.
Priority to JP3469793U priority Critical patent/JPH074351U/ja
Publication of JPH074351U publication Critical patent/JPH074351U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既に使用した内容物の量にかかわらず、常に
外観を損なうことがなく、使用者がチューブを押圧しさ
えすれば、直ちに内容物を必要なだけ容易に注出するこ
とができるタイプのチューブ容器を提供する。 【構成】 少なくとも一種類の流動体の頒布に用いるチ
ューブ容器101は、頒布すべき製品を収容する変形可
能な少なくとも一つの内側チューブ102を備え、この
内側チューブ102はその端部の一方105を閉じ、他
端に内側チューブ102を圧迫で変形させた際に内容物
を押し出せるノズル107を備える。内側チューブ10
2は弾性変形が可能な外側チューブ103に囲まれ、内
側チューブ102と外側チューブ103との間のスペー
スは大気と連通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば化粧品等の流体物の頒布に用いる、頒布品を収容する変形 可能なチューブ状部材を少なくとも一つ含む形式のチューブ容器に関するもので 、このチューブ状部材はその一端を閉じ、他端にはチューブ状部材を押圧すれば 内容物を取り出すことができる注出口がある。そして本考案はより具体的には、 内容物を充填したチューブの内外を連通する注出通路に、外気遮断のための逆止 弁を備えるようにしたチューブ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
このタイプのチューブ容器は周知であり、各種の流体物、例えば練り歯みがき 、化粧品などの販売に良く使用されている。当該チューブ容器を構成するのに使 用する素材からして、このチューブ容器は、内容物を注出すべく当該部材を押し 潰す際に、可塑性変形なり、弾性変形なりを受ける。
【0003】 第1の場合、すなわち可塑性変形を受ける場合には、空気がチューブ容器の内 部に吸入されることはないが、チューブ容器は、その可塑性変形故に、内容物が 減るに連れて次第に貧相な外観を呈する。第2の場合、すなわち弾性変形を受け る場合には、チューブ容器はその弾性故に、押し潰すために加えられた圧力が緩 むと即座に当初の形態を取り戻す。従って、この第2の場合には常に元の見栄え の良い状態に戻るが、内部に吸入された空気がチューブ容器内の内容物と接触し 、例えば酸化によって製品たる内容物の劣化を生じさせかねない。さらに、空気 がチューブ容器内に侵入するので、新しく注出する度に注出できる内容物量は、 チューブ容器を押圧しながら使用者が予めいつその内容物が注出口からどれだけ の流量で出始めるかを知っていない限り、一定しない。
【0004】 他方、チューブ容器から注出するまでは相互に分離して維持しておくべき、少 なくとも二種類の内容物を絞り出すため、当該チューブ容器に少なくとも二つの 変形可能なチューブを備えることも、既に提案されている。しかしながら、この ような多重式のチューブ容器には、単一形式のチューブ容器の場合と同様な問題 点がある。
【0005】 そこで従来、外観を良好に維持できる上記第2の場合、すなわち弾性変形可能 に構成したチューブ容器に対して、外気がチューブ内に入って内容物が酸化する ことを防止するための逆止弁を備えたチューブ容器が案出されている。
【0006】 特に、2色チューブ容器の場合を例にとると、図18に示されるように、胴部 を形成する外側スリーブ1内にこれと同心状に内側スリーブ2を配設して、内ス リーブ2の首部に分流片3を一体形成してこれを外スリーブ1に嵌着し、両スリ ーブ1,2間および内側スリーブ2内に別々に内容物を充填し、両スリーブ1, 2間の内容物の流路4および内側スリーブ2の内容物の流路5のそれぞれに、容 器内部から内容物が押し出される際に開弁する逆止弁6が設けられている。そし て、このチューブ容器の外側スリーブ1を押圧すると、図19に示されるように 逆止弁6が開弁し、内側スリーブ2の内容物および両スリーブ1,2間の内容物 は分流片3を通って注出される。
【0007】 さらに、図20に示されるように内容物を押し出した後にチューブ容器の押圧 を解除すると、チューブ容器の復原力で逆止弁6が閉じて両スリーブ1,2間の 内容物の流路4および内側スリーブ2の内容物の流路5を閉鎖し、外部の空気が チューブ容器内に入るのを防止し、これにより内容物の酸化を防止するとともに 繰り返し使用時に2室の内容物が均等に注出されるようになっている。
【0008】 この他にも、チューブの内外を連通する注出通路に逆止弁を設けた2色チュー ブとしては、実開昭59−121358号公報、実開昭62−78644号公報 、実公昭63−42336号公報がある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、前記のチューブ容器にあっては、図21に示されるように内容 物を押し出した後にスリーブ1,2が復原しようとすると、逆止弁6が閉じてチ ューブ容器が萎んだ状態になり、上記第1の場合と同様に、外観が非常に悪くな るといった問題点があった。
【0010】 この考案は、少なくとも内容物である流動体製品を頒布すべく、少なくとも一 つの変形可能なチューブを有するタイプのチューブ容器に関するもので、本考案 のチューブ容器は、既に使用した内容物の量にかかわらず、常に外観を損なわな い点に特徴がある。この考案はさらに、使用者がチューブを押圧しさえすれば、 直ちに内容物を必要なだけ容易に注出することができるタイプのチューブ容器の 提供に狙いがある。本考案はさらに、少なくとも二種類の流動体を加減が容易な 量で同時に押し出せるタイプのチューブ容器の提供に関連する。また、この考案 は、一種類あるいはそれ以上の内容物が外方に注出されるまでは、周囲の外気に 触れることがないタイプのチューブ容器の提供に関連する。具体的には、内容物 を押し出した後チューブの押圧を解除した際に、内容物の酸化を防止するために 外部の空気がチューブ内に進入するのを防止する逆止弁が閉じた状態でも、外観 を良好に維持することができるチューブ容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
少なくとも一種類の流動製品からなる内容物の頒布に用いる、本考案に係るチ ューブ容器は、頒布すべき内容物を収容する、少なくとも一つの変形可能なチュ ーブを備え、該チューブの端部の一方は閉じ、且つその他端は該チューブが圧縮 で変形した際に該内容物を押し出し得る排出ノズルを有する。そして考案に従っ て、該チューブは、弾性的に変形可能な外側チューブに取り囲まれ、また該チュ ーブと該外側チューブ間の空間が大気と連通している。
【0012】 本考案の別の実施態様にあっては、前記チューブと前記外側チューブ間の前記 空間が、外側から内側方向にのみ大気との連通を許容する逆止弁を介して大気と 連通している。
【0013】 上記構成に従って、入れ子式に配した二つの前記チューブを備え、各チューブ は、一端を閉じ、他端に個別の出口孔を持つ前記排出ノズルを有する。
【0014】 特に上記構成を踏まえた形態で、前記排出ノズルの出口孔は、前記チューブの 内側空間と大気との連通を内側から外側方向にのみ許容する逆止弁を備え得る。
【0015】 前記外側チューブは、前記チューブより大きな弾性復原力を呈するようにする 。
【0016】 前記チューブは弾性素材の袋体で構成し、該外側チューブの該袋体は該チュー ブの該包袋より厚くする。
【0017】 また本考案は、内容物を充填したチューブの内外を連通する注出通路に外気遮 断のための逆止弁を設けてなるチューブ容器であって、該チューブの外側に空気 室を介して外側チューブを設け、該外側チューブの首部を該チューブの首部に嵌 着し、該外側チューブの底部を該チューブの底部と一体的に融着し、かつ該外側 チューブには空気穴を開閉自在に形成したことを特徴とする。
【0018】 さらに、本考案は、内容物を充填したチューブの内外を連通する注出通路に外 気遮断のための逆止弁を設けてなるチューブ容器であって、胴部を形成する中側 チューブ内にこれと同心状に内側チューブを配設して該両チューブ間および該内 側チューブ内に別々に内容物を充填し、該内側チューブの首部に分流片を一体形 成し、該内側チューブおよび該中側チューブの上記注出通路それぞれに上記逆止 弁を設け、該中側チューブの外側に空気室を介して外側チューブを設け、該外側 チューブおよび該中側チューブの首部を該内側チューブの該分流片に嵌着し、該 外側チューブの底部を該中側チューブおよび該内側チューブの底部と一体的に融 着し、かつ該外側チューブには空気穴を開閉自在に形成したことを特徴とする。
【0019】
【作用】
少なくとも一種類の流動体の頒布に用いる本考案に係るチューブ容器は、頒布 すべき製品を収容する変形可能な少なくとも一つのチューブを備え、このチュー ブはその端部の一方を閉じ、他端にチューブを圧迫で変形させた際に内容物を押 し出せるノズルを備える。考案に従って、上記チューブは弾性変形が可能な外側 チューブに囲まれ、上記チューブと上記外側チューブとの間のスペースは大気と 連通する。
【0020】 考案の範囲内において、チューブと外側チューブとの間のスペースは、例えば 空気出入孔によって自由に大気側と連通させることができる。従って、使用者が 外側チューブに圧縮力を加えると、外側チューブのみが変形し、外側チューブと チューブとの間の空気は、外側チューブがチューブと接触し、すなわち使用者が 外側チューブに加えている作用によってチューブが機械的に直接圧縮されるまで 、上記孔から逃げる。使用者がチューブ容器への力を緩めれば、外側チューブは 、チューブとは無関係にその当初形態を弾性的に回復し、外側チューブとチュー ブとの間のスペース内に上記孔から外気が吸入される。
【0021】 考案の別の構成によれば、チューブと外側チューブとの間のスペースは、外側 から内側に向かう一方向のみで外部との連通を許容する逆止弁を備えた空気流入 孔を介して、大気と連通される。
【0022】 この場合、使用者が外側チューブに加えた圧迫による変形はすべて、逆止弁が あるために外側チューブとチューブとの間の空気の圧力を高め、間接的にチュー ブを圧縮するので、チューブ内の内容物が注出される。外側チューブに加えた圧 力を使用者が緩めれば、外側チューブはその弾性によって変形のない当初形態に 戻り、前に押し出された内容物の量に応じた空気量が、外側チューブに備えた逆 止弁を経て外側チューブとチューブとの間のスペースに吸入される。
【0023】 特に考案の範囲内で、チューブの排出ノズルは、各チューブの内部スペースが 内側から外側に向かう一方向のみで大気と連通することを許容する、逆止弁を備 え得る。
【0024】 排出ノズルに逆止弁があるので、チューブの内部に大気は全く流入することが できず、従って空気とチューブ内の内容物との接触はない。さらに、外側チュー ブの空気流入孔に逆止弁を設ける際に、チューブの排出ノズルにこのような逆止 弁があるので、チューブ内の内容物は、外側チューブを圧迫すれば確実に押し出
【0025】
【作用】
少なくとも一種類の流動体の頒布に用いる本考案に係るチューブ容器は、頒布 すべき製品を収容する変形可能な少なくとも一つのチューブを備え、このチュー ブはその端部の一方を閉じ、他端にチューブを圧迫で変形させた際に内容物を押 し出せるノズルを備える。考案に従って、上記チューブは弾性変形が可能な外側 チューブに囲まれ、上記チューブと上記外側チューブとの間のスペースは大気と 連通する。
【0026】 考案の範囲内において、チューブと外側チューブとの間のスペースは、例えば 空気出入孔によって自由に大気側と連通させることができる。従って、使用者が 外側チューブに圧縮力を加えると、外側チューブのみが変形し、外側チューブと チューブとの間の空気は、外側チューブがチューブと接触し、すなわち使用者が 外側チューブに加えている作用によってチューブが機械的に直接圧縮されるまで 、上記孔から逃げる。使用者がチューブ容器への力を緩めれば、外側チューブは 、チューブとは無関係にその当初形態を弾性的に回復し、外側チューブとチュー ブとの間のスペース内に上記孔から外気が吸入される。
【0027】 考案の別の構成によれば、チューブと外側チューブとの間のスペースは、外側 から内側に向かう一方向のみで外部との連通を許容する逆止弁を備えた空気流入 孔を介して、大気と連通される。
【0028】 この場合、使用者が外側チューブに加えた圧迫による変形はすべて、逆止弁が あるために外側チューブとチューブとの間の空気の圧力を高め、間接的にチュー ブを圧縮するので、チューブ内の内容物が注出される。外側チューブに加えた圧 力を使用者が緩めれば、外側チューブはその弾性によって変形のない当初形態に 戻り、前に押し出された内容物の量に応じた空気量が、外側チューブに備えた逆 止弁を経て外側チューブとチューブとの間のスペースに吸入される。
【0029】 特に考案の範囲内で、チューブの排出ノズルは、各チューブの内部スペースが 内側から外側に向かう一方向のみで大気と連通することを許容する、逆止弁を備 え得る。
【0030】 排出ノズルに逆止弁があるので、チューブの内部に大気は全く流入することが できず、従って空気とチューブ内の内容物との接触はない。さらに、外側チュー ブの空気流入孔に逆止弁を設ける際に、チューブの排出ノズルにこのような逆止 弁があるので、チューブ内の内容物は、外側チューブを圧迫すれば確実に押し出 され、しかも外側チューブに加える圧力次第で内容物の注出量を加減できる。
【0031】 一つのチューブ容器で二種類の内容物を同時に注出させるために、このチュー ブ容器は考案に従って、入れ子式に配した二つのチューブを備えることができ、 各チューブはその一端を閉じ、他端は特に、空気流入を完全に遮断する逆止弁を 装着した排出ノズルを備える。
【0032】 考案に係るチューブ容器の各チューブは、可塑的に変形可能または弾性的に変 形可能であるのに対し、考案に係るチューブ容器の外側チューブは弾性的に変形 可能、すなわち弾力的に復原する素材で構成する必要がある。
【0033】 考案の範囲内で、外側チューブ及び各チューブは合成樹脂製素材の包袋、例え ばポリエチレン製の袋体で構成することができ、外側チューブを構成する包袋は この場合、チューブの包袋より厚くする。
【0034】 さらに、チューブの外側に空気室を介して外側チューブを設け、外側チューブ には空気穴を開閉自在に形成しているので、外側チューブを押圧すると、空気穴 が閉じ、外側チューブを押圧した力はそのままチューブを加圧し、チューブに充 填された内容物を押出すことができる。そして、内容物を押し出した後、外側チ ューブの押圧を解除した時には、逆止弁が閉じ、チューブが萎んだ状態になるが 、外側チューブは胴部の復原による内・外圧力差で空気穴が開き、外部の空気を 空気室内に吸入することにより押圧前の外観に復原する。
【0035】 また、胴部を形成する中側チューブ内にこれと同心状に内側チューブを配設し て両チューブ間および内側チューブ内に別々に内容物を充填し、内側チューブの 首部に分流片を一体形成し、内側チューブおよび中側チューブの注出通路それぞ れに外気遮断のための逆止弁を設け、中側チューブの外側に空気室を介して外側 チューブを設け、外側チューブには空気穴を開閉自在に形成しているので、外側 チューブを押圧すると、空気穴が閉じ、外側チューブを押圧した力はそのまま中 側チューブおよび内側チューブを加圧し、これらチューブに充填された内容物を 押出すことができる。そして、内容物を押し出した後に外側チューブの押圧を解 除した時には、中側チューブ及び内側チューブが復原しようとすると、逆止弁が 閉じ、外部の空気が内側チューブ及び中側チューブ内に入るのを防止する。この 際、中側チューブ及び内側チューブが萎んだ状態になるが、外側チューブは胴部 の復原による内・外圧力差で空気穴が開き、外部の空気を空気室内に吸入するこ とにより押圧前の外観に復原する。
【0036】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を添付図面を参照して説明する。図1及び図2に 示したようなチューブ容器101は、流動体製品、例えばクリーム、パテ状物の 任意量の頒布に用いられる。チューブ容器101は、外側チューブ103に間隔 を隔てて囲繞された内側チューブまたはチューブ状部材102を有する。
【0037】 内側チューブ102は、一端を例えば溶着により圧搾閉止105した合成樹脂 製素材の円筒状包袋104で構成される。包袋104の他端は、排出孔108を 有する排出ノズル107に、頸部106を介して連結される。
【0038】 外側チューブ103も、一端を例えば溶着により圧搾閉止110した合成樹脂 製素材の円筒状包袋109で構成される。包袋109の他端は、内側チューブ1 02のノズル107を内部に固定した排出孔113を備える排出ノズル112に 、頸部111を介して連結される。外側チューブ103のノズル112は、その 外側にネジキャップ115用のネジ山114を有する(図1)。
【0039】 空気流通孔116を外側チューブ103の頸部111に形成し、この孔116 によって両チューブ102,103間の中間スペースは、大気と自由に連通可能 とされる。
【0040】 外側チューブ103は、内側チューブ102の包袋104よりも厚い包袋10 9で構成する点に注目すべきである。
【0041】 内側チューブ102は流体物で満たされているので、この内容物を一回分注出 するため使用者はキャップ115を捩じって開け、外側チューブ103を圧迫す る方向に押す。孔116が形成されているため、両チューブ102,103間の 空気は、外側チューブ103が内側チューブ102と接触し使用者が外側チュー ブ103に加える圧迫で機械的接触により内側チューブ102も押されるまで外 部へ逃げていき、従って、使用者が希望する量の内容物が排出孔108,113 から絞り出される。
【0042】 希望量の内容物を押し出したら、使用者は外側チューブ103に対する圧迫を 止め、内側チューブ102は、弾性的か否かによってその当初の形態に戻るかま たは戻らず、戻る場合は、対応する量の空気が内側チューブ102の内部に排出 孔108から流入する。弾性を有する外側チューブ103はそれ自体で当初の形 態を取り戻し、外側チューブ103の孔116は常に、大気と両チューブ102 ,103間の空気との圧力均衡を可能とする。その結果、外側チューブ103が 当初の形態へ回復することを妨げかねない負圧は、両チューブ102,103間 には決して生じ得ない。
【0043】 図3に示すチューブ容器101は、外側チューブ103が第2の内側チューブ 118を囲繞する第1の内側チューブ117をさらに外側から囲繞する点で、図 2の実施例と異なる。
【0044】 外側チューブ103は図2の実施例の場合と同様に、一端を例えば溶着により 圧搾閉止110し、他端を頸部111において、外ネジ114を形成したノズル 112に連結した、弾性素材の包袋109で構成される。ノズル112はこの場 合、並設された一対の排出孔119,120を有する。
【0045】 第1の内側チューブ117は、一端を例えば溶着により圧搾閉止122した弾 性素材の包袋121で構成される。第1の内側チューブ117の他端は、二つの 排出孔125,126を有するノズル124に頸部123で連結し、ノズル12 4は、両排出孔125,126が外側チューブ103のノズル112の孔119 ,120と一線に並んでその内部に開口するように、外側チューブ103のノズ ル112内に挿着され、あるいは固定される。
【0046】 逆止弁127,128はノズル124の各排出孔125,126の出口に設け られ、各弁125,126は圧力差によって外側方向に開き、また圧力差がなけ れば閉じる。
【0047】 第2の内側チューブ118は、一端を例えば溶着により圧搾閉止130した弾 性素材の包袋129で形成される。第2の内側チューブ118の他端は、頸部1 31で排出孔133を有するノズル132に連結される。ノズル132は、その 排出孔133がノズル124の排出孔126と一連に連通するように、第1の内 側チューブ117のノズル124内に挿着され、あるいは固定される。
【0048】 さらに外側チューブ103は、その頸部111に外気と連通する孔134を有 し、この孔134への空気流通は逆止弁135に調整されて、外側から内側方向 へは連通可能であるが、逆方向の連通は不可能になっている。
【0049】 第1の流動体は第2の内側チューブ118内に封入され、第2の流動体は、第 1の内側チューブ117と第2の内側チューブ118との間で第1の内側チュー ブ117内に封入される。
【0050】 両内側チューブ117,118の包袋121,129は、柔軟な、すなわち弾 性が極めて小さい包袋あるいは多少弾性がある包袋でも良いが、外側チューブ1 03の包袋109は、弾性のある、すなわち弾性復元力がある包袋で構成する。 例えば図示のように、三つのチューブ103,117,118を同じ弾性素材の 包袋で構成することもでき、外側チューブ103の包袋109はこの場合、両内 側チューブ117,118の包袋121,129よりも厚い肉厚を有する。
【0051】 両内側チューブ117,118はそれぞれの流動体で満たされているので、両 種類の内容物を同時に押し出すため使用者はノズル112からキャップ115を 捩じって外し、外側チューブ103に圧縮方向の圧力を加える。弁135は閉じ られ、外側チューブ103と第1の内側チューブ117間に空気を封じ込めてそ の流出を完全に阻止するので、この空気は圧縮されて第1の内側チューブ117 を圧迫し、従って第1の内側チューブ117の内容物は圧迫されて第2の内側チ ューブ118を圧縮する。両内側チューブ117,118の圧縮の影響で、両内 側チューブ117,118内の両内容物は、一方が孔125,119を介して、 また他方が孔133,126,120を介して、両流動体の圧力によって開口す る二つの弁127,128を経て押し出される。
【0052】 両内容物が必要分量押し出されれば、使用者は外側チューブ103への圧迫を 止める。それまで圧迫されていた外側チューブ103は、その弾性により当初の 形態を回復して内側チューブ117,118内にそれまで働いていた圧力を消失 させることとなり、従って両弁127,128は閉じる。同時に、外側チューブ 103によって、外側チューブ103と第1の内側チューブ117との間のスペ ース内に負圧が生じるので、弁135が開き、大気と圧力均衡させる方向に孔1 34を介して当該スペース内に大気を流入させる。この圧力均衡は、外側チュー ブ103がその当初の形態を回復するまで続き、その後に弁135が閉じる。
【0053】 従ってチューブ容器101は、両内側チューブ117,118に収容されてい る両種類の内容物を新たに押し出せる状態になる。
【0054】 二つの内側チューブ117,118の排出孔125,126に二つの逆止弁1 27,128が設けられているので、空気は、両内側チューブ117,118内 に全く流入できず、従って両内側チューブ117,118内の内容物とも接触し ない。その結果、両内側チューブ117,118は、その内容物が押し出される に応じて次第に変形していく。逆に、外側チューブ103は常にその当初の形態 を回復する、すなわち圧力を緩めるたびに、注出された内容物の量に対応する量 の空気が流入し、この空気は、弁135があるために外側チューブ103内に封 じ込められる。従って、外側チューブ103に加わる圧力によって、それに比例 する流量の両内容物が直ちに押し出される。このため、注出される内容物の分量 は極めて正確である。
【0055】 もちろん、考案の範囲内において、チューブ容器に上記二つの実施例で述べた 特徴の一部または全部を組み合わせることは可能である。
【0056】 従って、図2に示した単一種類の内容物用のチューブ容器101に対して、例 えば内側チューブ102の単一の排出孔108に逆止弁を、及び/または外側チ ューブ103の孔116に逆止弁を備えることができる。同様に、図3に示した 二種類用チューブ容器101の外側チューブ103の孔134の逆止弁135を 廃止し、両チューブ103,117間の中間スペースが大気と自由に連通し、且 つ両内側チューブ117,118が外側チューブ103の圧縮後に機械的接触に より圧縮されるようにすることもできる。
【0057】 他方、図4は本考案の第3実施例に係るチューブ容器を示す。このチューブ容 器は、同心状の内側チューブ10と外側チューブ20、および弁体40とからな っている。
【0058】 内側チューブ10は、大別して化粧料等の収容部を形成する内側スリーブ11 とこの内側スリーブ11よりも小径の首部12および内側スリーブ11と首部1 2とを結合する肩部13とからなっている。首部12の外周面には後述する外側 チューブ20との係合を確保するための2条の環状凸部14,14が形成されて おり、その天面には、注出口15が開口している。さらに、首部12の外周面下 部には位置合わせリブ16が形成されている。
【0059】 外側チューブ20は、大別して化粧料等の収容部を形成する外側スリーブ21 とこの外側スリーブ21よりも小径の首部22および外側スリーブ21と首部2 2とを結合する肩部23とからなっている。肩部23の上面には、空気穴24が 穿孔されている。首部22の外周面には蓋(図示せず)をねじ込むためのねじ山 25が形成されている。また、首部22の天面には注出口26が設けられ、その 内周面下方には、ヒンジ部27を介して逆止弁28が設けられている。さらに、 首部22の内周面には、内側チューブ10の首部12の環状凸部14を密嵌合さ せるための2条の環状凹部29が周方向に形成され、首部22の内周面下部には 位置合わせ凹溝30が形成されている。なお、この環状凸部14および環状凹部 29は、必要に応じて設ければよく、また必ずしも環状に形成する必要もない。
【0060】 弁体40は、図7に示されるように2枚のツバ41,41を有する軟質プラス チック性の環状のシートで、その内周面には位置合わせ凹部42,42が形成さ れている。この弁体40は、内側チューブ10の位置合わせリブ16によって位 置合わせをし、外側チューブ20の空気穴24を弁体40の2枚のツバのいずれ かが塞ぐようにセットされている。なお、この弁体40の材質は薄いシート状の ものであれば、特に限定されることはない。
【0061】 以上のように構成された内側チューブ10の位置合わせリブ16に弁体40の 位置合わせ凹部42を合わせて被せる。つぎに、外側チューブ20の首部22の 位置合わせ凹溝30に内側チューブ10の位置合わせリブ16を合わせて位置決 めし、弁体40を円周状にはさみ込んだ状態で環状凸部14と環状凹部29を密 嵌合させることにより首部12を首部22に嵌着する。最後に、内側チューブ1 0に内容物を充填し、底部を外側チューブ20の底部ととも融着し、チューブ容 器を構成する内側チューブ10と外側チューブ20との間に空気室が形成される 。
【0062】 このように形成されたチューブ容器の外側チューブ20の外側スリーブ21を 指で押圧すると、弁体40は空気室内の圧力により外側チューブ20の空気穴2 4を塞ぐので、外側チューブ20の押圧力はそのまま内側チューブ10の内側ス リーブ11に伝わって加圧し、内容物が上昇して注出口15より注出され、外側 チューブ20のヒンジ部27を介して逆止弁28を押上げ、注出口26より内容 物を押出すことができる。
【0063】 そして、内容物を押し出した後に外側チューブ20の押圧を解除すると、逆止 弁28が内側チューブ10の内側スリーブ11内圧力の低下で閉じ、注出口15 から外部の空気が内側チューブ10内に入るのを防止し、これにより内容物の酸 化を防止するが、内側チューブ10は萎んだ状態になる。一方、外側チューブ2 0においては、外側スリーブ21の復原による内・外圧力差で空気穴24を塞い でいた弁体40が下方に変位されて空気穴24が開き、外部の空気を内・外側チ ューブ10,20間の空気室に吸入することにより、押圧前の外観に復原してい く。したがって、内容物の酸化を防止するための逆止弁28が閉じて内側チュー ブ10が萎んだ状態でも外観が悪くならない。
【0064】 図5ないし図14は本考案の第4実施例に係るチューブ容器を示す。このチュ ーブ容器は、同心状の外側チューブ50と中側チューブ60および内側チューブ 80、および弁体40とからなっている。
【0065】 外側チューブ50は、図5に示されるように大別して化粧料等の収容部を覆う 外側スリーブ51とこの外側スリーブ51よりも小径の首部52および外側スリ ーブ51と首部52とを結合する肩部53とからなっている。肩部53には、空 気穴54が穿孔されている。また、首部52の内周面下部には位置合わせ凹溝5 5が形成され、内周面上部は庇状の突部56が形成されている。
【0066】 中側チューブ60は、図6および図9に示されるように大別して化粧料等の収 容部を形成する中側スリーブ61とこの中側スリーブ61よりも小径の首部62 および中側スリーブ61と首部62とを結合する肩部63とからなっている。首 部62の外周面には蓋(図示せず)をねじ込むためのねじ山64が形成され、さ らに外周面下部には凸部65が形成されている。また、首部62の天面には、内 側チューブ80内及び内側チューブ80と中側チューブ60との間にそれぞれ充 填された2種類の内容物を別々に注出するための2つの注出口66,67が設け られ、その内周面上方には、ヒンジ部68,68を介して逆止弁69,69が設 けられている。さらに、首部62の内周面には、内側チューブ80の後述する分 流片84の首部85の環状凸部87を密嵌合させるための2条の環状凹部70, 70が周方向に形成されている。さらに、首部62の外周面下部には外側チュー ブ50および弁体40との位置合わせリブ71が形成されている。
【0067】 弁体40は、図7に示されるように2枚のツバ41,41を有する軟質プラス チック性の環状のシートで、その内周面には位置合わせ凹部42,42が形成さ れている。この弁体40は、中側チューブ60の位置合わせリブ71によって位 置合わせをし、外側チューブ50の空気穴54を弁体40の2枚のツバのいずれ かが塞ぐようにセットされている。なお、この弁体40の材質は薄いシート状の ものであれば、特に限定されることはない。
【0068】 内側チューブ80は、図8および図10に示されるように、大別して化粧料等 の収容部を形成する内側スリーブ81と、中側と内側の両スリーブ61,81間 および内側スリーブ81内に充填された2種類の内容物を別々に注出するための 第1の通路82および第2の通路83が穿設された分流片84とからなっている 。
【0069】 この分流片84は、さらに中側チューブ60との係合部をなす首部85と、内 側スリーブ81と首部85とを結合する肩部86とからなっている。この分流片 84の首部85の外周面には中側チューブ60との係合を確保するための環状凸 部87が形成されている。また、分流片84の首部85の天面には、第1の通路 82と第2の通路83とが開口しており、第1の通路82は分流片84内部で屈 曲して他端側は首部85の外周面に開口している。また、第2の通路83は分流 片84の内部を直線的に垂下して、分流片84の下面側に開口している。
【0070】 なお、この環状凸部87および環状凹部70は、必要に応じて設ければよく、 また必ずしも環状に形成する必要もない。
【0071】 そして、上記のように構成された内側チューブ80の首部85を中側チューブ 60の首部62に強制的に径嵌合させ、内側チューブ80の首部85の環状凸部 87を中側チューブ60の首部62の環状凹部70に嵌合させて組み付ける。つ ぎに、中側チューブ60の位置合わせリブ71に弁体40の位置合わせ凹部42 を合わせて被せる。さらに、外側チューブ50の首部52の位置合わせ凹溝55 に中側チューブ60の位置合わせリブ71を合わせて位置決めして嵌着し、弁体 40を円周状にはさみ込んだ状態で首部52を首部62に嵌着する。この際、外 側チューブ50の首部内径と中側チューブ60の首部下部外径は径嵌合され、中 側チューブ60の首部外周面下部に形成された凸部65は、外側チューブ50の 首部52の内周面上部に形成された庇状の突部56とアンダーカット嵌合される 。
【0072】 さらにまた、内側チューブ80内部および内側チューブ80と中側チューブ6 0間に内容物を充填し、内側スリーブ81の底部と中側スリーブ61の底部およ び外側スリーブ51の底部を一体的に融着させると、図11に示されるようなチ ューブ容器が完成する。
【0073】 なお、上記のようなチューブ容器において、底部シールはスリーブ径の違う3 種類を同時に行うため部分的に肉厚差が発生し、シール性が悪くなる。このため 、中側チューブ60と内側チューブ80のスリーブの厚みを可能な限り薄くする ことが望ましい。
【0074】 このように形成されたチューブ容器の外側チューブ50の外側スリーブ51を 図12に示されるように指で押圧すると、弁体40は空気室内の圧力で外側チュ ーブ50の空気穴54を塞ぐので、外側チューブ50の押圧力はそのまま空気室 を介して中側チューブ60の中側スリーブ61および内側チューブ80の内側ス リーブ81に伝わってこれを加圧し、中側チューブ60と内側チューブ80との 間に画成された空間に収容されている内容物は上昇して、内側チューブ80の分 流片84内に形成された第1の通路82および中側チューブ60の首部61に形 成された注出口66を経由して外部に押し出され、それと同時に内側チューブ8 0内部の空間に収容されている内容物は、内側チューブ80の分流片84内に形 成された第2の通路83および中側チューブ60の首部61に形成された注出口 67を経由して外部に押し出される。このように内容物が押し出されるに際して は逆止弁69がヒンジ68を支点にして外方に向かって開くので、内容物は抵抗 なく押し出されることになる。
【0075】 そして、内容物を押し出した後に図13に示されるように外側チューブ50の 押圧を解除すると、中側チューブ60の中側スリーブ61および内側チューブ8 0の内側スリーブ81の内圧の低下で、逆止弁69が内側チューブ80の分流片 84に形成された第1の通路82および第2の通路83を閉鎖し、空気が混入す ることを防止する。したがって、内容物の酸化による劣化を防止できるばかりで なく、内側チューブ80と中側チューブ60との間に画成された空間に収容され ている内容物と内側チューブ80内部の空間に収容されている内容物とは同等に 加圧されて、それぞれ等量の内容物を取り出すことができる。しかしながら、外 観的には内側チューブ80と中側チューブ60は萎んだ状態になる。
【0076】 一方、外側チューブ50は外側スリーブ51の復原による内・外圧力差で空気 穴54を塞いでいた弁体40が下方に変位されて空気穴54が開き、外部の空気 を外側チューブ50と中側チューブ60の間の空気室に吸入することにより、図 14に示されるように完全に押圧前の状態に復原していく。したがって、内容物 の酸化を防止する逆止弁69が閉じた状態でも外観的には押圧前と全く変わらず 従来のチューブ容器の欠点を解決することができる。
【0077】 図15ないし図17は、本考案のチューブ容器の外側チューブ50a,90に 設けられた空気穴54a,96の位置を変えた変形実施例を示す。図15の実施 例では、外側チューブ90の首部91にねじ山92が形成され、中側チューブ6 0の首部62は内側チューブ80の首部85と外側チューブ90の首部91の間 に挾まれた状態で嵌着されている。また首部91の天面には充填された2種類の 内容物を別々に注出するための2つの注出口92,93が設けられ、その内周面 上方には、ヒンジ部94,94を介して逆止弁95,95が設けられている。さ らに、空気穴96は、外側チューブ90の首部91の下部に設けられ、弁体45 はその内周縁を外側チューブ90の首部91と中側チューブ60の首部62の間 に挟持された状態で下方向に開閉自在に装着されている。その他の構成および作 用は第4実施例の場合と同様である。
【0078】 また、図16の実施例では、外側チューブ50aの空気穴54aは、外側チュ ーブ50aの外側スリーブ51の上方に設けられ、弁体46は外側チューブ50 の肩部53に内方向に開閉自在に装着されている。その他の構成および作用は第 4実施例の場合と同様である。
【0079】 図17の実施例では、外側チューブ90の首部91にねじ山92が形成され、 中側チューブ60の首部62は内側チューブ80の首部85と外側チューブ90 の首部91の間に挾まれた状態で嵌着されている。また中側チューブ60の首部 62の天面には充填された2種類の内容物を別々に注出するための2つの注出口 66,67が設けられ、その内周面上方には、ヒンジ部68,68を介して逆止 弁69,69が設けられている。さらに、空気穴96は、外側チューブ90の首 部91の下部に設けられ、弁体45はその内周縁を外側チューブ90の首部91 と中側チューブ60の首部62の間に挟持された状態で下方向に開閉自在に装着 されている。その他の構成および作用は第4実施例の場合と同様である。
【0080】 なお、図4に示す第3実施例においても、空気穴の位置は限定されることなく 、図15および図16の実施例の位置に弁体を装着していれば同様の効果を得る ことができる。
【0081】
【考案の効果】
少なくとも一種類の流動体の頒布に用いる本考案に係るチューブ容器は、頒布 すべき製品を収容する変形可能な少なくとも一つのチューブを備え、このチュー ブはその端部の一方を閉じ、他端にチューブを圧迫で変形させた際に内容物を押 し出せるノズルを備えて、上記チューブは弾性変形が可能な外側チューブに囲ま れ、上記チューブと上記外側チューブとの間のスペースは大気と連通するもので あり、このチューブと外側チューブとの間のスペースは、例えば空気出入孔によ って自由に大気側と連通させることができる。従って、使用者が外側チューブに 圧縮力を加えると、外側チューブのみが変形し、外側チューブとチューブとの間 の空気は、外側チューブがチューブと接触し、すなわち使用者が外側チューブに 加えている作用によってチューブが機械的に直接圧縮されるまで、上記孔から逃 げる。使用者がチューブ容器への力を緩めれば、外側チューブは、チューブとは 無関係にその当初形態を弾性的に回復し、外側チューブとチューブとの間のスペ ース内に上記孔から外気が吸入される。
【0082】 また、チューブと外側チューブとの間のスペースは、外側から内側に向かう一 方向のみで外部との連通を許容する逆止弁を備えた空気流入孔を介して大気と連 通され、この場合、使用者が外側チューブに加えた圧迫による変形はすべて、逆 止弁があるために外側チューブとチューブとの間の空気の圧力を高め、間接的に チューブを圧縮するので、チューブ内の内容物が注出される。外側チューブに加 えた圧力を使用者が緩めれば、外側チューブはその弾性によって変形のない当初 形態に戻り、前に押し出された内容物の量に応じた空気量が、外側チューブに備 えた逆止弁を経て外側チューブとチューブとの間のスペースに吸入される。
【0083】 特に、チューブの排出ノズルは、各チューブの内部スペースが内側から外側に 向かう一方向のみで大気と連通することを許容する、逆止弁を備え得、排出ノズ ルに逆止弁があるので、チューブの内部に大気は全く流入することができず、従 って空気とチューブ内の内容物との接触はない。さらに、外側チューブの空気流 入孔に逆止弁を設ける際に、チューブの排出ノズルにこのような逆止弁があるの で、チューブ内の内容物は、外側チューブを圧迫すれば確実に押し出され、しか も外側チューブに加える圧力次第で内容物の注出量を加減できる。
【0084】 また本考案によれば、内容物を充填したチューブの内外を連通する注出通路に 外気遮断のための逆止弁を設けてなるチューブ容器において、チューブの外側に 空気室を介して外側チューブを設け、外側チューブの首部をチューブの首部に嵌 着し、外側チューブの底部をチューブの底部と一体的に融着し、かつ外側チュー ブには空気穴を開閉自在に形成したことにより、内容物を押し出した後、外側チ ューブの押圧を解除した時に、内容物の酸化を防止するために外部の空気がチュ ーブ内に入るのを防止することができる。
【0085】 さらには、例え逆止弁が閉じてチューブが萎んでも、空気室には空気穴から外 気が入り、外側チューブは押圧する前の外観に戻ることができ、外観を重視する 化粧品等のチューブ容器にとって極めて優れた効果を有するものである。
【0086】 また、内容物を充填したチューブの内外を連通する注出通路に外気遮断のため の逆止弁を設けてなるチューブ容器において、胴部を形成する中側チューブ内に これと同心状に内側チューブを配設して両チューブ間および内側チューブ内に別 々に内容物を充填し、内側チューブの首部に分流片を一体形成し、内側チューブ および中側チューブの上記注出通路のそれぞれに上記逆止弁を設け、中側チュー ブの外側に空気室を介して外側チューブを設け、外側チューブおよび中側チュー ブの首部を内側チューブの分流片に嵌着し、外側チューブの底部を中側チューブ および内側チューブの底部と一体的に融着し、かつ外側チューブには空気穴を開 閉自在に形成したことにより、内容物を押し出した後に外側チューブの押圧を解 除すると、中側チューブ及び内側チューブの内圧低下で逆止弁が閉じて、外部の 空気がこれらチューブ内に入るのを防止し、これにより内容物の酸化を防止する とともに、2室の内容物が均等に注出されるようになっている。
【0087】 さらに逆止弁が閉じて中側・内側チューブが萎んでも、空気室には空気穴から 外気が入り、外側チューブは押圧する前の外観に戻ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るチューブ容器の側面
図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本考案の第2実施例に係るチューブ容器の側断
面図である。
【図4】本考案の第3実施例に係るチューブ容器の要部
断面図である。
【図5】本考案の第4実施例に係るチューブ容器の外側
チューブの要部斜視図である。
【図6】本考案の第4実施例に係るチューブ容器の中側
チューブの要部斜視図である。
【図7】本考案の第4実施例に係るチューブ容器の弁体
の全体斜視図である。
【図8】本考案の第4実施例に係るチューブ容器の内側
チューブの要部斜視図である。
【図9】本考案の第4実施例に係るチューブ容器の中側
チューブの要部断面図である。
【図10】本考案の第4実施例に係るチューブ容器の内
側チューブの要部断面図である。
【図11】本考案の第4実施例に係るチューブ容器の全
体断面図である。
【図12】本考案の第4実施例に係るチューブ容器を押
圧した時のチューブ容器の全体断面図である。
【図13】本考案の第4実施例に係るチューブ容器の押
圧を解除した時のチューブ容器の全体断面図である。
【図14】本考案の第4実施例に係るチューブ容器の押
圧を解除し外側チューブが復原した時のチューブ容器の
全体断面図である。
【図15】本考案の第4実施例の変形実施例を示すチュ
ーブ容器の上部断面図及びその要部拡大断面図である。
【図16】本考案の第4実施例の他の変形実施例を示す
チューブ容器の要部断面図である。
【図17】本考案の第4実施例のさらに他の変形実施例
を示すチューブ容器の要部断面図である。
【図18】従来例に係るチューブ容器の全体断面図であ
る。
【図19】従来例に係るチューブ容器を押圧した時のチ
ューブ容器の全体断面図である。
【図20】従来例に係るチューブ容器の押圧を解除した
時のチューブ容器の全体断面図である。
【図21】従来例に係るチューブ容器の外観が復原され
ないチューブ容器の全体断面図である。
【符号の説明】
102 内側チューブ 117 第1の内側チューブ 118 第2の内側チューブ 105 内側チューブの一端(圧搾閉止) 110 外側チューブの一端(圧搾閉止) 122 第1の内側チューブの一端(圧搾閉止) 130 第2の内側チューブの一端(圧搾閉止) 107 内側チューブの排出ノズル 124 第1の内側チューブの排出ノズル 132 第2の内側チューブの排出ノズル 103 外側チューブ 135 逆止弁 125 第1の内側チューブの出口孔 126 第2の内側チューブの出口孔 133 第2の内側チューブの出口孔 108 内側チューブの出口孔 127 第1の内側チューブの逆止弁 128 第2の内側チューブの逆止弁 104 内側チューブの袋体 109 外側チューブの袋体 121 第1の内側チューブの袋体 129 第2の内側チューブの袋体 10,80 内側チューブ 12 首部 20,50 外側チューブ 22 首部 24,54 空気穴 28,69 逆止弁 40 弁体 60 中側チューブ 62 首部 84 分流片 85 首部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一種類の頒布すべき内容物を収容する、
    少なくとも一つの変形可能なチューブ102,117,
    118を備え、該チューブの端部の一方105,11
    0,122,130は閉じ、且つその他端は該チューブ
    が圧縮で変形した際に該内容物を押し出し得る排出ノズ
    ル107,124,132を有する、少なくとも一種類
    の流動製品からなる該内容物を頒布するためのチューブ
    容器であって、該チューブ102,117は、弾性的に
    変形可能な外側チューブ103に取り囲まれ、また該チ
    ューブ102,117と該外側チューブ103間の空間
    が大気と連通していることを特徴とするチューブ容器。
  2. 【請求項2】 前記チューブ102,117と前記外側
    チューブ103間の前記空間が、外側から内側方向にの
    み大気との連通を許容する逆止弁135を介して大気と
    連通していることを特徴とする請求項1に記載のチュー
    ブ容器。
  3. 【請求項3】 入れ子式に配した二つの前記チューブ1
    17,118を備え、各チューブは、一端122,13
    0を閉じ、他端に個別の出口孔125,126,133
    を持つ前記排出ノズル124,132を有することを特
    徴とする請求項1または2に記載のチューブ容器。
  4. 【請求項4】 前記排出ノズル107,124,132
    の出口孔108,125,126,133は、前記チュ
    ーブの内側空間と大気との連通を内側から外側方向にの
    み許容する逆止弁127,128を有することを特徴と
    する請求項1〜3いずれかの項に記載のチューブ容器。
  5. 【請求項5】 前記外側チューブ103は、前記チュー
    ブ102,117,118より大きな弾性復原力を呈す
    ることを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載の
    チューブ容器。
  6. 【請求項6】 前記チューブ102,103,117,
    118は弾性素材の袋体104,109,121,12
    9で構成し、該外側チューブ103の該袋体109は該
    チューブ102,117,118の該包袋104,12
    1,129より厚いことを特徴とする請求項5に記載の
    チューブ容器。
  7. 【請求項7】 内容物を充填したチューブの内外を連通
    する注出通路に外気遮断のための逆止弁を設けてなるチ
    ューブ容器であって、該チューブの外側に空気室を介し
    て外側チューブを設け、該外側チューブの首部を該チュ
    ーブの首部に嵌着し、該外側チューブの底部を該チュー
    ブの底部と一体的に融着し、かつ該外側チューブには空
    気穴を開閉自在に形成したことを特徴とするチューブ容
    器。
  8. 【請求項8】 内容物を充填したチューブの内外を連通
    する注出通路に外気遮断のための逆止弁を設けてなるチ
    ューブ容器であって、胴部を形成する中側チューブ内に
    これと同心状に内側チューブを配設して該両チューブ間
    および該内側チューブ内に別々に内容物を充填し、該内
    側チューブの首部に分流片を一体形成し、該内側チュー
    ブおよび該中側チューブの上記注出通路それぞれに上記
    逆止弁を設け、該中側チューブの外側に空気室を介して
    外側チューブを設け、該外側チューブおよび該中側チュ
    ーブの首部を該内側チューブの該分流片に嵌着し、該外
    側チューブの底部を該中側チューブおよび該内側チュー
    ブの底部と一体的に融着し、かつ該外側チューブには空
    気穴を開閉自在に形成したことを特徴とするチューブ容
    器。
JP3469793U 1993-06-25 1993-06-25 チューブ容器 Pending JPH074351U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3469793U JPH074351U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 チューブ容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3469793U JPH074351U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 チューブ容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH074351U true JPH074351U (ja) 1995-01-24

Family

ID=12421564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3469793U Pending JPH074351U (ja) 1993-06-25 1993-06-25 チューブ容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH074351U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003093127A1 (en) * 2002-04-30 2003-11-13 Yoshino Kogyosho Co.,Ltd. Dispensing container
KR100467265B1 (ko) * 2002-08-27 2005-01-24 한영제약 주식회사 염색약 충진용 이중튜브
JP2010285195A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Kao Corp 泡吐出容器
JP2012116542A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Toppan Printing Co Ltd チューブ容器
JP2014051292A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Toppan Printing Co Ltd 押出チューブ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003093127A1 (en) * 2002-04-30 2003-11-13 Yoshino Kogyosho Co.,Ltd. Dispensing container
US7104426B2 (en) 2002-04-30 2006-09-12 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Dispensing container
EP1500602A4 (en) * 2002-04-30 2007-10-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd ISSUE TANK
CN100361876C (zh) * 2002-04-30 2008-01-16 株式会社吉野工业所 注出容器
KR100939618B1 (ko) * 2002-04-30 2010-02-01 가부시키가이샤 요시노 고교쇼 주출용기
KR100467265B1 (ko) * 2002-08-27 2005-01-24 한영제약 주식회사 염색약 충진용 이중튜브
JP2010285195A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Kao Corp 泡吐出容器
JP2012116542A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Toppan Printing Co Ltd チューブ容器
JP2014051292A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Toppan Printing Co Ltd 押出チューブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6332730B1 (en) Container valve
US5108007A (en) Valve controlled squeezable fluid dispenser
US4457454A (en) Two-compartment dispenser
US5454486A (en) Squeezable dispension container for fluid materials
US4328912A (en) Self-contained valved package
US5873494A (en) Dual stream liquid dispensing structure
US5950878A (en) Dispensing tube valve assembly
CN100494009C (zh) 构成可用手动泵压完全排空的黏性产品的包装的装置
JP2006517859A (ja) 分配ノズル
US20050029285A1 (en) Containers and methods for the on-demand dispensing of flowable materials
EP0710338A1 (en) One-way valve assembly
JPH03133748A (ja) 注出容器
WO2004028925A1 (ja) 注出容器
JPH074351U (ja) チューブ容器
US8469240B2 (en) Dispensing fluids from containers using self closing valve, typically duckbill type valve
US6460732B1 (en) Device for opening and closing containers having flexible walls
EP0620802A1 (en) Squeeze bottle package
US20050017029A1 (en) Guided clamps for quick easy opening and closing of dispenser outlet
JP2004217243A (ja) バルブ中栓
WO2017093577A1 (en) Dispensing device comprising foam-forming assembly and container with predetermined properties
EP1230130A1 (en) Snap-action closure with an elastic seal
JP2004210351A (ja) 液体注出容器
KR200379388Y1 (ko) 공기압력식 유체 용기
AU2005330075B2 (en) Dispensing fluids from containers using self closing valve, typically duckbill type valve
RU2511550C1 (ru) Закрывающий элемент для упаковки жидкого или пастообразного материала