JPH0743597U - 弾球遊技機の枠構造 - Google Patents
弾球遊技機の枠構造Info
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- JPH0743597U JPH0743597U JP7709993U JP7709993U JPH0743597U JP H0743597 U JPH0743597 U JP H0743597U JP 7709993 U JP7709993 U JP 7709993U JP 7709993 U JP7709993 U JP 7709993U JP H0743597 U JPH0743597 U JP H0743597U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリエチレン製板材を使用して、既存の製造
設備で容易且つ安価に製造できると共に、十分な強度を
確保でき、しかも材料のリサイクルが容易で、森林資源
の保護並びに環境の保護にも寄与できる弾球遊技機の枠
構造を提供する。 【構成】 弾球遊技機の枠構造は、外枠1 、及びこの外
枠1 の前側に開閉自在に枢着され且つ略中央部に遊技盤
7 装着用の窓孔4 が形成された前枠2 等を備え、表面側
に密度の高いスキン層を、内部に密度の低い発泡層を夫
々有するポリエチレン製板材37により枠1,2 を構成した
ものである。
設備で容易且つ安価に製造できると共に、十分な強度を
確保でき、しかも材料のリサイクルが容易で、森林資源
の保護並びに環境の保護にも寄与できる弾球遊技機の枠
構造を提供する。 【構成】 弾球遊技機の枠構造は、外枠1 、及びこの外
枠1 の前側に開閉自在に枢着され且つ略中央部に遊技盤
7 装着用の窓孔4 が形成された前枠2 等を備え、表面側
に密度の高いスキン層を、内部に密度の低い発泡層を夫
々有するポリエチレン製板材37により枠1,2 を構成した
ものである。
Description
【0001】
本考案は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機の枠構造に関するも のである。
【0002】
パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機は、外枠と、この外枠の前側に 開閉自在に枢着され且つ略中央部に窓孔が設けられた前枠と、この前枠の窓孔に 着脱自在に装着された遊技盤とを備え、遊技盤に環状のガイドレールを設けると 共に、このガイドレールにより取り囲まれた範囲内に障害釘、入賞装置、表示ラ ンプ等の各種の遊技部品を装着している。
【0003】 この弾球遊技機の外枠及び前枠は、従来、複数枚のベニヤを張り合わせたベニ ヤ板を用い、このベニヤ板を所定形状に接合し又は加工して構成したもの、或い は合成樹脂を用いて所定形状に一体成形したもの等がある。
【0004】
従来、外枠及び前枠には、ベニヤ板を用いたものが最も多く使用されているが 、近時では、森林資源の保護、或いは環境保護の見地から天然木材の入手自体が 困難になり、それに伴って製造コストがアップする傾向にある。
【0005】 一方、合成樹脂製のものは、成形が容易である反面、合成樹脂そのものを多量 に使用するため、製造コストがアップする欠点がある。また合成樹脂の使用量を 抑えるためには、全体の肉厚を極力薄くして、必要箇所を補強リブで補強すれば 良いが、その場合には前枠が構造的に非常に複雑になり、金型の製作コストがア ップする欠点がある。
【0006】 本考案は、このような従来の課題に鑑み、ポリエチレン製板材を使用して、既 存の製造設備で容易且つ安価に製造できると共に、十分な強度を確保でき、しか も材料のリサイクルが容易で、森林資源の保護並びに環境の保護にも寄与できる 弾球遊技機の枠構造を提供することを目的とする。
【0007】
請求項1に記載の本考案は、外枠1 、及びこの外枠1 の前側に開閉自在に枢着 され且つ略中央部に遊技盤7 装着用の窓孔4 が形成された前枠2 等を備えた弾球 遊技機において、表面側に密度の高いスキン層69を、内部に密度の低い発泡層70 を夫々有するポリエチレン製板材37により枠1,2 を構成したものである。
【0008】 また請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載の考案において、外枠1 と、 この外枠1 の前側に開閉自在に枢着され且つ略中央部に遊技盤7 装着用の窓孔4 が形成された前枠2 とを備えた弾球遊技機において、表面側に密度の高いスキン 層69を、内部に密度の低い発泡層70を夫々有するポリエチレン製板材37により前 枠2 を構成し、このポリエチレン製板材37の前面に化粧板47を装着したものであ る。
【0009】 更に請求項3に記載の本考案は、請求項1に記載の考案において、外枠1 が左 右一対の側枠板50,51 と、この一対の側枠板50,51 の上下両端を連結する上下一 対の上枠板52及び下枠板53と、一対の側枠板50,51 の前下端部間を連結する前枠 板54とを備え、この各枠板50〜54をポリエチレン製板材37により構成したもので ある。
【0010】
請求項1に記載の本考案では、表面側に密度の高いスキン層69を、内部に密度 の低い発泡層70を夫々有するポリエチレン製板材37により枠1,2 を構成しており 、ポリエチレン製板材37自体の機械加工が非常に容易であるため、製造時の作業 性、並びに加工後の枠1,2 の仕上がりが非常に良好である。
【0011】 またポリエチレン製板材37に単に機械加工を施すだけでも良く、合成樹脂製で あるにも拘わらず、従来の木材製の枠の製造に使用していた既存の製造設備をそ のまま利用することができ、従って、複雑な金型等を使用せずに枠1,2 を製造す ることも可能であり、従来の合成樹脂製のものに比較して、容易且つ安価に製造 することができる。
【0012】 しかも、ポリエチレン製板材37は、その内部の発泡層70を、表面側の高密度で 、比重、曲げ強度及び硬度の大きいスキン層69により両側から挟んだサンドイッ チ構造であるため、十分な合成を確保できると同時に、ポリエチレン製板材37に 対する釘の打ち込み等も容易である。
【0013】 特に、ポリエチレン製板材37は、その性質として耐摩耗性、耐衝撃性が非常に 良好である上に、摩擦係数が小さく自己潤滑性に優れているため、従来の木材製 、或いは他の合成樹脂製のものに比べて、枠1,2 自体の損傷が非常に少なく、耐 久性が著しく向上する。 更に、ポリエチレン製板材37は熱可塑性樹脂であるため、廃棄後の材料のリサ イクル使用が容易であり、森林資源の保護並びに環境の保護にも寄与できる。
【0014】 また請求項2に記載の本考案では、表面側に密度の高いスキン層69を、内部に 密度の低い発泡層70を夫々有するポリエチレン製板材37により前枠2 を構成し、 このポリエチレン製板材37の前面に化粧板47を装着しているため、前記作用の他 に、前枠2 の前面の仕上がりを非常に良好にできる。
【0015】 更に請求項3に記載の本考案では、外枠1 が左右一対の側枠板50,51 と、この 一対の側枠板50,51 の上下両端を連結する上下一対の上枠板52及び下枠板53と、 一対の側枠板50,51 の前下端部間を連結する前枠板54とを備え、この各枠板50〜 54をポリエチレン製板材37により構成しているため、外枠1 についても前記作用 を得ることができる。
【0016】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。 図1は本考案の実施例を示すパチンコ機の正面図、図2はその開状態の斜視図 である。図1及び図2において、1 は矩形状の外枠、2 は前枠で、この前枠2 は 外枠1 の前側に上下一対のヒンジ3 により開閉自在に枢着され、且つ略中央部に 窓孔4 が形成されている。5 はガラス扉、6 は前面板で、これらは前枠2 の窓孔 4 内に上下に配置され且つ開閉自在に枢着されている。7 は遊技盤で、ガラス扉 5 に対応して前枠2 の取付枠29に後側から着脱自在に装着されている。
【0017】 遊技盤7 の前面には、遊技球を案内するガイドレール8 が設けられると共に、 変動図柄表示装置9 、下部入賞装置10、左入賞装置11,12 、右入賞装置13,14 、 入球口15,16 、外装飾体17,18 、内装飾体19,20 等の各種遊技部品が装着され、 また多数の障害釘21が設けられている。
【0018】 前面板6 には上皿22が装着され、また前枠2 の下部には下皿23と発射装置24用 の操作ハンドル25とが設けられている。発射装置24は、前枠2 の前後に装着され た操作ハンドル25と発射モータ26とを備えている。 27は賞球を下皿23に案内する下皿通路、28は裏セット板用の締結レバーで、取 付枠29の左右に2個ずつ設けられている。30は位置決めピンで、取付枠29の上部 に2個設けられている。
【0019】 31は取付枠29内の遊技盤7 を押さえ付けて固定する裏セット板で、中央部に窓 孔32が形成されると共に、上部に左右2個の孔33が形成されている。裏セット板 31は、その孔33を位置決めピン30に合わせた状態で、各締結レバー28により前枠 2 の取付枠29の後側に着脱自在に締結される。裏セット板31の後側には、賞球タ ンク35、賞球払出装置36が取り付けられている。
【0020】 前枠2 は、図5に示すような構造のポリエチレン製板材37を用いて、図3及び 図4に示すように構成されている。この前枠2 はポリエチレン製板材37を矩形状 に切断し、その略中央部に矩形状の窓孔4 を形成して構成されている。 即ち、前枠2 は、ポリエチレン製板材37を用いた矩形板状であって、上枠部38 と下枠部39と左右一対の側枠部40,41 とを一体に備え、これら枠部38〜41間に矩 形状の窓孔4 が形成されている。上枠部38には表示ランプ用の取付孔42が、下枠 部39には発射装置24用の取付孔43、下皿通路27用の取付孔44及び配線用の通孔45 等が、側枠部41には鍵孔46が夫々形成されている。
【0021】 前枠2 の前面には、図4に示すように、各枠部38〜41を前面から覆うように化 粧板47が装着され、この化粧板47によって前面側が仕上げられている。化粧板47 は薄い合成樹脂製であって、図6に示すように、その後側の適当箇所に分散して 配置された取付ピン48を一体に備え、この取付ピン48を前枠2 側のピン孔49に挿 入することによって着脱自在に装着されている。前枠2 の後側には、窓孔4 に対 応して取付枠29が釘、ネジ等で取り付けられ、この取付枠29内に後側から遊技盤 7 が着脱自在に嵌合されている。
【0022】 外枠1 は、前枠2 と同様にポリエチレン製板材37を用いて、図8及び図9に示 すように、矩形枠状に構成したものである。即ち、外枠1 は、図8及び図9に示 すように、左右一対の側枠板50,51,と、この一対の側枠板50,51,の上下両端間を 連結する上枠板52及び下枠板53と、一対の側枠板50,51,の前側下端部間を連結す る前枠板54とから構成され、この外枠1 には前枠板54の上側で且つ前面側から前 枠2 が開閉自在に装着されている。
【0023】 外枠1 を構成する各枠板50〜54は、ポリエチレン製板材37を所定の長さ及び幅 の帯状に切断した帯板状である。そして、一対の側枠板50,51 と上枠板52と下枠 板53は、例えば図10乃至図12に側枠板50,51 と上枠板52との接合部を示すよ うに、その両端部に凹凸部55,56 を形成し、この両凹凸部55,56 を直角方向に噛 み合わせた状態で、上枠板52及び下枠板53側から各側枠板50,51 側に釘57を打ち 込むことによって互いに接合されている。
【0024】 下枠板53の前端は、図13に示すように、前枠板54の厚さ分だけ側枠板50,51 よりも前側に突出し、この前枠板54の前端部の上面に接するようにして、前枠板 54が一対の側枠板50,51 の前側下端部固定されている。下枠板53と前枠板54は、 下枠板53側から前枠板54側に打ち込まれた釘58によって互いに固定され、また前 枠板54の左右両端部は釘59によって各側枠板50,51 に固定されている。
【0025】 左側の側枠板50と上枠板52との角部には、図8及び図12に示すように、ヒン ジ3 用の上ブラケット60を取り付けるための取付部61が形成され、この両者に跨 がってブラケット60のL字状の取付基部62がネジ63によって固定されている。ま た左側の側枠板50と前枠板54との角部には、図8及び図13に示すように、下ブ ラケット64の取付基部65がネジ66によって固定されている。従って、左側の側枠 板50,51 の上下は、これらブラケット60,64 の取付基部62,65 により補強されて いる。
【0026】 右側の側枠板51と上枠板52及び下枠板53との角部は、図外の補強金具で夫々補 強され、また各側枠板50,51 と下枠板53と前枠板54との角部には、図14に示す ように、補強金具67がネジ68によって固定されており、この補強金具67で互いに 補強されている。
【0027】 ポリエチレン製板材37は、図5に示すように、密度が高く、比重、曲げ強度及 び硬度が大きなスキン層69を表面側に、密度の低い発泡層70を内部側に夫々有す る。ポリエチレン製板材37は、例えば厚さが19mm程度であって、その表面側の2 〜8mm がスキン層69で、残りの15〜3mm 程度が発泡層70となっているか、又はポ リエチレン製板材37の全厚さの内、両側1/3 程度がスキン層69で、残りの1/3 が 発泡層70となっている。
【0028】 なお、このポリエチレン製板材37の数値は例示であって、スキン層69と発泡層 70との境界部分は明瞭ではなく、一つの目安として上げたものである。従って、 ポリエチレン製板材37のスキン層69及び発泡層70の厚さ比をどの程度にするかは 、外枠1 及び前枠2 の全体的な強度等を考慮しながら、ポリエチレン製板材37全 体としての比重が0.8 ±0.15g/cm3 程度となるようにすることが望ましい。
【0029】 この実施例の前枠2 を製造する場合には、図7に示すように、先ずポリエチレ ン材料を用いて押出成形機71等により長尺のポリエチレン製板材37を成形する。 勿論、ポリエチレン製板材37のスキン層69及び発泡層70の厚さ比は、押出成形機 71等による成形前に予め定めておき、その厚さ比のポリエチレン製板材37を成形 する。
【0030】 ポリエチレン製板材37は、通常の木材と同様に機械加工性が非常に良好であり 、木材と同様に取り扱うことができるので、この後は既存の木材用の前枠製造ラ インを利用して、ポリエチレン製板材37から前枠2 を仕上げて行く。
【0031】 即ち、ポリエチレン製板材37を前枠製造ラインに送り、先ず適宜切断機等によ ってポリエチレン製板材37を所定の寸法に切断して略矩形状の前枠素材72を作る 。そして、矩形状の前枠素材72ができれば、次に前枠素材72をルータ等の加工機 にセットした後、この前枠素材72の略中央部に矩形状の窓孔4 を穿孔すると共に 、その他の表示ランプ用の取付孔42、発射装置24用の取付孔43、下皿通路27用の 取付孔44及び配線用の通孔45等を所定箇所に穿孔する。
【0032】 これによって、窓孔4 を取り囲むように上枠部38と下枠部39と左右一対の側枠 部40,41 とを一体に備えた板状の前枠2 ができるので、次に、図6に示すように 、この前枠2 の取付孔49に化粧板47の各取付ピン48を挿入して、図4に示す如く 前枠2 の前側に化粧板47を装着し、また後側に取付枠29を釘又はネジ等で装着す れば完成する。
【0033】 なお、化粧板47は、取付ピン48によって前枠2 に装着する他、図6に仮想線で 示すように、化粧板47の周縁部に前枠2 を取り囲む折曲部47a を設けておき、こ の折曲部47a を釘等で前枠2 に固定する構造、化粧板47の周縁部に適宜押さえ材 を当ててネジ等で取り付ける構造、或いは高周波接着等の接着手段によって接着 する構造を採用しても良い。
【0034】 外枠1 を製造する場合にも、前枠2 と同様にポリエチレン製板材37を用い、既 存の木材用の外枠製造ラインを利用して、ポリエチレン製板材37から外枠1 を製 造する。即ち、外枠1 の場合は、その側枠板50,51 、上枠板52等が帯板状の素材 により構成されているので、成形後のポリエチレン製板材37をスリッター等の適 宜切断機にかけて所定幅の帯状に切断する。
【0035】 次に、この帯状素材を切断機によって所定の長さに順次切断して側枠板50,51 、上枠板52等の枠板素材を作り、その後、各枠板素材の両端部に凹凸部55,56 を 加工する。
【0036】 このようにして各枠板素材ができれば、図11及び図12に示すように、側枠 板50,51 、上枠板52、下枠板53の各凹凸部55,56 を互いに直角状に噛み合わせて 矩形状に構成し、その各接合部を釘57によって固定する。そして、前枠板54を取 り付けると共に、ブラケット60,64 、補強金具67等を適宜取り付ければ、図8及 び図9に示すような外枠1 が完成する。なお、下枠板53の前端面及び前枠板54の 前面に化粧板を装着しても良い。
【0037】 このように、ポリエチレン製板材37を用いて外枠1 及び前枠2 を構成すれば、 ポリエチレン自体が安価であるため、非常に経済的である。またポリエチレン製 板材37はその他の合成樹脂材料に比較して、切断、孔加工、切削等の機械加工が 木材と同様に非常に容易であり、製作時の作業性、並びに加工後の仕上がりが非 常に良好である。
【0038】 しかも、ポリエチレン製板材37を用いており、これに切断、孔加工、切削等の 機械加工を施すだけで良く、従来の木材製と同様の加工で製造できるため、従来 の木材製の外枠1 、前枠2 の製造に使用していた既存の製造設備をそのまま利用 することができ、合成樹脂製の一種であるにも拘わらず、複雑な金型等が全く不 要である。従って、このポリエチレン製板材37を用いた外枠1 及び前枠2 は、従 来の合成樹脂製のものに比較して、容易且つ安価に実施できると言う利点がある 。
【0039】 更に、ポリエチレン製板材37は、その内部の発泡層70を表面側の高密度のスキ ン層69で両側から挟んだサンドイッチ構造であるため、他の発泡材に比べて十分 な剛性を確保できると同時に、ポリエチレン製板材37に対する釘等の打ち込みも 容易である。
【0040】 またポリエチレン製板材37には、表面に密度が高く、比重、曲げ強度及び硬度 の大きなスキン層69があるため、このスキン層69によって表面の損傷も十分に防 止でき、しかも、ポリエチレン製板材37の強度等はそのスキン層69及び発泡層70 の厚さ比を適宜変えることによって容易に調整できる。 特に、ポリエチレンは耐摩耗性、耐衝撃性が非常に良好である上に、摩擦係数 が小さく自己潤滑性に優れているため、従来の木材製、或いは他の合成樹脂製の ものに比べて、外枠1 、前枠2 の損傷を非常に少なくでき、耐久性が著しく向上 する。
【0041】 因みに、この実施例では、ポリエチレン製板材37として、比重が0.8g/cm3内外 で、曲げ強度が90〜120Kg/cm2 、硬度が3.6 〜4ton/cm2程度のものを使用した。 しかし、これに限定されるものではない。またポリエチレンは高密度ポリエチレ ン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンを用いても良いし、超高密度ポリ エチレンを用いても良い。
【0042】 この外枠1 、前枠2 は、ポリエチレン製板材37を用いているので、弾球遊技機 が廃棄処分となれば、各遊技盤7 等を取り外した後、ブラケット60,64 、補強金 具67、釘等を除去すれば、再度、ポリエチレン材料として利用することができ、 リサイクルが非常に容易である。この場合、ポリエチレンは熱可塑性の合成樹脂 であるため、若干加熱するだけで軟化するので、加熱状態でブラケット60,64 、 補強金具67、釘等を外せば、これらを比較的容易に抜き取ることができる。また ポリエチレンは比重が水よりも小さいため、破砕又は粉砕すれば、水による比重 選別によって他のものと容易に選別できる。
【0043】 なお、上記実施例では、一枚のポリエチレン製板材37により構成する場合につ いて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、スキン層69と発泡層 70とを有する薄い板状のポリエチレン製板材37を複数枚用い、この各ポリエチレ ン製板材37をその厚さ方向に積層したものを使用しても良い。その場合、各層の ポリエチレン製板材37は、接着材、高周波接着、熱溶着等によって一体化するか 、若しくはリベット等によって結合しても良い。
【0044】 また外枠1 、前枠2 は、パチンコ機用の他、アレンジボール機用、雀球遊技機 用等にも利用できることは言うまでもない。 更に、実施例では、外枠1 と前枠2 との両者をポリエチレン製板材37により構 成したが、外枠1 と前枠2 の何れか一方のみでも良いことは言うまでもない。ま たパチンコ機には、枠として外枠1 及び前枠2 の他に取付枠29等があり、この取 付枠29も同様にポリエチレン製板材37で構成しても良い。
【0045】 なお、外枠1 及び前枠2 、取り分け前枠2 側は、構造的、形状的に簡単である ため、ポリエチレン材料を用いて金型により射出成形することも考えられる。そ の場合、前枠2 と取付枠29とを一体成形することも可能である。 しかし、射出成形すれば、別途金型を必要とするため、従来の既存の製造設備 をそのまま利用することができないので、コストがアップする問題がある。
【0046】
請求項1に記載の本考案によれば、外枠1 、及びこの外枠1 の前側に開閉自在 に枢着され且つ略中央部に遊技盤7 装着用の窓孔4 が形成された前枠2 等を備え た弾球遊技機において、表面側に密度の高いスキン層69を、内部に密度の低い発 泡層70を夫々有するポリエチレン製板材37により枠1,2 を構成しており、ポリエ チレン製板材37自体の機械加工が非常に容易であるため、製造時の作業性、並び に加工後の枠1,2 の仕上がりが非常に良好である。
【0047】 またポリエチレン製板材37に単に機械加工を施すだけでも良く、合成樹脂製で あるにも拘わらず、従来の木材製の枠の製造に使用していた既存の製造設備をそ のまま利用することができ、従って、複雑な金型等を使用せずに枠1,2 を製造す ることも可能であり、従来の合成樹脂製のものに比較して、容易且つ安価に製造 することができる。
【0048】 しかも、ポリエチレン製板材37は、その内部の発泡層70を、表面側の高密度で 、比重、曲げ強度及び硬度の大きいスキン層69により両側から挟んだサンドイッ チ構造であるため、十分な合成を確保できると同時に、ポリエチレン製板材37に 対する釘の打ち込み等も容易である。 特に、ポリエチレン製板材37は、その性質として耐摩耗性、耐衝撃性が非常に 良好である上に、摩擦係数が小さく自己潤滑性に優れているため、従来の木材製 、或いは他の合成樹脂製のものに比べて、枠1,2 自体の損傷が非常に少なく、耐 久性が著しく向上する。
【0049】 更に、ポリエチレン製板材37は熱可塑性樹脂であるため、廃棄後の材料のリサ イクル使用が容易であり、森林資源の保護並びに環境の保護にも寄与できる利点 がある。
【0050】 また請求項2に記載の本考案は、請求項1に記載の考案において、外枠1 と、 この外枠1 の前側に開閉自在に枢着され且つ略中央部に遊技盤7 装着用の窓孔4 が形成された前枠2 とを備えた弾球遊技機において、表面側に密度の高いスキン 層69を、内部に密度の低い発泡層70を夫々有するポリエチレン製板材37により前 枠2 を構成し、このポリエチレン製板材37の前面に化粧板47を装着しているので 、前記効果の他に、前枠2 の前面の仕上がりを非常に良好にできる。
【0051】 更に請求項3に記載の本考案は、請求項1に記載の考案において、外枠1 が左 右一対の側枠板50,51 と、この一対の側枠板50,51 の上下両端を連結する上下一 対の上枠板52及び下枠板53と、一対の側枠板50,51 の前下端部間を連結する前枠 板54とを備え、この各枠板50〜54をポリエチレン製板材37により構成しているの で、外枠1 についても前記効果を得ることができる。
【図1】本考案の一実施例を示すパチンコ機の正面図で
ある。
ある。
【図2】本考案の一実施例を示すパチンコ機の開放状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示す前枠の斜視図である。
【図4】本考案の一実施例を示す前枠の断面図である。
【図5】本考案の一実施例を示すポリエチレン製板材の
断面図である。
断面図である。
【図6】本考案の一実施例を示す化粧板の取付部の断面
図である。
図である。
【図7】本考案の一実施例を示す前枠製造工程の説明図
である。
である。
【図8】本考案の一実施例を示す外枠の斜視図である。
【図9】本考案の一実施例を示す外枠の断面図である。
【図10】本考案の一実施例を示す外枠の接合部の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図11】本考案の一実施例を示す外枠の接合部の断面
図である。
図である。
【図12】本考案の一実施例を示す外枠の上ブラケット
部の断面図である。
部の断面図である。
【図13】本考案の一実施例を示す外枠の下ブラケット
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図14】本考案の一実施例を示す外枠の補強部のット
部の平面断面図である。
部の平面断面図である。
1 外枠 2 前枠 4 窓孔 7 遊技盤 37 ポリエチレン製板材 38 上枠部 39 下枠部 40,41 側枠部 47 化粧板 50,51 側枠板 52 上枠板 53 下枠板 54 前枠板 69 スキン層 70 発泡層
Claims (3)
- 【請求項1】 外枠(1) 、及びこの外枠(1) の前側に開
閉自在に枢着され且つ略中央部に遊技盤(7) 装着用の窓
孔(4) が形成された前枠(2) 等を備えた弾球遊技機にお
いて、表面側に密度の高いスキン層(69)を、内部に密度
の低い発泡層(70)を夫々有するポリエチレン製板材(37)
により枠(1)(2)を構成したことを特徴とする弾球遊技機
の枠構造。 - 【請求項2】 外枠(1) と、この外枠(1) の前側に開閉
自在に枢着され且つ略中央部に遊技盤(7) 装着用の窓孔
(4) が形成された前枠(2) とを備えた弾球遊技機におい
て、表面側に密度の高いスキン層(69)を、内部に密度の
低い発泡層(70)を夫々有するポリエチレン製板材(37)に
より前枠(2) を構成し、このポリエチレン製板材(37)の
前面に化粧板(47)を装着したことを特徴とする請求項1
に記載の弾球遊技機の枠構造。 - 【請求項3】 外枠(1) が左右一対の側枠板(50)(51)
と、この一対の側枠板(50)(51)の上下両端を連結する上
下一対の上枠板(52)及び下枠板(53)と、一対の側枠板(5
0)(51)の前下端部間を連結する前枠板(54)とを備え、こ
の各枠板(50)〜(54)をポリエチレン製板材(37)により構
成したことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の
枠構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7709993U JPH0743597U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 弾球遊技機の枠構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7709993U JPH0743597U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 弾球遊技機の枠構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0743597U true JPH0743597U (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=13624348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7709993U Pending JPH0743597U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 弾球遊技機の枠構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743597U (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000230524A (ja) * | 1999-02-12 | 2000-08-22 | Osaka Seiki Kk | 遊戯機 |
| JP2002045483A (ja) * | 2000-08-02 | 2002-02-12 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
| JP2002233643A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-20 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
| JP2010194374A (ja) * | 2010-06-18 | 2010-09-09 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
| JP2012096062A (ja) * | 2012-01-13 | 2012-05-24 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS605182A (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-11 | 株式会社三共 | パチンコ機の前枠 |
| JPS605183A (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-11 | 株式会社三共 | パチンコ機の外枠 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7709993U patent/JPH0743597U/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS605182A (ja) * | 1983-06-22 | 1985-01-11 | 株式会社三共 | パチンコ機の前枠 |
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