JPH074400A - 相変化領域の移動による流体移送圧力発生方法 - Google Patents
相変化領域の移動による流体移送圧力発生方法Info
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- JPH074400A JPH074400A JP20721192A JP20721192A JPH074400A JP H074400 A JPH074400 A JP H074400A JP 20721192 A JP20721192 A JP 20721192A JP 20721192 A JP20721192 A JP 20721192A JP H074400 A JPH074400 A JP H074400A
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- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 流体の加熱・冷却による相変化(蒸発・凝
縮)を利用し、低圧側の容器1から高圧側の容器2への
流体の流れのための圧力を発生させるに際し、その圧力
を簡易に制御して、流体のポンピングあるいは流体のシ
ール等のために有効に利用できるようにした流体移送圧
力発生方法を提供する。 【構成】 移送すべき流体が収容された低圧側の容器1
と、その流体が移送される高圧側の容器2とを、狭い間
隙の流路3を通して連通させる。その流路3には、流体
の流れの方向に沿って、低圧側から高圧側へ流路内の流
体を蒸発させるための加熱部4を移動させ、その移動速
度の制御により、上記流路における流体に低圧側の流体
収容域から高圧側の流体収容域の方に向かう所要の圧力
を発生させる。
縮)を利用し、低圧側の容器1から高圧側の容器2への
流体の流れのための圧力を発生させるに際し、その圧力
を簡易に制御して、流体のポンピングあるいは流体のシ
ール等のために有効に利用できるようにした流体移送圧
力発生方法を提供する。 【構成】 移送すべき流体が収容された低圧側の容器1
と、その流体が移送される高圧側の容器2とを、狭い間
隙の流路3を通して連通させる。その流路3には、流体
の流れの方向に沿って、低圧側から高圧側へ流路内の流
体を蒸発させるための加熱部4を移動させ、その移動速
度の制御により、上記流路における流体に低圧側の流体
収容域から高圧側の流体収容域の方に向かう所要の圧力
を発生させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の周期的な相変化
(蒸発・凝縮)を利用し、特に、その相変化領域の移動
により流体のポンピングあるいはシールのための制御さ
れた圧力を発生できるようにした流体移送圧力発生方法
に関するものである。
(蒸発・凝縮)を利用し、特に、その相変化領域の移動
により流体のポンピングあるいはシールのための制御さ
れた圧力を発生できるようにした流体移送圧力発生方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体の飽和蒸気圧の温度依存性、気液相
変化に伴う比容積と動粘度の変化及び流体の流動に伴う
圧力損失などを効果的に組み合わせて利用すると、低圧
側と高圧側との間の流路中の小室において、低圧側から
高圧側に流体を圧送するための圧力を発生させることが
可能である。本発明者らは、先に、上述した流体の圧力
を発生させるための原理的な方法を、特願平3−329
553号において提案している。この既提案の方法は、
容積式の往復動型ポンプを模擬した熱機関として動作す
るものと言うことができる。
変化に伴う比容積と動粘度の変化及び流体の流動に伴う
圧力損失などを効果的に組み合わせて利用すると、低圧
側と高圧側との間の流路中の小室において、低圧側から
高圧側に流体を圧送するための圧力を発生させることが
可能である。本発明者らは、先に、上述した流体の圧力
を発生させるための原理的な方法を、特願平3−329
553号において提案している。この既提案の方法は、
容積式の往復動型ポンプを模擬した熱機関として動作す
るものと言うことができる。
【0003】一般に、流体の移送を行う場合、機械的な
運動部分により低圧側の流体圧を昇圧して高圧側に移送
するのが通例であるが、機械的運動を得ることが困難で
あったり、機械的運動の存在が望ましくない環境におい
て流体移送を行う場合などには、上述した気液相変化を
利用して流体に圧力を発生させる方法が有利に利用でき
る。しかも、上記原理的な方法を更に発展させ、発生圧
力の制御を可能にすることにより、流体のポンピングあ
るいは流体のシールのための圧力を発生させるなど、各
種の用途での利用に対応させることが可能になる。
運動部分により低圧側の流体圧を昇圧して高圧側に移送
するのが通例であるが、機械的運動を得ることが困難で
あったり、機械的運動の存在が望ましくない環境におい
て流体移送を行う場合などには、上述した気液相変化を
利用して流体に圧力を発生させる方法が有利に利用でき
る。しかも、上記原理的な方法を更に発展させ、発生圧
力の制御を可能にすることにより、流体のポンピングあ
るいは流体のシールのための圧力を発生させるなど、各
種の用途での利用に対応させることが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、流体の加熱・冷却による相変化(蒸発・凝縮)を有
効に利用し、低圧側の流体収容域から高圧側の流体収容
域への流体の流れのための圧力を発生させるに際し、そ
の圧力を簡易に制御して、流体のポンピングあるいは流
体のシール等のために有効に利用できるようにした流体
移送圧力発生方法を提供することにある。
は、流体の加熱・冷却による相変化(蒸発・凝縮)を有
効に利用し、低圧側の流体収容域から高圧側の流体収容
域への流体の流れのための圧力を発生させるに際し、そ
の圧力を簡易に制御して、流体のポンピングあるいは流
体のシール等のために有効に利用できるようにした流体
移送圧力発生方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の流体移送圧力発生方法は、移送すべき流体が
存在する低圧側の流体収容域と、その流体が移送される
高圧側の流体収容域とを、狭い間隙の流路を通して連通
させ、その流路における流体の流れの方向に沿って、低
圧側から高圧側へその流路内の流体を蒸発させるための
加熱部を移動させ、その移動速度の制御により、上記流
路における流体に低圧側の流体収容域から高圧側の流体
収容域の方に向かう所要の圧力を発生させることを特徴
とするものである。
の本発明の流体移送圧力発生方法は、移送すべき流体が
存在する低圧側の流体収容域と、その流体が移送される
高圧側の流体収容域とを、狭い間隙の流路を通して連通
させ、その流路における流体の流れの方向に沿って、低
圧側から高圧側へその流路内の流体を蒸発させるための
加熱部を移動させ、その移動速度の制御により、上記流
路における流体に低圧側の流体収容域から高圧側の流体
収容域の方に向かう所要の圧力を発生させることを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】低圧側と高圧側の流体収容域である容器間にお
いて、流路の一部を加熱する加熱部を流路に沿って低圧
側から高圧側へ移動させると、加熱部での蒸発と非加熱
部での凝縮により、流路を流れる蒸気量が増大し、蒸発
部における圧力降下が大きくなる。その結果、流路の両
端部では、低圧側から流路内に流体を吸入し、高圧側へ
吐出する状態になり、流路全体としてはポンプ作用を示
すことになる。また、上記加熱部の移動速度等によっ
て、ポンプ作用の圧力と高圧側の圧力がバランスする状
態があり、その状態では流路に対してシール効果を発揮
させることができる。
いて、流路の一部を加熱する加熱部を流路に沿って低圧
側から高圧側へ移動させると、加熱部での蒸発と非加熱
部での凝縮により、流路を流れる蒸気量が増大し、蒸発
部における圧力降下が大きくなる。その結果、流路の両
端部では、低圧側から流路内に流体を吸入し、高圧側へ
吐出する状態になり、流路全体としてはポンプ作用を示
すことになる。また、上記加熱部の移動速度等によっ
て、ポンプ作用の圧力と高圧側の圧力がバランスする状
態があり、その状態では流路に対してシール効果を発揮
させることができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に基づいて低圧側の流体収容
域である容器1から高圧側の流体収容域である容器2の
側へ流体の流れのための圧力を発生させ、且つその圧力
を制御するための原理を説明するためのものである。ま
ず、同図に示すように、圧力差のある容器1,2間(圧
力P2 >P1 )を結ぶ内径が一様な流路3内の流体の流
れを考え、流路内の圧力分布を考察する。この場合、流
体は通常環境で液体であり、加熱することによって蒸発
させることができるものであり、例えば、水、フロン、
アンモニア等の常温に近い温度で相変化する流体が望ま
しい。
域である容器1から高圧側の流体収容域である容器2の
側へ流体の流れのための圧力を発生させ、且つその圧力
を制御するための原理を説明するためのものである。ま
ず、同図に示すように、圧力差のある容器1,2間(圧
力P2 >P1 )を結ぶ内径が一様な流路3内の流体の流
れを考え、流路内の圧力分布を考察する。この場合、流
体は通常環境で液体であり、加熱することによって蒸発
させることができるものであり、例えば、水、フロン、
アンモニア等の常温に近い温度で相変化する流体が望ま
しい。
【0008】同図中のは、流路3内の流体を蒸発させ
るための加熱部を設けず、流路3の全体において流れる
流体が液体の場合であり(重量流量:G1 >0)、流路
3内の圧力は流れに沿って直線的に降下する。
るための加熱部を設けず、流路3の全体において流れる
流体が液体の場合であり(重量流量:G1 >0)、流路
3内の圧力は流れに沿って直線的に降下する。
【0009】また、図中のは、流路3の一部(B−C
間)を加熱部により加熱して、その間の流体を蒸気に変
える場合である。そのため、容器2側のA部から流路3
中のB部に流入する流体がそこで蒸発し、B−C部間を
気体で流れ、C部で凝縮してD部に到達する。この場
合、気体と液体という相が異なる状態で同一質量流量
(G2 )が高圧側から低圧側に流れるために、両相間の
動粘度の違いからB−C部間における圧力降下勾配が、
A−B部間あるいはC−D部間に比して極めて大きくな
る。その結果、A−B部間の圧力降下勾配は前記の場
合に比して小さくなり、流量は減少する(G1 >G2 >
0)。しかしながら、流路3中の流体の流れの方向は、
の場合と同様に高圧側から低圧側の方向である。即
ち、の場合には、流れの一部で流体を蒸気にすること
により、不完全ながらシール効果を示している。
間)を加熱部により加熱して、その間の流体を蒸気に変
える場合である。そのため、容器2側のA部から流路3
中のB部に流入する流体がそこで蒸発し、B−C部間を
気体で流れ、C部で凝縮してD部に到達する。この場
合、気体と液体という相が異なる状態で同一質量流量
(G2 )が高圧側から低圧側に流れるために、両相間の
動粘度の違いからB−C部間における圧力降下勾配が、
A−B部間あるいはC−D部間に比して極めて大きくな
る。その結果、A−B部間の圧力降下勾配は前記の場
合に比して小さくなり、流量は減少する(G1 >G2 >
0)。しかしながら、流路3中の流体の流れの方向は、
の場合と同様に高圧側から低圧側の方向である。即
ち、の場合には、流れの一部で流体を蒸気にすること
により、不完全ながらシール効果を示している。
【0010】さらに、図中のは、上記の場合に比し
て、流路3の一部を加熱する加熱部を流路に沿って低圧
側から高圧側へある速度で移動する場合を示している。
この場合、の場合に比べて、B部での蒸発量とC部で
の凝縮量が付加的に増大して、B−C部間を流れる蒸気
量が増大し、B−C部間の圧力降下が大きくなる。その
結果、それに見合うべく、A−B部間及びC−D部間に
おいて上記及びと逆の勾配をもつ圧力分布になる。
これは、低圧側から流路3内に流体を吸入し、高圧側へ
吐出する状態であり、流路全体としてはポンプ作用を示
すことになる(質量流量G3 <0)。また、上記加熱部
の移動速度等によって、ポンプ作用の圧力と高圧側の圧
力がバランスする状態があり、その状態では流路3に対
してシール効果を発揮させることができる。
て、流路3の一部を加熱する加熱部を流路に沿って低圧
側から高圧側へある速度で移動する場合を示している。
この場合、の場合に比べて、B部での蒸発量とC部で
の凝縮量が付加的に増大して、B−C部間を流れる蒸気
量が増大し、B−C部間の圧力降下が大きくなる。その
結果、それに見合うべく、A−B部間及びC−D部間に
おいて上記及びと逆の勾配をもつ圧力分布になる。
これは、低圧側から流路3内に流体を吸入し、高圧側へ
吐出する状態であり、流路全体としてはポンプ作用を示
すことになる(質量流量G3 <0)。また、上記加熱部
の移動速度等によって、ポンプ作用の圧力と高圧側の圧
力がバランスする状態があり、その状態では流路3に対
してシール効果を発揮させることができる。
【0011】本発明の流体移送圧力発生方法は、上述し
た原理に基づいて、流路3中の流体に低圧側の流体収容
域である容器1から高圧側の流体収容域である容器2の
側へ向かう圧力を発生させるものであり、基本的には、
図2に模式的に示すように、移送すべき流体を収容した
低圧側の流体収容域を形成する容器1と、その流体が移
送される高圧側の流体収容域を形成する容器2とを、狭
い間隙の流路3を通して連通させ、その流路3に加熱部
4が設けられる。この加熱部4は、それを流路3におけ
る流体の流れの方向に沿って低圧側から高圧側へ移動さ
せ、その流路3内の流体を部分的に蒸発させるためのも
のである。
た原理に基づいて、流路3中の流体に低圧側の流体収容
域である容器1から高圧側の流体収容域である容器2の
側へ向かう圧力を発生させるものであり、基本的には、
図2に模式的に示すように、移送すべき流体を収容した
低圧側の流体収容域を形成する容器1と、その流体が移
送される高圧側の流体収容域を形成する容器2とを、狭
い間隙の流路3を通して連通させ、その流路3に加熱部
4が設けられる。この加熱部4は、それを流路3におけ
る流体の流れの方向に沿って低圧側から高圧側へ移動さ
せ、その流路3内の流体を部分的に蒸発させるためのも
のである。
【0012】上記加熱部4を流路3に沿って低圧側から
高圧側へ移動させ、それによって流路3内にポンプ作用
が生じるのは、図1によって前述した通りである。加熱
により蒸発した流体を凝縮させるのは、自然空冷による
のが望ましいが、必要に応じて適宜強制冷却装置を設け
ることができる。さらに、その加熱部4の移動速度の制
御により、上記流路3における流体に低圧側の流体収容
域から高圧側の流体収容域の方に向かう所要の圧力を発
生させ、ポンプ作用あるいはシール作用を発揮させ得る
ことも、既に説明した通りである。
高圧側へ移動させ、それによって流路3内にポンプ作用
が生じるのは、図1によって前述した通りである。加熱
により蒸発した流体を凝縮させるのは、自然空冷による
のが望ましいが、必要に応じて適宜強制冷却装置を設け
ることができる。さらに、その加熱部4の移動速度の制
御により、上記流路3における流体に低圧側の流体収容
域から高圧側の流体収容域の方に向かう所要の圧力を発
生させ、ポンプ作用あるいはシール作用を発揮させ得る
ことも、既に説明した通りである。
【0013】図2の流路3における流体の連続的な移送
のためには、必要数の加熱部4をサイクリックに移動さ
せる必要があるが、図3に示すように、流路3に沿って
多数の加熱要素10を列設することにより加熱部4を構
成し、それらの加熱要素10を図中に付記したタイムチ
ャートに示すように、サイクリックに動作させることも
できる。この加熱要素10は、図示しない制御装置によ
り制御されて開閉するスイッチにより発熱体に通電して
加熱を行うものである。また、その動作速度の調整によ
り、流路3内に容易に所要の圧力を発生させることが可
能となり、ポンプ作用あるいはシール作用を発揮させる
ことができる。なお、このように構成した場合には、機
械的な可動部を全くなくすことができる。
のためには、必要数の加熱部4をサイクリックに移動さ
せる必要があるが、図3に示すように、流路3に沿って
多数の加熱要素10を列設することにより加熱部4を構
成し、それらの加熱要素10を図中に付記したタイムチ
ャートに示すように、サイクリックに動作させることも
できる。この加熱要素10は、図示しない制御装置によ
り制御されて開閉するスイッチにより発熱体に通電して
加熱を行うものである。また、その動作速度の調整によ
り、流路3内に容易に所要の圧力を発生させることが可
能となり、ポンプ作用あるいはシール作用を発揮させる
ことができる。なお、このように構成した場合には、機
械的な可動部を全くなくすことができる。
【0014】また、上記加熱部4による加熱部分の移動
は、図4に示すような加熱のためのレーザスキャンによ
っても実現することができる。同図における流路3は、
金属などのレーザ光の吸収体からなる下板11とレーザ
光の非吸収体からなるガラス等の上板12との間に形成
し、この流路3に、レーザ光源13からのレーザを回転
ミラー14で掃引照射することにより、流路3に沿う加
熱部の移動を行うようにしている。
は、図4に示すような加熱のためのレーザスキャンによ
っても実現することができる。同図における流路3は、
金属などのレーザ光の吸収体からなる下板11とレーザ
光の非吸収体からなるガラス等の上板12との間に形成
し、この流路3に、レーザ光源13からのレーザを回転
ミラー14で掃引照射することにより、流路3に沿う加
熱部の移動を行うようにしている。
【0015】このように構成すると、レーザ光の吸収体
である下板11におけるレーザの吸収によりその表面が
加熱されて流路3中の流体が蒸発せしめられ、レーザ光
が移動してしまうとバルク体及び外部への熱伝導により
冷却され、蒸発した流体が凝縮せしめられる。なお、こ
のような構成は、特にマイクロポンプ用として適したも
のである。
である下板11におけるレーザの吸収によりその表面が
加熱されて流路3中の流体が蒸発せしめられ、レーザ光
が移動してしまうとバルク体及び外部への熱伝導により
冷却され、蒸発した流体が凝縮せしめられる。なお、こ
のような構成は、特にマイクロポンプ用として適したも
のである。
【0016】本発明者らが既に提案している前述の方法
は、容積式の往復動型ポンプを模擬した熱機関として動
作する旨を先に説明している。その容積式ポンプの一つ
に、図5に示すように、流路のぜん動運動を利用したも
のがある。即ち、弾性管21の一部をローラ22等で押
しつぶし、その押しつぶし個所を管軸方向(矢印)に移
動させることにより、管内流体を圧送するものである。
上述した本発明の方法は、既提案の往復動型ポンプに対
し、上記ぜん動運動型のポンプを模擬した動作を行うも
のと言うことができる。なお、以下に説明するシール作
用を行うものについても、本質的には同様である。
は、容積式の往復動型ポンプを模擬した熱機関として動
作する旨を先に説明している。その容積式ポンプの一つ
に、図5に示すように、流路のぜん動運動を利用したも
のがある。即ち、弾性管21の一部をローラ22等で押
しつぶし、その押しつぶし個所を管軸方向(矢印)に移
動させることにより、管内流体を圧送するものである。
上述した本発明の方法は、既提案の往復動型ポンプに対
し、上記ぜん動運動型のポンプを模擬した動作を行うも
のと言うことができる。なお、以下に説明するシール作
用を行うものについても、本質的には同様である。
【0017】図6ないし図8の構成例は、回転軸31が
貫通する固定壁32の両面側を低圧側及び高圧側の流体
収容域である容器1,2とし、回転軸31と固定壁32
との間のすき間33によって形成される流体の流路を、
加熱部4の実質的な移動によりシールするものである。
この回転軸シール機構における加熱部4は、図7に示す
固定壁32における回転軸孔の内面の展開図から明らか
なように、固定壁32の内面に螺旋状に少なくとも1周
以上の高温部32aを配設している。この高温部32a
は、適宜手段により加熱されるもので、その両側に設け
た断熱材32cによって固定壁32の内面の低温部32
bから区画して配設されている。そして、高温部32a
に接触するすき間33内の流体は加熱されて蒸気化し、
低温部32bに接触する流体はそれによる冷却で凝縮す
るように、それらの温度が設定されている。
貫通する固定壁32の両面側を低圧側及び高圧側の流体
収容域である容器1,2とし、回転軸31と固定壁32
との間のすき間33によって形成される流体の流路を、
加熱部4の実質的な移動によりシールするものである。
この回転軸シール機構における加熱部4は、図7に示す
固定壁32における回転軸孔の内面の展開図から明らか
なように、固定壁32の内面に螺旋状に少なくとも1周
以上の高温部32aを配設している。この高温部32a
は、適宜手段により加熱されるもので、その両側に設け
た断熱材32cによって固定壁32の内面の低温部32
bから区画して配設されている。そして、高温部32a
に接触するすき間33内の流体は加熱されて蒸気化し、
低温部32bに接触する流体はそれによる冷却で凝縮す
るように、それらの温度が設定されている。
【0018】このように構成すると、回転軸31の回転
に伴い、流体が周方向に引きずられて回転するため、回
転軸31の表面の一部を基準としてみれば、高温部32
aに接触している蒸気領域を軸方向に移動させることが
でき、それによって前記ポンプ作用を発生させることが
できる。従って、固定壁32の両側に圧力差がある場
合、それに対向するようなポンプ作用が生じるようにら
線状温度分布と回転軸の回転速度の組合せを設定してお
くことにより、すき間33からの流体の漏出を抑制し、
実質的にシール効果を生じさせることができる。
に伴い、流体が周方向に引きずられて回転するため、回
転軸31の表面の一部を基準としてみれば、高温部32
aに接触している蒸気領域を軸方向に移動させることが
でき、それによって前記ポンプ作用を発生させることが
できる。従って、固定壁32の両側に圧力差がある場
合、それに対向するようなポンプ作用が生じるようにら
線状温度分布と回転軸の回転速度の組合せを設定してお
くことにより、すき間33からの流体の漏出を抑制し、
実質的にシール効果を生じさせることができる。
【0019】また、上記図6ないし図8の構成例におけ
る回転軸31の固定壁32内面に対面する外表面に、図
9に示すような多数の軸方向のみぞ31aを設けること
により、周方向の流れが減少するようなすき間33を形
成すると、ポンプ効果及びシール効果を一層顕著にする
ことができる。
る回転軸31の固定壁32内面に対面する外表面に、図
9に示すような多数の軸方向のみぞ31aを設けること
により、周方向の流れが減少するようなすき間33を形
成すると、ポンプ効果及びシール効果を一層顕著にする
ことができる。
【0020】さらに、上記図6ないし図8の構成例にお
いて、低温部32bが環境温度の場合には、図10に示
すように、固定壁32の内面にら線上のみぞを設けて、
その中にすき間33と接する面以外を断熱材35で囲ま
れた発熱体36を埋め込むことにより加熱部4を構成す
ることができる。この場合、発熱体36としては、ニク
ロム線などによる通電加熱体、あるいは内部に高温流体
を流すようにしたチャンネルなどを使用することができ
る。
いて、低温部32bが環境温度の場合には、図10に示
すように、固定壁32の内面にら線上のみぞを設けて、
その中にすき間33と接する面以外を断熱材35で囲ま
れた発熱体36を埋め込むことにより加熱部4を構成す
ることができる。この場合、発熱体36としては、ニク
ロム線などによる通電加熱体、あるいは内部に高温流体
を流すようにしたチャンネルなどを使用することができ
る。
【0021】このような気液相変化を利用した流体移送
圧力発生方法によれば、構造が極めて単純で、機械的な
可動部分を皆無とすることが容易に可能であり、また、
原理的にはマイクロポンプのような小型化に適し、比較
的低流量、高揚程の場合、あるいは流体のシールに有効
な手段を得ることができる。
圧力発生方法によれば、構造が極めて単純で、機械的な
可動部分を皆無とすることが容易に可能であり、また、
原理的にはマイクロポンプのような小型化に適し、比較
的低流量、高揚程の場合、あるいは流体のシールに有効
な手段を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上に詳述した本発明の方法によれば、
流体の加熱・冷却による相変化を有効に利用し、低圧側
の流体収容域から高圧側の流体収容域への流体の流れの
ための圧力を発生させるに際し、その圧力を簡易に制御
して、流体のポンピングあるいは流体のシール等のため
に有効に利用できるようにした流体移送圧力発生方法を
えることができる。
流体の加熱・冷却による相変化を有効に利用し、低圧側
の流体収容域から高圧側の流体収容域への流体の流れの
ための圧力を発生させるに際し、その圧力を簡易に制御
して、流体のポンピングあるいは流体のシール等のため
に有効に利用できるようにした流体移送圧力発生方法を
えることができる。
【図1】本発明の方法の動作原理を説明するための説明
図である。
図である。
【図2】本発明の方法を実施する基本的構成を模式的に
示す構成図である。
示す構成図である。
【図3】上記方法を実施する装置の具体化例を示す断面
図である。
図である。
【図4】上記方法を実施する装置の他の具体化例を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の方法が模擬しているポンプの構成につ
いての説明図である。
いての説明図である。
【図6】本発明の方法を実施する装置の他の構成例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図7】図6に示す装置の回転軸孔の内面の展開図であ
る。
る。
【図8】図6の装置の軸方向断面図である。
【図9】図6の装置における回転軸の他の構造例を示す
軸方向断面図である。
軸方向断面図である。
【図10】図6の装置における加熱部の他の構成例を示
す断面図である。
す断面図である。
1 低圧側容器、2 高圧側容器、3 流路、4
加熱部。
加熱部。
Claims (1)
- 【請求項1】移送すべき流体が存在する低圧側の流体収
容域と、その流体が移送される高圧側の流体収容域と
を、狭い間隙の流路を通して連通させ、 その流路における流体の流れの方向に沿って、低圧側か
ら高圧側へその流路内の流体を蒸発させるための加熱部
を移動させ、 その移動速度の制御により、上記流路における流体に低
圧側の流体収容域から高圧側の流体収容域の方に向かう
所要の圧力を発生させる、ことを特徴とする相変化領域
の移動による流体移送圧力発生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207211A JPH0765599B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 相変化領域の移動による流体移送圧力発生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207211A JPH0765599B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 相変化領域の移動による流体移送圧力発生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074400A true JPH074400A (ja) | 1995-01-10 |
| JPH0765599B2 JPH0765599B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=16536083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4207211A Expired - Lifetime JPH0765599B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 相変化領域の移動による流体移送圧力発生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0765599B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6266505B1 (en) | 1997-06-19 | 2001-07-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container and electrophotographic image forming apparatus |
| US6968139B2 (en) | 1997-06-19 | 2005-11-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container and electrophotographic image forming apparatus |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4207211A patent/JPH0765599B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6266505B1 (en) | 1997-06-19 | 2001-07-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container and electrophotographic image forming apparatus |
| US6591078B2 (en) | 1997-06-19 | 2003-07-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container and electrophotographic image forming apparatus |
| US6594458B2 (en) | 1997-06-19 | 2003-07-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container and electrophotographic image forming apparatus |
| US6792228B2 (en) | 1997-06-19 | 2004-09-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container and electrophotographic image forming apparatus |
| US6853828B2 (en) | 1997-06-19 | 2005-02-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container and electrophotographic image forming apparatus |
| US6968139B2 (en) | 1997-06-19 | 2005-11-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container and electrophotographic image forming apparatus |
| US6978101B2 (en) | 1997-06-19 | 2005-12-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container detachably mounted to an image forming apparatus including a coupling projection |
| US7386250B2 (en) | 1997-06-19 | 2008-06-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner supply container and electrophotographic image forming apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0765599B2 (ja) | 1995-07-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |