JPH0744407U - 防滑靴底 - Google Patents
防滑靴底Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 氷面又は圧雪面等においても安定感をもって
普通に歩行できる履物底の提供。 【構成】 ゴム又は熱可塑性樹脂、或いはポリウレタン
樹脂にて靴底を製造する際に、針布を同時成形にて埋設
するか、又は靴底に貼着した防滑靴底。
普通に歩行できる履物底の提供。 【構成】 ゴム又は熱可塑性樹脂、或いはポリウレタン
樹脂にて靴底を製造する際に、針布を同時成形にて埋設
するか、又は靴底に貼着した防滑靴底。
Description
【0001】
本考案は、氷面又は圧雪面等においても安定感をもって普通に歩行できる履物 に関するものである。
【0002】
従来から氷面又は圧雪面等を滑ることなく歩行する防滑底を有する靴は種々提 案されている。 先ず、動植物繊維とゴムとを混練したシートを適宜数重ねて密着し、これを裁 断して列理方向が地面を向くように構成した滑り止め履物底がある。
【0003】 又、動植物繊維,織布等をゴムシートと交互に重ね、これを裁断して繊維方向 が地面に向くように構成する滑り止め靴底がある。更に、特許庁発行(昭和55 年1月31日)の周知・慣用技術集(靴の製造)に掲載されているスパイク付底 及び金属線入り滑り止め底等もある。その他、線材を束ねて形成した滑り止め部 材を先端がやや突出するように数個所靴底に埋設したもの等がある。
【0004】 最近はゴムシートのマトリックスに繊維を含有せしめ、該繊維を一定方向に配 向させた未加硫ゴムシートを所要厚みとなるまで重ね合わせて裁断し、裁断面が 接地面となるようにモールドに充填してプレス加硫する滑り止め底等がある。
【0005】
従来の技術に記載した防滑底は、氷面又は圧雪面に於いて毎日の気温の違い、 一日の中での温度変化、雪質の違い、又は氷面上の状態が異なるためにどの状態 にも満足出来るものではなかった。 動植物繊維とゴムとを混練したシートを裁断して列理方向が地面に向くように する方法ではゴムに動植物繊維を混入する時、高硬度になって加工操作が困難で あり、ゴム100重量部に対して動植物繊維が20重量部程度を超えると急激に 加工操作が困難となり、ゴム様の弾力性が失われて実用的ではない。
【0006】 動植物繊維,織布等をゴムシートと交互に重ね、これを裁断して繊維方向が地 面を向くように構成した滑り止め靴底は、繊維の先端を靴底面に露出せしめて、 滑り止めの効果を出そうとするものであるが、氷面を把持する力に乏しく、防滑 性はまだまだ不充分である上に、ゴム様の屈伸,弾力性を失う欠点がある。
【0007】 スパイクによる防滑,金属線入りの滑り止め等は、氷面を把持する上で良いが 硬い床面(タイル面等)ではかえって滑ったり、床を疵つけることになり、欠点 が解消されていない。さらに該方法はスパイクを一つ一つ金型にセットするのに 時間を費やし生産能率の面で今少し問題がある。金属線入りも特許庁発行(昭和 55年1月31日)の周知・慣用技術集(靴の製造)に掲載されているように、 一本一本の金属線を接地面に直角となるようにセットする必要がある。その為に 金型が複雑であり、金型の製作費が高価で、金属線の挿入も非能率的である。
【0008】 ゴムマトリックスに繊維を含有せしめ、該繊維を一定方向に配向させた未加硫 ゴムシートを重ねて裁断しプレス加硫する方法は、プレス加硫を行った後、表面 のゴム層を漉き取るか又は表面にバフをかけて取り除き、繊維の先端をゴムマト リックスに突出させることが必要である。該防滑底は半年もすれば防滑効果も次 第におとろえ、当初の効果に比較して80%程度まで薄れてくる。
【0009】 一般に防滑性には静摩擦係数を大きくすることで効果をあげることが判ってい るが、歩行時の静止直前(着地時)、始動直後(跳上時)の滑りが歩行に不安感 を与える静止直前,始動直後は動摩擦係数が関与する領域であり、前記各種の従 来の技術は動摩擦がそれほど高くない。その他共通の欠点として加工性に乏しく 、成形上の問題が多々ある。 本考案はこれ等の欠点を解決することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】 防滑靴底を製造する際に、針布を熱可塑性樹脂底又はポリウレタン樹脂底、或 いはゴム底に同時成形又はその接地面に貼着し防滑性を与える。
【0011】
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明する。 先ず、ゴムによる防滑靴底(3)は所定の厚みに圧延した未加硫ゴムシートを 用いて、該未加硫ゴムシートを金型にてコールドプレスし、接地面(4)とは反 対の接足側(5)の所定の位置数個所に凹部(6)を設けた靴底型(7)を製作 する。(図6参照)
【0012】 一方では、該靴底型(7)の凹部(6)の厚みに合致した針長を有する針布( 2)を凹部(6)の形状に合わせて裁断する。該針布(2)を靴底型(7)の凹 部(6)に押し込み熱空気加硫若しくは直接蒸気加硫を行い、針布(2)入りの 防滑靴底(3)を製作(図2参照)した後に、該防滑靴底(3)をラスト(8) に吊込んだ甲被(9)に貼着して防滑靴(1)を製造する。(図4−(イ)参照 )又、前述と同様に未加硫ゴムシートを金型にてコールドプレスして、前述とは 逆に接地面(4)側の所定の位置数個所に凹部(6)を設け、該凹部(6)の形 状及び深さに合致した針布(2)を凹部(6)に挿入貼着し、熱空気加硫若しく は直接蒸気加硫を行い、針布(2)入りの防滑靴底(3)を製作(図3参照)し たのちにラスト(8)に吊込んだ甲被(9)に貼着して防滑靴(1)を製造する 。(図4−(ロ)参照)
【0013】 前記いづれの方法も加硫後の防滑靴底(3)を甲被(9)に貼着したが、コー ルドプレスした未加硫の靴底型(7)に針布(2)を取り付けた防滑靴底(3) を甲被(9)に貼着したのちに熱空気加硫若しくは直接蒸気加硫して防滑靴(1 )を製造してもよい。 次に、熱可塑性樹脂の発泡塩化ビニルを用いて射出成形による防滑靴(1)を 製造した。ラスト(8)に吊込んだ甲被(9)の底面(10)に針布(2)を貼着 し、該ラスト(8)とサイドモールド(11)、ソールモールド(12)とを型組し 、その空隙(13)に発泡塩化ビニルを射出し、針布(2)入りの射出成形による 防滑靴(1)を製造する。この際、針布(2)に取り付けられている針(14)の 先端は防滑靴底(3)からは突出させず接地面(4)からやや低くしている。こ れは歩行の際、体重によって発泡塩化ビニルの防滑靴底(3)が圧縮されること によって針(14)の先端が、氷面又は圧雪面をとられるように考慮したものであ る。勿論、針(14)の先端を接地面(4)から突出させるか、同一面にしても何 等問題を生じない。
【0014】 さらにゴム底と同様に、射出成形の際に底の接地面(4)側に凹部(6)を設 けておき、射出成形後の靴底の凹部(6)にそれに合致した針布(2)を貼着し て防滑靴底(3)としてもよい。 尚、発泡ポリウレタンによる防滑靴(1)は発泡熱可塑性樹脂による方法と全 く同一方法でよい。 又、これ等は同時成形であるが、別工程にてゴム底の場合と同様に防滑靴底( 3)を製造後、ラスト(8)に吊込んだ甲被(9)に貼着してもよい。
【0015】 今回使用した針布(2)は、金井重要工業株式会社の商品名バニシング針布の BU−32(線径 0.305mm,針頭数 155本/cm2)を使用したが、防滑効果を一層よ くする為には、種々の条件をクリアする為に基布,針径,針の材質,針頭数を充 分に考慮し、条件(アウトドア,インドア,路面)に合致した針布(2)を用い ればよい。
【0016】
本考案による針布を用いた防滑靴底は、スパイクのように床面を疵つけること もない。又、金属線入りのように一本一本を金型にセットする場合は本数に限り があるが、その必要がなく、工程が簡素である。
【0017】 さらに、種々の繊維を列理方向に配向させ地面に向くようにしたものは繊維の 全てが直角に地面に向くわけではなく、路面の把持に確実性が乏しいが、針布は 針が基布に直角に取付けられている故に確実に氷面及び圧雪面を把持するし、条 件に合った針布を用いることで、特に針頭数(本/cm2 )を変化させることでC RS値(滑り摩擦抵抗係数)を自由にコントロールすることが出来る。
【0018】 さらに、基布に針がホチキスの針のようにコ字状に取付けてあるので抜ける心 配もなく、靴底が路面の凹凸に沿うのに対して、埋設された針布の針頭数が密な 為に確実に路面を把持する。このように従来の技術に比較して把持力,耐久性に 優れ、且つ製造工程の簡素化による経済的な効果もある。
【図1】針布を接足側の凹部に挿入した防滑靴底の平面
図。
図。
【図2】図1のA矢視断面図。
【図3】針布を接地面側の凹部に貼着した防滑靴底の断
面部分図。
面部分図。
【図4】(イ)接足側の凹部に針布を挿入した防滑靴底
を用いた防滑靴の断面図。 (ロ)接地面側の凹部に針布を挿入した防滑靴底を用い
た防滑靴の断面図。
を用いた防滑靴の断面図。 (ロ)接地面側の凹部に針布を挿入した防滑靴底を用い
た防滑靴の断面図。
【図5】射出成形による防滑靴の射出成形前の図。
【図6】(ハ)靴底型の部分平面図。 (ニ)(ハ)のB矢視断面図。
【図7】(ホ)針布の平面図。 (ヘ)(ホ)のC矢視断面図。
1 防滑靴 2 針布 3 防滑靴底 4 接地面 5 接足側 6 凹部 7 靴底型 8 ラスト 9 甲被 10 底面 11 サイドモールド 12 ソールモールド 13 空隙 14 針 15 基布
Claims (2)
- 【請求項1】 氷面又は圧雪面等の防滑靴(1)に於い
て、針布(2)を熱可塑性樹脂底又はポリウレタン樹脂
底、或いはゴム底に同時成形したことを特徴とする防滑
靴底(3)。 - 【請求項2】 氷面又は圧雪面等の防滑靴(1)に於い
て、針布(2)を熱可塑性樹脂底又はポリウレタン樹脂
底、或いはゴム底の接地面(4)に貼着したことを特徴
とする防滑靴底(3)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3510993U JPH0744407U (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 防滑靴底 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3510993U JPH0744407U (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 防滑靴底 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0744407U true JPH0744407U (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=12432770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3510993U Pending JPH0744407U (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 防滑靴底 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0744407U (ja) |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP3510993U patent/JPH0744407U/ja active Pending
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