JPH074468A - ゴムベルト点検法 - Google Patents
ゴムベルト点検法Info
- Publication number
- JPH074468A JPH074468A JP17232493A JP17232493A JPH074468A JP H074468 A JPH074468 A JP H074468A JP 17232493 A JP17232493 A JP 17232493A JP 17232493 A JP17232493 A JP 17232493A JP H074468 A JPH074468 A JP H074468A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- belt
- deterioration
- rubber belt
- timing belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴムベルトの劣化度合いを非破壊で正確に検
出して、ゴムベルトの残存寿命について的確な判定を下
すことができるようにする。 【構成】 エンジンのタイミングベルト6におけるゴム
質7の表面に台形プリズム11を載置し、台形プリズム
11への入射光14をゴム質7の表面で反復的に反射さ
せ、その反射光15の赤外吸収スペクトルを計測し、赤
外吸収スペクトルの吸光度変化によってタイミングベル
ト6の劣化度合いを検出する。
出して、ゴムベルトの残存寿命について的確な判定を下
すことができるようにする。 【構成】 エンジンのタイミングベルト6におけるゴム
質7の表面に台形プリズム11を載置し、台形プリズム
11への入射光14をゴム質7の表面で反復的に反射さ
せ、その反射光15の赤外吸収スペクトルを計測し、赤
外吸収スペクトルの吸光度変化によってタイミングベル
ト6の劣化度合いを検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのタイミング
ベルト等における劣化状況を点検するための方法に関す
る。
ベルト等における劣化状況を点検するための方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車載エンジンのタイミングベルトは車両
の走行距離等に応じて徐々に劣化するため、従来は、タ
イミングベルトにおける背面ゴムの硬化やクラック、帆
布の亀裂や剥離、歯底のクラック、側面の亀裂や異常摩
耗、歯部の異常摩耗等の有無を、目視や触感により点検
し、劣化の有無及び程度を判別していたが、いずれの場
合もベルトの外部観察に頼っているため、ベルト材料の
化学的劣化の度合いや残存寿命の判定まで下すことは困
難であった。また、タイミングベルトの背面硬度を針差
し深さにより規定して、ベルト劣化の有無を判定するこ
ともあるが、化学的劣化度合いとの相関性が不明確であ
って、必ずしも正確な検知ができるとは限らなかった。
の走行距離等に応じて徐々に劣化するため、従来は、タ
イミングベルトにおける背面ゴムの硬化やクラック、帆
布の亀裂や剥離、歯底のクラック、側面の亀裂や異常摩
耗、歯部の異常摩耗等の有無を、目視や触感により点検
し、劣化の有無及び程度を判別していたが、いずれの場
合もベルトの外部観察に頼っているため、ベルト材料の
化学的劣化の度合いや残存寿命の判定まで下すことは困
難であった。また、タイミングベルトの背面硬度を針差
し深さにより規定して、ベルト劣化の有無を判定するこ
ともあるが、化学的劣化度合いとの相関性が不明確であ
って、必ずしも正確な検知ができるとは限らなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、タイミング
ベルト等のゴムベルトにおける劣化度合いを非破壊で正
確に検出して、ゴムベルトの残存寿命について的確な判
定を下すことのできる方法を提案しようとするものであ
る。
ベルト等のゴムベルトにおける劣化度合いを非破壊で正
確に検出して、ゴムベルトの残存寿命について的確な判
定を下すことのできる方法を提案しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るゴムベルト点検法は、ゴムベルトの表面に光を入射さ
せ、上記ゴムベルト表層を透過して反転した光の赤外吸
収スペクトルを検出し、同赤外吸収スペクトルの吸光度
から上記ゴムベルトの劣化度合いを検知するようにして
いる。
るゴムベルト点検法は、ゴムベルトの表面に光を入射さ
せ、上記ゴムベルト表層を透過して反転した光の赤外吸
収スペクトルを検出し、同赤外吸収スペクトルの吸光度
から上記ゴムベルトの劣化度合いを検知するようにして
いる。
【0005】
【作用】すなわち、ゴムベルト表層における赤外吸収ス
ペクトルの吸光度からゴムベルトの劣化度合いを検知す
るため、ゴムベルトを何ら破壊することなく、その化学
的劣化度合いを常に的確に検知して、ゴムベルトの残存
寿命を容易に判定することができる。
ペクトルの吸光度からゴムベルトの劣化度合いを検知す
るため、ゴムベルトを何ら破壊することなく、その化学
的劣化度合いを常に的確に検知して、ゴムベルトの残存
寿命を容易に判定することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例について具
体的に説明する。図1及び図2において、赤外分光光度
計1の本体2と計測部3とは可撓性のある光ファイバ
4、4により連結され、計測部3は本体2から離れて自
由に移動させることができるように構成されている。
体的に説明する。図1及び図2において、赤外分光光度
計1の本体2と計測部3とは可撓性のある光ファイバ
4、4により連結され、計測部3は本体2から離れて自
由に移動させることができるように構成されている。
【0007】車載エンジンのカム軸プーリ5に掛けわた
された歯付きタイミングベルト6は、水素添加アクリロ
ニトリルブチレンからなるゴム質7と、ガラス繊維また
はアミラド繊維により縒られてゴム質7の中へ長手方向
にそれぞれ平行に埋め込まれた数本の芯線8と、ポリア
ミド繊維により織られて歯表面に接着された帆布9とか
ら構成され、タイミングベルト6の外側に計測部3の赤
外光の透過率が高い台形プリズム11を当てがうと共
に、タイミングベルト6の内側に同構造のダミーベルト
10をかみ合わせ、さらに、計測部3の上部ホルダ12
及び下部ホルダ13により上記各部を上下から挟んで押
圧し、本体2内の光源から一方の光ファイバ4を通って
台形プリズム11の一側に入射した光14は、台形プリ
ズム11の内面で適宜反覆的に全反射されると共に、ゴ
ム質7の表面に反復的に入射されて、その都度ゴム質7
の表層に浅くもぐり込んだのち反転する結果、台形プリ
ズム11の他側より反射光15として放出され、他方の
光ファイバ4を通って本体2内の検出部に導かれる。
された歯付きタイミングベルト6は、水素添加アクリロ
ニトリルブチレンからなるゴム質7と、ガラス繊維また
はアミラド繊維により縒られてゴム質7の中へ長手方向
にそれぞれ平行に埋め込まれた数本の芯線8と、ポリア
ミド繊維により織られて歯表面に接着された帆布9とか
ら構成され、タイミングベルト6の外側に計測部3の赤
外光の透過率が高い台形プリズム11を当てがうと共
に、タイミングベルト6の内側に同構造のダミーベルト
10をかみ合わせ、さらに、計測部3の上部ホルダ12
及び下部ホルダ13により上記各部を上下から挟んで押
圧し、本体2内の光源から一方の光ファイバ4を通って
台形プリズム11の一側に入射した光14は、台形プリ
ズム11の内面で適宜反覆的に全反射されると共に、ゴ
ム質7の表面に反復的に入射されて、その都度ゴム質7
の表層に浅くもぐり込んだのち反転する結果、台形プリ
ズム11の他側より反射光15として放出され、他方の
光ファイバ4を通って本体2内の検出部に導かれる。
【0008】赤外分光光度計1の上記検出部において、
ゴム質7の表層を透過して反転した光15からゴム質7
の赤外吸収スペクトルが図3のように検出され、タイミ
ングベルト6の使用期間が比較的短い間は曲線Aのよう
に特定波長での吸光度が大きいが、エンジンによる高温
状態でのタイミングベルト6の使用期間が長くなるに伴
ない、ゴム質7に含まれるブタジエン基の2重結合部分
が徐々に破壊される等の化学的変化により、ゴム質7に
おける赤外線の吸収特性が変化して、上記吸光度が曲線
Bのように低下し、さらにゴム質7の劣化が進行すると
曲線Cのように激しく低下するに至る。
ゴム質7の表層を透過して反転した光15からゴム質7
の赤外吸収スペクトルが図3のように検出され、タイミ
ングベルト6の使用期間が比較的短い間は曲線Aのよう
に特定波長での吸光度が大きいが、エンジンによる高温
状態でのタイミングベルト6の使用期間が長くなるに伴
ない、ゴム質7に含まれるブタジエン基の2重結合部分
が徐々に破壊される等の化学的変化により、ゴム質7に
おける赤外線の吸収特性が変化して、上記吸光度が曲線
Bのように低下し、さらにゴム質7の劣化が進行すると
曲線Cのように激しく低下するに至る。
【0009】従って、ゴム質7の劣化要因と相関性のあ
る赤外吸収スペクトルの吸収ピーク波長を見い出し、そ
の吸光度、あるいは、その波長付近における吸光度の山
の面積が変化する状況と、車両の走行距離等を指標とす
るタイミングベルト6の耐久性との関連を図4にように
計測し、タイミングベルト6の管理目標、例えば、車両
の10万km走行時におけるタイミングベルト6の破損
確率が一定%に達したときの耐久性Xに対し、ゴム質7
の劣化度合いの判断基準となる吸光度Y、あるいは、そ
の吸光度の山の面積を予め求めておけば、車両の定期点
検時等に車載状態のまま赤外分光光度計1によりタイミ
ングベルトゴム質7の赤外吸収スペクトルを測定し、そ
のときの吸光度と前記吸光度Yとの比、あるいは、それ
ら吸収スペクトルの面積比を検出することによってタイ
ミングベルト6の劣化度合いが求められ、これからタイ
ミングベルト6の残存寿命を推定することができるの
で、その時点でタイミングベルト6を新規なものに交換
する必要があるかどうかを容易かつ的確に判定すること
ができる。
る赤外吸収スペクトルの吸収ピーク波長を見い出し、そ
の吸光度、あるいは、その波長付近における吸光度の山
の面積が変化する状況と、車両の走行距離等を指標とす
るタイミングベルト6の耐久性との関連を図4にように
計測し、タイミングベルト6の管理目標、例えば、車両
の10万km走行時におけるタイミングベルト6の破損
確率が一定%に達したときの耐久性Xに対し、ゴム質7
の劣化度合いの判断基準となる吸光度Y、あるいは、そ
の吸光度の山の面積を予め求めておけば、車両の定期点
検時等に車載状態のまま赤外分光光度計1によりタイミ
ングベルトゴム質7の赤外吸収スペクトルを測定し、そ
のときの吸光度と前記吸光度Yとの比、あるいは、それ
ら吸収スペクトルの面積比を検出することによってタイ
ミングベルト6の劣化度合いが求められ、これからタイ
ミングベルト6の残存寿命を推定することができるの
で、その時点でタイミングベルト6を新規なものに交換
する必要があるかどうかを容易かつ的確に判定すること
ができる。
【0010】上記のように、タイミングベルト6の劣化
度合いは、従来の目視や触感といったあいまいな方法で
はなく、ゴム質7における赤外吸収スペクトルの吸光度
により数値化して、非破壊のまま常に的確に検知するこ
とができると共に、タイミングベルト6の残存寿命をも
正確かつ容易に推定することができるようになる。ま
た、タイミングベルト6をエンジンから取り外すことな
く車載状態でその劣化度合いを点検することができるた
め、その作業性を容易に高めることができて、実用上大
層便利である。
度合いは、従来の目視や触感といったあいまいな方法で
はなく、ゴム質7における赤外吸収スペクトルの吸光度
により数値化して、非破壊のまま常に的確に検知するこ
とができると共に、タイミングベルト6の残存寿命をも
正確かつ容易に推定することができるようになる。ま
た、タイミングベルト6をエンジンから取り外すことな
く車載状態でその劣化度合いを点検することができるた
め、その作業性を容易に高めることができて、実用上大
層便利である。
【0011】なお、本発明は、エンジンのタイミングベ
ルトに限らず、周囲温度や負荷等の使用条件により劣化
しやすいゴムベルトに対しても同様に適用できることは
いうまでもなく、また、ゴムベルトのゴム質によって
は、劣化度合いの進行に伴って赤外吸収スペクトルの吸
光度が増大する方向に変化する可能性もあり、この場合
においても上記と同様に、赤外吸収スペクトルの吸光度
変化等に応じてゴムベルトの劣化度合いを検知すること
ができるものである。
ルトに限らず、周囲温度や負荷等の使用条件により劣化
しやすいゴムベルトに対しても同様に適用できることは
いうまでもなく、また、ゴムベルトのゴム質によって
は、劣化度合いの進行に伴って赤外吸収スペクトルの吸
光度が増大する方向に変化する可能性もあり、この場合
においても上記と同様に、赤外吸収スペクトルの吸光度
変化等に応じてゴムベルトの劣化度合いを検知すること
ができるものである。
【0012】
【発明の効果】本発明にかかるゴムベルト点検法によれ
ば、ゴムベルトを何ら破壊することなく、その化学的劣
化度合いを常に的確に検知して、ゴムベルトの残存寿命
を容易に判定することができるので、ゴムベルトの点検
作業がきわめて簡単であると共に、ゴムベルトの交換時
期がきていることを適切に判断でき、ひいては、ゴムベ
ルトの破損事故を確実に回避することができる。
ば、ゴムベルトを何ら破壊することなく、その化学的劣
化度合いを常に的確に検知して、ゴムベルトの残存寿命
を容易に判定することができるので、ゴムベルトの点検
作業がきわめて簡単であると共に、ゴムベルトの交換時
期がきていることを適切に判断でき、ひいては、ゴムベ
ルトの破損事故を確実に回避することができる。
【図1】本発明の実施例における概略配置図。
【図2】上記実施例の要部拡大縦断面図。
【図3】上記実施例の作用説明図。
【図4】上記実施例の作用説明図。
1 赤外分光光度計 3 計測部 6 タイミングベルト 7 ゴム質 11 台形プリズム 14 入射光 15 反射光
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴムベルトの表面に光を入射させ、上記
ゴムベルト表層を透過して反転した光の赤外吸収スペク
トルを検出し、同赤外吸収スペクトルの吸光度から上記
ゴムベルトの劣化度合いを検知するようにしたゴムベル
ト点検法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17232493A JPH074468A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | ゴムベルト点検法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17232493A JPH074468A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | ゴムベルト点検法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074468A true JPH074468A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15939802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17232493A Withdrawn JPH074468A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | ゴムベルト点検法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074468A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002181143A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-26 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Vベルト式駆動装置及び騎乗型不整地走行車 |
| JP2011241755A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
| JP2015072141A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-16 | 住友ゴム工業株式会社 | 高分子材料の寿命予測方法 |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP17232493A patent/JPH074468A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002181143A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-26 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Vベルト式駆動装置及び騎乗型不整地走行車 |
| JP2011241755A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
| JP2015072141A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-16 | 住友ゴム工業株式会社 | 高分子材料の寿命予測方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |