JPH0744789Y2 - サブマージドポンプ装置 - Google Patents

サブマージドポンプ装置

Info

Publication number
JPH0744789Y2
JPH0744789Y2 JP6336590U JP6336590U JPH0744789Y2 JP H0744789 Y2 JPH0744789 Y2 JP H0744789Y2 JP 6336590 U JP6336590 U JP 6336590U JP 6336590 U JP6336590 U JP 6336590U JP H0744789 Y2 JPH0744789 Y2 JP H0744789Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
casing
oil
cargo
drive shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6336590U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0421794U (ja
Inventor
真太郎 渡辺
邦夫 佐木
高司 野田
淑郎 斧口
一 小松
隆司 雲石
徹也 福田
健一 飽田
俊夫 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6336590U priority Critical patent/JPH0744789Y2/ja
Publication of JPH0421794U publication Critical patent/JPH0421794U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0744789Y2 publication Critical patent/JPH0744789Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、船舶におけるカーゴタンクからカーゴ液を汲
み上げて陸揚げするのに適したサブマージドポンプ装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来のサブマージドポンプ装置としては第3図(縦断面
図)に示すようなものがあり、石油化学製品や、酸性ま
たはアルカリ性の溶液等の各種液体(以下、カーゴ液と
略称する)を輸送する船舶のタンク底部に、カーゴ液01
を汲み上げるためのカーゴポンプ本体02が設置され、甲
板03上にはカーゴポンプ本体02を駆動するための油圧装
置04等が設置されて、カーゴ液01はポンプ部05で吸い上
げられ吐出管06を介して図示しない地上タンク等へ吐出
されるようになっている。
カーゴポンプ本体02は、油圧モータ07、ポンプ駆動軸0
8、ポンプ部05、ポンプ駆動軸を支承する転がり軸受09,
010、貯溜空間部011、転がり軸受09,010を潤滑する油圧
作動油と貯溜空間部011とをシールする潤滑油シール01
2、カーゴ液01と貯溜空間部011とをシールするカーゴシ
ール013、およびこれを内包するケーシング014等からな
る。
貯溜空間011は、油圧作動油をカーゴ液01へ絶対浸入さ
せないために設けてあり、潤滑油シール012からの油圧
作動油の漏れ油や、カーゴシール013から漏れたカーゴ
液01は貯溜空間011へ蓄積される。
油圧装置04より高圧作動油供給管015を通って供給され
た高圧油圧作動油は、油圧モータ07を駆動した後、低圧
となり、ドレン空間016から低圧作動油戻り管017を経由
して油圧装置04へ戻る。
油圧モータ07に連結されたポンプ駆動軸08はケーシング
014に挿入された転がり軸受09,010により支承されてい
る。ポインプ駆動軸08によりポンプ部05内の図示しない
インペラーが回転し、遠心ポンプ作用によりカーゴ液01
を吐出管06へ吐出する。転がり軸受09,010の潤滑は、油
圧モータ07よりドレン空間016へ排出された低圧作動油
により行なわれ、低圧作動油はケーシング014に設けた
油通路018を通って転がり軸受010へ供給され、さらに転
がり軸受09へ供給されて、ドレン空間016へ戻る。
貯溜空間011は、大気圧あるいはカーゴシール013付近の
カーゴ液01の静圧より低い圧力の空気雰囲気であり、カ
ーゴシール013からカーゴ液01の漏れた液体や潤滑油シ
ール012から漏れた低圧油圧作動油が蓄積されるため、
図示しない液体センサーにより漏れ油や漏れたカーゴ液
が一定量以上になったことを検知すると、甲板03上にあ
る空気圧縮機019よりパージ用空気管020を通って高圧空
気が供給され、貯溜空間にある漏れ油やカーゴ液はドレ
ン回収管021を通り、甲板03上にある図示しないドレン
分離タンクへとパージされ、回収される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前述のような従来のサブマージドポンプ装置
では、次のような問題点がある。
(1)カーゴ液をシールするカーゴシールとしては通常
接触式シールであるリップシールやメカニカルシールが
用いられる。カーゴ液の液位がカーゴシールの位置より
高い場合は、カーゴシールはカーゴ液により潤滑され、
またシール面での摩擦熱もカーゴ液により除去され冷却
される。カーゴ液の液位がカーゴシールの位置より低く
なると、シール面は涸渇潤滑状態あるいは乾燥摩擦状態
となり、潤滑条件は苛酷になってシール面の摩耗が急激
に進行する。このような稼動が繰返されると、シール面
の摩耗により、シール性能の低下が生じ、シールの寿命
が短くなって、信頼性の低下を招く。
(2)潤滑油シールとしては通常メカニカルシールが使
用される。メカニカルシールの潤滑および冷却には油圧
モータを駆動した後の作動油を用いる。シール部に供給
される作動油は油圧モータにより油温が上昇しており、
さらにシール面の摩擦熱で加熱されるため、メカニカル
シールの温度コントロールは難しく、高温になり摩耗が
促進され、シール性が低下する。その結果油圧作動油が
貯溜空間へ漏れる量が増え、頻繁にパージを行なうこと
が必要になる。カーゴ液シールの摩耗が進みシール性が
低下していると、油圧作動油がカーゴ液へ漏出すること
になり、カーゴ液の汚染を生じる。
本考案は、上述の問題点の解決をはかろうとするもの
で、シールの耐久性の向上をはかり、潤滑油の漏洩によ
るカーゴ液の汚染を防止できるようにしたサブマージド
ポンプ装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案のサブマージドポン
プ装置は、駆動装置を内蔵するケーシングと、上記駆動
装置から上記ケーシングの内部を通り同ケーシングの下
方へ突出した駆動軸と、同駆動軸により駆動されるポン
プとをそなえたサブマージドポンプ装置において、上記
ケーシング内における上記駆動軸の軸受の下方に、上記
ケーシングと上記駆動軸の外周部との間のシール機構を
そなえ、同シール機構が、上記軸受の潤滑油を封じるメ
カニカルシールとしての1次シールを具備するととも
に、同1次シールの下方で上記駆動軸と一体の回転体と
上記ケーシング側の固定部材との間に配設された内周側
メカニカルシールおよび外周側メカニカルシールと、こ
れらの内周側メカニカルシールと外周側メカニカルシー
ルとの間に給油されて一定静圧を負荷されるとともにオ
イルクーラに接続されたシール油循環機構とからなる2
次シールを具備し、かつ、上記2次シールの下方に配設
されたラビリンスシールと同ラビリンスシールの下方に
配設された非接触式遠心ポンプ型ダイナミックシールと
からなるカーゴ液シールを具備して構成されたことを特
徴としている。
〔作用〕
上述の本考案のサブマージドポンプ装置では、ケーシン
グ内の駆動装置から下方のポンプへ至る駆動軸がケーシ
ング内の軸受で支承され、同軸受の潤滑油に対しては、
メカニカルシールとしての1次シールで下方への漏洩を
防止する作用が行なわれる。
また、最下方のカーゴ液シールにおける非接触式遠心ポ
ンプ型のダイナミックシールと、その直上のラビリンス
シールとで、ケーシング内へのカーゴ液の浸入を防止す
る作用が行なわれる。
さらに、上述の1次シールとカーゴ液シールとの間に介
在する2次シールは、上記駆動軸と一体に設けられた回
転体とケーシング側の固定部材との間における内周側メ
カニカルシールおよび外周側メカニカルシールと、これ
らの内周側メカニカルシールと外周側メカニカルシール
との間のシール油循環機構とで、円滑なシール作用を行
ない、特に上記シール油循環機構にはオイルクーラが接
続されているので、そのシール油の冷却作用が行なわ
れ、ケーシング内への蓄熱を防止する作用が行なわれ
る。
〔実施例〕
本考案の一実施例としてのサブマージドポンプ装置を第
1図(縦断面図)および第2図(シール部分の拡大図)
に示す。
本装置のケーシング14の内部において、その上方部分に
駆動装置としての油圧モータ7が設けられ、その駆動軸
8は下方へ延在して、ポンプ本体2のポンプ部5を駆動
するようになっている。また駆動軸8はケーシング14内
で軸受10により支承されている。
軸受10の下方には、ケーシング14と駆動軸8の外周部と
の間のシール機構をそなえ、同シール機構は、軸受10の
潤滑油の下方への漏洩を封じるメカニカルシールとして
の1次シール23を具備するとともに、1次シール23の下
方で駆動軸8と一体の回転体28とケーシング側の固定部
材14aとの間に配設された内周側メカニカルシール24お
よび外周側メカニカルシール25と、これらの内周側メカ
ニカルシール24と外周側メカニカルシール25との間に、
シール油供給管27を通じシール油を供給され、かつ、シ
ール油戻り管30を通じシール油を排出されるシール油循
環機構とからなる2次シールを具備している。そして、
シール油供給管27およびシール油戻り管30はオイルクー
ラ26に接続され、同オイルクーラ26が、上方の2次シー
ル油補給タンク33に接続されることにより、内周側メカ
ニカルシール24と外周側メカニカルシール25との間にお
けるシール油循環機構には一定静圧が負荷されるように
なっている。
さらに、上記シール機構は、上記2次シールの下方に配
設されたラビリンスシール34と、同ラビリンスシール34
の下方に配設された非接触式遠心ポンプ型ダイナミック
シール37とからなるカーゴ液シールを具備している。
船内タンクにおけるカーゴ液1は、ポンプ本体2のポン
プ部5より遠心ポンプ作用で吐出管6を通り、図示しな
い船外タンク等へ吐出される。
油圧モータ7は、甲板3上に設置してある油圧装置4よ
り高圧作動油供給管15を通って供給された高圧作動油で
駆動される。油圧モータ7を駆動した作動油は低圧とな
りドレン空間16へ流出し、低圧作動油戻り管17を通って
油圧装置4へ戻る。
油圧モータ7の低圧作動油の一部は低圧作動油供給管22
を通ってメカニカルシールとしての1次シール23へ供給
され、さらにポンプ駆動軸8を支承している下部転がり
軸受10と、上部転がり軸受9とを潤滑した後、ドレン空
間16へ流出する。
ケーシング14の外側に設置されたオイルクーラ26はカー
ゴ液1により冷却されており、オイルクーラ26中の2次
シール潤滑油としてのシール油は、シール油供給管27を
経由して、内周側メカニカルシール24へ供給されたの
ち、さらに回転体28に設けた連通孔29を通って外周側メ
カニカルシール25へ供給され、シール油戻り管30を経由
してオイルクーラ26へ戻る。内周側メカニカルシール24
と外周側メカニカルシール25との間には分離板31が設置
されており、内周側メカニカルシール24へ供給されたシ
ール油のほとんどは連通孔29を通って外周側メカニカル
シール25へ流れることになるが、その際、シール油は遠
心力を受ける。
2次シールとしての内周側メカニカルシール24および外
周側メカニカルシール25とポンプ部5との中間における
ラビリンスシール34は、ストップシールリング35の内周
面に形成され、同ストップシールリング35はケーシング
14の内周面に設置されている。そしてストップシールリ
ング35は軸方向に移動可能な構造となっている。ストッ
プシールリング35の下方に設けられた円板状のダイナミ
ックシール37は、ポンプ駆動軸8に固着さている。
第1図はストップシール解除状態を示しているが、スト
ップシールリング35が下方に軸方向に移動すると、スト
ップシールリング35の下方に設けたテーパ状のストップ
シール面36とダイナミックシール37の上端に設けたスト
ップシール受け面38とが接触し、接触形のストップシー
ル機能を果たす。
ストップシールリング35の上端部には、複数個のバネ39
が装着されており、このバネ39によるバネ力と、オイル
クーラ26の油圧力を圧力導入管40で導いて作用させた油
圧力とが、ストップシールリング35に働き、ストップシ
ール稼動時のシール荷重となる。オイルクーラ26の静圧
を利用したのは、バネ39のみで負荷すると荷重が大きい
ため、組立て時における装着が難しくなるからである。
ストップシールを解除する際には、甲板3上に設置した
高圧油圧装置41より圧力導入管42を介してケーシング14
とストップシールリング35とで囲まれた圧力室43に油圧
を作用させ、上方へストップシールリング35を移動させ
ることにより行なわれる。なお、高圧油が漏出しないよ
うに、圧力室43の上部および下部には、ケーシング14と
ストップシールリング35との間で往復動シールを行なう
Uパッキン44,44′が装着されている。
円板上のダイナミックシール37の上端面には、内周側か
ら外周側へ、放射状あるいは螺旋状の複数個のベーン45
が設けられており、同ベーン45とケーシング端面46との
間には一定の隙間がある。ダイナミックシール37の外周
面と相対するケーシング内周面には、カーゴ液を流出さ
せる流出孔47が複数個設けられている。
ダイナミックシール37の作動中には、カーゴ液1はダイ
ナミックシール37の反ベーン側端面の内周側から外周側
へ流れ、流出孔47を通って排出される。また遠心ポンプ
作用を行なっているベーン45側では、ベーン45の内周側
から外周側までのある位置で、下部貯溜空間48の不活性
ガスあるいは空気の圧力とカーゴ液の圧力とがバランス
し、気液界面を形成する。
ストップシール解除の直前に、下部貯溜空間48には甲板
3上のガスコンプレッサ19から、カーゴ液圧よりも高い
圧力の不活性ガスあるいは空気が、パージ用ガス供給管
50を通って供給される。ストップシール解除後は、下部
貯溜空間48内の不活性ガスあるいは空気は、ストップシ
ールリング35の内周面に設けたラビリンス34を経由して
カーゴ液1側へ流出する。この状態で油圧モータ7を駆
動しダイナミックシール37を稼動させる。油圧モータ7
が定回転に安定した状態で、不活性ガスあるいは空気の
供給は停止される。
下部貯溜空間48に2次シール外周側メカニカルシール25
から漏出した油が蓄積した場合には、ガスコンプレッサ
19から不活性ガスあるいは空気がパージされ、蓄積した
油はドレン回収管52を通って甲板3上のドレン分離タン
ク54へ回収される。
1次シールとしてのメカニカルシール23および2次シー
ルの内周側メカニカルシール24から上部貯溜空間49へ漏
洩した油が蓄積した場合には、ガスコンプレッサ19から
不活性ガスあるいは空気がパージ用ガス供給管51を通り
上部貯溜空間49へ送られてパージ作用を行ない、これに
より排出される油はドレン回収管53を経由してドレン分
離タンク54へ回収される。
本実施例のサブマージドポンプ装置では、次のような作
用効果が得られる。
(1)1次シール23は作動油で潤滑され、その漏れ油
は、大気圧状態の上部貯溜空間49に蓄積される。また、
上部貯溜空間49は2次シールの内周側メカニカルシール
24で閉じ込められており、内周側メカニカルシール24の
漏れ油も上部貯溜空間49に蓄積される。したがって油圧
作動油が2次シール側へ浸入することはない。蓄積され
た漏れ油は高圧の不活性ガスあるいは空気によりパージ
され、甲板上の分離タンクへ圧送される。
万一1次シールのシール性が低下しても、清浄で、しか
も油クーラーにより冷却され温度コントロールされた潤
滑油により潤滑される2次シールの内周側メカニカルシ
ール24が直列に設置されているので、シール性は維持さ
れ、かつ信頼性は高い。
油圧作動油がカーゴ液側へ漏出することはなく、油圧作
動油の補給は不要となる。
(2)2次シール油補給タンク33が甲板上に設置されて
おり、2次シール油には常にカーゴ液圧より高い一定静
圧が負荷されているので、万一操作ミス等により下部貯
溜空間48にカーゴ液が浸入しても、2次シールの外周面
メカニカルシール25の潤滑油圧力はカーゴ液圧より高
く、したがってカーゴ液が外周側メカニカルシール25か
ら2次シール潤滑油に浸入することはなく、カーゴ液の
シールは維持される。また2次シール潤滑油の清浄性が
保たれるため、シール面の異常摩耗等の損傷が防止さ
れ、安定した作動と高い信頼性が得られる。
(3)外周側メカニカルシール25から漏出した油は、下
部貯溜空間48に蓄積され、高圧不活性ガスや空気等によ
りパージされて、甲板上に設置した分離タンク54へ圧送
される。
(4)内周側メカニカルシール24と外周側メカニカルシ
ール25との間に遠心ポンプ作用を行なう機構を付与した
ことにより、シール用潤滑油は内周側メカニカルシール
24から外周側メカニカルシール25へ、さらにオイルクー
ラ26を経由して、内周側メカニカルシール24へ戻る自己
循環を行なう。
オイルクーラ26はカーゴ液で冷却されるため、シール用
潤滑油の油温を一定に保持することができ、内周側メカ
ニカルシール24および、外周側メカニカルシール25の異
常温度上昇もなく、安定した作動が可能となる。したが
って異常摩耗等の損傷も生じず、信頼性が高くなり、寿
命も長くなる。
(5)カーゴ液シールとして、カーゴ液側から非接触形
の遠心ポンプ作用を行なうダイナミックシール37と、接
触形のストップシール36,38と、ストップシールリング3
5の内周面のラビリンスシール34とが、その順に設置さ
れ、ポンプ静止時にはストップシール36,38でカーゴ液
がシールされる。ポンプ稼動に際しては、下部貯溜空間
48にカーゴ液圧よりも高い圧力の不活性ガスあるいは空
気を供給しながら、ストップシール36,38を解除し、油
圧モータ7を作動させる。油圧モータ7が一定回転に達
した後、不活性ガスの供給は停止され、ダイナミックシ
ール37でカーゴ液がシールされる。
(6)ダイナミックシール37は、ポンプ駆動軸8に固着
された回転円板の上側端面、すなわちストップシール側
端面に、内周側から外周側へ、放射状あるには螺旋状の
ベーン45を設けられた形状になっており、ベーン45で遠
心ポンプ作用を行なう。ポンプ稼動中には、ベーン45の
内周端と外周端との間に、下部貯溜空間48の不活性ガス
あるいは空気とカーゴ液との気液界面が生じる。そし
て、気液界面の位置は、気液の圧力が (下部貯溜空間の不活性ガス圧力)=(ベーン外周端の
カーゴ液の圧力)−(気液界面位置からベーン外周端間
に存在するカーゴ液に作用する遠心作用圧力) となる所に生じる。ベーン外周端のカーゴ液の圧力は、
ダイナミックシール37位置のカーゴ液の静圧にほぼ等し
いか、若干高いぐらいになるため、ポンプ部5によりカ
ーゴ液が船外へ吐出されカーゴ液面の位置が低下するに
つれ、気液界面の位置も移動する。カーゴ液面がダイナ
ミックシール37位置より低下すると、ベーン45の部分は
大気雰囲気となる。
ダイナミックシール37の遠心ポンプ能力を満載状態のカ
ーゴ液圧以上に設定することにより、カーゴ液が貯溜空
間部に浸入するのを防止することができ、カーゴ液によ
る貯溜空間部の汚染も生じない。
ダイナミックシール37は、非接触式であり、摩耗などに
よるトラブルを生じず、安定したシール性を維持し、そ
の寿命は半永久的である。
遠心ポンプ作用をするベーン45と相手面との隙間は、あ
る程度大きくできるため、ポンプ駆動軸8の振動や撓み
等が生じても、シール性能への影響はほとんどなく、安
定したシール性を保持する。
(7)ダイナミックシール37において、ベーン45を設け
た回転円板の外周面と相対するケーシング14の円周面に
は、ケーシング内周から外周へ貫通する油通路としての
流出孔47が複数個設けられている。
上記回転円板の外周面とケーシング内周面にはカーゴ液
が封じ込められ、粘性摩擦により、カーゴ液温は上昇す
る。それを防止するため、封じ込められたカーゴ液を流
出孔47を通じケーシング外へ排出することにより、回転
円板の反ベーン側の側面からケーシング内周面、流出孔
47、ケーシング外といったカーゴ液の流れが生じ、回転
円板はカーゴ液で常に冷却されるため、粘性摩擦による
温度上昇を防止できる。
(8)カーゴ液の運搬中など、ダイナミックシール37を
稼動させない状態では、接触形のストップシール36,38
でカーゴ液と貯溜空間との間をシールする。ストップシ
ール36,38のシールに要する荷重は、バネ等を用いて負
荷する。ダイナミックシール37を稼動させる直前には、
下部貯溜空間48にカーゴ液圧より高い圧力の不活性ガス
等を供給し、ストップシール36,38のシール面を分離さ
せる。不活性ガスをカーゴ液側へ少量漏らしながら油圧
モータ7を作動させ、ダイナミックシール37を稼動させ
る。
ストップシール36,38のシール稼動時には、バネ力等を
利用してシール面に負荷し、シール面を分離する場合は
油圧を利用して行なう。このように、ストップシール稼
動時の負荷はバネ力等を利用して行なわれるため、設計
や製作が容易となり、信頼性の向上にも寄与する。そし
て、カーゴ液に応じたシール材料の選定を行なうことが
できる。
(9)駆動軸8と相対するストップシールリング35の内
周面にラビリンスシール34を設けたので、ストップシー
ル36,38を解除する直前および直後には、下部貯溜空間4
8に供給された不活性ガスが駆動軸8の外周面とラビリ
ンスシール34との隙間を経由してカーゴ液側へ流出す
る。ラビリンスシール34を設けることにより、不活性ガ
ス等の気体の流出量を少量にすることができ、カーゴ液
側への流出量を抑制することにより、安全性が保たれ、
高圧空気圧縮機の容量を小型化することができる。
〔考案の効果〕
以上、詳述したように、本考案のサブマージドポンプ装
置によれば、シールの耐久性の向上がもたらされ、潤滑
油やシール油のカーゴ液中への漏洩が十分に抑制され
て、カーゴ液の汚染を防止する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としてのサブマージドポン
プ装置を示すもので、第1図はその縦断面図、第2図は
そのシール部分の拡大図であり、第3図は従来のサブマ
ージドポンプ装置を示す縦断面である。 01,1……カーゴ液、02,2……ポンプ、03,3……甲板、0
4,4……油圧装置、05,5……ポンプ部、06,6……吐出
管、07,7……油圧モータ、08,8……ポンプ駆動軸、09,9
……上部転がり軸受、010,10……下部転がり軸受、011
……貯溜空間、012……潤滑油シール、013……カーゴ液
シール、014,14……ケーシング、14a……ケーシング側
の固定部材、015,15……高圧作動油供給管、016,16……
ドレン空間、017,17……低圧作動油戻り管、018……油
通路、019,19……ガスコンプレッサ、020……パージ用
ガス供給管、021……ドレン回収管、22……低圧作動油
供給管、23……メカニカルシール、24……内周側メカニ
カルシール、25……外周側メカニカルシール、26……オ
イルクーラ、27……シール油供給管、28……2次シール
回転体、29……連通孔、30……シール油戻り管、31……
分離板、32……2次シール油補給管、33……2次シール
油補給タンク、34……ラビリンス、35……ストップシー
ルリング、36……ストップシール面、37……ダイナミッ
クシール、38……ストップシール受け面、39……バネ、
40……圧力導入管、41……高圧油圧装置、42……圧力導
入管、43……圧力室、44,44′……Uパッキン、45……
ベーン、46……ケーシング端面、47……流出孔、48……
下部貯溜空間、49……上部貯溜空間、50……パージ用ガ
ス供給管、51……パージ用ガス供給管、52……ドレン回
収管、53……ドレン回収管、54……ドレン分離タンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野田 高司 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)考案者 斧口 淑郎 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)考案者 小松 一 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)考案者 雲石 隆司 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)考案者 福田 徹也 山口県熊毛郡田布施町大字下田布施209― 1 大晃機械工業株式会社内 (72)考案者 飽田 健一 山口県熊毛郡田布施町大字下田布施209― 1 大晃機械工業株式会社内 (72)考案者 三浦 俊夫 山口県熊毛郡田布施町大字下田布施209― 1 大晃機械工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−114897(JP,U) 実開 昭58−57596(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動装置を内蔵するケーシングと、上記駆
    動装置から上記ケーシングの内部を通り同ケーシングの
    下方へ突出した駆動軸と、同駆動軸により駆動されるポ
    ンプとをそなえたサブマージドポンプ装置において、上
    記ケーシング内における上記駆動軸の軸受の下方に、上
    記ケーシングと上記駆動軸の外周部との間のシール機構
    をそなえ、同シール機構が、上記軸受の潤滑油を封じる
    メカニカルシールとしての1次シールを具備するととも
    に、同1次シールの下方で上記駆動軸と一体の回転体と
    上記ケーシング側の固定部材との間に配設された内周側
    メカニカルシールおよび外周側メカニカルシールと、こ
    れらの内周側メカニカルシールと外周側メカニカルシー
    ルとの間に給油されて一定静圧を負荷されるとともにオ
    イルクーラに接続されたシール油循環機構とからなる2
    次シールを具備し、かつ、上記2次シールの下方に配設
    されたラビリンスシールと同ラビリンスシールの下方に
    配設された非接触式遠心ポンプ型ダイナミックシールと
    からなるカーゴ液シールを具備して構成されたことを特
    徴とするサブマージドポンプ装置。
JP6336590U 1990-06-15 1990-06-15 サブマージドポンプ装置 Expired - Fee Related JPH0744789Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6336590U JPH0744789Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 サブマージドポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6336590U JPH0744789Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 サブマージドポンプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0421794U JPH0421794U (ja) 1992-02-24
JPH0744789Y2 true JPH0744789Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=31593345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6336590U Expired - Fee Related JPH0744789Y2 (ja) 1990-06-15 1990-06-15 サブマージドポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744789Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102270902A (zh) * 2010-06-01 2011-12-07 株式会社小坂研究所 潜水泵驱动用油马达的冷却机构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5548596B2 (ja) * 2010-11-30 2014-07-16 日本ピラー工業株式会社 水中ポンプ用軸封装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102270902A (zh) * 2010-06-01 2011-12-07 株式会社小坂研究所 潜水泵驱动用油马达的冷却机构
JP2011252414A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Kosaka Laboratory Ltd サブマージドポンプ駆動用オイルモータの冷却機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0421794U (ja) 1992-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU667384B2 (en) Gas lubricated barrier seal
US6379127B1 (en) Submersible motor with shaft seals
US6736403B2 (en) Rotary shaft seal with two sealing lips
US5553867A (en) Triple cartridge seal having one inboard and two concentric seals for chemical processing pump
EP0037210A1 (en) High pressure upstream pumping seal combination
CA2385820C (en) Submersible motor with shaft seals
WO1999046512A1 (en) Centrifugal compressor and shaft seal
CN112771279B (zh) 具有密封装置的滑动轴承和具有滑动轴承的水泵
US1972565A (en) Rotary engine
JPH0257240B2 (ja)
CA2593260C (en) Bearing housing seal system for centrifugal pumps
JP4703928B2 (ja) タンク及びタンクを空にするためのポンプ
EP0940611A2 (en) A pump sealing device
US6095766A (en) Fuel transfer pump
JP2021127812A (ja) 軸封装置および回転機械
CN1738986B (zh) 回转电机
US4605101A (en) Self-contained turbine engine lubrication system
CN216429929U (zh) 熔体出料齿轮泵组合浮动填料密封结构
US5720167A (en) Rotating pump seal
US3046063A (en) Shaft seal
JPH0614152Y2 (ja) 竪形回転機器用軸封装置
JPS6214453Y2 (ja)
JPH06506519A (ja) 位置に無関係な回転ピストン内燃機関
BR112021004775A2 (pt) rolamento com arranjo de vedação e bomba de água com o mesmo
US20250116271A1 (en) Process pump with dynamic seal for dry run capability

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees