JPH0745583A - ウエーハの高平坦度エッチング方法および装置 - Google Patents

ウエーハの高平坦度エッチング方法および装置

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JPH0745583A
JPH0745583A JP5208961A JP20896193A JPH0745583A JP H0745583 A JPH0745583 A JP H0745583A JP 5208961 A JP5208961 A JP 5208961A JP 20896193 A JP20896193 A JP 20896193A JP H0745583 A JPH0745583 A JP H0745583A
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    • H10PGENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10P50/00Etching of wafers, substrates or parts of devices
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    • H10P50/64Wet etching of semiconductor materials
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高度の平坦度を有するケミカルエッチドウエ
ーハが得られるエッチング方法および装置を、簡単な構
成で提供する。 【構成】 エッチング装置はエッチング槽1と、ウエー
ハWの吸着・回転装置61により構成する。エッチング
槽では、中心部に円錐状または半球状の突起12と外周
部に開口部13を設けたトッププレート11と、中心部
にラッパ状部22を有するボトムプレート21とを、適
宜間隔をあけて上下に平行かつ水平方向に、同軸上に対
向させる。吸着・回転装置は、開口部13の直上から降
下させてその下端部を該開口部に当接させることによ
り、ウエーハをエッチング槽の薬液流路24に臨ませる
ことができるようにする。エッチングに際してはボトム
プレートから薬液Eを供給する。面放射状に広がる薬液
の液流内でウエーハを自転させつつ、その主表面を該液
流と平行にしてエッチングすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコンのような半導
体単結晶の棒をスライスした後、その両面をラッピング
することにより得られる円盤状の半導体単結晶ウエーハ
(以下、単にウエーハと称する)の表面を均一にエッチ
ングし、高度に平坦なエッチング面を得ることができる
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエーハのケミカルエッチングは、ス
ライス、研磨等の機械加工によって生じたウエーハ表面
の歪層の除去、結晶欠陥の観察、選択エッチングの
利用による微細加工等の目的に用いられているが、本発
明は上記を目的とするものでである。
【0003】従来一般的に採用されているウエーハのエ
ッチング方法は、バブリング等による薬液(エッチング
液)の液流中でウエーハを回転させ、ウエーハの表面に
薬液を移動させながら接触させることによってエッチン
グ処理するものである。この場合、ウエーハを回転させ
るのは、エッチング処理中に発生する反応ガスによるウ
エーハ表面のスジ状あるいはランダムな凹凸の発生を低
減し、ウエーハ表面をできるだけ平坦化するためであ
る。ところで、エッチング処理においてはウエーハと、
それに接触する薬液との相対平均流速をウエーハの各部
位について極力均一にしないと、ウエーハ各部位のエッ
チング代のバラツキを小さくすること、すなわち平坦度
を高くすることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では薬液の液流速の制御が困難であり、そのた
めウエーハ面内のエッチング代バラツキを小さくするこ
とができず、高度の平坦度を有するケミカルエッチドウ
エーハを得ることは困難であった。エッチング処理にお
いては、薬液はウエーハの外縁のエッジ部に当たってか
らウエーハの主表面に平行に、その中心部に向かって流
れるが、前記エッジ部で両者の相対平均流速が局所的に
変化する。そのため、該エッジ部のエッチング処理が特
に不完全になり易い。図9はその状態を説明するもので
ある。すなわち、図9の上部に示すようにウエーハWが
自転し、あるいは自転していない状態で矢印Bの向きに
薬液が流入すると、前記したように前記エッジ部で流速
が変化し、図9の下部に示すようにエッジ部に局所的は
形状異常101が発生する。この形状異常によりその周
辺も影響を受けるため均一なエッチング処理が行われ
ず、平坦な形状を得ることができない。なお、図9は形
状異常を拡大して示したもので、図の縦方向がウエーハ
Wの厚さ方向であり横方向が半径方向である。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、薬液とウエーハとの相対平均流速を極
力均一にしてウエーハ面内のエッチング代のバラツキ
と、反応ガスによるウエーハ表面における凹凸の発生を
低減することにより、高度の平坦度を有するケミカルエ
ッチドウエーハが得られるエッチング方法および装置を
簡単な構成で提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のウエー
ハの高平坦度エッチング方法は、面放射状に広がるエッ
チング用薬液の液流内で半導体単結晶ウエーハを、その
主表面を前記薬液の液流と平行にして自転させることを
特徴とする。
【0007】請求項2に記載のウエーハの高平坦度エッ
チング装置は、全体または、中心部を除く部分を平坦に
形成した2枚の円盤を適宜間隔をあけて上下に平行また
はほぼ平行かつ水平に、同軸上に対向させ、一方の円盤
の中心部にエッチング用薬液の供給部を設け、これら円
盤の外周端部間の間隙を薬液排出口として、これら円盤
の対向面間の間隙により薬液流路を形成し、更に少なく
とも一方の円盤における中心部を除く適所に開口部を設
けてなるエッチング槽と、ウエーハを吸着して自転させ
る吸着・回転装置とを備えてなり、該吸着・回転装置は
吸着部のウエーハ吸着面を前記円盤の開口部を介して前
記薬液流路に、該円盤と平行にして臨ましめうるようし
たことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載のウエーハの高平坦度エッ
チング装置は、請求項2において、前記薬液供給部を設
けた円盤の中心部をラッパ状に形成し、他方の円盤の中
心部に、円錐状または半球状の突起を前記ラッパ状部側
に突出させて設けたことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載のウエーハの高平坦度エッ
チング装置は、請求項2または3において、前記開口部
を上側の円盤にのみ設け、前記吸着・回転装置を前記開
口部の直上に上下動可能に設け、該吸着・回転装置と前
記開口部との当接により該開口部を液シール可能とした
ことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載のウエーハの高平坦度エッ
チング装置は、請求項2,3または4において、前記吸
着・回転装置の吸着部の外周側に、該吸着部と同心状に
円環状のテンプレートを設け、前記吸着・回転装置と開
口部との当接によりテンプレートの表面をウエーハ吸着
時のウエーハのエッチング処理面よりも前記薬液流路側
に突出させうるように、または前記テンプレートの表面
がウエーハ吸着時のウエーハのエッチング処理面と同一
平面内にあるようにしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載のエッチング方法においては、
エッチング用薬液の液流を面放射状に発生させることに
特徴があり、ウエーハ近傍の薬液流の流速vは下記〔数
1〕で表される。
【0012】
【数1】v=b−ar
【0013】ここで、aおよびbは正の定数、rはエッ
チング槽中心部からの半径方向の距離であり、薬液流速
vはエッチング槽中心部からの距離に比例して低下す
る。この薬液流中に特定の回転数で自転するウエーハを
置くことにより、ウエーハ面内の相対速度分布が均一に
なり、高平坦度のケミカルエッチドウエーハを得ること
ができる。
【0014】請求項2に記載のエッチング装置において
は例えば、吸着部にウエーハを固定した後、吸着・回転
装置を降下させて該装置の下端部をエッチング槽の上側
の円盤に設けた開口部に係止する。これによりウエーハ
を開口部を介して薬液流路に、前記円盤と平行にして臨
ましめる。薬液は薬液供給部からほぼ鉛直方向にエッチ
ング槽に流入し、水平流となって面放射状に広がりつつ
薬液流路を流過する。自転するウエーハの表面は、この
薬液の液流と平行に接触するので、請求項1のエッチン
グ方法によるエッチング作用が得られる。この場合、ウ
エーハ面内における薬液流の流速分布が前記〔数1〕を
満たすように、上下2枚の円盤(後記するトッププレー
トとボトムプレート)の形状や配置態様(円盤同士の対
向間隔等)を設定することが重要であり、このような円
盤を備えたエッチング槽内で特定のウエーハ回転数およ
び、これに適合した薬液流速を組み合わせることによ
り、ウエーハ面内で均一な相対平均流速(時間平均流
速)の発生が可能となる。
【0015】請求項3に記載のエッチング装置において
は、薬液流がラッパ状部と円錐状または半球状の突起と
の対向により形成された流路によって、殆ど圧力損失を
伴うことなく整流されつつ面放射状に均一に分散され
る。
【0016】請求項4に記載のエッチング装置において
は、前記開口部を液シールすることにより、エッチング
槽の薬液流路を形成すると同時に、この薬液流路を流過
する薬液が前記開口部から漏出するのを防止することが
できる。
【0017】請求項5に記載のエッチング装置において
は、ウエーハ近傍の薬液流がテンプレートにより整流さ
れ、その結果ウエーハエッジ部における形状異常の発生
を抑制することができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明を、図面に示す実施例により更
に詳細に説明する。 実施例1 図1はエッチング装置の要部説明断面図、図2はエッチ
ング槽の概略斜視図、図3は吸着・回転装置の断面図、
図4は作用説明断面図、図5は作用説明平面図であり、
エッチング装置はエッチング槽1と、吸着・回転装置6
1により構成する。エッチング槽1は図1,2に示すよ
うに、平坦な円形板体の中心部に円錐状突起12(ある
いは半球状突起でもよい)および、該突起12を避けた
平坦位置に円形開口部13をそれぞれ設けた円盤状のト
ッププレート11と、直径が該トッププレートとほぼ等
しく、中心部をラッパ状部22、該ラッパ状部22の下
方部を薬液供給部23とし、ラッパ状部22を除く外周
部分を平坦に形成した円盤状のボトムプレート21と
を、適宜間隔をあけて平行(またはほぼ平行)かつ水平
方向に、しかも同軸上に設けて上下に対向させる(トッ
ププレート11を上側に配置)ことによりエッチング槽
1を構成する。そして、トッププレート11とボトムプ
レート21との対向間隙により薬液流路24を形成する
と共に、これらプレートの外周端部間に形成された円環
状間隙を薬液排出口25とする。
【0019】前記円錐状突起12の母線は凹状の曲線に
なっているが、この突起に代えて、母線が直線である直
円錐状突起、半球状突起またはこれらに近似した形状の
突起とすることもでき、これをラッパ状部22と対向さ
せることで、薬液の整流・分散作用を得ることができ
る。
【0020】また、ウエーハWを吸着(真空吸着)して
自転させるための吸着・回転装置61は、不図示の昇降
装置によりエッチング槽1の開口部13直上に上下動可
能に設け、モータ84で駆動される回転軸72を支持す
る円柱状の回転軸支持部材83(図3を参照)の下端に
設けた円環状のシール部材88を開口部13に当接する
ことにより該開口部13をシールすると共に、吸着した
ウエーハWを開口部13を介して薬液流路24に、ボト
ムプレート21に平行にして臨ませることができるよう
に配備する。
【0021】前記エッチング槽1へ薬液を供給するため
の薬液供給装置31は図2に示したとおりであり、前記
薬液供給部23は温調器32を備えた薬液貯溜33に、
循環ポンプ34、開閉弁35および流量計36を備えた
薬液供給管37を介して連結する。また、エッチング槽
1の直下にファンネル38を設け(図面では記載の便宜
上、エッチング槽1よりも小さく描いてあるが、実際に
は、下記するようにエッチング槽1よりも直径が大き
い)、該ファンネル38の底部は三方弁53を備えた薬
液回収管39を介して薬液貯溜槽33に連絡する。ま
た、三方弁53は排水管54を介して不図示の洗浄排水
貯槽に連絡する。前記ファンネル38は内径をエッチン
グ槽1より大きなものとし、薬液排出口25から放射状
に溢流する薬液(または洗浄排水)の全量が回収できる
ようにする。さらに薬液貯溜槽33には、開閉弁40を
備えたドレン管41を接続する。
【0022】前記薬液供給装置31には、エッチング処
理後のウエーハをエッチング槽1内で水洗するための洗
浄水供給装置を付設する。この場合、薬液供給管37の
流量計36入口側に、開閉弁51を備えた洗浄水供給管
52を連結する。なお、この洗浄水供給装置、三方弁5
3および排水管54を省略し、エッチング後のウエーハ
を別に設けた水洗装置で洗浄するようにしてもよい。
【0023】前記吸着・回転装置61の詳細構造は図3
に示すとおりであり、該装置はウエーハWを吸着固定す
るための吸着部71と、これを回転(自転)させるため
の回転駆動部81とで構成し、吸着部71は回転駆動部
81と一体的に上下動が可能なものとする。
【0024】まず吸着部71について説明すると、不図
示の吸引孔を軸線に沿って貫通形成した、前記回転駆動
部81の一要素を兼ねる回転軸72の先端部に、多数の
吸着孔73を形成した吸着盤74を直交させて設ける。
吸着孔73は回転軸72の前記吸引孔に連通させると共
に該吸引孔を、開閉弁75を介して真空タンク76に連
絡し、更に該真空タンク76を真空ポンプ77に連絡す
る。
【0025】また、吸着盤74の外周側には、これと同
心状にリング状のテンプレート78を固着する。この場
合、テンプレート78は回転軸支持部材83の下端面に
固定し、テンプレート78の内周面とウエーハWの外周
面との間に間隙δを形成すると共に、テンプレート78
の下面はウエーハWのエッチング処理面と、ほぼ同一の
面位置とする。すなわち、テンプレート78の下面はト
ッププレート11の下面とほぼ同一の面位置とし、かつ
吸着盤74のウエーハ吸着面よりもボトムプレート21
側に突出させる。こうすることで、ウエーハをウエーハ
吸着面に吸着させたときに、ウエーハのエッチング処理
面をトッププレート11の下面と同一の面位置にするこ
とができる。また、本発明では、テンプレート78の下
面がウエーハWのエッチング処理面よりも薬液流路側に
突出するようにしてもよい。前記間隙δの値は実験的、
経験的に設定する。
【0026】前記回転駆動部81では回転軸72を、軸
封部材82を介して回転軸支持部材83により支持し、
回転軸72に設けた不図示のプーリとモータ84の駆動
軸85に設けたプーリ86とにベルト87を掛装する。
また、前記開口部13シール用のシール部材88は回転
軸支持部材83の下端に円環状に設ける。
【0027】つぎに、このエッチング装置の作用につい
て説明する。まず、真空ポンプ77の作動および、開閉
弁75の開放によりウエーハWを吸着盤74に吸着固定
し、吸着・回転装置71を不図示の昇降装置により降下
させてシール部材88をトッププレート11の開口部1
3上面に圧接させることにより図1,3の状態とし、該
開口部13を液シールする(薬液流路24内の薬液が開
口部13からトッププレート11上面側に漏れないよう
にする)と共に、図3に示すようにウエーハW表面(エ
ッチング処理面)およびテンプレート78の面位置をト
ッププレート11の下面とほぼ一致させる。次いで、モ
ータ84の作動によりウエーハWを自転させ、循環ポン
プ34により薬液Eをエッチング槽1へ供給してエッチ
ングを行う。
【0028】この場合、あらかじめ温調器32により所
定温度に温度調節された薬液貯溜槽33内のエッチング
液Eは、供給管37を介してエッチング槽1に供給さ
れ、エッチング槽1からの溢流エッチング液Eはファン
ネル38を介して薬液貯溜槽33に返送される。
【0029】上記エッチング処理工程においては、エッ
チング槽1の薬液流路24内の薬液Eは図1,3,4お
よび5に示すように、ラッパ状部22と円錐状突起12
(あるいは半球状突起)とによる案内作用によって分散
・整流されつつ、流れが水平方向の直角に曲がった後、
トッププレート11とボトムプレート21が平行に対向
している部分においてはトッププレート11と平行に
(すなわち水平に)面放射状に広がり、薬液排出口25
に向かって流過する。
【0030】この場合ウエーハWおよびテンプレート7
8の表面をトッププレート11と平行に、かつ同じ面位
置にしてセットしてあるため、該表面と平行な層流の薬
液流によりエッチングされるが、ウエーハWの自転速度
と薬液の流速を適切な値に設定することで、ウエーハ面
の各部位に対する薬液の相対平均流速をほぼ均一にする
ことができる。
【0031】すなわち、ウエーハWを自転させていない
ときの薬液流路24内におけるウエーハW表面上、また
はその近傍の薬液流速は前記〔数1〕で表され、この薬
液流において特定のウエーハ回転数を与えることによ
り、ウエーハW表面上の相対平均流速分布が均一にな
り、高平坦度のケミカルエッチドウエーハを得ることが
できる。
【0032】また、テンプレート78を上記態様で設け
たので、図6の上部に示すように矢印Aの向きの薬液流
がテンプレート78により整流され、ウエーハWの外周
端での流速の乱れが減少し、外周端のエッチング形状変
化が緩和される。図6の下部はその結果を示すもので、
図9の場合に比べてエッジ部における形状異常が大幅に
改善されることがわかる。
【0033】エッチング処理が終了した後、ウエーハW
を回転させた状態で洗浄水をエッチング槽1に供給して
ウエーハWの水洗を行い、洗浄排水を三方弁53を介し
て不図示の洗浄排水貯槽に回収する。水洗終了後は、吸
着・回転装置61を上昇させ、ウエーハWを吸着盤74
から取り外す。
【0034】上記実施例では、トッププレート11に円
錐状突起12を設け、ボトムプレート21の先端中央部
をラッパ状に形成したが、これらの上下関係を逆にする
と共に、薬液を下向流でエッチング槽1に供給するよう
にしてもよい。ただし、薬液を面放射状に拡げるために
は、これらを水平方向(またはほぼ水平方向)に設ける
ことが大切である。いずれにしても、薬液供給管37か
らの薬液が、乱流を生じることなく整流されつつ放射状
に広げられる構造のものであればよく、例えばトッププ
レート11およびボトムプレート21を、全体が平坦な
円盤とすることもできる。
【0035】また、上記実施例では前記開口部13をト
ッププレート11に形成し、吸着・回転装置61を上下
可能に設けたが、これに代えて図7に示すように、開口
部13をボトムプレート21に設け、トッププレート1
1における開口部13直上の部分を、エッチング槽1の
中心部側に開放可能で、開口部13に比べてかなり寸法
が大きい三日月型の開閉蓋14とし、吸着・回転装置6
1をボトムプレート21の下方に設けると共に、回転軸
支持部材83をシール部材88を介して常時、開口部1
3に係止した構造にすることもできる。この場合、ウエ
ーハの着脱作業は開閉蓋14を開閉して行えばよく、吸
着・回転装置61の昇降装置を省略することができる。
【0036】さらに、上記実施例では1枚ウエーハWを
エッチングするようにしたが、開口部13および吸着・
回転装置61を複数設ければ、複数枚のウエーハを同時
にエッチング処理することができる。
【0037】上記実施例では、トッププレート11とボ
トムプレート21との対向間隔を一定にしたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、これらのプレートを
例えば図8に示すように、対向間隔が薬液流路の上流か
ら下流に向かって漸減するように設けてもよく、上記実
施例と同様に面放射状に広がる薬液流を形成することが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載のエッチング方法によれば、適当なウエーハ回転
数とそれに合った適当な薬液流速を組み合わせることに
より、面内均一な相対平均流速(時間平均相対流速)の
発生が可能となり、ウエーハ面内のエッチング代バラツ
キを抑えることができ、またウエーハの自転により、反
応ガスの軌跡に起因するウエーハ表面の凹凸が低減され
るので、簡便な操作で、高度に平坦なエッチング処理面
を有するケミカルエッチドウエーハを得ることができる
効果がある。請求項2に記載のエッチング装置によれ
ば、エッチング槽に流入した薬液は水平流となって面放
射状に広がりつつ薬液流路を流過し、自転するウエーハ
の表面は、この薬液の液流と平行に接触するので、請求
項1のエッチング方法によるエッチング効果が得られ
る。また、構造が簡単であるため安価に提供することが
できる。請求項3に記載のエッチング装置によれば、薬
液流がラッパ状部と円錐状または半球状突起との対向に
より形成された流路によって、殆ど圧力損失を伴うこと
なく整流されつつ面放射状に均一に分散されるので、請
求項1に比べて更に平坦度に優れたケミカルエッチドウ
エーハを得ることができる効果がある。請求項4に記載
のエッチング装置によれば、エッチング槽の薬液流路を
形成すると同時に、流過する薬液が開口部から漏出する
ことを防止し、薬液の損出や、薬液による作業環境の悪
化を防止できる効果がある。請求項5に記載のエッチン
グ装置によれば、ウエーハ近傍の薬液流がテンプレート
により整流されるので、ウエーハの外周端に異常形状が
発生しなくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施例の要部を示す概略断面図で
ある。
【図2】図1実施例装置におけるエッチング槽の構造を
示す概略斜視図である。
【図3】図1実施例における吸着・回転装置の断面図で
ある。
【図4】図1実施例の作用説明断面図である。
【図5】図1実施例の作用説明平面図である。
【図6】図1実施例におけるテンプレートの効果説明図
である。
【図7】別の実施例装置の要部を示す概略断面図であ
る。
【図8】さらに別の実施例装置の要部を示す概略断面図
である。
【図9】従来のエッチング方法の問題点説明図である。
【符号の説明】
1 エッチング槽 11 トッププレート 12 円錐状突起 13 円形開口部 14 開閉蓋 21 ボトムプレート 22 ラッパ状部 23 薬液供給部 24 薬液流路 25 薬液排出口 31 薬液供給装置 32 温調器 33 薬液貯溜槽 34 循環ポンプ 35 開閉弁 36 流量計 37 薬液供給管 38 ファンネル 39 薬液回収管 40 開閉弁 41 ドレン管 51 開閉弁 52 洗浄水供給管 53 三方弁 54 排水管 61 吸着・回転装置 71 吸着部 72 回転軸 73 吸着孔 74 吸着盤 75 開閉弁 76 真空タンク 77 真空ポンプ 78 テンプレート 81 回転駆動部 82 軸封部材 83 回転軸支持部材 84 モータ 85 駆動軸 86 プーリ 87 ベルト 88 シール部材 101 形状異常 E 薬液(エッチング液) δ 間隙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面放射状に広がるエッチング用薬液の液
    流内で半導体単結晶ウエーハを、その主表面を前記薬液
    の液流と平行にして自転させることを特徴とするウエー
    ハの高平坦度エッチング方法。
  2. 【請求項2】 全体または、中心部を除く部分を平坦に
    形成した2枚の円盤を適宜間隔をあけて上下に平行また
    はほぼ平行かつ水平に、同軸上に対向させ、一方の円盤
    の中心部にエッチング用薬液の供給部を設け、これら円
    盤の外周端部間の間隙を薬液排出口として、これら円盤
    の対向面間の間隙により薬液流路を形成し、更に少なく
    とも一方の円盤における中心部を除く適所に開口部を設
    けてなるエッチング槽と、ウエーハを吸着して自転させ
    る吸着・回転装置とを備えてなり、該吸着・回転装置は
    吸着部のウエーハ吸着面を前記円盤の開口部を介して前
    記薬液流路に、該円盤と平行にして臨ましめうるようし
    たことを特徴とするウエーハの高平坦度エッチング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記薬液供給部を設けた円盤の中心部を
    ラッパ状に形成し、他方の円盤の中心部に、円錐状また
    は半球状の突起を前記ラッパ状部側に突出させて設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載のウエーハの高平坦度
    エッチング装置。
  4. 【請求項4】 前記開口部を上側の円盤にのみ設け、前
    記吸着・回転装置を前記開口部の直上に上下動可能に設
    け、該吸着・回転装置と前記開口部との当接により該開
    口部を液シール可能としたことを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載のウエーハの高平坦度エッチング装置。
  5. 【請求項5】 前記吸着・回転装置の吸着部の外周側
    に、該吸着部と同心状に円環状のテンプレートを設け、
    前記吸着・回転装置と開口部との当接によりテンプレー
    トの表面をウエーハ吸着時のウエーハのエッチング処理
    面よりも前記薬液流路側に突出させうるように、または
    前記テンプレートの表面がウエーハ吸着時のウエーハの
    エッチング処理面と同一平面内にあるようにしたことを
    特徴とする請求項2,3または4に記載の高平坦度エッ
    チング装置。
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