JPH0745852Y2 - 封止接点装置 - Google Patents

封止接点装置

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JPH0745852Y2
JPH0745852Y2 JP1988084057U JP8405788U JPH0745852Y2 JP H0745852 Y2 JPH0745852 Y2 JP H0745852Y2 JP 1988084057 U JP1988084057 U JP 1988084057U JP 8405788 U JP8405788 U JP 8405788U JP H0745852 Y2 JPH0745852 Y2 JP H0745852Y2
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bellows
movable
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浩道 井上
守 立野
武彦 戸口
究 柴田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、封止接点装置に関し、さらに詳しくは電極開
閉リレーなどのパワー負荷開閉機構に好適に実施される
封止接点装置に関する。
従来の技術 一般に負荷電流が大きいパワー負荷用開閉機構に用いら
れる接点装置は、負荷電流とくに直流電流遮断時のアー
クによる接点の消耗や溶着などが発生し、当該装置の信
頼性と寿命の低下などの問題点があつた。
このような問題点を解決するために、水素ガスなどの絶
縁性ガスを高気圧に封入し、気密に形成された封止容器
内で接点を開閉させ、上記絶縁性ガスの冷却能と封止容
器外に配置された永久磁石のアーク吹消し作用とによつ
て、発生アークを速やかに消弧させる構造の封止接点装
置が考えられる。
第4図はこのような従来例の封止接点装置1の構造を示
す断面図であり、第5図は第4図の切断面線V−Vから
見た断面図である。第4図および第5図を参照して、封
止接点装置(以下、接点装置と記す)1の構成と動作に
ついて説明する。接点装置1は、たとえばセラミツクス
などの絶縁材で形成される胴部2と、金属材料により形
成された胴部2の軸線方向両端部を被覆して固定される
端板3,4を含み、胴部2と端板3,4により封止容器5が形
成されている。
一方の端板4に設けられた嵌着孔4aには、金属材料から
成り先端に固定接点6aが固着された固定軸6bが嵌入さ
れ、カシメなどにより固定されて固定電極6が形成され
る。端板4にはさらに気管7が連結され、気管7から端
板4に設けられた通気孔4bを介して熱伝導率の大きい水
素ガスなどの絶縁性ガスが、封止容器5内の気密空間8
に大気圧より高い気圧(たとえば2気圧)に封入され
る。その後、気管7は圧着されて気密空間8を封止し、
導線9が接続されて接続端子10を形成している。また端
板4にはたとえばセラミツクスなどの絶縁材から成り、
固定軸6bの挿通孔11aを有する絶縁部材11が胴部2と端
板4とに内接して設けられている。
他方の端板3の気密空間8側の表面には、上記絶縁部材
11と同一材料から成る絶縁部材12が固着されており、端
板3と絶縁部材12にそれぞれ設けられた挿通孔3a,12a
を、金属材料から成り先端に可動接点13aが固着され、
他端には接続端子13cが形成され導線14が接続された可
動軸13bが挿通している。
可動接点13aと可動軸13bとは一体的に可動電極13を形成
し、また端板3の外方表面であつて前記挿通孔3aの周縁
部には、可動軸13bが貫通する円筒状の筒体15が配置さ
れており、筒体15の内部で可動軸13bを外囲して、一端
部が可動軸13bに、他端部が筒体15とベローズ押さえ板1
7とに気密に結合される蛇腹状のベローズ16が配置され
ている。これによつて封止容器5内の気密空間8は外部
と遮断され、気密に封止される。ベローズ押さえ板17に
は、可動軸13bを摺動自在に保持する案内筒17aが設けら
れる。
固定接点6aと可動接点13aとは相互に対称な大略円板状
をなし、両者の厚み方向(第5図左右方向)の胴部2の
外部に永久磁石片18a,18bが配置され、これらをヨーク
部材19が外囲して配置される。
このような構造を有する接点装置1において、可動軸13
bが図示しない押圧手段により、矢符Aで示される方向
(第4図下方)に押圧されると、固定接点6aと可動接点
13aとは接触導通する。上記押圧力が取去られると、可
動軸13bは封止容器5内外の気圧差によりベローズ16に
生じる矢符Aと反対方向(第4図上方)の力を受け、可
動接点13aは固定接点6aと離間し、両接点間は遮断され
る。この遮断時に接点が損傷する原因となるアークが発
生するが、接点装置1では、上記発生アークを封止容器
5内に高気圧封入した水素ガスの冷却能で急速冷却し、
さらに封止容器5外に配置した永久磁石18a,18bのアー
クへのローレンツカに基づく磁気吹消し作用により短時
間で消弧させ、接点の長寿命化と信頼性の向上を実現さ
せるようにした。
しかしながらこのような接点装置1では消アーク性に優
れているが、接点遮断時の両接点の開離力は上述したよ
うに封入ガス圧に依存するため、経時変化や周囲温度の
影響あるいはガス漏れなどによる封入ガス圧の低下によ
り、開離力が変動し低下し、大電流遮断時に固定接点6a
と可動接点13aとが離反せず、通電状態が保持されたま
まになるといつた不具合が生じることがあつた。極端な
場合、封入ガスが全部漏れてしまうと、上記開離力は全
く生じなくなり、接点遮断が不能となる。また開離力は
すべてベローズ16によつて伝達されるのでベローズ16の
疲労原因ともなり、ひいては接点装置1の寿命と信頼性
を低下させる他の一因ともなつていた。
このような不具合を解決するために、たとえば前記押圧
手段に押圧力と反対方向の開離力を備えさせ、接点遮断
時には上記開離力により両接点を離間させることが考え
られる。
第6図は本考案の基礎となる接点装置1aの断面図であ
り、第7図は第6図の切断面線VII−VIIから見た断面図
である。これらの図面を参照して、接点装置1aについて
説明する。接点装置1aは、前記従来例の接点装置1と類
似し、対応する部分には同一の参照符を付す。本構成例
は、前記接点装置1において、案内筒17aと可動軸13bと
を外囲し、ベローズ押さえ板17と接続端子13cとの間に
円筒形圧縮コイルばね(以下、コイルばねと称する)20
を設けたことを特徴としている。すなわちコイルばね20
によつてベローズ16の前記開離力に加え、新たな開離力
を併用している。すなわち封入ガス圧の変動による両接
点13a,6a間の開離力の低下を防止し、封入ガスが漏出し
たために接点遮断が不能となるといつた信頼性に関する
不安を解消するようにしている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上述したような構成例の接点装置1aにおい
ては、コイルばね20を装着することにより、両接点13a,
6aの接触時における駆動軸13bのベローズ押さえ板17か
ら外方に突出した長さとして、少なくとも前記コイルば
ね20の圧縮時における軸線方向長さ以上の長さを有する
ように構成される必要がある。すなわち可動軸13bを長
くする必要があるため、これにより可動電極13b全体の
重量が増加し、接点装置1aが大形化してしまい、また重
量の増大により開離速度が低下してしまい、発生したア
ークが速やかに消去されず、これにより接点寿命が大幅
に低下してしまうという問題点があつた。
本考案の目的は、上述の技術的課題を解消し、構成を小
形、軽量化できるとともに長寿命化を図ることができる
封止接点装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、(a)気密空間が形成された封止容器25と、 (b)封止容器25内に固定された固定軸26bの先端に大
略円板状の固定接点26aを設けた固定電極26と、 (c)可動軸33bの先端に、上記固定接点26aの周面に接
触離反自在な大略円板状の可動接点33aが設けられ、固
定接点26aと可動接点33aの両者の厚み方向が一致して配
置される可動電極33と、 (d)封止容器25に、外方に突出して固定され、可動軸
33bが挿通される筒体35と、 (e)筒体35内に設けられ、可動軸33bを外囲し、その
可動軸33bに一端部が固定され、上記筒体35に他端部が
固定されたベローズ36と、 (f)可動軸33bが挿通され、ベローズ36の前記他端部
が固定される筒体35の端部に設けられ、その筒体35の端
部を塞ぐベローズ押さえ板35bと、 (g)案内部材37であつて、 可動軸33bが挿通し、端部がベローズ押さえ板35bを貫通
し、筒体35の内方に突出して延びる筒部37aと、 筒部37aの前記端部に連なり、ベローズ押さえ板35bの筒
体35とは反対側の表面上に拡がる外向きフランジ部37b
とを有し、 ベローズ押さえ板35bに取付けられる案内部材37と、 (h)固定接点26aと可動接点33aの両者の前記厚み方向
に配置される永久磁石片38a,38bと、 (i)さらに前記永久磁石片38a,38bを外囲して配置さ
れるヨーク部材39とを備え、 (j)上記封止容器25内には、電気絶縁性ガスを大気圧
より高い気圧で封入して成り、 (k)上記筒体35の外方に突出した可動軸33bと上記ベ
ローズ押さえ板35bとの間に設けられ、可動電極33を固
定電極26から離反する方向にばね付勢し、軸線方向に隣
接する小径側のコイル部分46は、圧縮時に、大径側のコ
イル部分47の半径方向内方側領域に収納される形状を有
し、軸線方向の最大径端部はベローズ押さえ板35b上で
フランジ部35bを外囲する円錐コイル状のばね40を含む
ことを特徴とする封止接点装置である。
作用 本考案に従えば、封止容器に固定された筒体の外方に可
動軸が突出し、この可動軸と筒体との間に円錐コイル状
のばねを介在し、このばねは、圧縮時に、軸線方向に隣
接する小径側のコイル部分46が大径側のコイル部分47の
半径方向内方領域に収納される形状としたので、同一自
然長の円筒形コイルばねと比べて、その圧縮時の全長は
充分に短くすることができ、したがつて本考案の円錐コ
イル状のばねと円筒形コイルばねとの巻数が同一であつ
ても、軸線方向の自然長を、本考案の円錐コイル状のば
ねの方を短くすることができる。これによつて取付けに
必要な可動軸を短縮することができる。したがつて封止
接点装置の構成全体を小形化し、また軽量化することが
できる。
このように可動軸を短くすることによつて、その可動軸
のがたつきを防いで、可動接点と固定接点との正確な当
接を確実にすることができる。特に本考案では、可動接
点および固定接点は、大略円板状であり、したがつて可
動軸が、たとえば第2図の紙面に平行な平面内で傾きを
生じると、その可動接点の下部の周縁部であるエツジが
可動接点に接触または近接してアークを生じやすくなる
おそれがあるけれども、本考案では、円錐コイル状ばね
を用いることによつて、このような可動軸のがたつきを
防ぎ、アークの発生を制御することができる。特に可動
接点または固定接点のいずれか一方を大略円板状であつ
て、その接触面を円板状の形状を損なわない程度の平坦
面としたとき、すなわち第1図のように固定接点26aの
上端面を、平坦面としたとき、上述のようにアークの発
生を抑制することが本考案では、可能である。
さらに本考案では、このように可動軸のふれをなくすこ
とによつて、ベローズに加わる最大剪断応力を小さくす
ることができるので、ベローズの機械寿命を長くするこ
とができる。
さらに本考案に従えば、接点形状を大略円板状としたの
で、接点離間時の摩耗が防止される。すなわち本考案に
従えば、固定接点と可動接点とが離間する際に発生した
アークは、これらの固定接点と可動接点の両者の厚み方
向(第2図の左右方向)に配置される永久磁石片によつ
て発生された磁界の中で、フレミング左手の法則による
電磁力が作用してそのアークが固定接点および可動接点
の平坦な両端面(第1図の紙面に平行な端面、第2図の
左右の端面)に回り込むことが防がれ、アークは固定接
点と可動接点の第1図の左右の円弧面間で発生すること
になり、こうして発生されたアークは、磁力によつて前
記厚み方向に垂直方向(第1図の左右方向)に延ばさ
れ、したがつてアーク長が長くなつて迅速に消弧され
る。
特に本考案によれば、案内部材37の筒部37aは、筒体35
の内方(第1図の下方)に突出して延びており、すなわ
ち筒部37aは、筒体35の第1図における上方には突出し
ていないので、本件封止接点装置を高くすることがな
く、小形化が可能であり、可動軸33bを短くして、その
振れを低減し、また小形化によつて開極速度を向上する
ことができるようになる。
また本考案に従えば、案内部材37は外向きフランジ部37
bを有し、ベローズ押さえ板35bの筒体35とは反対側の表
面上に拡がつており、案内部材37の端部がベローズ押さ
え板35bに取付けられる構造となつているので、その案
内部材37をベローズ押さえ板35bに確実に固定すること
が容易となり、その固定強度を増大することができるよ
うになる。
さらに本考案に従えば、ばね40の軸線方向の最大径端部
(第1図の下方の端部)は、ベローズ押さえ板35b上で
フランジ部35bを外囲し、換言するとその最大径端部が
フランジ部35bに乗り上げてしまうという不都合はな
く、したがつてばね力を安定して可動軸33bの軸線方向
に作用させることができるようになる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の封止接点装置21の構造を示
す断面図であり、第2図は第1図の切断面線II−IIから
見た断面図である。第1図および第2図を参照して、封
止接点装置(以下、接点装置と記す)21の構造と動作に
ついて説明する。接点装置21は、たとえばセラミツクス
などの電気絶縁材料で形成される胴部22と、銅鉄合金あ
るいは42アロイなどの金属材料により形成され、胴部22
の軸線方向両端部を被覆して固定される端板23,24を含
み、胴部22と端板23,24とを含んで封止容器25が形成さ
れている。
一方の端板24に設けられた嵌着孔24aには、金属材料か
ら成り先端に固定接点26aが固着された固定軸26bが嵌入
され、カシメなどにより固定されて固定電極26が形成さ
れる。端板24にはさらに気管27が連結され、気管27から
端板24に設けられた通気孔24bを介して、熱伝導率の大
きい水素ガスあるいは水素ガスと窒素ガスとの混合ガス
などの電気絶縁性ガスが、封止容器25内の気密空間28に
大気圧より高い気圧(たとえば2〜3気圧)に封入され
た後、気管27は圧着されて気密空間28を気密に封止し、
導線29が接続される接続端子30を形成している。また端
板24にはたとえばセラミツクスなどの絶縁材から成り、
固定軸26bの挿通孔31aを有する絶縁部材31が、胴部22と
端板24に内接して設けられている。
他方の端板23の気密空間28側の表面には、上記絶縁部材
31と同一材料から成る絶縁部材32か固着されており、端
板23と絶縁部材32とにそれぞれ設けられた挿通孔23a,32
aを、銅鉄合金などの金属材料を棒状に形成されて成る
可動軸33bが挿通している。可動軸33bの一端には可動接
点33aが固着され、他端にはフランジ状に形成された接
続端子33cおよび合成樹脂材料から成るキヤツプ33dが固
着され、接続端子33cには導線34が接続されている。
可動接点33cと可動軸33bとは一体的に可動電極33を形成
し、また端板23の外方表面であつて前記挿通孔23aの周
縁部には、可動軸33bの挿通孔35aを有する円筒状の筒体
35が配置される。筒体35の内部には可動軸33bを外囲し
て、たとえばニツケル−銅−ニツケル(Ni−Cu−Ni)の
3層薄肉の金属円筒に波形のひだを付け、蛇腹状に形成
されたベローズ36が配置されている。
ベローズ36の一端部は前記挿通孔23aの周縁部付近で取
付部材36aによつて可動軸33bに、他端部は筒体35の端部
に設けられるベローズ押さえ板35bに、それぞれレーザ
ビーム溶接などにより一体的に気密に結合される。ベロ
ーズ押さえ板35bには可動軸33bが挿通する案内部材37が
取付けられており、可動軸33bは案内部材37を介して筒
体35内を貫通する。このベローズ36によつて封止容器25
内の気密空間8は外部と遮断され、気密に封止される。
固定接点26aと可動接点33aとは、相互に対称な大略円板
状をなし、両者の厚み方向(第2図左右方向)の胴部22
の外方に、永久磁石片38a,38bが配置され、これらをヨ
ーク部材39が外囲する。
ベローズ押さえ板35bと接続端子33cとの間には、上記可
動電極33に上記固定電極36から離反する方向に作用する
弾発力を有する非円筒形コイルばねとして、たとえばリ
ン青銅などから形成される円錐コイル状の開離ばね40が
配置される。開離ばね40のばね力により、可動軸33bは
常に矢符Bで示される方向(第1図上方)に向かう力を
受けている。
このような構造を有する接点装置21において、可動軸33
bが図示しない押圧手段により、開離ばね40のばね力お
よび封止容器25内外の気圧差によるベローズ36の開離力
に抗して、矢符Cで示される方向(第1図下方)に押圧
されると、固定接点26aと可動接点33aとは接触導通す
る。上記押圧力が取り去られると、可動軸33bは封止容
器25内外の気圧差によりベローズ36に生じる矢符B方向
(第3図上方)の力と、上記開離ばね40の同方向のばね
力とが加算された力を受け、可動接点33aは固定接点26a
と離反し、両接点間は遮断される。
この遮断時に、接点26a,33aが損傷する原因となるアー
クが発生するが、本実施例による接点装置21では、上記
発生アークを封止容器25内に高気圧に封入した水素ガス
および窒素ガスの混合ガスの冷却能で急速冷却し、さら
に封止容器25外に配置した永久磁石37a,37bの発生アー
クに対するローレンツ力に基づく磁気吹消し用により短
時間で消弧させ、接点26a,33aの長寿命化と信頼性の向
上を実現させるようにした。
本実施例の第1の特徴は、上述のように開離ばね40を設
け、接点遮断時に可動軸33に作用する開離力が、ベロー
ズ36に作用するガス圧と上記ばね力の加算により生じる
ようにしたことである。また本実施例の第2の特徴は、
開離ばね40として円錐コイルばねを採用したことであ
る。第3図は、このような円錐コイルばねである開離ば
ね40の伸縮時の状態を示す断面図である。第3図を併せ
て参照して、開離ばね40の自然状態は第3図(1)に示
される。その自然長L1と同一の自然長を有する円筒形コ
イルばね45は第3図に二点鎖線で示す。開離ばね40およ
び円筒形コイルばね45を構成する素線の径はともにD1で
あり、n回巻きのコイルを想定する。
円筒形コイルばね45を充分に圧縮したときの全長L2は、 L2=n・D1… (1) である。一方、開離ばね40は第3図示のような断面図に
おいて隣接する径が異るコイル部分46,47の径D2,D3の差
Δが、 Δ/2≧D1… (2) であれば、小径側のコイル部分46は大径のコイル部分47
の半径方向内方側領域に収納されてしまう。したがつて
上記第2式の条件を満足する開離ばね40場合、圧縮時の
前記全長L2は、コイル径D1と等しくなる。
この点で可動軸33bのベローズ押さえ板35bの外方に突出
した長さは、従来技術の項で述べたように円筒形コイル
ばね45の圧縮時の長さ以上の長さは要求されず、その長
さを格段に減少することができる。
また上記第2式の条件を満足する開離ばね40であれば、
その自然長L1に関して、 L1<n・D1… (3) のように形成することができ、この点でも上記可動軸33
bのベローズ押さえ板35の外方への突出部分の長さを削
減することができる。
第1図および第2図から明らかなように、可動接点33a
と、固定接点26aとは、大略円板状をなしている。した
がつてこれらの接点33a,26aの離間時の摩耗が防止され
る。すなわち固定接点26aと可動接点33aとが離間する際
に発生したアークは、これらの接点26a,33aの両者の厚
み方向に配置される永久磁石片38a,38bによつて発生さ
れた磁界の中で、フレミング左手の法則による電磁力が
作用して、そのアークが接点26a,33aの両端面(第1図
の紙面に平行な端面、第2図の左右の端面)に回り込む
ことが防がれ、アークは両接点26a,33aの円弧面間で発
生することになる。こうして発生されたアークは、磁力
によつて、前記厚み方向(第1図の紙面に垂直方向)に
対して垂直な方向間(第1図の左右方向)に延ばされ、
このような接点26a,33aの円弧状の外周面間で放電して
いるアークは、第1図の左右方向に移動するとき、その
アーク長が急激に長くなることによつて、迅速に消弧さ
れる。
前述のばね40は、筒体35、したがつてベローズ押さえ板
35bと、可動軸33b、したがつてそれに固着されている接
続端子33cとの間に介在される。
第1図および第2図から明らかなように、ベローズ押さ
え板35bには、可動軸33が挿通され、ベローズ36の端部
が固定される筒体35の上端部に設けられ、その筒体35の
上端部を塞ぐ。
案内部材37は、筒部37aと外向きフランジ部37bとを有す
る。筒部37aは、可動軸33bが挿通し、この筒部37aの端
部は、ベローズ押さえ板35bを貫通し、筒体35の内方
(第1図および第2図の下方)に突出して延びる。外向
きフランジ部37bは、筒部37aの前記端部に連なり、ベロ
ーズ押さえ板35bの筒体35とは反対側(第1図および第
2図の上方)の表面上に拡がる。固定接点26aと可動接
点33aとの両者の厚み方向(第1図の紙面に垂直方向、
第2図の左右方向)は一致して配置される。
ばね40の軸線方向の最大径端部(第1図および第2図の
下方の端部)は、ベローズ押さえ板35b上でフランジ部3
5bを外囲し、すなわちこのばね40の最大径端部は、フラ
ンジ部35bよりも大きい径を有する。
考案の効果 以上のように本考案によれば、円錐コイル状のばね40
は、軸線方向に隣接する小径側のコイル部分46aが、圧
縮時に、大径側のコイル部分47の半径方向内方領域に収
納される形状を有するので、同一自然長の円筒形コイル
ばねと比べて、その圧縮時の全長を短くすることができ
る。また円筒形コイルばねと本考案の円錐コイル状ばね
とが、同一巻数であつても、その軸線方向の自然長は、
本考案の円錐コイル状のばねの方を短くすることができ
る。したがつて取付けに必要な可動軸を短縮することが
でき、したがつて可動電極全体の重量を削減することが
でき、封止接点装置の構成全体の小形化、軽量化を図る
ことができ、さらにまた上述のように可動電極全体の重
量を削減することができるので、開離速度を増大するこ
とができ、発生アークの存在時間を短縮することができ
る。これによつて接点の長寿命化、ひいては封止接点装
置の長寿命化を図ることができる。
さらに本考案によれば、円錐コイル状のばねを用いるこ
とによつて、可動軸の軸線のふれを小さくすることがで
きる。これによつてベローズの曲りを小さくすることが
でき、ベローズに作用する最大剪断応力の値を小さくす
ることができる。一般的に、ベローズの機械寿命は、そ
のベローズに加わる最大剪断応力によつて決まる。した
がつて本考案によれば、円錐コイル状のばねを用い、可
動軸の軸線のふれを防ぐことができるので、ベローズの
機械寿命を長くすることができるようになる。
また本考案によれば、上述のように円錐コイル状のばね
を用いて可動軸の軸線のふれを防ぎ、これによつて可動
接点の周縁部であるエツジが固定接点に接触してアーク
が発生し易くなるのを防ぐことができ、アークの発生を
抑制することができるようになる。
さらに本考案によれば、固定接点と可動接点とは、大略
円板状をなしているので、永久磁石片の磁界中における
アークの消弧を迅速に達成することができ、このことに
よつてもまた、長寿命化が図られる。
また本考案によれば、案内部材37の筒部37aは筒体35の
内方に突出して延びており、したがって本件封止接点装
置を小形化することができるとともに、可動軸33bの振
れを低減し、また小形化することができることによって
開極速度を向上することができるという優れた効果もま
た、達成される。
また本考案によれば、案内部材37は外向きフランジ部37
bを有しており、この案内部材37がベローズ押さえ板35b
に取付けられる構成となつているので、案内部材37をベ
ローズ押さえ板35bに強固に固定することができ、その
固定強度を増大することができる。
さらに本考案によれば、ばね40の軸線方向の最大径端部
は、ベローズ押さえ板35b上でフランジ部35bを外囲して
おり、すなわちこのばね40の最大径端部がフランジ部35
bに乗り上げる構成となつておらず、したがつてその最
大径端部がベローズ押さえ板35b上で安定して位置し、
またフランジ部35b上に乗り上げたり乗り上げなかつた
りすることはなく、こうしてばね力を可動軸33bに確実
に与えることができ、案手な動作を達成することができ
るという効果もまた、達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の封止接点装置21の構造を示
す断面図、第2図は第1図の切断面線II−IIから見た断
面図、第3図は開離ばねの伸縮時の状態を示す断面図、
第4図は第1の従来例の封止接点装置1の断面図、第5
図は第4図の切断面線V−Vから見た断面図、第6図は
本考案の基礎となる構成の封止接点装置1aの断面図、第
7図は第6図の切断面線VII−VIIから見た断面図であ
る。 21……封止接点装置、22……胴部、25……封止容器、26
……固定電極、26a……固定接点、28……気密空間、33
……可動電極、33a……可動接点、33b……可動軸、35…
…筒体、36……ベローズ、38a,38b……永久磁石、40…
…開離ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 戸口 武彦 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)考案者 柴田 究 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−241212(JP,A) 実開 昭50−27357(JP,U) 実開 昭62−43428(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)気密空間が形成された封止容器25
    と、 (b)封止容器25内に固定された固定軸26bの先端に大
    略円板状の固定接点26aを設けた固定電極26と、 (c)可動軸33bの先端に、上記固定接点26aの周面に接
    触離反自在な大略円板状の可動接点33aが設けられ、固
    定接点26aと可動接点33aの両者の厚み方向が一致して配
    置される可動電極33と、 (d)封止容器25に、外方に突出して固定され、可動軸
    33bが挿通される筒体35と、 (e)筒体35内に設けられ、可動軸33bを外囲し、その
    可動軸33bに一端部が固定され、上記筒体35に他端部が
    固定されたベローズ36と、 (f)可動軸33bが挿通され、ベローズ36の前記他端部
    が固定される筒体35の端部に設けられ、その筒体35の端
    部を塞ぐベローズ押さえ板35bと、 (g)案内部材37であつて、 可動軸33bが挿通し、端部がベローズ押さえ板35bを貫通
    し、筒体35の内方に突出して延びる筒部37aと、 筒部37aの前記端部に連なり、ベローズ押さえ板35bの筒
    体35とは反対側の表面上に拡がる外向きフランジ部37b
    とを有し、 ベローズ押さえ板35bに取付けられる案内部材37と、 (h)固定接点26aと可動接点33aの両者の前記厚み方向
    に配置される永久磁石片38a,38bと、 (i)さらに前記永久磁石片38a,38bを外囲して配置さ
    れるヨーク部材39とを備え、 (j)上記封止容器25内には、電気絶縁性ガスを大気圧
    より高い気圧で封入して成り、 (k)上記筒体35の外方に突出した可動軸33bと上記ベ
    ローズ押さえ板35bとの間に設けられ、可動電極33を固
    定電極26から離反する方向にばね付勢し、軸線方向に隣
    接する小径側のコイル部分46は、圧縮時に、大径側のコ
    イル部分47の半径方向内方側領域に収納される形状を有
    し、軸線方向の最大径端部はベローズ押さえ板35b上で
    フランジ部35bを外囲する円錐コイル状のばね40を含む
    ことを特徴とする封止接点装置。
JP1988084057U 1988-06-25 1988-06-25 封止接点装置 Expired - Lifetime JPH0745852Y2 (ja)

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