JPH0746154A - スペクトル拡散変調及び/又は復調装置 - Google Patents
スペクトル拡散変調及び/又は復調装置Info
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- JPH0746154A JPH0746154A JP5208893A JP20889393A JPH0746154A JP H0746154 A JPH0746154 A JP H0746154A JP 5208893 A JP5208893 A JP 5208893A JP 20889393 A JP20889393 A JP 20889393A JP H0746154 A JPH0746154 A JP H0746154A
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- spread
- carrier
- spread spectrum
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 SS復調における同期保持動作等の改善。
【構成】 SS変調装置にはPNG(3)と、PNGから
の拡散符号をτ時間遅延する遅延手段(4)と、遅延拡散
符号で情報を拡散変調する拡散変調手段(X1)と、拡散変
調出力を第1のキャリヤ信号で変調する第1のキャリヤ
変調手段(X2)と、上記拡散符号を第2のキャリヤ信号で
変調する第2のキャリヤ変調手段(X3)と、第1及び第2
のキャリヤ変調信号を加算して複合スペクトル拡散変調
波信号を出力する加算器(Σ1)とを備え、SS復調装置
には、入力した複合SS変調波信号を利得制御するVC
A23と、VCA23からの出力信号を第1及び第2のキャ
リヤ変調信号に分離する櫛歯フィルタ24と、第2のキャ
リヤ変調信号を入力して同期保持を行うと共に上記VC
A23への制御用信号を生成するDLL26と、DLL内の
PNG(51)からの拡散符号にて第1のキャリヤ変調信号
を逆拡散復調する逆拡散復調手段X4とを備えた。
の拡散符号をτ時間遅延する遅延手段(4)と、遅延拡散
符号で情報を拡散変調する拡散変調手段(X1)と、拡散変
調出力を第1のキャリヤ信号で変調する第1のキャリヤ
変調手段(X2)と、上記拡散符号を第2のキャリヤ信号で
変調する第2のキャリヤ変調手段(X3)と、第1及び第2
のキャリヤ変調信号を加算して複合スペクトル拡散変調
波信号を出力する加算器(Σ1)とを備え、SS復調装置
には、入力した複合SS変調波信号を利得制御するVC
A23と、VCA23からの出力信号を第1及び第2のキャ
リヤ変調信号に分離する櫛歯フィルタ24と、第2のキャ
リヤ変調信号を入力して同期保持を行うと共に上記VC
A23への制御用信号を生成するDLL26と、DLL内の
PNG(51)からの拡散符号にて第1のキャリヤ変調信号
を逆拡散復調する逆拡散復調手段X4とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトル拡散変調及び
/又は復調装置に係り、特に、スペクトル拡散復調にお
いて、弱入力時でも安定に同期保持ができ、且つS/N
の良好な逆拡散復調が行なえるスペクトル拡散変調及び
/又は復調装置に関する。
/又は復調装置に係り、特に、スペクトル拡散復調にお
いて、弱入力時でも安定に同期保持ができ、且つS/N
の良好な逆拡散復調が行なえるスペクトル拡散変調及び
/又は復調装置に関する。
【0002】
【技術的背景】スペクトル拡散(以下“SS”と記す)
通信方式の実用化が、最近各方面に亙って進められてい
る中で、各応用分野における技術レベルの向上に対する
追求のみならず、SS方式の基本性能を一層向上しよう
とする研究も続けられている。その中で、SS同期保持
能力を限界まで高めようとする追求も見逃せないテーマ
であり、本発明の目的でもある。かかる研究開発はSS
方式の基本性能を確実に向上できるため、期待の大きい
テーマである。
通信方式の実用化が、最近各方面に亙って進められてい
る中で、各応用分野における技術レベルの向上に対する
追求のみならず、SS方式の基本性能を一層向上しよう
とする研究も続けられている。その中で、SS同期保持
能力を限界まで高めようとする追求も見逃せないテーマ
であり、本発明の目的でもある。かかる研究開発はSS
方式の基本性能を確実に向上できるため、期待の大きい
テーマである。
【0003】
【従来の技術】SS(通信)方式において復調側に設け
られるDLL(遅延ロックループ)型同期保持装置は、
SS復調における基本的に必要な装置であり、その同期
保持性能は、入力されるSS信号の情報速度で求まる逆
拡散復調周波数帯域幅(アームフィルタ伝送帯域幅)で
のC/N(キャリヤ電力と雑音電力の比)でほぼ定ま
る。
られるDLL(遅延ロックループ)型同期保持装置は、
SS復調における基本的に必要な装置であり、その同期
保持性能は、入力されるSS信号の情報速度で求まる逆
拡散復調周波数帯域幅(アームフィルタ伝送帯域幅)で
のC/N(キャリヤ電力と雑音電力の比)でほぼ定ま
る。
【0004】即ち、DLL型同期保持装置に含まれる相
関器からの逆拡散出力(相関検波出力)より必要情報帯
域のみ伝送するアームフィルタを介してループの誤差成
分を検出しているから、情報速度が高ければ高いほどア
ームフィルタの情報通過帯域が広がり、結果的にC/N
は下ってしまうため、SS同期保持性能は低下すことに
なる。つまり、SS同期保持性能は情報速度に依存す
る。このように、SS方式における同期保持性能は原理
的にSS方式のプロセス利得Gpで決まる。なおGp
は、SS信号の周波数帯域幅BWと、情報速度Riとに
より、次式の如く求められる。 Gp=BW/Ri …………………(1)
関器からの逆拡散出力(相関検波出力)より必要情報帯
域のみ伝送するアームフィルタを介してループの誤差成
分を検出しているから、情報速度が高ければ高いほどア
ームフィルタの情報通過帯域が広がり、結果的にC/N
は下ってしまうため、SS同期保持性能は低下すことに
なる。つまり、SS同期保持性能は情報速度に依存す
る。このように、SS方式における同期保持性能は原理
的にSS方式のプロセス利得Gpで決まる。なおGp
は、SS信号の周波数帯域幅BWと、情報速度Riとに
より、次式の如く求められる。 Gp=BW/Ri …………………(1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のSS復調装置に
おける同期保持装置の同期保持性能は、SS方式のプロ
セス利得Gp以上にはならないため、入力SS信号のレ
ベルが低ければ低い程C/Nが下り、干渉波を含む雑音
Nによる相関雑音レベルが逆拡散出力レベルに近付くに
従って同期保持動作の維持が困難となり、同期外れが起
こり、SS復調が停止してしまうという問題がある。ま
た、同期維持範囲内であっても、相関雑音による拡散符
号のジッター増によって、SS復調における復調信号の
S/Nも悪化する等の基本的性能の限界が存在する。従
って、SS同期保持が従来よりも改善できる装置の出現
が待望されている。
おける同期保持装置の同期保持性能は、SS方式のプロ
セス利得Gp以上にはならないため、入力SS信号のレ
ベルが低ければ低い程C/Nが下り、干渉波を含む雑音
Nによる相関雑音レベルが逆拡散出力レベルに近付くに
従って同期保持動作の維持が困難となり、同期外れが起
こり、SS復調が停止してしまうという問題がある。ま
た、同期維持範囲内であっても、相関雑音による拡散符
号のジッター増によって、SS復調における復調信号の
S/Nも悪化する等の基本的性能の限界が存在する。従
って、SS同期保持が従来よりも改善できる装置の出現
が待望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、まずSS変調装置は、クロック信号を入力
して第1の拡散符号を生成する拡散符号発生器(3)と、
この拡散符号をτ時間遅延して第2の拡散符号を得る遅
延手段(4)と、第2の拡散符号により情報信号を拡散変
調する拡散変調手段(乗算器X1)と、拡散変調手段から
の拡散変調出力を第1のキャリヤ信号により変調する第
1のキャリヤ変調手段(乗算器X2)と、第1の拡散符号
を第2のキャリヤ信号により変調する第2のキャリヤ変
調手段(乗算器X3)と、これら第1,第2のキャリヤ変
調手段により夫々得られた第1及び第2のキャリヤ変調
信号を加算して複合スペクトル拡散変調波信号を出力す
る加算手段(加算器Σ1)とを備えている。
するために、まずSS変調装置は、クロック信号を入力
して第1の拡散符号を生成する拡散符号発生器(3)と、
この拡散符号をτ時間遅延して第2の拡散符号を得る遅
延手段(4)と、第2の拡散符号により情報信号を拡散変
調する拡散変調手段(乗算器X1)と、拡散変調手段から
の拡散変調出力を第1のキャリヤ信号により変調する第
1のキャリヤ変調手段(乗算器X2)と、第1の拡散符号
を第2のキャリヤ信号により変調する第2のキャリヤ変
調手段(乗算器X3)と、これら第1,第2のキャリヤ変
調手段により夫々得られた第1及び第2のキャリヤ変調
信号を加算して複合スペクトル拡散変調波信号を出力す
る加算手段(加算器Σ1)とを備えている。
【0007】一方、SS復調装置は、スペクトル拡散変
調装置からの複合スペクトル拡散変調波信号を入力して
所定範囲のレベルに利得調整する自動利得制御回路(23)
と、自動利得制御回路からの出力信号を前記第1のキャ
リヤ変調信号と第2のキャリヤ変調信号とに分離する櫛
歯フィルタ(24)と、分離された第2のキャリヤ変調信号
を入力して同期保持を行うと共に自動利得制御回路への
制御用信号を生成して供給する同期保持回路(26)と、同
期保持回路にて得られた復調用拡散符号を用いて第1の
キャリヤ変調信号を逆拡散復調する逆拡散復調手段(乗
算器X4)とを少なくとも備えて構成したものである。
調装置からの複合スペクトル拡散変調波信号を入力して
所定範囲のレベルに利得調整する自動利得制御回路(23)
と、自動利得制御回路からの出力信号を前記第1のキャ
リヤ変調信号と第2のキャリヤ変調信号とに分離する櫛
歯フィルタ(24)と、分離された第2のキャリヤ変調信号
を入力して同期保持を行うと共に自動利得制御回路への
制御用信号を生成して供給する同期保持回路(26)と、同
期保持回路にて得られた復調用拡散符号を用いて第1の
キャリヤ変調信号を逆拡散復調する逆拡散復調手段(乗
算器X4)とを少なくとも備えて構成したものである。
【0008】
【実施例】本発明のSS変調及び/又は復調装置の一実
施例について、図1等を参照し乍ら説明する。図1は本
発明になるSS変調装置10のブロック構成図であり、
図中、3は拡散符号発生器、4は遅延回路、X1 〜X3
は乗算器(相関器)、Σ1は加算器、ψ1 はBPF(帯
域濾波器)、A1 は送信アンテナである。
施例について、図1等を参照し乍ら説明する。図1は本
発明になるSS変調装置10のブロック構成図であり、
図中、3は拡散符号発生器、4は遅延回路、X1 〜X3
は乗算器(相関器)、Σ1は加算器、ψ1 はBPF(帯
域濾波器)、A1 は送信アンテナである。
【0009】かかる構成のSS変調装置10において、
情報入力端子In1 を介して、図示しない情報源より情報
d(t)が拡散変調用乗算器X1 に供給されている。一
方、入力端子In2 を介して、図示しないクロック発生器
よりクロック信号C(t)が拡散符号発生器3に供給さ
れ、ここで拡散符号P(t)を生成して乗算器X3 及び遅
延回路4に供給している。遅延回路4の遅延時間τは、
拡散符号のチップレートより選ばれ、拡散符号長(拡散
符号の周期)L以内に決められる。遅延回路4からはP
(t−τ)なる拡散符号が出力され、乗算器X1 に供給さ
れてここで情報d(t)を拡散変調し、d(t)P(t−τ)
なる拡散変調信号を乗算器X2 に出力する。
情報入力端子In1 を介して、図示しない情報源より情報
d(t)が拡散変調用乗算器X1 に供給されている。一
方、入力端子In2 を介して、図示しないクロック発生器
よりクロック信号C(t)が拡散符号発生器3に供給さ
れ、ここで拡散符号P(t)を生成して乗算器X3 及び遅
延回路4に供給している。遅延回路4の遅延時間τは、
拡散符号のチップレートより選ばれ、拡散符号長(拡散
符号の周期)L以内に決められる。遅延回路4からはP
(t−τ)なる拡散符号が出力され、乗算器X1 に供給さ
れてここで情報d(t)を拡散変調し、d(t)P(t−τ)
なる拡散変調信号を乗算器X2 に出力する。
【0010】また、入力端子In3 からは、図示しないキ
ャリヤ信号発生器からの第1のキャリヤ信号 cosω1 t
が乗算器(ミキサー)X2 に供給されるので、乗算器X
2 からのミキシング出力信号であるSS変調波信号S1
(t)は、 S1 (t)=P(t−τ)d(t)cosω1 t ………………………(2) となる。即ちこれは1次変調としての2相PSK(Phase
shift keying)変調である。
ャリヤ信号発生器からの第1のキャリヤ信号 cosω1 t
が乗算器(ミキサー)X2 に供給されるので、乗算器X
2 からのミキシング出力信号であるSS変調波信号S1
(t)は、 S1 (t)=P(t−τ)d(t)cosω1 t ………………………(2) となる。即ちこれは1次変調としての2相PSK(Phase
shift keying)変調である。
【0011】即ち、乗算器X3 へは入力端子In4 からキ
ャリヤ信号発生器(図示せず)から第2のキャリヤ信号
cosω2 tが供給されて、上記拡散符号P(t) との乗算
が行われる。従って、その乗算出力信号である符号変調
波信号S2 (t) は、 S2 (t) =P(t)cosω2 t ………………………(3) となり、加算器Σ1 に上記SS変調波信号S1 (t)共々
供給されて加算される。これにより、加算出力信号は次
式の如き複合SS変調波信号S(t) となる。
ャリヤ信号発生器(図示せず)から第2のキャリヤ信号
cosω2 tが供給されて、上記拡散符号P(t) との乗算
が行われる。従って、その乗算出力信号である符号変調
波信号S2 (t) は、 S2 (t) =P(t)cosω2 t ………………………(3) となり、加算器Σ1 に上記SS変調波信号S1 (t)共々
供給されて加算される。これにより、加算出力信号は次
式の如き複合SS変調波信号S(t) となる。
【0012】 S(t) =P(t−τ)d(t)cosω1 t+P(t)cosω2 t…………(4) なお、両キャリヤ信号 cosω1 tと cosω2 tにおける
各キャリヤ周波数f1とf2 (ω1 =2πf1 ,ω2 =
2πf2 )との差は、拡散符号のクロック基本周波数C
F を拡散符号長Lで割って得られた周波数に決められ
る。即ち、 f2 −f1 =CF /(2L) ………………………(5) となる。これにより、複合SS変調波信号S(t) の周波
数スペクトルは図4に示すようなものとなり、かかる複
合SS変調波信号S(t) はBPF(帯域濾波器)ψ1 を
介して送信アンテナA1 より出力される。なお、図4の
(II)はそのメインローブを示し、同図(I) はその主要部
を拡大して示している。また同図(I) において、−Scn,
Scn は符号変調波信号S2 (t) のスペクトル,−Sdn,Sd
n はSS変調波信号S1 (t) のスペクトル(いずれもn
は整数)である。
各キャリヤ周波数f1とf2 (ω1 =2πf1 ,ω2 =
2πf2 )との差は、拡散符号のクロック基本周波数C
F を拡散符号長Lで割って得られた周波数に決められ
る。即ち、 f2 −f1 =CF /(2L) ………………………(5) となる。これにより、複合SS変調波信号S(t) の周波
数スペクトルは図4に示すようなものとなり、かかる複
合SS変調波信号S(t) はBPF(帯域濾波器)ψ1 を
介して送信アンテナA1 より出力される。なお、図4の
(II)はそのメインローブを示し、同図(I) はその主要部
を拡大して示している。また同図(I) において、−Scn,
Scn は符号変調波信号S2 (t) のスペクトル,−Sdn,Sd
n はSS変調波信号S1 (t) のスペクトル(いずれもn
は整数)である。
【0013】次に、本発明になるSS復調装置の一実施
例について、図2以降を参照し乍ら説明する。図2はS
S復調装置20のブロック構成図であり、図中、A2 は
受信アンテナ、ψ2,ψ3 はBPF、23は電圧制御増幅
器(VCA)、24は櫛歯フィルタ(CF)、26はD
LL(遅延ロックループ)型同期保持回路、5は時間遅
延回路(遅延量=τ)、28は応答時定数回路、X4 は
乗算器(相関器)、30は2相PSK復調などの1次復
調を行なう1次復調回路である。
例について、図2以降を参照し乍ら説明する。図2はS
S復調装置20のブロック構成図であり、図中、A2 は
受信アンテナ、ψ2,ψ3 はBPF、23は電圧制御増幅
器(VCA)、24は櫛歯フィルタ(CF)、26はD
LL(遅延ロックループ)型同期保持回路、5は時間遅
延回路(遅延量=τ)、28は応答時定数回路、X4 は
乗算器(相関器)、30は2相PSK復調などの1次復
調を行なう1次復調回路である。
【0014】遅延回路5は逆拡散復調用の拡散符号を、
前記変調装置側の拡散変調用拡散符号に時間的タイミン
グを一致させるための回路である。なお、通常のSS通
信機には、かかるSS復調装置20と前記図1に示した
SS変調装置10の両方を備えており、従って図1の拡
散符号発生器3と後述の拡散符号発生器51,及びアン
テナA1 とA2 は夫々兼用されることになる。
前記変調装置側の拡散変調用拡散符号に時間的タイミン
グを一致させるための回路である。なお、通常のSS通
信機には、かかるSS復調装置20と前記図1に示した
SS変調装置10の両方を備えており、従って図1の拡
散符号発生器3と後述の拡散符号発生器51,及びアン
テナA1 とA2 は夫々兼用されることになる。
【0015】図3はDLL型同期保持回路(以下“DL
L”と略記する)26の具体的なブロック構成図であ
り、図中、X5,X6 は乗算器、ψ4,ψ5 はBPF(アー
ムフィルタ)、Σ2 は加算器、Σ6 は減算器、46,4
7は包絡線検出回路、49はループフィルタ(LF)、
50はVCO(電圧制御発振器)、51は拡散符号発生
器である。
L”と略記する)26の具体的なブロック構成図であ
り、図中、X5,X6 は乗算器、ψ4,ψ5 はBPF(アー
ムフィルタ)、Σ2 は加算器、Σ6 は減算器、46,4
7は包絡線検出回路、49はループフィルタ(LF)、
50はVCO(電圧制御発振器)、51は拡散符号発生
器である。
【0016】また、図5は図2における櫛歯フィルタ2
4の具体的構成の一例を示す回路(ブロック)図であ
り、図中、6はτP なる拡散符号の1周期時間(符号
長)の遅延を付与する遅延回路、Σ3 は加算器、Σ7 は
減算器である。
4の具体的構成の一例を示す回路(ブロック)図であ
り、図中、6はτP なる拡散符号の1周期時間(符号
長)の遅延を付与する遅延回路、Σ3 は加算器、Σ7 は
減算器である。
【0017】かかる構成のSS復調装置20において、
受信アンテナA2 より受信された複合SS変調波信号
は、BPFψ2 を介して自動利得制御回路であるVCA
(電圧制御増幅器)23に供給され、ここで複合SS変
調波信号の振幅をほぼ一定に制御される。かかる利得制
御された複合SS変調波信号S(t) は、櫛歯フィルタ2
4に供給されて、信号を分離される。
受信アンテナA2 より受信された複合SS変調波信号
は、BPFψ2 を介して自動利得制御回路であるVCA
(電圧制御増幅器)23に供給され、ここで複合SS変
調波信号の振幅をほぼ一定に制御される。かかる利得制
御された複合SS変調波信号S(t) は、櫛歯フィルタ2
4に供給されて、信号を分離される。
【0018】ここで、櫛歯フィルタ24の具体的な動作
について、図5及び図6を併せ参照して説明する。図6
は上記図5の回路のフィルタリング特性である。なお、
入力端子In6 にはVCA23からの複合SS変調波信号
が与えられるが、便宜上、入力信号を sinωtとして説
明する。
について、図5及び図6を併せ参照して説明する。図6
は上記図5の回路のフィルタリング特性である。なお、
入力端子In6 にはVCA23からの複合SS変調波信号
が与えられるが、便宜上、入力信号を sinωtとして説
明する。
【0019】かかる入力信号 sinωtは、加算器Σ3 と
減算器Σ7(正入力端子)に供給されると共に、遅延回路
6にてτP 時間遅延されて sinω(t−τP )となった
後、加算器Σ3 と減算器Σ7(負入力端子)に供給され
る。従って、加算器Σ3 の出力は|cos(ωτP /2)|
となり、同図6の(C)の波形となる。一方、減算器Σ7
における引算出力は|sin(ωτP /2)|となり、図6
の(C)の波形となる。
減算器Σ7(正入力端子)に供給されると共に、遅延回路
6にてτP 時間遅延されて sinω(t−τP )となった
後、加算器Σ3 と減算器Σ7(負入力端子)に供給され
る。従って、加算器Σ3 の出力は|cos(ωτP /2)|
となり、同図6の(C)の波形となる。一方、減算器Σ7
における引算出力は|sin(ωτP /2)|となり、図6
の(C)の波形となる。
【0020】このような伝達特性の櫛歯フィルタ24に
複合SS変調波信号S(t)が供給されると、遅延回路6
の出力(B)は、 S(t−τP )=P(t−τ−τP )d(t−τP )cosω1 (t−τP ) +P(t−τP )cosω2 (t−τP ) ………………………(6) となる。ここで、τP の遅延時間は拡散符号の1周期時
間なので、τP でキャリヤ信号 cosω2 tが逆相になっ
て、遅延複合SS変調波信号S(t−τP )は、 S(t−τP )=P(t−τ)d(t−τP )cosω1 t−P(t)cosω2 t………(7) となる。
複合SS変調波信号S(t)が供給されると、遅延回路6
の出力(B)は、 S(t−τP )=P(t−τ−τP )d(t−τP )cosω1 (t−τP ) +P(t−τP )cosω2 (t−τP ) ………………………(6) となる。ここで、τP の遅延時間は拡散符号の1周期時
間なので、τP でキャリヤ信号 cosω2 tが逆相になっ
て、遅延複合SS変調波信号S(t−τP )は、 S(t−τP )=P(t−τ)d(t−τP )cosω1 t−P(t)cosω2 t………(7) となる。
【0021】従って、加算器Σ3 の出力信号S(t)+S
(t−τP )は、 S(t)+S(t−τP )=2P(t−τ){d(t)+d(t−τP )} cosω1 t……(8) となり、減算器Σ7 からの引算信号S(t)−S(t−
τP )は、 S(t)−S(t−τP ) =2P(t)cosω2 t−{d(t)-d(t−τP )}P(t−τ)cosω1 t………(9) となる。ここで、{d(t)-d(t−τP )}《1とすれば、
S(t)−S(t−τP )は2P(t)cosω2 tに近似的に等
しくなる。
(t−τP )は、 S(t)+S(t−τP )=2P(t−τ){d(t)+d(t−τP )} cosω1 t……(8) となり、減算器Σ7 からの引算信号S(t)−S(t−
τP )は、 S(t)−S(t−τP ) =2P(t)cosω2 t−{d(t)-d(t−τP )}P(t−τ)cosω1 t………(9) となる。ここで、{d(t)-d(t−τP )}《1とすれば、
S(t)−S(t−τP )は2P(t)cosω2 tに近似的に等
しくなる。
【0022】このようにして、櫛歯フィルタ24から
は、複合SS変調波信号S(t)が、SS変調波信号S1
(t)と符号変調波信号S2 (t)とに分離されて出力され
る。なお、(8)式における情報分{d(t)+d(t−
τP )}は、元の情報d(t)に比べると少し変形している
ように見えるが、遅延時間τP を情報の1ビット時間に
比べて短く選ぶと、元の情報d(t)に近似できるように
なる。
は、複合SS変調波信号S(t)が、SS変調波信号S1
(t)と符号変調波信号S2 (t)とに分離されて出力され
る。なお、(8)式における情報分{d(t)+d(t−
τP )}は、元の情報d(t)に比べると少し変形している
ように見えるが、遅延時間τP を情報の1ビット時間に
比べて短く選ぶと、元の情報d(t)に近似できるように
なる。
【0023】ところで、櫛歯フィルタは前記図5の構成
に限定されるものではなく、フィルタの選択度特性をシ
ャープにしたい場合には、図7の回路(ブロック)図の
ように構成される。図7中、7は遅延時間τP なる遅延
回路、Kは減衰器、Σ4,Σ5は共に加算器であり、減衰
器Kの係数k=0.9 としたときのフィルタリング特性を
図8に示す。かかる構成の巡回型櫛歯フィルタ24′を符
号変調波信号S2 (t)の検出に用いると、図8から分る
ように、帯域内に混入する雑音成分や妨害成分を、図6
の特性に比べてかなり除去することが可能となる。な
お、図8においては、縦軸を (a)は対数目盛り,(b)はリ
ニヤ目盛りで夫々示している。このようにして分離され
た符号変調波信号S2 (t)は、図2のDLL(遅延ロッ
クループ)26に供給される。
に限定されるものではなく、フィルタの選択度特性をシ
ャープにしたい場合には、図7の回路(ブロック)図の
ように構成される。図7中、7は遅延時間τP なる遅延
回路、Kは減衰器、Σ4,Σ5は共に加算器であり、減衰
器Kの係数k=0.9 としたときのフィルタリング特性を
図8に示す。かかる構成の巡回型櫛歯フィルタ24′を符
号変調波信号S2 (t)の検出に用いると、図8から分る
ように、帯域内に混入する雑音成分や妨害成分を、図6
の特性に比べてかなり除去することが可能となる。な
お、図8においては、縦軸を (a)は対数目盛り,(b)はリ
ニヤ目盛りで夫々示している。このようにして分離され
た符号変調波信号S2 (t)は、図2のDLL(遅延ロッ
クループ)26に供給される。
【0024】次に、DLL26における具体的な信号処
理について、図3に沿って説明する。上記符号変調波信
号S2 (t)は、前記櫛歯フィルタ24より入力端子In4
を介して相関用乗算器X5,X6 に供給される。一方、P
NG(拡散符号発生器)51より、乗算器X5 にはΔ/2
時間進んだ拡散符号P(t−τ0 +Δ/2)が,乗算器X6
にはΔ/2時間遅れた拡散符号P(t−τ0 −Δ/2)が夫々
供給されている{但し、τ0 は前記送信側での拡散符号
P(t)に対する遅延時間の推定量}。乗算器X5 及びX
6 の相関(乗算)出力は、夫々Rp(τ0 −Δ/2)cosω2
t及びRp(τ0+Δ/2)cosω2 tとなって、夫々BPF
ψ4,ψ5 に供給される。
理について、図3に沿って説明する。上記符号変調波信
号S2 (t)は、前記櫛歯フィルタ24より入力端子In4
を介して相関用乗算器X5,X6 に供給される。一方、P
NG(拡散符号発生器)51より、乗算器X5 にはΔ/2
時間進んだ拡散符号P(t−τ0 +Δ/2)が,乗算器X6
にはΔ/2時間遅れた拡散符号P(t−τ0 −Δ/2)が夫々
供給されている{但し、τ0 は前記送信側での拡散符号
P(t)に対する遅延時間の推定量}。乗算器X5 及びX
6 の相関(乗算)出力は、夫々Rp(τ0 −Δ/2)cosω2
t及びRp(τ0+Δ/2)cosω2 tとなって、夫々BPF
ψ4,ψ5 に供給される。
【0025】BPFψ4,ψ5 に供給される相関出力信号
はキャリヤ信号成分のみで、情報成分は存在しないの
で、BPFψ4,ψ5 として狭帯域通過特性の帯域濾波器
が使用できる。これらのBPFψ4,ψ5 を伝送した相関
出力成分は、夫々包絡線検出回路46,47に供給され
て相関出力,即ちキャリヤ信号の包絡線が検出される。
更に、両包絡線出力は減算器Σ6 の正負各入力端子に供
給されて誤差信号(差信号)E(τ)に変換される。
はキャリヤ信号成分のみで、情報成分は存在しないの
で、BPFψ4,ψ5 として狭帯域通過特性の帯域濾波器
が使用できる。これらのBPFψ4,ψ5 を伝送した相関
出力成分は、夫々包絡線検出回路46,47に供給され
て相関出力,即ちキャリヤ信号の包絡線が検出される。
更に、両包絡線出力は減算器Σ6 の正負各入力端子に供
給されて誤差信号(差信号)E(τ)に変換される。
【0026】従って、この誤差信号E(τ)は(τ0 −
Δ/2)と(τ0 +Δ/2)との差の成分となって、ノイズ
成分を除去するループフィルタ(LF)49を介してV
CO(電圧制御発振器)50に供給され、その発振周波
数を制御(レベルの大きさに応じて変化)する。そして
このVCO50の発振出力をPNG(拡散符号発生器)
51はクロック信号として入力して、3種類の拡散符号
P(t−τ0 ),P(t−τ0 −Δ/2),P(t−τ0 +Δ/2)を
生成し、このうち第2,第3の拡散符号を夫々乗算器X
5 及びX6 に出力している。
Δ/2)と(τ0 +Δ/2)との差の成分となって、ノイズ
成分を除去するループフィルタ(LF)49を介してV
CO(電圧制御発振器)50に供給され、その発振周波
数を制御(レベルの大きさに応じて変化)する。そして
このVCO50の発振出力をPNG(拡散符号発生器)
51はクロック信号として入力して、3種類の拡散符号
P(t−τ0 ),P(t−τ0 −Δ/2),P(t−τ0 +Δ/2)を
生成し、このうち第2,第3の拡散符号を夫々乗算器X
5 及びX6 に出力している。
【0027】即ち、以上のLF49,VCO50,PN
G51,乗算器X5,X6;BPFψ4,ψ5;包絡線検出回路
46,47及び減算器Σ6 は一巡の負饋還回路である遅
延ロックループを形成しているわけであり、図9にその
自己相関関数特性を示す。
G51,乗算器X5,X6;BPFψ4,ψ5;包絡線検出回路
46,47及び減算器Σ6 は一巡の負饋還回路である遅
延ロックループを形成しているわけであり、図9にその
自己相関関数特性を示す。
【0028】また、PNG51からの拡散符号P(t−τ
0 )は、前記図2の遅延回路5に出力され、ここでτ時
間遅延されてP(t−τ0 −τ)となって、前記逆拡散復
調用の乗算器X4 に、前記櫛歯フィルタ24からのSS
変調波信号S1 (t)と共に供給される。従って、乗算器
X4 からの逆拡散出力SD (t)は、 SD (t)=Rp(τ0 ){d(t)+d(t−τP )} cosω2 t ……………… (10) となり、BPFψ3 で不要な周波数帯域成分を除去した
後、1次(2相PSK)復調回路30に供給され、ここ
で復調されて出力端子Out1より復調情報{d(t)−d(t
−τ0 )}が出力される。
0 )は、前記図2の遅延回路5に出力され、ここでτ時
間遅延されてP(t−τ0 −τ)となって、前記逆拡散復
調用の乗算器X4 に、前記櫛歯フィルタ24からのSS
変調波信号S1 (t)と共に供給される。従って、乗算器
X4 からの逆拡散出力SD (t)は、 SD (t)=Rp(τ0 ){d(t)+d(t−τP )} cosω2 t ……………… (10) となり、BPFψ3 で不要な周波数帯域成分を除去した
後、1次(2相PSK)復調回路30に供給され、ここ
で復調されて出力端子Out1より復調情報{d(t)−d(t
−τ0 )}が出力される。
【0029】次に、VCA(電圧制御増幅器)23に制
御信号を供給するための自動利得制御用信号の生成動作
について、前記図2,図3及び図5を併せ参照して説明
する。まず、VCA23の出力をCF24にて前記の如
く分離して図5の減算器Σ7及び図3の入力端子In4 を
介して乗算器X5,X6 に供給する。両乗算器X5,X6に
て前記の如くPNG51からの2種類の拡散符号(a),
(b) で夫々相関を取り、更にBPFψ4,ψ5 で所望の周
波数成分を選択的に伝送して夫々包絡線検出回路46,
47に供給してキャリヤ信号の包絡線を検出する。
御信号を供給するための自動利得制御用信号の生成動作
について、前記図2,図3及び図5を併せ参照して説明
する。まず、VCA23の出力をCF24にて前記の如
く分離して図5の減算器Σ7及び図3の入力端子In4 を
介して乗算器X5,X6 に供給する。両乗算器X5,X6に
て前記の如くPNG51からの2種類の拡散符号(a),
(b) で夫々相関を取り、更にBPFψ4,ψ5 で所望の周
波数成分を選択的に伝送して夫々包絡線検出回路46,
47に供給してキャリヤ信号の包絡線を検出する。
【0030】以上の回路動作は前記誤差信号E(τ)の
生成過程と同じであるが、かかる包絡線検出回路46及
び47の検出出力を、今度は加算器Σ2 で加算して包絡
線加算信号を得、これを出力端子Out2を介して応答時定
数回路28に出力し、ここで適度な応答時定数を付与し
て自動利得制御用のVCA23に供給する。包絡線検出
出力は受信レベルが強いときに当然高くなり、受信レベ
ルが弱いときに低くなる。かかる受信レベルの高低が、
VCA23,櫛歯フィルタ24,DLL26,及び応答
時定数回路28から成る自動利得制御ループでコントロ
ールされるので、受信レベルの変化に対してVCA23
の出力はほぼ一定になるよう制御される。従って、DL
L26の動作の安定化のみならず、逆拡散出力も振幅が
ほぼ一定になり2相PSK信号が安定に復調できるわけ
である。
生成過程と同じであるが、かかる包絡線検出回路46及
び47の検出出力を、今度は加算器Σ2 で加算して包絡
線加算信号を得、これを出力端子Out2を介して応答時定
数回路28に出力し、ここで適度な応答時定数を付与し
て自動利得制御用のVCA23に供給する。包絡線検出
出力は受信レベルが強いときに当然高くなり、受信レベ
ルが弱いときに低くなる。かかる受信レベルの高低が、
VCA23,櫛歯フィルタ24,DLL26,及び応答
時定数回路28から成る自動利得制御ループでコントロ
ールされるので、受信レベルの変化に対してVCA23
の出力はほぼ一定になるよう制御される。従って、DL
L26の動作の安定化のみならず、逆拡散出力も振幅が
ほぼ一定になり2相PSK信号が安定に復調できるわけ
である。
【0031】以上の説明から明らかなように、従来例装
置においては、同期捕捉&保持用のDLL26に供給し
ているのは情報変調されたSS信号であった。これは、
送信側において情報信号を拡散変調した(即ち情報変調
した拡散符号)SS変調波信号のみを出力していたから
である。これに対し、本発明装置においては、情報変調
しない拡散符号を第2のキャリアで変調した符号変調波
信号S2 (t)を作り、これを第1のキャリアで1次(2
相PSK)変調したSS変調波信号S1 (t)に合成(周
波数分割多重)して出力している。
置においては、同期捕捉&保持用のDLL26に供給し
ているのは情報変調されたSS信号であった。これは、
送信側において情報信号を拡散変調した(即ち情報変調
した拡散符号)SS変調波信号のみを出力していたから
である。これに対し、本発明装置においては、情報変調
しない拡散符号を第2のキャリアで変調した符号変調波
信号S2 (t)を作り、これを第1のキャリアで1次(2
相PSK)変調したSS変調波信号S1 (t)に合成(周
波数分割多重)して出力している。
【0032】そしてかかる複合SS変調波信号S(t)
を、受信側において櫛歯フィルタ24で分離して符号変
調波信号S2 (t)の方をDLL26に供給している。こ
れにより、櫛歯フィルタ24でも雑音成分が抑圧され
て、DLL動作の安定性は大幅に向上する。更に、図8
に示したようなシャープな特性のフィルタも使用でき、
その場合、一層の雑音抑圧効果が得られる。
を、受信側において櫛歯フィルタ24で分離して符号変
調波信号S2 (t)の方をDLL26に供給している。こ
れにより、櫛歯フィルタ24でも雑音成分が抑圧され
て、DLL動作の安定性は大幅に向上する。更に、図8
に示したようなシャープな特性のフィルタも使用でき、
その場合、一層の雑音抑圧効果が得られる。
【0033】これは、SS方式における同期保持性能
は、原理的に符号変調波信号におけるプロセス利得Gp
で決まり、プロセス利得Gpは前記(1)式に示したよう
にBW/Riであり、この情報速度Riは本発明装置で
は殆ど零になるのでGpは非常に大きくなるからであ
り、伝送時に混入する雑音の抑圧能力も向上する。従っ
て、弱入力時において、同期保持が保たれなくなるよう
な場合でも、本発明装置におけるDLL26では安定に
同期保持が行なえる。しかも、逆拡散用の拡散符号も従
来例よりジッターが少なくなるため、逆拡散出力も雑音
レベルが低下する。
は、原理的に符号変調波信号におけるプロセス利得Gp
で決まり、プロセス利得Gpは前記(1)式に示したよう
にBW/Riであり、この情報速度Riは本発明装置で
は殆ど零になるのでGpは非常に大きくなるからであ
り、伝送時に混入する雑音の抑圧能力も向上する。従っ
て、弱入力時において、同期保持が保たれなくなるよう
な場合でも、本発明装置におけるDLL26では安定に
同期保持が行なえる。しかも、逆拡散用の拡散符号も従
来例よりジッターが少なくなるため、逆拡散出力も雑音
レベルが低下する。
【0034】しかも、SS変調波信号S1 (t)と符号変
調波信号S2 (t)との周波数帯域は図4に示したように
重ならないため、雑音成分の周波数帯域も櫛歯フィルタ
24である程度分離されることになる。また、SS変調
波信号S1 (t)に用いている拡散符号は符号変調波信号
S2 (t)に用いている拡散符号よりもτ時間の時間のず
れがあるため、逆拡散動作において雑音の相関関係がラ
ンダムになり、従って、この面からも雑音の抑圧効果が
改善される。
調波信号S2 (t)との周波数帯域は図4に示したように
重ならないため、雑音成分の周波数帯域も櫛歯フィルタ
24である程度分離されることになる。また、SS変調
波信号S1 (t)に用いている拡散符号は符号変調波信号
S2 (t)に用いている拡散符号よりもτ時間の時間のず
れがあるため、逆拡散動作において雑音の相関関係がラ
ンダムになり、従って、この面からも雑音の抑圧効果が
改善される。
【0035】また、DLL26に供給している符号変調
波信号S2 (t)には情報信号成分は含まれていないの
で、相関用の乗算器X5,X6 の出力段に用いるBPF
(アームフィルタ)には狭帯域特性のものを使用でき、
これによりフィルタ出力のC/Nは大幅に向上する。更
に、VCA23用の制御信号は、DLL26からの大幅
に雑音抑圧された包絡線検出出力を用いているため、伝
送時に混入される雑音で利得制御が誤動作するような問
題も大幅に改善される。
波信号S2 (t)には情報信号成分は含まれていないの
で、相関用の乗算器X5,X6 の出力段に用いるBPF
(アームフィルタ)には狭帯域特性のものを使用でき、
これによりフィルタ出力のC/Nは大幅に向上する。更
に、VCA23用の制御信号は、DLL26からの大幅
に雑音抑圧された包絡線検出出力を用いているため、伝
送時に混入される雑音で利得制御が誤動作するような問
題も大幅に改善される。
【0036】
【発明の効果】本発明のSS変調及び/又は復調装置は
以上のように構成したので、次のような種々の優れた特
長を有する。 DLLに供給される拡散信号は符号変調波信号なので
情報信号成分は含まれていない。従って、相関用乗算器
の後段のBPFは狭帯域特性のものを使用でき、 フィ
ルタ出力のC/Nが大幅に向上する。 DLLの前段に櫛歯フィルタを使用しているので、こ
こでも雑音成分が抑圧されて、DLLでの同期保持の安
定性が格段に向上し、従来例では同期保持が困難となる
ような弱入力時においても、安定に同期保持できる。従
って、逆拡散用の拡散符号に含まれるジッターも従来例
より減少し、低雑音の逆拡散出力が得られる。
以上のように構成したので、次のような種々の優れた特
長を有する。 DLLに供給される拡散信号は符号変調波信号なので
情報信号成分は含まれていない。従って、相関用乗算器
の後段のBPFは狭帯域特性のものを使用でき、 フィ
ルタ出力のC/Nが大幅に向上する。 DLLの前段に櫛歯フィルタを使用しているので、こ
こでも雑音成分が抑圧されて、DLLでの同期保持の安
定性が格段に向上し、従来例では同期保持が困難となる
ような弱入力時においても、安定に同期保持できる。従
って、逆拡散用の拡散符号に含まれるジッターも従来例
より減少し、低雑音の逆拡散出力が得られる。
【0037】自動利得制御回路用の制御信号には、狭
帯域特性のBPFにより雑音の大幅に抑圧された包絡線
検出出力を用いているため、伝送時に混入される雑音で
利得制御が誤動作するような問題も大幅に改善される。 SS変調波信号S1 (t)と符号変調波信号S2 (t)と
の周波数帯域を少しずらしているため、雑音周波数はあ
る程度分離され、また、SS変調波信号用の拡散符号は
符号変調波信号用の拡散符号よりもτ時間ずらしている
ため、逆拡散動作において雑音の相関関係がランダムに
なり、雑音の抑圧効果が高まる。 DLLの入力段に使用する櫛歯フィルタは、情報成分
の無い符号変調波信号を検出しているので、図8に示し
たようなシャープな特性の櫛歯フィルタも使用でき、こ
れによってもかなりの雑音抑圧効果が得られる。
帯域特性のBPFにより雑音の大幅に抑圧された包絡線
検出出力を用いているため、伝送時に混入される雑音で
利得制御が誤動作するような問題も大幅に改善される。 SS変調波信号S1 (t)と符号変調波信号S2 (t)と
の周波数帯域を少しずらしているため、雑音周波数はあ
る程度分離され、また、SS変調波信号用の拡散符号は
符号変調波信号用の拡散符号よりもτ時間ずらしている
ため、逆拡散動作において雑音の相関関係がランダムに
なり、雑音の抑圧効果が高まる。 DLLの入力段に使用する櫛歯フィルタは、情報成分
の無い符号変調波信号を検出しているので、図8に示し
たようなシャープな特性の櫛歯フィルタも使用でき、こ
れによってもかなりの雑音抑圧効果が得られる。
【図1】本発明のSS変調装置の一実施例を示すブロッ
ク構成図。
ク構成図。
【図2】本発明のSS復調装置の一実施例を示すブロッ
ク構成図。
ク構成図。
【図3】本発明のSS復調装置を構成するDLLの具体
的ブロック図。
的ブロック図。
【図4】本発明のSS変調装置より出力される複合SS
変調波信号のスペクトル図。
変調波信号のスペクトル図。
【図5】本発明のSS復調装置を構成する櫛歯フィルタ
の1例を示す具体的回路図。
の1例を示す具体的回路図。
【図6】図5の櫛歯フィルタの動作説明用フィルタリン
グ特性図。
グ特性図。
【図7】本発明のSS復調装置を構成する櫛歯フィルタ
の他の例を示す具体的回路図。
の他の例を示す具体的回路図。
【図8】図7の櫛歯フィルタの動作説明用フィルタリン
グ特性図。
グ特性図。
【図9】本発明のSS復調装置における同期保持動作説
明用の自己相関特性図。
明用の自己相関特性図。
3,51 PNG(拡散符号発生器) 4〜7 遅延回路 10 SS変調装置 20 SS復調装置 23 VCA(電圧制御増幅器) 24,24′ 櫛歯フィルタ(CF) 26 DLL(遅延ロックループ)型同期保持回路 28 応答時定数回路 30 1次復調回路 46,47 包絡線検出回路 49 ループフィルタ(LF) 50 VCO(電圧制御発振器) ψ1 〜ψ5 BPF(帯域濾波器) K 減衰器 X1 〜X6 乗算器(相関器) Σ1 〜Σ5 加算器 Σ6,Σ7 減算器
Claims (4)
- 【請求項1】クロック信号を入力して第1の拡散符号を
生成する拡散符号発生器と、該第1の拡散符号をτ時間
遅延して第2の拡散符号を得る遅延手段と、該第2の拡
散符号により情報信号を拡散変調する拡散変調手段と、
該拡散変調手段により出力される拡散変調出力を第1の
キャリヤ信号によりキャリヤ変調する第1のキャリヤ変
調手段と、上記第1の拡散符号を第2のキャリヤ信号に
よりキャリヤ変調する第2のキャリヤ変調手段と、上記
第1のキャリヤ変調手段により得られた第1のキャリヤ
変調信号と該第2のキャリヤ変調手段により得られた第
2のキャリヤ変調信号とを加算して複合スペクトル拡散
変調波信号を出力する加算手段とを備えてなるスペクト
ル拡散変調装置。 - 【請求項2】請求項1記載のスペクトル拡散変調装置か
らの複合スペクトル拡散変調波信号を入力して復調する
スペクトル拡散復調装置であって、該複合スペクトル拡
散変調波信号を所定範囲のレベルに利得調整する自動利
得制御回路と、該自動利得制御回路からの出力信号を前
記第1のキャリヤ変調信号と第2のキャリヤ変調信号と
に分離する櫛歯フィルタと、該分離された第2のキャリ
ヤ変調信号を入力して同期保持を行うと共に上記自動利
得制御回路への制御用信号を生成して供給する同期保持
回路と、該同期保持回路にて得られた復調用拡散符号を
用いて前記第1のキャリヤ変調信号を逆拡散復調する逆
拡散復調手段とを少なくとも備えてなるスペクトル拡散
復調装置。 - 【請求項3】請求項2記載のスペクトル拡散復調装置に
おける同期保持回路は、第3,第4及び逆拡散用である
第5の拡散符号を生成する拡散符号発生器と、前記第2
のキャリヤ変調信号を入力して上記第3及び第4の拡散
符号により夫々相関検波を行なう第1,第2の相関用乗
算器と、該第1及び第2の相関用乗算器から夫々出力さ
れる第1,第2の相関出力信号のうち特定の周波数成分
を夫々選択的に伝送する第1,第2の帯域濾波器と、該
第1及び第2の帯域濾波器の出力信号を夫々包絡線検波
する第1,第2の包絡線検出回路と、得られた両包絡線
検波出力を引算する減算器と、該減算器の出力を誤差信
号化するループフィルタと、得られた誤差信号の電圧に
応じた周波数の信号を発生して上記拡散符号発生器にク
ロック信号として供給する電圧制御発振器と、上記両包
絡線検波出力を加算して前記自動利得制御回路への制御
用信号とする加算器とを備えたものである、スペクトル
拡散復調装置。 - 【請求項4】請求項1記載のスペクトル拡散変調装置
と、請求項2又は請求項3に記載のスペクトル拡散復調
装置とを備えた、スペクトル拡散変調復調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208893A JPH0746154A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | スペクトル拡散変調及び/又は復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208893A JPH0746154A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | スペクトル拡散変調及び/又は復調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0746154A true JPH0746154A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16563878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5208893A Pending JPH0746154A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | スペクトル拡散変調及び/又は復調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0746154A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6745533B2 (en) | 2001-07-31 | 2004-06-08 | Tokyo Electric Power Company, Inc. | Building and construction method therefor |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP5208893A patent/JPH0746154A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6745533B2 (en) | 2001-07-31 | 2004-06-08 | Tokyo Electric Power Company, Inc. | Building and construction method therefor |
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