JPH0746210A - 多重伝送システム - Google Patents

多重伝送システム

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Publication number
JPH0746210A
JPH0746210A JP20457193A JP20457193A JPH0746210A JP H0746210 A JPH0746210 A JP H0746210A JP 20457193 A JP20457193 A JP 20457193A JP 20457193 A JP20457193 A JP 20457193A JP H0746210 A JPH0746210 A JP H0746210A
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JP
Japan
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transmission
signal
data
line
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP20457193A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Adachi
康信 足立
Koji Yoshida
功二 吉田
Yasuhito Takeda
泰仁 武田
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Idec Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Publication date
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Publication of JPH0746210A publication Critical patent/JPH0746210A/ja
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送の信頼性が高く、伝送速度が大きく、し
かも伝送線の数が少なくて済み、更に伝送路の短絡検出
を簡単に行えるようにした多重伝送システムを提供す
る。 【構成】 送信装置12から、パルス幅の長短によって
伝送データの“0”、“1”を表現し、かつ各伝送デー
タの直後にその相補データをそれぞれ付加し、更に先頭
にスタート同期信号を付加した伝送信号TSを電圧モー
ドで送信する。受信装置14では、データ判定部60に
おいてアップダウンカウンタを用いてデータが“0”か
“1”かを判定すると共に、相補性チェック部62にお
いて各伝送データとその相補データ間の相補性をチェッ
クして全て正常な場合に、スイッチ回路66を用いて次
の通信サイクルにおけるスタート同期期間中にリプライ
信号RSを電流モードで返送する。送信装置12内の返
信判定部32は、抵抗36の両端の電圧V1 を監視する
ことによって、リプライ信号RSの返送、更には伝送路
16の短絡を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば工場、プラン
ト等における省配線化等のために用いられる多重伝送シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多重伝送システムの概略例を図8
に示す。この多重伝送システムは、送信装置2に並列に
入力される複数のデータを直列に変換して1本の伝送路
6を経由して受信装置4へ伝送し、受信装置4では受信
した直列のデータを並列に変換して出力するものであ
る。伝送路6は、信号伝送用の信号線7とグラウンド用
のグラウンド線8とで構成されている。
【0003】この種の従来の多重伝送システムにおいて
は、“0”または“1”のデータを伝送する伝送方式に
は、パルス波形をそのままの形で伝送するベースバンド
方式が採用されている。
【0004】また、データの表現方式としては、従来は
例えば図9に示すように、パルスの有無によって“1”
または“0”のデータを表現する方式が採用されてい
る。
【0005】また、1本の伝送路6を用いて複数のデー
タを伝送する多重化方式には、主なものとして周波数分
割方式および時分割方式があるが、低コスト等の理由か
ら、この種の省配線化用等のシステムでは通常は時分割
方式が採用されている。
【0006】また、ノイズ等の外乱の影響による伝送誤
りを検出する誤り検出方式には、サムチェック方式が採
用されている。この方式は、例えば図10に示すよう
に、一連のデータの後に、その一連のデータの和Aを表
すサムチェックデータを付加し、このようなデータを送
信側から送信し、そして受信側では、受信した一連のデ
ータの和とサムチェックデータ(この例ではA)とを比
較し、両者が一致していれば正常、両者が相違していれ
ば誤りと判定する方式である。
【0007】またこの種の多重伝送システムにおいて
は、伝送の信頼性を向上させる目的で、伝送が正常であ
ったか否かを送信側で確認する方式が採用される場合が
あるが、その場合に従来は、送信装置2と受信装置4と
の間に、信号線7とは別のリプライ信号返送用の伝送線
を配線し、この伝送線を用いて受信装置4から送信装置
2へ、受信が正常であったことを表すリプライ信号を返
送するようにしている。これは、従来の伝送信号および
リプライ信号は共に電圧を変化させて作られる信号であ
り、このような二つの信号を一つの信号線7に乗せる
と、両信号は互いに影響し合って波形がくずれる等し
て、両信号の識別ができなくなるからである。
【0008】リプライ信号を返送する場合の従来の通信
のフレーム構成としては、例えば図12に示すように、
同期期間およびデータ送信・入出力期間とは別に、リプ
ライ信号の返送を確認するためのリプライ確認期間を設
けている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
従来の多重伝送システムにおいては、次のような多くの
問題がある。
【0010】 パルスの有無によって“1”または
“0”のデータを表現する伝送方式を採用しており、こ
の方式は伝送波形の波高値に対する依存度が極めて高い
ので、電源電圧の変動やノイズ等による外乱によって伝
送誤りが生じやすく、従って伝送の信頼性が低い。
【0011】 伝送誤りの検出方式にサムチェック方
式を採用しているので、伝送誤りの検出能力が低く、か
つその検出が遅い。これを詳述すると、サムチェック方
式では、複数個のデータが外乱の影響を受けて反転した
場合に、伝送誤りを検出できないことがある。例えば図
11に示すように、二つのデータ(この例の場合データ
0とデータn)が外乱の影響を受けて反転した場合、受
信側で受信した一連のデータの和は正常の場合の和(即
ちA)と変わらないので、そのような伝送誤りを検出で
きない。従って、伝送の信頼性が低い。伝送の信頼性が
低いことは、例えば工場のような厳しいノイズ環境下に
おいては特に深刻である。また、上記サムチェック方式
では、一連のデータの伝送途中で伝送誤りが生じていて
も、その伝送誤りを、受信側では、一連のデータの和と
サムチェックデータとを比較する時点まで検出すること
ができないので、伝送誤りの検出が遅いという問題もあ
る。
【0012】 上記のようなリプライ信号の確認方式
においては、図12からも分かるように、リプライ確認
期間を設けなければならない分、伝送時間が長くなり、
伝送速度が低下する。また、リプライ信号用の伝送線を
設けなければならない分、伝送線の数が増え、材料、配
線工数およびコストが増える。
【0013】 上記のように電圧を変化させて信号を
伝送する場合、伝送路6、より具体的にはその信号線7
とグラウンド線8とが事故や誤配線等によって短絡する
と、伝送路6に過電流が流れ、それによって伝送路6に
信号を送出する回路が破壊される。これを防止するため
には、信号線7に直列に電流制限用の抵抗等を挿入して
おく方法があるが、そのようにすると、正常時において
も伝送路6の電圧降下が大になり、通信可能距離が短く
なる等の別の問題が発生する。また、伝送路6の短絡を
検出する短絡検出回路を設けておき、それによる短絡検
出に応答して保護動作を行わせるという方法もあるが、
この方法の場合は短絡検出回路を設けなければならない
分、回路が複雑になりコストが嵩む。
【0014】そこでこの発明は、伝送の信頼性が高く、
伝送速度が大きく、しかも伝送線の数が少なくて済み、
更に伝送路の短絡検出を簡単に行えるようにした多重伝
送システムを提供することを主たる目的とする。
【0015】
【発明の概要】この発明の概要を説明すると、この発明
では、送信装置から送信する伝送信号において、パルス
幅の長短によって伝送データが“0”か“1”かを表現
するようにしており、この方式は、伝送波形の波高値に
対する依存度が低いので、電源電圧の変動やノイズ等の
外乱によって伝送誤りが生じにくい。従って、伝送の信
頼性が高い。
【0016】また、この発明では、受信装置において、
アップダウンカウンタを用いて受信データが“0”か
“1”かを判定するようにしており、この方式によれば
多少の外乱が加わってもデータが“0”か“1”かを正
しく判定することができるので、ノイズ等による外乱に
強く、この観点からも伝送の信頼性が高くなる。
【0017】また、この発明では、送信装置から、一つ
の伝送データとその値を反転した相補データとを連続し
て送信するようにしており、外乱の影響を受けた場合、
通常は両データの内のどちらか一方のみが反転して相補
性がくずれるので、受信装置において両データ間の相補
性をチェックすることにより、伝送誤りを確実に検出す
ることができる。従って、外乱の影響を受けた場合の誤
り捕捉率が向上するので、この観点からも伝送の信頼性
が高くなる。
【0018】また、この発明では、受信装置において、
一つの伝送データとその相補データとを受信するごと
に、両データ間の相補性をチェックするので、外乱の影
響を受けた場合の誤り検出までの時間が非常に短く、速
やかな検出が可能である。
【0019】また、この発明では、受信装置から、受信
が正常であったことを表すリプライ信号を電流モードで
返送するようにしており、このリプライ信号の有無によ
って伝送が正常であったか否かを送信装置側で確認する
ことができるので、この観点からも伝送の信頼性が向上
すると共に、リプライ信号専用の伝送線が不要になるの
で、省配線、省配線工数および省コストを実現すること
ができる。
【0020】しかもこの発明では、スタート同期信号と
同じタイミングでリプライ信号の返送を行うので、リプ
ライ信号返送用の特別な期間が不要になる。その結果、
伝送時間の短縮が可能になり、伝送速度の向上を図るこ
とができる。
【0021】また、スタート同期信号の送信期間以外の
期間中に電流モードの信号が返ってきているか否かを送
信装置側で判定するようにしており、これによって、リ
プライ信号検出用の回路を兼用して、即ち専用の短絡検
出回路を設けることなく簡単に、伝送路の短絡を検出す
ることができる。その結果、回路の簡素化による機器の
小型化およびコストダウンを図ることができる。また、
短絡保護のために伝送線に直列に電流制限用の抵抗等を
挿入しなくて済むので、通信可能距離が短くなることも
ない。
【0022】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る多重伝送
システムを示すブロック図である。図2は、図1の多重
伝送システムにおける伝送信号波形、リプライ信号波形
および伝送路短絡時の返送信号波形の一例を示す図であ
る。
【0023】この多重伝送システムは、複数点の入力端
子20を有し、各入力端子20に入力される入力信号に
応じた複数の伝送データを直列にして伝送信号TSに含
めて送信する送信装置12と、複数点の出力端子50を
有し、送信装置12から送られてくる伝送信号TSを受
けてそれに含まれている直列の伝送データを並列に変換
してその伝送データに応じた信号を各出力端子50から
それぞれ出力する受信装置14と、この送信装置12と
受信装置14との間を接続する伝送路16とを備えてい
る。伝送路16は、信号伝送用の信号線17とグラウン
ド用のグラウンド線18とで構成されている。
【0024】送信装置12は、この例では、入力回路2
2、出力回路24、それらに接続された制御回路26、
この制御回路26によって制御される切換スイッチ回路
34、電源端子40とこの切換スイッチ回路34間に接
続された抵抗36および入力部がこの抵抗36の両端に
接続されたアンプ38を備えている。
【0025】入力回路22は、入力インタフェース用の
回路であり、入力端子20からこの例では(n+1)点
のオンオフ信号が入力される。出力回路24は、後述す
る返信判定部32から与えられる警報信号S2 を出力端
子21に出力するためのインタフェース用の回路であ
る。
【0026】制御回路26には、この例では、送信制御
手段を構成する送信制御部28および返信判定手段を構
成する返信判定部32が含まれている。
【0027】送信制御部28は、入力回路22から並列
(パラレル)に与えられる伝送データを直列(シリア
ル)に変換すると共に、パルス幅の長短によって各伝送
データが“0”か“1”かを表現し、更に各伝送データ
の直後にその値を反転した相補データをそれぞれ付加
し、かつそれらの一連のデータの前および後に、同期を
とるためのスタート同期信号および入出力を処理するた
めのI/Oサービス期間をそれぞれ付加して、図2Aに
示すような伝送信号TSの元になる伝送制御信号S1
作成してそれをサイクリックに出力する。図2Aの伝送
信号TSについては後で更に説明する。
【0028】切換スイッチ回路34は、切換スイッチ手
段を構成するものであり、送信制御部28からの伝送制
御信号S1 に応答して、共通端子cを端子aと端子b側
とに択一的に切り換えるものである。共通端子cには伝
送路16の信号線17が、端子aには抵抗36が、端子
bにはグラウンド線18がそれぞれ接続されている。
【0029】この切換スイッチ回路34において、共通
端子cを端子a側に切り換えると、電源端子40から抵
抗36を介して電圧が印加されるので共通端子cの電圧
は“H”レベルになり、端子b側に切り換えるとグラウ
ンドに接続されるので共通端子cの電圧は“L”レベル
になる。このようにして、切換スイッチ回路34は、送
信制御部28による制御下で伝送路16に、図2Aに示
したような伝送信号TSを電圧モードで出力する。この
切換スイッチ回路34は、送信制御部28からの伝送制
御信号S1 が中断すると、共通端子cを端子b側に切り
換えたままの状態となる。なおこの切換スイッチ回路3
4は、例えば複数のトランジスタの組み合わせによって
構成されている。
【0030】返信判定部32は、前記抵抗36の両端の
電圧V1 をアンプ38を介して監視して、当該電圧V1
が伝送信号TS中のスタート同期信号の送信期間中に所
定値よりも上昇しなければ、一つ前の通信サイクルにお
ける伝送が異常であったと判断して警報信号S2 を出力
する。更に、当該電圧V1 がスタート同期信号の送信期
間以外の期間中に所定値よりも上昇すれば、伝送路16
が短絡していると判断して警報信号S2 を出力すると共
に、送信制御部28からの伝送制御信号S1 の出力を中
断させる。この返信判定部32から警報信号S2 が出力
されると、それが出力回路24を経由して出力端子21
から出力される。
【0031】図2Aに示した伝送信号TSについて説明
すると、その1サイクリックフレームは、同期をとるた
めのスタート同期信号と、それに続く一連のデータ0〜
nと、それに続くI/Oサービス期間とで構成されてい
る。I/Oサービス期間は、送信側においては次の入力
を処理し、受信側においては出力を処理するための期間
である。Tは1データ分の期間であり、例えば120μ
sである。
【0032】この多重伝送システムでは、図3Aも参照
して、一つの“0”または“1”の伝送データを送信す
る場合に、各伝送データの直後にその値を反転した相補
データをそれぞれ付加して、各伝送データとその相補デ
ータとを一組にして連続して送信するようにしている。
【0033】更にこの多重伝送システムでは、パルス幅
の長短によって(即ちパルス幅変調によって)、データ
が“0”か“1”かを表現するようにしている。即ち、
図3Aも参照して、30μsの“L”レベルとそれに続
く90μsの“H”レベルの組み合わせで“0”を表
し、60μsの“L”レベルとそれに続く60μsの
“H”レベルの組み合わせで“1”を表している。1周
期は120μsである。この表現方式は、伝送データお
よび相補データに共通である。
【0034】受信装置14は、この例では、入力部が伝
送路16の信号線17とグラウンド線18に接続された
アンプ64、このアンプ64に接続された制御回路56
およびこの制御回路56に接続された出力回路52を備
えている。また、信号線17とグラウンド線18との間
には、互いに直列接続された抵抗67およびトランジス
タ68から成るスイッチ回路66が接続されており、こ
れによってスイッチ手段を構成している。
【0035】この受信装置14の電源端子70と前記送
信装置12の電源端子40には、別の電源を接続しても
良いし、一つの共通の電源を接続しても良い。
【0036】アンプ64は、伝送路16を経由して送ら
れてきた伝送信号TSを増幅して制御回路56に与え
る。
【0037】制御回路56には、この例では、受信制御
手段を構成する受信制御部58、データ判定手段を構成
するデータ判定部60および相補性チェック手段を構成
する相補性チェック部62が含まれている。
【0038】データ判定部60の動作例を図3を参照し
て説明すると、このデータ判定部60は、アップダウン
カウンタを含んでおり、一定のタイミングで、この例で
は信号の各立ち下がり時点で信号のサンプリングを開始
し、このサンプリングを一定期間T2 (この例では60
μs)経過後の判定点まで続ける。その間に、アップダ
ウンカウンタにおいて、サンプリングデータが“L”レ
ベルならこの例ではアップカウントし、“H”レベルな
らダウンカウントする。従って、カウント値は、図3B
に示したように、データが“0”のときは増加から途中
で減少に転じ、データが“1”のときは増加の一途をた
どる。
【0039】そして、上記判定点でその時のカウント値
を一定のしきい値と比較する。この例では、しきい値
を、データが“0”のときのカウント値とデータが
“1”のときのカウント値の中間の値にしている。そし
て、判定点でのカウント値がしきい値より小さいときに
“0”と判定し、カウント値がしきい値より大きいとき
に“1”と判定するようにしている。
【0040】上記のようなデータ判定部60のより具体
的な構成例を図4に示す。この例では、データ判定部6
0は、サンプリング回路601、アップダウンカウンタ
602および比較回路603を備えている。
【0041】サンプリング回路601は、図3Aに示す
ような信号を受け、当該信号を前記期間T2 の間、一定
周期でサンプリングし、そのサンプリング値が“L”レ
ベルなら例えば“0”パルスを、“H”レベルなら
“1”パルスを出力する。
【0042】アップダウンカウンタ602は、この例で
は、サンプリング回路601から与えられるパルスが
“0”ならアップカウントし、“1”ならダウンカウン
トし、そのカウント値を出力する。
【0043】比較回路603は、アップダウンカウンタ
602から与えられるカウント値と、一定の前述したよ
うなしきい値とを比較し、前述したような判定点でのカ
ウント値がしきい値より小さいときに“0”を出力し、
大きいときに“1”を出力する。この出力が、入力デー
タの判定結果である。
【0044】図1に戻って、受信制御部58は、データ
判定部60から直列に与えられる各伝送データを並列に
変換して出力データを作成し、それを出力回路52に与
える。その他、この実施例ではこの受信制御部58は、
受信装置14全体の制御、例えば図7のフローに示すよ
うな制御を司る機能を有している。
【0045】出力回路52は、出力インタフェース用の
回路であり、受信制御部58から与えられる出力データ
に基づいて、各出力端子50に出力信号を出力する。ま
た、受信制御部58から与えられる警報信号を出力端子
51に出力する。
【0046】相補性チェック部62は、データ判定部6
0から一つの伝送データとそれに続く相補データとが与
えられるごとに両データ間の相補性(即ち一方が“0”
であれば他方が“1”であること)をチェックし、一つ
の通信サイクル内の全ての伝送データについて相補性が
成立している場合にのみ、次の通信サイクルにおけるス
タート同期信号の受信期間中に受信正常信号S3 を出力
する。更にこの例では、相補性が成立していないデータ
の組が一つでもあれば、受信制御部58に対して受信異
常信号を出力する。
【0047】スイッチ回路66は、相補性チェック部6
2から与えられる受信正常信号S3に応答して、伝送路
16の信号線17とグラウンド線18との間の抵抗値を
低下させ、それによって図2Bに示すような電流モード
のリプライ信号RSを伝送路16に発生させる。
【0048】これを詳述すると、上記受信正常信号S3
はスタート同期信号の受信期間中(送信側から見れば、
切換スイッチ回路34を端子a側に切り換えてスタート
同期信号の送信期間中)に与えられ、それによってトラ
ンジスタ68がオンする。トランジスタ68がオンする
と、信号線17とグラウンド線18との間に抵抗67が
接続されることになり、送信装置12側の電源端子40
から抵抗36、切換スイッチ回路34、信号線17およ
び抵抗67の経路で、通常よりも大きい電流(例えば通
常の10倍程度の電流)が流れる。この電流が、上記電
流モードのリプライ信号RSであり、このようにして、
受信装置14からリプライ信号RSを電流モードで送信
装置12へ返送することができる。
【0049】なお、例えば受信制御部58において、受
信した伝送信号TSに乱れがなく図2Aに示したような
基本フレームが成立しているか否かを判定し、それが成
立していることと、上記各伝送データに相補性が成立し
ていることとをアンド条件にして、上記受信正常信号S
3 をスイッチ回路66に与えてリプライ信号RSを返送
するようにしても良い。
【0050】送信装置12においては、前述したように
抵抗36の両端の電圧V1 をアンプ38を介して返信判
定部32で監視しており、上記リプライ信号RSの返送
があった場合、この抵抗36に多くの電流が流れてその
両端の電圧V1 が通常よりも上昇するので、この電圧V
1 の上昇がスタート同期信号の送信期間中にあるか否か
をこの返信判定部32で監視することによって、一つ前
の通信サイクルにおける伝送が正常であったか否かを判
定することができる。
【0051】また、伝送路16が正常の場合は、スター
ト同期信号の送信期間以外は電流モードの信号は送信装
置12側に返って来ず、伝送路16が短絡している、よ
り具体的にはその信号線17とグラウンド線18とが短
絡している場合は、例えば図2Cに示すように、伝送信
号TSの送信期間中に常に電流モードの信号が返ってく
る(但しこの図2Cは、送信を中断しない場合の例であ
り、本発明に従って伝送信号TSの送信が中断されれ
ば、その時点でこの電流モードの信号は無くなる)。こ
のことは、抵抗36に多くの電流が流れてその両端の電
圧V1 が通常よりも上昇することであり、従って、リプ
ライ信号RSの返送確認用の回路(より具体的には上記
抵抗36、アンプ38および返信判定部32)を兼用し
て、返信判定部32における上記電圧V1 の判定時点を
スタート同期信号の送信期間中以外に切り換えるだけ
で、即ちスタート同期信号の送信期間以外に上記電圧V
1 の上昇があるか否かを判断することによって、伝送路
16の短絡を簡単に検出することができる。
【0052】上記のようにこの多重伝送システムでは、
送信装置12から送信する伝送信号TSにおいて、パル
ス幅の長短によって伝送データが“0”か“1”かを表
現するようにしており、この方式は、伝送波形の波高値
に対する依存度が低いので、電源電圧の変動やノイズ等
の外乱によって伝送誤りが生じにくい。従って、伝送の
信頼性が高い。
【0053】また、受信装置14のデータ判定部60で
は、アップダウンカウンタを用いて受信データが“0”
か“1”かを判定するようにしており、そのようにすれ
ば、サンプリング期間中にノイズ等による外乱が加わっ
た場合、アップダウンカウンタによる判定点でのカウン
ト値は幾分変動することがあるかもしれないけれども、
カウント値の全体的な傾向は外乱がない場合と変わらな
い。
【0054】例えば図5に示すように、信号の一部を
“L”レベルにするような外乱、あるいは信号の一部を
“H”レベルにするような外乱が加わった場合、サンプ
リング期間の途中でカウント値が若干増減し、それに伴
って判定点でのカウント値も幾分上下するけれども、カ
ウント値の全体的な傾向は、図3の外乱がない場合と変
わらない。
【0055】従って、このようなカウント値としきい値
とを比較することにより、多少の外乱が加わっても、デ
ータが“0”か“1”かを正しく判定することができ
る。従って、ノイズ等による外乱に強く、この観点から
も伝送の信頼性が高くなる。
【0056】なお、上記実施例とは逆に、信号のサンプ
リング値が“L”レベルならアップダウンカウンタにお
いてダウンカウントし、“H”レベルならアップカウン
トするようにしても良い。そのようにする場合は、カウ
ント値およびしきい値を、図3Bおよび図5Bにおい
て、0レベルラインを対称軸として上下反転させて考え
れば良い。
【0057】また、この多重伝送システムでは、送信装
置12から、一つのデータとその値を反転した相補デー
タとを連続して送信するようにしており、外乱の影響を
受けた場合、両データが共に反転することは極めて希で
あり、通常は両データの内のどちらか一方のみが反転し
て相補性がくずれるので、受信装置14の相補性チェッ
ク部62において両データ間の相補性をチェックするこ
とにより、伝送誤りを確実に検出することができる。従
って、外乱の影響を受けた場合の誤り捕捉率が向上する
ので、この観点からも伝送の信頼性が高くなる。
【0058】また、相補性チェック部62において、一
つのデータとその相補データとを受信するごとに、両デ
ータ間の相補性をチェックするので、外乱の影響を受け
た場合の誤り検出までの時間が非常に短く、速やかな検
出が可能である。
【0059】また、この多重伝送システムでは、受信装
置14から、受信が正常であったことを表すリプライ信
号RSを電流モードで返送するようにしており、このリ
プライ信号RSの有無によって伝送が正常であったか否
かを送信装置12側で確認することができるので、この
観点からも伝送の信頼性が向上する。
【0060】しかも、伝送信号TSは電圧モードで送信
し、リプライ信号RSは電流モードで返送するので、両
信号を一つの信号線17に乗せても両信号の識別が可能
であり、従って一つの信号線17を両信号の伝送に共用
することができる。即ち、リプライ信号専用の伝送線が
不要になるので、省配線、省配線工数および省コストを
実現することができる。
【0061】しかも、スタート同期信号と同じタイミン
グでリプライ信号RSの返送を行うので、リプライ信号
返送用の特別な期間が不要になる。その結果、伝送時間
の短縮が可能になり、伝送速度の向上を図ることができ
る。
【0062】また、スタート同期信号の送信期間以外の
期間中に電流モードの信号が返ってきているか否かを送
信装置12の返信判定部32で判定するようにしてお
り、これによって、リプライ信号検出用の回路を兼用し
て、即ち専用の短絡検出回路を設けることなく簡単に、
伝送路16の短絡を検出しかつ短絡保護を行うことがで
きる。その結果、回路の簡素化による機器の小型化およ
びコストダウンを図ることができる。また、短絡保護の
ために信号線17に直列に電流制限用の抵抗等を挿入し
なくて済むので、通信可能距離が短くなることもない。
【0063】図6は、送信装置12側の全体的な動作の
一例を示すフローチャートである。送信装置12側にお
いては、伝送信号TSを1通信サイクル分ずつ送信する
と共に、その送信期間中返送信号をモニタして、伝送が
正常であったか否か、および伝送路16が短絡している
か否かを常時モニタするようにしている。この図におけ
る各処理ステップの処理内容は、先に説明したとおりで
ある。
【0064】図7は、受信装置14側の全体的な動作の
一例を示すフローチャートである。受信装置14におい
ては、この図では1通信サイクルの受信異常で直ちにリ
プライ信号RSの返送を中断するようなことはせず、2
通信サイクルまでの受信異常ではリプライ信号RSを返
送すると共に前回のデータをそのまま出力し、3通信サ
イクル以上続けて受信が異常であった場合に初めて、出
力端子51に警報を出力すると共にリプライ信号RSの
返送を中断して異常を送信装置12側へ通知するように
している。その他のこの図における各処理ステップの処
理内容は、先に説明したとおりである。このようにする
方が、一過性の通信異常の場合は、送信装置12側およ
び受信装置14側において警報が出力されず、また直前
の出力データがそのまま出力されるので、実際の現場に
おいては使いやすい。もっとも上記のようにすること
は、好ましいけれども必須ではない。
【0065】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、送信装
置から送信する伝送信号において、パルス幅の長短によ
って伝送データが“0”か“1”かを表現するようにし
ており、この方式は、伝送波形の波高値に対する依存度
が低いので、電源電圧の変動やノイズ等の外乱によって
伝送誤りが生じにくい。従って、伝送の信頼性が高くな
る。
【0066】また、この発明では、受信装置において、
アップダウンカウンタを用いて受信データが“0”か
“1”かを判定するようにしており、この方式によれば
多少の外乱が加わってもデータが“0”か“1”かを正
しく判定することができる。従って、ノイズ等による外
乱に強く、この観点からも伝送の信頼性が高くなる。
【0067】また、この発明では、送信装置から、一つ
の伝送データとその値を反転した相補データとを連続し
て送信するようにしており、外乱の影響を受けた場合、
通常は両データの内のどちらか一方のみが反転して相補
性がくずれるので、受信装置において両データ間の相補
性をチェックすることにより、伝送誤りを確実に検出す
ることができる。従って、外乱の影響を受けた場合の誤
り捕捉率が向上するので、この観点からも伝送の信頼性
が高くなる。
【0068】また、この発明では、受信装置において、
一つの伝送データとその相補データとを受信するごと
に、両データ間の相補性をチェックするので、外乱の影
響を受けた場合の誤り検出までの時間が非常に短く、速
やかな検出が可能である。
【0069】また、この発明では、受信装置から、受信
が正常であったことを表すリプライ信号を電流モードで
返送するようにしており、このリプライ信号の有無によ
って伝送が正常であったか否かを送信装置側で確認する
ことができるので、この観点からも伝送の信頼性が向上
する。
【0070】このようにこの発明では、伝送の信頼性を
向上させる手段が幾重にも講じられているので、伝送の
信頼性が極めて高くなる。従ってこの発明の多重伝送シ
ステムは、例えば工場等のような厳しいノイズ環境下の
使用において特に著しい効果を発揮する。
【0071】しかもリプライ信号の返送と伝送信号の伝
送とに1本の伝送線を共用することができるので、リプ
ライ信号専用の伝送線が不要になり、省配線、省配線工
数および省コストを実現することができる。
【0072】しかもこの発明では、スタート同期信号と
同じタイミングでリプライ信号の返送を行うので、リプ
ライ信号返送用の特別な期間が不要になる。その結果、
伝送時間の短縮が可能になり、伝送速度の向上を図るこ
とができる。
【0073】また、スタート同期信号の送信期間以外の
期間中に電流モードの信号が返ってきているか否かを送
信装置側で判定するようにしており、これによって、リ
プライ信号検出用の回路を兼用して、即ち専用の短絡検
出回路を設けることなく簡単に、伝送路の短絡を検出す
ることができる。その結果、回路の簡素化による機器の
小型化およびコストダウンを図ることができる。また、
短絡保護のために伝送線に直列に電流制限用の抵抗等を
挿入しなくて済むので、通信可能距離が短くなることも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る多重伝送システムを
示すブロック図である。
【図2】図1の多重伝送システムにおける伝送信号波
形、リプライ信号波形および伝送路短絡時の返送信号波
形の一例を示す図である。
【図3】図1中のデータ判定部におけるデータ判定方法
の一例を示す図である。
【図4】図1中のデータ判定部のより具体的な構成例を
示すブロック図である。
【図5】図1中のデータ判定部におけるデータ判定方法
において外乱が加わった場合の一例を示す図である。
【図6】図1中の送信装置側の全体的な動作の一例を示
すフローチャートである。
【図7】図1中の受信装置側の全体的な動作の一例を示
すフローチャートである。
【図8】従来の多重伝送システムの一例を示す概略図で
ある。
【図9】従来のパルスの有無によるデータ表現方式を示
す概略図である。
【図10】従来のサムチェック方式の伝送信号の一例を
示す概略図である。
【図11】図10の伝送信号に外乱が加わった場合の一
例を示す概略図である。
【図12】リプライ信号を返送する場合の従来のフレー
ム構成の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
12 送信装置 14 受信装置 16 伝送路 17 信号線 18 グラウンド線 20 入力端子 26 制御回路 28 送信制御部 32 返信判定部 34 切換スイッチ回路 36 抵抗 50 出力端子 56 制御回路 58 受信制御部 60 データ判定部 62 相補性チェック部 66 スイッチ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数点の入力端子を有し、各入力端子に
    入力される信号に応じた複数の伝送データを直列にして
    伝送信号に含めて送信する送信装置と、複数点の出力端
    子を有し、送信装置から送られてくる伝送信号を受けて
    それに含まれている直列の伝送データを並列に変換して
    その伝送データに応じた信号を各出力端子からそれぞれ
    出力する受信装置と、この送信装置と受信装置との間を
    接続する伝送路とを備える多重伝送システムであって、 前記送信装置は、並列に与えられる伝送データを直列に
    変換すると共に、パルス幅の長短によって各伝送データ
    が“0”か“1”かを表現し、更に各伝送データの直後
    にその値を反転した相補データをそれぞれ付加し、かつ
    それらの一連のデータの前および後に、同期をとるため
    のスタート同期信号および入出力を処理するためのI/
    Oサービス期間をそれぞれ付加して、前記伝送信号の元
    になる伝送制御信号を作成してそれをサイクリックに出
    力する送信制御手段と、この送信制御手段から与えられ
    る伝送制御信号に応答して、前記伝送路を構成する信号
    線を、一端が電源端子に接続された抵抗の他端側と前記
    伝送路を構成するグラウンド線側とに択一的に切り換え
    て接続し、それによって伝送路に前記伝送信号を電圧モ
    ードで出力する切換スイッチ手段と、前記抵抗の両端の
    電圧を監視して、当該電圧が前記伝送信号中のスタート
    同期信号の送信期間中に所定値よりも上昇しなければ警
    報信号を出力し、かつ当該電圧がスタート同期信号の送
    信期間以外の期間中に所定値よりも上昇すれば警報信号
    を出力すると共に前記送信制御手段からの伝送制御信号
    の出力を中断させる返信判定手段とを備えており、 前記受信装置は、サンプリング手段、アップダウンカウ
    ンタおよび比較手段を含み、前記伝送信号中の各伝送デ
    ータおよび各相補データについて、一定のタイミングで
    信号のサンプリングを開始し、そのサンプリング値が
    “L”レベルならアップダウンカウンタにおいて一方向
    にカウントし、“H”レベルならその逆方向にカウント
    し、そしてサンプリング開始から一定期間経過後の判定
    点でその時のアップダウンカウンタのカウント値を一定
    のしきい値と比較し、両値の大小によってデータが
    “0”か“1”かを判定するデータ判定手段と、このデ
    ータ判定手段から直列に与えられる各伝送データを並列
    に変換して出力する受信制御手段と、前記データ判定手
    段から一つの伝送データとそれに続く相補データとが与
    えられるごとに両データ間の相補性をチェックし、一つ
    の通信サイクル内の全ての伝送データについて相補性が
    成立している場合にのみ、次の通信サイクルにおけるス
    タート同期信号の受信期間中に受信正常信号を出力する
    相補性チェック手段と、前記伝送路を構成する信号線と
    グラウンド線との間に接続されていて、この相補性チェ
    ック手段から与えられる受信正常信号に応答して、信号
    線とグラウンド線との間の抵抗値を低下させて電流モー
    ドのリプライ信号を伝送路に発生させるスイッチ手段と
    を備えることを特徴とする多重伝送システム。
JP20457193A 1993-07-26 1993-07-26 多重伝送システム Pending JPH0746210A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1697339B (zh) 2004-05-11 2011-01-19 瑞昱半导体股份有限公司 混合模式传输单元及具有混合模式传输单元的网络装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1697339B (zh) 2004-05-11 2011-01-19 瑞昱半导体股份有限公司 混合模式传输单元及具有混合模式传输单元的网络装置

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