JPH0746835A - スイッチング電源装置およびそれを備えた電子回路装置 - Google Patents
スイッチング電源装置およびそれを備えた電子回路装置Info
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- JPH0746835A JPH0746835A JP19062193A JP19062193A JPH0746835A JP H0746835 A JPH0746835 A JP H0746835A JP 19062193 A JP19062193 A JP 19062193A JP 19062193 A JP19062193 A JP 19062193A JP H0746835 A JPH0746835 A JP H0746835A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 負荷短絡時の過電流保護動作が確実に働くよ
うにする。 【構成】 この発明のスイッチング電源装置は、絶縁形
スイッチングレギュレータのスイッチング素子のデュー
ティ比を制御回路によって制御することによって所定出
力電圧が得られるように制御し、スイッチング素子のス
イッチング動作によって発生する二次巻線の高周波パル
ス電流の高周波スパイクノイズをインダクタ素子によっ
て消去し、高周波リップルの発生を防止する。そして絶
縁トランスの二次側の整流部に挿入されたインダクタ素
子によって生じる電圧降下とほぼ同等の電圧降下を、絶
縁トランスの一次側の制御回路用一次巻線に接続された
整流部のほぼ同等のインダクタ素子によって発生させ、
この整流部の出力を制御回路の電源とすることにより、
絶縁形スイッチングレギュレータの直流出力電圧と制御
回路の直流電源電圧とを常にほぼ同一にする。
うにする。 【構成】 この発明のスイッチング電源装置は、絶縁形
スイッチングレギュレータのスイッチング素子のデュー
ティ比を制御回路によって制御することによって所定出
力電圧が得られるように制御し、スイッチング素子のス
イッチング動作によって発生する二次巻線の高周波パル
ス電流の高周波スパイクノイズをインダクタ素子によっ
て消去し、高周波リップルの発生を防止する。そして絶
縁トランスの二次側の整流部に挿入されたインダクタ素
子によって生じる電圧降下とほぼ同等の電圧降下を、絶
縁トランスの一次側の制御回路用一次巻線に接続された
整流部のほぼ同等のインダクタ素子によって発生させ、
この整流部の出力を制御回路の電源とすることにより、
絶縁形スイッチングレギュレータの直流出力電圧と制御
回路の直流電源電圧とを常にほぼ同一にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、絶縁形スイッチング
レギュレータを備えたスイッチング電源装置およびこの
スイッチング電源装置を備えた電子回路装置に関する。
レギュレータを備えたスイッチング電源装置およびこの
スイッチング電源装置を備えた電子回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、絶縁形スイッチングレギュレータ
を備えたスイッチング電源装置およびそれを備えた電子
回路装置は図3に示すような回路構成を有していた。す
なわち、絶縁形スイッチングレギュレータ1を構成する
絶縁トランス2の一次側の主巻線3に直列にパワーMO
SFET4がスイッチング素子として接続され、絶縁形
トランス2の二次巻線5に、整流素子としてのダイオー
ド6および平滑コンデンサ7によって構成される整流部
8が接続されている。そしてこの整流部8には、高周波
スパイクノイズを抑制するために、比較的L値が低いイ
ンダクタ素子としてフェライトビーズ9が挿入されてい
る。
を備えたスイッチング電源装置およびそれを備えた電子
回路装置は図3に示すような回路構成を有していた。す
なわち、絶縁形スイッチングレギュレータ1を構成する
絶縁トランス2の一次側の主巻線3に直列にパワーMO
SFET4がスイッチング素子として接続され、絶縁形
トランス2の二次巻線5に、整流素子としてのダイオー
ド6および平滑コンデンサ7によって構成される整流部
8が接続されている。そしてこの整流部8には、高周波
スパイクノイズを抑制するために、比較的L値が低いイ
ンダクタ素子としてフェライトビーズ9が挿入されてい
る。
【0003】また絶縁トランス2の一次側に主巻線3と
逆位相で、かつ二次巻線5とほぼ同等の巻数の制御回路
用一次巻線10が設けられ、スイッチング素子としての
パワーMOSFET4のスイッチング制御を行なうため
の制御回路11が、この制御回路用一次巻線10に整流
部12を介して接続され、絶縁形スイッチングレギュレ
ータ1の直流出力電圧を検出する電圧検出回路13の検
出電圧をフィードバックさせ、比較電圧との比較によっ
てパワーMOSFET4のスイッチングデューティ比を
制御するようになっている。
逆位相で、かつ二次巻線5とほぼ同等の巻数の制御回路
用一次巻線10が設けられ、スイッチング素子としての
パワーMOSFET4のスイッチング制御を行なうため
の制御回路11が、この制御回路用一次巻線10に整流
部12を介して接続され、絶縁形スイッチングレギュレ
ータ1の直流出力電圧を検出する電圧検出回路13の検
出電圧をフィードバックさせ、比較電圧との比較によっ
てパワーMOSFET4のスイッチングデューティ比を
制御するようになっている。
【0004】そして制御回路11側の整流部12は、絶
縁トランス2の二次側の整流部8と同等のダイオード1
4と平滑コンデンサ15によって構成されている。
縁トランス2の二次側の整流部8と同等のダイオード1
4と平滑コンデンサ15によって構成されている。
【0005】このような従来のスイッチング電源装置で
は、直流電源回路16から入力される直流電力を絶縁ト
ランス2の主巻線3に供給し、制御回路11の制御する
デューティ比でパワーMOSFET4をスイッチング動
作させることによって高周波パルス状の電力を主巻線3
に流し、絶縁トランス2の二次巻線5に同じ周波数のパ
ルス電流を誘起させ、これを整流部8によって整流し、
一定電圧Voの直流を出力端子から取り出す。
は、直流電源回路16から入力される直流電力を絶縁ト
ランス2の主巻線3に供給し、制御回路11の制御する
デューティ比でパワーMOSFET4をスイッチング動
作させることによって高周波パルス状の電力を主巻線3
に流し、絶縁トランス2の二次巻線5に同じ周波数のパ
ルス電流を誘起させ、これを整流部8によって整流し、
一定電圧Voの直流を出力端子から取り出す。
【0006】この直流電圧Voを一定に制御するため
に、電圧検出回路13で検出した電圧を制御回路11に
フィードバックさせ、比較電圧と比較し、その偏差に基
づいてパワーMOSFET4のスイッチングデューティ
比を制御する。
に、電圧検出回路13で検出した電圧を制御回路11に
フィードバックさせ、比較電圧と比較し、その偏差に基
づいてパワーMOSFET4のスイッチングデューティ
比を制御する。
【0007】そして制御回路11の動作電圧を与えるた
めに、絶縁トランス2の一次側の制御回路用一次巻線1
0に主巻線3に流れる高周波パルス状の電流と逆位相の
高周波パルス電流を誘起させ、これを整流部12によっ
て整流して所定電圧Vc′の直流に整流して制御回路1
1に供給する。
めに、絶縁トランス2の一次側の制御回路用一次巻線1
0に主巻線3に流れる高周波パルス状の電流と逆位相の
高周波パルス電流を誘起させ、これを整流部12によっ
て整流して所定電圧Vc′の直流に整流して制御回路1
1に供給する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のスイッチング電源装置およびそれを備えた電子回
路装置では、次のような問題点があった。すなわち、絶
縁形スイッチングレギュレータ1の出力端子に接続され
る負荷17に短絡が発生した場合、出力インピーダンス
が0となるので、電圧検出回路13は出力電圧Voが0
となることを検出して、その検出電圧を制御回路11に
フィードバックする。そこで制御回路11は比較基準電
圧と一致させるべく、さらに出力電圧Voを上昇させる
ためにパワーMOSFET4のオンデューティ比をその
最大規定値まで上昇させる制御を行ない、これによって
主巻線3にも最大規定電流が流れることになる。その結
果、絶縁トランス2の二次巻線5の電流も急激に増加
し、出力電圧Voが急上昇する。これと共に、二次巻線
5に流れるとほぼ同じ電流が絶縁トランス2の一次側の
制御回路用一次巻線10にも流れるようになり、制御回
路11側の直流電圧Vc′も上昇する。
従来のスイッチング電源装置およびそれを備えた電子回
路装置では、次のような問題点があった。すなわち、絶
縁形スイッチングレギュレータ1の出力端子に接続され
る負荷17に短絡が発生した場合、出力インピーダンス
が0となるので、電圧検出回路13は出力電圧Voが0
となることを検出して、その検出電圧を制御回路11に
フィードバックする。そこで制御回路11は比較基準電
圧と一致させるべく、さらに出力電圧Voを上昇させる
ためにパワーMOSFET4のオンデューティ比をその
最大規定値まで上昇させる制御を行ない、これによって
主巻線3にも最大規定電流が流れることになる。その結
果、絶縁トランス2の二次巻線5の電流も急激に増加
し、出力電圧Voが急上昇する。これと共に、二次巻線
5に流れるとほぼ同じ電流が絶縁トランス2の一次側の
制御回路用一次巻線10にも流れるようになり、制御回
路11側の直流電圧Vc′も上昇する。
【0009】そこで通常は、このような動作が発生すれ
ば、制御回路11側においてその直流電圧Vc′が過電
圧となったことを検出して制御回路11はパワーMOS
FET4を開放し、二次電圧Voを0とする保護動作を
行なうのであるが、上記の従来例の場合、負荷17に短
絡事故が発生して電圧検出回路13が出力電圧Vo=0
を検出してフィードバックをかける場合でも、絶縁形ト
ランス2の二次巻線5の整流部8に高周波スパイクノイ
ズ消去用のインダクタ素子9を挿入していることによ
り、このインダクタ素子9による電圧降下があり、その
分、二次巻線5に一定の電流が流れる状態であっても出
力電圧Voが0となる制御ができることになる。
ば、制御回路11側においてその直流電圧Vc′が過電
圧となったことを検出して制御回路11はパワーMOS
FET4を開放し、二次電圧Voを0とする保護動作を
行なうのであるが、上記の従来例の場合、負荷17に短
絡事故が発生して電圧検出回路13が出力電圧Vo=0
を検出してフィードバックをかける場合でも、絶縁形ト
ランス2の二次巻線5の整流部8に高周波スパイクノイ
ズ消去用のインダクタ素子9を挿入していることによ
り、このインダクタ素子9による電圧降下があり、その
分、二次巻線5に一定の電流が流れる状態であっても出
力電圧Voが0となる制御ができることになる。
【0010】この結果、二次巻線5とほぼ同じ巻数の一
次側の制御回路用一次巻線10にも電流が流れ、しかも
この制御回路11側の整流部12には二次側と同じよう
なインダクタ素子が挿入されていないために電圧Vc′
は0とならず、インダクタ素子9の容量によっては制御
回路11に動作停止電圧以上の電圧が引き続き印加さ
れ、過電流保護動作がかからなくなる場合があるという
問題点があった。
次側の制御回路用一次巻線10にも電流が流れ、しかも
この制御回路11側の整流部12には二次側と同じよう
なインダクタ素子が挿入されていないために電圧Vc′
は0とならず、インダクタ素子9の容量によっては制御
回路11に動作停止電圧以上の電圧が引き続き印加さ
れ、過電流保護動作がかからなくなる場合があるという
問題点があった。
【0011】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、負荷短絡事故時に確実に保護動作機
能を働かすことができるスイッチング電源装置およびそ
れを備えた電子回路装置を提供することを目的とする。
てなされたもので、負荷短絡事故時に確実に保護動作機
能を働かすことができるスイッチング電源装置およびそ
れを備えた電子回路装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、絶縁
形スイッチングレギュレータを有するスイッチング電源
装置において、絶縁形スイッチングレギュレータのトラ
ンスの一次側主巻線にスイッチング素子が接続され、ト
ランスの一次側に設けられた、主巻線と逆位相の制御回
路用一次巻線に制御回路が整流部を介して接続され、ト
ランスの二次側に制御回路用一次巻線と同位相でほぼ同
等の巻数の二次巻線が挿入され、二次巻線の出力に対す
る整流部に高周波スパイクノイズ消去用のインダクタ素
子が接続され、制御回路用一次巻線の整流部に高周波ス
パイクノイズ消去用のインダクタ素子とほぼ同等のイン
ダクタ素子が挿入され、トランスの二次巻線の整流部の
出力電圧を検出して制御回路にフィードバックし、スイ
ッチング素子のデューティ比を制御するようにしたもの
である。
形スイッチングレギュレータを有するスイッチング電源
装置において、絶縁形スイッチングレギュレータのトラ
ンスの一次側主巻線にスイッチング素子が接続され、ト
ランスの一次側に設けられた、主巻線と逆位相の制御回
路用一次巻線に制御回路が整流部を介して接続され、ト
ランスの二次側に制御回路用一次巻線と同位相でほぼ同
等の巻数の二次巻線が挿入され、二次巻線の出力に対す
る整流部に高周波スパイクノイズ消去用のインダクタ素
子が接続され、制御回路用一次巻線の整流部に高周波ス
パイクノイズ消去用のインダクタ素子とほぼ同等のイン
ダクタ素子が挿入され、トランスの二次巻線の整流部の
出力電圧を検出して制御回路にフィードバックし、スイ
ッチング素子のデューティ比を制御するようにしたもの
である。
【0013】請求項2の発明は、請求項1のスイッチン
グ電源装置において、一次側の制御回路用一次巻線に設
けられたインダクタ素子として、その容量が、二次出力
側に短絡事故が発生した時に制御回路用一次巻線に誘起
される電圧を制御回路が動作しない程度の電圧まで降圧
させることができる程度のものとしたものである。
グ電源装置において、一次側の制御回路用一次巻線に設
けられたインダクタ素子として、その容量が、二次出力
側に短絡事故が発生した時に制御回路用一次巻線に誘起
される電圧を制御回路が動作しない程度の電圧まで降圧
させることができる程度のものとしたものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2のスイッチング電源装置において、インダクタ素子と
してフェライトビーズを用いたものである。
2のスイッチング電源装置において、インダクタ素子と
してフェライトビーズを用いたものである。
【0015】請求項4の発明は、絶縁形スイッチングレ
ギュレータを有するスイッチング電源装置と、絶縁形ス
イッチングレギュレータのトランスの一次側に接続され
た直流電源回路と、絶縁形スイッチングレギュレータの
二次側に接続された電気的負荷とから構成される電子回
路装置において、トランスの一次側主巻線にスイッチン
グ素子が接続され、トランスの一次側に設けられた、主
巻線と逆位相の制御回路用一次巻線に制御回路が整流部
を介して接続され、トランスの二次側に制御回路用一次
巻線と同位相でほぼ同等の巻数の二次巻線が挿入され、
二次巻線の出力に対する整流部に高周波スパイクノイズ
消去用のインダクタ素子が接続され、制御回路用一次巻
線の整流部に高周波スパイクノイズ消去用のインダクタ
素子とほぼ同等のインダクタ素子が挿入され、トランス
の二次巻線の整流部の出力電圧を検出して制御回路にフ
ィードバックし、スイッチング素子のデューティ比を制
御するようにしたものである。
ギュレータを有するスイッチング電源装置と、絶縁形ス
イッチングレギュレータのトランスの一次側に接続され
た直流電源回路と、絶縁形スイッチングレギュレータの
二次側に接続された電気的負荷とから構成される電子回
路装置において、トランスの一次側主巻線にスイッチン
グ素子が接続され、トランスの一次側に設けられた、主
巻線と逆位相の制御回路用一次巻線に制御回路が整流部
を介して接続され、トランスの二次側に制御回路用一次
巻線と同位相でほぼ同等の巻数の二次巻線が挿入され、
二次巻線の出力に対する整流部に高周波スパイクノイズ
消去用のインダクタ素子が接続され、制御回路用一次巻
線の整流部に高周波スパイクノイズ消去用のインダクタ
素子とほぼ同等のインダクタ素子が挿入され、トランス
の二次巻線の整流部の出力電圧を検出して制御回路にフ
ィードバックし、スイッチング素子のデューティ比を制
御するようにしたものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の電子回路装
置において、スイッチング電源装置の一次側の制御回路
用一次巻線に設けられたインダクタ素子として、その容
量が、二次出力側に短絡事故が発生した時に制御回路用
一次巻線に誘起され、整流部に発生する電圧を制御回路
が動作しない程度の電圧まで降圧させることができる程
度のものとしたものである。
置において、スイッチング電源装置の一次側の制御回路
用一次巻線に設けられたインダクタ素子として、その容
量が、二次出力側に短絡事故が発生した時に制御回路用
一次巻線に誘起され、整流部に発生する電圧を制御回路
が動作しない程度の電圧まで降圧させることができる程
度のものとしたものである。
【0017】請求項6の発明は、請求項4または請求項
5の電子回路装置において、インダクタ素子としてフェ
ライトビーズを用いたものである。
5の電子回路装置において、インダクタ素子としてフェ
ライトビーズを用いたものである。
【0018】
【作用】請求項1の発明のスイッチング電源装置では、
絶縁形スイッチングレギュレータのスイッチング素子の
デューティ比を制御回路によって制御することによって
所定出力電圧が得られるように制御し、スイッチング素
子のスイッチング動作によって発生する二次巻線の高周
波パルス電流の高周波スパイクノイズをインダクタ素子
によって消去し、高周波リップルの発生を防止する。
絶縁形スイッチングレギュレータのスイッチング素子の
デューティ比を制御回路によって制御することによって
所定出力電圧が得られるように制御し、スイッチング素
子のスイッチング動作によって発生する二次巻線の高周
波パルス電流の高周波スパイクノイズをインダクタ素子
によって消去し、高周波リップルの発生を防止する。
【0019】そして絶縁トランスの二次側の整流部に挿
入されたインダクタ素子によって生じる電圧降下とほぼ
同等の電圧降下を、絶縁トランスの一次側の制御回路用
一次巻線に接続された整流部のほぼ同等のインダクタ素
子によって発生させ、この整流部の出力を制御回路の電
源とすることにより、絶縁形スイッチングレギュレータ
の直流出力電圧と制御回路の直流電源電圧とを常にほぼ
同一にすることができる。したがって、制御回路の回路
要素として負荷回路と同等の取扱いやすい耐圧帯のもの
を使用して回路を組み上げることができることになる。
入されたインダクタ素子によって生じる電圧降下とほぼ
同等の電圧降下を、絶縁トランスの一次側の制御回路用
一次巻線に接続された整流部のほぼ同等のインダクタ素
子によって発生させ、この整流部の出力を制御回路の電
源とすることにより、絶縁形スイッチングレギュレータ
の直流出力電圧と制御回路の直流電源電圧とを常にほぼ
同一にすることができる。したがって、制御回路の回路
要素として負荷回路と同等の取扱いやすい耐圧帯のもの
を使用して回路を組み上げることができることになる。
【0020】請求項2の発明では、請求項1のスイッチ
ング電源装置において、一次側の制御回路用一次巻線に
設けられたインダクタ素子として、その容量が、二次出
力側に短絡事故が発生した時に制御回路用一次巻線に誘
起される電圧を制御回路が動作しない程度の電圧まで降
圧させることができる程度のものとすることにより、直
流出力電圧がほぼ0となれば制御回路の直流電源電圧も
ほぼ0となり、電気的負荷の短絡事故によって直流出力
電圧が喪失するような場合にも確実に制御回路の電源電
圧を低下させてスイッチング制御動作を停止させ、回路
を過電流から保護することができる。
ング電源装置において、一次側の制御回路用一次巻線に
設けられたインダクタ素子として、その容量が、二次出
力側に短絡事故が発生した時に制御回路用一次巻線に誘
起される電圧を制御回路が動作しない程度の電圧まで降
圧させることができる程度のものとすることにより、直
流出力電圧がほぼ0となれば制御回路の直流電源電圧も
ほぼ0となり、電気的負荷の短絡事故によって直流出力
電圧が喪失するような場合にも確実に制御回路の電源電
圧を低下させてスイッチング制御動作を停止させ、回路
を過電流から保護することができる。
【0021】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2のスイッチング電源装置において、インダクタ素子
としてフェライトビーズを用いることにより、インダク
タ素子のL値の調整が容易となり、回路の信頼性の向上
が図れる。
項2のスイッチング電源装置において、インダクタ素子
としてフェライトビーズを用いることにより、インダク
タ素子のL値の調整が容易となり、回路の信頼性の向上
が図れる。
【0022】請求項4の発明の電子回路装置では、請求
項1のスイッチング電源装置を備え、負荷に直流出力を
供給することにより、負荷に安定した電圧の直流出力を
供給することができる。
項1のスイッチング電源装置を備え、負荷に直流出力を
供給することにより、負荷に安定した電圧の直流出力を
供給することができる。
【0023】請求項5の発明では、請求項4の電子回路
装置において、スイッチング電源装置の一次側の制御回
路用一次巻線に設けられたインダクタ素子として、その
容量が、二次出力側に短絡事故が発生した時に制御回路
用一次巻線に誘起される電圧を制御回路が動作しない程
度の電圧まで降圧させることができる程度のものとする
ことにより、負荷短絡事故のような場合に過電流保護動
作を確実に働かせることができる請求項6の発明の電子
回路装置では、請求項4または請求項5の電子回路装置
において、スイッチング電源装置の二次巻線側、一次側
の制御回路用一次巻線側それぞれの整流部のインダクタ
素子にフェライトビーズを用いることにより、インダク
タ素子のL値の調整が容易となり、安定した電圧の直流
電力を負荷に供給することができ、回路動作の信頼性の
向上が図れる。
装置において、スイッチング電源装置の一次側の制御回
路用一次巻線に設けられたインダクタ素子として、その
容量が、二次出力側に短絡事故が発生した時に制御回路
用一次巻線に誘起される電圧を制御回路が動作しない程
度の電圧まで降圧させることができる程度のものとする
ことにより、負荷短絡事故のような場合に過電流保護動
作を確実に働かせることができる請求項6の発明の電子
回路装置では、請求項4または請求項5の電子回路装置
において、スイッチング電源装置の二次巻線側、一次側
の制御回路用一次巻線側それぞれの整流部のインダクタ
素子にフェライトビーズを用いることにより、インダク
タ素子のL値の調整が容易となり、安定した電圧の直流
電力を負荷に供給することができ、回路動作の信頼性の
向上が図れる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1は請求項1〜請求項3の発明のスイッチング
電源装置の共通する実施例の回路を備えた、請求項4〜
請求項6の発明の電子回路装置の共通する実施例の回路
図である。この図1において、符号21の部分がスイッ
チング電源装置であり、このスイッチング電源装置21
に直流電源回路22と、電気的負荷23を接続した全体
が電子回路装置となる。
する。図1は請求項1〜請求項3の発明のスイッチング
電源装置の共通する実施例の回路を備えた、請求項4〜
請求項6の発明の電子回路装置の共通する実施例の回路
図である。この図1において、符号21の部分がスイッ
チング電源装置であり、このスイッチング電源装置21
に直流電源回路22と、電気的負荷23を接続した全体
が電子回路装置となる。
【0025】まずスイッチング電源装置21の構成につ
いて説明する。スイッチング電源装置21は絶縁形スイ
ッチングレギュレータ24を備え、この絶縁形スイッチ
ングレギュレータ24は、絶縁トランス25の一次側の
主巻線26に直列にパワーMOSFET27がスイッチ
ング素子として接続され、絶縁形トランス25の二次巻
線28に、整流素子としてのダイオード29および平滑
コンデンサ30によって構成される整流部31が接続さ
れた構成である。そしてこの整流部31には、高周波ス
パイクノイズを抑制するために、比較的L値が低いイン
ダクタ素子としてフェライトビーズ32が挿入されてい
る。
いて説明する。スイッチング電源装置21は絶縁形スイ
ッチングレギュレータ24を備え、この絶縁形スイッチ
ングレギュレータ24は、絶縁トランス25の一次側の
主巻線26に直列にパワーMOSFET27がスイッチ
ング素子として接続され、絶縁形トランス25の二次巻
線28に、整流素子としてのダイオード29および平滑
コンデンサ30によって構成される整流部31が接続さ
れた構成である。そしてこの整流部31には、高周波ス
パイクノイズを抑制するために、比較的L値が低いイン
ダクタ素子としてフェライトビーズ32が挿入されてい
る。
【0026】また絶縁トランス25の一次側に主巻線2
6と逆位相で、かつ二次巻線28とほぼ同等の巻数の制
御回路用一次巻線33が設けられ、スイッチング素子と
してのパワーMOSFET27を50〜100kHzの
高周波でスイッチング制御を行なうための制御回路34
が、この制御回路用一次巻線33に整流部35を介して
接続され、絶縁形スイッチングレギュレータ24の直流
出力電圧を検出する電圧検出回路36の検出電圧をフィ
ードバックさせ、比較電圧との比較によってパワーMO
SFET27のスイッチングデューティ比を制御するよ
うになっている。
6と逆位相で、かつ二次巻線28とほぼ同等の巻数の制
御回路用一次巻線33が設けられ、スイッチング素子と
してのパワーMOSFET27を50〜100kHzの
高周波でスイッチング制御を行なうための制御回路34
が、この制御回路用一次巻線33に整流部35を介して
接続され、絶縁形スイッチングレギュレータ24の直流
出力電圧を検出する電圧検出回路36の検出電圧をフィ
ードバックさせ、比較電圧との比較によってパワーMO
SFET27のスイッチングデューティ比を制御するよ
うになっている。
【0027】そして制御回路34側の整流部35は、絶
縁トランス25の二次側の整流部31と同等のダイオー
ド37と平滑コンデンサ38によって構成され、さらに
インダクタ素子としてフェライトビーズ39が挿入され
ている。このフェライトビーズ39として、そのL値
が、電気的負荷23に短絡事故が発生した場合に、二次
側整流部31のフェライトビーズ32による電圧降下と
ほぼ同じ電圧降下をこの制御回路34側の整流部35に
おいて発生させ、その結果として整流部35の直流出力
電圧が制御回路34の動作電圧以下となるものに選定さ
れる。
縁トランス25の二次側の整流部31と同等のダイオー
ド37と平滑コンデンサ38によって構成され、さらに
インダクタ素子としてフェライトビーズ39が挿入され
ている。このフェライトビーズ39として、そのL値
が、電気的負荷23に短絡事故が発生した場合に、二次
側整流部31のフェライトビーズ32による電圧降下と
ほぼ同じ電圧降下をこの制御回路34側の整流部35に
おいて発生させ、その結果として整流部35の直流出力
電圧が制御回路34の動作電圧以下となるものに選定さ
れる。
【0028】このような構成のスイッチング電源装置2
1の入力端子に接続される直流電源回路22は、通常、
100Vまたは200Vの商用電源を直流電力に変換す
るものであり、スイッチング電源装置21の出力端子に
接続される電気的負荷23は、OA機器のディジタル回
路、照明装置など、通常、24Vの直流で駆動されるも
のである。
1の入力端子に接続される直流電源回路22は、通常、
100Vまたは200Vの商用電源を直流電力に変換す
るものであり、スイッチング電源装置21の出力端子に
接続される電気的負荷23は、OA機器のディジタル回
路、照明装置など、通常、24Vの直流で駆動されるも
のである。
【0029】次に、上記構成のスイッチング電源装置お
よびそれを備えた電子回路装置の動作について説明す
る。通常、直流電源回路22で交流100Vまたは20
0Vを140Vまたは280Vの直流に変換してスイッ
チング電源装置21に供給する。そしてスイッチング電
源装置21では絶縁トランス25によって降圧し、整流
部31を通して24Vの制御用直流電源を作り出し、こ
れを電気的負荷23へ出力する。
よびそれを備えた電子回路装置の動作について説明す
る。通常、直流電源回路22で交流100Vまたは20
0Vを140Vまたは280Vの直流に変換してスイッ
チング電源装置21に供給する。そしてスイッチング電
源装置21では絶縁トランス25によって降圧し、整流
部31を通して24Vの制御用直流電源を作り出し、こ
れを電気的負荷23へ出力する。
【0030】そこでスイッチング電源装置21では、絶
縁形スイッチングレギュレータ24の一次側主巻線26
に供給される直流電力をパワーMOSFET27によっ
てスイッチングして高周波パルス状の直流とし、絶縁ト
ランス25の二次巻線28に同じ周波数のパルス状直流
を誘起し、これを整流部31のダイオード29によって
整流し、平滑コンデンサ30によって平滑化し、140
Vまたは280Vの直流入力を24Vの直流に変換して
出力する働きをする。
縁形スイッチングレギュレータ24の一次側主巻線26
に供給される直流電力をパワーMOSFET27によっ
てスイッチングして高周波パルス状の直流とし、絶縁ト
ランス25の二次巻線28に同じ周波数のパルス状直流
を誘起し、これを整流部31のダイオード29によって
整流し、平滑コンデンサ30によって平滑化し、140
Vまたは280Vの直流入力を24Vの直流に変換して
出力する働きをする。
【0031】制御回路34には、絶縁トランス25の二
次巻線28とほぼ同じ巻数の制御回路用一次巻線33に
よって誘起される高周波パルス状の直流を同じく整流部
35のダイオード37で整流され、平滑コンデンサ38
で平滑化された24V〜20Vの直流が電源として供給
される。
次巻線28とほぼ同じ巻数の制御回路用一次巻線33に
よって誘起される高周波パルス状の直流を同じく整流部
35のダイオード37で整流され、平滑コンデンサ38
で平滑化された24V〜20Vの直流が電源として供給
される。
【0032】そして制御回路34は、電圧検出回路36
が検出する出力電圧Voを監視し、この出力電圧Voが
常に所定の値、すなわち、通常24Vとなるように設定
されている基準電圧と比較し、出力電圧が低くなればパ
ワーMOSFET27のオンデューティ比を上げ、逆に
出力電圧が高くなればパワーMOSFET27のオンデ
ューティ比を下げるようなスイッチング信号を生成し、
これによってパワーMOSFET27のスイッチング制
御を行ない、出力直流電圧Voが常に一定となるように
制御する。
が検出する出力電圧Voを監視し、この出力電圧Voが
常に所定の値、すなわち、通常24Vとなるように設定
されている基準電圧と比較し、出力電圧が低くなればパ
ワーMOSFET27のオンデューティ比を上げ、逆に
出力電圧が高くなればパワーMOSFET27のオンデ
ューティ比を下げるようなスイッチング信号を生成し、
これによってパワーMOSFET27のスイッチング制
御を行ない、出力直流電圧Voが常に一定となるように
制御する。
【0033】このようなスイッチング制御による直流直
流変換動作において、絶縁形スイッチングレギュレータ
24の二次側整流部31に設けられたフェライトビーズ
32は、二次巻線28に誘起される高周波パルス状の直
流に発生する高周波スパイクノイズを消去し、高周波リ
ップルを抑制する働きをするが、高周波パルス電流に対
してある程度のインピーダンスを有し、直流パルス電圧
を降圧させる。同じように、制御回路34の電源整流部
35に設けられたフェライトビーズ39は、一次側の制
御回路用一次巻線33に誘起される高周波パルス状の直
流に発生する高周波スパイクノイズを消去し、高周波リ
ップル分を抑制する働きをするが、高周波パルス電流に
対して、前述の二次側整流部31のフェライトビーズ3
2と同じだけの電圧降下を発生させる。
流変換動作において、絶縁形スイッチングレギュレータ
24の二次側整流部31に設けられたフェライトビーズ
32は、二次巻線28に誘起される高周波パルス状の直
流に発生する高周波スパイクノイズを消去し、高周波リ
ップルを抑制する働きをするが、高周波パルス電流に対
してある程度のインピーダンスを有し、直流パルス電圧
を降圧させる。同じように、制御回路34の電源整流部
35に設けられたフェライトビーズ39は、一次側の制
御回路用一次巻線33に誘起される高周波パルス状の直
流に発生する高周波スパイクノイズを消去し、高周波リ
ップル分を抑制する働きをするが、高周波パルス電流に
対して、前述の二次側整流部31のフェライトビーズ3
2と同じだけの電圧降下を発生させる。
【0034】そこでいま、電気的負荷23に短絡事故が
発生した場合、出力インピーダンスは0となり、スイッ
チングレギュレータ24の二次出力側に過電流が流れよ
うとするが、整流部31に電圧降下を引き起こすフェラ
イトビーズ32が挿入されていない場合には二次巻線2
8の電圧Voが低下し、これによって制御回路用一次巻
線33の電圧Vcも低下し、整流部35を通して制御回
路34に供給される電源電圧が動作電圧以下まで低下し
てスイッチング動作を停止し、パワーMOSFET27
を開放する保護動作を行なうはずである。
発生した場合、出力インピーダンスは0となり、スイッ
チングレギュレータ24の二次出力側に過電流が流れよ
うとするが、整流部31に電圧降下を引き起こすフェラ
イトビーズ32が挿入されていない場合には二次巻線2
8の電圧Voが低下し、これによって制御回路用一次巻
線33の電圧Vcも低下し、整流部35を通して制御回
路34に供給される電源電圧が動作電圧以下まで低下し
てスイッチング動作を停止し、パワーMOSFET27
を開放する保護動作を行なうはずである。
【0035】ところが、二次側整流部32にフェライト
ビーズ32が挿入されているために、このフェライトビ
ーズ32が持つインピーダンスのために電圧降下が発生
し、その分、二次巻線28には電圧が残り、それによっ
て制御回路用一次巻線33にも同じだけの電圧が発生
し、整流部35を介して制御回路34に直接そのVc電
圧の直流が電源として引き続き供給されることになる。
そして、この整流部35にフェライトビーズ39が挿入
されていなければ、図2に曲線Aで示したように、制御
回路用一次巻線33に発生する電圧Vc′(従来例の電
圧)がそのまま制御回路34の電源電圧として印加され
るため、この制御回路34の動作停止電圧よりも高い電
圧に維持され続けることがあり得て、その場合には、電
圧検出回路36が検出する電圧Voが0近くまで低下し
ているために、制御回路34をパワーMOSFET27
のオンデューティ比を最大規定値まで上げる制御を行な
うこととなり、主巻線26にはいっそう大電流が流れる
ことにより、回路の破損を起こしかねない。
ビーズ32が挿入されているために、このフェライトビ
ーズ32が持つインピーダンスのために電圧降下が発生
し、その分、二次巻線28には電圧が残り、それによっ
て制御回路用一次巻線33にも同じだけの電圧が発生
し、整流部35を介して制御回路34に直接そのVc電
圧の直流が電源として引き続き供給されることになる。
そして、この整流部35にフェライトビーズ39が挿入
されていなければ、図2に曲線Aで示したように、制御
回路用一次巻線33に発生する電圧Vc′(従来例の電
圧)がそのまま制御回路34の電源電圧として印加され
るため、この制御回路34の動作停止電圧よりも高い電
圧に維持され続けることがあり得て、その場合には、電
圧検出回路36が検出する電圧Voが0近くまで低下し
ているために、制御回路34をパワーMOSFET27
のオンデューティ比を最大規定値まで上げる制御を行な
うこととなり、主巻線26にはいっそう大電流が流れる
ことにより、回路の破損を起こしかねない。
【0036】ところが、この実施例の場合、スイッチン
グレギュレータ24の二次側整流部31に挿入されたフ
ェライトビーズ32と同じ程度のL値のフェライトビー
ズ39が制御回路34側の整流部35にも挿入されてい
るので、このフェライトビーズ39によって電圧降下が
起こり、図2にBで示したように、制御回路34の電源
として、スイッチングレギュレータ24の二次側直流出
力電圧Voとほぼ等しい電圧Vcの電圧の直流が生成さ
れ、この結果、出力電圧Voが0に近くなれば、制御回
路34の電源電圧Vcもほぼ0となる。したがって、電
気的負荷23の短絡事故が発生した場合には、制御回路
34の電源電圧Vcが容易に動作停止電圧以下になるこ
とができ、制御回路34のスイッチング制御動作を停止
させ、スイッチングレギュレータ24の過電流保護を確
実に行なうことができるようになる。
グレギュレータ24の二次側整流部31に挿入されたフ
ェライトビーズ32と同じ程度のL値のフェライトビー
ズ39が制御回路34側の整流部35にも挿入されてい
るので、このフェライトビーズ39によって電圧降下が
起こり、図2にBで示したように、制御回路34の電源
として、スイッチングレギュレータ24の二次側直流出
力電圧Voとほぼ等しい電圧Vcの電圧の直流が生成さ
れ、この結果、出力電圧Voが0に近くなれば、制御回
路34の電源電圧Vcもほぼ0となる。したがって、電
気的負荷23の短絡事故が発生した場合には、制御回路
34の電源電圧Vcが容易に動作停止電圧以下になるこ
とができ、制御回路34のスイッチング制御動作を停止
させ、スイッチングレギュレータ24の過電流保護を確
実に行なうことができるようになる。
【0037】また、この実施例のスイッチング電源装置
およびそれを備えた電子回路装置では、高周波スパイク
ノイズの消去にフェライトビーズのようなインダクタ素
子を用いることによって、またそのフェライトビーズの
電圧降下に見合う電圧降下を制御回路側の整流部におい
て発生させるために同じフェライトビーズのようなイン
ダクタ素子を用いることによって、抵抗のような電圧降
下素子と違って電力の損失を抑えることができ、回路特
性を大きく変化させないで電圧降下を発生させることが
できる。
およびそれを備えた電子回路装置では、高周波スパイク
ノイズの消去にフェライトビーズのようなインダクタ素
子を用いることによって、またそのフェライトビーズの
電圧降下に見合う電圧降下を制御回路側の整流部におい
て発生させるために同じフェライトビーズのようなイン
ダクタ素子を用いることによって、抵抗のような電圧降
下素子と違って電力の損失を抑えることができ、回路特
性を大きく変化させないで電圧降下を発生させることが
できる。
【0038】またインダクタ素子を制御回路側の整流部
に挿入することによって、ダイオードに大きな突入電流
が流れるのを防止することができ、それだけダイオード
として定格の低い仕様のものを使用することができ、回
路コストの低廉化が図れるこになる。また制御回路の電
源電流に飛び込んでくるノイズを除去することができて
誤動作の防止が可能となる。
に挿入することによって、ダイオードに大きな突入電流
が流れるのを防止することができ、それだけダイオード
として定格の低い仕様のものを使用することができ、回
路コストの低廉化が図れるこになる。また制御回路の電
源電流に飛び込んでくるノイズを除去することができて
誤動作の防止が可能となる。
【0039】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ることはなく、制御回路の整流部に挿入するインダクタ
素子として特にフェライトビーズに限定されることな
く、他の種類のインダクタ素子であってもよい。しかし
ながら、フェライトビーズを使用することによって、回
路の損失を最小限に抑えながらも、効果的なL値を持っ
たインダクタ素子を構成することが容易である。
ることはなく、制御回路の整流部に挿入するインダクタ
素子として特にフェライトビーズに限定されることな
く、他の種類のインダクタ素子であってもよい。しかし
ながら、フェライトビーズを使用することによって、回
路の損失を最小限に抑えながらも、効果的なL値を持っ
たインダクタ素子を構成することが容易である。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明のスイッチ
ング電源装置によれば、スイッチング素子のスイッチン
グ動作によって絶縁トランスの二次巻線の高周波パルス
電流上に発生する高周波スパイクノイズを二次側整流部
に挿入されたインダクタ素子によって消去し、また絶縁
トランスの二次側整流部に挿入されたインダクタ素子に
よって生じる電圧降下とほぼ同等の電圧降下を、絶縁ト
ランスの一次側の制御回路用一次巻線に接続された整流
部のほぼ同等のインダクタ素子によって発生させ、この
整流部の出力をスイッチング素子制御回路の電源とし、
スイッチング素子のスイッチング制御を行なうようにし
ているので、絶縁形スイッチングレギュレータの直流出
力電圧と制御回路の直流電源電圧とを常にほぼ同一にす
ることができ、通常、制御回路に出力負荷回路と同じ程
度の取扱いやすい耐圧帯の回路要素を用いて回路を組む
ことができ、回路構成が容易である。
ング電源装置によれば、スイッチング素子のスイッチン
グ動作によって絶縁トランスの二次巻線の高周波パルス
電流上に発生する高周波スパイクノイズを二次側整流部
に挿入されたインダクタ素子によって消去し、また絶縁
トランスの二次側整流部に挿入されたインダクタ素子に
よって生じる電圧降下とほぼ同等の電圧降下を、絶縁ト
ランスの一次側の制御回路用一次巻線に接続された整流
部のほぼ同等のインダクタ素子によって発生させ、この
整流部の出力をスイッチング素子制御回路の電源とし、
スイッチング素子のスイッチング制御を行なうようにし
ているので、絶縁形スイッチングレギュレータの直流出
力電圧と制御回路の直流電源電圧とを常にほぼ同一にす
ることができ、通常、制御回路に出力負荷回路と同じ程
度の取扱いやすい耐圧帯の回路要素を用いて回路を組む
ことができ、回路構成が容易である。
【0041】請求項2の発明によれば、請求項1のスイ
ッチング電源装置において、一次側の制御回路用一次巻
線に設けられたインダクタ素子として、その容量が、二
次出力側に短絡事故が発生した時に制御回路用一次巻線
に誘起される電圧を制御回路が動作しない程度の電圧ま
で降圧させることができる程度のものとしているので、
電気的負荷の短絡事故によって直流出力電圧が喪失する
ような場合にも確実に制御回路の電源電圧を低下させて
スイッチング制御動作を確実に停止させ、回路を過電流
から保護することができる。
ッチング電源装置において、一次側の制御回路用一次巻
線に設けられたインダクタ素子として、その容量が、二
次出力側に短絡事故が発生した時に制御回路用一次巻線
に誘起される電圧を制御回路が動作しない程度の電圧ま
で降圧させることができる程度のものとしているので、
電気的負荷の短絡事故によって直流出力電圧が喪失する
ような場合にも確実に制御回路の電源電圧を低下させて
スイッチング制御動作を確実に停止させ、回路を過電流
から保護することができる。
【0042】請求項3の発明によれば、請求項1または
請求項2のスイッチング電源装置において、インダクタ
素子としてフェライトビーズを用いているので、インダ
クタ素子L値の調整が容易となり、回路の信頼性の向上
が図れる。
請求項2のスイッチング電源装置において、インダクタ
素子としてフェライトビーズを用いているので、インダ
クタ素子L値の調整が容易となり、回路の信頼性の向上
が図れる。
【0043】請求項4の発明の電子回路装置によれば、
請求項1のスイッチング電源装置を備え、直流電源回路
をこのスイッチング電源装置に接続し、また負荷を直流
出力を接続しているので、負荷に安定した電圧の直流出
力を供給することができ、また絶縁形スイッチングレギ
ュレータの直流出力電圧と制御回路の直流電源電圧とを
常にほぼ同一にすることができ、制御回路に出力負荷回
路と同じ程度の取扱いやすい耐圧帯の回路要素を用いて
回路を組むことができ、回路構成が容易である。
請求項1のスイッチング電源装置を備え、直流電源回路
をこのスイッチング電源装置に接続し、また負荷を直流
出力を接続しているので、負荷に安定した電圧の直流出
力を供給することができ、また絶縁形スイッチングレギ
ュレータの直流出力電圧と制御回路の直流電源電圧とを
常にほぼ同一にすることができ、制御回路に出力負荷回
路と同じ程度の取扱いやすい耐圧帯の回路要素を用いて
回路を組むことができ、回路構成が容易である。
【0044】請求項5の発明によれば、請求項4の電子
回路装置において、スイッチング電源装置の一次側の制
御回路用一次巻線に設けられたインダクタ素子として、
その容量が、二次出力側に短絡事故が発生した時に制御
回路用一次巻線に誘起される電圧を制御回路が動作しな
い程度の電圧まで降圧させることができる程度のものと
しているので、負荷短絡事故のような場合にスイッチン
グ電源装置側が過電流保護動作を確実に行なうことがで
き、過電流が継続して負荷に流れて回路を破壊すること
を確実に防止することができる。
回路装置において、スイッチング電源装置の一次側の制
御回路用一次巻線に設けられたインダクタ素子として、
その容量が、二次出力側に短絡事故が発生した時に制御
回路用一次巻線に誘起される電圧を制御回路が動作しな
い程度の電圧まで降圧させることができる程度のものと
しているので、負荷短絡事故のような場合にスイッチン
グ電源装置側が過電流保護動作を確実に行なうことがで
き、過電流が継続して負荷に流れて回路を破壊すること
を確実に防止することができる。
【0045】請求項6の発明によれば、請求項4または
請求項5の電子回路装置において、スイッチング電源装
置の二次巻線側、一次側の制御回路用一次巻線側それぞ
れの整流部のインダクタ素子にフェライトビーズを用い
ているので、インダクタ素子のL値の調整が容易とな
り、安定した電圧の直流電力を負荷に供給することがで
き、回路動作の信頼性の向上が図れる。
請求項5の電子回路装置において、スイッチング電源装
置の二次巻線側、一次側の制御回路用一次巻線側それぞ
れの整流部のインダクタ素子にフェライトビーズを用い
ているので、インダクタ素子のL値の調整が容易とな
り、安定した電圧の直流電力を負荷に供給することがで
き、回路動作の信頼性の向上が図れる。
【図1】請求項1〜請求項6の発明のスイッチング電源
装置およびそれを備えた電子回路装置の共通する実施例
の電子回路図。
装置およびそれを備えた電子回路装置の共通する実施例
の電子回路図。
【図2】上記実施例のスイッチング電源装置およびそれ
を備えた電子回路装置における絶縁形スイッチングレギ
ュレータの出力電圧および制御電源電圧の関係を示すグ
ラフ。
を備えた電子回路装置における絶縁形スイッチングレギ
ュレータの出力電圧および制御電源電圧の関係を示すグ
ラフ。
【図3】従来例のスイッチング電源装置およびそれを備
えた電子回路装置の回路図。
えた電子回路装置の回路図。
21 スイッチング電源装置 22 直流電源回路 23 負荷 24 絶縁形スイッチングレギュレータ 25 絶縁トランス 26 主巻線 27 パワーMOSFET 28 二次巻線 29 ダイオード 30 平滑コンデンサ 31 整流部 32 フェライトビーズ 33 制御回路用一次巻線 34 制御回路 35 整流部 36 電圧検出回路 37 ダイオード 38 平滑コンデンサ 39 フェライトビーズ
Claims (6)
- 【請求項1】 絶縁形スイッチングレギュレータを有す
るスイッチング電源装置において、 前記絶縁形スイッチングレギュレータのトランスの一次
側主巻線にスイッチング素子が接続され、 前記トランスの一次側に設けられた、前記主巻線と逆位
相の制御回路用一次巻線に制御回路が整流部を介して接
続され、 前記トランスの二次側に前記制御回路用一次巻線と同位
相でほぼ同等の巻数の二次巻線が挿入され、 前記二次巻線の出力に対する整流部に高周波スパイクノ
イズ消去用のインダクタ素子が接続され、 前記制御回路用一次巻線の整流部に前記高周波スパイク
ノイズ消去用のインダクタ素子とほぼ同等のインダクタ
素子が挿入され、 前記トランスの二次巻線の整流部の出力電圧を検出して
前記制御回路にフィードバックし、前記スイッチング素
子のデューティ比を制御するようにして成るスイッチン
グ電源装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のスイッチング電源装置
において、前記一次側の制御回路用一次巻線に設けられ
たインダクタ素子として、その容量が、前記二次出力側
に短絡事故が発生した時に前記制御回路用一次巻線に誘
起される電圧を前記制御回路が動作しない程度の電圧ま
で降圧させることができる程度のものとしたことを特徴
とするスイッチング電源装置。 - 【請求項3】 前記インダクタ素子としてフェライトビ
ーズを用いたことを特徴とする請求項1または請求項2
のいずれかに記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項4】 絶縁形スイッチングレギュレータを有す
るスイッチング電源装置と、前記絶縁形スイッチングレ
ギュレータのトランスの一次側に接続された直流電源回
路と、前記絶縁形スイッチングレギュレータの二次側に
接続された電気的負荷とから構成される電子回路装置に
おいて、 前記トランスの一次側主巻線にスイッチング素子が接続
され、 前記トランスの一次側に設けられた、前記主巻線と逆位
相の制御回路用一次巻線に制御回路が整流部を介して接
続され、 前記トランスの二次側に前記制御回路用一次巻線と同位
相でほぼ同等の巻数の二次巻線が挿入され、 前記二次巻線の出力に対する整流部に高周波スパイクノ
イズ消去用のインダクタ素子が接続され、 前記制御回路用一次巻線の整流部に前記高周波スパイク
ノイズ消去用のインダクタ素子とほぼ同等のインダクタ
素子が挿入され、 前記トランスの二次巻線の整流部の出力電圧を検出して
前記制御回路にフィードバックし、前記スイッチング素
子のデューティ比を制御するようにして成る電子回路装
置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の電子回路装置におい
て、前記スイッチング電源装置の一次側の制御回路用一
次巻線に設けられたインダクタ素子として、その容量
が、前記二次出力側に短絡事故が発生した時に前記制御
回路用一次巻線に誘起され、前記整流部に発生する電圧
を前記制御回路が動作しない程度の電圧まで降圧させる
ことができる程度のものとしたことを特徴とする電子回
路装置。 - 【請求項6】 前記インダクタ素子としてフェライトビ
ーズを用いたことを特徴とする請求項4または請求項5
のいずれかに記載の電子回路装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19062193A JPH0746835A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | スイッチング電源装置およびそれを備えた電子回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19062193A JPH0746835A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | スイッチング電源装置およびそれを備えた電子回路装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0746835A true JPH0746835A (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=16261124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19062193A Pending JPH0746835A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | スイッチング電源装置およびそれを備えた電子回路装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0746835A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003033479A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-04 | Kobishi Denki Kk | 遊技機用安定化電源装置 |
| KR100938660B1 (ko) * | 2007-10-05 | 2010-01-25 | 코칩 주식회사 | 전기이중층캐패시터 모듈의 충전 장치 |
| JP2016208558A (ja) * | 2015-04-15 | 2016-12-08 | 富士電機株式会社 | スイッチング電源装置 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP19062193A patent/JPH0746835A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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