JPH0747331Y2 - 印刷ツーピース缶 - Google Patents
印刷ツーピース缶Info
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- JPH0747331Y2 JPH0747331Y2 JP7047991U JP7047991U JPH0747331Y2 JP H0747331 Y2 JPH0747331 Y2 JP H0747331Y2 JP 7047991 U JP7047991 U JP 7047991U JP 7047991 U JP7047991 U JP 7047991U JP H0747331 Y2 JPH0747331 Y2 JP H0747331Y2
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- Japan
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- thickness
- piece
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印刷ツーピース缶に関
するもので、より詳細には、ポリエステル被覆積層板の
深絞り成形で生成され且つ表面に印刷層を有するツーピ
ース缶に関する。
するもので、より詳細には、ポリエステル被覆積層板の
深絞り成形で生成され且つ表面に印刷層を有するツーピ
ース缶に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、缶詰用ツーピース缶としては、ブ
リキ、テインフリースチール等の表面処理鋼板やアルミ
等の金属板を絞りポンチと絞りダイスとの間で絞り成形
し、必要によりしごきポンチとしごきダイスとの間でし
ごき加工を行ったものが知られている。これらの缶に
は、内容物や出所を表示し、且つ購買意欲をそそるため
の印刷を行っている。
リキ、テインフリースチール等の表面処理鋼板やアルミ
等の金属板を絞りポンチと絞りダイスとの間で絞り成形
し、必要によりしごきポンチとしごきダイスとの間でし
ごき加工を行ったものが知られている。これらの缶に
は、内容物や出所を表示し、且つ購買意欲をそそるため
の印刷を行っている。
【0003】本考案者等の提案にかかる特開平1−31
7629号公報には、事前印刷された金属素材を絞り−
再絞り成形に付すると共に、再絞り成形で曲げ及び曲げ
もどし変形で側壁部を薄肉化することにより形成され
た、少なくとも側壁部外面に印刷像を現出させた絞り成
形印刷缶が提案されている。
7629号公報には、事前印刷された金属素材を絞り−
再絞り成形に付すると共に、再絞り成形で曲げ及び曲げ
もどし変形で側壁部を薄肉化することにより形成され
た、少なくとも側壁部外面に印刷像を現出させた絞り成
形印刷缶が提案されている。
【0004】上記提案は、缶胴側壁を薄肉化して飲料缶
として望ましい缶ハイトを確保しながら、成形後の個々
の成形体に塗装や印刷を施すことによる操作の複雑さを
解消し、平板状素材に対して絞り成形に先立って、事前
に塗装印刷を施すという点で優れたものであるが、金属
素材の塑性流動特性に異方性があると共に、個々の金属
によりバラツキが避けられないため、精緻な印刷を必要
とする場合には未だ十分ではない。
として望ましい缶ハイトを確保しながら、成形後の個々
の成形体に塗装や印刷を施すことによる操作の複雑さを
解消し、平板状素材に対して絞り成形に先立って、事前
に塗装印刷を施すという点で優れたものであるが、金属
素材の塑性流動特性に異方性があると共に、個々の金属
によりバラツキが避けられないため、精緻な印刷を必要
とする場合には未だ十分ではない。
【0005】勿論、深絞り或いはしごき成形後の缶胴に
ホワイトコーチング及び印刷等を施す場合には、精緻な
印刷が可能であるが、この場合には、成形後の缶胴表面
の脱脂洗浄及び密着性を向上させるための表面処理等が
必要となり、工程数が多くなり、生産性の点でも、製造
コストの上でも満足し得るものではない。勿論、この様
な後処理工程を省略することが当然考えられるが、その
場合に印刷層が不鮮明となったり、印刷層がはげ落ちた
りするという不都合を避け得ない。
ホワイトコーチング及び印刷等を施す場合には、精緻な
印刷が可能であるが、この場合には、成形後の缶胴表面
の脱脂洗浄及び密着性を向上させるための表面処理等が
必要となり、工程数が多くなり、生産性の点でも、製造
コストの上でも満足し得るものではない。勿論、この様
な後処理工程を省略することが当然考えられるが、その
場合に印刷層が不鮮明となったり、印刷層がはげ落ちた
りするという不都合を避け得ない。
【0006】従って、本考案の目的は、缶胴側壁を薄肉
化して飲料缶として望ましい缶ハイトを確保しながら、
成形後の缶胴表面の脱脂洗浄や密着性を向上させるため
の表面処理等を必要とせずに、精緻でしかも鮮明さ、密
着性及び耐久性に優れた印刷層を備えた印刷ツーピース
缶を提供するにある。
化して飲料缶として望ましい缶ハイトを確保しながら、
成形後の缶胴表面の脱脂洗浄や密着性を向上させるため
の表面処理等を必要とせずに、精緻でしかも鮮明さ、密
着性及び耐久性に優れた印刷層を備えた印刷ツーピース
缶を提供するにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本考案によれば、金属
基体の内外面に熱可塑性ポリエステルフィルムを積層し
た積層体を、側壁部の厚みが底部の厚みよりも薄肉化さ
れるように、曲げ及び曲げ戻し加工により深絞り延伸成
形することにより得られ且つ外面ポリエステルフィルム
層が平均粗さ0.2μm以上の表面粗度と分子配向とを
有するツーピース缶胴の外面に、印刷インキ層と該印刷
インキ層上の仕上げニス層とを順次形成させてなること
を特徴とする印刷ツーピース缶が提供される。
基体の内外面に熱可塑性ポリエステルフィルムを積層し
た積層体を、側壁部の厚みが底部の厚みよりも薄肉化さ
れるように、曲げ及び曲げ戻し加工により深絞り延伸成
形することにより得られ且つ外面ポリエステルフィルム
層が平均粗さ0.2μm以上の表面粗度と分子配向とを
有するツーピース缶胴の外面に、印刷インキ層と該印刷
インキ層上の仕上げニス層とを順次形成させてなること
を特徴とする印刷ツーピース缶が提供される。
【0008】
【作用】本考案の印刷ツーピース缶では、金属基体の内
外面に熱可塑性ポリエステルフィルムを積層した積層体
を用いることと、この積層体を曲げ及び曲げ戻し加工に
より深絞り延伸成形することとの両方が重要である。曲
げ及び曲げ戻し加工により深絞り延伸成形では、側壁部
の厚みが底部の厚みよりも薄肉化され、これにより飲料
缶として望ましい缶ハイトが確保されるという利点が得
られるが、それに加えて、加工後に行う印刷操作及び印
刷層の特性の点で次の顕著な利点をもたらす。
外面に熱可塑性ポリエステルフィルムを積層した積層体
を用いることと、この積層体を曲げ及び曲げ戻し加工に
より深絞り延伸成形することとの両方が重要である。曲
げ及び曲げ戻し加工により深絞り延伸成形では、側壁部
の厚みが底部の厚みよりも薄肉化され、これにより飲料
缶として望ましい缶ハイトが確保されるという利点が得
られるが、それに加えて、加工後に行う印刷操作及び印
刷層の特性の点で次の顕著な利点をもたらす。
【0009】先ず、内外面に存在する熱可塑性ポリエス
テルフィルムは、深絞り延伸成形に際して、この積層体
に潤滑性能を付与し、また成形加工に際して、潤滑剤を
施した場合にも、このフィルム上に残留する潤滑剤が、
印刷インキの密着性に悪影響を及ぼさないという予想外
の利点を与える。このため、本考案によれば、成形後の
缶胴表面の脱脂洗浄や密着性を向上させるための表面処
理等が不要となり、製造設備及びコストの点で著しく有
利となる。
テルフィルムは、深絞り延伸成形に際して、この積層体
に潤滑性能を付与し、また成形加工に際して、潤滑剤を
施した場合にも、このフィルム上に残留する潤滑剤が、
印刷インキの密着性に悪影響を及ぼさないという予想外
の利点を与える。このため、本考案によれば、成形後の
缶胴表面の脱脂洗浄や密着性を向上させるための表面処
理等が不要となり、製造設備及びコストの点で著しく有
利となる。
【0010】次に、本考案で採用する曲げ及び曲げ戻し
加工では、板の一方の側が曲げにより伸ばされると共
に、他方の側が曲げ戻しにより伸ばされることにより側
壁部の延伸成形が進行するが、これに伴って金属板の胴
部側壁部には底部には認められない粗面、即ち凹凸が形
成される。本考案に従い、金属基体の内外面に熱可塑性
ポリエステルフィルムを積層した積層体では、少なくと
も外面ポリエステルフィルム層に、延伸に伴う一軸配向
が付与されると共に、平均粗さ0.2μm以上の表面粗
度とが付与される。金属板表面の粗面がポリエステル表
面に転写される理由は、ポリエステルが他の樹脂に比し
て大きい剛性を有すること及びポリエステルが分子配向
されることにより基体表面の転写が容易となるためと思
われる。印刷インキ層が形成されるポリエステル表面が
粗面であることは、アンカーリング(投錨)効果によ
り、印刷インキ層のポリエステル表面への密着性を高め
るという作用をもたらす。
加工では、板の一方の側が曲げにより伸ばされると共
に、他方の側が曲げ戻しにより伸ばされることにより側
壁部の延伸成形が進行するが、これに伴って金属板の胴
部側壁部には底部には認められない粗面、即ち凹凸が形
成される。本考案に従い、金属基体の内外面に熱可塑性
ポリエステルフィルムを積層した積層体では、少なくと
も外面ポリエステルフィルム層に、延伸に伴う一軸配向
が付与されると共に、平均粗さ0.2μm以上の表面粗
度とが付与される。金属板表面の粗面がポリエステル表
面に転写される理由は、ポリエステルが他の樹脂に比し
て大きい剛性を有すること及びポリエステルが分子配向
されることにより基体表面の転写が容易となるためと思
われる。印刷インキ層が形成されるポリエステル表面が
粗面であることは、アンカーリング(投錨)効果によ
り、印刷インキ層のポリエステル表面への密着性を高め
るという作用をもたらす。
【0011】更に、深絞り缶の外面に存在するポリエス
テルフィルム層が配向結晶化されているため、このフィ
ルム層は耐熱性に顕著に優れており、印刷インキ層の硬
化を高温で行うことを可能にして、インキの密着性及び
耐久性を更に向上させ得ることになる。また、印刷イン
キ層の上に仕上げニス層を形成させたので、耐摩耗性、
耐傷性、美観等を向上させることができる。
テルフィルム層が配向結晶化されているため、このフィ
ルム層は耐熱性に顕著に優れており、印刷インキ層の硬
化を高温で行うことを可能にして、インキの密着性及び
耐久性を更に向上させ得ることになる。また、印刷イン
キ層の上に仕上げニス層を形成させたので、耐摩耗性、
耐傷性、美観等を向上させることができる。
【0012】
【実施例】本考案の印刷ツーピース缶を示す図1におい
て、この印刷ツーピース缶1は底部2と底部2に対して
継目なしに一体に形成された周状側壁部3とから成って
いる。この周状側壁部3は高度に絞られていて、缶高
(H)と缶径(D)との比(H/D)は一般に1.0乃
至4.0、特に1.1乃至3.8であり、しかも側壁部
3は引き延ばされて薄肉化されていて、側壁部厚(tW)
と底部厚(tB)との比(tW /tB)は一般に0.67乃
至1.00、特に0.70乃至0.96である。この側
壁部3には印刷4aが設けられている。
て、この印刷ツーピース缶1は底部2と底部2に対して
継目なしに一体に形成された周状側壁部3とから成って
いる。この周状側壁部3は高度に絞られていて、缶高
(H)と缶径(D)との比(H/D)は一般に1.0乃
至4.0、特に1.1乃至3.8であり、しかも側壁部
3は引き延ばされて薄肉化されていて、側壁部厚(tW)
と底部厚(tB)との比(tW /tB)は一般に0.67乃
至1.00、特に0.70乃至0.96である。この側
壁部3には印刷4aが設けられている。
【0013】印刷ツーピース缶の側壁部の断面構造を示
す図2において、金属基板4の両表面には、クロム酸処
理被膜の如き化成皮膜5a,5bが設けられ、この化成
皮膜上に必要に応じ接着プライマー層6aを介して熱可
塑性ポリエステルフィルムの内面層7a、及び必要に応
じ接着プライマー層6bを介して熱可塑性ポリエステル
フィルムの外面層7bが設けられている。熱可塑性ポリ
エステルフィルム層は、側壁部の曲げ及び曲げ戻しによ
る延伸薄肉化に伴い缶軸方向に優先的に分子配向してお
り、且つ表面に微細な凹凸からなる粗面8(図2では凹
凸が強調されて示されている)を有している。外面側ポ
リエステルフィルム層上には、深絞り延伸成形後印刷さ
れた印刷インキ層9があり、この印刷インキ層の全面を
覆う仕上げニス層10がある。
す図2において、金属基板4の両表面には、クロム酸処
理被膜の如き化成皮膜5a,5bが設けられ、この化成
皮膜上に必要に応じ接着プライマー層6aを介して熱可
塑性ポリエステルフィルムの内面層7a、及び必要に応
じ接着プライマー層6bを介して熱可塑性ポリエステル
フィルムの外面層7bが設けられている。熱可塑性ポリ
エステルフィルム層は、側壁部の曲げ及び曲げ戻しによ
る延伸薄肉化に伴い缶軸方向に優先的に分子配向してお
り、且つ表面に微細な凹凸からなる粗面8(図2では凹
凸が強調されて示されている)を有している。外面側ポ
リエステルフィルム層上には、深絞り延伸成形後印刷さ
れた印刷インキ層9があり、この印刷インキ層の全面を
覆う仕上げニス層10がある。
【0014】内面ポリエステルフィルム層7aは、その
優れた腐食成分に対するバリアー性と連続性を生かして
実質上顔料未配合の透明フィルムであり、一方外面ポリ
エステルフィルム層7bは、印刷インキ層9に対するバ
ックグランドとなるため、白色顔料、着色剤、パールエ
ッセンス、メタリック顔料等が配合された白色乃至着色
フィルムである。この印刷ツーピース缶の底部2は、印
刷インキ層が設けられていない以外は、側壁部と同様の
積層構成であるが、底部では絞りによる延伸を受けてい
ないため、ポリエステル層は、積層に使用したポリエス
テルフィルムの分子配向、一般に二軸配向を保有してい
る。底部ポリエステルフィルム外層には、仕上げニスが
施されていてもよいし、いなくてもよい。
優れた腐食成分に対するバリアー性と連続性を生かして
実質上顔料未配合の透明フィルムであり、一方外面ポリ
エステルフィルム層7bは、印刷インキ層9に対するバ
ックグランドとなるため、白色顔料、着色剤、パールエ
ッセンス、メタリック顔料等が配合された白色乃至着色
フィルムである。この印刷ツーピース缶の底部2は、印
刷インキ層が設けられていない以外は、側壁部と同様の
積層構成であるが、底部では絞りによる延伸を受けてい
ないため、ポリエステル層は、積層に使用したポリエス
テルフィルムの分子配向、一般に二軸配向を保有してい
る。底部ポリエステルフィルム外層には、仕上げニスが
施されていてもよいし、いなくてもよい。
【0015】ラミネートに用いる熱可塑性ポリエステル
フィルムフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、エチレンテレフタレ
ート/イソフタレート共重合体等のそれ自体公知のポリ
エステルフィルムを挙げることができる。これらのフィ
ルムは未延伸のものでも、二軸延伸のものでもよい。
フィルムフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、エチレンテレフタレ
ート/イソフタレート共重合体等のそれ自体公知のポリ
エステルフィルムを挙げることができる。これらのフィ
ルムは未延伸のものでも、二軸延伸のものでもよい。
【0016】好適なフィルムは、エチレンテレフタレー
ト単位を主体とするコポリエステルからなっており、一
般に共重合ポリエステル中の二塩基酸成分の70モル%
以上、特に75モル%以上がテレフタル酸成分から成
り、ジオール成分の70モル%以上、特に75モル%以
上がエチレングリコールから成り、二塩基酸成分及び/
又はジオール成分の1乃至30モル%、特に5乃至25
モル%がテレフタル酸以外の二塩基酸成分及び/又はエ
チレングリコール以外のジオール成分から成ることが好
ましい。
ト単位を主体とするコポリエステルからなっており、一
般に共重合ポリエステル中の二塩基酸成分の70モル%
以上、特に75モル%以上がテレフタル酸成分から成
り、ジオール成分の70モル%以上、特に75モル%以
上がエチレングリコールから成り、二塩基酸成分及び/
又はジオール成分の1乃至30モル%、特に5乃至25
モル%がテレフタル酸以外の二塩基酸成分及び/又はエ
チレングリコール以外のジオール成分から成ることが好
ましい。
【0017】テレフタル酸以外の二塩基酸としては、イ
ソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳
香族ジカルボン酸:シクロヘキサンジカルボン酸等の脂
環族ジカルボン酸:コハク酸、アジピン酸、セバチン
酸、ドデカンジオン酸等の脂肪族ジカルボン酸:の1種
又は2種以上の組合せが挙げられ、エチレングリコール
以外のジオール成分としては、プロピレングリコール、
1,4 −ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,6 −
ヘキシレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物等の1種
又は2種以上が挙げられる。これらのコモノマーの組合
せは、共重合ポリエステルの融点が210乃至252℃
の範囲となっているのがよい。
ソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳
香族ジカルボン酸:シクロヘキサンジカルボン酸等の脂
環族ジカルボン酸:コハク酸、アジピン酸、セバチン
酸、ドデカンジオン酸等の脂肪族ジカルボン酸:の1種
又は2種以上の組合せが挙げられ、エチレングリコール
以外のジオール成分としては、プロピレングリコール、
1,4 −ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,6 −
ヘキシレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物等の1種
又は2種以上が挙げられる。これらのコモノマーの組合
せは、共重合ポリエステルの融点が210乃至252℃
の範囲となっているのがよい。
【0018】用いるポリエステルは、フィルムを形成す
るに足る分子量を有するべきであり、このためには固有
粘度(I.V.)が0.55乃至1.9dl/g 、特に0.65乃至1.4dl/g
の範囲にあるものが望ましい。用いるポリエステルフィ
ルムは、二軸延伸されていることが積層作業性の点で好
ましく、二軸配向の程度は、偏光蛍光法、複屈折法、密
度勾配管法密度等でも確認することができる。また、フ
ィルムの厚みは、腐食成分に対するバリヤー性と加工性
との兼ね合いから、8乃至50μm、特に12乃至40
μmの厚みを有することが望ましい。
るに足る分子量を有するべきであり、このためには固有
粘度(I.V.)が0.55乃至1.9dl/g 、特に0.65乃至1.4dl/g
の範囲にあるものが望ましい。用いるポリエステルフィ
ルムは、二軸延伸されていることが積層作業性の点で好
ましく、二軸配向の程度は、偏光蛍光法、複屈折法、密
度勾配管法密度等でも確認することができる。また、フ
ィルムの厚みは、腐食成分に対するバリヤー性と加工性
との兼ね合いから、8乃至50μm、特に12乃至40
μmの厚みを有することが望ましい。
【0019】本考案に用いるフィルムには、金属板を隠
蔽し、また絞り−再絞り成形時に金属板へのしわ押え力
の伝達を助ける目的で無機フィラー(顔料)を含有させ
ることができる。無機フィラーとしては、ルチル型また
はアナターゼ型の二酸化チタン、亜鉛華、グロスホワイ
ト等の無機白色顔料:バライト、沈降性硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、石膏、沈降性シリカ、エアロジル、タ
ルク、焼成或は未焼成クレイ、炭酸バリウム、アルミナ
ホワイト、合成乃至天然のマイカ、合成ケイ酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム等の白色体質顔料:カーボンブラ
ック、マグネタイト等の黒色顔料:ベンガラ等の赤色顔
料:シエナ等の黄色顔料:群青、コバルト青等の青色顔
料を挙げることができる。これらの無機フィラーは、樹
脂当り10乃至500重量%、特に10乃至300 重量%の
量で配合させることができる。
蔽し、また絞り−再絞り成形時に金属板へのしわ押え力
の伝達を助ける目的で無機フィラー(顔料)を含有させ
ることができる。無機フィラーとしては、ルチル型また
はアナターゼ型の二酸化チタン、亜鉛華、グロスホワイ
ト等の無機白色顔料:バライト、沈降性硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、石膏、沈降性シリカ、エアロジル、タ
ルク、焼成或は未焼成クレイ、炭酸バリウム、アルミナ
ホワイト、合成乃至天然のマイカ、合成ケイ酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム等の白色体質顔料:カーボンブラ
ック、マグネタイト等の黒色顔料:ベンガラ等の赤色顔
料:シエナ等の黄色顔料:群青、コバルト青等の青色顔
料を挙げることができる。これらの無機フィラーは、樹
脂当り10乃至500重量%、特に10乃至300 重量%の
量で配合させることができる。
【0020】金属板としては各種表面処理鋼板やアルミ
ニウム等の軽金属板が使用される。表面処理鋼板として
は、冷圧延鋼板を焼鈍後二次冷間圧延し、亜鉛メッキ、
錫メッキ、ニッケルメッキ、電解クロム酸処理、クロム
酸処理等の表面処理の一種または二種以上行ったものを
用いることができる。好適な表面処理鋼板の一例は、電
解クロム酸処理鋼板であり、特に10乃至200mg/
m2 の金属クロム層と1乃至50mg/m2 (金属クロ
ム換算)のクロム酸化物層とを備えたものであり、この
ものは塗膜密着性と耐腐食性との組合せに優れている。
表面処理鋼板の他の例は、0.5乃至11.2g/m2
の錫メッキ量を有する硬質ブリキ板である。このブリキ
板は、金属クロム換算で、クロム量が1乃至30mg/
m2 となるようなクロム酸処理或はクロム酸/リン酸処
理が行われていることが望ましい。更に他の例として、
アルミニウムメッキ、アルミニウム圧接等を行ったアル
ミニウム被覆鋼板を用いることもできる。
ニウム等の軽金属板が使用される。表面処理鋼板として
は、冷圧延鋼板を焼鈍後二次冷間圧延し、亜鉛メッキ、
錫メッキ、ニッケルメッキ、電解クロム酸処理、クロム
酸処理等の表面処理の一種または二種以上行ったものを
用いることができる。好適な表面処理鋼板の一例は、電
解クロム酸処理鋼板であり、特に10乃至200mg/
m2 の金属クロム層と1乃至50mg/m2 (金属クロ
ム換算)のクロム酸化物層とを備えたものであり、この
ものは塗膜密着性と耐腐食性との組合せに優れている。
表面処理鋼板の他の例は、0.5乃至11.2g/m2
の錫メッキ量を有する硬質ブリキ板である。このブリキ
板は、金属クロム換算で、クロム量が1乃至30mg/
m2 となるようなクロム酸処理或はクロム酸/リン酸処
理が行われていることが望ましい。更に他の例として、
アルミニウムメッキ、アルミニウム圧接等を行ったアル
ミニウム被覆鋼板を用いることもできる。
【0021】軽金属板としては、所謂純アルミニウム板
の他にアルミニウム合金板が使用される。耐腐食性と加
工性との点で優れたアルミニウム合金板は、Mn:0.
2乃至1.5重量%、Mg:0.8乃至5重量%、Z
n:0.25乃至0.3重量%、及びCu:0.15乃
至0.25重量%、残部がAlの組成を有するものであ
る。これらの軽金属板も、金属クロム換算で、クロム量
が20乃至300mg/m2 となるようなクロム酸処理
或はクロム酸/リン酸処理が行われていることが望まし
い。
の他にアルミニウム合金板が使用される。耐腐食性と加
工性との点で優れたアルミニウム合金板は、Mn:0.
2乃至1.5重量%、Mg:0.8乃至5重量%、Z
n:0.25乃至0.3重量%、及びCu:0.15乃
至0.25重量%、残部がAlの組成を有するものであ
る。これらの軽金属板も、金属クロム換算で、クロム量
が20乃至300mg/m2 となるようなクロム酸処理
或はクロム酸/リン酸処理が行われていることが望まし
い。
【0022】金属板の素板厚(tB )は、金属の種類、
容器の用途或はサイズによっても相違するが、一般に
0.10乃至0.50mmの厚みを有するのがよく、こ
の内でも表面処理鋼板の場合には、0.10乃至0.3
0mmの厚み、また軽金属板の場合には0.15乃至
0.40mmの厚みを有するのがよい。
容器の用途或はサイズによっても相違するが、一般に
0.10乃至0.50mmの厚みを有するのがよく、こ
の内でも表面処理鋼板の場合には、0.10乃至0.3
0mmの厚み、また軽金属板の場合には0.15乃至
0.40mmの厚みを有するのがよい。
【0023】フィルムの金属板への積層は、熱融着法、
ドライラミネーション法等それ自体公知の手段で行わ
れ、フィルムと金属板との間に接着性(熱融着性)が乏
しい場合には、例えばウレタン系接着剤、エポキシ系接
着剤、酸変性オレフィン樹脂系接着剤、コポリアミド系
接着剤、コポリエステル系接着剤等を介在させることが
できる。
ドライラミネーション法等それ自体公知の手段で行わ
れ、フィルムと金属板との間に接着性(熱融着性)が乏
しい場合には、例えばウレタン系接着剤、エポキシ系接
着剤、酸変性オレフィン樹脂系接着剤、コポリアミド系
接着剤、コポリエステル系接着剤等を介在させることが
できる。
【0024】積層金属素材1aを、図3に示す剪断工程
において、剪断ダイス11と剪断ポンチ12との組合せ
を用いて円形のブランク13に打抜く。次いで、図4に
示す前絞り工程において、最終成形体よりも大きい口径
を有する前絞りダイス14としわ押え15との間で円形
ブランク13を挟み、前絞りポンチ16を押込んで、前
絞りカップ17を製造する。
において、剪断ダイス11と剪断ポンチ12との組合せ
を用いて円形のブランク13に打抜く。次いで、図4に
示す前絞り工程において、最終成形体よりも大きい口径
を有する前絞りダイス14としわ押え15との間で円形
ブランク13を挟み、前絞りポンチ16を押込んで、前
絞りカップ17を製造する。
【0025】最後に、再絞り工程を示す図5において、
前絞りカップ17をこのカップ内に挿入した環状保持部
材18とその下に位置する再絞りダイス19とで保持
し、保持部材18内を出入し得るように設けられた再絞
りポンチ20を押込む。前絞りカップ17は環状保持部
材18の環状底面21と再絞りダイス19の上面22と
で規定される水平面を通り、再絞りダイス19の曲率の
小さい作用コーナ部23により軸方向にほぼ垂直に曲げ
られ、小径の最終成形体に深絞り成形されると共に、曲
げ及び曲げもどし変形により側壁部の薄肉化が行われ
る。
前絞りカップ17をこのカップ内に挿入した環状保持部
材18とその下に位置する再絞りダイス19とで保持
し、保持部材18内を出入し得るように設けられた再絞
りポンチ20を押込む。前絞りカップ17は環状保持部
材18の環状底面21と再絞りダイス19の上面22と
で規定される水平面を通り、再絞りダイス19の曲率の
小さい作用コーナ部23により軸方向にほぼ垂直に曲げ
られ、小径の最終成形体に深絞り成形されると共に、曲
げ及び曲げもどし変形により側壁部の薄肉化が行われ
る。
【0026】即ち、前絞りカップ17は十分なバックテ
ンションの下に曲率半径Rdを有する再絞りダイスの作
用コーナ部23に沿って強制的に曲げられる。この場
合、素材1aの作用コーナ部側の面では歪は生じない
が、作用コーナ部と反対側の面では引張りによる歪を受
ける。この歪量εS は、作用コーナ部の曲率半径をRd
及び板厚をtとしたとき、下記式
ンションの下に曲率半径Rdを有する再絞りダイスの作
用コーナ部23に沿って強制的に曲げられる。この場
合、素材1aの作用コーナ部側の面では歪は生じない
が、作用コーナ部と反対側の面では引張りによる歪を受
ける。この歪量εS は、作用コーナ部の曲率半径をRd
及び板厚をtとしたとき、下記式
【数1】 2π(Rd+t)−2πRd t εS =─────────────── = ───── 2πRd Rd で与えられる。金属板の面(内面)は、作用コーナ部で
εS だけ引き伸ばされるが、他方の面(外面)は作用コ
ーナ部直下でバックテンションによりεS と同じ量伸ば
されることになる。
εS だけ引き伸ばされるが、他方の面(外面)は作用コ
ーナ部直下でバックテンションによりεS と同じ量伸ば
されることになる。
【0027】このように被覆金属板は曲げ及び曲げ戻し
変形されることにより、その厚みが薄肉化されるが、そ
の厚み変化率εt は、下記式
変形されることにより、その厚みが薄肉化されるが、そ
の厚み変化率εt は、下記式
【数2】 −t εt = ────── Rd+t で与えられる。上記「数2」から作用コーナ部の曲率半
径Rdを小さくすることが被覆金属板を薄肉化するのに
有効であること、即ち、Rdを小さくすればするほど、
厚みの変化|εt |は大きくなることがわかる。また、
作用コーナ部の曲率半径Rdを一定にして考えると、作
用コーナ部を通る被覆金属板の厚みtが増大するほど、
厚みの変化|εt |が大きくなることがわかる。
径Rdを小さくすることが被覆金属板を薄肉化するのに
有効であること、即ち、Rdを小さくすればするほど、
厚みの変化|εt |は大きくなることがわかる。また、
作用コーナ部の曲率半径Rdを一定にして考えると、作
用コーナ部を通る被覆金属板の厚みtが増大するほど、
厚みの変化|εt |が大きくなることがわかる。
【0028】以上説明した曲げ及び曲げ戻し加工によ
り、板の一方の側が曲げにより伸ばされると共に、他方
の側が曲げ戻しにより伸ばされることにより、側壁部の
延伸成形が進行するが、これに伴って金属板の胴部側壁
部には底部には認められない粗面、即ち凹凸が形成さ
れ、また外面ポリエステルフィルム層に、延伸に伴う一
軸配向が付与されると共に、平均粗さ0.2μm以上の
表面粗度とが付与されることになる。
り、板の一方の側が曲げにより伸ばされると共に、他方
の側が曲げ戻しにより伸ばされることにより、側壁部の
延伸成形が進行するが、これに伴って金属板の胴部側壁
部には底部には認められない粗面、即ち凹凸が形成さ
れ、また外面ポリエステルフィルム層に、延伸に伴う一
軸配向が付与されると共に、平均粗さ0.2μm以上の
表面粗度とが付与されることになる。
【0029】絞り成形及び再絞り成形に際して、被覆金
属板或いは更にカップに、各種滑剤、例えば流動パラフ
ィン、合成パラフィン、食用油、水添食用油、パーム
油、各種天然ワックス、ポリエチレンワックスを塗布し
て成形を行うのがよい。滑剤の塗布量は、その種類によ
っても相違するが、一般に0.1 乃至10mg/dm2 、 特に0.2
乃至5mg/dm2 の範囲内にあるのがよく、滑剤の塗布は、
これを溶融状態で表面にスプレー塗布することにより行
われる。これらの滑剤乃至潤滑剤がそのまま残留してい
ても、印刷インキの密着低下とならないことが本考案の
顕著な利点であり、かくして本考案では深絞り延伸成形
後の缶を脱脂洗浄等の後処理を経ることなく次の印刷工
程に賦することができる。絞り成形は、室温で行うこと
もできるが、一般には20乃至95℃、特に20乃至9
0℃の温度で行うことが望ましい。
属板或いは更にカップに、各種滑剤、例えば流動パラフ
ィン、合成パラフィン、食用油、水添食用油、パーム
油、各種天然ワックス、ポリエチレンワックスを塗布し
て成形を行うのがよい。滑剤の塗布量は、その種類によ
っても相違するが、一般に0.1 乃至10mg/dm2 、 特に0.2
乃至5mg/dm2 の範囲内にあるのがよく、滑剤の塗布は、
これを溶融状態で表面にスプレー塗布することにより行
われる。これらの滑剤乃至潤滑剤がそのまま残留してい
ても、印刷インキの密着低下とならないことが本考案の
顕著な利点であり、かくして本考案では深絞り延伸成形
後の缶を脱脂洗浄等の後処理を経ることなく次の印刷工
程に賦することができる。絞り成形は、室温で行うこと
もできるが、一般には20乃至95℃、特に20乃至9
0℃の温度で行うことが望ましい。
【0030】印刷は、前述した方法で製造される深絞り
延伸成形缶の側面に、平版印刷、オフセット印刷、スク
リーン印刷、グラビア印刷、凸版印刷、凹版印刷、電子
写真印刷等の任意の印刷により行うことができ、印刷イ
ンキとしては、それ自体公知の任意の印刷インキ、例え
ばオレオレジナス系、アルキド系、ウレタン系、エポキ
シ系等のインキや紫外線硬化型インキ等が使用される。
延伸成形缶の側面に、平版印刷、オフセット印刷、スク
リーン印刷、グラビア印刷、凸版印刷、凹版印刷、電子
写真印刷等の任意の印刷により行うことができ、印刷イ
ンキとしては、それ自体公知の任意の印刷インキ、例え
ばオレオレジナス系、アルキド系、ウレタン系、エポキ
シ系等のインキや紫外線硬化型インキ等が使用される。
【0031】印刷インキの焼き付けは、高温でできるこ
とも本考案の利点の一つであり、例えば150乃至23
0℃の温度で、0.5乃至2分間程度の硬化を行うこと
ができる。勿論紫外線による硬化も可能である。
とも本考案の利点の一つであり、例えば150乃至23
0℃の温度で、0.5乃至2分間程度の硬化を行うこと
ができる。勿論紫外線による硬化も可能である。
【0032】印刷インキ層を保護するために、それ自体
透明性と耐傷性とに優れた仕上げニスを施す。この様な
仕上げニスとしては、セルロース誘導体系ラッカー、ア
クリル樹脂ラッカー、アミノ樹脂系ラッカー等を用いる
ことができる。仕上げニスの厚みは、一般に0.2乃至
2μmの範囲にあるのがよい。
透明性と耐傷性とに優れた仕上げニスを施す。この様な
仕上げニスとしては、セルロース誘導体系ラッカー、ア
クリル樹脂ラッカー、アミノ樹脂系ラッカー等を用いる
ことができる。仕上げニスの厚みは、一般に0.2乃至
2μmの範囲にあるのがよい。
【0033】成形印刷後の缶は、フランジのトリミン
グ、ドーミング加工、ネックイン加工、フランジ加工等
の各種加工を行い、ツーピース缶用の缶胴とする。本考
案の効果を次の実験例で更に詳細に説明する。
グ、ドーミング加工、ネックイン加工、フランジ加工等
の各種加工を行い、ツーピース缶用の缶胴とする。本考
案の効果を次の実験例で更に詳細に説明する。
【0034】
【実施例】実施例1素板厚0.18mm、調質度DR−
9のテインフリースチール(表面処理被膜量として金属
クロム量120mg/m2 、クロム酸化物量15mg/
m2 とした。)の缶内面にある側にクリアの二軸延伸ポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚み2
5μm)を、一方缶外面にある側に二酸化チタン含有二
軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム
(厚み20μm)を両面同時に熱接着することにより、
樹脂被覆金属板を得た。この被覆金属板にパーム油を塗
布し、直径187mmの円板に打ち抜き、常法に従って
浅絞りカップに成形した。この絞り工程における絞り比
は1.4である。
9のテインフリースチール(表面処理被膜量として金属
クロム量120mg/m2 、クロム酸化物量15mg/
m2 とした。)の缶内面にある側にクリアの二軸延伸ポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚み2
5μm)を、一方缶外面にある側に二酸化チタン含有二
軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム
(厚み20μm)を両面同時に熱接着することにより、
樹脂被覆金属板を得た。この被覆金属板にパーム油を塗
布し、直径187mmの円板に打ち抜き、常法に従って
浅絞りカップに成形した。この絞り工程における絞り比
は1.4である。
【0035】次いで第1次、第2次、第3次再絞り工程
では、絞りカップを80℃に予備加熱した後、再絞り成
形を行った。この時の第1次乃至第3次の再絞り工程の
成形条件は次の通りである。 第1次再絞り比 1.25 第2次再絞り比 1.25 第3次再絞り比 1.25 再絞りダイスの作用コーナ部の曲率半径 0.40mm
では、絞りカップを80℃に予備加熱した後、再絞り成
形を行った。この時の第1次乃至第3次の再絞り工程の
成形条件は次の通りである。 第1次再絞り比 1.25 第2次再絞り比 1.25 第3次再絞り比 1.25 再絞りダイスの作用コーナ部の曲率半径 0.40mm
【0036】缶胴の薄肉化のために、曲げ伸ばし法によ
る再絞り加工を施した。このようにして行った絞り、再
絞り工程では加工性に何等問題がなく、得られた深絞り
カップの諸特性は以下の通りである。 カップ径 66mm カップの高さ 140mm 側壁厚み変化率 −20% 外面PETフィルム胴部平均粗さRa 0.39 外面PETフィルム底部平均粗さRa 0.15
る再絞り加工を施した。このようにして行った絞り、再
絞り工程では加工性に何等問題がなく、得られた深絞り
カップの諸特性は以下の通りである。 カップ径 66mm カップの高さ 140mm 側壁厚み変化率 −20% 外面PETフィルム胴部平均粗さRa 0.39 外面PETフィルム底部平均粗さRa 0.15
【0037】この後、常法に従ってドーミング成形を行
った後、フィルムの熱固定処理を行ないトリミングを行
った。次いで印刷工程において通常のインキ及び仕上ニ
スを使用し、外面印刷を施し焼付けた後、ネックイン−
フランジ加工を施し、薄肉化印刷ツーピース缶を作成し
た。
った後、フィルムの熱固定処理を行ないトリミングを行
った。次いで印刷工程において通常のインキ及び仕上ニ
スを使用し、外面印刷を施し焼付けた後、ネックイン−
フランジ加工を施し、薄肉化印刷ツーピース缶を作成し
た。
【0038】このようにして得られた薄肉化印刷ツーピ
ース缶は工程途中、特にネックイン−フランジ加工にお
いて外面印刷のインキ及び仕上ニスが剥離することなく
加工が出来た。またこの容器をレトルト処理(125℃
で30分間)を行い、外面印刷の密着性評価を行った
が、何等異常は認められず、容器として満足できる美麗
な外観が得られた。
ース缶は工程途中、特にネックイン−フランジ加工にお
いて外面印刷のインキ及び仕上ニスが剥離することなく
加工が出来た。またこの容器をレトルト処理(125℃
で30分間)を行い、外面印刷の密着性評価を行った
が、何等異常は認められず、容器として満足できる美麗
な外観が得られた。
【0039】
【考案の効果】本考案によれば、金属基体の内外面に熱
可塑性ポリエステルフィルムを積層した積層体を、側壁
部の厚みが底部の厚みよりも薄肉化されるように、曲げ
及び曲げ戻し加工により深絞り延伸成形し、外面ポリエ
ステルフィルム層に平均粗さ0.2μm以上の表面粗度
と分子配向とを付与し、外面に印刷インキ層と仕上げニ
ス層とを順次形成させることにより、缶胴側壁を薄肉化
して飲料缶として望ましい缶ハイトを確保しながら、成
形後の缶胴表面の脱脂洗浄や密着性を向上させるための
表面処理等を必要とせずに、精緻でしかも鮮明さ、密着
性及び耐久性に優れた印刷層を備えた印刷ツーピース缶
を提供することができた。
可塑性ポリエステルフィルムを積層した積層体を、側壁
部の厚みが底部の厚みよりも薄肉化されるように、曲げ
及び曲げ戻し加工により深絞り延伸成形し、外面ポリエ
ステルフィルム層に平均粗さ0.2μm以上の表面粗度
と分子配向とを付与し、外面に印刷インキ層と仕上げニ
ス層とを順次形成させることにより、缶胴側壁を薄肉化
して飲料缶として望ましい缶ハイトを確保しながら、成
形後の缶胴表面の脱脂洗浄や密着性を向上させるための
表面処理等を必要とせずに、精緻でしかも鮮明さ、密着
性及び耐久性に優れた印刷層を備えた印刷ツーピース缶
を提供することができた。
【図1】本考案による印刷ツーピース缶の一例の全体を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1の印刷ツーピース缶体の周状側壁部の断面
構造を示す拡大断面図である。
構造を示す拡大断面図である。
【図3】図1に示す印刷ツーピース缶体の製造工程を説
明するための説明図であって、円板への剪断工程を示
す。
明するための説明図であって、円板への剪断工程を示
す。
【図4】図1に示す印刷ツーピース缶体の製造工程を説
明するための説明図であって、円板からの前絞り工程を
説明する側面図である。
明するための説明図であって、円板からの前絞り工程を
説明する側面図である。
【図5】曲げ及び曲げ戻しによる深絞り延伸成形工程を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
引照数字1は印刷ツーピース缶、2は底部、3は周状側
壁部、4は金属基板、5a、5bは化成皮膜、6a、6
bは接着プライマー層、7a、7bは熱可塑性ポリエス
テルの内面及び外面層、8は粗面、9は印刷インキ層、
10は仕上げニス層、11は剪断ダイス、12は剪断ポ
ンチ、13は円形ブランク、14は前絞りダイス、15
はしわ押え、1は前絞りポンチ、 17は前絞りカッ
プ、18は環状保持部材、19は再絞りダイス、20は
再絞りポンチ、23は作用コーナー部。
壁部、4は金属基板、5a、5bは化成皮膜、6a、6
bは接着プライマー層、7a、7bは熱可塑性ポリエス
テルの内面及び外面層、8は粗面、9は印刷インキ層、
10は仕上げニス層、11は剪断ダイス、12は剪断ポ
ンチ、13は円形ブランク、14は前絞りダイス、15
はしわ押え、1は前絞りポンチ、 17は前絞りカッ
プ、18は環状保持部材、19は再絞りダイス、20は
再絞りポンチ、23は作用コーナー部。
Claims (1)
- 【請求項1】金属基体の内外面に熱可塑性ポリエステル
フィルムを積層した積層体を、側壁部の厚みが底部の厚
みよりも薄肉化されるように、曲げ及び曲げ戻し加工に
より深絞り延伸成形することにより得られ且つ外面ポリ
エステルフィルム層が平均粗さ0.2μm以上の表面粗
度と分子配向とを有するツーピース缶胴の外面に、印刷
インキ層と該印刷インキ層上の仕上げニス層とを順次形
成させてなることを特徴とする印刷ツーピース缶。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7047991U JPH0747331Y2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 印刷ツーピース缶 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7047991U JPH0747331Y2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 印刷ツーピース缶 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0522343U JPH0522343U (ja) | 1993-03-23 |
| JPH0747331Y2 true JPH0747331Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=13432702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7047991U Expired - Lifetime JPH0747331Y2 (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 印刷ツーピース缶 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747331Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000071406A (ja) * | 1998-09-03 | 2000-03-07 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 金属容器被覆用ポリエステルフィルム |
| JP2003252330A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-09-10 | Mitsubishi Materials Corp | 金属製ボトル缶 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP7047991U patent/JPH0747331Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0522343U (ja) | 1993-03-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |