JPH0747794Y2 - 蓄電池用一括排気装置 - Google Patents

蓄電池用一括排気装置

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JPH0747794Y2
JPH0747794Y2 JP40690490U JP40690490U JPH0747794Y2 JP H0747794 Y2 JPH0747794 Y2 JP H0747794Y2 JP 40690490 U JP40690490 U JP 40690490U JP 40690490 U JP40690490 U JP 40690490U JP H0747794 Y2 JPH0747794 Y2 JP H0747794Y2
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gas
inflow pipe
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porous
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壮 比佐
勉 墨井
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Furukawa Battery Co Ltd
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Tohoku Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、開放型鉛蓄電池、開放
型EV用蓄電池などの蓄電池用一括排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蓄電池用一括排気装置は、図7に
示すように、長方形の筐体Aの長さ方向の両対向側壁の
一方に、流入管Bと他方に排水管Cを設け、内部を隔壁
Dにより区劃して該流入管Bに連通する水溜室Eと該排
水管Cに連通する溢流室Fを形成し、その上部空間の開
放面を閉塞してガスフィルター台Gを横設し、該ガスフ
ィルター台Gに一列に配設した通気孔Hの各上面を被覆
して下面を開口する容器状ガスフイルターIで閉塞して
成るものである。その使用に当たり,その流入管Bに、
多数の開放型の蓄電池に設けた注水兼排気装置により導
出の共通1本の接続管Jを接続する。かくして、蓄電池
群への一括注水又は補水したとき、その該接続管J内を
流れる過剰の供給水は、該流入管Bを介して該水溜室E
内に溜まり、次で溢流用の、隔壁Dより溢流室Fに流入
後、配水管Cより外部に流出する。
【0003】蓄電池群への一括注水が終了した時は、図
示のように、該水溜室E内は、水で充満した水溜層eが
形成され、ガスフイルターIと蓄電池群との間のガスの
連通を絶つシール層として作用する。該溢流室Fに溜ま
った水は、該排水管Cの下向き開口端を閉塞せしめて、
筐体A内のガス空間が該排水管Cと連通を防止するウォ
ーターシール層fとして役立つ。
【0004】次に、蓄電池群の充電等において夫々各蓄
電池に発生するガスは、該共通の接続管Jを介し、該流
入管Bより該水溜室E内に排出され、その水溜層e内を
上昇し、該水溜層e上面の空間K内に抜け出した後、そ
の上方のガスフィルター台Gの通気孔Hよりこれを被覆
する容器状ガスフィルターIに入り、そのガスフィルタ
ーIにより、ガス中の水蒸気、電解液霧は除去され、ガ
スのみが外部に放出されるように作動する。一般に、ガ
スフィルターIは、微多孔性のセラミック材から成り、
且つそのガスフィルター性能を良好にするべく▲はつ▼
水剤により予め▲はつ▼水処理を施されて居る。
【0005】しかし乍ら、上記従来の排気装置は、蓄電
池群より発生するガスを、該筐体A内の該水溜層eの上
部空間K内に分散させた後、その上面に配設した複数個
のガスフィルターIにより均等なガスフィルター作用を
行うように意図して構成されているが、実際には、該流
入管Bより該水溜室E内に流入して来るガスは、その水
溜層e内を前進することが困難で、その大部分のガス
は、図示の如く、該流入管Bの近傍において上昇し、上
部空間Kに放出されるその直上の流入管B側に最も近い
ガスフィルターIに入るが、該流水管Bより遠くなる位
置に存する残るガスフィルターI、Iに殆ど入らないの
で、殆ど分散しない酸霧や水蒸気を濃厚に含むガスの状
態で、その流入管B側に最も近いガスフィルターIのみ
による偏ったガスフィルター処理が行われる傾向が大き
い。
【0006】従って、上記のような集中的にガスフィル
ター作用が行われる流入管Bに最も近いガスフィルター
Iは、その濃厚な酸霧により、▲はつ▼水剤の▲はつ▼
水性能が早期に劣化する嫌いがある。一方、残余のガス
フィルターI,Iは、殆どガスフィルター作用を行う機
会がなく、切角、ガスフィルターI,I…を複数個配設
して居ながら、その殆どのガスフィルターI,Iを遊ば
せていることとなり、全てのガスフィルターが充分に活
用されていない不都合を生じる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
蓄電池用一括排気装置の課題を解消し、ガスを良好に分
散せしめて複数個配設したガスフィルターの偏寄った早
期劣化を防止し、その全てを活用し得るガスフィルター
作用の著しい向上をもたらす蓄電池用一括排気装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成した蓄電池用一括排気装置を提供するもので、その
構成は、筐体の1側壁に流入管を、その他側壁に排水管
を設け、内部を隔壁により該流入管に連通する水溜室と
該排水管に連通する溢流室とを区劃形成し、その上部空
間の開放面を閉塞してガスフィルター台を横設し、該ガ
スフィルター台に配設した通気孔の各上面をガスフィル
ターで被覆して成る蓄電池用一括排気装置において、該
流入管に、多孔筒体を接続して該流入管を該多孔筒体の
中空部と連通すると共に該多孔筒体の先端開口部を閉塞
部材により閉塞して成る。
【0009】
【作用】蓄電池群の一括注水時の水は、該流入管より先
端が閉塞部材により閉塞された該多孔容器内の中空部に
入り、その多孔容器壁部を通過して該水溜室に入り、次
で該水溜室を満たした後、該隔壁を溢流し、該溢室に入
り、該溢流室より該排気管から流出する。一括注水終了
後は、該流入管に接続する該多孔容器状部材の内部を含
めて、該水溜室内は、水で充満したウォーターシール用
の水溜層eが生成し、該溢流室fにはウォーターシール
用の貯水層fが生成する。次に、蓄電池群の充電時にお
いて発生するガスは、該流入管を介して該多孔容器内に
入り、ガスが多量に発生した場合は、先端が閉じられた
容器状の即ち袋小路の多孔筒体内の水を外部へ押し出
し、該容器状多孔筒体内をガスで満たされると共に、そ
の多孔筒体全長に亘り均一にガスが放出され、その水溜
層内を上昇してその上部空間内に均一に分散放出される
ので、その直上に配設された全てのガスフィルター内に
夫々の通気孔を介して均一に流入するので、その全ての
ガスフィルターが均等にフィルター作用を営む。従って
又、ガスは、一個所に集中しないので、その各ガスフィ
ルターで処理されるガス中の酸又はアルカリ電解液霧の
濃度は薄くなり、▲はつ▼水剤などの早期劣化が防止さ
れる。尚、該多孔筒体の先端を閉塞する閉塞部材は、水
溜層の水がその内部中空部に侵入することを防止して上
記の多孔筒体全長からの均一なガス放出を保証する。
【0010】この場合、上記の本考案の特徴構成は、該
流入管に、該多孔筒体の先端開口部を一体成形の閉塞壁
で閉塞して構成した長手の多孔容器状部材を連通接続す
ることにより簡単に得られる。
【0011】又、上記の本考案の特徴構成は、該流入管
に、基端を接続した該多孔筒体の先端を、該筐体の該隔
壁に当接して該隔壁により該多孔筒体の先端開口部を閉
塞することにより簡単に得られ、この場合は、同時に該
隔壁は、該多孔筒体の先端を支持する作用を兼ねる。
【0012】更に、上記の構成において、該筐体を長方
形とし、その長さ方向に配設した複数個の容器状ガスフ
ィルターの夫々の下向きの開口部の配列に対面する長手
の該多孔筒体を、該流入管に連通せしめるときは、該多
孔筒体よりその上方のその夫々のガスフィルターに向う
均一なガスが放出が良好に行われる。
【0013】更に、本考案の上記構成において、特に、
該多孔筒体を、先端に至るに従い口径を拡大した多孔筒
体に形成するときは、該流入管から該多孔筒体に流入す
るガスの拡散が向上すると共に、その浮上ガスは先端に
至るに従い上向きの多孔筒体壁面に導かれて先方へ導入
することを助長し、先端側からのガスの放出量を増大さ
せ、多孔筒体全長に至る均一なガス放出を助長する。
【0014】又、本考案の上記構成において、特に、該
多孔筒体に、先端に至るに従い無数の小孔の径を拡大す
るときは、先端側からの排気が比較的良好に行われ、多
孔筒体全長に亘る均一なガス排出を助長する。この場
合、該多孔尚体を、先端に至るに従い口径が大きくなる
と共に先端に至るに従い小孔の径が大きくなることを組
み合わせた場合は、更に上記のガス排出を助長する。
【0015】
【実施例】図1は、本考案の蓄電池用一括排気装置の一
部を裁除した裁断側面図を示す。図面において、1は長
方形の塩ビなどの合成樹脂製筺体を示し、該筺体1の長
手方向の対向両側壁の一方の側壁1aに流入管2を気密
に貫通して設け、その他方の側壁1bに排水管3を気密
に貫通して設ける。尚、該排水管3の該筐体1内に延び
る内端部3aは下向きに屈曲している。
【0016】更に、該筺体1の内部に、その筐体1の幅
全長に延び且つ適当の水溢流高さをもつ隔壁4を、その
流水管3側に偏位させて設け、これにより、大容積の該
排水管2に連通する水溜室5と該排水管3に連通する▲
いつ▼流室6とを区劃形成し、その上部空間7の開放上
面を閉塞して塩ビなどの合成樹脂製ガスフィルター台8
を横設し、該台8には、その長さ方向に一定の等間隔を
存して複数個の、実施例では3個の円形の通気孔9を穿
設し、夫々の通気孔9,9,9の上面を閉塞するべく、
ガスフィルター10,10,10を固設した。各該ガス
フィルター10は、下向きに開口したセラミック材の微
多孔製円筒容器状ガスフィルターから成り、その下部円
形口縁を、各通気孔9に嵌合螺着した同形の円形案内筒
11の基部外周の環状突鍔12の上面凹溝内に、接着剤
13を介して気密に固着し、かくして、3個の円筒容器
状ガスフィルター10,10,10がその筺体1の長さ
方向に一定の間隔で並んだ状態で該ガスフィルター台8
上に固定配設される。上記の構成は、従来の蓄電池用一
括排気装置と特に異ならない。
【0017】本考案によれば、上記の装置において、そ
の流入管に、多孔筒体を接続して該流入管を該多孔筒体
の中空部と連通すると共に該多孔筒体の先端開口部を閉
塞部材により閉塞して成ることを特徴構成とする。
【0018】図1の実施例では、3個のガスフィルター
10,10,10の下向きに開口する円筒状口部11,
11,11の直下に位置し、該水溜室5の略全長に亘り
延びるセラミック製の無数の小孔14aを有するパイプ
状の中空円筒状の多孔筒体14bの先端開口部を、閉塞
する閉塞部材14cとして該多孔筒体14bの成形と一
体に成形した閉塞壁14cにより閉塞して成る多孔容器
状部材14を、その開口端で該流入管2に嵌着せしめて
接続し、その内部中空部15を該流入管2の開口と連通
せしめて、簡単に本考案の特徴構成を具備せしめた。
【0019】尚、該多孔容器状部材14は、一端の開口
部を閉塞した円筒パイプ状金属製又は合成樹脂製容器壁
周壁に多数の孔を穿孔したものでもよい。又、その孔の
寸法は、適当に定められる。更に又、該多孔容器の形状
は、図示のような長手の筒状のものの他、図示しない
が、少なくとも該流入管2に連結する部分を除く形状
は、筐体1の幅方向に広がる扁平な容器状とし、その多
孔面積を増大せしめるようにしてもよい。
【0020】上記の本考案の一括排気装置の作動を説明
する。該装置の流入管2に、複数個の蓄電池に装備した
一括注水及び排気装置より導出の1本の接続管aを接続
し、この状態において、該蓄電池群の一括注水を行う
際、その過剰の供給水は、該接続管aより該流入管2を
介して該多孔容器状部材14の内部中空部15に流入
し、次いでその多孔周壁を通り、該水溜室5内に入り、
該水溜室5を満たした後、該隔壁4を▲いつ▼流して▲
いつ▼流室6内に入り、水位が上昇し、その排水管3よ
り流出せしめられる。一括注水が終了したときは、該水
溜室5内には、図示のように該隔壁4の高さに等しい深
さの水溜層eが形成され、該▲いつ▼流室6には該排水
管3の下向き下端部3a開口を閉塞する深さの貯水層f
が形成される。該水溜層eは、ガスフィルター側と蓄電
池群側とを遮断するウォーターシールとして作用する。
該貯水層fは、筺体1内のガスが排水管3より排出され
ないようにしたウォーターシールとして作用する。
【0021】尚、該溢流室6内の水溜層eの形成と、該
溢流室6内の貯水層fの形成は、前記の一括注水作業に
よる他、予め、筺体1内に直接給水して形成するように
してもよい。
【0022】次に、蓄電池群の作動時、充電時などで、
これら蓄電池より排出されるガスは、該接続管a及び該
流入管2を介して該多孔容器状部材14内に入り、その
ガスの蓄積に伴い、該多孔容器状部材14内の水は該多
孔壁より外部に徐々に押し出され、図示のように、該多
孔容器状部材14内の中空部15は排気ガスのみとな
り、その多孔容器状部材14の全長に亘る多孔筒体14
b壁の無数の小さい孔14aを通して無数の気泡dとな
って矢示のように上昇し、その水溜層eの上面よりその
上方の空間部7内に配設された全てのガスフィルター1
0の直下に均一に分散して放出され、水蒸気と酸又はア
ルカリの電解液霧を包含するガスは、その直上の3個の
ガスフィルター10,10,10内に入り、該ガスフィ
ルター10,10,10により水分と酸霧は除去され、
3個の全てのガスフィルター10,10,10よりガス
のみが外部に放出される。
【0023】尚、該多孔容器状部材14は、セラミック
製の焼結体などで作製し、且つこれに▲はつ▼水剤での
▲はつ▼水処理を施しておくことが好ましい。
【0024】このように、蓄電池群より一括排気される
ガスは、一列に並んだガスフィルターの配列方向に沿い
長手の多孔容器状部材14を通り抜けるとき、その長さ
全長に亘り散在する多数の小孔14aを介して均一に無
数の気泡dとして放出されるので、その直上に配設され
た複数個のガスフィルター10,10,10に均一に流
入する。従って、従来のように、その流入管2に最も近
い側にガス放出が偏り、その直上のガスフィルターでの
みガスフィルターが行われる不都合、従って又、比較的
濃厚な酸霧を含むガス処理となることによるガスフィル
ターの早期劣化が防止され、緩やかな且つ全体的に亘り
分散したガスのフィルター処理がもたらされる。
【0025】図2は、本考案の他の実施例を示し、該多
孔筒体14bを該流入管2にその基端開口側を嵌着して
接続し、その先端を該筺体1の該隔壁4に当接せしめて
上記本考案の特徴構成を具備せしめた蓄電池用一括排気
装置を示し、その他の構成は、図1と異ならない。かく
して、該隔壁4を、該多孔筒体14bの先端開口部を閉
塞する閉塞部材4として作用せしめると同時に、筒体1
4bを先端側で支持する支持部材を兼ね、かくして該多
孔筒体14bの安定した設置をもたらす。この実施例に
より、該多孔筒体14bの全長に亘るガス放出により、
全てのガスフィルター10、10、10に対し希薄に分
散したガスの均一なフィルター作用を行うことができ、
早期劣化の防止と、全てのガスフィルターの活用をもた
らすことは先の実施例と同様である。
【0026】上記2つの実施例の場合、該流入管2より
流入するガスは、該多孔筒体14b内に溜水がある場合
はその抵抗を受けて容易・迅速に該多孔筒体14bの先
方へ拡散移動しにくい。従って、できる限り容易に該多
孔筒体14b内に深く流入し得られることが望ましい。
本考案は、上記の一括排気装置に更に改良を加え、該多
孔筒体の中空部15深く流入し放出することができるよ
うにし、上記の要望を満足した一括排気装置を提供した
ものである。
【0027】その1つの形式は、該多孔筒体を、先端に
至るに従い口径を拡大した多孔筒体に形成することであ
る。
【0028】図3は、その実施例を示し、一端から他端
に至るに従い漸次口径の増大した多孔筒体14bとその
大径側の開口端を、これと一体成形の閉塞壁14cとか
ら成る多孔容器状部材14を作製し、その小径側の開口
端を該流入管2に嵌着接続し、その内部中空部15を該
流入管2の開口と連通せしめたものである。
【0029】かくして、流入管2から該多孔容器状部材
14内に流入するガスは、該多孔筒体14bが先方へ至
るに従い大口径となっているので、前方へ拡散侵入し易
くなり、特に、その多孔筒体14bの上部壁面は、先方
へ至るに従い上向きの傾斜壁16となっているため、浮
上したガスはその上向きの傾斜壁16に沿い前方へ奥深
く導入されるので、該多孔筒体14bの先端側へのガス
の拡散移動を促進される。従って、先の実施例で示すよ
うな基端から先端まで同一口径の多孔筒体14bを使用
するに比し、先端側へのガスの流入量とそこからの放出
量が増大し、該多孔筒体14bの全長に亘る均一なガス
放出を容易に成し得る。この実施例に示す多孔容器状部
材14は、金属発泡成形体、合成樹脂発泡成形体、セラ
ミック焼結成形体などから構成される。
【0030】図4の実施例は、該多孔筒体14bの先端
を、該筐体1の該隔壁4面に当接させてその先端開口を
該隔壁4により閉塞すると同時に、該多孔筒体14bの
先端を該隔壁4により支持して成る。図3の実施例と同
様に多孔筒体14bの全長に亘るガス排出効果を助長す
る。
【0031】該流入管2より流入したガスが、該多孔筒
体の先端側に容易に流入し排出し得る一括排気装置の他
の形式は、該多孔筒体に、先端に至るに従い大径となる
ように小孔を無数に配設して成る多孔筒体を使用するこ
とである。
【0032】図5は、その1例を示し、一端から他端ま
で同形の塩化ビニール製円筒状の中空パイプ14bとそ
の一端を同一の塩ビ成形閉塞壁14cで閉塞して成る容
器状部材14の該多孔円筒体14bに、その一端から他
端にかけて径が増大した無数の小孔14aを配設したも
ので、図示の例では、径の異なる刺通針で穿設したもの
で、図示の例では、該円筒体の一端側には径1.5mm
の小孔14aを穿設した基端領域部17aと径2.5m
mの小孔14aを穿設した中間領域部17bと径3.5
mmの小孔14aを穿設した先端領域部17cとから成
り、その全体の開孔率は約70%とした。一般には、開
孔率60〜80%の範囲が好ましい。このように作製し
た容器状多孔部材14を、その最小の小孔をもつ基端領
域部17aの端部で該流入管2に嵌着し連通接続せしめ
たものである。かくして、該流入管2から該多孔容器状
部材14に流入したガスは、その多孔筒体14bには先
端に至るに従い大径となる小孔の配設により、その最大
小孔をもつ先端領域部17cより容易に排出し易いの
で、全長に亘る均一なガス排出が助長される。
【0033】図6は、該流入管2に嵌着する側の径を8
mmの小径とし、先端側の径を10mmとした長さ12
5mmの肉厚2mmの塩ビ筒体に、図5に示すと同じ寸
法の異なる3種の小孔の基端領域部17a、中間領域部
17a、先端領域部17cをもつように穿設して成る多
孔筒体14を、その小径の基端側で流入管2に連通接続
しその先端を該筐体1の該隔壁4に当接させて、該隔壁
4を前記のように閉塞部材と支持部材とを兼用せしめて
成る実施例である。この実施例によれば、先端に至るに
従い大径となる小孔を配設したことに加え、その多孔筒
体14bは、先端に至るに従い大径となっているので、
ガスの拡散とその上部筒壁による浮上ガスの導入効果が
更に加わるので、多孔筒体14b全長に亘る均一なガス
の放出が一層助長される。
【0034】図示しないが、かゝる異径の小孔を配設し
た該多孔筒体14bを該隔壁4に当接せしめる代わり
に、その先端を閉塞部材で閉塞するようにしても良いこ
とは言うまでもない。
【0035】
【考案の効果】このように本考案によるときは、筐体の
1側に、蓄電池に接続する流入管を備え、その上方に複
数個配設されたガスフィルターを備えた一括排気装置に
おいて、該流入管に、多孔筒体を接続し且つその先端を
閉塞部材で閉塞した構成を具備したので、蓄電池から排
出されるガスは、該流入管を解して該多孔筒体内の中空
部に流入し、該筒体の多孔壁面より広い範囲でガスが分
散放出されるので、従来のような流入管側に近い部分の
ガスフィルターのみが作用し、その他のガスフィルター
が殆ど活用されない無駄をなくすことができ、ガスフィ
ルターの早期劣化を防止し得られ、これらガスフィルタ
ーの作用を均一化し得られ、安全性が向上する効果をも
たらす。
【0036】この場合、一列に所定の間隔で配設した多
孔容器状ガスフィルターの直下に対面して、該水溜室の
略全長に亘る先端を閉塞した多孔筒体を設けるときは、
その長さ全長に亘り気泡による均一に分散したガス放出
が行われ、全てのガスフィルターを確実に活用でき、フ
ィルター性能良く又使用寿命の長い一括排気装置を提供
することができる効果を有する。
【0037】更に、本考案によれば、該多孔筒体の口径
を先端に至るに従い増大し、或いはその無数の小孔を先
端に至るに従い増大し、或いはこれらを組み合わせるこ
とにより、該多孔筒体内に流入のガスが先端側への移動
することが助長され、該多孔筒体からの均一なガスの分
散放出を向上する効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蓄電池用一括排気装置の実施の1例の
一部を除く裁断側面図である。
【図2】本考案の他の実施例の図1と同様の裁断側面図
である。
【図3】本考案の他の実施例と同様の裁断側面図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例と同様の裁断側面図であ
る。
【図5】本考案の他の実施例と同様の裁断側面図であ
る。
【図6】本考案の他の実施例と同様の裁断側面図であ
る。
【図7】従来の蓄電池用一括排気装置の一部の裁断側面
図である。
【符号の説明】
1 筐体、2 流入管 3 排水管、4 隔壁 5 水溜室、6 溢流室 7 上部空間、8 ガスフィルター台 9 通気孔、10 ガスフィルター 14 多孔容器状部材、14a 小孔 14b 多孔筒体、14c 閉塞部材 16 上向きの傾斜壁、17a 基端領域部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の1側壁に流入管を、その他側壁に排
    水管を設け、内部を隔壁により該流入管に連通する水溜
    室と該排水管に連通する溢流室とを区劃形成し、その上
    部空間の開放面を閉塞してガスフィルター台を横設し、
    該ガスフィルター台に配設した通気孔の各上面をガスフ
    ィルターで被覆して成る蓄電池用一括排気装置におい
    て、該流入管に、多孔筒体を接続して該流入管を該多孔
    筒体の中空部と連通すると共に該多孔筒体の先端開口部
    を閉塞部材により閉塞して成る蓄電池用一括排気装置。
  2. 【請求項2】該流入管に、該多孔筒体の先端開口部を一
    体成形の閉塞壁で閉塞して構成した長手の多孔容器状部
    材を連通接続して成る蓄電池用一括排気装置。
  3. 【請求項3】該流入管に、基端を接続した該多孔筒体の
    先端を、該筐体の該隔壁に当接して該隔壁により該多孔
    筒体の先端開口部を閉塞して成る蓄電池用一括排気装
    置。
  4. 【請求項4】該筺体は長方形とし、該フィルター台にそ
    の長手方向に一列に複数個の通気孔とその夫々の通気孔
    を被覆して下向きに開口する容器状ガスフィルターを配
    設し、これら容器状ガスフィルターの下向き開口部の配
    設に対面する長手の該多孔筒体を、該流入管に連通接続
    し、その先端開口部を閉塞部材により閉塞して成る請求
    項1,2又は3の蓄電池一括排気装置。
  5. 【請求項5】該多孔筒体を、先端に至るに従い口径を拡
    大した多孔筒体に形成して成る請求項1,2,3又は4
    の蓄電池一括排気装置。
  6. 【請求項6】該多孔筒体を、先端に至るに従い無数の小
    孔の径を拡大して成る請求項1,2,3,4又は5の蓄
    電池一括排気装置。
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