JPH0747799A - 蒔絵家具の製造方法 - Google Patents

蒔絵家具の製造方法

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Publication number
JPH0747799A
JPH0747799A JP21226793A JP21226793A JPH0747799A JP H0747799 A JPH0747799 A JP H0747799A JP 21226793 A JP21226793 A JP 21226793A JP 21226793 A JP21226793 A JP 21226793A JP H0747799 A JPH0747799 A JP H0747799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
lacquer
powder
furniture
gold powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP21226793A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukehiro Kawamura
翼博 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWAMURA KK
Original Assignee
KAWAMURA KK
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Publication date
Application filed by KAWAMURA KK filed Critical KAWAMURA KK
Priority to JP21226793A priority Critical patent/JPH0747799A/ja
Publication of JPH0747799A publication Critical patent/JPH0747799A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 唐木家具のような蒔絵で装飾したものを効率
よく製造する方法を提供する。 【構成】 木地の所要表面に適宜文様10を浮き彫りに
彫刻して、該木地の全面に漆11を塗ると共に、前記浮
き彫りの文様10部分のみをサンドペーパー等により表
面を研磨することにより荒らしてから漆12を塗り、そ
の上面に金粉13や色粉を振り掛けて蒔き、ついで室で
乾燥する工程を、前記文様10の部分のみにさらに漆1
2を塗る作業と金粉や色粉13を蒔く作業工程を数回繰
り返して行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、したん,こくたん,び
ゃくだんその他の堅木を使って作られる飾り棚,座卓,
花台といったような、いわゆる唐木家具で、蒔絵装飾を
施こしたものを効率よく製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような蒔絵による装飾を施こ
した蒔絵家具の製造は、例えば、 1)木地に漆又は色漆を塗った上に、粉筒に入れた金粉
(丸粉)を、粉筒の先を指先で弾いて所要の文様に振り
掛けて蒔く。 2)一通り金粉を蒔き終えると、毛棒と称する刷毛を使
って文様以外のところに飛び散った金粉を文様の上に掃
き掛ける。 3)蒔いた金粉を乾燥させてから、粉固め専用の漆で粉
固めをする。 4)蒔絵筆で金粉の上に塗り付け、染み込むのを待って
から、文様の上に和紙を当てて指先で軽く抑えて蒔絵の
上の余分な漆を吸い取る。 5)乾燥した後に、粉が粗くて固めが不十分なときは、
その上に生漆を綿に付けて摺り込み、余分なものを拭き
取る。 6)十分に乾燥してから、針炭(木炭)を使い水につけ
て研ぎ、木炭で金粉を半分に減るまで研ぎ出した後、磨
き上げる。 7)炭研ぎの後、砥の粉を種油で練って作られた研磨材
を文様面に付け、文様全体に金属光沢が出るように磨き
上げる。 8)生漆を摺ってよく拭き、乾燥した後、種油と石粉で
仕上げの磨きをする。 以上の作業を繰り返して行ない、重ね塗りをすることに
よって文様に高低を付けていた。さらに、これらの工程
中に、肉盛りのために粗い金粉や砥の粉を使い、文様に
高低を付けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の蒔絵
による装飾は、工程が複雑で、高度な技術と熟練が必要
で、しかも、多くの時間が掛かって完成に長い期間を要
していたため、生産性が低く、著しくコスト高になり、
得られる製品はいわゆる美術工芸品と称される高価なも
のである。それ故に本発明の目的は、このような従来の
課題を解決し、しかも、品質の優れた蒔絵家具を効率よ
く製造する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の蒔絵家具の製造
方法は、木地の所要表面に適宜文様を浮き彫りにより彫
刻して、該木地の全面に漆を塗ると共に、前記文様の部
分をサンドペーパー等により研磨した後、その上面に金
粉や色粉を振り掛けて蒔き、ついで室で乾燥する工程
を、前記文様の部分のみにさらに漆を塗る作業と金粉や
色粉を蒔く作業工程を数回繰り返して行なうものであ
る。
【0005】
【作用】文様の高低の大要は、木地に予め施こす浮き彫
りに彫刻して形成したものであるから、従来行なわれて
いた漆の重ね塗りによる高低は大幅に減少される。従っ
て、全体の工程が簡略化されて手間も掛からない。その
上、浮き彫りに彫刻した文様をなぞって漆を塗り、蒔絵
を描けばよいから、格別の熟練や高度な技術をそれほど
必要としない工程のため、顕著なコスト低減が達成され
る。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図1はいわゆる唐木家具を代表する漆塗りによって
形成される飾り棚の全体正面図であり、図2はその上半
部分を拡大して示した斜視図である。この飾り棚は上部
の横幅一杯に戸棚1を設けて四枚の戸2を平木戸式に嵌
めている。そして、戸棚1の下方に多段式の棚3を配
し、この棚3の下方でほぼ左半部に戸棚4を設け、棚3
と戸棚4とに囲まれる個所にも多段式の棚5を設け、さ
らにこの棚5の下方でその左半部に抽出6,右半部に戸
棚7を配している。さらにまた、戸棚4と抽出6の下方
に抽出8,8を設けている。そして、前記戸棚4と7に
それぞれ開き戸式の扉9を嵌めている。前記各戸2及び
各扉9の前面には、適宜の文様10が蒔絵によって表現
されている。
【0007】しかして本発明は、これらの戸2や扉9の
前面に表現する文様10を効率よく形成する、蒔絵家具
の製造方法である。前記各戸2および扉9の木地の前面
に適宜の文様10を、浮き彫りによる彫刻によって高低
差を設けて立体感豊かに形成する。
【0008】そして、蒔絵家具全面に漆11で下地塗り
を十分にした後、さらに文様10をなぞって浮き彫り部
分を鮮明にしてから、浮き彫りされた文様10の部分に
サンドペーパー等を掛けて表面を研磨して、少し荒らし
てやることにより次に塗る漆12が文様10に確実に塗
着する。そして、その上に金粉や色粉13等を振り掛け
て蒔いて蒔絵を描き、室に入れて25度程度の温度と8
0%の湿度を与えて乾燥する。したがって、乾燥した漆
12及び金粉や色粉13は、彫刻により浮き彫りされた
文様10に強固に接着される。
【0009】さらに、前記した文様10の部分に漆12
を塗る作業と金粉や色粉13を蒔く作業工程を適宜の回
数繰り返す。(図3では、2回繰り返している)。
【0010】このように本発明の蒔絵家具の製造方法
は、戸2や扉9に表現する文様10を木地の表面に浮き
彫りに彫刻して形成することにより高低の大要を構成
し、この彫刻による高低をベースにして文様10の上に
漆を塗り、金粉や色粉13等を蒔き掛けるものであるか
ら、文様10の高低は漆塗りの工程回数を減少させて容
易に形成され、しかも顕著に蒔絵が形成されるので、従
来のように漆の重ね塗りによって文様の高低を付ける方
法と異なって高度な技術や熟練を要しないで効率よく完
成できる。
【0011】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の蒔絵家具の
製造方法は、文様の基体を木地の表面に浮き彫りに彫刻
して形成し、その上に漆を塗り、金粉や色粉等を振り掛
けることを主体とするものであるから、表現される文様
は高低差が顕著でかつ鮮明であり、漆の塗り、乾燥等全
体の工程が簡略化される。しかも、蒔絵を描くことは浮
き彫り形成した文様をなぞらえるようにして行なえるか
ら、高度な技術や熟練をさほど必要としない。このよう
に本発明は時間や手間が顕著に節減できて、いわゆる芸
術的な高度な技術や熟練を要さないで、低コストにてし
かも品質のよいものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蒔絵家具の一例として示した飾り棚の全体正面
図。
【図2】図1の上半部を拡大して示す斜視図。
【図3】文様部分を拡大した一部断面図。
【符号の説明】
10 文様 11,12 漆 13 金粉や色粉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木地の所要表面に適宜文様を浮き彫りに
    彫刻して、該木地の全面に漆を塗ると共に、前記文様の
    部分をサンドペーパー等により表面を研磨した後、さら
    に文様の部分に漆を塗り、その上面に金粉や色粉を振り
    掛けて蒔き、ついで室で乾燥する工程を、前記文様の部
    分のみにさらに漆を塗る作業と金粉や色粉を蒔く作業工
    程を数回繰り返して行なうようにしたことを特徴とする
    蒔絵家具の製造方法。
JP21226793A 1993-08-03 1993-08-03 蒔絵家具の製造方法 Pending JPH0747799A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21226793A JPH0747799A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 蒔絵家具の製造方法

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JP21226793A JPH0747799A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 蒔絵家具の製造方法

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JPH0747799A true JPH0747799A (ja) 1995-02-21

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ID=16619759

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JP21226793A Pending JPH0747799A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 蒔絵家具の製造方法

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JP (1) JPH0747799A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7867089B2 (en) 2008-07-11 2011-01-11 Nintendo Co., Ltd. Expanding operating device and operating system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7867089B2 (en) 2008-07-11 2011-01-11 Nintendo Co., Ltd. Expanding operating device and operating system

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