JPH074790Y2 - 高周波加熱装置の冷却構造 - Google Patents

高周波加熱装置の冷却構造

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JPH074790Y2
JPH074790Y2 JP1988145673U JP14567388U JPH074790Y2 JP H074790 Y2 JPH074790 Y2 JP H074790Y2 JP 1988145673 U JP1988145673 U JP 1988145673U JP 14567388 U JP14567388 U JP 14567388U JP H074790 Y2 JPH074790 Y2 JP H074790Y2
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cooling air
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は電子レンジ等の高周波加熱装置の冷却構造に関
する。
〈従来の技術〉 第10図は高周波加熱装置の従来の冷却構造を説明するた
めの電子レンジの図面であって、(a)は扉を除いた正
面図、(b)はキャビネットの天板を除いた平面図、
(c)は底面図、(d)は側板を除いた右側面図で、図
示矢印は冷却風の通過経路を示している。
電子レンジ10は、外観が略直方体形状のキャビネット11
内に、加熱室20と電源部30とを有し、加熱室20の前部
(第10図(b)上で下方)には加熱室20を開閉する窓付
扉11aが、また、電源部30の前部には調理コースを選択
するための操作部11dが設けられている。28は加熱室20
内に置かれた被加熱物である。(第10図(a)、
(b))。
電源部30には、高周波発振器であるマグネトロン31と、
このマグネトロン31に印加する高電圧を発生する高圧ト
ランス32と、高圧トランス32の後方に設けた高圧コンデ
ンサ33と、マグネトロン31および高圧トランス32とキャ
ビネット背面間に配置した冷却ファン34と、この冷却フ
ァン34を駆動するファンモータ35と、加熱室天板12上で
窓付扉11a近辺に取り付けたオーブンランプ36等の電気
部品とが設けられている(第10図(b)、(d))。
なお、加熱室20と電源部30との間には隔壁21′が設けら
れており、この隔壁21′は断熱材(図示省略)を、加熱
室20の内壁を形成する金属板22′と電源部30の内壁を形
成する遮熱板23′とで挟んだものである(第10図
(a))。
電子レンジ10の冷却構造は、冷却ファン34、ファンモー
タ35、吸気ダクト40′、吸気孔42、スチームダクト5
0′、排気口52、52a、排気ダクト60、排気ルーバ14等を
有している(第10図(a))。
吸気ダクト40′の一端はマグネトロン31の冷却フィルタ
に、また他端は隔壁21′に取り付けられている。吸気ダ
クト40′が取り付けられた部分の隔壁21′には、加熱室
20と吸気ダクト40′とを連通する多数の小孔からなる第
1の吸気孔42が開設されている。
スチームダクト50′は、加熱室天板12の上に、前部から
後部に向かって設けられている。スチームダクト50′の
一端部分は、加熱室天板12に設けた加熱室排気口51を介
して加熱室20に連通している。スチームダクト50′の他
端部分はキャビネット11の背面上部に形成した第1の排
気口52に接続されている。また、加熱室天板12とキャビ
ネット天板11cとの間のスペースの排気のために、キャ
ビネット11の背面上部に、第2の排気口52aが設けられ
ている。排気口52と52aとは第1の排気ダクト60に開口
している。そして、排気ルーバ14はキャビネット11の底
面に設けられている。
次に、上記電子レンジの冷却構造における冷却風の作用
について説明する。
冷却ファン34の駆動によって、冷却風はキャビネッ
ト11の後面に設けた吸気孔11bから流入して冷却ファン3
4を通過する。冷却ファン34を通過した冷却風の一部
は、冷却風Aとなってマグネトロン31の冷却フィルタに
流入する(第10図(d))。
マグネトロン31の冷却フィルタを通過してマグネト
ロン31を冷却した冷却風Aは吸気ダクト40′と吸気孔42
を通過して加熱室20内へ流入する(第10図(a)、
(d))。
加熱室20に流入した冷却風Aは高温風となって、加
熱室排気口51を通過してスチームダクト50′に流入し、
スチームダクト50′内を通過して排気口52から排気ダク
ト60を経てキャビネット11外に排出される(第10図
(b))。
一方、冷却ファン34を通過した冷却風の一部は、冷
却風Bとなってマグネトロン31の外側近辺を通過し、加
熱室天板12とキャビネット天板11c間のスペースに流入
して排気口52aから排気ダクト60を経てキャビネット11
外に排出される(第10図(b)、(d))。
また、冷却ファン34を通過した冷却風の一部は冷却
風Cとなって高圧トランス32を冷却し、キャビネット11
の底面に設けた排気ルーバ14からキャビネット11外に排
出される(第1図(c)、(d))。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記した冷却構造を採用している限り、
次のような問題点がある。
即ち、電子レンジでは、加熱室を所定の大きさに選定す
る必要があるが、キャビネットの大きさは極力小さくす
ることが望ましい。このため、電源部のスペースが限ら
れ非常に狭くなっている。従って、マグネトロンや高圧
トランスなどを冷却するための冷却風の通路も狭くなる
ので、冷却ファンの静圧が非常に大きくなり、冷却ファ
ンの消費電力が大きくなっている。この静圧を小さくす
るためには冷却風の通路を広くすればよいが、そうする
とキャビネットのサイズが大きくなって電子レンジのコ
ストが増加する。
また、スチームダクトを蒸気を含んだ排気が通過した際
に、スチームダクトで結露した水滴が電子レンジのキャ
ビネットの外面に流下することがある。かかる水滴の流
下は、電子レンジの外観を汚す原因となる。また、この
ような水滴の流下は不衛生的である。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、冷
却ファンの静圧と排気温度が低く、且つ電源部に対する
冷却効果の優れるとともに、蒸気を含んだ排気がスチー
ムダクトを通過した際に、スチームダクトで結露した水
滴が電子レンジのキャビネットの外面に流下することが
ない高周波加熱装置の冷却構造を提供することを目的と
している。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係る高周波加熱装置の冷却構造は、被加熱物が
収納される加熱室と、この加熱室の第1の隔壁を介して
加熱室に隣接して設けられる電源部と、この電源部の高
周波発振器と高圧トランスとを冷却する冷却ファンと、
前記高周波発振器を冷却した冷却風を加熱室に導く吸気
ダクトと、加熱室の天板とキャビネットの天板との間の
スペースに設けられており、加熱室内の冷却風をキャビ
ネット外に導くスチームダクトと、キャビネットの外面
に設けられ、前記スチームダクトを通過した冷却風と前
記スペースを通過した冷却風とを受ける第1の排気ダク
トとを有する高周波加熱装置の冷却構造であって、前記
吸気ダクトの上部には前記冷却風を前記スペースに流入
させる開口が開設され、前記スチームダクトの側面には
前記スペースからの冷却風を流入させる開孔がそれぞれ
設けられており、前記スチームダクトの底面と上面との
間には断熱板が設けられ、また前記上面には前部から後
部に向かって後上がりのテーパーを設け、前記第1の排
気ダクトは上方のみが開放されている。
〈作用〉 冷却ファンが駆動され、冷却ファンに流入する冷却風の
一部分によって調理用ヒータの端子が冷却さる。冷却フ
ァンを通過した冷却風は、高周波発振器を通過する冷却
風Aと、高周波発振器の外側を通過する冷却風Bと、高
圧トランスを冷却する冷却風Cとに分かれる。
冷却風Aは高周波発振器を冷却しつつ通過し、吸気ダク
トを通過して加熱室に流入するとともに、吸気ダクトの
開口から加熱室天板とキャビネット天板間のスペースに
流入する。
高周波発振器の外側近辺を通過した冷却風Bは、高周波
発振器の表面の一部を冷却したのち、加熱室天板とキャ
ビネット天板間のスペースに流入する。
加熱室に流入した冷却風Aは、加熱室内の被加熱物から
受ける熱によって高温風となり、スチームダクトに流入
後、第1の排気ダクトを経てキャビネット外に排出され
る。
加熱室天板とキャビネット天板間のスペースに流入した
冷却風AとBは、このスペース内でほぼ混合し、混合し
た冷却風の一部分は第1の排気ダクトを経て、また一部
分はスチームダクトの上方を通過し第2の排気ダクトと
を経て、また残りはスチームダクトの開孔からスチーム
ダクト内に流入しスチームダクトに流入した加熱室内の
高温風と混合し第1の排気ダクトを経て、それぞれキャ
ビネット外に排出される。
高圧トランスを冷却する冷却風Cの一部分は直接高圧ト
ランスの表面を冷却し、他の部分は整流板に当たって下
方に方向変換して高圧トランスを冷却しキャビネット下
部の排気口を経てキャビネット外に排出される。
〈実施例〉 本考案の一実施例を図面を参照しつつ以下に説明する。
第1図〜第9図は本考案の一実施例を説明するための電
子レンジの図面である。第1図は電子レンジの概略の構
造と冷却風の経路とを示す外観説明図であって、(a)
は扉を除いた正面図、(b)はキャビネット天板を除い
た平面図、(c)は底面図、(d)はキャビネットの側
板を除いた右側面図、第2図は吸気ダクトの要部を示す
斜視説明図、第3図はキャビネット天板を除いた斜視説
明図、第4図はスチームダクトの構成を示す斜視説明
図、第5図はスチームダクトの断面説明図、第6図は断
熱材の保持方法を示す分解斜視説明図、第7図は整流板
の配置を示す斜視説明図、第8図は吸気ダクトの延長部
分と遮熱板とで構成したダクトの斜視説明図、第9図は
仕切板の配置を示す平面説明図である。なお、以下の説
明において、従来と同様のものには同一の符号を付して
説明する。
本実施例を適用した高周波加熱装置としての電子レンジ
の主要構造は、従来の技術で説明した構造と同様であ
る。
即ち、電子レンジ10は、キャビネット11内に、加熱室20
と加熱室20に隣接した電源部30とを有する。電源部30に
は、高周波発振器であるマグネトロン31と、高圧トラン
ス32と、高圧コンデンサ33とを有している。また、キャ
ビネット11内には、冷却ファン34、ファンモータ35およ
びオーブンランプ36等の電気部品が設けられている。な
お、加熱室20内には調理用ヒータ17が設けられており、
また被加熱物28が収納される。加熱室20の第1の隔壁で
ある電源部側の隔壁21は、加熱室20の内壁である金属板
22と、この金属板22の電源部30側全面に取り付けた断熱
材24(第1図では図示省略、第6図参照)と、この断熱
材24の電源部30側に設けられて断熱材24を保持している
枠25(第6図)とから構成されている。但し隔壁21の一
部部分で、後述する吸気孔42、42aと整流板26が形成さ
れる部分は、枠25の代わりに遮熱板23が設けられてい
る。
本実施例の冷却構造は、冷却ファン34、ファンモータ3
5、吸気ダクト40、吸気ダクト40の開口41、ダクト27、
吸気孔42、42a、スチームダクト50、スチームダクト50
の開口53、スチームダクト50′内の断熱板54、排気口5
2、52a、排気ダクト60、60a、遮熱板23、整流板26、仕
切板13、排気ルーバ14等を有している。以下、冷却構造
を順次説明する。
第2図に示すように、吸気ダクト40は、マグネトロン31
と、加熱室20の電源部側の隔壁21との間に設けられてい
る。この吸気ダクト40は、外側板40aと底板40bとを有し
ている。外側板40aの一端縁はマグネトロン31の外側面3
1aに固定されており、他端縁は隔壁21に固定されてい
る。そして、外側板40aの上端縁は加熱室天板12より上
方に突出しキャビネット天板11cに当接している。底板4
0bは、外側板40a、マグネトロン31の冷却フィルタ出口3
1bおよび隔壁21の三者が囲うスペースの下面を形成して
いる。このスペースを形成する隔壁21には、多数の小孔
からなる第1の吸気孔42が設けられている。そして、こ
のスペースの上面は従来と異なって開放されて開口41と
なっているので、このスペースは加熱室天板12上に連な
っている。従って、マグネトロン31を通過した冷却風A
の流路抵抗が従来より少なくなるので、冷却ファン34の
静圧を小さくすることができる。なお、43は、吸気ダク
ト40を通過し開口41から加熱室天板12とキャビネット天
板11c間のスペース(以下天板間スペースと記す)15に
流入する冷却風のガイドであり、外側板40aの上部を加
熱室天板12上に延長したものである。
第3図〜第5図に示すように、スチームダクト50は、天
板間スペース15の左側(第3図上で左側)部分に設けら
れている。そして、スチームダクト50の底面は加熱室天
板12で、両側面は外側板50aと内側板50bとで、上面は上
板50cでそれぞれ形成されている。上板50cは前部から後
部に向かって後上がりのテーパを有するように形成され
ている。換言すれば、スチームダクト50の上板50cとキ
ャビネット天板11cとの間隔が前方から後方へ向かうに
したがって小となるように形成されている(第5図参
照)。このようにスチームダクト50の上板50cが形成さ
れているのは、天板間スペース15の温風がスチームダク
ト50の天板12上を通過して、後述の排気ダクト60aに流
入しやすくするためである。
スチームダクト50の底面、即ち加熱室天板12の前部に
は、スチームダクト50を加熱室20に連通し多数の小孔よ
りなる加熱室排気口51が開設されている。スチームダク
ト50の後端はキャビネット11の背面上部に接続されてお
り、キャビネット11のこの背面上部には、第1の排気口
52が設けられている。スチームダクト50の内側板50bの
後部で排気口52の近傍には、内側板50bを切り欠いた開
孔53が形成されている。また、キャビネット11の背面上
部のほぼ中央部分には、天板間スペース15に流入した冷
却風を排出する第2の排気口52aが設けられている。
また、スチームダクト50の上板50cと加熱室天板12との
間には、加熱室排気口51が設けられている部分を除い
て、断熱板54が取り付けられている。これは、加熱室20
の温度が300℃前後に達するため、スチームダクト50内
を流れる高温風が直接加熱室天板12に触れて排気温度が
高くなるのを防止するためのものである。
第1の排気ダクト60は、キャビネット11の背面上部に取
り付けられており、この排気ダクト60内に排気口52、52
aが開口している。また、加熱室20の隔壁21に対向した
第2の隔壁(反電源部側の隔壁)21aとキャビネット11
との間に、電子レンジ10の下部から上部に至るスペース
が設けられており、このスペースが第2の排気ダクト60
aを形成している。そして、この排気ダクト60aの上部は
スチームダクト50の上方に開口している。即ち天板間ス
ペース15に連通している。排気ダクト60aの下部はキャ
ビネット11の底部に設けた第3の排気口である排気ルー
バ14に連通している。従って、天板間スペース15の温風
は、排気ダクト60のみならず、排気ダクト60aからも排
出されるので、この温風の排出流路の流路抵抗が少なく
なり、冷却ファン34の静圧が減少する。
加熱室20の電源部側の隔壁21は、第6図に示すように、
断熱材24を枠25に装着し、断熱材24が加熱室20の内壁で
ある金属板22に接触するように、枠25を金属板22に装着
したものである。枠25の上端部両端近辺に設けた切り起
こし25aは、枠25を加熱室天板12等に設けた開口26に挿
入して、枠25を固定するためのものである。そして、隔
壁21の枠25を用いたこのような構造は、加熱室20の電源
部側の隔壁21に限定するものではなく、加熱室20の全外
郭、即ち、天板、床および全ての隔壁に対して適用され
ている。
第7図に示すように、加熱室20の電源部側の隔壁21で高
圧トランス32のほぼ斜め上方にあたる部分は、上記のよ
うに枠25の構成としないで遮熱板23のままにしておき、
この遮熱板23を切り起こして所定寸法の整流板26を形成
している。整流板26は、マグネトロン31と高圧トランス
32との間に位置させてあり、また冷却風の進行方向に対
して後下がりの傾斜を有するように切り起こされている
ので、高圧トランス32上方の冷却風Cがこの整流板26に
当たって下方に方向変換して高圧トランス32を冷却す
る。
第8図に示すように、吸気ダクト40の外側板40aの隔壁2
1側の端縁部分を延長し、この延長された部分の外側板4
0aと遮熱板23とでダクト27が形成されている。このダク
ト27の吸気ダクト40側の面および遮熱板23側の面のみが
開放されており、その他の面は閉鎖されている。そし
て、このダクト27が形成された部分の隔壁21には、吸気
孔42と同様な第2の吸気孔42aが設けられている。従っ
て、吸気ダクト40は吸気孔42と42aとの両排気孔を介し
て加熱室20に連通していることになるので、マグネトロ
ン31を通過した冷却風Aの流路抵抗が少なくなり、冷却
ファン34の静圧が減少する。
次に仕切板13について説明する。第9図に示す調理用ヒ
ータ17は、加熱室20内の上部に設けられており、調理用
ヒータ17の端子18は加熱室20の後部の隔壁21bとキャビ
ネット11の背面間の上部右側(第1図(b)上で右側)
よりで冷却ファン34のほぼ側方に設けられている。キャ
ビネット11の背面と、平面視ほぼL字状に折曲形成され
た仕切板13とが、端子18を三方から囲うように仕切板13
が取り付けられている。そして、キャビネット11の背面
には、ファンモータ35の後部のみならず端子18の後部の
部分にも、吸気口11b(第9図では図示省略)が形成さ
れている。従って、冷却ファン34による冷却効果が増加
するとともに、調理用ヒータ17の端子18の冷却をするこ
とができる。
次に本実施例の冷却構造の冷却動作について説明する。
マグネトロン31の動作が開始されると同時にファン
モータ35が起動されて冷却ファン34の運転が開始され
る。吸気孔11bから流入した冷却風の内、一部分はヒー
タ17の端子18を冷却した後、また他の部分は直接に、冷
却ファン34に流入する。冷却ファン34を通過した冷却風
は、マグネトロン31を通過する冷却風Aと、マグネトロ
ン31の外側を通過する冷却風Bと、高圧トランス32を冷
却する冷却風Cとに分かれる。
冷却風Aはマグネトロン31の冷却フィルタを通過し
てマグネトロン31を冷却したのち、吸気ダクト40に流入
し、吸気孔42、42aを通過して加熱室20内に流入すると
ともに、吸気ダクト40の開口41から天板間スペース15に
流入する。
マグネトロン31の外側近辺を通過した冷却風Bは、
マグネトロン31の表面の一部を冷却したのち、天板間ス
ペース15に流入する。
加熱室20に流入した冷却風Aは、加熱室20内の被加
熱物28から受ける熱によって高温風となり、加熱室排気
口51を通過してスチームダクト50に流入する。
天板間スペース15に流入した冷却側AとBは、この
スペース内でほぼ混合し、混合した冷却風の一部は排気
口52aと排気ダクト60を経て、また一部はスチームダク
ト50の上方を通過し排気ダクト60aと排気ルーバ14を経
て、また残りはスチームダクト50の開孔53からスチーム
ダクト50内に流入し、スチームダクト50に流入した加熱
室20内の高温風と混合しながら排気口52と排気ダクト60
を経て、それぞれキャビネット11外に排出される。
高圧トランス32を冷却する冷却風Cの一部分は直接
高圧トランス32の表面を冷却し、他の部分は整流板26に
当たって下方に方向変換して高圧トランス32を冷却す
る。高圧トランス32を冷却した冷却風Cは、キャビネッ
ト11の底面に設けた排気ルーバ14から排出される。
〈考案の効果〉 本考案に係る高周波加熱装置の冷却構造においては次の
ような効果がある。
吸気ダクトの上部に開口を設け、マグネトロンを冷
却した冷却風を加熱室内に流すのみでなく、天板間スペ
ースにも流すようにしているので、冷却ファンの静圧を
小さくすることができる。したがって、高周波発振器を
通過した冷却風の静圧が低くなるので、高周波発振器の
冷却効果を高めることができる。
加熱室からスチームダクト内に流入した高温風に、
加熱室天板とキャビネット天板との間のスペースに流入
した冷却風を、スチームダクトに設けた開孔を経て合流
させているので、排気温度を低くすることができる。従
って、高周波加熱装置を使用する上での安全性が向上す
る。
スチームダクト内に断熱板を設けて、スチームダク
ト内を流れる高温風が、加熱室天板に直接接触すること
を防止したので、排気温度を低くすることができ、高周
波加熱装置を使用する上での安全性が向上する。
スチームダクトの形状を前部から後部に向かって後
上がりのテーパを有するように形成して、加熱室天板と
キャビネット天板間のスペースの冷却風を、キャビネッ
トと加熱室の反電源部側の隔壁間に形成した排気ダクト
に流入させてのち排出させるので、加熱室の反電源部側
の隔壁が冷却されるとともに、キャビネットの表面温度
が低下する。
加熱室を断熱する構造において、断熱材の外側を金
属製の遮熱板で完全に覆うことにより断熱材を固定する
のではなく、金属製の枠で断熱材を固定しているので、
断熱材の外側面における輻射熱を少なくすることができ
るほか、枠を採用したことにより、遮熱板と比べて、材
料の節約ができる。
加熱室の電源部側の隔壁の一部に遮熱板を採用し、
この遮熱板を切り起こして高圧トランスの上方に整流板
を形成することにより、高圧トランスの冷却効果を向上
させることができるとともに、単独に整流板を設ける場
合に比べて部品点数を削減できる。
吸気ダクトを加熱室に連通する従来の吸気孔に加え
て、吸気ダクトの延長部分と遮熱板とで形成したダクト
を設け、このダクトを加熱室に連通する吸気孔を加熱室
の隔壁に設けた。即ち、加熱室の吸気孔の面積が増加し
たので、高周波発振器のフィルタ出口の静圧が小さくな
り、高周波発振器の冷却効果を高めることができる。ま
た、加熱室内への冷却風の送風を広い範囲に行えるの
で、加熱室内の温度が一様になる。
キャビネットとともに調理用ヒータ17の端子18を三
方から囲う仕切板を冷却ファンの前方に設け、この部分
のキャビネットにも冷却ファンの吸気孔を設けて吸い込
み面積を大きくしたので、端子18が良く冷却され、また
冷却ファンの能力が高くなるとともに省スペース設計が
可能となる。
また、スチームダクトを蒸気を含んだ排気が通過し
た際に、スチームダクトで油等の不純物を含んだ水滴が
結露するが、スチームダクトの上面が前部から後部に向
かって後上がりのテーパーとして形成されているので、
水滴がキャビネットの外部に漏れ出ることがない。ま
た、第1の排気ダクトに水滴が結露したとしても、その
水滴は上方のみが開放された第1の排気ダクトによって
受け止められるので、水滴が電子レンジのキャビネット
の外面に流下することがない。このため、水滴によって
キャビネットの外面が汚されることがなく、衛生的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本考案の一実施例を説明するための電
子レンジの図面である。第1図は電子レンジの概略の構
造と冷却風の経路とを示す外観説明図であって、(a)
は扉を除いた正面図、(b)はキャビネット天板を除い
た平面図、(c)は底面図、(d)はキャビネットの側
板を除いた右側面図、第2図は吸気ダクトの要部を示す
斜視説明図、第3図はキャビネット天板を除いた斜視説
明図、第4図はスチームダクトの構成を示す斜視説明
図、第5図はスチームダクトの断面説明図、第6図は断
熱材の保持方法を示す分解斜視説明図、第7図は整流板
の配置を示す斜視説明図、第8図は吸気ダクトの延長部
分と遮熱板とで構成したダクトの斜視説明図、第9図は
仕切板の配置を示す平面説明図である。第10図は高周波
加熱装置の従来の冷却構造を説明するための電子レンジ
の図面であって、(a)は扉を除いた正面図、(b)は
キャビネットの天板を除いた平面図、(c)は底面図、
(d)は側板を除いた右側面図である。 10……電子レンジ、11……キャビネット、12……加熱室
天板、13……仕切板、15……天板間スペース、17……調
理用ヒータ、18……端子、20……加熱室、21、21a……
隔壁、23……遮熱板、24……断熱材、25……枠、26……
整流板、27……ダクト、30……電源部、31……マグネト
ロン、32……高圧トランス、34……冷却ファン、40……
吸気ダクト、41……開口、42、42a……吸気孔、50……
スチームダクト、51……加熱室排気口、52、52a……排
気口、53……開孔、54……断熱板、60、60a……排気ダ
クト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物が収納される加熱室と、この加熱
    室の第1の隔壁を介して加熱室に隣接して設けられる電
    源部と、この電源部の高周波発振器と高圧トランスとを
    冷却する冷却ファンと、前記高周波発振器を冷却した冷
    却風を加熱室に導く吸気ダクトと、加熱室の天板とキャ
    ビネットの天板との間のスペースに設けられており、加
    熱室内の冷却風をキャビネット外に導くスチームダクト
    と、キャビネットの外面に設けられ、前記スチームダク
    トを通過した冷却風と前記スペースを通過した冷却風と
    を受ける第1の排気ダクトとを有する高周波加熱装置の
    冷却構造において、前記吸気ダクトの上部には前記冷却
    風を前記スペースに流入させる開口が開設され、前記ス
    チームダクトの側面には前記スペースからの冷却風を流
    入させる開孔がそれぞれ設けられており、前記スチーム
    ダクトの底面と上面との間には断熱板が設けられ、また
    前記上面には前部から後部に向かって後上がりのテーパ
    ーを設け、前記第1の排気ダクトは上方のみが開放され
    ていることを特徴とする高周波加熱装置の冷却構造。
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