JPH0748221A - 毛髪及び皮膚用化粧料 - Google Patents

毛髪及び皮膚用化粧料

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JPH0748221A
JPH0748221A JP21492393A JP21492393A JPH0748221A JP H0748221 A JPH0748221 A JP H0748221A JP 21492393 A JP21492393 A JP 21492393A JP 21492393 A JP21492393 A JP 21492393A JP H0748221 A JPH0748221 A JP H0748221A
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hair
skin
lanolin
urea
cosmetic
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JP21492393A
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Kazunori Yamazaki
一徳 山崎
Shiho Muraoka
志保 村岡
Nobuyuki Kurita
信行 栗田
Tetsuji Nakamura
哲治 中村
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 毛髪の摩耗破断強度を改善し、ブラッシング
時の摩擦による切れ毛を起こりにくくし、また肌荒れ、
手荒れ、唇の荒れなど荒れた皮膚を改善すると共に健康
な毛髪と皮膚を保護する効果を発揮する毛髪及び皮膚用
化粧料を提供する。 【構成】 毛髪及び皮膚用化粧料は、ラノリンと尿素の
複合体を1〜60重量%含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛髪及び皮膚用化粧料
に関するものであり、さらに詳しくは毛髪の摩耗破断強
度を改善し、ブラッシング時の摩擦による切れ毛を起こ
りにくくし、また肌荒れ、手荒れ、唇の荒れなど、荒れ
た皮膚を改善すると共に、健康な毛髪と皮膚の保護を目
的とする毛髪及び皮膚用化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラノリンは、毛髪及び皮膚に対する親和
性、付着性、エモリエント性に富み、また物性的に抱水
性にも優れているので、従来より人の毛髪及び皮膚用化
粧料の重要な成分として広く用いられている。
【0003】このラノリンを配合した化粧料の例として
は、奥田治編「香粧品化学」(1963年、廣川書店)
の第199頁に開示されたラノリンを配合したヘアクリ
ーム、池田鉄作編「化粧品学」(1965年、南山堂)
の第181頁に開示されたラノリンを配合した栄養クリ
ーム、光井武夫編「新化粧品学」(1993年、南山
堂)の第395頁に開示されたラノリンを配合した口紅
等が挙げられる。
【0004】また、尿素は、その毛髪、皮膚に対する湿
潤効果、細胞賦活効果、肌荒れ修復効果が期待され、ラ
ノリンと同様に化粧料に広く用いられている。
【0005】この尿素を配合した化粧料の例としては、
光井武夫編「新化粧品学」(1993年、南山堂)の第
483頁に開示された尿素を配合したハンドクリーム、
特開平4−305509に開示された尿素とトラネキサ
ム酸を配合した皮膚外用剤、特開平4−364104に
開示されたレシチン類と尿素を含有することを特徴とす
る化粧品が挙げられる。
【0006】さらに、ラノリンと尿素の両方を配合した
化粧料の例としては、特開平1−190622に開示さ
れたソジウム・モンモリロナイト、尿素、ラノリン等の
油分を配合することを特徴とするシャンプー及びヘアト
リートメント、特公平4−56002に開示された尿素
と酸性アミノ酸を配合することを特徴とする皮膚化粧料
(実施例2に記載されたラノリンと尿素を配合したファ
ンデーション)が挙げられる。
【0007】
【発明を解決しようとする問題点】しかしながら、これ
らの毛髪及び皮膚用化粧料は、毛髪の摩耗破断強度の改
善及び肌荒れ、手荒れ、唇の荒れの改善に対してはある
程度の効果を期待し得るものの、充分な効果を発揮する
に至っていないのが現状である。
【0008】本発明者等は、このような現状に鑑み、鋭
意検討を重ねた結果、ラノリンと尿素の複合体を特定量
有効成分として含有した毛髪及び皮膚用化粧料とするこ
とにより、毛髪の摩耗破断強度を改善し、ブラッシング
時の摩擦による切れ毛を起こりにくくし、また肌荒れ、
手荒れ、唇の荒れなど荒れた皮膚を改善すると共に、健
康な毛髪と皮膚を保護する効果を発揮するとの知見を得
て、本発明を完成するに至った。
【0009】
【発明を解決するための手段】すなわち本発明は、ラノ
リンと尿素の複合体を1〜60重量%含有することを特
徴とする毛髪及び皮膚用化粧料である。
【0010】本発明で用いられるラノリンと尿素の複合
体は、液状ラノリンを得る際の副産物として公知のもの
である(米国特許第2,857,412号)が、本発明
の特徴はこの複合体を1〜60重量%含んだ組成物を毛
髪及び皮膚用化粧料として用いる点にある。ラノリンは
コレステロールのエステルであり、皮脂の成分として毛
髪や皮膚に含まれるので、特に毛髪や皮膚に馴染み易
く、水で洗った後にも落ちにくいという効果が期待でき
る。
【0011】本発明の毛髪及び皮膚用化粧料におけるラ
ノリンと尿素の複合体の含有量は1〜60重量%であ
り、好ましくは5〜40重量%である。前記複合体の含
有量が1%未満では毛髪の摩耗破断強度の改善効果や荒
れた皮膚を改善する効果が小さく、60重量%を越える
範囲では化粧料として使用する時の塗り易さやベタツキ
等の使用性で難点があり、好ましくない。
【0012】本発明に用いられる化粧料には、上記の必
須成分に加えて、必要に応じ、本発明の効果を損わない
質的及び量的範囲内で通常の化粧品、医薬品分野で用い
られるその他の成分を配合することができる。例えば、
水分、油分、保湿剤、増粘剤、ゲル化剤、水溶性高分
子、油溶性高分子、薬剤、酸化防止剤、界面活性剤、色
材、香料、粉末等を配合することができる。
【0013】本発明の剤型は任意であり、油系、乳化系
が可能である。また、ネイルエナメル、ベースコート、
ネイルエナメルリムーバーへの応用も可能である。
【0014】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明をさ
らに詳細に説明する。本発明はこれにより限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能である。なお、以下の記載においては配合量の
単位はいずれも重量%である。
【0015】(ラノリン・尿素複合体の調製)無水ラノ
リン500gと尿素480gとを1500mlのメタノ
ールと共に熱して沸騰せしめ、45分間激しく攪拌した
後に2℃まで冷却し、一昼夜放置した後、冷エーテルを
加えて薄い泥状液として濾過する。
【0016】次いで、濾過したケーキを冷エーテルで洗
い、室温で乾燥させてラノリンと尿素の複合体を得る。
この複合体のラノリンの部分は、主にラノリン中の高融
点ワックスであり、直鎖脂肪族のエステルである。ま
た、濾液は液状ラノリンを含有する。
【0017】なお、無水ラノリンの代りに硬質ラノリン
を用いれば、冷エーテル洗浄を行わなくてもラノリンと
尿素の複合体のみを得ることが可能である。また、上記
のようにエーテルで複合体と液状ラノリンを分離せず
に、これらの混合物をそのまま用いることも可能であ
る。さらに、予め得たラノリンと尿素の複合体を化粧料
に配合する代わりに、化粧料の製造工程中においてラノ
リンと尿素の複合体を形成させるようにしても良い。
【0018】(毛髪用化粧料の実施例)表1に示すよう
な実施例1〜5及び比較例1〜6の各処方成分を70℃
に加熱し、攪拌混合して室温まで冷却し、毛髪用化粧料
を得た。ラノリン・尿素複合体は前記調製法により得ら
れたものを用いた。また、比較例4の尿素は、イオン交
換水に溶解して配合した。
【0019】上記各実施例及び比較例の毛髪用化粧料の
作用効果につき、以下の試験を行った。10代後半の女
性(1名)の健康毛髪(直径70〜90μm)と、その
毛髪を市販脱色剤で1時間処理後、水洗、室温乾燥した
損傷毛髪に、上述した調製法で得た表1の実施例1〜5
と比較例1〜6の毛髪用化粧料を塗布し、50℃で一昼
夜放置した後、室温にて各毛髪の表面に付着している化
粧料をティッシュペーパーを用いて拭きとった。
【0020】その後、ラウリル硫酸ナトリウムの2%水
溶液で5分間各毛髪を洗浄し、次いでイオン交換水で5
分間洗浄後、室温にて乾燥させて試料毛髪とした。各試
料毛髪を25℃、湿度50%の条件下で一昼夜放置した
後、同条件下で、日本レオロジー機器株式会社製の毛髪
摩擦・摩耗試験機NRF−IS型を使用して、荷重10
g、プーリー回転数2rpm、測定時間6分で各試料毛
髪の動摩擦係数μkを測定した。さらに、各試料毛髪の
根本を固定して毛先に20gの荷重をつけ、摩耗用プー
リーを用いて回転数40rpmで各試料毛髪を摩耗し、
試料毛髪が破断するまでの時間を測定した。
【0021】
【表1】
【0022】動摩擦係数μk及び摩耗破断時間の評価デ
ータは、何れも10本の試料毛髪についての測定値の平
均値とした。また、実施例及び比較例を毛髪に塗布した
時の毛髪化粧料としての使用性(なめらかさ、ベタツ
キ)も評価した。評価結果を表2に示す。なお、表2に
おける各符号はそれぞれ以下の評価結果を示す。 評価 ◎:ベタツキがなく滑らか。 ○:若干ベタツキがある。 △:ベタツキがある。 ×:非常にベタツキがあり滑らかでない。
【0023】
【表2】
【0024】表2から明らかなように、ラノリン・尿素
複合体を1〜60重量%含有した実施例1〜5は、ラノ
リンのみを単独で含有した比較例1及び複合化しないラ
ノリンと尿素を含有した比較例4よりもいずれも動摩擦
係数μkが小さく、毛髪が滑らかであることが判る。ま
た、摩耗破断時間も長く、ブラッシング時の摩擦による
切れ毛が起こりにくくなっていることが判る。さらに、
塗布時の使用性(ベタツキ)にも優れていることが判
る。
【0025】また、比較例2のようにラノリン・尿素複
合体の含有量が0.5重量%程度では、動摩擦係数μk
の低下効果及び摩耗破断時間の増大効果が充分でない。
一方、比較例3のようにラノリン・尿素複合体の含有量
が70重量%では、動摩擦係数μkの低下効果及び摩耗
破断時間の増大効果は充分あるものの、毛髪用化粧料と
しての塗布時の使用性(ベタツキ)が劣り、好ましくな
い。
【0026】さらに、比較例5及び6は、一般の化粧品
原料である高級アルコール又は高級脂肪酸エステルと尿
素との複合体を含有した毛髪化粧料であるが、これらよ
りも本発明の実施例1〜5の方が動摩擦係数μkの低下
効果及び摩耗破断時間の増大効果が優れていることが判
る。
【0027】
【表3】
【0028】(皮膚用化粧料の実施例)表3に示すよう
な実施例6及び比較例7、8の各処方成分を70℃に加
熱し、攪拌混合して室温まで冷却し、皮膚用化粧料を得
た。なお、実施例6のラノリン・尿素複合体は前記調整
法により得られたものを用いた。また、比較例7の尿素
はイオン交換水に溶解して配合した。
【0029】上記実施例及び各比較例の皮膚用化粧料の
作用効果につき、以下の試験を行った。パネルとして2
0〜30代の女性16名を用い、この内8名は左手に実
施例6を、右手には比較例7を、別の8名は右手に実施
例6を、左手に比較例7を冬季1ケ月間、1日1回以上
連続使用し、手の甲及び、指と指先(爪の周囲)の皮膚
の状態(肌荒れ)の改善効果を比較した。その評価結果
を表4に示す。
【0030】
【表4】
【0031】表4から、ラノリン・尿素複合体を含有し
た実施例6の皮膚用化粧料は、ラノリンと尿素を複合化
しないで含有した比較例7よりも手の甲及び、指と指先
(爪の周囲)の皮膚の状態の改善効果が大きく、ラノリ
ンと尿素を複合化することによる効果が顕著であること
が判る。また、比較例8は、一般の化粧料原料である高
級アルコールと尿素との複合体を含有した皮膚用化粧料
であるが、実施例6と比較例8を前記と同一の方法で試
験した結果は、表4に示すように実施例6の方が優れて
いることが判る。
【0032】(唇用化粧料の実施例)表5に示すような
実施例7及び比較例9、10の各処方成分を80℃に加
熱し、攪拌混合した後、金型に流し込んで急冷してステ
ィック状とし、唇用化粧料を得た。なお、表5中のラノ
リン・尿素複合体は前記調整法により得られたものを用
いた。また、比較例9の尿素はイオン交換水に溶解して
配合した。
【0033】
【表5】
【0034】上記実施例及び各比較例の唇用化粧料の作
用効果につき、以下の試験を行った。パネルとして20
〜30代の女性を用い、実施例7と比較例9、10につ
いてそれぞれ16名ずつのパネルで冬季1ケ月間、1日
1回以上連続使用し、唇の荒れの改善効果を比較した。
評価結果を表6に示す。
【0035】
【表6】
【0036】表6から、ラノリン・尿素複合体を含有し
た実施例7の唇用化粧料は、ラノリンと尿素を複合体化
しないで含有した比較例9よりも唇の荒れの改善効果が
大きいことが判る。また、比較例10は、一般の化粧料
原料である高級脂肪酸エステルと尿素との複合体を含有
した唇用化粧料であるが、これよりも実施例7の方が優
れていることが判る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の毛髪及び
皮膚用化粧料は、毛髪の摩耗破断強度を改善し、ブラッ
シング時の摩擦による切れ毛を起こりにくくし、また肌
荒れ、手荒れ、唇の荒れなど、荒れた皮膚を改善すると
共に、健康な毛髪と皮膚を保護する効果を有する化粧料
である。
フロントページの続き (72)発明者 中村 哲治 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラノリンと尿素の複合体を1〜60重量
    %含有することを特徴とする毛髪及び皮膚用化粧料。
JP21492393A 1993-08-06 1993-08-06 毛髪及び皮膚用化粧料 Withdrawn JPH0748221A (ja)

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JP21492393A JPH0748221A (ja) 1993-08-06 1993-08-06 毛髪及び皮膚用化粧料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5987743A (en) * 1996-04-25 1999-11-23 Nec Corporation Automatic wiring device and its wiring method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5987743A (en) * 1996-04-25 1999-11-23 Nec Corporation Automatic wiring device and its wiring method

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Effective date: 20001031