JPH0748249Y2 - 義歯洗浄器 - Google Patents

義歯洗浄器

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JPH0748249Y2
JPH0748249Y2 JP8112689U JP8112689U JPH0748249Y2 JP H0748249 Y2 JPH0748249 Y2 JP H0748249Y2 JP 8112689 U JP8112689 U JP 8112689U JP 8112689 U JP8112689 U JP 8112689U JP H0748249 Y2 JPH0748249 Y2 JP H0748249Y2
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嘉三 藤本
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、口腔歯科衛生分野で使用される、義歯を衛生
的に洗浄し、洗浄後の容器内も衛生的に保つ事が出来る
容器に関するものである。
[従来の技術] 従来、義歯を使用している人の一般的な義歯洗浄操作
は、毎食後もしくは就寝前か起床後毎に、歯ブラシと歯
磨き剤によるブラシ洗浄を行うかあるいは起泡剤含有の
洗浄剤を使用して、コップや専用容器中に水を加え溶解
させた洗浄剤水溶液中に、義歯を浸漬して洗浄させてい
る。その義歯表面には、咀嚼した食物滓と、唾液中の多
種多様な口腔内常在菌類とが、粘調した状態で付着して
いるので、義歯洗浄剤の多くの組成は界面活性剤、酸化
剤、起泡剤、各種酵素を加えたもので除菌や洗浄をする
もので、洗浄剤水溶液中の起泡水流や、超音波振動子の
機械的振動を使って、洗浄している。義歯の洗浄具や洗
浄容器に付いての実用新案は数多く成されている。実開
60-184518、60-192812、61-127712、61-168806や、本出
願人による特許出願を行った、特願平1-25284等が有り
その多くは容器中の被洗浄義歯に対して、専用の洗浄剤
や気泡剤を必要として、その気泡水流が義歯表面を効果
的に流動洗浄出来るように、固形洗浄剤と義歯との配置
を工夫したものである。前記考案技術に於いて、水に易
溶性の洗浄剤を完全に溶解させて義歯を浸漬洗浄させる
目的の構成であり、洗浄後の使用済溶液は全て廃棄され
て洗浄容器内は湿潤したまま放置され、静菌作用を及ぼ
す洗浄剤は残らない為に不潔に成り易い。さらに義歯表
面に固着する歯垢や歯石、歯と歯の間にはさまる食物屑
や滓を、浸漬洗浄だけでは、完全に洗い落とせず、頻繁
にブラシ洗浄による確実な摩擦剥離を、必要としている
のが現状である。また超音波装置による義歯洗浄は、優
れた洗浄効果が得られるが、超音波は鋭い指向性の為、
洗浄水中で義歯に直接超音波が当たる表面は、洗浄出来
るが、義歯の裏側や複雑な形状の義歯表面にその高い洗
浄力を発揮する、鋭い指向性を義歯全周に及ぼす事は困
難で、洗浄面にムラが出来ることや、装置が高価である
等の欠点があった。また、義歯洗浄や衛生維持に必要と
する専用薬剤と、係わる手間は一般的に毎日、繰り返し
て実施されているものであるから、年間に必要とする経
費は大きく、義歯の場合は特に高齢者程使用者が多く、
生涯に渡る期間使用する為にその購入経費は大きな負担
となり、係わるめんどうな手間と共に削減する事は、切
実な問題であり改善を必要としていた。
[考案の解決しようとする課題] 本発明は上記の如き技術的、衛生的背景に鑑み創案され
たものであって、特別な義歯洗浄剤を使わず、義歯を洗
浄水中に浸漬したまま、容器を密閉しその容器を振盪や
擺動させる事により、義歯表面に固着する歯垢や歯と歯
の間にはさまる食物屑や滓を、ブラシ毛体との衝突や摩
擦による剥離を行い義歯表面上に残る口腔内常在菌や腐
敗の元になる微生物を、金属陽イオン水の中で洗い落と
し、口腔内に再装着する義歯の衛生と清浄度を高め、且
つ不潔に成りやすい使用後の洗浄容器内環境を金属陽イ
オン水で満たし、微生物の増殖を抑制する静菌作用を持
続させ、再使用されるまでの間、衛生維持を図ることが
出来る。特別な洗浄剤や、わずらわしい操作手順も無
く、繰り返し使用できるもので、且つ低廉な維持費用
で、義歯洗浄が衛生的に行う事が出来る簡便な義歯洗浄
器を提供することを課題とする。
[問題を解決する為の手段] 被洗浄義歯を、絶縁体材料で作られた容器に入れ、その
容器内壁周囲に、底面より分離する金属製陰極体と、容
器の内壁底面と容器開口部を閉塞する絶縁体材料で作ら
れた上蓋の裏面に、金属製陽極体を嵌合保持させ、その
陽陰極体上に、洗浄用のブラシ毛体を多数植毛させる。
その容器内に水を満たす事により両金属製極体は浸漬水
没する。水を介して公知作用の異種金属間でのイオン化
傾向の差によってイオン化傾向電位が生じる。容器中の
水を通して陰極板から電子が陽極へ流出し、陽極金属表
面からは陽イオンが溶出拡散して陰極体に向かう金属陽
イオン流を生成する。この効果は化学電池であり、メッ
キ作用でもある。特別な外部エネルギー無しで、両極間
のイオン化傾向差が無くなるまで作用する。さらに外部
エネルギーを使用した手段では、金属製陽陰極体間に直
流電圧を印加し、銀極体が直流の陽極に、容器内壁面上
のアルミニウム板は直流の陰極に構成すると、水中での
イオン化傾向電位を増大させ陽イオンの溶出拡散を増加
させる事が出来る。
[作用] したがって本考案によればこの水を介した、両極間が水
没した状態で生成されている金属陽イオン水の中に被洗
浄義歯を浸漬保管すると、液中に溶出拡散している金属
陽イオン流に会合する。金属陽イオンの作用は、微生物
である細菌やカビへの増殖抑制する静菌効果を持ち、銅
イオン、銀イオン、鉄イオン、カルシウムイオン、ナト
リウムイオン、等が公知として、靴下、オムツ、フト
ン、食品包装フィルム等に、編込みあるいは混入させ利
用されている。その金属イオン種として当該容器の極体
材料は、人体に無害な銀とアルミニウムを用いてイオン
化傾向差による、水中への銀陽イオンの溶出拡散を生じ
させ、義歯の表面上周囲の口腔内常在菌や食物滓の微生
物による腐敗や増殖汚染を抑制させる。歯垢や歯のすき
間に、はさまる食物屑や滓を金属製陽陰極体上の、植毛
したブラシ毛体との衝突や摩擦による、剥離作用を、金
属陽イオン水中で、容器を密閉した状態で、振盪や擺動
させる事により、確実な洗浄を行う事が出来る。
[実施例] 実施態様の図に従って説明する。図中の1は絶縁体材料
で作られた容器で実施例では、ポリエチレン樹脂製の本
体容器と同材料製の上蓋2であり、その容器内壁面に嵌
合保持させた、底面より分離するアルミニウム板による
陰極体5である。アルミニウム板に、ブラシ毛体を植毛
後環状に構成したものである。3は絶縁体材料であるポ
リエステル製の陽極用の球面状基板で、その球面状表面
に銀箔8を接着後ブラシ毛体4を多数植毛したものであ
る。その銀陽極体13を、容器内底面に、一体形成された
嵌合用突起6の内径部に嵌合固定する。A−A切断線
は、第1図の切断面方向を示す。第2図はA−A断面図
で洗浄器内に収容する被洗浄義歯10の想像線と水を陰極
体を完全に水没させる水位に充填した水位想像線9を示
し、上蓋2の裏側に嵌合保持された、銀陽極体13でその
表面に植毛されたブラシ毛体4は、容器内に収容された
被洗浄義歯10の上面側に対向する様に構成される。また
容器内底面側の銀陽極体13上のブラシ毛体4は、被洗浄
義歯の下面側に接触対向する。実施例のブラシ毛体4
は、ナイロン糸製を多数植毛する。第3図は、容器開口
部を閉塞する上蓋の平面図である。11は容器1と嵌合密
閉する溝を示す。上蓋表面上に一体成形される、銀陽極
体13保持用の嵌合突起6により、6の内径部に嵌合固定
される。B−B切断線は第3図の切断面方向を示す。第
4図は上蓋のB−B断面図を示す。この上蓋2と球面状
銀陽極体13の裏側空間部に、芳香剤や呈味料、ハーブ植
物体、抗菌剤等の固形物を保持させて、洗浄義歯に味や
香りを付け爽快感を付与させる事も出来る。第5図は、
金属陽極体13の平面図で、絶縁体材料であるポリエステ
ル製3で球面状に成形され、その表面上に、銀箔8を接
着しブラシ毛体4を多数植毛したものであり、その球面
状の表面と裏側を貫通する複数の小孔12を穿設する。複
数の小孔は、空間部の水抜きと芳香剤や呈味料、ハーブ
植物体、抗菌剤等の充填物の、溶出拡散用である。C−
C切断線は断面方向を示す。第6図は金属製陽極体13の
断面図を示し、ポリエステル基板3上の銀箔8と、ブラ
シ毛体4の植毛構成を示す。極板の基板樹脂材料は、銀
箔等の熱溶着可能なものであれば、他の材料でも適す
る。第7図は、金属製陰極体5としてアルミニウム板に
ブラシ毛体4を複数縦列の植毛用畝7に、植毛し環状に
構成した時、そのブラシ毛体4が洗浄容器中心に毛先が
向く様に配設したものである。そのアルミニウム陰極体
5を、容器1の内側に嵌合挿置する事を示す。この実施
例には陽陰極材の組み合わせを、アルミニウムと銀を使
用したが、アルミニウムと金、アルミニウムと銅とのイ
オン化傾向差を利用したものも適する。直流電源を用い
る場合は上記の組み合わせの他に沃化銀と銀でも適す
る。
[考案の効果] 義歯洗浄器の容器内に、銀陽極体とアルミニウム陰極体
を配置し、その陽陰極体上にブラシ毛体を多数植毛し水
を充填する事により、水中での異種金属間の、イオン化
傾向差による電位差が生じ、水中へ銀陽極面から銀陽イ
オンが溶出拡散しアルミニウム陰極面へ向かう、イオン
流が生成する。この銀陽イオン水の中に、被洗浄義歯を
浸漬し、上蓋を被せ密閉したまま、容器を振盪や擺動さ
せる事により、義歯に付着する口腔内常在菌や食物屑や
滓を腐敗させる微生物を、銀陽イオン水で洗浄し、増殖
や腐敗を抑制しながら、義歯と陽陰極体上のブラシ毛体
との衝突や摩擦を、繰り返し受け強固に固着する汚れ
も、確実に剥離洗浄出来る。さらに、腐敗菌等による不
潔に成り易い義歯洗浄後の、洗浄容器内を軽く水洗した
後、新鮮な水を充填して上蓋により密閉し放置すれば、
洗浄容器内は、銀陽イオン水による静菌作用により、衛
生的に次回の再使用時までの間、微生物の増殖汚染を防
ぐ事が出来る。特別な義歯洗浄剤を使わず構成要素が単
純である為、わずかな費用と簡便な操作で、義歯洗浄が
出来る便利で合理的な義歯洗浄器として使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、義歯洗浄器の平面図。第2図は第1図の義歯
洗浄器に上蓋を被せたA−A断面図。第3図は、上蓋平
面図、第4図は上蓋のB−B断面図。第5図は金属製陽
極体の平面図。第6図はC−C断面図。第7図は金属製
陰極体と洗浄容器の組み立て構成斜視図。 1……洗浄容器、2……上蓋、3……絶縁体材料の陽極
用球面状基板 4……ブラシ毛体、5……ブラシ毛体を植毛保持する金
属製陰極体 8……絶縁体材料に接着した陽極用銀箔 9……水位想像線、10……義歯想像線 12……小孔、13……ブラシ毛体を植毛保持する金属製陽
極体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁体材料で作られた上方に開口する容器
    の中に、異なる2つの金属からなる電極体を被洗浄義歯
    とともに水没可能に配設した事を特徴とする義歯洗浄
    器。
  2. 【請求項2】容器の内底面とその開口部を閉塞する絶縁
    体材料で作られた上蓋の裏側に、ブラシ毛体を多数植毛
    保持した金属製陽極体を嵌着し、その容器内壁周囲に、
    ブラシ毛体を多数植毛保持した金属製陽極体を周設させ
    た事を特徴とする請求項第一項記載の義歯洗浄器。
  3. 【請求項3】容器の内壁面とその開口部を閉塞する上蓋
    の裏面にブラシ毛体の先端を容器内側に向けて多数植毛
    保持させた事を特徴とする請求項第二項記載の義歯洗浄
    器。
JP8112689U 1989-07-10 1989-07-10 義歯洗浄器 Expired - Lifetime JPH0748249Y2 (ja)

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JPH0321309U JPH0321309U (ja) 1991-03-04
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